JP2006292275A - 循環流動層分離燃焼方法及び該方法を用いた燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成にして環境に影響を及ぼす燃焼排ガス中のNOxやN2O濃度の低減及び灰溶融の抑制を図り且つ高温高効率な燃焼を実現可能な石炭等の固体燃料の循環流動層分離燃焼方法及び該方法を用いた燃焼装置を提供する。
【解決手段】 循環流動層燃焼を固体燃料の熱分解によるガス化、これにより生じるチャーの燃焼、上記ガス化されたガス化ガスの燃焼の3つの段階に分離し、固体燃料をガス化するガス化炉(10)から供給される固体燃料のチャーを燃焼炉(20)の下部で酸化剤を供給して燃焼させるとともに、燃焼炉(20)の上部(中央域A及び上域B)にガス化炉内で固体燃料のガス化により生成したガス化ガス及び酸化剤を供給し、当該燃焼炉上部において当該ガス化ガスを燃焼させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体燃料の循環流動層燃焼方法及び該方法を用いた燃焼装置に係り、詳しくは、燃焼運転の制御性の向上を図り、環境に影響を及ぼす有害な排ガスの低減及び灰溶融の抑制を図る技術に関する。
固体燃料の循環流動層での燃焼方法として、燃料の熱分解(乾燥、乾留)及びガス化、これにより生成されるチャーやガス化ガスの燃焼を全て混合して同時に行うものが一般的である。
しかしながら、このように熱分解及びガス化、チャーの燃焼、ガス化ガスの燃焼の全てを同時に行うようにすると、燃焼運転の細かな制御や灰溶融の抑制及び環境に影響を及ぼす有害な排ガスの低減が難しいという問題がある。
このようなことに鑑み、例えば、廃棄物を燃料として部分酸化によってガス化しておき、これにより生成したガスを微粉炭燃焼炉の一次燃焼区域以上に導入することで当該燃焼炉から排出される排ガス中のNOx、COを除去するリバーニングという手法が知られている(特許文献1参照)。
また、排ガス中に揮発分を多く含む微粉炭等の化石燃料を供給し、当該燃料の揮発分が燃焼される前に800℃で活性基を出すことで亜硫化窒素(N2O)を分解する方法が知られている(特許文献2参照)。
また、熱分解ガスの生成とチャーの燃焼を分離し、チャーについてはチャー燃焼炉で燃焼し、熱分解炉で生成した熱分解ガスについては後段の灰溶融炉で燃焼させるようにして低酸素濃度、低CO濃度、低NOx濃度及び低ダイオキシン類濃度を実現する方法が知られている(特許文献3参照)。
特開2001−192674号公報 特開平5−52316号公報 特開2002−130626号公報
上記特許文献1に開示された方法は、別途廃棄物を燃料としてガス化したガスを微粉炭燃焼炉に導入してリバーンさせるというものであり、微粉炭燃焼炉から排出される排ガス中のNOx、COの除去を安価に行うことを目的とするものである。しかしながら、この場合、廃棄物の部分酸化により生成されるガスの主成分であるCO、H2は、これらの成分だけでは酸素共存の高温(例えば、>800℃)の雰囲気においてNOxやN2Oを十分に還元できないという問題がある。また、この方法は、石炭と廃棄物の共燃装置だけに使うようなものであり、リバーニングという既存の燃焼方法のコストを低減するに過ぎず、独立な新規燃焼方法を示唆するものではない。
また、上記特許文献2に開示された方法は、微粉炭等の燃焼性のよい化石燃料を通常の循環流動層燃焼器のサイクロンに供給することで専らN2Oを低減することを目的とするものである。この場合、サイクロン内での短い滞留時間中に上記供給した化石燃料を完全に熱分解できるかどうか疑問であり、当該熱分解ガスが燃焼ガスと十分に反応するかどうかも疑わしいという問題がある。さらに、サイクロンに微粉炭等を供給するとサイクロンの効率を低下させるおそれもある。そして、この方法も、上記特許文献1と同様、独立な新規燃焼方法を示唆するものではない。
