JP2006295392A - 通信端末装置及び同一データ受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の基地局装置からの受信データに対する選択合成処理での受信性能を下げることなく消費電力を削減すること。
【解決手段】 タイミング算出手段103は、受信手段702での復調タイミングとバッファ708及びバッファ709に格納される復号手段101及び復号手段102が復号したデータに付されたシーケンス番号とに基づき、2つの基地局装置からの2つのデータ受信タイミング差X、Yを検出する。復号制御手段104は、タイミング算出手段103が算出した2つの基地局装置からのデータ受信タイミング差X、Yと誤り検出手段706及び誤り検出手段707の誤り検出検出結果とに基づき復号手段101及び復号手段102の復号処理動作を停止させるか否かを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の基地局装置から受信する同一内容のデータから一のデータを取り込む選択合成処理を行う通信端末装置及び同一データ受信方法に関する。
移動通信システムでは、複数の基地局装置のそれぞれがセルと呼ばれるカバーエリアを有している。幾つかのセルが重なり合うエリアでは、通信端末装置は複数の基地局装置と通信を行う。その際、基地局装置の上位に位置する基地局制御装置では、複数の基地局装置からの受信データのうち誤りが検出されなかったデータを最終的な受信データとみなす選択合成という処理が行われる。選択合成処理を行う基地局制御装置及び基地局装置については、例えば特許文献1に開示された方式が知られている。
ところで、近年、第3世代携帯電話システムの標準化団体である3GPPでは、W−CDMA(広帯域符号分割多元接続)方式の通信システムにおいて、特定または不特定多数のユーザに対して同時にマルチメディアデータのサービスを行うためのシステムの実現を目指して、MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service:マルチメディア同報・放送型通信)に関する標準化を行っている。
即ち、このMBMSでは、複数の基地局から通信端末装置に対して同じデータが送信されるので、通信端末装置の受信系では、上記したような選択合成処理を行う必要がある。そこで、特許文献1に開示された選択合成処理方法を通信端末装置に適用した場合を考える。
図7は、従来の選択合成処理方法を適用した通信端末装置の構成例を示すブロック図である。なお、説明を簡単にするため、図7では、2つの基地局装置から同時に受信する場合の構成が示されている。
即ち、図7において、通信端末装置の受信系700は、受信アンテナ701が受信した基地局装置からの無線信号を増幅、ダウンコンバートなどを行ってベースバンドの受信データを出力する受信手段702と、受信データの逆拡散処理を行う逆拡散手段703と、逆拡散された受信データに対して並列に誤り訂正復号処理を行う復号手段704及び復号手段705と、復号手段704及び復号手段705にて誤り訂正復号処理されたデータに誤りが残存しているか否かを検出する誤り検出手段706及び誤り検出手段707と、復号手段704及び復号手段705が誤り訂正復号処理を行った硬値を格納するバッファ708及びバッファ709と、誤り検出手段706及び誤り検出手段707の誤り検出結果に基づき、バッファ708及びバッファ709に格納される復号手段704及び復号手段705が復号したデータのうちどちらの復号データを最終的な復号データとするかを選択するデータ選択合成手段710とを備えている。
次に、動作について説明する。2つのセルが跨ったエリアにおいて、2つの基地局装置と通信を行う場合、受信手段702によって受信された双方の基地局装置からの受信データは、逆拡散手段703にて逆拡散処理され、復号手段704及び復号手段705にて、それぞれの基地局からの受信データ毎に誤り訂正復号処理が行われる。
そして、それぞれの基地局からの受信データを復号した結果は、それぞれのバッファ708、709に格納される。また、それぞれの誤り検出手段706、707にて、それぞれの基地局装置からの受信データを復号した結果に誤りが残存しているか否かがチェックされる。
復号手段704の復号した受信データが誤り未検出で、復号手段705の復号した受信データに誤りが検出された場合は、データ選択合成手段710によって復号手段704の復号した受信データが最終的な受信データとして選択され、上位に渡される。一方、復号手段704の復号した受信データに誤りが検出され、復号手段705の復号した受信データが誤り未検出である場合は、データ選択合成手段710によって復号手段705の復号した受信データが最終的な受信データとして選択され、上位に渡される。このような構成によって、受信性能を上げることができる。なお、以上の説明から理解できるように、復号手段、誤り検出手段及びバッファは受信する基地局装置と1対1の関係で設けられる。
特開2000−68908号公報
