JP2006298583A - 印刷機の給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙粉除去ブラシを容易に配置でき、且つ、紙送り不良が生じることなく紙粉を確実に除去しうる給紙装置を提供する。
【解決手段】 積層された枚葉紙Pを1枚ずつ上下に挟んで回転することにより前方に送り出す送り出しローラ3を備えた印刷機の給紙装置において、送り出しローラ3の下流側には、送り出しローラ3によって挟まれて前方に送り出されている途中の枚葉紙Pに当接する紙粉除去ブラシ16が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は積層された枚葉紙を印刷部に供給する印刷機の給紙装置に関する。
例えば、オフセット枚葉印刷機等の枚葉印刷機における給紙装置は、積層された枚葉紙を一枚ずつ上下に挟んで回転することにより枚葉紙を前方に送り出す送り出しローラと、送り出しローラで送り出された枚葉紙を載せて前方に搬送するフィーダボードとを備えている。
ところで、枚葉紙の表面には紙粉が付着していることがあるが、紙粉が付着したまま枚葉紙が印刷部に供給されると印刷不良が起きる。
この印刷不良を防止するため、圧胴に当接するように紙粉除去ブラシを設けたものがある(下記特許文献1参照)。これは、印刷直前に紙粉除去ブラシによって紙粉を除去しようとするものである。
しかし、圧胴周辺には十分なスペースが無いことが多く、紙粉除去ブラシを配置するのが困難である。そこで、スペースが比較的存在している給紙装置に紙粉除去ブラシを設けることが考えられる。
しかしながら、例えば、送り出しローラから前方に大きく離れた位置に紙粉除去ブラシを設けた場合、フィーダボード上を走行する枚葉紙の前端部が紙粉除去ブラシに当接した時に、その前端部が紙粉除去ブラシを通過せずにその位置で止まる現象が生じるおそれがある。この問題は、枚葉紙が薄い場合に腰が弱いため特に生じやすく、枚葉紙が紙粉除去ブラシに当たって停止して給紙不良が生じることとなる。
特開平10−226046号公報
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされ、紙粉除去ブラシを容易に配置でき、且つ、紙送り不良が生じることなく紙粉を確実に除去しうる給紙装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、積層された枚葉紙を1枚ずつ上下に挟んで回転することにより前方に送り出す送り出しローラを備えた印刷機の給紙装置において、送り出しローラの下流側には、送り出しローラによって挟まれて前方に送り出されている途中の枚葉紙に当接する紙粉除去ブラシが設けられていることを特徴とする。
このような構成の給紙装置にあっては、枚葉紙は、送り出しローラによって上下に挟まれた状態で、送り出しローラの回転により強制的に前方へ送り出され、送り出されている途中で紙粉除去ブラシに当接する。従って、枚葉紙の前端部は紙粉除去ブラシを通過して下流側に送り出される。
また、紙粉除去ブラシは、送り出しローラの直後に設けられていることが好ましい。紙粉除去ブラシを設ける位置が送り出しローラに近くなると、離れている場合に比して、送り出しローラと紙粉除去ブラシとの間の区間で枚葉紙の腰は強くなるので、薄紙の場合でも、その前端部が確実に紙粉除去ブラシを通過する。従って、紙送り不良を効果的に防止することができる。
更に、送り出しローラで送り出された枚葉紙を載せて前方に搬送するフィーダボードを備え、紙粉除去ブラシは、送り出しローラとフィーダボードとの間の位置に配置されていることが好ましい。紙粉除去ブラシを送り出しローラとフィーダボードとの間の位置に配置すると、紙粉除去ブラシの先端部は、フィーダボードと擦れないので摩耗しにくい。従って、紙粉除去ブラシが摩耗することによって紙粉除去効果が低下するのを抑制することができる。
