JP2006293722A - ポイント利用システムとそれを実現するためのコンピュータプログラムとその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 顧客に発行されたポイントを商品購入券として利用可能にするためのポイント管理装置を含むコンピュータシステムである。
ポイントを管理する会社が利用するサーバー1は、クレジットカード会社等が利用するサーバー2等にポイント要求情報を送信し、各社が顧客に付与したポイントを引き取り管理する。
小売店端末6は、クレジットカードから顧客情報を読み取り、購入券データ要求情報をサーバー1に送信し、ポイントを含む購入券データを受信する。そして、購入券データの内容を出力装置から商品購入券として出力する。
【選択図】 図16
Description
第1の問題として現在のポイント制度には引換え商品の種類が少ない(品揃えが豊富でない)という問題があげられる。即ち、商品の種類が少ないため顧客が引換えたい商品が見つからず結局そのポイントが利用されずに終わってしまうのである。
第2の問題として、引き換えのための手続きが面倒であるという問題があげられる。即ち、引き換えのためには顧客が住所や氏名等を応募葉書に記入して投函しなければならず面倒であり、結局ポイントが利用されずに終わってしまうのである。
そこで、品揃えが豊富で利用手続きが簡便なポイント利用システム等が求められるところである。
(1) 顧客に発行されたポイントを商品購入券として利用可能にするためのポイント管理装置と小売店に設置される小売店装置とを含むコンピュータシステムであって、
前記ポイント管理装置は、顧客を特定するための第1顧客情報を入力する第1顧客情報入力手段、その顧客に発行されたポイントを入力するポイント入力手段、前記ポイントに基づいて小売店での購入可能金額を特定する購入可能金額特定手段、前記第1顧客情報と前記ポイントと前記購入可能金額とを関連づけたポイント管理ファイルを記憶するポイント管理ファイル記憶手段、前記小売店装置から入力された第2顧客情報を含む購入券要求データを前記小売店装置から受信する購入券要求データ受信手段、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルから検索する購入可能金額検索処理を行う購入可能金額検索手段、検索された前記購入可能金額を含む購入券データを前記小売店装置に送信する購入券データ送信手段とを備え、
前記小売店装置は、前記ポイント管理装置から受信した前記購入券データの内容を出力装置から商品購入券として出力する商品購入券出力手段を備える。
(2) 前記ポイント管理装置は、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記ポイントを前記ポイント管理ファイルから検索するポイント検索手段、検索された前記ポイントを前記購入券データに含めるポイント代入手段とを備える。
(3) 前記小売店装置は、顧客の商品購入金額を特定する商品購入金額特定手段、
前記商品購入券に出力された前記購入可能金額を読取る購入可能金額読取手段、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて精算可能か否かを判断し精算可能な場合は精算処理を行う精算手段とを備える。
(4) 前記ポイント管理装置は、前記購入券データにその購入可能金額に関連づけられた前記第2顧客情報を含める第2顧客情報代入手段を備え、
前記小売店装置は、前記商品購入券に出力された前記第2顧客情報を読取る第2顧客情報読取手段、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算手段、前記釣銭額と前記第2顧客情報を含む釣銭通知データを前記ポイント管理装置に送信する釣銭通知データ送信手段とを備え、
前記ポイント管理装置は、受信した釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記購入可能金額に前記釣銭額を返還する第1購入可能金額返還手段とを備える。
(5) 前記ポイント管理装置は、前記釣銭通知データに含まれる前記釣銭額に基づいてその釣銭額に相当する返還ポイントを特定する返還ポイント特定手段、前記釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記ポイントに前記返還ポイントを加算する第1ポイント返還手段とを備える。
(6) 前記小売店装置は、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算手段、前記釣銭額を前記ポイント管理装置に送信する釣銭送信手段、
とを備え、
前記ポイント管理装置は、受信した前記釣銭額を釣銭による利益額として蓄積する釣銭蓄積手段を備える。
(7) 前記ポイント管理装置は、前記ポイントを小売店価格に一致又は近似させるための価値調整データを記憶する価値調整データ記憶手段を備え、
前記購入可能金額は前記ポイントを前記価値調整データに基づいて変換したものである。
(8) 前記購入券データにはその商品購入券の第1有効期限が含まれ、
前記小売店装置は、商品購入券が利用されたか否かを確認し利用された場合は使用済通知データを前記ポイント管理装置に送信する使用済通知データ送信手段を備え、
前記ポイント管理装置は、前記第1有効期限内に前記小売店装置から使用済通知データを受信したか否かを確認する受信確認手段、前記使用済通知データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルに含まれる前記購入可能金額に返還する第2購入可能金額返還手段とを備える。
