JP2006292643A - コリオリ質量流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】2本のチューブのバランスを確実に確保できるコリオリ質量流量計を提供すること。
【解決手段】コリオリ質量流量計を構成する振動検出手段4、5、及び励振手段6のコイル部材4a〜6aに接続されている信号伝送路11〜13と同一形態となるように、振動検出手段4、5、及び励振手段6を構成するマグネット部材4b〜6bにもダミー信号伝送路11'〜13'を設ける。
【選択図】図2
【解決手段】コリオリ質量流量計を構成する振動検出手段4、5、及び励振手段6のコイル部材4a〜6aに接続されている信号伝送路11〜13と同一形態となるように、振動検出手段4、5、及び励振手段6を構成するマグネット部材4b〜6bにもダミー信号伝送路11'〜13'を設ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、コリオリ質量流量計を構成する振動部材と静止系とを接続する信号伝達構造に関する。
コリオリ質量流量計は、特許文献1に見られるように振動可能な弾性変形可能な2本のチューブを平行にその両端を分岐管を介して支持したり、また特許文献2に見られるように一本のチューブを平行になるようにループさせるとともに、相対向するチューブに励振器を配置して各チューブが互いに逆位相になるように単振動させ、質量流量に比例して発生するコリオリ力によって生じる振動の変化を少なくとも一対の振動検出器により検出するように構成されている。
これら励振器や振動検出器は、通常、コイル部材とマグネット部材とにより構成され、コイル部材には駆動信号を供給したり、また振動に伴う信号を取り出す関係上、信号伝送路が接続されている。
このような信号伝送路は、図5(イ)に示したように励振器40、及び振動検出器41、42を構成するコイル部材40a、41a、及び42aは、これらに一端を接続され、懸垂状態となるように配置された信号伝送路43、44、45を、2本の振動可能なチューブ46、47の中心に位置する中継用の支持体48の中心に対して対称となるように他端を固定し、外部と信号を伝送するように構成されている。なお、図中符号40b、41b、及び42bは、それぞれ励振器40、及び振動検出器41、42を構成するマグネット部材を示す。
また、中継用の支持体を使用しない形態では、図5(ロ)に示したようにチューブ46、47の中心領域に配置される励振器40に接続する信号伝送路49を構成する各導体49a、49bをチューブ46の両側に沿うように振り分け、また振動チューブ46の両側に設けられた振動検出器41、42を構成するコイル部材41a、42aに接続する信号伝送路50、51は、振動チューブに沿って最短距離となるように引き回されている。
しかしながら、信号伝送路を介して振動体であるチューブから振動が外部へ漏れることになり、信号伝送路が接続されたチューブ46と、信号伝送路が接続されていないチューブ47との間での対象性が崩れ、相互間で振動形態に相違が生じ、測定精度や安定性に低下を招く恐れがある。
このような問題を解消するため、特許文献3にみられるように振動検出器を構成するコイル部材を2本のチューブのそれそれぞれに振り分けて配置してそれぞれのチューブに信号伝送路が接続されるようにするとともに、チューブの中央に配置される励振器のコイル部材に対しては、励振器に接近させて配置した支持体から信号伝送路を接続したり、または左右に振り分けるようにチューブに沿わせて外部に引き出すことが提案されている。
これによれば、それぞれのチューブ全体でみれば可及的にバランスが取れているものの、それぞれのチューブの各側(手前側、奥側)では信号伝送路の有無があり、またチューブの中央部には短い信号伝送路であるが、一方には存在し、他方には存在しない状態となっている。
つまり、チューブの上流側固定端と下流側固定端の中心付近にのみリード線の接続部が設けられ、上流側、下流側のそれぞれの振動検出器は、チューブの中心の接続部を介してチューブに這わせた信号伝送路を介して外部に接続されることになり、振動検出器が設けられているチューブの接続部では2つのコイルから2本ずつ計4本の導線が存在し、また他方のチューブでは導線が2本だけとなり、接続部を構成する導線の本数が異なり、完全な対称性を得ることができない。
もとより、信号伝送路を構成する線材に細いものを使用して剛性を下げれば影響を無視できる程度に小さくできるものの、信号伝送路の強度の低下や寿命の短縮により信頼性が低下し、また規定の形状を維持することが困難となり、振動のパラメータがバラつくという新たな問題が生じる。
