JP2006293754A - Ｗｅｂサーバ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】携帯電話機に対するコンテンツサービスを行うシステムにおいて、どの広告業者／媒体を経由してアクセスしてきたかを識別し、広告業者別の成功報酬型の広告手数料の計算が可能なＷｅｂサーバ装置を提供すること。
【解決手段】アクセス管理サーバはＵＲＬから広告業者を識別し、コンテンツサーバに依頼して携帯電話網からユーザ識別情報を取得し、広告業者情報、ユーザ識別情報およびアクセス日時を記録する。コンテンツサーバは登録サーバからユーザ登録情報を取得して記録する。アクセス管理サーバは、所定の期間毎にアクセス記録とユーザ登録情報に基づき、特定の広告業者による広告に基づく登録ユーザを抽出し、広告業者に対して支払う広告報酬額を算出する。キャンペーンなどに基づいてアクセスしてきたユーザを個別に特定でき、成功報酬型の広告手数料の正確な計算ができる。
【選択図】図４

Description

本発明は、Ｗｅｂサーバ装置に関するものであり、特に、携帯電話機に対するコンテンツサービスを行うシステムにおいて、どの広告業者／媒体を経由してアクセスしてきたかを識別し、広告業者別の成功報酬型の広告手数料の計算が可能なＷｅｂサーバ装置に関するものである。

従来、インターネットにおけるＷｅｂサーバにおいて、例えば他の仮想店舗サイトの広告を掲載し、この広告をクリックしたユーザが当該仮想店舗において商品を購入した場合などに、広告を掲載しているＷｅｂサーバに紹介手数料を払う、いわゆるアフィリエイトシステムが実施されている。下記の特許文献１には上記のような顧客紹介システムが開示されている。

このシステムにおいては、ユーザの顧客紹介パートナーサーバアクセス時に顧客紹介装置がクッキーを使用して広告主ＩＤおよびパートナーＩＤを設定し、該ユーザが広告主サーバで商品購入した場合に顧客紹介装置がクッキーを読み出し、一致した場合には紹介手数料を決定し、双方に閲覧させるようになっている。
特開２００２−０５６２９５号公報

上記したような従来の紹介手数料システムを携帯電話機に対する着メロなどのコンテンツサービスを行うシステムに適用しようとした場合には、以下のような問題点があった。
（１）携帯電話機の場合にはクッキーを使用してユーザを特定することができない。
（２）公式サイトの場合にはキャリアからユーザ識別情報ＵＩＤを取得可能だが、取得できるのは登録されたコンテンツサーバのみである。

（３）コンテンツサービスを行うサーバのトップページ以外のページあるいはトップページにパラメータが付加されたＵＲＬでアクセスしてきた場合にはキャリアにおいて当該サーバへのアクセス数としてカウントされず、当該サーバの携帯電話網への貢献度の目安であるカウント数が減少してしまう。
（４）通信事業者（キャリア）が認定した公式サイトの場合には有料サービスの会員登録をキャリア側のサーバが行い、サービス料を通信料と一緒に集金するシステムとなっており、サービス料を徴収する個別のユーザ情報が得られない。

本発明は、上記した課題を解決することを目的とし、携帯電話機に対するコンテンツサービスを行うシステムにおいて、どの広告業者／媒体を経由してアクセスしてきたかを識別し、広告業者別の成功報酬型の広告手数料の計算が可能なＷｅｂサーバ装置を提供することを目的とする。

本発明のＷｅｂサーバ装置は、所定のＷｅｂサービスに対する携帯電話機ユーザからのアクセスを受け付け、ＵＲＬから広告業者を識別するユーザグループ識別手段と、アクセスしてきたユーザについて携帯電話通信網からユーザ識別情報を取得するユーザ識別手段と、前記広告媒体情報、ユーザ識別情報およびアクセス日時を対応して記録するアクセス記録手段と、前記所定のＷｅｂサービスにおけるユーザ登録情報を取得するユーザ登録情報取得手段と、所定の期間毎に、前記アクセス記録と前記ユーザ登録情報に基づき、特定の広告業者による広告に基づく登録ユーザを抽出し、前記広告業者に対して支払う広告報酬額を算出する広告報酬額算出手段とを備えたことを主要な特徴とする。

