JP2006287446A - Fm変調方法及び装置、並びに光送信方法及び装置 - Google Patents

Fm変調方法及び装置、並びに光送信方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 雑音特性の劣化をもたらすおそれがなく、延いては、周辺回路への要求特性が緩和され、コスト削減が可能となるFM変調方法及び装置、並びに光送信方法及び装置を提供する。
【解決手段】 周波数多重された多チャネル電気信号を入力することにより、中心の光周波数がf1の光周波数変調信号を出力する光周波数変調部2と、光周波数変調部2の光周波数f1と異なる光周波数f2(但し、f1≠f2)で発振する局部発振光を出力する光周波数局部発振部3と、光周波数変調信号と局部発振光とを光合波する光合波部4と、光合波した光をO/E変換することにより、光周波数変調信号と局部発振光との光周波数差(=|f1−f2|)を中間周波数とするFM変調信号を出力する光ヘテロダイン検波部5からなるFM変調装置において、光周波数変調部2に入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて、中間周波数を設定変更可能に構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の映像信号やデータ信号などの多チャンネル電気信号をFM変調するFM変調方法及び装置、並びにこれを備えた光送信方法及び装置に関する。
振幅変調された電気信号を周波数多重し、この電気信号を光信号に変換して伝送する光伝送方法が知られている。また、各種の映像信号やデータ信号を光伝送するシステムでは、光伝送路の雑音耐力を向上させるために、一括してFM信号に変換し、それを伝送する方法が有力とされている。
一括してFM信号に変換する技術としては、VCO(Voltage Controlled Oscillator;電圧制御発振回路)等を用いた技術が汎用的であるが、多チャネル映像信号のように十分な雑音特性を満足するために、全周波数偏移量として数GHz必要とする場合に関していえば、多チャンネル電気信号をFM変調用レーザに入力し、このレーザ出力光とは異なる光周波数の局部用レーザ光をFM変調用レーザ出力光と合波し、ヘテロダイン検波することにより、両レーザ光の波長差Δλ(=λ1−λ2)に相当する周波数を中間周波数とするFM変調信号に一括変換し、そのFM変調信号で送信用レーザを強度変調して光ファイバ伝送する方法などが知られている(例えば、特許文献1参照)。一方、データ信号に関していえば、無線基地局にて複数の無線信号を周波数変換した後に一括してFM変調し、そのFM信号を光信号に変換して伝送する方法などが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第270062号公報 特許第3264415号公報
しかしながら、上述した何れの方法でも、受信側でFM復調したとき、すべてが元の振幅変調信号等に変換されずに残留FM成分が残る。つまり、復調信号の周波数がfL〜fHであった場合、中間周波数(搬送波)fCのFM変調波残留(−1次側波帯)成分の最低周波数はfC−fHとなる。ここで、図4(A)のように、復調信号の最大周波数fHの方がFM変調波残留成分の最低周波数fC−fHを上回った場合、つまりfH>fC−fHとなった場合、FM変調残留成分が復調信号の一部と重なり、雑音特性の劣化につながる。そこで、これを避けるため、通常は、同図(B)に示すように、fH<fC−fHとなるように、中間周波数fCを高周波数側にシフトさせるが、入力信号が高周波数であった場合、FM帯域が拡大し、周辺回路への要求特性が厳しくなり、コストが高くなる。
なお、図4では、FM側波帯を±1次成分しか記載していないが、これは、入力信号のキャリア周波数が周波数偏移量に対して十分高周波数であった場合には、FM変調指数(β=周波数偏移量/キャリア周波数)が十分小さくなり、0次、±1次成分のみが寄与するためである。これにより、FM側波帯の−1次成分がFM復調信号に重ならないようにすれば良いことになる。ここで、2次成分以上が寄与しない理由について、以下に簡単に述べる。
Figure 2006287446