(9) 前記ポイント管理装置は、前記使用済データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記ポイントを前記ポイント管理ファイルに含まれる前記ポイントに返還する第2ポイント返還手段を備える。
(10) 前記ポイント管理装置は、仲介手数料を徴収するための仲介手数料算出データを記憶する算出データ記憶手段、前記仲介手数料算出データと前記購入可能金額に基づいて仲介手数料を特定し蓄積する手数料蓄積手段とを備える。
(11) 前記ポイント管理装置は、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、それら購入可能金額を合計し、その合計を前記購入券データの前記購入可能金額とする合計金額代入手段を備える。
(12) 前記ポイント管理装置は、前記ポイントとそのポイントの第2有効期限を関連づけて記憶する第2有効期限記憶手段、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、前記第2有効期限が先に終了する方の前記購入可能金額を前記購入券データの前記購入可能金額とする有効期限選択手段を備える。
(1)本発明はコンビニエンスストア等の小売店でポイントを利用できるので、引き換え商品の種類を非常に多くすることができる。即ち、コンビニエンスストア等には生活に必要な商品が豊富に揃っているので、ポイント制度の内容を充実させることができる。これによりポイントの利用が促進され、顧客に満足感を与えることができる。
(2)本発明はコンビニエンスストア等に設置されている端末に会員カードの内容を読み取らせるだけでポイントを商品券にできるので、ポイント利用のための手続きが非常に容易なものとなる。
(3)本発明は、ポイント(購入可能金額)の釣銭額を顧客に返還するのでポイント(購入可能金額)を無駄にすることがなく、顧客に満足感を与えることができる。また、これまでのポイント制度では釣銭を顧客に返還するためには非常に複雑な仕組み(システム)を構築しなければならなかったが、本発明を利用すれば簡便に釣銭を返還するシステムを構築することができる。
(4)本発明は、各企業のポイントの価値をコンビニエンスストアで利用できる価値に変換するので、各企業で価値の異なるポイントが発行されたとしても、それをコンビニエンスストアで統一的に取り扱うことができる。
(5)本発明は、仲介手数料を徴収することができ、釣銭による利益額も見込めるのでポイント仲介者(ポイント管理者)の利益を確保することができる。
(6)本発明は、商品購入券の期限が設けられており、この期限が過ぎるとそのポイント(購入可能金額)をポイント管理ファイルに戻すので、顧客に心変わりがあって商品購入を取りやめた場合でも次回の買い物時に容易に商品購入券を再発行できる。また、商品購入券で商品を購入しようと思った顧客が間違って現金で購入してしまった場合でも次回の買い物時に商品購入券を再発行できる。
これらハードウェアは、ポイント仲介業者Xが利用するサーバー1、クレジットカード会社Aが利用するサーバー2、クレジットカード会社Bが利用するサーバー3、レンタルCDショップCが利用するサーバー4、航空会社Dが利用するサーバー5、コンビニエンスストア等の小売店に設置されている小売店端末(コンピュータ)6、コンビニエンスストア等の小売店に設置されているレジスタ(コンピュータ)9とからなる。
各装置(サーバー1、サーバー2、サーバー3、サーバー4、サーバー5、小売店端末6、レジスタ9)にはデータの送受信を可能にするためのデータ送信部および受信部が備えられており、これにより各装置同士はインターネット10(或いは、その他の通信手段)を介してデータの送受信が可能になっている。
各装置の記憶装置には本発明を実現するためのコンピュータプログラムや所定のデータが記憶されており、各装置の処理装置はこのコンピュータプログラムの処理命令に従って所定の処理を行う。
また、小売店端末6にはクレジットカード等に組み込まれた情報を読み取るカードリーダー7と情報を紙に印刷するプリンタ8とが備えられている。また、レジスタ9にはバーコードの内容を読み取るためのバーコードリーダ(図示せず)が備えられている。
なお、本実施例ではサーバー1からサーバー5までの装置がポイント管理装置としての役割を果たし、小売店端末6とレジスタ9とが小売店装置としての役割を果たす。
ポイント管理会社(X社)は、各企業から顧客に発行されたポイントを引き受け、そのポイントをコンビニエンスストアで利用できるサービスを提供している。例えば、ある会員がクレジットカード会社から500ポイントを付与された場合、その500ポイントをコンビニエンスストアに設置されている端末から商品券として引き出せるようにし、コンビニエンスストアで500円の買い物ができるようにするのである。以上が、本発明の概要である。
東京都在住の山田太郎さんはクレジットカード会社(A社とB社)、レンタルCDショップ(C社)、航空会社(D社)の会員となっている。各社では会員に対しポイントを付与・発行している。例えば、クレジットカード会社では会員がそのクレジットカードを利用して商品を購入した際はその購入額に応じてポイントが付与され、顧客はそのポイント数に応じた所定の商品と引き換えることができる。また、CDショップでは顧客がCDを借りた数量や金額に応じてポイントを付与し、航空会社では顧客の搭乗距離に応じたマイレージというポイントを付与している。なお、ここでポイントとは原則として顧客に対する特典を数値化等したものを意味するが、これに限るものではない。
