JP2006285687A - 監視装置及び監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報を迅速に通報する。
【解決手段】監視装置110において、利用者のIDと通報先とを対応付けて登録した利用者データベース118と、利用者データベース118に登録された通報先に対応するIDの優先順位を定めた優先順位テーブル117と、監視状況情報を取得する監視状況取得部1151と、監視状況情報の要求及びIDを受信し、通報先端末130にID情報入力要求及び監視状況情報を送信する送受信部1156と、監視状況情報の要求を行った利用者のIDに基づいて優先順位を変更する優先順位変更部1152と、センサ111が異常を検知した場合に、異常検知情報を優先順位テーブル117に定められたIDの優先順位に従って、利用者データベース118に登録された通報先端末130に送信する異常通報部1154とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、監視領域における異常を検知するセンサが異常を検知した場合に、異常検知情報をネットワークに接続された通報先端末に通報する監視装置及び監視方法に関するものであり、特に、通報先端末より監視状況を確認するために監視状況情報の要求をすることにより通報先の優先順位を変更することができる監視装置及び監視方法に関する。
従来、監視装置は、監視領域に設置されているセンサが異常を検知した場合には、監視センタに警報を通報したり、ブザーなどの警報により在宅者に対して異常を報知したりするものが一般に知られている。
また、利用者が外出の際に異常が発生した場合には、予め登録された異常検知情報の通報先の一つ又は二つ以上を選択して異常検知情報を通報し、該選択した通報先が応答しない場合には、別の通報先を選択して異常検知情報を通報する技術が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−297384号公報
しかしながら、上記特許文献1では、常に予め登録された異常検知情報の通報先の優先順位に従って通報が行われる。そのため、監視領域の状況に対して、登録されている優先順位が最上位の通報先である利用者よりも、最上位以外の通報先である利用者に異常検知情報の第一報を通報する方が適切である場合でも、最上位の通報先である利用者に通報が行われてしまうことがある。このような場合に、登録されている優先順位の最上位以外の通報先である利用者が異常検知情報の通報を受けるまでに無駄な時間を費やすこととなり、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報を迅速に通報することができないという問題があった。
例えば、初期設定によって通報先の優先順位の最上位に設定されている者が、出張などにより監視対象から遠隔の場所におり、異常検知情報の通報を受けても即座に対処できない場合には、優先順位の最上位以外でも対応可能な者に優先的に通報したほうが早期に対処できる。このような場合にも、異常検知情報の第一報が初期設定の優先順位の最上位の者に通報され、その後に早期に対応可能である優先順位の最上位以外の者に通報されるのでは、早期に対処可能な者が通報を受けるまでに無駄な時間を費やすこととなる。
また、初期設定で通報先の優先順位の設定を行う時点において、監視装置が異常を検知した際にどの通報先に優先的に通報するべきか明確でない場合や、初期設定後に状況が変化することによって、最適な通報先の優先順位が変化する場合もある。このような場合に、優先順位の最上位以外の者に通報の第一報を行うことが最適であっても、最上位の者に通報され、その状況に合った最適な者への通報までに無駄な時間が費やされる。
さらに、優先順位の最上位に設定されている者が監視対象から遠隔の場所にいる場合や、初期設定後に状況が変化することによって最適な通報先の優先順位が変化する場合に、その時点での状況に応じた最適な優先順位に設定変更するためには、初期設定の操作を再度行うか、設定変更の操作を行うなどにより通報先の優先順位を設定変更しなければならず、その状況に合った最適な者への通報までに無駄な時間が費やされる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、監視状況の確認のために監視状況情報の要求を行った利用者の情報をもとに異常検知情報の通報先の優先順位を変更し、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報を迅速に通報することができる監視装置及び監視方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された監視装置において、利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記利用者情報に登録された前記通報先に対応する前記利用者識別情報の優先順位を定めた優先順位情報を記憶する優先順位記憶手段と、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得手段と、前記通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び前記利用者識別情報を受信し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得手段によって取得した前記監視状況情報を送信する送受信手段と、前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を行った利用者の前記利用者識別情報に基づいて、前記優先順位情報における前記利用者識別情報の優先順位を変更する優先順位変更手段と、前記センサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常を検知した前記センサを特定する情報を含む異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた前記利用者識別情報の優先順位に従って、前記利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の監視装置において、前記優先順位変更手段は、更に、前記送受信手段によって前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を受信した場合に、前記通報先端末により前記監視状況情報を要求した利用者の前記利用者識別情報を、前記優先順位情報における優先順位の最上位に変更すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の監視装置において、前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記通報先端末により前記監視状況情報を要求した利用者の前記利用者識別情報を優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における前記初期設定の優先順位に従って変更すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の監視装置において、前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記通報先端末により前記監視状況情報を要求した利用者の前記利用者識別情報を優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における変更前の現在の優先順位に従って変更すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