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、入力信号が高周波数であっても、FM帯域が拡大してFM残留成分が復調信号の一部と重なることがなく、換言すれば、雑音特性の劣化をもたらすおそれがなく、延いては、周辺回路への要求特性が緩和され、コスト削減が可能となるFM変調方法及び装置、並びに光送信方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明のFM変調方法は、周波数多重された多チャネル電気信号を広帯域周波数変調信号(以下FM変調信号)に一括変換するFM変調方法において、前記FM変調信号の中間周波数を、前記入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて設定変更可能とするものである。
また、本発明のFM変調方法は、前記周波数多重された多チャネル電気信号の周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯と、が重ならないように、前記中間周波数を設定するものである。
また、本発明のFM変調方法は、前記周波数多重された多チャネル電気信号が、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、各々のチャネル群周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯と、が重ならないように、前記中間周波数を設定するものである。
また、本発明のFM変調方法は、前記周波数多重された多チャネル電気信号が、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯が、前記チャネル群以外の空いている周波数帯域に挿入するように、前記中間周波数を設定するものである。
また、本発明のFM変調方法は、周波数多重された多チャネル電気信号を、光周波数変調部に入力することにより、中心の光周波数がf1の光周波数変調信号を出力し、前記光周波数変調部の光周波数f1と異なる光周波数f2(但し、f1≠f2)で発振する局部発振光を、光周波数局部発振部より光出力し、前記光周波数変調信号と前記局部発振光とを光合波し、前記光合波した後に光ヘテロダイン検波することにより、前記光周波数変調信号と前記局部発振光との光周波数差(=|f1−f2|)を中間周波数とするFM変調信号を生成するFM変調方法において、前記中間周波数は、前記光周波数変調部に入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて設定変更可能とするものである。
また、本発明のFM変調方法は、前記光ヘテロダイン検波後に出力する前記FM変調信号が、伝送する主信号と中間周波数安定化部に入力する中間周波数安定化用のモニタ信号とに分波し、前記中間周波数安定化部は、上記の中間周波数設定値に、前記モニタ信号の中間周波数が安定化するように、前記光周波数変調部と前記光周波数局部発振部の少なくとも一方の駆動電流及び/又は温度を制御するものである。
本発明の光送信方法は、上記に記載のFM変調方法によって得られたFM変調信号をE/O変換し、光ファイバ伝送するものである。
本発明のFM変調装置は、周波数多重された多チャネル電気信号を入力することにより、中心の光周波数がf1の光周波数変調信号を出力する光周波数変調部と、前記光周波数変調部の光周波数f1と異なる光周波数f2(但し、f1≠f2)で発振する局部発振光を出力する光周波数局部発振部と、前記光周波数変調信号と前記局部発振光とを光合波する光合波部と、前記光合波した光をO/E変換することにより、前記光周波数変調信号と前記局部発振光との光周波数差(=|f1−f2|)を中間周波数とするFM変調信号を出力する光ヘテロダイン検波部からなるFM変調装置において、前記光周波数変調部に入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて、前記中間周波数を設定変更可能に構成したものである。
また、本発明のFM変調装置は、前記周波数多重された多チャネル電気信号の周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯とが重ならないように、前記中間周波数を設定したものである。
また、本発明のFM変調装置は、前記周波数多重された多チャネル電気信号が、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、各々のチャネル群周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯とが重ならないように、前記中間周波数を設定したものである。