図3はA社が利用するサーバー2に記憶されている顧客ファイルである。これはA社の会員の顧客ID・氏名・住所・A社が顧客に付与したポイント、ポイント所有者コード(第1顧客情報)等を関連づけた顧客レコードを複数集めたものである。また、これと同様に図4・図5・図6に示す顧客ファイルがそれぞれB社・C社・D社が利用するサーバー3・サーバー4・サーバー5に記憶されている。なお、これら顧客ファイルは各サーバーに接続された入力装置(図示せず)から入力されたものである(第1顧客情報入力手段、ポイント入力手段)。
よって、サーバー1は各企業からポイントを引き取るため次の処理を行う。
サーバー1は山田さんのポイントを一括管理するため、図8に示すようなポイント要求情報を作成し、これをサーバー2に送信し、これを受信したサーバー2は記憶装置に記憶する。なお、ポイント所有者コードとはX社の会員を特定するための情報であり、これはA社、B社、C社、D社の顧客ファイルにも共通して保有されている情報であるものとする。また、本実施例では顧客を特定するための情報としてこのポイント所有者コードを利用するが、顧客を特定する情報はこれに限るものではなく、例えば顧客のカナ氏名や電話番号などであってもよい。
次に、サーバー2はポイント要求情報に含まれるポイント所有者コードを検索キーにして(ポイント所有者コードに基づいて)顧客ファイル(図3)を検索し、抽出されたレコード(図3)に基づいて図9のようなポイント通知情報を作成し、それをサーバー1に送信する。これを受信したサーバー1は記憶装置に記憶する。以上がポイント引受処理である。なお、図9のポイント通知情報にはポイント発行者コードが含まれ、サーバー1はポイント通知情報を受信することによりポイント発行者を特定する(発行者特定手段)。また、このポイント引受処理は定期的に行われるものとする。
次に、サーバー1が引き受けたポイントを管理する処理について説明する。
まず、サーバー1は企業が発行したポイントの価値をコンビニエンスストアでの価値に一致させる(近似させる)ための処理を行う。即ち、各企業では独自の基準により顧客にポイントを発行しており、そのポイントの価値が各企業で異なる場合がある。よって、各企業のポイントをコンビニエンスストアにおける価値に統一する必要があるためこの処理を行うのである。この処理を行うためサーバー1の記憶装置には図10に示すような価値調整ファイルが記憶されている(価値調整データ記憶手段)。例えば、図10においてA社(ポイント発行者コード:A01)の場合は価値調整データが「100%」なので600ポイントがA社から付与された場合はコンビニエンスストアでは600円の価値を有するものである。さらにB社(ポイント発行者コード:B01)の場合は価値調整データが「90%」なので800ポイントがB社から付与された場合はコンビニエンスストアでは720円の価値を有するものである。
なお、本実施例ではポイントと価値調整データとが金額特定情報としての役割を果たす。
また、この価値調整データは必ずしも設定・使用する必要はない。例えば、600ポイントをそのまま購入可能金額600円としてもよい。この場合は600ポイントをそのまま購入可能金額600円とする処理を行うサーバー1が購入可能金額特定手段となる。
次に、山田さんがコンビニエンスストアでポイントを商品券として引き出して使用するための処理について説明する。
山田さんはA社のクレジットカード20を持参して近所のコンビニエンスストアに出向き、コンビニエンスストアに設置されている端末(小売店端末6:図1)のカードリーダー7にA社のカード20(図12)の記憶内容を読み取らせた。これにより小売店端末6には図12に示す情報が入力され記憶される。また、小売店端末6は記憶した内容を購入券要求データ(図12)としてサーバー1に送信し、購入券要求データを受信したサーバー1はこれを記憶装置に記憶する。なお、本実施例ではクレジットカードから入力されたポイント所有者コードが第2顧客情報としての役割を果たす。
サーバー1は購入券要求データに含まれるポイント所有者コード「X9715」を検索キーにしてポイント管理ファイル(図11)を検索し、顧客レコード(図11)を抽出する(購入可能金額検索手段、ポイント検索手段)。そして、そのレコードの「A123」(購入券要求データに含まれる入力ID)に該当するポイント・購入可能金額等に基づいて図13のような購入券管理レコードを作成し、それを予め記憶装置に記憶されている購入券管理ファイルに追加・記憶する。なお、ここで図13の購入券管理レコードについて詳しく説明する。
(1)図13の購入券IDはサーバー1が任意に付与したものである。
(2)図13の発行日時はサーバー1に備えられている時計から取得された日時をそのまま代入したものであり、有効期限(第1有効期限)は発行日時から60分後を計算して代入したものである。なお、ここでは有効期限を発行から60分としているがこれは任意に決められるものとする。
(3)本実施例では有効期限について発行日時を基準に決定しているが、これをA社が定める期限にしてもよい。即ち、図9のポイント通知情報に含まれる有効期限及び図11の有効期限1はA社が定めた有効期限(第2有効期限)であるが、これを購入券管理レコード(図13)の有効期限としてもよい。
(4)図13の購入券管理レコードにはポイントが含まれていないが、ポイント管理ファイルから検索されたポイントをここに含めてもよい(代入してもよい)。
