JP2006296833A - 移動型検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多数の患者を撮影する場合、検査の途中で、X線画像を保存する保存媒体の保存容量が不足して、保存されている画像を消去しなければ撮影が続けられないという問題を解決するための移動型検査装置の提供。
【解決手段】 検査オーダー情報をもとに検査データ量を予測して、検査データを保存する容量が残っているか、判断する医療用の移動型検査装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、重傷等で病棟からX線検査室まで移動が困難な患者の病室における撮影や、手術室や救急処置室における患者の撮影に用いる、移動可能な移動型検査装置に係り、特に、X線像をリアルタイムでデジタル出力に変換できるX線検出器を用いた移動型検査装置に関わる。
図10に示すように左右一対づつの前輪と後輪で構成される車輪1022を備えた走行台車1023上の前部に支柱1024を旋回自在に立設するとともに、この支柱1024に沿って上下自在に伸縮アーム支持ユニット1025を取り付け、伸縮アーム支持ユニット1025から水平片持ち状に伸縮アーム1026を延出し、その先端に絞り1027を備えたX線管球1028を照射方向調整可能に取り付け、また、走行台車1023上の後部に制御部1002を搭載して、該制御部1002に接続されたX線検出器1001を構成している。該制御部1002は、操作部1005より入力した、X線撮影条件に基づいて、X線管球1028の設定を行い、X線検出器1001により得られたX線画像のゲイン補正、シェーディング補正、白補正等各種補正及び階調処理、強調処理などを行う。
最近、病院では、病院内の各部門間でHIS(Hospital Information System)と呼ばれる病院情報システムを構築し、また各部門でも例えば放射線部門では、RIS(Radiology Information System)といった部門の運用に合わせた情報システムを構築し、情報伝達のオンライン化を進めている。例えば、放射線技師が病棟の複数患者を撮影する場合は、HIS/RISの端末装置から、撮影する患者の検査オーダーリストを紙に出力して、その紙を参照にしながら病棟を回り、撮影を行っていく。撮影されたX線画像は、操作部1005のモニタに表示される。例えば、口からの栄養を摂取できない低栄養状態にある患者の静脈に挿入したカテーテルの先端を確認する場合は、該モニタに表示された画像で医師が処置判断することもある。
また、処理されたX線画像は該制御部1002に接続されたハードディスクなどの保存部に保存される。さらに、処理されたX線画像はバックアップのために、光磁気ディスク、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−RAM,DVD−R)、不揮発性のメモリカードになど携帯可能な保存媒体に同時に保存される。撮影がすべて終了し、撮影したX線画像をPACS (Picture Archiving and Communications System)やイメージャ等に出力する場合は、ネットワークケーブル1006を接続子1008に接続して転送する。
特開2003−334185号公報
しかしながら、多数の患者を撮影する場合、回診の途中で、X線画像を保存する保存媒体の保存容量が不足して、保存されている画像を消去しなければ撮影が続けられないという問題があった。
そこで、本発明の例示的な目的は、回診の前に保存媒体の保存容量が、検査オーダー情報をもとに検査データの保存可能な保存容量が残っているかを判断することを第一の目的とし、保存容量が残っていない場合は操作者に知らせることを第二の目的とし、残っていない場合は、検査データを保存するのに十分な保存容量を確保するために検査が終了した検査データを指定して消去することを第三の目的とし、検査データを保存するための携帯保存媒体の種類また/および数量、交換時期を表示することを第四の目的とする移動型検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、検査データを保存する保存手段と、検査オーダー情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した検査オーダー情報をもとに検査データ量を予測する予測手段を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、前記保存手段の検査データの保存可能な容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段で算出した保存可能な容量と前記予測手段で予測した検査データ量を比較する比較手段と、前記比較手段により比較した結果、前記容量算出手段で算出した保存可能な容量が予測した検査データ量より少ない場合、喚起する喚起手段をさらに有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、前記予測手段で予測した検査データ量を前記保存手段に確保するために保