また、本発明のFM変調装置は、前記周波数多重された多チャネル電気信号が、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯が、前記チャネル群以外の空いている周波数帯域に挿入するように、前記中間周波数を設定したである。
また、本発明のFM変調装置は、前記光ヘテロダイン検波後に出力する前記FM変調信号を、伝送する主信号と中間周波数安定化用のモニタ信号とに分波し、前記モニタ信号の中間周波数に基づき、前記光周波数変調部と前記光周波数局部発振部の少なくとも一方の駆動電流及び/又は温度を制御することにより、上記の中間周波数設定値に、前記モニタ信号の中間周波数が安定化するように制御する、中間周波数安定化制御部を備えたものである。
また、本発明の光送信装置は、上記の何れかに記載のFM変調装置と、このFM変調装置によって得られたFM変調信号をE/O変換して光ファイバ側へ出力するE/O変換部とを備えたものである。
本発明によれば、入力信号が、複数チャネルの集合が互いに離れて配列された形のチャネル配列である場合には、残留FM成分のFM側波帯が、FM復調信号の互いに離れた複数チャネル群の間に位置するように、中間周波数を設定すれば、前記残留FM成分の影響を回避できるFM変調方法及び装置を提供できる。また、上記のFM変調方法又はFM変調装置によって得られたFM変調信号をE/O変換し、光ファイバ伝送すれば、雑音特性の劣化をもたらすおそれがなく、延いては、周辺回路への要求特性が緩和され、コスト削減が可能となる光送信方法又は光送信装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本発明の光送信装置は、FM変調装置Aと、このFM変調装置Aによって得られたFM変調信号をE/O変換して光ファイバ側へ出力するE/O変換部を構成するFM信号光変換部Bとを備える。
このうち、図1において、FM変調装置Aは、高周波アンプ1と、光周波数変調部2と、光周波数局部発振部3と、光合波部4と、光ヘテロダイン検波部5と、分波部6と、中間周波数安定化制御部7とを備える。
高周波アンプ1は、所望の周波数偏移量を確保するために周波数分割多重された多チャンネル信号を入力して増幅させるものであり、本実施形態では、入力信号として、例えば周波数(f1L〜f1H)が1.0GHz〜1.3GHzの(例えば、BSテレビジョン放送用の8チャンネルのFM/QPSK)信号(これが「第1の信号」に相当する。以下、「BS-IF信号」とよぶ)と周波数(f2L〜f2H)が1.6〜2.1GHzの(CSテレビジョン放送用の12チャンネルのQPSK)信号(これが「第2の信号」に相当する。以下、「CS-IF信号」とよぶ)との2種類の信号を用いている。
光周波数変調部2は、周波数分割多重された多チャネル電気信号を入力すると光周波数f1で発振する光周波数変調信号に変換するものであり、本実施形態では波長1.5μm帯(光周波数f1:約200THz)のDFBレーザ(Distributed Feedback Laser Diode 分布帰還型レーザ)が使用されている。DFBレーザは、入力する注入電流を変調すると、その光周波数が変調電流に伴って数GHz変動(チャープとよぶ)することが知られている。この特性を利用して、前記多チャネル電気信号を数GHzの広がりを持った光周波数変調信号に変換することができる。具体的に前記のようなBS-IF、CS-IF信号を入力した場合の光周波数変調部の出力は、光周波数f1を中心に上下にFM側波帯が広がるスペクトルとなる。ここで、BS-IF、CS-IF信号が1〜2GHzであるのに対し、チャネルあたり周波数偏移量が数10MHzであった場合、変調指数(β)が十分小さくなり、[発明が解決しようとする課題]の欄の[0006]の[数1]で説明したように、2次以上の側波帯は近似的に無視できるので、1次の側波帯のみ考慮すればよい。つまり、光周波数変調部の出力は、光周波数f1の搬送波成分とBS-IF信号による側波帯成分(f1±f1L〜f1±f1H)とCS-IF信号による側波帯成分(f1±f2L〜f1±f2H)とから構成される。
光周波数局部発振部3は、狭線幅の光源が望ましく、本実施形態では光周波数変調部と同様に波長1.5μ帯のDFBレーザが利用される。ただし、光周波数は光周波数変調部の光周波数f1に対してf1+fC(またはf1−fC)となるようにf2を設定する必要がある。
光合波部4は、光周波数変調部2から光出力する光周波数変調信号と光周波数局部発振部3からの光信号とを光合波するものであり、例えば溶融型光カプラなどの光合波器を用いている。