また更に、紙粉除去ブラシで掻き取った紙粉を吸引する吸引ノズルを備えることが好ましい。紙粉除去ブラシで掻き取った紙粉を吸引ノズルで吸引することにより、給紙装置内に紙粉が溜まったり、また溜まった紙粉が飛散して再び枚葉紙に付着したりすることが防止され、しかも給紙装置を頻繁に掃除する手間も省ける。
また、紙粉除去ブラシは枚葉紙に上方から当接し、吸引ノズルは紙粉を上方に吸引することが好ましい。フィーダボードや送り出しローラの上方には比較的広いスペースが有り、紙粉除去ブラシや吸引ノズルを枚葉紙の上方に設置することにより、修理や掃除等のメンテナンス時の作業性が良くなる。また、吸引ノズルで紙粉を上方に吸引することにより、紙粉除去ブラシによって上方側で掻き取られた紙粉を効率良く吸引することができる。
更に、吸引ノズルと紙粉除去ブラシは前後に隣り合って設けられていることが好ましい。吸引ノズルと紙粉除去ブラシとを前後に隣り合って設けることにより、掻き取った紙粉を即座に吸引することができる。従って、掻き取られた紙粉が周りに飛び散ったりするのを防止することができる。
また更に、吸引ノズルの前後両側に紙粉除去ブラシが各々設けられていることが好ましい。前側の紙粉除去ブラシで掻き取れずに枚葉紙の表面に付着したままの紙粉を、後側の紙粉除去ブラシで掻き取ることができるので、より確実に紙粉を除去することができる。また、前後の紙粉除去ブラシの間の空間に紙粉を止めてそれを吸引するので、紙粉の飛散を効果的に防止できる。
このように、本発明にかかる印刷機の給紙装置にあっては、送り出しローラによって挟まれて前方に送り出されている途中の枚葉紙に当接する紙粉除去ブラシが設けられているので、枚葉紙の前端部が確実に紙粉除去ブラシを通過し、従って、紙粉除去ブラシの位置で枚葉紙が停止することなく確実に紙送りできて紙粉を確実に除去しうる。また、紙粉除去ブラシを圧胴周辺に配置する場合と比して、その配置が容易となり、紙粉を確実に除去できる位置に紙粉除去ブラシを配置して紙粉を除去することができる。
以下、本発明に係る印刷機の給紙装置の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示す印刷機の給紙装置において、枚葉紙Pが積層されている図示しない昇降テーブルの上方には、サクションフット2が設けられている。サクションフット2は、昇降テーブルに積層された枚葉紙Pを一枚ずつ吸着して所定位置まで持ち上げるものであり、枚葉紙Pを吸着する吸着位置2aと、吸着した枚葉紙Pを所定位置まで持ち上げる持ち上げ位置2bとを移動可能に構成されている。尚、本実施形態において、サクションフット2は、枚葉紙Pの前側領域を吸着する構成であるが、枚葉紙Pの後ろ側領域を吸着して前方に押し出す構成であってもよい。
サクションフット2の持ち上げ位置2bの下流側には、枚葉紙Pを一枚ずつ上下に挟んで回転することにより前方に送り出す送り出しローラ3が設けられている。本実施形態においては、送り出しローラ3が枚葉紙Pの搬送方向(紙送り方向)に間隔をおいて前後一対配置されている。前後両送り出しローラ3は同様の構成であって、上下一対のローラからなり、両ローラ間に枚葉紙Pを挟み込んで前方に送る構成である。具体的には、そのうちの一方が駆動ローラ3aで他方が回転ローラ3bである。本実施形態においては、図示しない駆動系から供給される駆動力によって矢印3cの方向に回転する駆動ローラ3aが下側に、コロとしての回転ローラ3bが上側にそれぞれ配備されている。
そして、前後両送り出しローラ3の間には、枚葉紙Pを下方から支持するための案内板4が配置されている。この案内板4は、後ろ側の送り出しローラ3から送り出された枚葉紙Pが案内板4の上方側の面に沿って送り出されるように配置されている。案内板4は、薄板であり、前後両送り出しローラ3の間の前後の隙間をほぼ全域に亘って塞ぐように設けられている。この案内板4により、後ろ側の送り出しローラ3によって前方に送り出された枚葉紙Pの前端部が前側の送り出しローラ3に確実に送られる。
前側の送り出しローラ3の下流側には、前側の送り出しローラ3で送り出された枚葉紙Pを載せて前方に搬送するフィーダボード5が配置されている。フィーダボード5は、枚葉紙Pを載せて前方に搬送する無端状のボードテープ5aを幅方向に間隔をおいて複数備える。フィーダボード5の上方には、枚葉紙Pが浮き上がらないようにするためのコロ6が設けられている。