存された検査データを消去する消去手段をさらに有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、前記保存手段の少なくとも一つは、携帯可能な保存媒体でることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項5記載の発明は、前記予測手段で予測した検査データ量を基づいて、前記保存媒体の種類また/および数量を表示する保存媒体表示手段をさらに有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載の発明は、前記予測手段で予測した検査データ量を基づいて、前記保存媒体の交換時期を表示する交換時期表示手段をさらに有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
本発明の目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、検査データを保存する保存手段と、検査オーダー情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した検査オーダー情報をもとに検査データ量を予測する予測手段を設けたことにより、回診の前に検査オーダー情報を基づいて、検査データの全データ量を把握することが可能となり、検査業務の効率を上げる効果がある。
本発明の目的を達成するために、請求項2記載の発明によれば、前記保存手段の検査データの保存可能な容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段で算出した保存可能な容量と前記予測手段で予測した検査データ量を比較する比較手段と、前記比較手段により比較した結果、前記容量算出手段で算出した保存可能な容量が予測した検査データ量より少ない場合、喚起する喚起手段を設けたことにより、回診の前に検査オーダー情報を基づいて、検査データの全データ量を保存可能かどうか判断することが可能となり、検査業務の効率を上げる効果がある。
本発明の目的を達成するために、請求項3記載の発明によれば、前記予測手段で予測した検査データ量を前記保存手段に確保するために保存された検査データを消去する消去手段をさらに設けたことにより、回診の前に、過去の検査データを消去することにより、新規検査のための保存容量を確保することが可能となり、検査業務の効率を上げる効果がある。
本発明の目的を達成するために、請求項4記載の発明によれば、前記保存手段の少なくとも一つは、携帯可能な保存媒体であることにより、撮影した画像を携帯可能な保存媒体に保存して、オフライン状態の回診途中で、検査画像を優先的に依頼科に戻すことがある場合など、前記保存媒体だけを依頼科に運搬して、PACSの端末で読み込み、診断したり、イメージャ等に出力したりすることが可能となり、検査業務の効率を上げる効果がある。
本発明の目的を達成するために、請求項5記載の発明によれば、前記予測手段で予測した検査データ量を基づいて、前記保存媒体の種類また/および数量を表示する保存媒体表示手段をさらに設けたことにより、回診の前に、携帯可能な保存媒体の種類また/および数量を用意することが可能となり、検査業務の効率を上げる効果がある。
本発明の目的を達成するために、請求項6記載の発明によれば、前記予測手段で予測した検査データ量を基づいて、前記保存媒体の交換時期を表示する交換時期表示手段をさらに設けたことにより、回診中でも効率よく携帯可能な保存媒体の交換作業を行うことが可能となり、検査業務の効率を上げる効果がある。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態を説明する模式図で、図10の同一作用をなす構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図1において、9は保存部で、撮影画像や、出力に関する設定を保持する。5は、操作・表示部で、X線発生装置及びX線撮影装置の操作を行うとともに、システムの状態及び操作及び撮影画像の表示を行う。操作・表示部5は、モニタとキーボード、マウス或いはモニタ画面上の位置を指定できるようにモニタにタッチパネルで構成されている。
図2は、図1における操作・表示部5の一形態を示したものでLCDとタッチパネルセンサで構成されているとする。
200は、操作・表示部本体でシステムの状態を示すとともに、システムを操作するための各種ボタンが配置されている。また、201は、制御部1002との通信等を行うケーブルで、VGAケーブル、電源ケーブル、タッチセンサーと制御部との通信のためのシリアルケーブルとマウスケーブルで構成されている。このX線発生装置の操作・表示部200の操作は、直接モニタに触ってタッチセンサーからの信号を制御部1002に送ったり、マウス202を用いたりすることで行う。操作画面は、205で示されるメッセージ領域、206で示される画像表示領域、203で示される患者情報表示領域、204で示される撮影条件表示領域である。
