JP2006293816A5 - - Google Patents

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コンテンツ提供システムおよび車載端末装置
この発明は、音声出力および/または表示出力を含むコンテンツデータを車両乗員に提供するコンテンツ提供システムおよび車載端末装置に関し、特にユーザの操作性を向上したコンテンツ提供システムおよび端末装置に関する。
従来、車両にはラジオなどの放送を受信する、カセットテープやCDなどの記録媒体に記録した音楽データを再生する、など車両乗員に娯楽を提供する機能が搭載されてきた。そして近年では、車外のサーバとの通信を利用して車両乗員が所望の情報や音楽データなどを取得することが可能となっている(例えば特許文献1参照。)。
特開2004−318728号公報
車外との通信を利用して所望のコンテンツを取得する場合、かかるコンテンツの提供者(コンテンツプロバイダ)との契約が必要となることが多い。このコンテンツプロバイダとの契約は、車両に搭載された車載装置側で記憶・管理しているのであるが、コンテンツ提供者側においてコンテンツ提供サービスの終了や、提供形態の変更などが生じた場合には、その変化を車載端末装置側に反映することができなかった。
そのため、例えばユーザがコンテンツの購入を試みた場合に初めてそのコンテンツの提供が既に終了していることに気付く、など不要な操作が発生することがあるという問題点があった。特に車載装置では、運転操作に支障を与えない、簡便な操作で所望の処理を実現することが求められるので、かかる問題の解消が重要な課題であった。
本発明は、上述した従来技術における問題点を解消し、課題を解決するためになされたものであり、コンテンツ提供状態を車載端末装置に反映させ、もってユーザの操作性を向上したコンテンツ提供システムおよび車載端末装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るコンテンツ提供システムは、音声出力および/または表示出力を含むコンテンツデータを車両乗員に提供するコンテンツ提供システムであって、前記コンテンツデータを使用可能な状態とするために必要なデータをサーバから車載端末に送信する通信手段と、前記コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と前記車載端末との契約状態を車載端末側で管理する車載端末側契約管理手段と、前記コンテンツ提供者と前記車載端末との契約状態をサーバ側で管理するサーバ側契約管理手段と、前記車載端末側契約管理手段が記憶した契約状態と、前記サーバ側契約管理手段が記憶した契約状態とを一致させる整合処理手段と、を備え、前記車載端末側契約管理手段および前記サーバ側契約管理手段は、前記車載端末が複数のコンテンツ提供者と個別に結んだ複数の契約の状態を管理することを特徴とする。
この請求項1の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させる。
また、発明に係るコンテンツ提供システムは、請求項1の発明において、前記整合処理手段は、前記車載端末側契約管理手段が記憶した契約状態と前記サーバ側契約管理手段が記憶した契約状態とが不一致である場合に、前記サーバ側契約管理手段の記憶内容に合わせて前記車載端末側契約管理手段の記憶内容を変更するよう構成してもよい。
かかる構成によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理してその内容を比較し、不一致である場合にはサーバ側の記憶内容に合わせて車載端末側の記憶内容を変更する。
また、請求項2の発明に係るコンテンツ提供システムは、請求項1に記載の発明において、前記車載端末側契約管理手段が記憶する契約状態と前記サーバ側契約管理手段が記憶する契約内容との一致を、前記コンテンツデータを使用可能な状態とするための条件とすることを特徴とする。
この請求項2の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理し、その内容が一致した場合にのみコンテンツデータを使用可能な状態とする。
また、請求項3の発明に係るコンテンツ提供システムは、請求項1または2に記載の発明において、前記コンテンツデータは音楽データであることを特徴とする。
この請求項3の発明によればコンテンツ提供システムは、音楽データの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させる。
また、請求項4の発明に係るコンテンツ提供システムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記通信手段は、前記コンテンツデータ自体を送信することを特徴とする。