前側の送り出しローラ3とフィーダボード5との間には、枚葉紙Pを下方から支持するための案内体として案内板10が設けられている。案内板10は、薄板であり、前側の送り出しローラ3とフィーダボード5との間の前後の隙間をほぼ全域に亘って塞ぐように設けられている。前側の送り出しローラ3とフィーダボード5との間に案内板10を設けることにより、前側の送り出しローラ3によって前方に送り出された枚葉紙Pの前端部が、フィーダボード5上に確実に送られる。案内板10は、図2に示すように、その長手方向が紙送り方向に略直交するように設けられ、その両端が印刷機の左右両フレーム7に取り付けられる。この案内板10の上面は、平坦面であってフィーダボード5の上面と略面一であるが、案内板10の後端部は、下方に向けて傾斜した傾斜面10aとなっており、この傾斜面10aにより、枚葉紙Pの前端部が確実に案内板10へと移っていく。尚、本実施形態では、案内板10は薄板であるが、これに限られるものではなく、例えば、ブロック体であってもよく、その場合においても、その上面と平坦面として後端部には下方に向けて傾斜した傾斜面を形成することが好ましい。
また、フィーダボード5の上方であってコロ6の上流側には、断面略円形状の固定シャフト8が配置されており、図2に示すように、印刷機の左右両側のフレーム7に固定シャフト8の左右両端部がそれぞれ接続固定されている。固定シャフト8の左右両端部には、それぞれ略立方体形状の固定ブロック9が、その左右両側面の中央部を固定シャフト8が貫通するようにして取り付けられている。固定ブロック9は、その上面がフィーダボード5の上面と略平行となるように取り付けられている。
固定ブロック9の上流側には、吸引ダクト11が配置されている。吸引ダクト11は、断面略長方形状の薄肉中空のボックス形状であって、図2に示すように、両固定ブロック9を橋渡しするように紙送り方向と直交する方向に伸びている。そして、吸引ダクト11の下面の左右両端部には、円筒状のホース14がそれぞれ接続されており、このホース14を介して図示しない吸引ポンプと接続される。吸引ダクト11は、その前面が固定ブロック9の後面に隣接し、その上面が固定ブロック9の上面と略面一になるように配置される。そして、薄板である取付板12の後側部分を吸引ダクト11の上面に溶接して取り付け、取付板12の前側部分を固定ブロック9の上面に、例えばハンドノブ等の締結部材13を用いて上方から取付固定することにより、吸引ダクト11は固定ブロック9に着脱自在に取り付けられている。
また、吸引ダクト11は、その下面の前後方向の中央部に、下向きに突出した吸引ノズル11aを備えている。吸引ノズル11aは、吸引ダクト11の長手方向の中央部に枚葉紙Pの幅W1とほぼ等しくなるように設けられる。吸引ノズル11aは、その長手方向の全域に亘って、吸引ダクト11の内部と連通し、その先端にはスリット状の開口部を有する。吸引ノズル11aは、吸引ダクト11から枚葉紙Pに対して略直交するように突出し、その先端の開口部は枚葉紙Pから所定距離離れた位置に配置される。従って、吸引ポンプによる吸引力は、ホース14と吸引ダクト11を介して吸引ノズル11aへと導かれる。
吸引ノズル11aの前後両側には、吸引ノズル11aの前後両面にそれぞれ隣接するようにして紙粉除去ブラシ16が配置されている。この紙粉除去ブラシ16は、枚葉紙Pに当接して紙粉を掻き取るものであり、図2のように枚葉紙Pの幅方向に伸びて枚葉紙Pの幅W1よりも長い長さを有している。従って、紙粉除去ブラシ16は枚葉紙Pの全幅に亘って当接して紙粉を掻き取ることができる。尚、図2に示す枚葉紙Pの幅W1は、使用する枚葉紙Pのうち最も幅広のものの幅である。前後の紙粉除去ブラシ16は、同様の構成であって、その基端部(上端部)が長手方向全域に亘って断面略逆U字形状の狭持部材16aによって前後に狭持されている。