患者情報表示領域203は患者情報を表示する領域であり、患者の氏名、ID、性別、生年月日等を表示する。207は患者入力ダイアログ呼び出しボタンで、このボタンを押して患者名、生年月日、性別、ID等を入力するが、図示していない磁気カードリーダーを使って入力しても良いし、ネットワークを介して図示していないHIS/RISサーバから取得しても良い。撮影条件表示領域204は撮影条件表示部で、撮影部位や管電圧、管電流などの撮影条件や画像処理パラメータを表示する。この表示内容は、撮影オブジェクトボタン208で選択した部位に関するパラメータのプリセット値である。
また、209は患者単位の撮影が終了した時に押す撮影終了ボタン、212はプリセットされている撮影条件や画像処理パラメータを変更するための撮影パラメータ変更ボタンである。そしてシステムに関する各種設定を行う設定ボタン210がある。設定ボタン210を押すと、図示されていない設定メニューが表示され、キャリブレーションを行うための操作画面や、出力先に関する設定のための画面や各種カスタマイズを行うための設定画面等を呼び出すことができる。211は撮影画像リスト表示領域で、撮影した画像のリストを表示する領域である。213は、撮影オブジェクトボタン208を含む撮影メニューである。
医師が、患者の撮影依頼をHIS/RISの端末装置ですると、検査オーダーはHIS/RISサーバに送信される。回診検査装置は、回診で病棟を回っていないときは、HIS/RISの端末装置やイメージャが設置されている操作室に置かれている。回診の前にネットワークケーブル1006を接続子1008に接続して、HIS/RISの端末装置から回診で撮影する検査オーダーを検索して、回診検査オーダーだけを制御部1002に取り込む。
図3は、HIS/RISサーバに取り込んだ回診検査オーダーの検査リストの一例を示す図である。
検査リストは操作・表示部5に表示され、具体的指示、病棟、病室、依頼科名、撮影部位名などの項目があり、例えば、具体的指示の項目の「ポータブルで撮影」キーワードとして検索内容を絞って回診する検査オーダーだけを抽出することができる。検査オーダーを保存部7に記憶しているので、回診中でネットワークを外したオフラインの状態でも記憶した検査オーダーを参照して撮影が可能になる。
回診では、ネットワークケーブル1006を接続子1008から外して、検査オーダーを保存部7から呼び出して、操作・表示部5に表示し確認しながら、移動する。通常はICUや外科の緊急度が高く先に回る。病棟に到着するとまず看護士に撮影患者を確認する。そして、撮影を行う患者がいる病室に入るときに、放射線技師は、患者の名前を呼んで確認を取り、撮影する部位と枚数を説明する。回診検査装置を、患者の近傍まで移動させる。伸縮アーム支持ユニット1025および伸縮アーム1026を延出して、大まかにX線管球1028の位置を合わせ、撮影オブジェクトボタン208を押して撮影条件を設定する。撮影条件には、撮影する部位によって必要な管電流、管電圧、照射時間が予めセットされている。X線検出器1001の撮影の準備が整うとメッセージ領域205の表示がReadyに変わり撮影が行えるようになる。
ここで、放射線技師は、看護士に患者に座位の姿勢をとらせるなどの補助を依頼し、看護士に患者を起こしてもらい、X放射線技師はX線検出器1001を患者の背部に挿入し、アライメント及び、患者とX線管球1028の位置関係を再度調整する。さらに、撮影部位に応じて患者の整位を行い、対象部位以外に余計にX線を照射しないように絞り1027を適切に設定し、撮影オブジェクト208でのX線条件のプリセット値が適当かどうか確認する。これらの作業が全て終了したら、図示していないX線曝射スイッチを押してX線を被写体Sに向けて放射する。
被写体Sを透過したX線は、X線検出器1001で電気量に変換され、アンプで増幅された後、A/D変換等の信号処理が施されて、デジタル画像として回診検査装置1021の制御部1002に取り込まれる。取り込まれた画像には、ゲイン補正、シェーディング補正等各種補正が施され、さらに、撮影部位に応じた階調処理、強調処理等の様々な画像処理が施され、X線画像が得られる。放射線技師は撮影画像した画像を確認し、肺野の全体がきちんと撮影されているか、吸気は十分かなど確認した後、問題がなけば撮影終了ボタンが押され、得られたX線画像および、撮影条件等の検査データは、保存部7に保存されるとともに、処理されたX線画像は例えばバックアップのために、光磁気ディスク、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−RAM,DVD−R)、不揮発性のメモリカードになど携帯可能な保存媒体に同時に保存される。
放射線技師は、看護士に患者の保持補助を依頼して、X線検出器1001を患者の背部から抜き、伸縮アーム支持ユニット1025および伸縮アーム1026を縮め、次に撮影する患者が病室にいなければ退室する。上記撮影の手順をオーダーされた検査がすべて撮影し終るまで繰り返され、すべて終ると操作室に戻る。操作室に戻りケーブル1006を接続子1008に接続してネットワーク1007を介して指定したPACSやイメージャに画像データを転送する。検査を依頼した医師はイメージャから出力されたフィルムを見るか、PACSから撮影した画像を取得してモニタ1041を見ることにより、診断を行う。また、画像枚数や撮影条件と言った実施情報はHIS/RISサーバに転送される。