また、上記特許文献3に開示された方法は、廃棄物燃焼の低酸素濃度、低CO濃度、低NOx濃度及び低ダイオキシン類濃度を実現するよう、熱分解ガスの生成、チャーの燃焼及び生成ガスの燃焼による灰の溶融をそれぞれ流動層のガス化炉、チャー燃焼炉、灰溶融炉で行うものであり、この場合、ガス化炉の他にチャー燃焼炉と灰溶融炉とを別々に設けなければならず、全体としてシステムが複雑になるという問題がある。即ち、この方法は、コンパクトな新規燃焼方法の実現を目的とするようなものではない。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構成にして環境に影響を及ぼす燃焼排ガス中のNOxやN2O濃度の低減及び灰溶融の抑制を図り且つ高温高効率な燃焼を実現可能な固体燃料の循環流動層分離燃焼方法及び該方法を用いた燃焼装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の循環流動層燃焼分離方法では、ガス化炉内に、供給した固体燃料、循環される加熱された流動熱媒体及び吹き込むガス化剤によって流動層を形成し、前記ガス化炉内において前記固体燃料を前記加熱された流動熱媒体の熱及び前記ガス化剤によってガス化する第一工程と、前記ガス化炉に並設される燃焼炉内に、前記ガス化炉から供給される前記固体燃料のガス化により生成されたチャー及び低温化した前記流動熱媒体に酸化剤を加えて流動層を形成し、前記燃焼炉の下部において該酸化剤により前記チャーを燃焼させるとともに該チャーの燃焼熱で前記流動熱媒体を加熱する第二工程と、前記ガス化により生成したガス化ガス及び酸化剤を前記燃焼炉上部に供給し、該燃焼炉上部において前記ガス化ガスを燃焼させる第三工程とからなることを特徴とする。
これより、チャーの燃焼はガス化ガスの燃焼から分離されることになり、チャーは燃焼炉において酸素富化雰囲気の下で燃焼可能となり、通常は燃焼速度の遅いチャーの燃焼が促進される。また、燃焼炉ではチャーの燃焼ガスが発生することになるが、当該チャーの燃焼ガスにガス化炉で生成された固体燃料のガス化ガスが混入されて燃焼炉上部が還元雰囲気とされ、チャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等が還元除去される。また、チャーの燃焼が固体燃料の揮発分であるガス化ガスの燃焼と分離されることにより、チャー粒子の周囲が局所的に高温になることが防止され、固体燃料の燃焼において問題となる灰溶融が良好に抑制される。
また、請求項2の循環流動層分離燃焼方法では、請求項1の第一工程において、前記ガス化剤として前記燃焼炉から排出される排ガスを前記ガス化炉内に吹き込むことを特徴とする。
これにより、ガス化炉は固体燃料の熱分解炉となり、高還元性のあるガスを生成することが可能となり、燃焼炉上部においてチャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等が良好に還元除去される。
また、請求項3の循環流動層分離燃焼方法では、請求項1または2の第三工程において、前記燃焼炉上部のうち前記ガス化により生成したガス化ガスの供給よりも上位置に酸化剤を供給することを特徴とする。
これより、チャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等が還元除去された後、還元に使用されずに残った未燃ガスが良好に燃焼する。
請求項4の循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置では、供給した固体燃料、循環される加熱された流動熱媒体及び吹き込むガス化剤によって流動層を形成してなり、該加熱された流動熱媒体の熱及び該ガス化剤によって前記固体燃料のガス化を行うガス化炉と、前記ガス化炉に並設され、前記ガス化炉から連通路を介して下部に供給される前記固体燃料のガス化により生成されたチャー及び低温化した前記流動熱媒体に酸化剤を加えて流動層を形成してなり、該酸化剤により前記チャーを燃焼させるとともに該チャーの燃焼熱で前記流動熱媒体を加熱する燃焼炉と、前記ガス化により生成したガス化ガスをガス通路を介して前記燃焼炉上部に供給するとともに酸化剤を該燃焼炉上部に供給し、該燃焼炉上部において前記ガス化ガスを燃焼させるガス化ガス燃焼手段とを備えたことを特徴とする。