1に記載の監視装置において、監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された監視装置において、利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記通報先端末を利用する利用者の通報先の優先順位を定めた優先順位情報を記憶する優先順位記憶手段と、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得手段と、前記通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び前記利用者識別情報を受信するとともに前記通報先端末の発信者番号を取得し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得手段によって取得した前記監視状況情報を送信する送受信手段と、前記送受信手段によって前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を受信した場合に、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号が前記利用者情報に通報先として登録されているか否かを判断し、登録されていない場合には、前記発信者番号を新たな通報先として前記利用者情報に登録する登録手段と、前記通報先端末より前記監視状況情報の要求を行った利用者の通報先及び/又は前記登録手段によって前記利用者情報に新たな通報先として登録した前記発信者番号に基づいて、前記優先順位情報における利用者の通報先の優先順位を変更する優先順位変更手段と、前記センサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常を検知した前記センサを特定する情報を含む異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた通報先の優先順位に従って、前記利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の監視装置において、前記優先順位変更手段は、前記登録手段によって前記通報先端末の発信者番号が前記利用者情報に登録されていない場合に、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号を新たな通報先として前記優先順位情報における優先順位の最上位に変更すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の監視装置において、前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号を新たな通報先として優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における前記初期設定の優先順位に従って変更すること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項6に記載の監視装置において、前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号を新たな通報先として優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における変更前の現在の優先順位に従って変更すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得ステップと、ネットワークで監視装置と接続された通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び利用者に固有の利用者識別情報を受信し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得ステップによって取得した前記監視状況情報を送信する送受信ステップと、前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を行った利用者の前記利用者識別情報に基づいて、前記通報先端末の通報先に対応する前記利用者識別情報の優先順位を定めた優先順位情報における前記利用者識別情報の優先順位を変更する優先順位変更ステップと、監視領域における異常を検知するセンサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた前記利用者識別情報の優先順位に従って、前記利用者識別情報と利用者が利用する前記通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報ステップと、を備えることを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得ステップと、ネットワークで監視装置と接続された通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び利用者に固有の利用者識別情報を受信するとともに前記通報先端末の発信者番号を取得し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得ステップによって取得した前記監視状況情報を送信する送受信ステップと、前記送受信手段によって前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を受信した場合に、前記送受信ステップによって取得した前記通報先端末の発信者番号が前記利用者識別情報と利用者が利用する通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報に通報先として登録されているか否かを判断し、登録されていない場合には、前記発信者番号を新たな通報先として前記利用者情報に登録する登録ステップと、前記通報先端末より前記監視状況情報の要求を行った利用者の通報先及び/又は前記登録ステップによって前記利用者情報に新たな通報先として登録した前記発信者番号に基づいて、前記通報先端末を利用する利用者の通報先の優先順位を定めた優先順位情報における利用者の通報先の優先順位を変更する優先順位変更ステップと、前記センサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた通報先の優先順位に従って、前記利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、監視状況取得手段によって、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得し、送受信手段によって、通報先端末から送信された監視状況情報の要求及び利用者識別情報を受信し、通報先端末に利用者識別情報入力要求及び監視状況取得手段によって取得した監視状況情報を送信し、優先順位変更手段によって、通報先端末より監視状況情報の要求を行った利用者の利用者識別情報に基づいて、優先順位情報における利用者識別情報の優先順位を変更し、異常通報手段によって、センサが異常を検知した場合に通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、優先順位情報に定められた利用者識別情報の優先順位に従って、利用者情報に登録された利用者識別情報に対応する通報先端末に送信する。