しかしながら、従来の選択合成処理方法を適用した通信端末装置では、受信対象の基地局装置からの受信データ全てに対して誤り訂正復号処理を行うため、消費電力の増加を招来するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、選択合成処理での受信性能を下げることなく消費電力を削減することのできる通信端末装置及び同一データ受信方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明に係る通信端末装置は、複数の基地局装置から同一内容のデータを受信する受信系として、複数の基地局装置からの受信データを個別に復号する復号手段と、前記復号手段が復号した各データの誤りをそれぞれ検出する誤り検出手段と、前記複数の基地局装置からのデータ受信タイミング差を検出するタイミング算出手段と、前記データ受信タイミング差と前記誤り検出手段の検出結果とに基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御する復号制御手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の受信データから一のデータを取り込む選択合成処理において復号手段は全てが復号処理しないでもよいので、受信性能を下げることなく消費電力を削減することができる。
本発明に係る通信端末装置は、上記の発明において、前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、複数の基地局装置からの受信データの復調タイミングを用いて計測した隣接データ間のタイミング差と、復号データのシーケンス番号を用いて計測した同一データ間のタイミング差とを出力し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御するという構成を採る。
この構成によれば、同一データ間のタイミング差と隣接データ間のタイミング差との大小関係に基づき、復号処理の停止制御が行える。
本発明に係る通信端末装置は、上記の発明において、前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、復号データのシーケンス番号を用いて計測した同一データ間のタイミング差を出力し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御するという構成を採る。
この構成によれば、同一データ間のタイミング差と所定の閾値との大小関係に基づき、復号処理の停止制御が行える。
本発明に係る通信端末装置は、上記の発明において、前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、複数の基地局装置から通知された、隣接データ間のタイミング差と同一データ間のタイミング差とを検出し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御するという構成を採る。
この構成によれば、受信データ間のタイミング差を計測しないで済むので、構成の簡素化が図れる。
本発明に係る通信端末装置は、上記の発明において、前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、複数の基地局装置から通知された同一データ間のタイミング差を検出し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御するという構成を採る。
この構成によれば、受信データ間のタイミング差を計測しないで済むので、構成の簡素化が図れる。
本発明に係る通信端末装置は、上記の発明において、前記タイミング算出手段は、ある基地局装置間での通信開始時に、或いは、その後の通信中に、別の基地局との通信が追加された場合に、それぞれの基地局装置からの前記データ受信タイミング差を検出するという構成を採る。
この構成によれば、基地局装置の追加に対して簡単に対応することができる。
本発明に係る同一データ受信方法は、複数の基地局装置から同一内容のデータを受信する場合に、複数の基地局装置からの受信データを複数の復号器にて個別に復号する工程と、前記復号した各データの誤りをそれぞれ検出する工程と、前記複数の基地局装置からのデータ受信タイミング差を検出する工程と、前記データ受信タイミング差と前記誤り検出結果とに基づき、前記復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御する工程とを具備するようにした。
この方法によれば、複数の受信データから一のデータを取り込む選択合成処理において復号器は全てが復号処理しないでもよいので、受信性能を下げることなく消費電力を削減することができる。
本発明に係る同一データ受信方法は、上記の発明において、前記データ受信タイミング差を検出する工程では、複数の基地局装置からの受信データの復調タイミングを用いて隣接データ間のタイミング差を計測し、その後に復号データのシーケンス番号を用いて同一データ間のタイミング差を計測し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御するようにした。
この方法によれば、同一データ間のタイミング差と隣接データ間のタイミング差との大小関係に基づき、復号処理の停止制御が行える。