これより、やはり、チャーの燃焼はガス化ガスの燃焼から分離されるとともに、チャーは燃焼炉において酸素富化雰囲気の下で燃焼可能とされ、通常は燃焼速度の遅いチャーの燃焼が促進される。また、燃焼炉ではチャーの燃焼ガスが発生することになるが、当該チャーの燃焼ガスにガス化炉で生成された固体燃料のガス化ガスが混入されて燃焼炉上部が還元雰囲気とされ、チャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等が還元除去される。また、チャーの燃焼が固体燃料の揮発分であるガス化ガスの燃焼と分離されることにより、チャー粒子の周囲が局所的に高温になることが防止され、固体燃料の燃焼において問題となる灰溶融が良好に抑制される。
また、請求項5の燃焼装置では、請求項4において、前記ガス化剤は、前記燃焼炉から排出される排ガスであることを特徴とする。
これにより、やはり、ガス化炉は固体燃料の熱分解炉となり、高還元性のあるガスを生成することが可能となり、燃焼炉上部においてチャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等が良好に還元除去される。
また、請求項6の燃焼装置では、請求項4または5において、前記ガス化ガス燃焼手段は、前記燃焼炉上部のうち前記ガス化により生成したガス化ガスの供給よりも上位置に酸化剤を供給することを特徴とする。
これより、やはり、チャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等が還元除去された後、還元に使用されずに残った未燃ガスが良好に燃焼する。
また、請求項7の燃焼装置では、請求項4乃至6のいずれかにおいて、前記ガス化ガス燃焼手段は、酸化剤の一部を前記ガス通路に供給することを特徴とする。
これより、ガス化ガスが予燃焼させられ、ガス化ガスの燃焼効率が高められる。
また、請求項8の燃焼装置では、請求項4乃至7のいずれかにおいて、前記ガス化炉と前記燃焼炉とは共有壁を挟んで隣接しており、前記連通路は共有壁の下部に設けられた連通孔であることを特徴とする。
これより、燃焼装置がコンパクトなものとなる。また、ガス化炉と燃焼炉とが共有壁を挟んで隣り合うことで熱効率が向上する。
また、請求項9の燃焼装置では、請求項8において、前記ガス通路は前記共有壁の上部に設けられた開口孔であることを特徴とする。
これより、燃焼装置がさらにコンパクトなものとなる。
請求項1の循環流動層分離燃焼方法によれば、従来は燃焼に関わる工程を全て混合して同時に行うようにしていた通常の循環流動層燃焼を固体燃料の熱分解によるガス化、これにより生じるチャーの燃焼、上記ガス化されたガス化ガスの燃焼の3つの段階に分離するようにできる。
これにより、通常の循環流動層燃焼器に採用している燃焼炉の下部から上方に向けて「貧酸素還元燃焼+酸素富化酸化燃焼」となる燃焼構造を「酸素富化のチャー酸化燃焼+貧酸素のガス及びチャー還元燃焼」となるようにでき、燃焼炉の下部において、酸素富化雰囲気の下、燃焼速度の遅いチャーの燃焼を促進させることができる。
一方、燃焼炉の上部では、上記酸素富化雰囲気下でのチャーの燃焼により生成されたNOxやN2O等をガス化ガス中に富有している還元成分(例えば、NH3、HCN、CH4、H2、CO等)によって還元除去するようにでき、排ガス中の窒素酸化物濃度を低下させることができる。
また、チャーの燃焼が固体燃料の揮発分であるガス化ガスの燃焼と分離されることになるので、チャー粒子の周囲が局所的に高温になることを防止でき、固体燃料の燃焼において問題となる灰溶融を良好に抑制することができる。
さらに、このように灰溶融を抑制できることで、従来は灰溶融の発生を抑えるべく制限されていた循環流動層燃焼の燃焼温度(例えば、850℃)を燃焼炉の上部におけるガス化ガスの燃焼によりさらに高温(例えば、900℃以上)にすることができる。