特許第1863347号公報
特許第3556954号公報
特許第2947789号公報
もとより、信号伝送路を構成する線材に細いものを使用して剛性を下げれば影響を無視できる程度に小さくできるものの、信号伝送路の強度の低下や寿命の短縮により信頼性が低下し、また規定の形状を維持することが困難となり、振動のパラメータがバラつくという新たな問題が生じる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは高い安定性と信頼性を備えたコリオリ質量流量計を提供することである。
より詳細には信号伝送路による影響を排して2本のチューブ自体の振動にかかわる物理量を可及的にバランスさせて2本のチューブの対象性を得ることができるコリオリ質量流量計を提供することである。
より詳細には信号伝送路による影響を排して2本のチューブ自体の振動にかかわる物理量を可及的にバランスさせて2本のチューブの対象性を得ることができるコリオリ質量流量計を提供することである。
このような課題を解消するために請求項1の発明は、内部に流体が流れる振動可能なチューブを分岐手段を介して少なくとも一部に平行な領域を有するように2本、もしくは前記チューブを少なくとも一部に平行な領域を有し、かつ前記平行な領域が相互に接離する方向に振動可能に基台に設けるとともに、前記チューブの前記平行な領域の相対向する位置の少なくとも1箇所にコイル部材とマグネット部材とからなり、前記チューブを接離する方向に振動させる励振手段を設け、また前記チューブの前記平行な領域の相対向する位置の少なくとも2箇所にコイル部材とマグネット部材とからなり、前記チューブの振動による相対距離、または相対速度の変化を検出する振動検出手段を設け、前記振動検出手段からの信号に基づいて前記流体の流量または密度を測定するコリオリ質量流量計において、
前記コイル部材に接続されている信号伝送路と同一形態となるように前記マグネット部材にダミー信号伝送路が設けられている。
前記コイル部材に接続されている信号伝送路と同一形態となるように前記マグネット部材にダミー信号伝送路が設けられている。
請求項2の発明は、前記励振手段または振動検出手段の少なくとも1つに設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路は、それぞれが略対称で、かつその固定領域以外が懸垂状態となるようにその他端が、前記平行な領域の近傍に配置された非振動体に固定されている。
請求項3の発明は、前記励振手段が前記チューブの前記平行な領域で、かつ前記基台から略最遠領域の略中央部に設けられ、またこれに設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路との他端が前記非振動体に固定され、前記振動検出手段に設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路が前記チューブに沿って配置され、かつ他端が前記励振手段の前記ダミー信号伝送路との他端領域に固定されている。
請求項4の発明は、前記励振手段に設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路との他端が、絶縁フィルムに複数の導電パターンを形成したフレキシブルプリント基板に接続されている。
請求項5の発明は、前記信号伝送路とダミー信号伝送路とがそれぞれ各チューブに沿い、かつ前記励振手段に対して対称となるように配置されている。
請求項6の発明は、一方の前記チューブに前記励振手段、及び振動検出手段を構成するコイル部材が、また他方の前記チューブに前記励振手段、及び振動検出手段を構成するマグネット部材が配置されている。
請求項1、及び請求項2の発明によれば、2本のチューブに、ほぼ同等の材質、形状の信号伝送路とダミー信号伝送路が存在するので、2本のチューブの対称性が高くなりチューブが理想の音叉振動に近い形態で振動し、高い精度での測定が可能となる。
また、信号伝送に関与しないダミー信号伝送路を使用しているため、コイル部材の配置場所や配線方法にかかわりなく、より高い対称性を簡単に実現することができる。
対称性が増すことで、チューブをより安定に振動させることができ、温度変化や外部からの振動に対しても質量流量を安定に測定することができる。
また、懸垂状態で配置される信号伝送路は、それ自体が固有の共振周波数をもち、チューブの振動に対して抵抗分として作用するため、チューブの振動に悪影響を与えるが、ダミー信号伝送路が対称に配置されているため、信号伝送路の振動がダミー信号伝送路の振動により相殺できる。