X線検出器1001のサイズは、ものによっては出力するフィルムサイズより大きい場合がある。例えば、(株)キヤノン製のCXDI(登録商標)のように、43×43cmのサイズが挙げられる。一方、市販されているイメージャのフィルムサイズは、半切(35×43cm)、大角(35×35cm)、大四ツ切り(11×14inch)など、あらかじめ決められたサイズしかない。したがって、撮影されたX線画像をイメージャで出力するフィルムサイズ以下で切り出しをしなければならいない。また、PACSにX線画像を転送する場合でも、保存する保存媒体の情報量を制限するためにもネットワークを介して送信する情報量を減少させるためにも、必要な情報が存在する領域のみを切り出さなくてはならない。
情報が存在する領域は、対象部位以外に余計にX線を照射しないよう設定した絞り1027によって絞られた照射野内に含まる。この照射野を認識する方法としはいくつかの方法があり、例えば本願出願人による特開2000−070243号公報で提案されているものを用いることができる。簡単に説明すれば、平行に並ぶ方形状の3領域内の各領域を代表する濃度値の1次差分値を隣接する該方形領域間で計算し、計算された該1次差分値から2次差分値を計算する計算手段と、該方形状の3領域を決定する計算域決定手段と、該計算手段で計算された該2次差分値を記憶する記憶手段と、この記憶手段で記憶された該2次差分値から照射領域の一端点を判定する判定手段を備えた構成により、放射画像から照射領域を簡便かつ精度良く抽出する。
照射野が認識されると、その結果をもとに、例えば本願出願人による特開2000−107158号公報で提案されているように出力フィルムサイズに基づき、元のX線画像の照射野領域が含まれるようにX線画像が適切に切り出される。前述したようにフィルムサイズとしては半切、大角、大四ツ切り、四ツ切、六ツ切と複数あり、イメージャではこのうち任意のフィルム2種類をフィルムトレイに装填して使用することになる。手や足の関節など比較的小さな部位を大四ツ切りなどの一枚のフィルムに焼き付けることはコスト的にも、フィルム保管等のメンテナンスにおいても都合が悪い。そこで、例えば本願出願人による特開2001−169086号公報では、複数の画像を前記の様々なフィルムサイズに的確に配置する手段を備え、複数の画像を1つのフィルムに出力することを行う。
施設にもよるが回診で検査オーダーが多い部位は、胸部、腹部、股関節、腰椎、大腿骨である。画像データのサイズは撮影部位、撮影体位、年齢区分別におおよそ分けることができる。年齢区分は例えば、新生児は出生後28日未満、乳児は出生後28日以上1歳未満、小児は1歳以上8歳未満、8歳以上を成人として分ける。撮影体位には例えば、立って撮影する立位、座って撮影する座位、仰向け、または、うつ伏せで撮影する臥位がある。回診の撮影の場合は、病棟からX線検査室まで移動が困難な患者を対象にするので、ベッド上で仰向けの臥位や、背上げを行った座位での撮影になる。
前述の図3の回診検査オーダーを参考に説明する。HIS/RISサーバから取り込んだ回診検査オーダーから撮影部位と年齢をもとに、図4の撮影部位、撮影体位、年齢区分別に分けた画像サイズのデータベースを参照して、回診前に撮影する全画像サイズを推定する。画像サイズのデータベースは、回診検査装置にプリセットされた値をそのまま使う場合と、運用当初はプリセットの値で、実際に撮影された後は、その画像サイズに書き換えていく場合がある。後者の場合は画像サイズとして、実際に撮影された画像の平均値、最頻値、最大値のいずれかを用いるか設定することが選択可能である。プリセットのデータベースに登録されていない撮影部位がオーダーされた場合は、例えば、データベースに登録された最大画像サイズを仮サイズとして、新規にデータベースに登録し、撮影後、実際のサイズに書き換える。
撮影する全画像サイズを予測容量と該制御部1002に接続した保存部7のハードディスクなど保存媒体の空き容量を比較する。比較して空き容量がなくなると予測された場合は、例えば、図5に示すような回診検査オーダーを表示した画面上に、保存媒体の容量が不足することを表示する。また、不足を表示するだけでなく、点滅させたり、画面の色を変えたり、操作・表示部以外にLEDランプを設けこのランプを点灯または点滅させても良いし、ブザーで知らせてもよい。
容量確保作業の実行を選択した場合は、例えば、図6のような過去に撮影されたリスト601が操作・表示部200に表示される。この例では602は撮影日の列を示している。リスト601は撮影日時の順に表示されているので、操作者は、このリスト601を見ながら、古いデータから消去してよい検査データを選択する。603は操作者の選択により消去してよい検査データが文字反転していることを示している。604は削除ボタンで、削除ボタン604を押して消去を実行する。605は出力ボタンで、消去を実行する前に、保存のためPACSなどに転送してから、消去することが可能である。出力先は予めPACSやイメージャを設定しておく。なお、このリスト601は、PACS転送の有無、依頼科、病棟などでもデータを五十音順・アルファベット順・数の大小などによって並べ換えが可能で、この並べ換え操作後に消去する検査データを選択することができる。606は容量不足表示領域で、取得した回診検査オーダー全て検査を実施するために消す必要がある残りのデータ量を示す。