狭持部材16aには、例えば、アルミニウム等の薄板の金属板が用いられ、狭持部材16aを押しつぶすことにより紙粉除去ブラシ16を狭持する。紙粉除去ブラシ16は、図3に示すように断面視略m字状のブロック15を介して吸引ダクト11に固定されている。このブロック15は、下方に開口して下側から狭持部材16aが挿入されるブラシ取付用開口部15aを前後一対備えており、各ブラシ取付用開口部15aにそれぞれ狭持部材16aが挿入され固定される。このブロック15は、吸引ダクト11の下面の左右両端部に固定されていて、左右両側のホース14と吸引ノズル11aとの間に位置し、下方に伸びる3つの脚部15b,15cのうち中央の脚部15cの前後方向の位置が吸引ノズル11aと略同じになるように取り付けられる。そして、各ブロック15の前後から横ネジ17を前後の脚部15bに螺入することによって、前後の狭持部材16aを中央の脚部15cに押しつけて固定する。
こうして吸引ノズル11aの前後両側に隣り合うように取り付けられた前後の紙粉除去ブラシ16は、図1に示すように前側の送り出しローラ3の直後に、また案内板10の上方に配置されることとなる。また、前後の紙粉除去ブラシ16は、その先端部が案内板10の上面に当接し、更には、その先端部が曲がる程度に案内板10の上面に当接する。よって、前後の紙粉除去ブラシ16の先端部は、送り出しローラ3によって案内板10の上面に沿って送り出された枚葉紙Pの表面に押し当てられて紙粉を掻き取る。
次に、以上のような構成の給紙装置による給紙動作について説明する。
図示しない昇降テーブルに積層されている枚葉紙Pは、サクションフット2によって一枚ずつ吸着されて持ち上げ位置2bまで持ち上げられる。持ち上げられた枚葉紙Pは、後ろ側の送り出しローラ3を構成する駆動ローラ3aと回転ローラ3bとの間に上下に挟み込まれて、駆動ローラ3aの回転により前方に送り出される。後ろ側の送り出しローラ3によって送り出された枚葉紙Pは、案内板4の上面に沿って送り出され、後ろ側の送り出しローラ3と同様に、前側の送り出しローラ3により更に前方に送り出される。
前側の送り出しローラ3により送り出された枚葉紙Pは、その前端部が案内板10の上面に沿って送り出され、案内板10の上面に当接している後ろ側の紙粉除去ブラシ16に当接する。枚葉紙Pは前側の送り出しローラ3に挟み込まれて駆動ローラ3aの回転により強制的に前方に送り出されているので、枚葉紙Pの前端部は後ろ側の紙粉除去ブラシ16と案内板10との間を通過して前方に送り出される。続けて、枚葉紙Pの前端部は、案内板10の上面に当接している前側の紙粉除去ブラシ16に当接するが、枚葉紙Pが前側の送り出しローラ3に挟み込まれて駆動ローラ3aの回転により強制的に前方に送り出されているので、前側の紙粉除去ブラシ16を通過して更に前方に送り出される。このように、枚葉紙Pは送り出しローラ3により前方に強制的に送り出されている途中において紙粉除去ブラシ16に当接し、紙粉除去ブラシ16は枚葉紙Pに付着している紙粉を枚葉紙Pの紙尻が紙粉除去ブラシ16を通過するまで掻き取っていく。そして、掻き取られた紙粉は、即座に吸引ノズル11aの先端の開口部から上方に吸引され除去される。紙尻が前側の紙粉除去ブラシ16を通過した枚葉紙Pは、紙粉が除去された状態でフィーダボード5に載せられ下流側に搬送される。
このような構成の給紙装置にあっては、枚葉紙Pは前後両側の送り出しローラ3に上下に挟み込まれて強制的に前方に送り出され、その送り出しの最中で枚葉紙Pの前端部が紙粉除去ブラシ16に当接するので、その前端部は前後の紙粉除去ブラシ16で停止することなく紙粉除去ブラシ16を通過して前方に送り出される。従って、紙送り不良が生じることなく紙粉を除去できる。また、紙粉除去ブラシ16を給紙装置に設け、しかも上方から枚葉紙Pに当接させる構成としているので、圧胴周辺に配置する場合と比してその配置が容易となり、紙粉を確実に除去できる位置に紙粉除去ブラシ16を配置して紙粉を除去することができる。