サーバー1は購入券管理レコード(図13)に基づいて図14に示す購入券データ(購入可能金額・ポイント・ポイント所有者コード・有効期限を含む)を作成し、これを小売店端末6に送信する(購入券データ送信手段、第2顧客情報代入手段)。そして、これを受信した小売店端末6は記憶装置に記憶する。また、サーバー1は購入券データを送信した後に山田さんの顧客レコード(図11)のポイント1及び購入可能金額1の内容を0に更新して図15のようにする。即ち、送信した購入可能金額「600円」とそのポイント「600」を顧客レコードから差し引く処理を行う。なお、購入券データにはポイントが含まれていないが、サーバー1は購入券データにポイントを含めるようにしてもよい(ポイント代入手段)。
小売店端末6にはプリンタ8が備えられており、小売店端末6は記憶した購入券データ(図14)の内容に基づいて図16のような商品購入券を印刷する(商品購入券出力手段)。なお、ここでは購入券データの内容を文字として印刷するほか、バーコードとしても印刷するものとする。
山田さんは550円の弁当を購入しようと思い、弁当をレジスタ9のところまで持参し、会計時に印刷された商品券を店員に差し出す。店員はレジスタ9に備えられているバーコードリーダ(図示せず)を利用して弁当の価格(商品購入金額)と商品購入券の情報(購入可能金額・第2顧客情報を含む)をレジスタ9に読み取らせる。即ち、レジスタ9は弁当の価格と商品購入券の内容とを読み取り、それらの内容を特定し記憶する(商品購入金額特定手段、購入可能金額読取手段、第2顧客情報読取手段)。
次に、レジスタ9は弁当の価格が商品購入券の購入可能金額を上回っていないか否か(精算可能か否か)を確認し、上回っていなければレジスタ9の表示モニタ(図示せず)に「精算OK」などの文字を表示して店員に精算可能であることを知らせ、550円の売り上げ等を記憶して精算を完了させる(精算手段)。なお、この際、現在の日時と有効期限とを比較して商品購入券の有効期限が過ぎていないか否かを確認するものとする。
レジスタ9は、商品購入券の購入可能金額から商品購入金額(弁当の価格)を差し引き、釣銭額「50円」を計算する(釣銭計算手段)。
なお、ここでこの釣銭額の取り扱いについて説明する。本発明においてこの釣銭額の取り扱い方法として4つの方法が考えられる。
1つめは、顧客(山田さん)に現金「50円」の釣銭を店員が手渡しする方法である。
2つめは、釣銭を顧客に渡すことなく「50円」を不使用ポイントとしてそのまま消滅させる方法である。
3つめは、釣銭をX社の利益として蓄積する方法である。
4つめは、釣銭をポイント管理ファイルに戻す方法である。
ここでは、3つめの方法と4つめの方法を実現するための処理について説明する。
レジスタ9は、読み取った商品購入券の内容と釣銭額「50円」に基づいて図17のような使用済通知データ(釣銭通知データ)を作成する。そして、この使用済通知データをサーバー1に送信し(使用済通知データ送信手段・釣銭通知データ送信手段・釣銭送信手段)、これを受信したサーバー1は記憶装置に記憶する。
更に、サーバー1は使用済通知データに含まれる釣銭額を、図18のように予め記憶装置に記憶されている釣銭蓄積ファイルに追加する(釣銭蓄積手段)。このようにすれば釣銭額をX社の利益とするための情報を作成することができる。
サーバー1がレジスタ9から使用済通知データを受信するまでの処理については前述の3つめの方法と同様である。
その後、サーバー1は使用済通知データ(図17)に含まれるポイント所有者コード検索キーにして図15の顧客ファイルを検索して山田さんの顧客レコードを抽出し、使用済通知データに含まれるポイント発行者コード(検索条件1)に対応する購入可能金額1に釣銭額を加算してポイント管理ファイルを図19のように更新する(第1購入可能金額返還手段)。また、図10の価値調整ファイルに基づいて釣銭額からポイントを逆算(算出)して返還ポイントを特定し、そのポイントも図19のように返還する(図19のポイント1/返還ポイント特定手段、第1ポイント返還手段)。
以上が本発明を実現するための処理である。このような処理をA社だけでなくB社、C社、D社について行えば各社のポイントをコンビニエンスストアで利用できるようになるのである。
(機能1)X社は各社のポイントを購入可能金額に変換する際に購入可能金額の一部を差し引いて手数料を徴収するようにしてもよい。
例えば、図10の価値調整ファイルの項目に対し図20のような手数料データ(仲介手数料算出データ)を追加してX社の仲介手数料として蓄積してもよい。即ち、山田さんがA社(ポイント発行者コード:A01)から600ポイントを付与され、購入可能金額が600円の場合、その5%(図20の手数料データ)にあたる30円を仲介手数料として算出し、それを図21のように蓄積してもよい(手数料蓄積手段)。このようにすればX社は釣銭額の蓄積以外の方法により利益(仲介手数料)を確保することができる。なお、図20の価値調整ファイルはサーバー1の記憶装置に記憶されているもである(算出データ記憶手段)。
そして、サーバー1は定期的に購入券管理ファイルを確認し、使用区分が「未使用」になっているレコードのうち現在の日時が有効期限をすぎているものがあるか否かを確認する(受信確認手段)。そして有効期限が過ぎているものがある場合は、ポイント所有者コード「X9715」に基づいてポイント管理ファイル(図15)を検索し、抽出した購入券管理レコード(図13)に含まれる購入可能金額「600」をポイント管理レコードの購入可能金額1に返還する処理を行う(第2購入可能金額返還手段)。また、図10の価値調整ファイルに基づいて購入可能金額からポイント「600」を算出し、そのポイントをポイント管理レコードのポイント1に返還する処理を行う(第2ポイント返還手段)。このようにすれば有効期限の過ぎたポイント及び購入可能金額を山田さんに返還することができる。