この請求項4の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とコンテンツデータ送信サーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させる。
また、請求項5の発明に係るコンテンツ提供システムは、請求項1〜4のいずれか一つの発明において、前記コンテンツデータは暗号化されて予め車載端末に記憶され、前記通信手段は、復号用データを送信することを特徴とする。
この請求項5の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側と復号用データ送信サーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させる。
また、請求項6の発明に係る車載端末装置は、音声出力および/または表示出力を含むコンテンツデータを車両乗員に提供する車載端末装置であって、前記コンテンツデータを使用可能な状態とするために必要なデータをサーバから受信する受信手段と、前記コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と前記車載端末との契約状態を車載端末側で管理する車載端末側契約管理手段と、前記車載端末側契約管理手段が記憶した契約状態と、前記サーバ側で記憶した契約状態とを一致させる整合処理手段と、を備え、前記車載端末側契約管理手段は、複数のコンテンツ提供者と個別に結んだ複数の契約の状態を管理することを特徴とする。
この請求項6の発明によれば車載端末装置は、複数のコンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させる。
また、この発明に係る車載端末装置は、請求項6に記載の発明において、前記整合処理手段は、前記車載端末側契約管理手段が記憶した契約状態と前記サーバ側で記憶した契約状態とが不一致である場合に、前記サーバ側の記憶内容に合わせて前記車載端末側契約管理手段の記憶内容を変更するよう構成してもよい
かかる構成によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とが不一致である場合に、サーバ側の記憶内容に合わせて変更を行なう。
また、請求項7の発明に係る車載端末装置は、請求項6に記載の発明において、前記車載端末側契約管理手段が記憶する契約状態と前記サーバ側で記憶した契約内容との一致を、前記コンテンツデータを使用可能な状態するための条件とすることを特徴とする。
この請求項7の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とが一致した場合にのみコンテンツデータを使用可能な状態とする。
また、請求項8の発明に係る車載端末装置は、請求項6または7に記載の発明において、前記コンテンツデータは音楽データであることを特徴とする。
この請求項8の発明によれば車載端末装置は、音楽データを提供するコンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させる。
また、請求項9の発明に係る車載端末装置は、請求項6〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記受信手段は、前記コンテンツデータ自体を受信することを特徴とする。
この請求項9の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とコンテンツデータ送信サーバ側で記憶した契約状態とを一致させる。
また、請求項10の発明に係る車載端末装置は、請求項6〜9のいずれか一つに記載の発明において、暗号化された前記コンテンツデータを予め保持する暗号化コンテンツデータ保持手段をさらに備え、前記受信手段は復号用データを受信することを特徴とする。
この請求項10の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態と復号用データ送信サーバ側で記憶した契約状態とを一致させる。
また、請求項11の発明に係る車載端末装置は、請求項6〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記コンテンツ提供者がコンテンツデータの提供を終了した場合に、当該提供の終了を乗員に通知する通知手段をさらに備えたこと特徴とする。
この請求項11の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理してその契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させるとともに、コンテンツサービスの提供終了の判明時に乗員に通知を行なう。