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置まで戻ることが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報を迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、送受信手段によって通報先端末から監視状況情報の要求を受信した場合に、優先順位変更手段よって、通報先端末により監視状況情報を要求した利用者の利用者識別情報を、優先順位情報における優先順位の最上位に変更する。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置まで戻ることが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、優先順位情報は、初期設定時の優先順位と現在における優先順位とを登録し、優先順位変更手段よって、優先順位情報における現在の優先順位において、通報先端末により監視状況情報を要求した利用者の利用者識別情報を優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を優先順位情報における初期設定の優先順位に従って変更する。そのため、最上位以外の利用者の優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、優先順位情報には、初期設定時の優先順位と現在における優先順位とを登録し、優先順位変更手段は、優先順位情報における現在の優先順位において、通報先端末により監視状況情報を要求した利用者の利用者識別情報を、優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を優先順位情報における変更前の現在の優先順位に従って変更する。そのため、最上位以外の利用者の優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、最上位以外の利用者の利用者識別情報が変更前の現在の優先順位を維持できるため、監視領域の状況に応じたより適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、監視状況取得手段によって、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得し、送受信手段によって、通報先端末から送信された監視状況情報の要求及び利用者識別情報を受信するとともに通報先端末の発信者番号を取得し、通報先端末に利用者識別情報入力要求及び監視状況取得手段によって取得した監視状況情報を送信し、登録手段によって、送受信手段により通報先端末から監視状況情報の要求を受信した場合に、送受信手段により取得した通報先端末の発信者番号が利用者情報に通報先として登録されているか否かを判断し、登録されていない場合には、発信者番号を新たな通報先として利用者情報に登録し、優先順位変更手段によって、通報先端末より監視状況情報の要求を行った利用者の通報先及び/又は登録手段により利用者情報に新たな通報先として登録した発信者番号に基づいて、優先順位情報における利用者の通報先の優先順位を変更し、異常通報手段によって、センサが異常を検知した場合に、通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、優先順位情報に定められた通報先の優先順位に従って、利用者情報に登録された利用者識別情報に対応する通報先端末に送信する。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置まで戻ることが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、新たな通報先の優先順位を変更することによって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報を迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、優先順位変更手段によって、登録手段により通報先端末の発信者番号が利用者情報に登録されていない場合に、送受信手段により取得した通報先端末の発信者番号を新たな通報先として優先順位情報における優先順位の最上位に変更する。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置まで戻ることが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、新たな通報先を優先順位の最上位に変更し、優先順位を変更することによって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、優先順位情報は、初期設定時の優先順位と現在における優先順位とを登録し、優先順位変更手段によって、優先順位情報における現在の優先順位において、送受信手段により取得した前記通報先端末の発信者番号を新たな通報先として優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における前記初期設定の優先順位に従って変更する。そのため、最上位以外の利用者の優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、新たな通報先を優先順位の最上位に変更し、優先順位を変更することによって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、優先順位情報は、初期設定時の優先順位と現在における優先順位とを登録し、優先順位変更手段によって、優先順位情報における現在の優先順位において、送受信手段により取得した通報先端末の発信者番号を新たな通報先として優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を優先順位情報における変更前の現在の優先順位に従って変更する。そのため、最上位以外の利用者の優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、新たな通報先を優先順位の最上位に変更し、優先順位を変更することによって、最上位以外の利用者の通報先が変更前の現在の優先順位を維持できるため、監視領域の状況に応じたより適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、監視状況取得ステップによって、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得し、送受信ステップによって、ネットワークで監視装置と接続された通報先端末から送信された監視状況情報の要求及び利用者に固有の利用者識別情報を受信し、通報先端末に利用者識別情報入力要求及び監視状況取得ステップにより取得した監視状況情報を送信し、優先順位変更ステップによって、通報先端末から監視状況情報の要求を行った利用者の利用者識別情報に基づいて、通報先端末に対応する利用者識別情報の優先順位を定めた優先順位情報における利用者識別情報の優先順位を変更し、異常通報ステップによって、監視領域における異常を検知するセンサが異常を検知した場合に、通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、優先順位情報に定められた利用者識別情報の優先順位に従って、利用者識別情報と利用者が利用する通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報に登録された利用者識別情報に対応する通報先端末に送信する。