また、前記したＷｅｂサーバ装置において、前記ＵＲＬには、前記広告業者コードおよびコンテンツコードが含まれている点にも特徴がある。また、前記したＷｅｂサーバ装置において、前記広告報酬額算出手段は、前記広告業者による広告に基づくユーザのアクセス後、所定時間以内にユーザ登録を行った場合に、広告報酬支払い対象ユーザとする点にも特徴がある。

更に、前記したＷｅｂサーバ装置において、前記Ｗｅｂサーバ装置は、所定のＷｅｂサービスを行うと共に、前記ユーザ識別手段を備えたコンテンツサーバと、前記広告業者識別手段、アクセス記録手段、広告報酬額算出手段を備え、アクセスしてきたユーザを前記コンテンツサーバのトップページに転送するグループ識別サーバとを備えた点にも特徴がある。

本発明の装置は上記のような特徴によって、携帯電話機に対するコンテンツサービスを行うシステムにおいて、キャンペーンなどに基づいてアクセスしてきたユーザを個別に特定でき、成功報酬型の広告手数料の正確な計算が可能であるという効果がある。また、コンテンツサーバの携帯電話網への貢献度の指標となるトップページへのアクセス数を減少させず、かつ既存のコンテンツサーバの機能の変更を最小限にできるというという効果もある。

以下実施例について図面を参照して説明する。なお、広告業者としては特定の顧客を抱えた企業や団体の他、特定の顧客を持たない企業、団体、その他携帯電話機のユーザに対して何らかの広告媒体を持つ任意の企業、団体であればよい。

図１は、本発明の装置を含むシステム全体の構成を示すブロック図である。携帯電話網１１はゲートウェイサーバ２０を介してインターネット３０と接続されており、携帯電話機ユーザの所有する携帯電話機１０はゲートウェイサーバ２０を介して、インターネット３０上の下記の任意のサーバと接続可能に構成されている。

インターネット３０上には、携帯電話網運営会社（以下キャリアと記す）の運営するポータルＷｅｂサーバ２１、会員データベース（以下データベースをＤＢと記す）２３を備え、有料コンテンツサービスの会員登録を行う会員登録Ｗｅｂサーバ２２、コンテンツサービス会社の運営するコンテンツ提供サーバシステム３１、例えば顧客／会員を持ち、会員に対するダイレクトメール４０等の広告媒体を持っている企業の運営する企業Ｗｅｂサーバ３２などが存在する。

ここで、本発明の前提となる携帯電話機に対する公式サイトのコンテンツサービスについて説明する。コンテンツサービスを行うサービス会社は、まずキャリアに対してサーバの登録を申請し、キャリアはこれを許可する場合には、例えばキャリアの運営するポータルＷｅｂサーバ２１が提供するサービスメニューの中に当該コンテンツサーバへのリンクを掲載する。

ユーザは携帯電話機１０からポータルＷｅｂサーバ２１にアクセスし、メニューからコンテンツサーバへ飛んで、気に入れば会員登録を行う。この会員登録処理はキャリアの会員登録Ｗｅｂサーバ２２において行われ、処理結果はコンテンツ提供サーバシステム３１にも通知される。コンテンツサーバシステム３１は会員に対して例えば着メロ等の公知のコンテンツサービスを提供する。

キャリアは、例えば毎月、会員ＤＢ２３の内容に基づき、有料コンテンツサービスの会費を通信費と一緒に集金する。そして、集金した会費から手数料を引いて該当するコンテンツサービス会社に支払う。

従来のシステムはここで完結していたが、本発明のシステムを使用することにより、例えばダイレクトメール４０や企業Ｗｅｂサーバ３２等によってユーザにコンテンツサービスについての広告／勧誘を行った企業や団体（広告業者）に対してその広告の結果、会員登録を行ったユーザを識別して、成功報酬型の広告手数料を払うことを可能としたものである。