以上のことから、コリオリ質量流量計の高安定化、高精度化を実現することができる。
また、信号伝送に関与しないダミー信号伝送路を使用しているため、コイル部材の配置場所や配線方法にかかわりなく、より高い対称性を簡単に実現することができる。
対称性が増すことで、チューブをより安定に振動させることができ、温度変化や外部からの振動に対しても質量流量を安定に測定することができる。
また、懸垂状態で配置される信号伝送路は、それ自体が固有の共振周波数をもち、チューブの振動に対して抵抗分として作用するため、チューブの振動に悪影響を与えるが、ダミー信号伝送路が対称に配置されているため、信号伝送路の振動がダミー信号伝送路の振動により相殺できる。
以上のことから、コリオリ質量流量計の高安定化、高精度化を実現することができる。
請求項3の発明によれば、懸垂状態で接続する信号伝送路、及びダミー信号伝送路の数を最小限として懸垂状態で配置する伝送路の数を最小限として、懸垂状態で配置される伝送路に発生する共振振動の影響を最小限として対称性を維持しつつ、チューブ以外の振動を可及的に少なくして、温度変化や外部からの振動の影響を小さくして流量等を安定に検出できる。
請求項4の発明によれば、懸垂状態で接続する信号伝送路、及びダミー信号伝送路としてフレキシブルプリント板を用いることにより、チューブの振動に影響を可及的に小さくできる十分な可撓性、軽量性、薄さを確保しつつ、耐久性を高めることができ、装置を小型化するとともに、必要な導通ライン数を可及的に少ない信号伝送形成部材で構成でき、導通ラインの引き回し作業を簡素化することができる。
請求項5の発明によれば、コイル部材に導通ラインを設ける方法としてチューブの固定領域からチューブの表面に這わして引き回す手法が、一般的に中大口径のチューブで用いられることが多いが、コイル部材と対をなすマグネット部材にもコイル部材の導通ラインとほぼ同等の材質、形状を有する伝送路形成部材を中心平面に対して対称に設置することで、懸垂状態で配置する配線構造よりも簡単な配線構造で2本の振動チューブの対称性を確保して、チューブを理想の音叉振動に近い状態で振動させることができる。
対称性が増すことで、チューブをより安定に振動させることができ、温度変化や外部からの振動、つまり振動ノイズに対しても質量流量を安定に測定することができる。
また信号伝送路、及びダミー信号伝送路を引き回す際に使用する固定具や接着剤(材)による質量増加、弾性変化、振動への抵抗増加等の影響も、2本のチューブの間で相殺できて性能の低下を招くことなく、信号伝送路の敷設の信頼性を高めることができる。
対称性が増すことで、チューブをより安定に振動させることができ、温度変化や外部からの振動、つまり振動ノイズに対しても質量流量を安定に測定することができる。
また信号伝送路、及びダミー信号伝送路を引き回す際に使用する固定具や接着剤(材)による質量増加、弾性変化、振動への抵抗増加等の影響も、2本のチューブの間で相殺できて性能の低下を招くことなく、信号伝送路の敷設の信頼性を高めることができる。
請求項6の発明によれば、一方のチューブにはコイル部材だけを、また他方のチューブにはマグネット部材だけを纏めて取り付けるため、組み立て作業の簡素化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施例を示すものであって、少なくとも一部に平行な領域を有し、かつ平行な領域が相互に接離する方向に振動可能な形態、この実施例ではアーチ状に2本のチューブ1、2を平行、かつ相対向して相互に接離する方向に振動可能にその両端を基台3に固定されている。
一方のチューブ1の立ち上がり部の上部領域には振動検出器4、5を構成するコイル部材4a、5aが、他方のチューブ2の立ち上がり部の上部領域には振動検出器4、5を構成するマグネット部材4b、5bが、コイル部材4a、5aに対向する位置に設けられ、また一方のチューブ1の中央領域、つまり基台3から最遠領域の中央に励振器6を構成するコイル部材6aが、他方のチューブ2のコイル部材6aに対向する位置には励振器6を構成するマグネット部材6bが配置されている。
またこれらチューブ1、2の下方にはこれら振動検出器4、5、及び励振器6が取り付けられているチューブ1、2を含む面に平行で、好ましくは2つの振動検出器4、5と対向する面とチューブ1、2との距離が略等距離となる面を有する中継用の支持体10が配置されている。