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置まで戻ることが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報を迅速に通報することができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、監視状況取得ステップによって、監視領域の状態を示す監視状況情報を取得し、送受信ステップによって、ネットワークで監視装置と接続された通報先端末から送信された監視状況情報の要求及び利用者に固有の利用者識別情報を受信するとともに通報先端末の発信者番号を取得し、通報先端末に利用者識別情報入力要求及び監視状況取得ステップにより取得した監視状況情報を送信し、登録ステップによって、送受信手段によって通報先端末から監視状況情報の要求を受信した場合に、送受信ステップによって取得した通報先端末の発信者番号が利用者識別情報と利用者が利用する通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報に通報先として登録されているか否かを判断し、登録されていない場合には、発信者番号を新たな通報先として利用者情報に登録し、優先順位変更ステップによって、通報先端末より監視状況情報の要求を行った利用者の通報先及び/又は登録ステップにより利用者情報に新たな通報先として登録した発信者番号に基づいて、通報先端末を利用する利用者の通報先の優先順位を定めた優先順位情報における利用者の通報先の優先順位を変更し、異常通報ステップによって、センサが異常を検知した場合に、通報先端末に異常を検知したセンサを特定する情報を含む異常検知情報を、優先順位情報に定められた通報先の優先順位に従って、利用者情報に登録された利用者識別情報に対応する通報先端末に送信する。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置まで戻ることが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、新たな通報先の優先順位を変更することによって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる監視装置及び監視方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第1の実施の形態の監視システムは、センサが検知した異常検知情報を通報先端末に送信する監視システムにおいて、利用者により通報先端末から監視状況情報の要求がされた場合、その要求を行った利用者のIDを優先順位テーブルにおける優先順位の最上位に変更するものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる監視システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる監視システム100は、監視装置110と、通報先端末130と、監視センタ140とから構成されており、監視装置110と通報先端末130、監視センタ140はネットワーク120を介して接続されている。
監視装置110は、監視領域の異常を検知して、異常検知情報を監視センタ140や通報先端末130に送信するものである。
ネットワーク120は、電話回線、無線ネットワーク、インターネットなどであって、監視装置110と通報先端末130、監視センタ140を接続している。
監視センタ140は、センサ111a〜111nが異常を検知した場合に、異常通報部1154より通報を受け、待機中の警備員に対して異常が検知された監視領域へ向かう旨の指示を出すとともに、必要に応じて警察や消防など関係機関への通報を行うセンタである。
通報先端末130は、図示しない送受信部、制御部、表示部、操作部、音声通話部などから構成されており、公知の携帯電話と同様の構成である。送受信部は、ネットワーク120から無線でデータの送受信を行い、制御部は通報先端末130の各種の制御を行う。表示部は、送信されたデータまたは入力されたデータの表示を行い、操作部は、データの入力を行う。音声通話部は、監視装置110から送信される異常検知情報を音声データとして受信し出力するとともに、監視装置付近にいる利用者との音声通話を行う。なお、通報先端末130として、公知のPDA(Personal Digital Assistants)または固定電話を用いてもよい。
次に監視装置の詳細について説明する。監視装置110は、さらに複数のセンサ111a〜111nと、マイク112と、スピーカ113と、入出力制御部114と、制御部115と、通信制御部116と、優先順位テーブル117と、利用者データベース118とを主に備えている。
センサ111a〜111nは、例えば、赤外線の受光量の変化をもとに人の存在を検出する赤外線センサ、赤外線などの受信が遮断されることで人の存在を検出する遮断センサ、電磁波の乱れで人の存在を検知する気配センサ、およびマグネットにより扉の開閉を検出するマグネットセンサなどであり、監視領域への侵入者を検知するなどの目的で設置されたものである。また、センサ111a〜111nは、監視対象の設備故障や異常状態を検知するセンサ、監視対象の温度や水位などの状態を測定するセンサなど、監視領域の異常を検出する各種センサも含まれる。
マイク112は、監視装置付近にいる者等が発した音声を取得し、スピーカ113は、送信された音声を出力するものである。
入出力制御部114は、センサ111a〜111n、マイク112の入力制御、スピーカ113の出力制御により種々のデータの入出力を制御する処理部である。
制御部115は、さらに監視状況取得部1151と、優先順位変更部1152と、認証部1153と、異常通報部1154と、音声データ制御部1155と、送受信部1156とを主に備えている。
監視状況取得部1151は、センサ111a〜111nによって検知された現在の監視対象の状態及び監視装置110の状態などの監視領域の状態を示す監視状況情報を取得するものである。例えば、異常時の監視対象の状況を取得する他、監視装置110が監視領域の異常を検知して、監視センタ140に通報する警備装置である場合に、現在の警備モードを監視状況として取得する。ここで、警備モードとは、監視領域において異常を検知したときの警報通報状態を示すモードである。
優先順位変更部1152は、送受信部1156によって利用者データベース118に登録されている利用者の通報先端末130からの監視状況情報の要求を受信した場合、監視状況情報を要求した利用者のIDを優先順位テーブル117における優先順位の最上位に変更をするものである。また、最上位以外の優先順位については、初期設定の優先順位に従って変更するものである。
認証部1153は、通報先端末130により、監視状況情報の要求をした利用者が入力したIDが利用者データベース118に登録されている利用者のIDであるか否かを照合するものである。また、IDと同時に暗証番号を入力したり、暗証番号と確認者コード(父=1、母=2、子供=3なと、利用者に対応して予め決めた値)を入力して、登録されている利用者か否かを照合するように構成してもよい。さらに、監視状況情報を要求する際の利用者の通報先端末130の発信者番号を取得し、その発信者番号と予め登録されている通報先の番号とを比較照合することで、正当な利用者であるか否か確認するように構成してもよい。
異常通報部1154は、センサ111a〜111nが異常を検知すると、通報先端末130に対して異常が検知されたという情報を通報するものである。また、異常通報部1154は、センサ111a〜111nが異常を検知すると、監視センタ140に対して異常が検知されたという情報(警報)を通報するものである。
音声データ制御部1155は、通報先端末130と監視装置110との間における音声データの制御を行うものである。具体的には、音声データの音声認識や文字列データへの変換を行う。