光ヘテロダイン検波部5は、光合波部4で光合波した後の光信号をO/E変換することにより、光ヘテロダイン検波するもので、双方の出力光、つまり光周波数変調部2からの光出力する光周波数変調信号f1と光周波数局部発振部3から光出力する局部用レーザ光信号f2との光周波数差fC(=|f1−f2|)を中間周波数とするFM変調信号を出力する。
分波部6は、光ヘテロダイン検波後の出力信号を伝送すべき主信号と中間周波数安定化部7に入力させる信号(これを、モニタ信号とよぶ)とに分岐・分波するものであり、広帯域の分波器を用いている。
中間周波数安定化部7は、分波部6で分岐・分波して出力されるモニタ信号に基づき、光ヘテロダイン検波部5から出力するFM変調信号の中間周波数fCが常時一定となるように、光周波数局部発振部3の駆動電流や温度等を制御する。具体的には、DFBレーザは駆動電流や温度を変動させると、光周波数が変動する特性を持っているため、中間周波数安定化部7は、FM変調信号の中間周波数fCの値に応じて入力するモニタ信号に基づき、所定の制御信号を生成して光周波数局部発振部3へ出力する。これにより、光周波数局部発振部3から発振する光信号の周波数f2を制御し、延いては中間周波数fCを一定となるように制御する。入力する変調信号にも依存するが、十分なCNR特性を満足させるために、通常、数GHzの広がりを持つFM変調信号に対して、中間周波数の変動は数10MHz以下に制御する。換言すると、光周波数局発発振部の駆動電流や温度を制御することにより、任意に中間周波数fCを変動させることができる。本実施形態では、入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて変動させる機能も持たせた。なお、本実施形態では中間周波数安定化制御のために光周波数局部発振部の駆動電流、温度を制御するとしたが、光周波数局部発振部でなく、光周波数変調部の駆動電流、温度を制御しても良く、また双方を制御しても良い。
一方、E/O変換部を構成するFM信号光変換部Bは、FM変調装置Aによって得られたFM変調信号を電気光変換(E/O変換)してから光ファイバFへ出力するものであり、ここでもDFB(分布帰還型)レーザを用いている。
次に、本発明のFM変調方法を用いた光送信方法について、先の実施形態のFM変調装置を備えた光伝送装置を用いて説明する。
まず、周波数多重した多チャネル電気信号を高周波アンプ1で増幅した後に、この増幅された多チャネル電気信号を、DFBレーザなどを用いた光周波数変調部2に入力し、中心の光周波数がf1の光周波数変調信号に変換する。次に、一定の光周波数f2で発振している光周波数局部発振部3からの光出力と、光周波数変調部2からの光出力とを光合波部4で合波する。
さらに、この合波した光信号を光ヘテロダイン検波部5でO/E(光電気)変換することにより、光ヘテロダイン検波する。これにより、周波数がf1とf2の差の周波数を中心とするFM変調信号を生成する。即ち、光ヘテロダイン検波部5では、光周波数変調部2と光周波数局部発振部3とからの出力光の光周波数差|f1−f2|を中間周波数(fC)とするFM変調信号を出力する。その後、このFM変調信号をFM信号光変換部Bで光変換してから光ファイバCで伝送する。
また、光ヘテロダイン検波部5の出力は、分波部6の分波器により、伝送される主信号と中間周波数安定化部7に入力される信号(以下、モニタ信号とよぶ)とに2分岐される。このうち、モニタ信号が入力する中間周波数安定化部7では、光ヘテロダイン検波部5から出力のFM変調信号の中間周波数fCが常時一定となるように、モニタ信号の値に基づき光周波数局部発振部3の駆動電流や温度等を制御するための制御信号を生成して光周波数局部発振部3へ出力する。なお、前述したように、モニタ信号の出力に基づく制御信号を光周波数変調部2に入力することにより、光周波数局部発振部3でなく、光周波数変調部2の駆動電流、温度を制御しても良く、また双方を制御しても良い。
ここで、前述したように、中間周波数fCの制御周波数は、入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて、任意に設定できる構成となっているが、具体的には、以下の条件により決定される。
図2に示すように、複数チャネルの集合が2つ(第1の信号および第2の信号)、互いに離れて配列されている場合には、受信側でFM復調したときの第1の復調信号及び第2の復調信号が、それぞれ、−1次のFM側波帯と重ならないよう、つまり、入れ子になるように中間周波数fCを設定する。
具体的には、次式に示される条件に基づいて、中間周波数fCを決定する。
C−f1H>f2H ・・・(2a)