図24に示すとおり、A社では山田さんに有効期限の異なる2つのポイント(「ポイント(1):600、有効期限(1):2005年8月5日」と「ポイント(2):400、有効期限(2):2005年9月30日」)を発行している。
この場合、A社が利用するサーバー2は図25のようにポイント通知情報を2つ作成し、サーバー1に送信する。そして、サーバー1は図26のように異なる項目に(ポイント1及びポイント2に)有効期限の異なるポイントを記憶する。そして、サーバー1が小売店端末6から購入券要求データを受信した際は図26の有効期限1と有効期限2を比較して、先に有効期限が終了する方のポイント1(購入可能金額600円)を選択し、それを購入券データ(図27)に含めて小売店端末6に送信する(有効期限選択手段)。このようにすれば、有効期限順にポイントを利用でき、ポイントを有効活用できる。即ち、有効期限が過ぎて利用できないポイントの発生率を低くすることができる。
(1)上記実施例では、クレジットカード会社のポイント制度を主な例に説明したが、本発明はこれに限るものではなく、その他のあらゆるポイント制度に適用できるものである。また、上記実施例ではコンビニエンスストアを例に説明したが、本発明はこれに限るものではなく、その他あらゆる小売店や店舗で利用できるものである。
(2)データの内容は実施例で説明したデータに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのようなデータであっても構わない。また、ポイント発行者とはポイント発行者を特定するための情報を意味するものであり、企業名だけでなく企業を特定する企業IDなどでもよい。
(3)ハードウェアも実施例で説明したものに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのようなハードウェアであっても構わない。例えば、上記実施例では各処理を複数のサーバーと小売店端末・レジスタとで行っているがこれを一つの装置で行ってもよく、また何台もの装置で行ってもよい。また、上記実施例では商品券は紙に印刷しているが、この他印刷すべき情報を電子化した電子商品券等にしてもよい。即ち、「出力する」とは印刷のみを意味するのではなく、情報を送信する場合等を含む場合もあるのである。
(4)処理の内容や手順についても実施例で説明したものに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのような処理内容・処理手順であっても構わない。(5)上記実施例に登場するデータ(データレコード、ファイル)のデータ(データ項目)は、原則として各々関連づけられて(対応づけられて)記憶装置に記憶されているものとする。図面に表されたものについても同様である。
Claims (36)
- 顧客に発行されたポイントを商品購入券として利用可能にするためのポイント管理装置と小売店に設置される小売店装置とを含むコンピュータシステムであって、
前記ポイント管理装置は、顧客を特定するための第1顧客情報を入力する第1顧客情報入力手段、その顧客に発行されたポイントを入力するポイント入力手段、前記ポイントに基づいて小売店での購入可能金額を特定する購入可能金額特定手段、前記第1顧客情報と前記ポイントと前記購入可能金額とを関連づけたポイント管理ファイルを記憶するポイント管理ファイル記憶手段、前記小売店装置から入力された第2顧客情報を含む購入券要求データを前記小売店装置から受信する購入券要求データ受信手段、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルから検索する購入可能金額検索処理を行う購入可能金額検索手段、検索された前記購入可能金額を含む購入券データを前記小売店装置に送信する購入券データ送信手段とを備え、
前記小売店装置は、前記ポイント管理装置から受信した前記購入券データの内容を出力装置から商品購入券として出力する商品購入券出力手段を備えることを特徴とするポイント利用システム。 - 前記ポイント管理装置は、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記ポイントを前記ポイント管理ファイルから検索するポイント検索手段、検索された前記ポイントを前記購入券データに含めるポイント代入手段とを備えることを特徴とした請求項1記載のポイント利用システム。
- 前記小売店装置は、顧客の商品購入金額を特定する商品購入金額特定手段、前記商品購入券に出力された前記購入可能金額を読取る購入可能金額読取手段、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて精算可能か否かを判断し精算可能な場合は精算処理を行う精算手段とを備えることを特徴とした請求項1乃至2記載のポイント利用システム。
- 前記ポイント管理装置は、前記購入券データにその購入可能金額に関連づけられた前記第2顧客情報を含める第2顧客情報代入手段を備え、
前記小売店装置は、前記商品購入券に出力された前記第2顧客情報を読取る第2顧客情報読取手段、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算手段、前記釣銭額と前記第2顧客情報を含む釣銭通知データを前記ポイント管理装置に送信する釣銭通知データ送信手段とを備え、