請求項2の循環流動層分離燃焼方法によれば、ガス化炉を固体燃料の熱分解炉とし、高還元性のあるガスを生成することができ、燃焼炉上部においてチャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等を良好に還元除去することができる。
請求項3の循環流動層分離燃焼方法によれば、チャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等を還元除去した後、還元に使用されずに残った未燃ガスを酸化剤により良好に燃焼させることができ、燃焼効率を高めることができる。
請求項4の循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置によれば、上記同様、従来は燃焼に関わる工程を全て混合して同時に行うようにしていた通常の循環流動層燃焼を固体燃料の熱分解によるガス化、これにより生じるチャーの燃焼、上記ガス化されたガス化ガスの燃焼の3つの段階に分離するようにできる。
即ち、上記同様、本発明に係る燃焼装置によれば、燃焼炉の下部から上方に向けての燃焼構造を「酸素富化のチャー酸化燃焼+貧酸素のガス及びチャー還元燃焼」となるようにでき、燃焼炉の下部では、酸素富化雰囲気の下、燃焼速度の遅いチャーの燃焼を促進させることができ、一方、燃焼炉の上部では、上記酸素富化雰囲気下でのチャーの燃焼により生成されたNOxやN2O等をガス化ガス中に富有している還元成分(例えば、NH3、HCN、CH4、H2、CO等)によって還元除去するようにでき、排ガス中の窒素酸化物濃度を低下させることができる。
また、チャーの燃焼が固体燃料の揮発分であるガス化ガスの燃焼と分離されることになるので、チャー粒子の周囲が局所的に高温になることを防止でき、固体燃料の燃焼において問題となる灰溶融を良好に抑制することができる。
さらに、灰溶融を抑制できることで、従来は灰溶融の発生を抑えるべく制限されていた循環流動層燃焼の燃焼温度(例えば、850℃)を燃焼炉の上部におけるガス化ガスの燃焼によりさらに高温(例えば、900℃以上)にすることができる。
請求項5の燃焼装置によれば、ガス化炉を固体燃料の熱分解炉とし、高還元性のあるガスを生成することができ、燃焼炉上部においてチャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等を良好に還元除去することができる。
請求項6の燃焼装置によれば、やはり、チャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等を還元除去した後、還元に使用されずに残った未燃ガスを良好に燃焼させることができ、燃焼効率を高めることができる。
請求項7の燃焼装置によれば、ガス化ガスを予燃焼させることができ、ガス化ガスの燃焼を促進できるとともに、ガス化ガスを燃焼炉の流動層に流入させた際の急激な昇温を回避することができる。
請求項8の燃焼装置によれば、燃焼装置をコンパクトなものにできるとともに熱効率と燃焼の制御性を向上させることができる。
請求項9の燃焼装置によれば、燃焼装置をさらにコンパクトなものにできるとともに熱効率と燃焼の制御性をさらに向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
先ず、第1実施例を説明する。
図1を参照すると本発明の第1実施例に係る循環流動層分離燃焼方法の適用される当該第1実施例に係る燃焼装置の全体構成図が示されており、以下、同図に基づき説明する。
同図に示すように、燃焼装置は、ガス化炉10と燃焼炉20とが別体に併設され、流動熱媒体(砂等のベッド材)とともに燃料の固形成分がガス化炉10及び燃焼炉20内を循環するように構成されている。
ガス化炉10は、例えば当該ガス化炉10の上部側壁から流動層12に固体燃料(石炭、バイオマス、廃棄物等)を供給するとともに多孔状の分散板を介してガス化剤(CO2、排ガス等)を吹き込み供給し、後述の如く加熱され高温化される流動熱媒体の熱により固体燃料のガス化を行う装置である。そして、ガス化炉10は、上部側壁において燃焼炉20の下部と連通路15を介して連通しており、これにより固体燃料のガス化により生成されたチャーと固体燃料ガス化により低温化された流動熱媒体をガス化炉10から燃焼炉20に供給可能である。