本発明に係る同一データ受信方法は、上記の発明において、前記データ受信タイミング差を検出する工程では、復号データのシーケンス番号を用いて同一データ間のタイミング差を計測し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御するようにした。
この方法によれば、同一データ間のタイミング差と所定の閾値との大小関係に基づき、復号処理の停止制御が行える。
本発明に係る同一データ受信方法は、上記の発明において、前記データ受信タイミング差を検出する工程では、複数の基地局装置から通知された、隣接データ間のタイミング差と同一データ間のタイミング差とを検出し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御するようにした。
この方法によれば、受信データ間のタイミング差を計測しないで済むので、構成の簡素化が図れる。
本発明に係る同一データ受信方法は、上記の発明において、前記データ受信タイミング差を検出する工程では、複数の基地局装置から通知された同一データ間のタイミング差を検出し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御するようにした。
この方法によれば、受信データ間のタイミング差を計測しないで済むので、構成の簡素化が図れる。
本発明に係る同一データ受信方法は、上記の発明において、前記データ受信タイミング差を検出する工程では、ある基地局装置間での通信開始時に、或いは、その後の通信中に、別の基地局との通信が追加された場合に、それぞれの基地局装置からの前記データ受信タイミング差を検出するようにした。
この方法によれば、基地局装置の追加に対して簡単に対応することができる。
本発明によれば、選択合成処理での受信性能を下げることなく消費電力を削減することができる。
本発明の骨子は、MBMSのシステムにおいて、複数の基地局装置から受信する同一データに対して選択合成処理を行う場合に、受信性能を下げることなく消費電力を削減することである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図である。なお、図1では、図7(従来例)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、本実施の形態に関わる部分を中心に説明する。
即ち、図1に示す本実施の形態に係る通信端末装置の受信系100では、図7(従来例)に示した構成において、復号手段704及び復号手段705に代えて、復号手段101及び復号手段102が設けられ、タイミング算出手段103と復号制御手段104とが追加されている。
復号手段101及び復号手段102は、復号制御手段104からの指示に従って、復号処理の実行とその停止とが行えるようになっている。
タイミング算出手段103は、受信手段702での復調タイミングとバッファ708及びバッファ709に格納される復号手段101及び復号手段102が復号したデータに付されたシーケンス番号とに基づき、複数の基地局装置(図1では2つの基地局装置)からの2つのデータ受信タイミング差X、Yを検出する。
復号制御手段104は、タイミング算出手段103が算出した2つの基地局装置からのデータ受信タイミング差X、Yと誤り検出手段706及び誤り検出手段707の誤り検出結果とに基づき復号手段101及び復号手段102の復号処理動作を停止させるか否かを制御する。
次に、図1〜図6を参照して、本実施の形態に係る通信端末装置100の受信系にて実施される選択合成処理の動作について説明する。なお、図2は、図1に示すタイミング算出手段103及び復号制御手段104の動作概要を説明するフローチャートである。図3は、図1に示すタイミング算出手段103のタイミング算出動作(図2に示すST201、ST202)を説明する図である。図4は、図1に示す復号制御手段104が行う復号処理を停止するか否かの制御動作(図2に示すST204、ST205)を説明するフローチャートである。図5は、図1に示す復号制御手段104の動作のうち復号停止制御を行う場合(図2に示すST204)を具体的に説明する図である。図6は、図1に示す復号制御手段104の動作のうち復号停止制御を行わない場合(図2に示すST205)を具体的に説明する図である。なお、フローチャートの説明では、処理手順を意味するステップは、単に「ST」と略記する。
図2において、ST201〜ST202は、タイミング算出手段103の処理動作を示し、ST203〜ST205は、復号制御手段104の処理動作を示している。
即ち、タイミング算出手段103は、まず、受信手段702での復調タイミングを用いてカウンタをスタート・ストップすることにより、2つの基地局装置が使用する無線リンク(Radio Link:以降「RL」と記す)での隣接データ間のタイミング差Xを計測して復号制御手段104に与える(ST201)。
具体的には、図3に示すように、一方の基地局装置が使用するRL1での受信データが他方の基地局装置が使用するRL2での受信データよりも位相が進んだタイミングで進行している場合、RL1での受信データ「n」の復調タイミングでカウンタをスタートし、RL2での隣接受信データ「n−2」の復調タイミングでカウンタをストップすることにより、隣接受信データ「n」「n−2」間のタイミング差Xが求められる。用いる復調タイミングは、図3に示すように、RL1、RL2のそれぞれにおけるフィンガ内で最も位相の遅れたフィンガタイミングである。