上記例では、保存部7がハードディスクなど保存媒体の空き容量と検査オーダーの全画像サイズとを比較する例を説明したが、検査画像のバックアップのためや、オフライン状態の回診途中で、検査画像を優先的に依頼科に戻すことがある場合、例えば、光磁気ディスク、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−RAM,DVD−R)、不揮発性のメモリカードなど携帯可能な保存媒体に前述のハードディスクと別に同時に検査画像を保存することがある。検査オーダーから予測した画像サイズから必要な携帯可能な保存媒体の種類や数量を予測して、操作・表示部200に表示することができる。
保存媒体の一つである光磁気ディスクを読み書きするドライブ装置には、128MB、230MB、540MB、640MB(メガバイト)、1.3GB、2.3GB(ギガバイト)といった数種類の容量の異なる光磁気ディスクを扱えるものがある。このように容量の異なるの保存媒体を扱えるドライブ装置を回診検査装置の保存装置として用いる場合では、保存媒体の種類毎に数量を予測して表示することができる。
携帯可能な保存媒体を回診時に必要だけ用意していたとしても、検査途中で保存媒体を交換しなくてはならない。予測した検査データ量を基づき、保存媒体の交換時期を表示できれば、効率よく交換作業を行うことが可能となる。図7は、操作・表示部200に表示された検査オーダーリストの画面の一例を示す図である。700が検査オーダーリストである。701は、すでに検査が終了したものを反転表示していることを示している。702は保存媒体の交換時期を示す線である。703は病棟を示す列であるが、病棟が2Eから2Wに変わる時期に合わせて保存媒体を交換する指示を出している。これにより、例えば患者Oの撮影途中で保存媒体の容量がなくなり、慌てて保存媒体を交換するといったことが避けられる。さらには、患者Oの検査データが2枚の保存媒体にまたがって保存されることもなくなる。704は媒体交換ボタンで、このボタンを押すことによって保存媒体を排出して交換する。
図8は、本実施の形態を示すフローの図である。
回診前に、図8のようなフローに基づき保存媒体の残り容量を確認する。先ず、回診検査装置をネットワークにつなげてHIS/RISサーバから回診検査オーダー情報を取り込む(ステップs801)。回診検査オーダーの撮影部位、撮影体位、年齢の情報をもとに、画像サイズのデータベース803を参照して、回診前に検査する全画像サイズを推定する(ステップs802)。
次に、検査データを保存するハードディスクなど保存媒体の空き容量を算出する(ステップs804)。ここで算出した空き容量と推定した検査データの全画像サイズを比較する(ステップs805)。比較して、空き容量があれば、確認作業は終了し、回診にまわることができる。
空き容量がなければ、空き容量が不足していることを表示する(ステップs806)。例えば、図5で示したような「容量確保の作業を実行しますか?」といった確認表示を出し、操作者に容量の確保を実行するか問う表示を行う(ステップs807)。「はい」を選択した場合は、例えば図6のような過去に撮影された検査画像リストを表示し、消去してよい検査データを指定して、消去作業を行う(ステップs808)。
消去作業が実行されると、再び、保存媒体の空き容量と推定した検査データの全画像サイズを比較が行なわれ(ステップs805)、取得した回診検査オーダー全て検査を実施するための空き容量ができるまで繰り返される。
もちろん、緊急の撮影がある場合など消去作業を実行せず、回診にでることもあるので、容量の確保を実行しないで、確認作業を終了することも可能である。
さらに、携帯可能な保存媒体をバックアップとして利用する例を説明する。図9は、携帯可能な保存媒体の交換時期を表示しながら検査をするフローである。
先ず、前述と同じようにHIS/RISサーバから回診検査オーダー情報を取り込み、検査オーダーリストを操作・表示部200に表示して、操作者に検査オーダーを確認させる(ステップs901)。検査オーダーがなければ、検査は終了となる(ステップs902)。検査オーダーがあるときは、保存媒体の保存容量を算出し(ステップs903)、残り容量が残っていない、もしくはある一定容量以上の残っていなければ、保存媒体の交換作業を促す表示を行い、保存媒体の交換を行わせる(ステップs904)。ここで、一定以上の容量とは、検査データを数枚保存できる容量をさし、例えば50MB程度である。