また、請求項12の発明に係る車載端末装置は、請求項6〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記コンテンツ提供者がコンテンツデータの提供を終了した場合に、当該提供が終了したコンテンツデータに関する入出力を制限する入出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項12の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理してその契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させるとともに、提供が終了したコンテンツデータに関する入出力を制御する。
請求項1の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させるので、コンテンツ提供状態を車載端末装置に反映させ、もってユーザの操作性を向上したコンテンツ提供システムを得ることができるという効果を奏する。
また、この請求項の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理してその内容を比較し、不一致である場合にはサーバ側の記憶内容に合わせて車載端末側の記憶内容を変更することで、サーバが記憶したコンテンツ提供状態を車載端末装置に反映させ、もってユーザの操作性を向上したコンテンツ提供システムを得ることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理し、その内容が一致した場合にのみコンテンツデータを使用可能な状態とするので、コンテンツ提供状態を車載端末装置に反映させ、もって不要な操作を減少するコンテンツ提供システムを得ることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によればコンテンツ提供システムは、音楽データの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とサーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させるので、音楽コンテンツの提供状態を車載端末装置に反映させ、もってユーザの操作性を向上したコンテンツ提供システムを得ることができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側とコンテンツデータ送信サーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させるので、コンテンツ提供状態を車載端末装置に反映させ、もってコンテンツデータのダウンロードにかかる操作性を向上したコンテンツ提供システムを得ることができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によればコンテンツ提供システムは、コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と車載端末との契約状態を車載端末側と復号用データ送信サーバ側とでそれぞれ管理し、その内容を一致させるので、コンテンツ提供状態を車載端末装置に反映させ、もって復号用データ取得時の操作性を向上したコンテンツ提供システムを得ることができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させるので、コンテンツ提供状態を反映し、もってユーザの操作性を向上する車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
また、この発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とが不一致である場合に、サーバ側の記憶内容に合わせて変更を行なうことで、サーバ側が記憶したコンテンツ提供状態を反映し、もってユーザの操作性を向上する車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とが一致した場合にのみコンテンツデータを使用可能な状態とするので、コンテンツ提供状態を反映し、もって不要な操作を減少させる車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項8の発明によれば車載端末装置は、音楽データを提供するコンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させるので、サーバ側が記憶した音楽コンテンツの提供状態を反映し、もってユーザの操作性を向上する車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項9の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態とコンテンツデータ送信サーバ側で記憶した契約状態とを一致させるので、コンテンツ提供状態を反映し、もってコンテンツデータ取得時の操作性を向上する車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項10の