燃焼炉20は、流動層22に下方から酸化剤(空気またはO2)を供給することでガス化炉10から供給されたチャーを燃焼させ且つ流動熱媒体を加熱して高温化する装置であり、当該燃焼炉20の上部はサイクロン40に連通している。
また、燃焼炉20のうちチャーの燃焼ガスが発生している中央域Aとガス化炉10の上部とはガス通路30により連通している。これにより、ガス化炉10において固体燃料のガス化により生成されたガス化ガス(NH3、HCN、CH4、H2、CO等)が当該ガス通路30を通って燃焼炉20の中央域Aに供給される(ガス化ガス燃焼手段)。
また、同図に示すように、ガス化炉10には、上壁から流動層12の中央部辺りまで下方に延びてシル16が設けられている。これにより、ガス化炉10がガス通路30に連通する大室Cと連通路15に連通する小室Dとに仕切られ、ガス化炉10で生成されたガス化ガスが連通路15に流れることなく良好にガス通路30を経て燃焼炉20に供給される。
さらに、燃焼炉20は、燃焼炉20のうち上記ガス通路30の連通する中央域Aよりもサイクロン40側の上域Bにさらに酸化剤(空気またはO2)を供給可能に構成されている(ガス化ガス燃焼手段)。
燃焼炉20の上域Bからの高温燃焼ガスと流動熱媒体及び燃料燃焼により生成された固形成分(チャーや灰分等)はサイクロン40にて分離され、高温燃焼ガスについては排ガスとしてサイクロン40から排出された後、熱交換器(図示せず)を通してスチームの発生(発電等のため)に利用される一方、高温の流動熱媒体や燃焼により生成された固形成分についてはダウンカマー50を介して自重によりガス化炉10へ戻される。
連通路15とダウンカマー50及び固形燃料供給位置とはガス化炉10内においてそれぞれ相対する一方の側壁及び他方の側壁の近傍に互いに離間するように配設されており、さらに、ガス通路30とダウンカマー50及び固形燃料供給位置とはガス化炉10の大室C内で互いに対角に位置するように配設されている。このように連通路15とダウンカマー50及び固形燃料供給位置とが互いに離間し、ガス通路30とダウンカマー50及び固形燃料供給位置とが互いに対角に設けられていることにより、固形燃料をガス化炉10内で十分に時間をかけてガス化するようにでき、十分にガス化され尽くしたチャーを連通路15から燃焼炉20の下部に供給することが可能であるとともに、成分濃度の高いガス化ガスをガス通路30から燃焼炉20の中央域Aに供給可能である。
なお、ガス通路30とダウンカマー50及び固形燃料供給位置とは必ずしも対角に設ける必要はなく、それぞれ大室C内の相対する一方の側壁及び他方の側壁の近傍に互いに離間できるよう設けてもよい。
以下、このように構成された本発明に係る燃焼装置の作用、即ち循環流動層分離燃焼方法について説明する。
上述したように、燃焼炉20の下部にはガス化炉10から供給されたチャーとともに酸化剤が供給され、チャーの燃焼が行われるとともに流動熱媒体が当該チャーの燃焼熱によって加熱される。このとき、酸化剤はチャーの燃焼が当該酸化剤の存在により酸素富化状態となるように調整されて供給され(例えば、空燃比1.3〜2.0)、これよりチャーの燃焼が良好に促進される。なお、ここではチャーの燃焼のみが行われるため、燃焼は比較的低温で進行する。
一方、このように酸素富化状態の下でチャーの燃焼が行われることで、窒素酸化物(NOx、N2O等)の生成も促進される。
しかしながら、ここでは、ガス化炉10において固体燃料のガス化により生成されたガス化ガス(NH3、HCN、CH4、H2、CO等)がガス通路30を介して燃焼炉20の中央域Aに供給されており、当該ガス化ガスが還元剤となって中央域Aが還元雰囲気となり(例えば、上記酸化剤の供給を制御することにより空燃比0.3〜1.0に調整)、上述の如く発生したNOx、N2O等は良好にN2に還元される。