図２は、本発明のコンテンツ提供サーバシステム３１の構成の一例を示すブロック図である。コンテンツ提供サーバシステム３１は例えば３つのコンテンツサーバＡ５０、Ｂ５１、Ｃ５２を備え、携帯電話機１０に対してそれぞれ異なる公知のコンテンツサービスを行っている。それぞれのサーバは対応するデータベースであるコンテンツＡ−ＤＢ５３、コンテンツＢ−ＤＢ５４、コンテンツＣ−ＤＢ５５を備えており、それぞれのＤＢにはコンテンツや会員データ等が登録されている。

アクセス管理サーバ５６は、Ｗｅｂサーバ機能を備え、詳細は後述するが、本発明による広告業者／媒体の識別機能、ユーザの識別機能を備え、ユーザのアクセス情報をユーザ管理ＤＢ５７に記録する。なお、各コンテンツの登録ユーザ情報もこのユーザ管理ＤＢ５７に記録するようにしてもよい。各サーバ、端末（ＰＣ）５８およびインターネットとの接続を行うルータ５９はＬＡＮ６０によって接続されている。オペレータは端末（ＰＣ）５８から後述する処理の起動や処理結果の閲覧、出力が可能である。

図４は、本発明における各装置間の情報のやり取りを示すフローチャートである。携帯電話機１０は、従来は例えばポータル（Ｗｅｂ）サーバ２１のトップページにアクセス（１）し、メニューから所望のコンテンツを選択することによってコンテンツサーバ（例えば５０）にアクセス（２）する。このときのＵＲＬはコンテンツサーバ５０のトップページを示すＵＲＬ（Ｔ）である。このＵＲＬへのアクセスによって、キャリアによりアクセス数がカウントされる。

一方、ダイレクトメール４０にキャンペーン用のＵＲＬであるＵＲＬ（Ｃ）を印刷し、ユーザが当該ＵＲＬ（Ｃ）を入力してアクセス（５）したり、企業Ｗｅｂサーバ３２にＵＲＬ（Ｃ）へのリンクを張ったコンテンツサーバ５０の広告を載せ、この広告をクリックしたユーザがアクセス（４）してきた場合には、アクセス管理サーバ５６に接続される。

ＵＲＬ（Ｃ）は、ＵＲＬ（Ｔ）にコンテンツおよびキャンペーンを行う広告業者である企業、団体毎に異なるコンテンツコードおよび広告業者の代理店コードをパラメータとして付加したものであってもよい。あるいはＵＲＬ（Ｃ）は、コンテンツや企業毎にＵＲＬ（Ｔ）と異なるＵＲＬを割り当ててもよい。

アクセス管理サーバ５６は詳細は後述するが、ＵＲＬ（Ｃ）からコンテンツコードおよび代理店コードを抽出すると共に、周知のソケット（Socket）機能を使用して、コンテンツコードと対応するコンテンツサーバ５０に対してアクセスしてきたユーザの識別情報であるＵＩＤを取得するように要求（６）する。

キャリヤから認定された公式サイトであるコンテンツサーバであれば、携帯電話網１１からＵＩＤを取得可能である。しかし、アクセス管理サーバは公式サイトではないために、直接ＵＩＤを取得できない。そこで、コンテンツサーバ５０は携帯電話網１１からＵＩＤを取得し、このＵＩＤをアクセス管理サーバ５６に通知（７）する。

アクセス管理サーバ５６は、携帯電話機をリダイレクト機能によってコンテンツサーバ５０のトップページに接続させる（８）、（９）と共に、ユーザ管理ＤＢ５７にアクセスを記録する。図３は、記録される会員登録情報およびアクセス情報の内容を示す説明図である。（ｂ）はアクセス情報の内容であり、１つのアクセス記録レコードには、ＵＩＤ、コンテンツコード、代理店コード、アクセス日時が記録される。

ユーザはコンテンツサーバのトップページからアクセスし、この際に前記キャリアによりアクセス数がカウントされる。その後、ユーザが会員登録を行った場合には、コンテンツサーバ５０から会員登録（Ｗｅｂ）サーバ２２に接続（１０）され、周知の会員登録処理が行われる。そして、登録処理が完了すると、再びコンテンツサーバへ接続され、この際に会員登録（Ｗｅｂ）サーバ２２から登録処理の結果がコンテンツサーバ５０に通知（１１）される。