これら振動検出器4、5、及び励振器6を構成するコイル部材4a、5a、及びコイル部材6aには、中継用の支持体10を終端とするように懸垂状に信号伝送路、この実施例ではワイヤ、線材等(以下、これらの材をリード線構成材)という11、12、13の一端が接続され、図示しない測定回路からの駆動信号やまた測定回路に信号を伝送するように構成されている。
一方、振動検出器4、5、及び励振器6を構成する他の部材であるマグネット部材4b、5b、6bと中継用の支持体10との間には、これらを固定端とし、残部が懸垂状態で、かつ振動伝送路を構成するリード線構成材11、12、13に対して可及的に対称、つまり同一の曲がり形状となるように、同一特性もしくは同一仕様のリード線構成材11'、12'、13'からなるダミー信号伝送路が設けられている。
この実施例によれば、チューブ1のコイル部材4a、5a、6aの信号伝送路であるリード線構成材11、12、13と、チューブ2のダミー信号伝送路であるリード線構成材11'、12'、13'との各チューブ1、2に対する機械的影響力が略同一であるため、バランスが保たれており高い精度と安定性でチューブを流れる流体の質量流量や密度を測定することができる。
また、それぞれのチューブ1、2に対するリード線構成材の影響力が同一であるため、一方のチューブ1にはコイル部材だけを、また他方のチューブ2にはマグネット部材だけを纏めて取り付けても、各部材の重量を同一に構成すれば、一方のチューブにはマグネット部材だけを、他方のチューブにはコイル部材だけを纏めて組み付けることが可能となり、組み立て作業の簡素化を図ることができ、さらには設計の自由度を高めることができる。
なお、上述の実施例においては振動検出器4、5、及び励振器6のコイル部材4a、5a、6a、及びマグネット部材4b、5b、6bに接続する信号伝送路、ダミー信号伝送路の他端を中継用の支持体10に固定するとともに、これら伝送路をリード線構成材により構成しているが、図3に示したように励振器6は、チューブ1、2の基台3から略最遠領域の略中央部に設け、励振器6のコイル部材6a、及びマグネット部材6bの信号伝送路、及びダミー信号伝送路を、絶縁フィルムに複数の導電パターンを形成したフレキシブルプリント基板により構成するとともに、チューブ1、2のそれぞれのフレキシブルプリント基板は、その曲がり形状がチューブの対称面(図2(ロ)のC−C線)に対して可及的に対称となるように配置されている。
一方、振動検出器4、5のコイル部材4a、5a、及びマグネット部材4b、5bに設けられている信号伝送路、ダミー信号伝送路は、前述の実施例と同様にリード線構成材で構成してチューブ1、2の表面に沿うようにフレキシブルプリント基板の中継用の支持体10まで延長してフレキシブルプリント基板上で固定する一方、コイル部材4a、5aに接続されているリード線構成材の他端は、フレキシブルプリント基板の導電パターンに導電的に接続されている。
この実施例においても、フレキシブルプリント基板、及びリード線構成材がチューブ1、2のそれぞれに同等の外力を作用させるため、チューブ1、2のバランスを維持できる。
なお、中継用の支持体10を使用しない場合には、図4に示したように基台3から最遠部の中央に配置された励振器6に対しては、コイル部材6aからの信号伝送路を構成するリード線構成材30、30のそれぞれを両側に振り分けるようにチューブ1に沿わせて基台3にまで引き下ろし、また励振器6のコイル部材6aに対しては、チューブ1に対するリード線構成材の配置形態と同様にチューブ2に沿わせてリード線構成材30'、30'を両側に振り分けて基台3まで引き下ろす。
一方、2つの振動検出器4、5は、チューブ1、2の両側に配置されるので、コイル部材4a、5aのそれぞれの2本の信号伝送路であるリード線構成材31、32をそのままチューブ1の立ち上がり部に沿って基台3まで引き下ろし、またマグネット部材4b、5bに対してはリード線構成材31、32と同様に、ダミー信号伝送路を構成するリード線構成材31'、32'を設けてチューブ2の立ち上がり部に沿って引き下ろす。
なお、チューブ1、2の両側に配置される振動検出器4、5に接続する信号伝送路、及びダミー信号伝送路は、振り分ける必要がないので、リード線構成材は2本一体としたケーブルや、少なくとも2本の導電パターンを形成したフレキシブルプリント基板により構成しても同様の作用を奏する。
これによれば、2本のチューブ1、2のバランスが確保できるから、上述と同様の作用を奏することは明らかである。
なお、上述の実施例においては、励振器を1台、振動検出器を2台使用する場合について説明したが、台数が増加してもそのマグネット部材にもダミー信号伝送路を設けることにより同様の作用を奏することは明らかである。
1、2 振動可能なチューブ