また、このようにガス化ガスが中央域Aに供給され、還元雰囲気が生起されると、ガス化ガスのうち還元に使用されなかった余剰ガスが未燃ガスとして残ることになる。しかしながら、上述したように上域Bには酸化剤(空気またはO2)が供給されているため、当該酸化剤の存在により未燃ガスが良好に酸化除去される。つまり、ガス化ガスが中央域Aにおいて還元剤として使用されるとともに上域Bにおいて良好に燃焼させられる。詳しくは、酸化剤の供給量は上域Bが酸化雰囲気(例えば、理論空燃比近傍の空燃比1.2〜1.5)となるように適正に調整される。
即ち、本発明に係る循環流動層分離燃焼方法では、従来は燃焼に関わる工程を全て混合して同時に行うようにしていた循環流動層燃焼が固体燃料の熱分解によるガス化(第一工程)、これにより生じるチャーの燃焼(第二工程)、上記ガス化されたガス化ガスの燃焼(第三工程)の3つの段階に分離されている。具体的には、チャーの燃焼とガス化ガスの燃焼とが分離されることで、通常の循環流動層燃焼器に採用している燃焼炉の下部から上方に向けて「貧酸素還元燃焼+酸素富化酸化燃焼」となる燃焼構造が「酸素富化のチャー酸化燃焼+貧酸素のガス及びチャー還元燃焼」とされている。
これにより、燃焼炉20の下部において、酸素富化雰囲気の下、燃焼速度の遅いチャーの燃焼を促進させることができ、一方、燃焼炉20の中央域Aにおいて、上記酸素富化雰囲気下でのチャーの燃焼により生成されたNOxやN2O等をガス化ガス中に富有している還元成分(例えば、NH3、HCN、CH4、H2、CO等)によって還元除去するようにできる。
この場合、特にガス化炉10内に吹き込むガス化剤として燃焼炉20から排出される排ガスを用いることにより、ガス化炉10が固体燃料の熱分解炉となり、高還元性のあるガスを生成することができ、燃焼炉20の中央域Aにおいてチャーの燃焼ガス中のNOxやN2O等を良好に還元除去することができる。
また、チャーの燃焼が固体燃料の揮発分であるガス化ガスの燃焼と分離されることになるので、チャー粒子の周囲が局所的に高温になることを防止でき、固体燃料の燃焼において問題となる灰溶融を良好に抑制することができる。
さらに、このように灰溶融を抑制できることで、従来は灰溶融の発生を抑えるべく制限されていた循環流動層燃焼の燃焼温度(例えば、850℃)を燃焼炉20の上域Bにおけるガス化ガスの燃焼によりさらに高温(例えば、900℃以上)にまで高めることができる。
このように、本発明に係る循環流動層分離燃焼方法によれば、簡単な構成でありながら、環境に影響を及ぼす燃焼排ガス中のNOxやN2O濃度を低減し、灰溶融を抑制し、高温高効率な燃焼を実現することができる。
次に、第2実施例を説明する。
図2を参照すると本発明の第2実施例に係る循環流動層分離燃焼方法の適用される当該第2実施例に係る燃焼装置の全体構成図が示されており、以下、同図に基づき説明する。なお、ここでは、上記第1実施例との共通部分については説明を省略し、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。
当該第2実施例では、ガス化ガスの通るガス通路30の途中に酸化剤(空気またはO2)を供給するとともに、ダウンカマー50のガス化炉10近傍部分に空気を加圧供給するようにしている。
このようにガス通路30の途中に酸化剤を供給すると、ガス化ガスをガス通路30内で予燃焼させることが可能となり、ガス化ガスの燃焼を促進できるとともに、ガス化ガスを燃焼炉20の流動層22に流入させた際の急激な昇温を回避することができる。
また、ダウンカマー50のガス化炉10寄りの部分に空気を加圧供給するようにすると、サイクロン40から降下する流動熱媒体や排ガス中の固体成分のダウンカマー50内での流動を促進して詰まりを防止することができる。
次に、第3実施例を説明する。