前記ポイント管理装置は、受信した釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記購入可能金額に前記釣銭額を返還する第1購入可能金額返還手段とを備えることを特徴とした請求項1乃至3記載のポイント利用システム。 - 前記ポイント管理装置は、前記釣銭通知データに含まれる前記釣銭額に基づいてその釣銭額に相当する返還ポイントを特定する返還ポイント特定手段、前記釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記ポイントに前記返還ポイントを加算する第1ポイント返還手段とを備えることを特徴とした請求項4記載のポイント利用システム。
- 前記小売店装置は、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算手段、前記釣銭額を前記ポイント管理装置に送信する釣銭送信手段、とを備え、
前記ポイント管理装置は、受信した前記釣銭額を釣銭による利益額として蓄積する釣銭蓄積手段を備えることを特徴とした請求項1乃至3記載のポイント利用システム。 - 前記ポイント管理装置は、前記ポイントを小売店価格に一致又は近似させるための価値調整データを記憶する価値調整データ記憶手段を備え、
前記購入可能金額は前記ポイントを前記価値調整データに基づいて変換したものであることを特徴とする請求項1乃至6記載のポイント利用システム。 - 前記購入券データにはその商品購入券の第1有効期限が含まれ、
前記小売店装置は、商品購入券が利用されたか否かを確認し利用された場合は使用済通知データを前記ポイント管理装置に送信する使用済通知データ送信手段を備え、
前記ポイント管理装置は、前記第1有効期限内に前記小売店装置から使用済通知データを受信したか否かを確認する受信確認手段、前記使用済通知データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルに含まれる前記購入可能金額に返還する第2購入可能金額返還手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至7記載のポイント利用システム。 - 前記ポイント管理装置は、前記使用済データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記ポイントを前記ポイント管理ファイルに含まれる前記ポイントに返還する第2ポイント返還手段を備えることを特徴とする請求項8記載のポイント利用システム。
- 前記ポイント管理装置は、仲介手数料を徴収するための仲介手数料算出データを記憶する算出データ記憶手段、前記仲介手数料算出データと前記購入可能金額に基づいて仲介手数料を特定し蓄積する手数料蓄積手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至9記載のポイント利用システム。
- 前記ポイント管理装置は、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、それら購入可能金額を合計し、その合計を前記購入券データの前記購入可能金額とする合計金額代入手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10記載のポイント利用システム。
- 前記ポイント管理装置は、前記ポイントとそのポイントの第2有効期限を関連づけて記憶する第2有効期限記憶手段、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、前記第2有効期限が先に終了する方の前記購入可能金額を前記購入券データの前記購入可能金額とする有効期限選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10記載のポイント利用システム。
- 顧客に発行されたポイントを商品購入券として利用可能にするためのポイント管理装置と小売店に設置される小売店装置に処理を命令するものであって、
前記ポイント管理装置を、顧客を特定するための第1顧客情報を入力する第1顧客情報入力手段、その顧客に発行されたポイントを入力するポイント入力手段、前記ポイントに基づいて小売店での購入可能金額を特定する購入可能金額特定手段、前記第1顧客情報と前記ポイントと前記購入可能金額とを関連づけたポイント管理ファイルを記憶するポイント管理ファイル記憶手段、前記小売店装置から入力された第2顧客情報を含む購入券要求データを前記小売店装置から受信する購入券要求データ受信手段、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルから検索する購入可能金額検索処理を行う購入可能金額検索手段、検索された前記購入可能金額を含む購入券データを前記小売店装置に送信する購入券データ送信手段として機能させ、
前記小売店装置を、前記ポイント管理装置から受信した前記購入券データの内容を出力装置から商品購入券として出力する商品購入券出力手段として機能させることを特徴とするポイント利用のためのコンピュータプログラム。 - 前記ポイント管理装置を、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記ポイントを前記ポイント管理ファイルから検索するポイント検索手段、検索された前記ポイントを前記購入券データに含めるポイント代入手段として機能させることを特徴とした請求項13記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。
- 前記小売店装置を、顧客の商品購入金額を特定する商品購入金額特定手段、前記商品購入券に出力された前記購入可能金額を読取る購入可能金額読取手段、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて精算可能か否かを判断し精算可能な場合は精算処理を行う精算手段として機能させることを特徴とする請求項13乃至14記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。