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理し、その契約状態と復号用データ送信サーバ側で記憶した契約状態とを一致させるので、コンテンツ提供状態を反映し、もって復号用データ取得時の操作性を向上する車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項11の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理してその契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させるとともに、コンテンツサービスの提供終了の判明時に乗員に通知を行なうので、コンテンツ提供状態を反映し、ユーザへの通知によって操作性を向上する車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項12の発明によれば車載端末装置は、コンテンツ提供者との契約状態を管理してその契約状態とサーバ側で記憶した契約状態とを一致させるとともに、提供が終了したコンテンツデータに関する入出力を制御するので、コンテンツ提供状態を反映し、入出力制御によってユーザの操作性を向上する車載端末装置を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るコンテンツ提供システムおよび車載端末装置の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である車載端末装置1の概要構成を示す概要構成図である。また、図2は、本発明の実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概要を説明する説明図である。
図2に示すように、車両に搭載された車載端末装置1は、サーバ40との通信を利用し、複数のコンテンツプロバイダ(コンテンツプロバイダA〜C)が提供するコンテンツデータである楽曲データを再生可能とする。
楽曲データの取得方法は、サーバ40との通信によって楽曲データ自体を取得(ダウンロード)する方法と、予め車両側に暗号化された楽曲データを記憶させておき、復号用のキーデータであるライセンスキーをサーバ40との通信によって取得する方法とを用いることができる。
図1に示すように、車載端末装置1はその内部に携帯電話11、DCM(Data Communication Module)12、スピーカ13、ディスプレイ14、タッチパネル15、主制御部20およびハードディスク30を有する。
携帯電話11およびDCM12は、図2に示すサーバ40との通信を行なう通信手段である。携帯電話11は、単独で携帯電話端末として機能するが、ここでは車載端末装置1に接続されて車載端末装置1とサーバ40との通信に使用される。また、DCM12は、車載端末装置20に内蔵された専用の通信手段である。
スピーカ13は車室の乗員に対する音声出力を、ディスプレイ14は車室の乗員に対する表示出力をそれぞれ行なう出力手段である。また、タッチパネル15は、乗員(ユーザ)からの操作入力を受け付ける入力手段である。このスピーカ13、ディスプレイ14およびタッチパネル15は、ナビゲーション装置など他の車載装置と共用することができる。
主制御部20は、車載端末装置1を全体制御する制御部であり、その内部に保存処理部21、選曲処理部22、表示処理部23、契約処理部24および整合処理部25を有する。保存処理部21は、サーバ40との通信によって取得した楽曲データやライセンスキーをハードディスク30に保存する処理を行なう。
選曲処理部22は、ユーザの操作に基づいて再生する楽曲データを選択し、再生を実行する処理部である。さらに表示制御部23は、ディスプレイ14に表示する表示内容を制御する処理をおこなう。
契約処理部24は、サーバ40との通信を介してコンテンツプロバイダとの契約を行なう処理部である。この契約は、各プロバイダと個別に行なう。また、契約の形態には、そのプロバイダが提供するコンテンツ全て(もしくは全コンテンツの所定量)から任意のコンテンツを回数制限なく定額で利用可能な定額契約と、所望のコンテンツを使用する時点でそのコンテンツに対する課金を行なう(もしくは予め購入したチケットを消費する)個別購入契約とがある。
そのため、ユーザはコンテンツプロバイダごとに「定額契約」を結ぶか否かを選択することができ、定額契約を結んでいないコンテンツプロバイダが提供するコンテンツデータについても「個別購入契約」によって利用することが可能である。
また、契約処理部24は、各コンテンツプロバイダとの契約状態をハードディスク30に契約管理テーブル35として保存する。同様に、サーバ40は、各コンテンツプロバイダにおけるコンテンツ提供サービスの実施状態、および各車載端末の契約状態を契約管理テーブル41として保存している。整合処理部25は、この車載端末装置側の契約管理テーブル35をサーバ側の契約管理テーブルに合わせることで整合性を保つ処理を行なう。
