JP2006296444A - 治療用電極針およびその製造方法 - Google Patents

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Atsushi Hirota
淳 廣田
Masanobu Hirota
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Abstract

【課題】 吹き付け塗装の場合、膜厚を均一にすることが難しく電極針を体内に刺し込む際の抵抗になって患者に苦痛を与えてしまうだけでなく、針本体に吹き付け塗装されることなく針本体から外れた塗料が発生し、これが無駄になるといった問題がある。
【解決手段】 電極針1は、針本体2の外周面に樹脂材を電着塗装することで絶縁皮膜3を形成したものであり、絶縁皮膜3の針本体2に対する密着性が優れると共に、絶縁皮膜3の膜厚が均一になり、この結果、体内への刺し込みが円滑になって患者の苦痛が少なくなる。しかも、吹き付け塗装した場合のように無駄な塗料の発生がなく、製造コストを低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、患者の体内に、薬剤の注入および低周波負荷を与えるために用いる治療用電極針およびその製造方法の技術分野に属するものである。
一般に、この種治療用の電極針のなかには患者の体内に局所的な低周波負荷を与えるため、電極針を、導電性を有する針本体の外周面を、針先端部は残す(露出させる)状態で絶縁性の高いフッ素樹脂等の樹脂材を被覆させて製造し、体内に差し込まれた針先端部の近傍部位だけに低周波負荷が与えられるしたものがある。
そしてこのような電極針を製造する手法として、針本体を、筒状の絶縁皮膜に挿入させることが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。ところがこのものは、細筒状の絶縁皮膜に針本体を挿入して製造するものであるため、製造が容易でないだけでなく、針本体と絶縁皮膜との密着性が悪く、このため電極針を体内に刺し込む際の抵抗を受けて絶縁皮膜が針本体からめくりあがるようにしてずれてしまうという問題がある。
特開2001−178820号公報 特開平8−332233号公報
そこで、針本体に対する絶縁皮膜の密着性を高めると共に、製造の簡略化のため、吹き付け塗装によって絶縁皮膜を形成することが提唱されるが、吹き付け塗装の場合、膜厚を均一にすることが難しく電極針を体内に刺し込む際の抵抗になって患者に苦痛を与えてしまうだけでなく、針本体に吹き付け塗装されることなく針本体から外れた塗料が発生し、これが無駄になるといった問題があり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、導電性を有した治療用電極針であって、該電極針の外周面に絶縁皮膜を施すにあたり、該絶縁皮膜は電着塗装により設けられていることを特徴とする治療用電極針である。
請求項2の発明は、請求項1において、電着塗装は、水溶性のアニオン系またはカチオン系フッ素樹脂を用いて行うことを特徴とする治療用電極針である。
請求項3の発明は、導電性を有した治療用電極針を製造するにあたり、電極針の外周面に、電着塗装を施すことにより絶縁皮膜を設けることを特徴とする治療用電極針の製造方法である。
請求項4の発明は、請求項3において、電極針は、針本体の先端部にマスキング材を取り付けて電着塗装することを特徴とする治療用電極針の製造方法である。
請求項5の発明は、請求項4において、マスキング材は、電着溶液よりも比重が重いものであることを特徴とする治療用電極針の製造方法である。
請求項6の発明は、請求項3乃至5の何れか一つにおいて、電極針の基端部を塞いで電着塗装することを特徴とする治療用電極針の製造方法である。
請求項1の発明とすることにより、絶縁皮膜の針本体に対する密着性が優れると共に、絶縁皮膜の膜厚が均一になり、この結果、体内への刺し込みが円滑になって患者の苦痛が少なくなる。
請求項3の発明とすることにより、絶縁皮膜の針本体に対する密着性が優れると共に、絶縁皮膜の膜厚が均一になり、この結果、体内への刺し込みが円滑になって患者の苦痛が少ない治療用電極針を製造することができる。吹き付け塗装した場合のように無駄な塗料の発生がなく、製造コストを低減することができる。
請求項4または6の発明とすることにより、針本体内に電着溶液が入り込んで電着塗装されてしまうことがない。
請求項5の発明とすることにより、マスキング材を取り付けた針本体を電解溶液中に沈ませるために固定する必要がなくなる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は注射器に備えられて薬剤投与と電気治療とができる医療用の電極針であって、該電極針1は、円筒長尺形状の針本体2と、該針本体2の外周面を被覆する絶縁皮膜3とから構成されている。前記針本体2は、ステンレス等の電導性を有する金属性の円筒体で、注射器(シリンジ)に装着するための装着部(図視せず)に取付けられる基端部2aと、鋭利な傾斜状にカットされて体内に刺し込むための先端部(刺し込み部)2bと、基端部2aおよび先端部2bとのあいだの中間部2cとを備えて形成されている。
前記絶縁皮膜3は、フッ素樹脂、メラミン樹脂等の人体に影響を与えることがない各種樹脂材から選択された絶縁性を有する薄膜(膜厚としては約7〜15μmが好ましい)であり、本実施の形態では針本体基端部2aと先端部2bの一部とを残して針本体2の外周面を皮膜され、これによって先端部2bの金属面が露出する部位が電極部2dとなっている。そして、前記電極針1は、患者の体に刺し込んで薬剤を注入できるとともに、該刺し込んだ状態で低周波電源の一方の電極を基端部2aに接続し、他方の電極を患者の皮膚に接触させた状態で電源供給することで、電極部2d周辺を局部的に低周波治療できるようになっている。