- 前記ポイント管理装置を、前記購入券データにその購入可能金額に関連づけられた前記第2顧客情報を含める第2顧客情報代入手段として機能させ、
前記小売店装置を、前記商品購入券に出力された前記第2顧客情報を読取る第2顧客情報読取手段、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算手段、前記釣銭額と前記第2顧客情報を含む釣銭通知データを前記ポイント管理装置に送信する釣銭通知データ送信手段として機能させ、
前記ポイント管理装置を、受信した釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記購入可能金額に前記釣銭額を返還する第1購入可能金額返還手段として機能させることを特徴とする請求項13乃至15記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。 - 前記ポイント管理装置を、前記釣銭通知データに含まれる前記釣銭額に基づいてその釣銭額に相当する返還ポイントを特定する返還ポイント特定手段、前記釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記ポイントに前記返還ポイントを加算する第1ポイント返還手段として機能させることを特徴とした請求項16記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。
- 前記小売店装置を、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算手段、前記釣銭額を前記ポイント管理装置に送信する釣銭送信手段として機能させ、
前記ポイント管理装置を、受信した前記釣銭額を釣銭による利益額として蓄積する釣銭蓄積手段として機能させることを特徴とした請求項13乃至15記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。 - 前記ポイント管理装置を、前記ポイントを小売店価格に一致又は近似させるための価値調整データを記憶する価値調整データ記憶手段として機能させ、
前記購入可能金額は前記ポイントを前記価値調整データに基づいて変換したものであることを特徴とする請求項13乃至18記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。 - 前記購入券データにはその商品購入券の第1有効期限が含まれ、
前記小売店装置を、商品購入券が利用されたか否かを確認し利用された場合は使用済通知データを前記ポイント管理装置に送信する使用済通知データ送信手段として機能させ、
前記ポイント管理装置を、前記第1有効期限内に前記小売店装置から使用済通知データを受信したか否かを確認する受信確認手段、前記使用済通知データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルに含まれる前記購入可能金額に返還する第2購入可能金額返還手段として機能させることを特徴とする請求項13乃至19記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。 - 前記ポイント管理装置を、前記使用済データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記ポイントを前記ポイント管理ファイルに含まれる前記ポイントに返還する第2ポイント返還手段として機能させることを特徴とする請求項20記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。
- 前記ポイント管理装置を、仲介手数料を徴収するための仲介手数料算出データを記憶する算出データ記憶手段、前記仲介手数料算出データと前記購入可能金額に基づいて仲介手数料を特定し蓄積する手数料蓄積手段として機能させることを特徴とする請求項13乃至21記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。
- 前記ポイント管理装置を、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、それら購入可能金額を合計し、その合計を前記購入券データの前記購入可能金額とする合計金額代入手段として機能させることを特徴とする請求項13乃至22記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。
- 前記ポイント管理装置を、前記ポイントとそのポイントの第2有効期限を関連づけて記憶する第2有効期限記憶手段、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、前記第2有効期限が先に終了する方の前記購入可能金額を前記購入券データの前記購入可能金額とする有効期限選択手段として機能させることを特徴とする請求項12乃至22記載のポイント利用のためのコンピュータプログラム。
- 顧客に発行されたポイントを商品購入券として利用可能にするためのポイント管理装置と小売店に設置される小売店装置により実現される方法であって、