コンテンツサーバは、会員登録処理のの内容をコンテンツＤＢ（５３）あるいはユーザ管理ＤＢ５７に記録する。図３（ａ）は記録される登録情報の内容であり、１つの登録記録レコードには、ＵＩＤ、コンテンツコード、登録日時、退会日時が記録されている。なお、同じユーザが登録と退会を繰り返した場合には、全ての登録、退会情報を記録しておく。

月が変わった場合には、アクセス管理サーバ５６は、アクセス記録および登録記録を参照して、後述する処理によって、代理店（企業）ごとの成功報酬型の広告手数料を集計し、集計結果を出力する。

このような構成を取ることにより、例えば既存のコンテンツサービスシステムを本発明のシステムに変更する場合に、コンテンツサーバの変更は最小限で済み、サービスの中断や障害、誤動作等の恐れが減少する。

図５は、本発明のアクセス管理サーバ５６の処理内容を示すフローチャートである。Ｓ１０においては、ユーザの携帯電話機１０からのアクセスがあるまで待つ。Ｓ１１ においては、アクセスしてきたＵＲＬのパラメータからコンテンツコード、代理店コードを取得する。Ｓ１２ においては、ソケット（Socket）機能を使用して、コンテンツコードと対応するコンテンツサーバ内に予めインストールされているＵＩＤ取得プログラムを起動し、携帯電話網１１からユーザ識別情報ＵＩＤを取得させる。

Ｓ１３ においては、ＵＩＤ、コンテンツコード、代理店コード、日時をアクセス記録としてユーザ管理ＤＢ５７に記録する。Ｓ１４においては、ユーザをコンテンツコードと対応するコンテンツサーバのトップページへＨＴＴＰリダイレクト機能により接続転送する。なお、ユーザの携帯電話機１０の表示においてはコンテンツサーバ５０のトップページが最初に表示される。以上の処理により、キャンペーン等によりアクセスしてきたユーザの広告業者別のアクセスが記録できる。

図６は、本発明のコンテンツサーバの処理内容を示すフローチャートである。Ｓ２０においては、携帯電話機１０からのアクセスがあったか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはＳ２７に移行するが、肯定の場合にはＳ２１に移行する。Ｓ２１においては、公知の機能によって携帯電話網１１からユーザ識別情報であるＵＩＤを取得する。Ｓ２２においては、着メロのダウンロードなど公知のコンテンツサービス処理を実行する。

Ｓ２３においては、ユーザから会員登録要求か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはＳ２０に移行するが、肯定の場合にはＳ２４に移行する。Ｓ２４においては、ユーザとの接続を会員登録サーバ２２へ転送し、登録処理の処理結果を受け取る。なお、会員登録（Ｗｅｂ）サーバ２２においては、周知の会員登録処理が行われ、登録処理が完了すると、コンテンツサーバへ登録処理の結果が通知される。

Ｓ２５においては、処理結果から登録／退会処理が実行されたか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはＳ２１に移行するが、肯定の場合にはＳ２６に移行する。Ｓ２６においては、ＵＩＤ、コンテンツコード、登録／退会日時をＤＢに記録する。なお、すでに記録レコードが存在する場合には、登録／退会日時が追加される。

Ｓ２７においては、アクセス管理サーバ５６からのソケット（Socket）機能を使用したＵＩＤ取得プログラム起動要求か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはＳ２０に移行するが、肯定の場合にはＳ２８に移行する。Ｓ２８においては、指定されたプログラムを起動し、携帯電話網１１からＵＩＤを取得する。Ｓ２９においては、アクセス管理サーバ５６へＵＩＤを通知し、Ｓ２０に戻る。

なお、Ｓ２０からＳ２６までの処理は既存のコンテンツサービスシステムと同じ機能であり、既存のコンテンツサービスシステムにＳ２７からＳ２９の機能を付加するだけで本発明のコンテンツサーバを構築することができる。

図７は、本発明のアクセス管理サーバの集計処理の内容を示すフローチャートである。この処理は、例えば月初めに１回だけ起動される。Ｓ４０においては、各広告業者（代理店）ごとの広告手数料を支払うべきユーザの人数の値を０に初期化する。Ｓ４１においては、ユーザ登録ＤＢから未処理のＵＩＤを１つ選択する。Ｓ４２においては、ユーザ登録ＤＢからこのＵＩＤと対応する会員登録データを取得する。