次に、前記電極針1の製造方法について説明する。図3において、4はアニオン電着をするための電着塗装装置であって、該電着塗装装置4は、容器5に電着溶液Sとして水が充填され、該電着溶液Sにアニオン系の水溶性フッ素樹脂が溶解されている。そして針本体2を、基端部2aが溶液面よりも上位になる状態で電着溶液S中に入れることになるが、この場合に、電着溶液Sが針本体2の内部に浸入するのを防止するため、基端部2aを有天状のキャップ6等で蓋をすることが好ましい。さらにまた、電着溶液S中に浸漬する先端部2bについては、電極部2dを形成するためマスキング材7を用いてマスキングする必要があるが、このマスキング材7は、基端部2aが蓋をされていることと表面張力との関係で、例えば有底筒状の部材を、先端部2bの全て(つまり針孔部分の全て)でなく、一部のマスキングしたい部分に取り付けるだけで、電着溶液Sの針本体2内部への浸入を防止することができる。
そしてこの状態で、針本体2を陽極側に接続し、電着溶液Sに浸漬した電極8を陰極側に接続して直流電源を印加をすると、電着溶液Sに溶解している水溶性のアニオン系フッ素樹脂が、針本体2の電着溶液Sに接触している部分に均一に電着塗装されることになる。尚、電着塗料としては、アニオン電着ではなく、カチオン電着系の塗料を用いてカチオン電着することも勿論できるが、この場合には、謡曲、陰極の電気的接続は逆になることはいうまでもない。そしてこの場合に、前記電着塗装をする場合の膜厚は電流密度と印加時間との関係により自由に調節することができる。
このようにして電着塗装が終了した後、絶縁皮膜3が施された針本体2を容器5から取り出し、水洗い−水切り−乾燥等の工程を経て電極針1を製造することができる。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、電極針1を用いて体内への薬剤注入と低周波治療とを行うことができるが、該電極針1は、針本体2の外周面に樹脂材を電着塗装することで絶縁皮膜3を形成したものであるから、絶縁皮膜3の針本体2に対する密着性が優れると共に、絶縁皮膜3の膜厚が均一になり、この結果、体内への刺し込みが円滑になって患者の苦痛が少なくなる。しかも、吹き付け塗装した場合のように無駄な塗料の発生がなく、製造コストを低減することができる。
しかも前記電極針1を電着塗装により製造する際に、針本体1の基端部2aをキャップ6で蓋をして針本体2内の空気が外に漏れないようにしているため、針本体2内に電着溶液Sが入り込んで針筒内まで電着塗装されてしまうことがない。しかもこの場合に、針本体2の先端部2bをマスキング材7でマスキングすることになるが、前述したように基端部2aが塞がれていて空気の漏れがないため、このマスキング材7で先端部2bを覆うだけでよい。
尚、電極針1に形成される電極部2dとしては、先端部2aの一部ではなく、中間部2cにまで至るようにしてもよいことは勿論である。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であり、例えば図4に示される第二の実施の形態のようにしても実施することができる。このものにおいて、前記第一の実施の形態と同様のものについては同じ引出し符号を付してその詳細な説明を省略する。
本第二の実施の形態のものは、電着塗装装置9で電着塗装するにあたり、マスキング材10として、例えばゴム質弾性を有していて針先端部分を差込みができるものであって、電着溶液Sよりも比重が大きい塊体を用いている。そしてこのマスキング材10に、針本体2の先端部位のマスキングしたい部分を差し込んだ状態で起立させたものを、針本体2の基端部2aが電着溶液Sの液面から突出する状態で電着溶液S内に浸漬させて電着塗装すればよく、このようにすることで、針本体2をクランプで支持するような必要がないことになる。そしてこの様にした場合には、複数の針本体2を間隙を存してマスキング材10に差し込むようにして電着塗装することができ、電極針1を大量生産することが可能となる。
(A)、(B)、(C)はそれぞれ電極針の斜視図、断面図、底面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ図1(B)のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図、D−D断面図である。 電着塗装装置の概略図である。 第二の実施の形態を示す電着塗装装置の概略図である。
符号の説明
1 電極針
2 針本体
2a 基端部
2b 先端部
2d 電極部
3 絶縁皮膜
4 電着塗装装置
6 キャップ
7 マスキング材
9 電着塗装装置
10 マスキング材
S 電着溶液

Claims (6)

  1. 導電性を有した治療用電極針であって、該電極針の外周面に絶縁皮膜を施すにあたり、該絶縁皮膜は電着塗装により設けられていることを特徴とする治療用電極針。
  2. 請求項1において、電着塗装は、水溶性のアニオン系またはカチオン系フッ素樹脂を用いて行うことを特徴とする治療用電極針。
  3. 導電性を有した治療用電極針を製造するにあたり、電極針の外周面に、電着塗装を施すことにより絶縁皮膜を設けることを特徴とする治療用電極針の製造方法。
  4. 請求項3において、電極針は、針本体の先端部にマスキング材を取り付けて電着塗装することを特徴とする治療用電極針の製造方法。
  5. 請求項4において、マスキング材は、電着溶液よりも比重が重いものであることを特徴とする治療用電極針の製造方法。
  6. 請求項3乃至5の何れか一つにおいて、電極針の基端部を塞いで電着塗装することを特徴とする治療用電極針の製造方法。
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