前記ポイント管理装置が、顧客を特定するための第1顧客情報を入力する第1顧客情報入力ステップ、その顧客に発行されたポイントを入力するポイント入力ステップ、前記ポイントに基づいて小売店での購入可能金額を特定する購入可能金額特定ステップ、前記第1顧客情報と前記ポイントと前記購入可能金額とを関連づけたポイント管理ファイルを記憶するポイント管理ファイル記憶ステップ、前記小売店装置から入力された第2顧客情報を含む購入券要求データを前記小売店装置から受信する購入券要求データ受信ステップ、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルから検索する購入可能金額検索処理を行う購入可能金額検索ステップ、検索された前記購入可能金額を含む購入券データを前記小売店装置に送信する購入券データ送信ステップを行い、
前記小売店装置が、前記ポイント管理装置から受信した前記購入券データの内容を出力装置から商品購入券として出力する商品購入券出力ステップを行うことを特徴とするポイント利用方法。 - 前記ポイント管理装置が、前記第2顧客情報に該当する顧客の前記ポイントを前記ポイント管理ファイルから検索するポイント検索ステップ、検索された前記ポイントを前記購入券データに含めるポイント代入ステップを行うことを特徴とした請求項25記載のポイント利用方法。
- 前記小売店装置が、顧客の商品購入金額を特定する商品購入金額特定ステップ、前記商品購入券に出力された前記購入可能金額を読取る購入可能金額読取ステップ、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて精算可能か否かを判断し精算可能な場合は精算処理を行う精算ステップを行うことを特徴とする請求項25乃至26記載のポイント利用方法。
- 前記ポイント管理装置が、前記購入券データにその購入可能金額に関連づけられた前記第2顧客情報を含める第2顧客情報代入ステップを行い、
前記小売店装置が、前記商品購入券に出力された前記第2顧客情報を読取る第2顧客情報読取ステップ、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算ステップ、前記釣銭額と前記第2顧客情報を含む釣銭通知データを前記ポイント管理装置に送信する釣銭通知データ送信ステップを行い、
前記ポイント管理装置が、受信した釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記購入可能金額に前記釣銭額を返還する第1購入可能金額返還ステップを行うことを特徴とする請求項25乃至27記載のポイント利用方法。 - 前記ポイント管理装置が、前記釣銭通知データに含まれる前記釣銭額に基づいてその釣銭額に相当する返還ポイントを特定する返還ポイント特定ステップ、前記釣銭通知データに含まれる前記第2顧客情報により特定される顧客の前記ポイントに前記返還ポイントを加算する第1ポイント返還ステップを行うことを特徴とした請求項28記載のポイント利用方法。
- 前記小売店装置が、前記購入可能金額と前記商品購入金額に基づいて釣銭額を計算する釣銭計算ステップ、前記釣銭額を前記ポイント管理装置に送信する釣銭送信ステップを行い、
前記ポイント管理装置が、受信した前記釣銭額を釣銭による利益額として蓄積する釣銭蓄積ステップを行うことを特徴とした請求項25乃至27記載のポイント利用方法。 - 前記ポイント管理装置が、前記ポイントを小売店価格に一致又は近似させるための価値調整データを記憶する価値調整データ記憶ステップを行い、
前記購入可能金額は前記ポイントを前記価値調整データに基づいて変換したものであることを特徴とする請求項25乃至30記載のポイント利用方法。 - 前記購入券データにはその商品購入券の第1有効期限が含まれ、
前記小売店装置が、商品購入券が利用されたか否かを確認し利用された場合は使用済通知データを前記ポイント管理装置に送信する使用済通知データ送信ステップを行い、
前記ポイント管理装置が、前記第1有効期限内に前記小売店装置から使用済通知データを受信したか否かを確認する受信確認ステップ、前記使用済通知データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記購入可能金額を前記ポイント管理ファイルに含まれる前記購入可能金額に返還する第2購入可能金額返還ステップを行うことを特徴とする請求項25乃至31記載のポイント利用方法。 - 前記ポイント管理装置が、前記使用済データを受信していない場合は前記購入券データに含まれる前記ポイントを前記ポイント管理ファイルに含まれる前記ポイントに返還する第2ポイント返還ステップを行うことを特徴とする請求項32記載のポイント利用方法。
- 前記ポイント管理装置が、仲介手数料を徴収するための仲介手数料算出データを記憶する算出データ記憶ステップ、前記仲介手数料算出データと前記購入可能金額に基づいて仲介手数料を特定し蓄積する手数料蓄積ステップを行うことを特徴とする請求項25乃至33記載のポイント利用方法。
- 前記ポイント管理装置が、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、それら購入可能金額を合計し、その合計を前記購入券データの前記購入可能金額とする合計金額代入ステップを行うことを特徴とする請求項25乃至34記載のポイント利用方法。
- 前記ポイント管理装置が、前記ポイントとそのポイントの第2有効期限を関連づけて記憶する第2有効期限記憶ステップ、前記購入可能金額検索処理において複数の前記購入可能金額が検索された場合、前記第2有効期限が先に終了する方の前記購入可能金額を前記購入券データの前記購入可能金額とする有効期限選択ステップを行うことを特徴とする請求項25乃至34記載のポイント利用方法。
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