容量がある一定以上残っている場合は、検査オーダーの撮影部位、撮影体位、年齢の情報をもとに、画像サイズのデータベース803を参照して、撮影するそれぞれの画像サイズを推定する(ステップs905)。保存媒体の残り容量より、推定した個々の画像サイズの総和が小さい範囲を求め、その範囲内で患者、病棟、病室、依頼科など保存媒体が2つに分割されて保存された場合に管理しやすい方を交換時期として決定する(ステップs906)。患者、病棟、病室、依頼科などのこの分割区切りの優先順位は、操作者が設定することができる。図7に示した検査オーダーリスト例では、前述したように702の太線が、保存媒体の交換時期を示す。
図7のような画面を操作者に見せて、保存媒体の交換を促す(ステップs907)。交換の必要があると操作者が判断した場合は、媒体交換ボタン704を押して交換作業を行う(ステップs904)。この例では保存媒体の交換をこの段階で行っているが、このフローに従うことなく、操作者は独自の判断でどの段階でも交換作業をすることができる。交換する必要がなければ、検査オーダーリストから実施する検査を選択して撮影を行う(ステップs908)。撮影が終了すると検査オーダーを実施済みにして、例えば操作者がわかるように701のように反転表示し、検査オーダーを更新する(ステップs908)。検査オーダーがなくなるか、操作者が検査を終了するまで、このフローは続けられる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明のシステム構成図である。 表示操作部を示す図である。 検査リストを示す図である。 画像サイズのデータベースを示す図である。 保存媒体の容量不足を知らせる例を示す図である。 検査画像リストを示す図である。 検査オーダーリストを示す図である。 保存媒体の残り容量の確認をするフローチャートである。 交換時期を表示しながら検査をするフローチャートである。 従来の回診用撮影装置構成図である。
符号の説明
5 操作・表示部
7 保存部
9 保存媒体部
200 操作・表示部本体
201 制御部1002と通信を行うケーブル
202 マウス
203 患者情報表示領域
204 撮影条件表示領域
205 メッセージ領域
206 画像表示領域
207 患者入力ダイアログ呼び出しボタン
208 撮影オブジェクトボタン
209 撮影終了ボタン
210 設定ボタン
211 撮影画像リスト表示領域
212 撮影パラメータ変更ボタン
213 撮影メニュー
1001 X線検出器
1002 制御部
1005 操作部
1006 ケーブル
1007 ネットワーク
1008 接続子
1021 回診検査装置
1022 車輪
1023 走行台車
1024 支柱
1025 伸縮アーム支持ユニット
1026 伸縮アーム
1027 絞り
1028 X線発生装置
1041 情報処理装置のモニタ

Claims (6)

  1. 検査データを保存する保存手段と、検査オーダー情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した検査オーダー情報をもとに検査データ量を予測する予測手段を有することを特徴とする移動型検査装置。
  2. 前記保存手段の検査データの保存可能な容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段で算出した保存可能な容量と前記予測手段で予測した検査データ量を比較する比較手段と、前記比較手段により比較した結果、前記容量算出手段で算出した保存可能な容量が予測した検査データ量より少ない場合、喚起する喚起手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の移動型検査装置。
  3. 前記予測手段で予測した検査データ量を前記保存手段に確保するために保存された検査データを消去する消去手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の移動型検査装置。
  4. 前記保存手段の少なくとも一つは、携帯可能な保存媒体であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の移動型検査装置。
  5. 前記予測手段で予測した検査データ量を基づいて、前記保存媒体の種類また/および数量を表示する保存媒体表示手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の移動型検査装置。
  6. 前記予測手段で予測した検査データ量を基づいて、前記保存媒体の交換時期を表示する交換時期表示手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の移動型検査装置。
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JP2005124890A Withdrawn JP2006296833A (ja) 2005-04-22 2005-04-22 移動型検査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030060A (ja) * 2010-06-29 2012-02-16 Fujifilm Corp 移動型放射線画像撮影装置及び移動型放射線画像撮影装置の電力供給方法

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