3 基台
4、5 振動検出器
4a、5a コイル部材
4b、5b マグネット部材
6 励振器
6a コイル部材
6b マグネット部材
10 中継用の支持体
11、12、13 信号伝送路を構成するリード線構成材
11'、12'、13' ダミー信号伝送路を構成するリード線構成材
3 基台
4、5 振動検出器
4a、5a コイル部材
4b、5b マグネット部材
6 励振器
6a コイル部材
6b マグネット部材
10 中継用の支持体
11、12、13 信号伝送路を構成するリード線構成材
11'、12'、13' ダミー信号伝送路を構成するリード線構成材
Claims (6)
- 内部に流体が流れる振動可能なチューブを分岐手段を介して少なくとも一部に平行な領域を有するように2本、もしくは前記チューブを少なくとも一部に平行な領域を有し、かつ前記平行な領域が相互に接離する方向に振動可能に基台に設けるとともに、前記チューブの前記平行な領域の相対向する位置の少なくとも1箇所にコイル部材とマグネット部材とからなり、前記チューブを接離する方向に振動させる励振手段を設け、また前記チューブの前記平行な領域の相対向する位置の少なくとも2箇所にコイル部材とマグネット部材とからなり、前記チューブの振動による相対距離、または相対速度の変化を検出する振動検出手段を設け、前記振動検出手段からの信号に基づいて前記流体の流量または密度を測定するコリオリ質量流量計において、
前記コイル部材に接続されている信号伝送路と同一形態となるように前記マグネット部材にダミー信号伝送路が設けられているコリオリ質量流量計。 - 前記励振手段または振動検出手段の少なくとも1つに設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路は、それぞれが略対称で、かつその固定領域以外が懸垂状態となるようにその他端が、前記平行な領域の近傍に配置された非振動体に固定されている請求項1に記載のコリオリ質量流量計。
- 前記励振手段が前記チューブの前記平行な領域で、かつ前記基台から略最遠領域の略中央部に設けられ、またこれに設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路との他端が前記非振動体に固定され、前記振動検出手段に設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路が前記チューブに沿って配置され、かつ他端が前記励振手段の前記ダミー信号伝送路との他端領域に固定されている請求項2に記載のコリオリ質量流量計。
- 前記励振手段に設けられた前記信号伝送路と前記ダミー信号伝送路との他端が、絶縁フィルムに複数の導電パターンを形成したフレキシブルプリント基板に接続されている請求項2または請求項3のいずれかに記載のコリオリ質量流量計。
- 前記信号伝送路とダミー信号伝送路とがそれぞれ各チューブに沿い、かつ前記励振手段に対して対称となるように配置されている請求項1に記載のコリオリ質量流量計。
- 一方の前記チューブに前記励振手段、及び振動検出手段を構成するコイル部材が、また他方の前記チューブに前記励振手段、及び振動検出手段を構成するマグネット部材が配置されている請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコリオリ質量流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005116429A JP2006292643A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | コリオリ質量流量計 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170002500A (ko) | 2014-04-28 | 2017-01-06 | 이카가쿠 소우야쿠 가부시키가이샤 | 항muc1 항체 또는 그의 항원 결합성 단편 및 그 용도 |
-
2005
- 2005-04-14 JP JP2005116429A patent/JP2006292643A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170002500A (ko) | 2014-04-28 | 2017-01-06 | 이카가쿠 소우야쿠 가부시키가이샤 | 항muc1 항체 또는 그의 항원 결합성 단편 및 그 용도 |
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