また、前後の紙粉除去ブラシ16は、前側の送り出しローラ3の直後に設けられているので、前側の送り出しローラ3と前後の紙粉除去ブラシ16との間の区間が短く、従って、腰の弱い薄紙の場合でも、枚葉紙Pの前端部は紙粉除去ブラシ16を通過する。従って、紙送り不良を効果的に防止することができる。
更に、枚葉紙Pの前端部が前後の紙粉除去ブラシ16を通過してから、枚葉紙Pの紙尻が後ろ側の紙粉除去ブラシ16を通過するまでの間は、前後の紙粉除去ブラシ16が枚葉紙Pの表面に当接している。そして、紙粉除去ブラシ16は枚葉紙Pの幅方向全域に亘って当接するので、紙粉除去ブラシ16は枚葉紙Pの表面全体の紙粉を確実に掻き取ることができる。
また、紙粉除去ブラシ16の先端部は、案内板10によって下方から支持されている枚葉紙Pの表面に上方から押し当てられて当接するので、紙粉除去ブラシ16と案内板10とで枚葉紙Pを挟みながら、確実に紙粉を掻き取ることができる。
更に、紙粉除去ブラシ16は、前側の送り出しローラ3とフィーダボード5との間に配置されてボードテープ5aと擦れないので、紙粉除去ブラシ16の先端部は摩耗しにくい。従って、紙粉除去ブラシ16が摩耗することによって紙粉除去効果が低下するのを抑制することができて、長期に渡って紙粉除去効果が維持される。
また更に、紙粉除去ブラシ16は前後に間隔をおいて一対設けられているので、仮に前側の紙粉除去ブラシ16で掻き取れずに枚葉紙Pの表面に紙粉が付着したまま残ったとしても、後側の紙粉除去ブラシ16で掻き取ることができ、より確実に紙粉を除去することができる。
また、紙粉除去ブラシ16で掻き取った紙粉を吸引する吸引ノズル11aを備えているので、給紙装置内に紙粉が溜まったり、また溜まった紙粉が飛散して再び枚葉紙Pに付着したりすることが防止され、しかも給紙装置を頻繁に掃除する手間も省ける。
更に、吸引ノズル11aは紙粉除去ブラシ16と同様に枚葉紙Pの上方に配置されて紙粉を上方に吸引するので、紙粉除去ブラシ16によって枚葉紙Pの上方側で掻き取られた紙粉をそのまま上方に吸引でき、効率良く紙粉を吸引することができる。
また更に、吸引ノズル11aは紙粉除去ブラシ16に隣り合って設けられているので、紙粉除去ブラシ16によって掻き取った紙粉を即座に吸引することができる。従って、掻き取られた紙粉が周りに飛び散ったりするのを防止することができる。また、前後の紙粉除去ブラシ16の間の空間に紙粉を止めてそれを前後の紙粉除去ブラシ16間に設置する吸引ノズル11aで吸引するので、紙粉の飛散を効果的に防止できる。
また、前後の紙粉除去ブラシ16は吸引ダクト11にブロック15を介して取り付けられ、吸引ダクト11は取付板12を介して固定ブロック9に締結部材13によって着脱可能に取付固定されているので、締結部材13を締めつけたり、緩めたりすることによって、吸引ノズル11aと紙粉除去ブラシ16とを一体的に上方から取り付けたり取り外したりすることが容易にでき、紙粉除去ブラシ16の交換や修理や掃除等のメンテナンスの作業性が良い。
尚、本実施形態では、送り出しローラ3が紙送り方向に前後に一対配置されている場合について説明したが、これに限られず、送り出しローラ3を一つだけ配置した場合であってもよいし、また三つ以上の複数の送り出しローラ3を前後方向に並べて配置した場合であってもよい。
また、本実施形態では、送り出しローラ3が、駆動ローラ3aを下側に、回転ローラ3bを上側にそれぞれ配備している場合について説明したが、これに限られず、回転ローラ3bを下側に、駆動ローラ3aを上側にそれぞれ配備してもよい。
更に、本実施形態では、吸引ノズル11aを上方に配置したが、例えば、案内板10にその長手方向に沿って長孔を設けて、そこに下方から吸引ノズル11aを挿入して紙粉を下方に吸引してもよい。また、吸引ノズル11aを設けなくてもよく、例えば、案内板10の上面に長手方向に溝を設けてもよい。但し、紙粉を下方から吸引する場合や、案内板10に溝を設ける場合では、孔や溝に枚葉紙Pが引っ掛かるおそれがあるので、吸引ノズル11aを上方に配置して紙粉を上方に吸引除去することが好ましい。