図3を参照すると本発明の第3実施例に係る循環流動層分離燃焼方法の適用される当該第3実施例に係る燃焼装置の全体構成図が示されており、以下、同図に基づき説明する。なお、ここでも、上記第1実施例との共通部分については説明を省略し、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。
第3実施例では、燃焼装置は、上記第1実施例における連通路15に代えて、共有壁17を挟み、当該共有壁17に穿設された連通路(連通孔)15’を介してガス化炉10’の下部と燃焼炉20’の下部とを直接連通するように構成されている。この場合、ガス化炉10’の多孔状の床面は燃焼炉20’に向けて傾斜しており、これによりチャーが良好に燃焼炉20’に導かれる。
これにより、燃焼装置をより簡単な構造でコンパクトに実現することができる。また、ガス化炉10’と燃焼炉20’とが共有壁17を挟んで隣接しているので、熱効率の向上を図ることができ、燃焼の制御性を高めることができる。
ダウンカマー50’及び固形燃料供給位置はガス化炉10’内において燃焼炉20’から離間するように配設されており、さらに、ガス通路30とダウンカマー50’及び固形燃料供給位置とは、上記第1実施例の場合と同様、ガス化炉10’内で互いに対角に位置するように配設されている。このようにダウンカマー50’及び固形燃料供給位置が燃焼炉20’から離間し、ガス通路30とダウンカマー50’及び固形燃料供給位置とが互いに対角に設けられていることにより、上記同様、固形燃料をガス化炉10’内で十分に時間をかけてガス化するようにでき、十分にガス化され尽くしたチャーを燃焼炉20’の下部に供給することが可能であるとともに成分濃度の高いガス化ガスをガス通路30から燃焼炉20’の中央域Aに供給可能である。
なお、この場合にも、ガス通路30とダウンカマー50’及び固形燃料供給位置とは必ずしも対角に設ける必要はなく、それぞれガス化炉10’内の相対する一方の側壁及び他方の側壁の近傍に互いに離間できるよう設けてもよい。
また、ここでは、ダウンカマー50’が屈曲しており、固形燃料についてはガス化炉10’の上方から供給するようにしているが、上記第1実施例の場合と同様に、ダウンカマー50’を真直ぐとして固形燃料を上部側壁から供給するようにしてもよい。
さらに、図3中にオプションとして示すように、上記第2実施例を適用し、ガス化ガスの通るガス通路30の途中に酸化剤(空気またはO2)を供給するとともに、ダウンカマー50’のガス化炉10’近傍部分に空気を加圧供給するようにしてもよい。
次に、第4実施例を説明する。
図4を参照すると本発明の第4実施例に係る循環流動層分離燃焼方法の適用される当該第4実施例に係る燃焼装置の全体構成図が示されており、以下、同図に基づき説明する。なお、当該第4実施例は上記第3実施例を変形したものであり、上記第1実施例及び第3実施例との共通部分については説明を省略し、これらと異なる部分についてのみ説明する。
第4実施例では、燃焼装置は、ガス化炉10”の容積を上方に拡大させ、上記第1、3実施例におけるガス通路30に代えて、ガス化ガスが共有壁17’の上部に穿設されたガス通路(開口孔)30’を介してガス化炉10”から燃焼炉20”の中央域Aに供給されるよう構成されている。
これにより、燃焼装置をさらにコンパクトに実現することができる。また、熱効率のさらなる向上を図ることができ、燃焼の制御性をさらに高めることができる。
この場合にも、図4中にオプションとして示すように、上記第2実施例の一部を適用し、ダウンカマー50”のガス化炉10”近傍部分に空気を加圧供給し、ダウンカマー50”の詰まりを防止するようにしてもよい。
以上で本発明に係る実施形態の説明を終えるが、実施形態は上記に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、上記実施形態では、ガス化炉10、10’、10”において生成されたガス化ガスの全てを燃焼炉20、20’、20”に供給するようにしたが、ガス化ガスの一部だけをガス通路30、30’を介して燃焼炉20、20’、20”に供給し、残りを他の用途に使用するようにしてもよい。