C−f2L<f2L ・・・(2b)
C−f2H>f1H これは(2a)と同じ
従って、上の2式から、
1H+f2H<fC<2f2L ・・・(2)
以上のように、FM側波帯をFM復調信号の複数チャネルの集合の間に位置するように、中間周波数を設定することで、FM復調信号の雑音特性を悪化させることなく、FM変調信号の周波数帯域が高周波数帯域に広がることを回避できることができる。従って、図1における、高周波アンプ1や光周波数変調部2等の周波数帯域特性に対する要求仕様を緩和でき、部品の低コスト化が図れる。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る第2の実施形態のFM変調方法について、図3を参照しながら説明する。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、複数のチャネルの高周波信号群が、2つ、周波数スペクトル的に互いに離れて配列されている場合の中間周波数の設定方法を説明する。
即ち、図3に示すように、複数チャネルの集合が2つ(第1の信号および第2の信号)スペクトル的に互いに離れて配列されている場合には、以下の条件から中間周波数fCを設定する。
C−f1L<f2L ・・・(3a)
C−f1H>f1H ・・・(3b)
C−f2L<f1L これは(3a)と同じ
従って、上の2式から、
2f1H<fC<f1L+f2L ・・・(3)
例えば、BS-IF信号(1.049〜1.318GHz)からなる第1信号、CS-IF信号(1.613〜2.053GHz)からなる第2信号のように、各々のキャリア周波数が高く、またBSチャネル群とCSチャネル群のように周波数帯域の間隔が離れている場合には、この変調方法が有効である。つまり、中間周波数fCを上の(3)式に基づいて、2.636GHz<fC<2.662GHzとすればよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。即ち、本発明は、上述の光ヘテロダイン検波を用いたFM変調方式に限定されるものではなく、勿論、他のFM変調方式にも適用できるものである。
本発明のFM変調方法は、入力信号が高周波数であっても、FM残留成分が復調信号の一部と重なることがなく、換言すれば、雑音特性の劣化をもたらすおそれがなく、延いては、FM帯域が削減されることにより周辺回路への要求特性が緩和され、コスト削減が可能となる効果を有し、FM変調装置、並びにこのFM変調方法を用いた光送信方法及び光送信装置等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係るFM変調装置を備えた光送信装置を示す構成ブロック図 そのFM変調装置によって変調されたFM変調信号の側波帯及びFM信号などの周波数スペクトルを示す説明図 本発明の第2の実施形態に係るFM変調信号などの周波数スペクトルを示す説明図 (A)は従来のFM変調信号での側波帯の1次成分と復調信号の重複状態を示す説明図、(B)はその重複を避けるために中間周波数を高周波数側にシフトさせた状態を示す説明図
符号の説明
1 高周波アンプ
2 光周波数変調部
3 光周波数局部発振部
4 光合波部
5 光ヘテロダイン検波部
6 分波部
7 中間周波数安定化部
A FM変調装置
B E/O変換部(FM信号光変換部)
C 光ファイバ
C 中間周波数
1 光周波数変調部からの出力信号の光周波数
2 光周波数局部発振部からの出力信号の光周波数

Claims (13)

  1. 周波数多重された多チャネル電気信号を広帯域周波数変調信号(以下FM変調信号)に一括変換するFM変調方法において、
    前記FM変調信号の中間周波数を、前記入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて設定変更可能とするFM変調方法。
  2. 前記周波数多重された多チャネル電気信号の周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯と、が重ならないように、前記中間周波数を設定する請求項1に記載のFM変調方法。
  3. 前記周波数多重された多チャネル電気信号は、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、
    各々のチャネル群周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯と、が重ならないように、前記中間周波数を設定する請求項1に記載のFM変調方法。