また、本実施形態では、紙粉除去ブラシ16が吸引ノズル11aの前後両側にそれぞれ配置されている場合について説明したが、これに限られず、例えば、図4(A)に示すように、紙粉除去ブラシ16を吸引ノズル11aの前側にのみ配置してもよく、また、図4(B)に示すように、吸引ノズル11aの後ろ側にのみ紙粉除去ブラシ16を配置してもよい。但し、紙粉除去ブラシ16を吸引ノズル11aの前後両側にそれぞれ配置することにより、より確実に紙粉を除去することができるうえに、前後の紙粉除去ブラシ16の間の空間に紙粉を止めてそれを吸引ノズル11aで吸引できるので、紙粉の飛散を効果的に防止できる。
更に、本実施形態では、紙粉除去ブラシ16が、前側の送り出しローラ3とフィーダボード5との間、即ち、前側の送り出しローラ3の直後に設けられている場合について説明したが、これに限られず、紙粉除去ブラシ16を前側の送り出しローラ3から少し離して設けてもよい。例えば、枚葉紙Pの紙送り方向の中央部や紙尻が前側の送り出しローラ3に挟まれているときに、枚葉紙Pの前端部が紙粉除去ブラシ16に当接するように紙粉除去ブラシ16を配置してもよい。何れにしても、送り出しローラ3によって上下に挟まれて強制的に前方へ送り出されている途中の枚葉紙Pに当接するように紙粉除去ブラシ16を設けることにより、枚葉紙Pの前端部が確実に紙粉除去ブラシ16を通過するので、紙粉除去ブラシ16の位置で枚葉紙Pが停止することなく確実に紙送りできて紙粉を確実に除去できる。尚、使用する枚葉紙Pの長さが複数ある場合には、最も短い枚葉紙P(最小紙)を送り出しローラ3で送り出している途中に紙粉除去ブラシ16がその枚葉紙Pに当接するように紙粉除去ブラシ16の位置を設定する。
本発明の一実施形態に係る印刷機の給紙装置を示す側面図。 同装置を図1のA−A線の矢印方向で見た矢視図。 図2のB−B線断面拡大図。 (A)及び(B)は、本発明の他の実施形態に係る印刷機の給紙装置の要部側面図。
符号の説明
2…サクションフット、3…送り出しローラ、4…案内板、5…フィーダボード、6…コロ、7…フレーム、8…固定シャフト、9…固定ブロック、10…案内板、11…吸引ダクト、11a…吸引ノズル、12…取付板、13…締結部材、14…ホース、15…ブロック、16…紙粉除去ブラシ、17…横ネジ、P…枚葉紙

Claims (7)

  1. 積層された枚葉紙を1枚ずつ上下に挟んで回転することにより前方に送り出す送り出しローラを備えた印刷機の給紙装置において、送り出しローラの下流側には、送り出しローラによって挟まれて前方に送り出されている途中の枚葉紙に当接する紙粉除去ブラシが設けられていることを特徴とする印刷機の給紙装置。
  2. 紙粉除去ブラシは、送り出しローラの直後に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷機の給紙装置。
  3. 送り出しローラで送り出された枚葉紙を載せて前方に搬送するフィーダボードを備え、紙粉除去ブラシは、送り出しローラとフィーダボードとの間の位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷機の給紙装置。
  4. 紙粉除去ブラシで掻き取った紙粉を吸引する吸引ノズルを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の印刷機の給紙装置。
  5. 紙粉除去ブラシは枚葉紙に上方から当接し、吸引ノズルは紙粉を上方に吸引することを特徴とする請求項4に記載の印刷機の給紙装置。
  6. 吸引ノズルと紙粉除去ブラシは前後に隣り合って設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の印刷機の給紙装置。
  7. 吸引ノズルの前後両側に紙粉除去ブラシが各々設けられていることを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の印刷機の給紙装置。
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