送受信部1156は、通報先端末130から送信された監視状況情報の要求及びIDをネットワーク120を介して受信し、通報先端末130にID入力要求及び監視状況取得部1151によって取得した監視状況情報をネットワーク120を介して送信するものである。
通信制御部116は、監視装置110とネットワーク120との間における通信を制御するものであり、具体的にはネットワークボードなどが該当する。
利用者データベース118は、予め設定された利用者のID及び各IDに対応する異常検知情報の通報先を登録したデータベースである。図2は、利用者データベース119の一例を示すデータ構造図である。図2に示すように、父のID、母のID、子供のIDの各IDに対応する通報先が登録されている。
優先順位テーブル117は、通報先に対応する利用者のIDの優先順位を設定したデータファイルであり、メモリやハードディスクドライブ装置(HDD)等の記憶媒体に格納されている。図3は、優先順位テーブル117の一例を示すデータ構造図である。図3に示すように、優先順位テーブル117には、初期設定がなされた利用者のIDの優先順位と、初期設定後に設定された利用者のIDの現在における優先順位が登録されている。図3に示すように、初期設定の優先順位は父のID、母のID、子供のIDの順で設定されており、現在は、母のID、父のID、子供のIDの順に設定されている。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる異常検知通報処理について説明する。図4−1、図4−2は、第1の実施の形態にかかる通報先端末130によって監視状況情報の要求がされた場合における異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。
まず、利用者が監視対象の監視状況を確認したい場合には、利用者の通報先端末130から、監視装置110へ監視状況情報の要求が送信される(ステップS401)。監視装置110では、送受信部1156が通報先端末130から送信された監視状況情報の要求を受信し(ステップS402)、通報先端末130にID入力画面を送信する(ステップS403)。
次に、通報先端末130では、監視装置110から送信されたID入力画面を受信する(ステップS404)。ここで、図5は、送受信部1156によって、通報先端末130に送信されたID入力画面である。図5に示すように、ID入力画面には、利用者のIDを入力するためのIDフィールドと、入力終了ボタンが表示される。利用者がIDを入力し、入力終了ボタンを押下すると、ID入力を受付(ステップS405)、監視装置110に利用者のIDを送信する(ステップS406)。
監視装置110では、送受信部1156が通報先端末130から送信された利用者のIDを受信すると(ステップS407)、認証部1153は、受信したIDが利用者データベース118に登録されているか否かを判断することにより、認証部1153が利用者データベース118に登録されている利用者であるか否かを照合する(ステップS408)。
受信したIDが利用者データベース118に登録されていない場合には(ステップS408:No)、認証が失敗したと判断し、通報先端末130にエラーメッセージを送信して、利用者は再度のID入力が必要となる(ステップS409)。一方、受信したIDが利用者データベース118に登録されている場合には(ステップS408:Yes)、利用者が正当な利用者であると認証する。次に、監視状況取得部1151は、監視状況情報を取得し(ステップS410)、送受信部1156は、利用者の通報先端末130に監視状況情報を送信する(ステップS411)。
通報先端末130では、監視装置110から送信された監視状況情報を受信し(ステップS412)、通報先端末130の画面に監視状況情報を表示する(ステップS413)。
次に、監視装置110では、優先順位変更部1152は、監視状況情報を要求した利用者のIDを優先順位テーブル117の現在の優先順位「1」に設定する(ステップS414)。優先順位変更部1152は、優先順位テーブル117の現在の優先順位の「2」「3」に監視状況情報を要求した利用者以外の利用者IDを初期設定の優先順位の順番で設定する(ステップS415)。
図6は、利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更後の優先順位テーブル117である。図6に示すように、初期設定の優先順位が父のID、母のID、子供のIDの順に設定されており、変更前の現在の優先順位が母のID、父のID、子供のIDの順で設定されていた場合に、子供が監視状況情報を要求すると、変更後の現在の優先順位について子供のIDの通報先が最上位となり、次順位からは初期設定の優先順位である父のID、母のIDの順に設定されることになる。
センサ111a〜111nが異常を検知すると、異常通報部1154は、異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル117の現在における「1」に設定されているIDの通報先の通報先端末130に送信する(ステップS416)。異常通報部1154は、通報先端末130から応答があるか否かを判断する(ステップS417)。
通報先端末130から応答があった場合には、他の通報先である通報先端末130への通報は送信せず、処理を抜ける(ステップS417:Yes)。通報先端末130からの応答がなかった場合には(ステップS417:No)、異常通報部1154は、異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル117の現在における「2」に設定されているIDの通報先端末130に送信する(ステップS418)。異常通報部1165は、通報先端末130から応答があるか否かを判断する(ステップS419)。
通報先端末130から応答があった場合には、他の通報先である通報先端末130への通報は送信せず、処理を抜ける(ステップS419:Yes)。通報先端末130からの応答がなかった場合には(ステップS419:No)、異常通報部1154は、異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル117の現在における「3」に設定されているIDの通報先の通報先端末130に送信する(ステップS420)。異常通報部1154は、通報先端末130から応答があるか否かを判断する(ステップS421)。
通報先端末130からの応答があった場合には(ステップS421:Yes)、異常検知通報処理は終了する。通報先端末130からの応答がなかった場合には、再度、異常検知情報を優先順位テーブル117の現在における「1」に設定されているIDの通報先端末130に送信する(ステップS421:No)。
このように、本実施の形態では、送受信部1156によって利用者の通報先端末130から監視状況情報の要求を受信した場合、監視状況情報を要求した利用者のIDの優先順位が最上位となり、最上位以外の利用者のIDは初期設定の優先順位に従って変更される。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置110まで戻ることが不要となり、更に、最上位以外の利用者について優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができる。
(第1の実施の形態の変形例)
第1の実施の形態にかかる監視システムは、利用者によって通報先端末から監視状況情報の要求が行われた場合、監視状況情報を要求した利用者のIDの優先順位が最上位となり、最上位以外の利用者のIDについては、初期設定の優先順位に従って変更される。しかし、最上位以外の利用者のIDについては、直前(変更前の現在)の優先順位に従って変更されるよう構成してもよい。