  4. 前記周波数多重された多チャネル電気信号は、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、
    前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯が、前記チャネル群以外の空いている周波数帯域に挿入するように、前記中間周波数を設定する請求項1に記載のFM変調方法。
  5. 周波数多重された多チャネル電気信号を、光周波数変調部に入力することにより、中心の光周波数がf1の光周波数変調信号を出力し、前記光周波数変調部の光周波数f1と異なる光周波数f2(但し、f1≠f2)で発振する局部発振光を、光周波数局部発振部より光出力し、前記光周波数変調信号と前記局部発振光とを光合波し、前記光合波した後に光ヘテロダイン検波することにより、前記光周波数変調信号と前記局部発振光との光周波数差(=|f1−f2|)を中間周波数とするFM変調信号を生成するFM変調方法において、
    前記中間周波数は、前記光周波数変調部に入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて設定変更可能とするFM変調方法。
  6. 前記光ヘテロダイン検波後に出力する前記FM変調信号は、伝送する主信号と中間周波数安定化部に入力する中間周波数安定化用のモニタ信号とに分波し、
    前記中間周波数安定化部は、請求項1〜5の何れか1項に記載の中間周波数設定値に、前記モニタ信号の中間周波数が安定化するように、前記光周波数変調部と前記光周波数局部発振部の少なくとも一方の駆動電流及び/又は温度を制御する請求項5に記載のFM変調方法。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のFM変調方法によって得られたFM変調信号をE/O変換し、光ファイバ伝送する光送信方法。
  8. 周波数多重された多チャネル電気信号を入力することにより、中心の光周波数がf1の光周波数変調信号を出力する光周波数変調部と、前記光周波数変調部の光周波数f1と異なる光周波数f2(但し、f1≠f2)で発振する局部発振光を出力する光周波数局部発振部と、前記光周波数変調信号と前記局部発振光とを光合波する光合波部と、前記光合波した光をO/E変換することにより、前記光周波数変調信号と前記局部発振光との光周波数差(=|f1−f2|)を中間周波数とするFM変調信号を出力する光ヘテロダイン検波部からなるFM変調装置において、
    前記光周波数変調部に入力する多チャネル電気信号のチャネル配列に応じて、前記中間周波数を設定変更可能に構成したFM変調装置。
  9. 前記周波数多重された多チャネル電気信号の周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯とが重ならないように、前記中間周波数を設定した請求項8に記載のFM変調装置。
  10. 前記周波数多重された多チャネル電気信号は、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、
    各々のチャネル群周波数帯域と、前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯とが重ならないように、前記中間周波数を設定した請求項8に記載のFM変調装置。
  11. 前記周波数多重された多チャネル電気信号は、互いに離れた複数のチャネル群からなり、かつ、
    前記FM変調信号の側波帯のうちの少なくとも一次側波帯が、前記チャネル群以外の空いている周波数帯域に挿入するように、前記中間周波数を設定した請求項8に記載のFM変調装置。
  12. 前記光ヘテロダイン検波後に出力する前記FM変調信号を、伝送する主信号と中間周波数安定化用のモニタ信号とに分波し、前記モニタ信号の中間周波数に基づき、前記光周波数変調部と前記光周波数局部発振部の少なくとも一方の駆動電流及び/又は温度を制御することにより、
    請求項8〜11の何れか1項に記載の中間周波数設定値に、前記モニタ信号の中間周波数が安定化するように制御する、中間周波数安定化制御部を備えた請求項8に記載のFM変調装置。
  13. 請求項8〜12の何れか1項に記載のFM変調装置と、
    このFM変調装置によって得られたFM変調信号をE/O変換して光ファイバ側へ出力するE/O変換部と
    を備えた光送信装置。
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