ハードディスク30は、各種データを記憶する記憶手段であり、具体的には楽曲管理テーブル31、コンテンツデータ32、ダウンロードデータ33、ライセンスキー34、契約管理テーブル35などを記憶する。
楽曲管理テーブル31は、ユーザによって選択可能な楽曲データを示すテーブルであり、選曲処理部22はこの楽曲管理テーブル31を参照して選曲処理を行なう。また、コンテンツデータ32は、各コンテンツプロバイダが提供するコンテンツを予め記憶したデータである。
このコンテンツデータ32は、コンテンツプロバイダAから提供を受けたデータ32a、コンテンツプロバイダBから提供を受けたデータ32bなど、コンテンツプロバイダごとにデータを有する。
データ32aは、コンテンツプロバイダAが提供する楽曲を暗号化した暗号楽曲データと、その楽曲の曲名や歌手などの情報を示す歌本データとを有する。同様に、データ32bは、コンテンツプロバイダBが提供する楽曲を暗号化した暗号楽曲データと、その楽曲の曲名や歌手などの情報を示す歌本データとを有する。
ユーザは、例えばコンテンツプロバイダAと定額契約を結ぶと、データ32aの歌本データに示された楽曲の全てが使用可能となる。楽曲データの再生時には、暗号化されたデータの復号に必要なライセンスキーをサーバ40との通信によって取得する。そして一旦取得した後は、ライセンスキー34としてハードディスク30の内部に保存するので、同一の楽曲データを繰り返して再生する場合には、サーバ40との通信は不要となる。
一方、「個別購入契約」によって取得した(ダウンロードした)楽曲データは暗号化されていない平文のデータであるので、そのまま再生可能である。また、一旦ダウンロードした楽曲データは、ダウンロードデータ33として保存されるので、同一の楽曲データを繰り返して再生する場合には、サーバ40との通信は不要となる。
このコンテンツプロバイダとの契約状態を記憶した契約管理テーブルの具体例を図3に示す。図3−1は、車載装置端末1がハードディスク30に記憶した契約管理テーブル35の具体例であり、図3−2は、サーバ40が記憶した契約管理テーブル40の具体例である。
契約管理テーブル35は、車載端末装置1が各コンテンツプロバイダとどのような契約状態にあるかを示す。図3−1では、具体的にはコンテンツプロバイダAと「定額契約」を結んでおり、コンテンツプロバイダB,D,Eと「個別購入契約」を結んでいること、さらにコンテンツプロバイダCとは契約を結んでいないこと、を示している。
一方、サーバ40側の契約管理テーブル41は、各コンテンツプロバイダにおけるコンテンツ提供サービスの実施状態、および各車載端末の契約状態を示す。図3−2では、コンテンツプロバイダA〜Dについて「サービス提供中」、コンテンツプロバイダEについて「サービス提供終了」を示している。
さらに、契約管理テーブル40では、車載端末装置を端末IDなどによって特定し、各車載端末装置の契約状態を管理している。図3−2では、車載端末装置1の契約状態として、コンテンツプロバイダAと「定額契約」、コンテンツプロバイダB,Dと「個別購入契約」をそれぞれ結んでいること、コンテンツプロバイダCとは契約を結んでいないことを示している。また、サービス実施状態が示したように、コンテンツプロバイダEはサービスの提供を終了しているので、コンテンツプロバイダEに対する契約状態は「サービス無し」としている。
ここで、図3−1に示した端末側の契約管理テーブル35では、コンテンツプロバイダEとの契約状態が「個別購入契約」となっているが、実際にはコンテンツプロバイダEによるコンテンツ提供サービスは既に終了しているのでサーバ側の契約管理テーブル41では「サービス無し」となっている。
このような契約管理テーブルの内容の不一致が生じた場合には、整合処理部25は、車載端末装置側の契約管理テーブル35をサーバ側の契約管理テーブルに合わせ、契約管理テーブル35の内容を変更して整合性を保つ。
なお、整合処理部25による整合性の確認、すなわちサーバ側の契約管理テーブル40の内容の取得は、携帯電話11やDCM12による通信を用い、任意のタイミングで実行することが可能である。特に、車載端末装置1が他の目的でサーバ40との通信を行なった場合に併せて整合性の確認を行なうことが好適である。
このようにサーバ40に各コンテンツプロバイダにおけるコンテンツ提供サービスの実施状態、および各車載端末の契約状態を記憶させ、車載端末装置1と整合性を取ることで、例えばユーザがコンテンツの購入を試みた場合に初めてそのコンテンツの提供が既に終了していることに気付く、など不要な操作が発生することを防ぐことができる。
つづいて、「定額契約」による楽曲データの再生と「個別購入契約」による楽曲の再生について説明する。図4は、定額契約による楽曲データの再生の処理動作を説明する説明図である。