図7−1、図7−2は、第1の実施の形態の変形例にかかる通報先端末130によって監視状況情報の要求がされた場合における異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。
利用者の通報先端末130から、監視装置110へ監視状況情報の要求の送信から、監視状況情報の要求をした利用者のIDを優先順位変更部1152によって優先順位テーブル117の現在の優先順位「1」に設定するまでの処理および流れ(ステップS701〜S714)については、図4−1の第1の実施の形態で説明した処理および流れ(ステップS401〜S414)と同様である。
次に、優先順位変更部1152は、優先順位テーブル117の現在の優先順位の「2」「3」に監視状況情報を要求した利用者以外の利用者IDを直前の優先順位の順番で設定する(ステップS715)。
図8は、利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更後の優先順位テーブル117である。図8に示すように、初期設定の優先順位が父のID、母のID、子供のIDの順に設定されており、変更前の現在の優先順位が母のID、父のID、子供のIDの順で設定されていた場合に、子供が監視状況情報を要求すると、変更後の現在の優先順位について子供のIDの通報先が最上位となり、次順位からは直前の優先順位である母のID、父のIDの順に設定されることになる。
センサ111a〜111nが異常を検知した場合に、異常通報部1154の異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル117の現在における「1」で設定されているIDの通報先端末130への送信以降の処理および流れ(ステップS716〜S721)については、図4−2の第1の実施の形態で説明した処理および流れ(ステップS416〜S421)と同様である。
このように、第1の実施の形態の変形例である本実施の形態では、送受信部1156によって利用者の通報先端末130から監視状況情報の要求を受信した場合、監視状況情報を要求した利用者のIDの優先順位が最上位となり、最上位以外の利用者のIDは直前の優先順位に従って変更される。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置110まで戻ることが不要となり、更に、最上位以外の利用者について優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じたより適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態の監視システムは、利用者により通報先端末から監視状況情報の要求がされた場合、その要求を行った利用者のIDを優先順位の最上位に変更するものであったが、第2の実施の形態の監視システムでは、利用者により通報先端末から監視状況情報の要求がされた場合であって、その通報先端末の発信者番号が異常検知情報の通報先として利用者データベースに登録されていない場合に、その発信者番号を利用者データベースに登録し、その発信者番号を優先順位テーブルにおける優先順位の最上位に変更するものである。以下に、添付図面を参照して、第2の実施の形態について説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態にかかる監視システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる監視システム900は、監視装置910と、通報先端末130と、監視センタ140とから構成されており、監視装置910と通報先端末130、監視センタ140はネットワーク120を介して接続されている。
監視装置910は、監視領域の異常を検知して、異常検知情報を監視センタ140や通報先端末130に送信するものであり、本実施の形態では、更に通報先端末130の発信者番号の取得が可能となっている。
ここで、ネットワーク120と、監視センタ140と、通報先端末130の構成及び機能は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に監視装置910の詳細について説明する。監視装置910は、さらに複数のセンサ111a〜111nと、マイク112と、スピーカ113と、入出力制御部114と、制御部915と、通信制御部116と、優先順位テーブル917と、利用者データベース918とを主に備えている。
ここで、センサ111a〜111nと、マイク112と、スピーカ113と、入出力制御部114と、通信制御部116の構成及び機能は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
制御部915は、監視状況取得部1151と、優先順位変更部9152と、認証部9153と、異常通報部1154と、音声データ制御部1155と、送受信部9156と、登録部9157とを主に備えている。
ここで、監視状況取得部1151と、異常通報部1154と、音声データ制御部1155の構成及び機能は、第1の実施の形態と同様であるので、省略する。
優先順位変更部9152は、送受信部1156によって利用者データベース918に登録されている利用者の通報先端末130からの監視状況情報の要求を受信した場合、送受信部9156によって取得され、登録部9157によって利用者データベース918に新たな通報先として登録された利用者の通報先端末130の発信者番号を優先順位テーブル917における優先順位の最上位に変更するものである。また、最上位以外の優先順位については、初期設定の優先順位に従って変更するものである。
認証部9153は、通報先端末130により、監視状況情報の要求をした利用者が入力した暗証番号が利用者データベース918に登録されている利用者の暗証番号であるか否かを照合するものである。
送受信部9156は、通報先端末130から送信された監視状況情報の要求及び暗証番号をネットワーク120を介して受信するとともに通報先端末130の発信者番号を取得し、通報先端末130に暗証番号入力要求及び監視状況取得部1151によって取得した監視状況情報をネットワーク120を介して送信するものである。
登録部9157は、通報先端末130から監視状況情報の要求が行われた場合に、送受信部9156によって受信した通報先端末130の発信者番号が、利用者データベース918に通報先として登録されているか否かを判断し、登録されていない場合には、その発信者番号を新たな通報先として利用者データベース918に登録するものである。
利用者データベース918は、予め設定された利用者の暗証番号及び各暗証番号に対応する異常検知情報の通報先を登録したデータベースである。図10は、利用者データベース918の一例を示すデータ構造図である。図10に示すように、父の暗証番号、母の暗証番号、子供の暗証番号の各暗証番号に対応する通報先が登録されている。
優先順位テーブル917は、利用者の通報先端末130を通報先として優先順位の設定したデータファイルであり、メモリやハードディスクドライブ装置(HDD)等の記憶媒体に格納されている。図11は、優先順位テーブル917の一例を示すデータ構造図である。図11に示すように、優先順位テーブル917には、利用者によって初期設定がなされた通報先の優先順位と、初期設定後に利用者によって設定された現在の通報先の優先順位が登録されている。図11に示すように、初期設定の優先順位は父の通報先、母の通報先、子供の通報先の順で設定されており、現在は、母の通報先、父の通報先、子供の通報先の順に設定されている。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる異常検知通報処理について説明する。図12−1、図12−2は、第2の実施の形態にかかる通報先端末130によって監視状況情報の要求がされた場合における異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。