Ｓ４３においては、このユーザが課金対象か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはＳ４７に移行するが、肯定の場合にはＳ４４に移行する。コンテンツサービスの課金対象か否かの判定条件はキャリア毎に異なる。従って、ＵＲＬからキャリアを識別し、そのキャリアの判定条件と同じ条件で判定する。例えば、あるキャリアにおいて、登録月は無料、退会月は有料というような判定条件であった場合には、登録情報を参照して、先月始めて会員登録したユーザは課金対象から外す。また、先月退会したユーザは課金対象とする。

Ｓ４４においては、ユーザ管理ＤＢ５７からＳ４１のＵＩＤと対応するアクセス記録を取得する。Ｓ４５においては、広告手数料の支払い条件を満足するか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはＳ４７に移行するが、肯定の場合にはＳ４６に移行する。支払い条件とは、例えばアクセス記録の日時から所定の時間内、例えば６時間以内に会員登録を行っている場合に、支払い条件を満足するものとする。

Ｓ４６においては、代理店コード対応の支払い人数に１を加算する。Ｓ４７においては、全ＵＩＤについて処理が完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはＳ４１に移行するが、肯定の場合にはＳ４８に移行する。Ｓ４８においては、代理店ごとの人数データおよびこの人数に広告手数料の単価をかけた合計額を出力する。

本発明の装置を含むシステム全体の構成を示すブロック図である。 本発明のコンテンツ提供サーバシステム３１の構成の一例を示すブロック図である。 記録される会員登録情報およびアクセス情報の内容を示す説明図である。 本発明における各装置間の情報のやり取りを示すフローチャートである。 本発明のアクセス管理サーバの処理内容を示すフローチャートである。 本発明のコンテンツサーバの処理内容を示すフローチャートである。 本発明のアクセス管理サーバの集計処理の内容を示すフローチャートである。

符号の説明

１０…携帯電話機
１１…携帯電話網
２０…ゲートウェイサーバ
２１…ポータルＷｅｂサーバ
２２…会員登録Ｗｅｂサーバ
２３…会員データベース
３０…インターネット
３１…コンテンツ提供サーバシステム
３２…企業Ｗｅｂサーバ
４０…ダイレクトメール

Claims (4)

1. 所定のＷｅｂサービスに対する携帯電話機ユーザからのアクセスを受け付け、ＵＲＬから広告業者を識別するユーザグループ識別手段と、
   アクセスしてきたユーザについて携帯電話通信網からユーザ識別情報を取得するユーザ識別手段と、
   前記広告媒体情報、ユーザ識別情報およびアクセス日時を対応して記録するアクセス記録手段と、
   前記所定のＷｅｂサービスにおけるユーザ登録情報を取得するユーザ登録情報取得手段と、
   所定の期間毎に、前記アクセス記録と前記ユーザ登録情報に基づき、特定の広告業者による広告に基づく登録ユーザを抽出し、前記広告業者に対して支払う広告報酬額を算出する広告報酬額算出手段と
   を備えたことを特徴とするＷｅｂサーバ装置。
2. 前記ＵＲＬには、前記広告業者コードおよびコンテンツコードが含まれていることを特徴とする特徴１に記載のＷｅｂサーバ装置。
3. 前記広告報酬額算出手段は、前記広告業者による広告に基づくユーザのアクセス後、所定時間以内にユーザ登録を行った場合に、広告報酬支払い対象ユーザとすることを特徴とする特徴１に記載のＷｅｂサーバ装置。
4. 前記Ｗｅｂサーバ装置は、
   所定のＷｅｂサービスを行うと共に、前記ユーザ識別手段を備えたコンテンツサーバと、
   前記広告業者識別手段、アクセス記録手段、広告報酬額算出手段を備え、アクセスしてきたユーザを前記コンテンツサーバのトップページに転送するグループ識別サーバと
   を備えたことを特徴とする特徴１に記載のＷｅｂサーバ装置。
   

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