同図に示すように、定額契約では、まず契約処理部24がサーバ40を介してコンテンツプロバイダとの定額契約を結ぶ(ステップS101)。そして定額契約を結んだ後は、ユーザがコンテンツプロバイダの選択処理(ステップS102)を行なった場合に当該コンテンツプロバイダが提供する楽曲から再生する楽曲を選択させ、その楽曲のライセンスキーを取得する(ステップS103)。
そして、ハードディスク30内の暗号化された楽曲データを、取得したライセンスキーによって復号して再生する(ステップS104)。なお、ライセンスキーの取得は、サーバ40との通信を介して行なう。また、過去の再生時にライセンスキーを取得した楽曲であればハードディスク40内のライセンスキー34を使用する。
このステップS102からステップS104までの処理がユーザ操作に基づく再生処理フローであり、通常のルーチンに含まれる。その後、ユーザが定額契約の解約を指示した場合には、契約処理部24がサーバ40との通信を介してコンテンツプロバイダとの解約処理を行なうとともに、当該コンテンツプロバイダから契約期間中に取得してハードディスク30に保存したライセンスキー34を全て破棄する(ステップS105)。
すなわち、定額契約では、契約期間中はハードディスクに予め格納した暗号化楽曲データを任意に再生することが可能であり、解約後には過去の再生実績に関わらず全て再生不可能となる。
つぎに、図5を参照し、個別購入契約による楽曲データの再生の処理動作について説明する。個別購入契約では、ます契約処理部24がサーバ40を介してコンテンツプロバイダとの個別購入契約を結ぶ(ステップS201)。そして個別購入契約を結んだ後は、ユーザがコンテンツプロバイダの選択処理(ステップS202)を行なった場合に当該コンテンツプロバイダが提供する楽曲から再生する楽曲を選択させ、その楽曲データをサーバ40を介してダウンロードする(ステップS203)。
そして、ダウンロードした楽曲データのハードディスク30への記録と再生を実行する(ステップS204)。なお、過去の再生時に既にダウンロードした楽曲であればハードディスク40内のダウンロードデータ33を使用する。このステップS202からステップS204までの処理が、個別購入契約中のユーザ操作に基づく再生処理フローであり、通常のルーチンに含まれる。
さらに、個別購入契約を解約(ステップS205)した後は、ユーザがコンテンツプロバイダの選択処理(ステップS206)を行なった場合に当該コンテンツプロバイダから個別購入契約中にダウンロードした楽曲から再生する楽曲を選択させ(ステップS207)、その楽曲データを再生する(ステップS208)。このステップS206からステップS208までの処理が、個別購入契約の解約後のユーザ操作に基づく再生処理フローとして通常のルーチンに含まれる。
すなわち、個別購入契約では、契約期間中にユーザが指定した楽曲のデータを直接ダウンロードして使用する。そしてこのダウンロードに対して課金(もしくはチケットの消費)が発生し、一旦ダウンロードした後は自由に使用することができる。
そして、整合処理部25による整合性の確認は、例えば契約時(ステップS101,201)、解約時(ステップS105,205)、ライセンスキーの取得時(ステップS103)、楽曲のダウンロード時(ステップS203)などに行なうことができる。
また、整合性が確認されたこと(車載端末装置側の契約管理テーブル35とサーバ側の契約管理テーブル41とが一致すること)を、ライセンスキーの取得や楽曲のダウンロードの条件としてもよい。
そして、ユーザが指定したコンテンツプロバイダがコンテンツ提供サービスを終了している場合などには、スピーカ13を用いた音声通知、ディスプレイ14を用いた表示通知によってユーザに通知する。図6は、ディスプレイ14の表示出力によって、指定されたコンテンツプロバイダによるコンテンツ提供サービスが終了したことを通知する画面の一例である。
さらに、選曲処理部22や表示処理部23の制御によって、提供が不可能となったコンテンツに関する情報の表示を抑止する、表示態様を変更する、操作入力を抑止するなどを行なってもよい。
上述してきたように、本実施例にかかる車載端末装置1は、各コンテンツプロバイダとの契約状態をハードディスク30に契約管理テーブル35として記憶するとともに、整合処理部25が、サーバ40が記憶する契約管理テーブル41との整合を取ることで、コンテンツ提供状態を車載端末装置に反映させ、もってユーザの操作性を向上することができる。
なお、本実施例では整合処理部25を車載端末装置側に設け、車載端末側で整合を取る構成を例に説明を行ったが、本発明の利用はこれに限定されるものではなく、たとえばサーバ40に整合処理部を設けるように構成しても良い。
以上のように、本発明にかかる車載端末装置は、車両乗員に対するコンテンツデータの提供に有用であり、特にユーザの操作性向上に適している。