そして、タイミング算出手段103は、バッファ708及びバッファ709に格納される復号手段101及び復号手段102が復号した各データのシーケンス番号から、同一のシーケンス番号を有するデータ間のタイミング差Yを計測して復号制御手段104に与える(ST202)。具体的には、図3に示すように、RL1での受信データ「n−1」とRL2での同一受信データ「n−1」と間のタイミング差Yが求められる。
次に、復号制御手段104は、タイミング算出手段103が計測したタイミング差Xとタイミング差Yとの大小関係を比較する(ST203)。そして、Y>Xの場合は(ST203:Yes)、誤り検出手段706及び誤り検出手段707の誤り検出結果に基づき、復号手段101及び復号手段102の一方に復号処理動作を行わせ、他方に復号処理動作を停止させる復号停止制御を行う(ST204)。一方、Y≦Xの場合は(ST203:No)、2つの基地局装置から同時に受信されたデータは同一のデータであると考えて、誤り検出手段706及び誤り検出手段707の誤り検出結果に基づく復号手段101及び復号手段102の復号停止制御は行わないとしている(ST205)。
要するに、本実施の形態では、受信開始時からタイミング算出手段103が最後のタイミング差Yを計測し終わるまでは、従来例(図7)で説明した手順で選択合成処理を行うが、タイミング算出手段103が最後のタイミング差Yを計測し終わると、以後は、ST204及びST205のいずれかの処理が行われるようになっている。
なお、ST203では、タイミング差Xとタイミング差Yとの大小関係を比較したが、タイミング差Xに代えて、タイミング差Xと同等の内容を持つ閾値を設計者がシステムに応じて定め、復号制御手段104は、予め設定されたその閾値とタイミング差Yとの大小関係を比較するようにしてもよい。この場合には、タイミング算出手段103は、タイミング差Yのみを計測することになる。
また、タイミング差X、Yは、本実施の形態では、通信端末装置側で測定するようにしたが、受信対象の各基地局装置から通知して貰うようにしてもよい。この場合は、タイミング算出手段103は、この通知されたタイミング差X、Yを検出することになる。
次に、復号制御手段104の復号停止制御の動作を具体的に説明する。なお、以降の説明では、一方の基地局装置が使用するRL1の受信データの処理系は、復号手段101、誤り検出手段706及びバッファ708であり、他方の基地局装置が使用するRL2の受信データの処理系は、復号手段102、誤り検出手段707及びバッファ709であるとしている。そして、同一データの受信タイミングは、図3に示す例では、RL1>RL2であるので、RL1での受信処理が先行して行われる。
図4において、データ選択合成手段710は、RL1の受信データnに対する復号手段101の復号処理が完了するのを待機し(ST401)、完了すると(ST401:Yes)、復号手段101の復号結果についての誤り検出手段706の検出結果を調べる(ST402)。
ST402の判断結果、復号手段101の復号結果が誤り未検出である場合(ST402:Yes)、データ選択合成手段710は、復号手段101の復号結果を最終的な選択合成結果として選択する(ST403)。このとき、復号制御手段104は、RL1の受信データnと同じ内容のデータであるRL2の受信データnに対する復号手段102の復号処理を停止させる(ST404)。
一方、ST402の判断結果、復号手段101の復号結果から誤りが検出された場合(ST402:No)、復号手段102がRL1の受信データnと同じ内容のデータであるRL2の受信データnに対する復号処理を行っている(ST405)ので、データ選択合成手段710は、復号手段102の復号結果についての誤り検出手段707の検出結果を調べる(ST406)。
ST406の判断結果、復号手段102の復号結果が誤り未検出である場合(ST406:Yes)は、データ選択合成手段710は、復号手段102の復号結果を最終的な選択合成結果として選択する(ST407)。
一方、ST406の判断結果、復号手段102の復号結果から誤りが検出された場合(ST406:No)は、データ選択合成手段710は、全てのRLについて受信データの復号結果に誤りが検出されたことを上位の処理系に報告する(ST408)。なお、復号データは、RL1とRL2のうち、尤度の高い方を上位の処理系に渡してもよい。
次に、図5を参照して、復号停止処理が行われる場合について説明する。なお、図5では、タイミング算出手段103は、隣接データ間のタイミング差Xの計測は行わず、代わりに閾値が与えられており、同一データ間のタイミング差Yのみを計測するとしている。
図5において、RL1のフレーム「n−4」の先頭時刻t=0においてRL1とRL2の各受信データの復号処理及びRL1とRL2での同一データ間のタイミング差Yの計測を開始し、RL2のフレーム「n−4」の先頭時刻t=1において、同一データn−4間のタイミング差Yの計測が完了する。
このタイミング差Yの計測が完了するまでの受信データについては、上記したように、従来例(図7)にて説明した手順で、誤りが検出されなかった受信データを最終的な選択合成結果とする。