まず、利用者が監視対象の監視状況を確認したい場合には、利用者の通報先端末130から、監視装置910の電話番号に発呼し(ステップS1201)、監視状況情報の要求を送信する(ステップS1202)。監視装置910では、送受信部9156が通報先端末130から送信された監視状況情報の要求を受信し(ステップS1203)、通報先端末130に暗証番号入力メッセージを送信する(ステップS1204)。
次に、通報先端末130では、監視装置910から送信された暗証番号入力メッセージを受信し(ステップS1205)、利用者による暗証番号入力を受付(ステップS1206)、監視装置910に利用者の暗証番号を送信する(ステップS1207)。
監視装置910では、送受信部9156が通報先端末130から送信された利用者の暗証番号を受信し(ステップS1208)、更に、送受信部9156は、監視状況情報の要求時の着信番号を利用者の通報先端末130の発信者番号として取得する(ステップS1209)。次に、認証部9153は、受信した暗証番号が利用者データベース918に登録されているか否かを判断することにより、認証部9153が利用者データベース918に登録されている利用者であるか否かを照合する(ステップS1210)。
受信した暗証番号が利用者データベース918に登録されていない場合には(ステップS1210:No)、認証が失敗したと判断し、通報先端末130にエラーメッセージを送信して、利用者は再度の暗証番号入力が必要となる(ステップS1211)。一方、受信した暗証番号が利用者データベース918に登録されている場合には(ステップS1210:Yes)、利用者が正当な利用者であると認証する。
更に、認証部9153は、取得した発信者番号が監視状況情報を要求した利用者の暗証番号に対応する通報先として、利用者データベース918に登録されているか否かを照合する(ステップS1212)。取得した発信者番号が暗証番号に対応する通報先として利用者データベース918に登録されていない場合は(ステップS1212:No)、登録部9157は、取得した発信者番号を新たな通報先として、利用者データベース918に登録する(ステップS1213)。
一方、取得した発信者番号が暗証番号に対応する通報先として利用者データベース918に登録されている場合は(ステップS1212:Yes)、取得した発信者番号の利用者データベース918への登録は行われない。
次に、監視状況取得部1151は、監視状況情報を取得し(ステップS1214)、送受信部9156によって、利用者の通報先端末130の通報先に監視状況情報を送信する(ステップS1215)。
通報先端末130では、監視装置910から送信された監視状況情報を受信し(ステップS1216)、監視状況情報を出力する(ステップS1217)。
次に、監視装置910では、優先順位変更部9152は、監視状況情報を要求した利用者の発信者番号を優先順位テーブル917の現在の優先順位「1」に設定する(ステップS1218)。優先順位変更部9152は、優先順位テーブル917の現在の優先順位の「2」「3」「4」に監視状況情報を要求した利用者以外の利用者の通報先端末130の発信者番号を初期設定の優先順位の順番で設定する(ステップS1219)。
図13は、利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更後の優先順位テーブル917である。図13に示すように、初期設定の優先順位が父の通報先、母の通報先、子供の通報先の順に設定されており、変更前の現在の優先順位が母の通報先、父の通報先、子供の通報先の順で設定されている。そして、暗証番号が照合された新たな発信者番号の通報先端末130から監視状況情報を要求されると、変更後の現在の優先順位について新たな発信者番号である通報先が最上位となり、次順位からは初期設定の優先順位である父の通報先、母の通報先、子供の通報先の順に設定されることになる。
センサ111a〜111nが異常を検知すると、異常通報部1154は、異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル917の現在における「1」に設定されている通報先である発信者番号の通報先端末130に送信する(ステップS1220)。異常通報部1154は、通報先端末130から応答があるか否かを判断する(ステップS1221)。
通報先端末130から応答があった場合には、他の通報先である通報先端末130への通報は送信せず、処理を抜ける(ステップS1221:Yes)。通報先端末130からの応答がなかった場合には(ステップS1221:No)、異常通報部1154は、異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル917の現在における「2」に設定されている通報先である発信者番号の通報先端末130に送信する(ステップS1222)。異常通報部1165は、通報先端末130から応答があるか否かを判断する(ステップS1223)。
通報先端末130から応答があった場合には、他の通報先である通報先端末130への通報は送信せず、処理を抜ける(ステップS1223:Yes)。通報先端末130からの応答がなかった場合には(ステップS1223:No)、異常通報部1154は、異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル917の現在における「3」に設定されている通報先である発信者番号の通報先端末130に送信する(ステップS1224)。異常通報部1165は、通報先端末130から応答があるか否かを判断する(ステップS1225)。
通報先端末130から応答があった場合には、他の通報先である通報先端末130への通報は送信せず、処理を抜ける(ステップS1225:Yes)。通報先端末130からの応答がなかった場合には(ステップS1225:No)、異常通報部1154は、異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル917の現在における「4」に設定されている通報先である発信者番号の通報先端末130に送信する(ステップS1226)。異常通報部1154は、通報先端末130から応答があるか否かを判断する(ステップS1227)。
通報先端末130からの応答があった場合には(ステップS1227:Yes)、異常検知通報処理は終了する。通報先端末130からの応答がなかった場合には、再度、異常検知情報を優先順位テーブル117の現在における「1」に設定されている通報先である発信者番号の通報先端末130に送信する(ステップS1227:No)。
なお、取得した発信者番号が暗証番号に対応する通報先として利用者データベース918に登録されている場合は(ステップS1212:Yes)、ステップS1218以降の処理において、新たな通報先は登録されないため、優先順位「1」「2」「3」までの設定になり、優先順位「4」の設定は不要となる。
このように、本実施の形態では、送受信部9156によって利用者の通報先端末130から監視状況情報の要求を受信するとともに通報先端末130の発信者番号を取得し、その発信者番号が異常検知情報の通報先として利用者データベース918に登録されていない場合には、監視状況情報を要求した利用者の通報先である新たな発信者番号の優先順位が最上位に変更され、最上位以外の利用者は初期設定の優先順位に従って変更される。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置910まで戻ることが不要となり、更に、最上位以外の利用者について優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができる。