本発明の実施例にかかる車載端末装置の概要構成を示す概要構成図である。 本発明の実施の形態にかかるコンテンツサービスシステムの概要を説明する説明図である。 車載端末装置側の契約管理テーブルについて説明する説明図である。 サーバ側の契約管理テーブルについて説明する説明図である。 定額契約による楽曲データの再生の処理動作を説明する説明図である。 個別購入契約による楽曲データの再生の処理動作について説明する説明図である。 ディスプレイによる表示出力について説明する説明図である。
符号の説明
1 車載端末装置
11 携帯電話
12 DCM
13 スピーカ
14 ディスプレイ
15 タッチパネル
20 主制御部
21 保存処理部
22 選曲処理部
23 表示処理部
24 契約処理部
25 整合処理部
30 ハードディスク
31 楽曲管理テーブル
32 コンテンツデータ
33 ダウンロードデータ
34 ライセンスキー
35 契約管理テーブル

Claims (12)

  1. 音声出力および/または表示出力を含むコンテンツデータを車両乗員に提供するコンテンツ提供システムであって、
    前記コンテンツデータを使用可能な状態とするために必要なデータをサーバから車載端末に送信する通信手段と、
    前記コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と前記車載端末との契約状態を車載端末側で管理する車載端末側契約管理手段と、
    前記コンテンツ提供者と前記車載端末との契約状態をサーバ側で管理するサーバ側契約管理手段と、
    前記車載端末側契約管理手段が記憶した契約状態と、前記サーバ側契約管理手段が記憶した契約状態とを一致させる整合処理手段と、
    を備え
    前記車載端末側契約管理手段および前記サーバ側契約管理手段は、前記車載端末が複数のコンテンツ提供者と個別に結んだ複数の契約の状態を管理することを特徴とするコンテンツ提供システム。
  2. 前記車載端末側契約管理手段が記憶する契約状態と前記サーバ側契約管理手段が記憶する契約内容との一致を、前記コンテンツデータを使用可能な状態とするための条件とすることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供システム。
  3. 前記コンテンツデータは音楽データであることを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ提供システム。
  4. 前記通信手段は、前記コンテンツデータ自体を送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンテンツ提供システム。
  5. 前記コンテンツデータは暗号化されて予め車載端末に記憶され、前記通信手段は、復号用データを送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンテンツ提供システム。
  6. 音声出力および/または表示出力を含むコンテンツデータを車両乗員に提供する車載端末装置であって、
    前記コンテンツデータを使用可能な状態とするために必要なデータをサーバから受信する受信手段と、
    前記コンテンツデータの提供者であるコンテンツ提供者と前記車載端末との契約状態を車載端末側で管理する車載端末側契約管理手段と、
    前記車載端末側契約管理手段が記憶した契約状態と、前記サーバ側で記憶した契約状態とを一致させる整合処理手段と、
    を備え
    前記車載端末側契約管理手段は、複数のコンテンツ提供者と個別に結んだ複数の契約の状態を管理することを特徴とする車載端末装置。
  7. 前記車載端末側契約管理手段が記憶する契約状態と前記サーバ側で記憶した契約内容との一致を、前記コンテンツデータを使用可能な状態するための条件とすることを特徴とする請求項6に記載の車載端末装置。
  8. 前記コンテンツデータは音楽データであることを特徴とする請求項6または7に記載の車載端末装置。
  9. 前記受信手段は、前記コンテンツデータ自体を受信することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の車載端末装置。
  10. 暗号化された前記コンテンツデータを予め保持する暗号化コンテンツデータ保持手段をさらに備え、前記受信手段は復号用データを受信することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の車載端末装置。
  11. 前記コンテンツ提供者がコンテンツデータの提供を終了した場合に、当該提供の終了を乗員に通知する通知手段をさらに備えたこと特徴とする請求項6〜10のいずれか一つに記載の車載端末装置。
  12. 前記コンテンツ提供者がコンテンツデータの提供を終了した場合に、当該提供が終了したコンテンツデータに関する入出力を制限する入出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6〜11のいずれか一つに記載の車載端末装置。
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