タイミング差Yの計測が完了すると、タイミング差Yと閾値との大小関係を比較し、タイミング差Y>閾値の場合に、時刻t=1以降の受信データについて復号処理の停止制御を開始する。復号処理の停止制御には、図5に示すように、4つの態様がある。
受信データn−2については、RL1の復号結果についてのCRC結果が「OK」であるので、RL1の復号結果を最終的な選択合成結果とし、RL2に対する復号手段102及び誤り検出手段707の処理を停止する。受信データnについても同様の制御が行われるとしている。
受信データn−1については、RL1の復号結果についてのCRC結果が「NG」であるので、RL2に対する復号手段102及び誤り検出手段707の処理を停止せずに復号処理を継続して行う。RL2の復号結果についてのCRC結果が「OK」であるので、RL2の復号結果を最終的な選択合成結果とする。
受信データn+1については、RL1の復号結果についてのCRC結果が「NG」であるので、RL2に対する復号手段102及び誤り検出手段707の処理を停止せずに復号処理を継続して行う。しかし、RL2の復号結果についてのCRC結果の「NG」であるので、データ選択合成手段710は、RL1とRL2について受信データの復号結果に誤りが検出されたことを上位の処理系に報告する。なお、復号データは、RL1とRL2のうち、尤度の高い方を上位の処理系に渡してもよい。
受信データn+2については、RL1の復号結果についてのCRC結果が「OK」であるので、原則から言えば、受信データn−2、受信データnと同様に、RL1の復号結果を最終的な選択合成結果とし、RL2に対する復号手段102及び誤り検出手段707の処理を停止する。しかし、RL2の復号結果についてのCRC結果が「OK」であれば、逆に、RL2の復号結果を最終的な選択合成結果とし、RL1に対する復号手段102及び誤り検出手段707の処理を停止するようにしてもよい。
次に、図6を参照して、復号停止処理が行われない場合について説明する。なお、図6では、図5と同様に、タイミング算出手段103は、隣接データ間のタイミング差Xの計測は行わず、代わりに閾値が与えられており、同一データ間のタイミング差Yのみを計測するとしている。
図6において、RL1のフレーム「n−3」の先頭時刻t=0においてRL1とRL2の各受信データの復号処理及びRL1とRL2での同一データ間のタイミング差Yの計測を開始し、RL2のフレーム「n−2」の先頭時刻t=1において、同一データn−3間のタイミング差Yの計測が完了する。
このタイミング差Yの計測が完了するまでの受信データについては、上記したように、従来例(図7)にて説明した手順で、誤りが検出されなかった受信データを最終的な選択合成結果とする。
タイミング差Yの計測が完了すると、タイミング差Yと閾値との大小関係を比較し、タイミング差Y≦閾値の場合に、時刻t=1以降の受信データについて復号処理の停止制御を行わない。
この場合には、RL1とRL2の各受信データの復号処理の完了タイミングが1送信間隔(TTI)以上ずれていない。したがって、双方の復号手段が同時に同一のデータについて復号を行っていると考えられるので、復号停止処理は行わず、RL1とRL2の各受信データについて復号処理及び誤り検出処理が行われる。そして、RL1とRL2の各受信データについてのCRC結果が共に「OK」である場合は、RL1とRL2のいずれか一方の復号結果が最終的な選択合成結果として選択される。
以上は、基地局装置が2つの場合であるが、同時に通信する基地局がS(S>2)個ある場合は、復号手段、誤り検出手段及びバッファの組をS個ずつ設けることができる。この場合には例えば、2つの基地局装置との通信開始時に、或いは、その後の通信中に、第3の基地局装置との通信が追加された場合に、それぞれの基地局装置からのデータ受信タイミング差(X、Y)またはデータ受信タイミング差(Y)を算出することで、同様に、省電力化を図った選択合成処理を行うことができる。
このように、本実施の形態によれば、復号処理の停止制御を行うようにしたので、選択合成処理での受信性能を下げることなく、消費電力を削減することができる。
本発明に係る通信端末装置は、複数の基地局装置から受信する同一内容のデータから一のデータを取り込む選択合成処理を省電力下の元で実現するのに好適である。
本発明の一実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 図1に示すタイミング算出手段及び復号制御手段の動作概要を説明するフローチャート 図1に示すタイミング算出手段のタイミング算出動作を説明する図 図1に示す復号制御手段が行う復号処理を停止するか否かの制御動作を説明するフローチャート 図1に示す復号制御手段の動作のうち復号停止制御を行う場合を具体的に説明する図 図1に示す復号制御手段の動作のうち復号停止制御を行わない場合を具体的に説明する図 従来の選択合成処理方法を適用した通信端末装置の構成例を示すブロック図
符号の説明
100 通信端末装置の受信系
101、102 復号手段
103 タイミング算出手段
104 復号制御手段
701 受信アンテナ
702 受信手段
703 逆拡散手段
706、707 誤り検出手段
708、709 バッファ
710 データ選択合成手段

Claims (12)