本発明の第1実施例に係る燃焼装置の全体構成図である。 本発明の第2実施例に係る燃焼装置の全体構成図である。 本発明の第3実施例に係る燃焼装置の全体構成図である。 本発明の第4実施例に係る燃焼装置の全体構成図である。
符号の説明
10、10’、10” ガス化炉
12 流動層
15、15’ 連通路
17、17’ 共有壁
20、20’、20” 燃焼炉
22 流動層
30、30’ ガス通路
40 サイクロン
50、50’、50” ダウンカマー

Claims (9)

  1. ガス化炉内に、供給した固体燃料、循環される加熱された流動熱媒体及び吹き込むガス化剤によって流動層を形成し、前記ガス化炉内において前記固体燃料を前記加熱された流動熱媒体の熱及び前記ガス化剤によってガス化する第一工程と、
    前記ガス化炉に並設される燃焼炉内に、前記ガス化炉から供給される前記固体燃料のガス化により生成されたチャー及び低温化した前記流動熱媒体に酸化剤を加えて流動層を形成し、前記燃焼炉の下部において該酸化剤により前記チャーを燃焼させるとともに該チャーの燃焼熱で前記流動熱媒体を加熱する第二工程と、
    前記ガス化により生成したガス化ガス及び酸化剤を前記燃焼炉上部に供給し、該燃焼炉上部において前記ガス化ガスを燃焼させる第三工程と、
    からなることを特徴とする循環流動層分離燃焼方法。
  2. 前記第一工程では、前記ガス化剤として前記燃焼炉から排出される排ガスを前記ガス化炉内に吹き込むことを特徴とする、請求項1記載の循環流動層分離燃焼方法。
  3. 前記第三工程では、前記燃焼炉上部のうち前記ガス化により生成したガス化ガスの供給よりも上位置に酸化剤を供給することを特徴とする、請求項1または2記載の循環流動層分離燃焼方法。
  4. 供給した固体燃料、循環される加熱された流動熱媒体及び吹き込むガス化剤によって流動層を形成してなり、該加熱された流動熱媒体の熱及び該ガス化剤によって前記固体燃料のガス化を行うガス化炉と、
    前記ガス化炉に並設され、前記ガス化炉から連通路を介して下部に供給される前記固体燃料のガス化により生成されたチャー及び低温化した前記流動熱媒体に酸化剤を加えて流動層を形成してなり、該酸化剤により前記チャーを燃焼させるとともに該チャーの燃焼熱で前記流動熱媒体を加熱する燃焼炉と、
    前記ガス化により生成したガス化ガスをガス通路を介して前記燃焼炉上部に供給するとともに酸化剤を該燃焼炉上部に供給し、該燃焼炉上部において前記ガス化ガスを燃焼させるガス化ガス燃焼手段と、
    を備えたことを特徴とする循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置。
  5. 前記ガス化剤は、前記燃焼炉から排出される排ガスであることを特徴とする、請求項4記載の循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置。
  6. 前記ガス化ガス燃焼手段は、前記燃焼炉上部のうち前記ガス化により生成したガス化ガスの供給よりも上位置に酸化剤を供給することを特徴とする、請求項4または5記載の循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置。
  7. 前記ガス化ガス燃焼手段は、酸化剤の一部を前記ガス通路に供給することを特徴とする、請求項4乃至6のいずれか記載の循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置。
  8. 前記ガス化炉と前記燃焼炉とは共有壁を挟んで隣接しており、前記連通路は共有壁の下部に設けられた連通孔であることを特徴とする、請求項4乃至7のいずれか記載の循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置。
  9. 前記ガス通路は前記共有壁の上部に設けられた開口孔であることを特徴とする、請求項8記載の循環流動層分離燃焼方法を用いた燃焼装置。
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