  1. 複数の基地局装置から同一内容のデータを受信する受信系として、複数の基地局装置からの受信データを個別に復号する復号手段と、前記復号手段が復号した各データの誤りをそれぞれ検出する誤り検出手段と、前記複数の基地局装置からのデータ受信タイミング差を検出するタイミング算出手段と、前記データ受信タイミング差と前記誤り検出手段の検出結果とに基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御する復号制御手段と、を具備することを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、複数の基地局装置からの受信データの復調タイミングを用いて計測した隣接データ間のタイミング差と、復号データのシーケンス番号を用いて計測した同一データ間のタイミング差とを出力し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、復号データのシーケンス番号を用いて計測した同一データ間のタイミング差を出力し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、複数の基地局装置から通知された、隣接データ間のタイミング差と同一データ間のタイミング差とを検出し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  5. 前記タイミング算出手段は、前記データ受信タイミング差として、複数の基地局装置から通知された同一データ間のタイミング差を検出し、前記復号制御手段は、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出手段の検出結果に基づき、前記復号手段の中で復号処理を継続するのと停止するのとを制御することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  6. 前記タイミング算出手段は、ある基地局装置間での通信開始時に、或いは、その後の通信中に、別の基地局との通信が追加された場合に、それぞれの基地局装置からの前記データ受信タイミング差を検出することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  7. 複数の基地局装置から同一内容のデータを受信処理する場合に、複数の基地局装置からの受信データを複数の復号器にて個別に復号する工程と、前記復号した各データの誤りをそれぞれ検出する工程と、前記複数の基地局装置からのデータ受信タイミング差を検出する工程と、前記データ受信タイミング差と前記誤り検出結果とに基づき、前記復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御する工程と、を具備することを特徴とする同一データ受信方法。
  8. 前記データ受信タイミング差を検出する工程では、複数の基地局装置からの受信データの復調タイミングを用いて隣接データ間のタイミング差を計測し、その後に復号データのシーケンス番号を用いて同一データ間のタイミング差を計測し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御することを特徴とする請求項7記載の同一データ受信方法。
  9. 前記データ受信タイミング差を検出する工程では、復号データのシーケンス番号を用いて同一データ間のタイミング差を計測し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御することを特徴とする請求項7記載の同一データ受信方法。
  10. 前記データ受信タイミング差を検出する工程では、複数の基地局装置から通知された、隣接データ間のタイミング差と同一データ間のタイミング差とを検出し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が前記隣接データ間のタイミング差よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御することを特徴とする請求項7記載の同一データ受信方法。
  11. 前記データ受信タイミング差を検出する工程では、複数の基地局装置から通知された同一データ間のタイミング差を検出し、前記復号器を制御する工程では、前記同一データ間のタイミング差が所定の閾値よりも大きい場合に、前記誤り検出に基づき、復号処理を継続する復号器と停止する復号器とを制御することを特徴とする請求項7記載の同一データ受信方法。
  12. 前記データ受信タイミング差を検出する工程では、ある基地局装置間での通信開始時に、或いは、その後の通信中に、別の基地局との通信が追加された場合に、それぞれの基地局装置からの前記データ受信タイミング差を検出することを特徴とする請求項7記載の同一データ受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008117357A1 (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Panasonic Corporation 通信方法、基地局装置、端末装置、及び通信システム

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