尚、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、3名又は4名の通報先を使用しているが、これに限定されるものではなく、複数の通報先を利用することができる。また、新たな通報先についても、複数の通報先が登録できるように構成してもよい。
(第2の実施の形態の変形例1)
第2の実施の形態では、通報先端末130の発信者番号を取得して、その発信者番号が異常検知情報の通報先として利用者データベース918に登録されていない場合には、登録部9157によって利用者データベース918に登録しているが、暗証番号と同時に新たな通報先を入力送信し、監視装置910では、送受信部9156によって暗証番号及び新たな通報先を受信し、その入力された新たな通報先が異常検知情報の通報先として利用者データベース918に登録されていない場合には、登録部9157によって利用者データベース918に登録し、その新たな通報先に基づいて、異常検知情報の通報先の優先順位を変更するように構成してもよい。
(第2の実施の形態の変形例2)
第2の実施の形態では、通報先端末130から監視状況情報を要求するごとに、優先順位が変更されるが、受信した発信者番号を一時的な措置として優先順位テーブル917の優先順位の最上位に変更するように構成してもよい。すなわち、利用者の通報先端末130からの発信者番号を、優先順位テーブル917の優先順位における最上位の通報先に変更し、最上位以外の通報先は初期設定の優先順位に従って変更する。そして、所定時間の経過後に、優先順位テーブル917の優先順位を初期設定の優先順位に戻すように構成してもよい。上記所定時間は、監視対象の状況に応じて任意に設定できるように構成してもよい。
(第2の実施の形態の変形例3)
第2の実施の形態の監視システムは、利用者により通報先端末から監視状況情報の要求がされた場合であって、その通報先端末の発信者番号が異常検知情報の通報先として利用者データベースに登録されていない場合に、その発信者番号を利用者データベースに登録し、その発信者番号の優先順位が最上位となり、最上位以外の利用者については、初期設定の優先順位に従って変更される。しかし、最上位以外の利用者については、直前の優先順位に従って変更されるよう構成してもよい。
図14−1、図14−2は、第2の実施の形態の変形例にかかる通報先端末130によって監視状況情報の要求がされた場合における異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。
利用者の通報先端末130から、監視装置110への発呼から、監視状況情報の要求をした利用者の発信者番号を優先順位変更部9152によって優先順位テーブル917の現在の優先順位「1」に設定するまでの処理および流れ(ステップS1401〜S1418)については、図12−1、図12−2の第2の実施の形態で説明した処理および流れ(ステップ1201〜S1218)と同様である。
次に、優先順位変更部9152は、優先順位テーブル917の現在の優先順位の「2」「3」「4」に監視状況情報を要求した利用者以外の利用者の発信者番号を直前の優先順位の順番で設定する(ステップS1419)。
図15は、利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更後の優先順位テーブル917である。図15に示すように、初期設定の優先順位が父の発信者番号、母の発信者番号、子供の発信者番号の順に設定されており、変更前の現在の優先順位が母の発信者番号、父の発信者番号、子供の発信者番号の順で設定されている。そして、暗証番号が照合された新たな発信者番号の通報先端末130から監視状況情報を要求されると、変更後の現在の優先順位について新たな発信者番号である通報先が最上位となり、次順位からは直前の優先順位である母の発信者番号、父の発信者番号、子供の発信者番号の順に変更されることになる。
センサ111a〜111nが異常を検知した場合に、異常通報部1154の異常を検知したセンサ111a〜111nの異常検知情報を優先順位テーブル917の現在における「1」で設定されている通報先である発信者番号の通報先端末130への送信以降の処理および流れ(ステップS1420〜S1427)については、図12−2の第2の実施の形態で説明した処理および流れ(ステップS1220〜S1227)と同様である。
なお、第2の実施の形態と同様に、取得した発信者番号が暗証番号に対応する通報先として利用者データベース918に登録されている場合は(ステップS1412:Yes)、ステップS1418以降の処理において、新たな通報先は登録されないため、優先順位「1」「2」「3」までの設定になり、優先順位「4」の設定は不要となる。
このように、本実施の形態では、送受信部9156によって利用者の通報先端末130から監視状況情報の要求を受信するとともに通報先端末130の発信者番号を取得し、その発信者番号が異常検知情報の通報先として利用者データベースに登録されていない場合には、監視状況情報を要求した利用者の通報先である新たな発信者番号の優先順位が最上位に変更され、最上位以外の利用者は直前の優先順位に従って変更される。そのため、監視対象から離れた場所から優先順位の設定操作を行うために監視装置910まで戻ることが不要となり、更に、最上位以外の利用者の優先順位の設定操作を行うことが不要となり、遠隔地からでも監視状況の確認と同時に優先順位の変更を簡易に行うことができる。また、優先順位の変更によって、監視領域の状況に応じた適切な通報先に異常検知情報をより迅速に通報することができる。
(第1の実施の形態及び第2の実施の形態の変形例1)
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、通報先端末130から監視状況情報を要求すると、優先順位が変更されるが、利用者が監視状況情報の要求を行うと同時に、利用者に優先順位テーブル117、917の優先順位を変更するか否かの確認をして、その結果、優先順位の変更を行うよう選択された場合に優先順位を変更するように構成してもよい。また、利用者が現在の優先順位を把握できるように、監視状況情報の要求を行った際に現在の優先順位を表示するように構成してもよい。
(第1の実施の形態及び第2の実施の形態の変形例2)
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、通報先端末130から監視状況情報を要求すると、監視状況情報を要求した利用者のID又は発信者番号が最上位に変更され、最上位以外の利用者のID又は発信者番号は初期設定の優先順位に従って変更されるが、複数のID又は発信者番号が設定されている場合には、特定のID又は発信者番号について監視状況情報の要求がなされても優先順位を変更しないよう設定できるように構成してもよい。また、特定のID又は発信者番号のみ、変更されるように設定できるように構成してもよい。例えば、優先順位「2」のID又は発信者番号は固定しておき、優先順位「1」のID又は発信者番号のみ当番制と定めた場合、各利用者が通報先端末130から監視状況情報を要求すると、そのID又は発信者番号の当番が交代できるように設定する場合などである。
本発明は、警備装置の他、例えば、河川の増水や土砂崩れなどの状況を監視して、通常時は河川の水位や地盤のずれなどの監視状況を確認できるとともに、警戒水位に達した場合はまたは警戒すべき地盤のずれが生じた場合などに警告を送信するような監視装置にも適用可能である。また、本発明は、農作物の生育状況を管理する目的で、外気温、ビニルハウス内の温度、冷暖房設備または換気設備等の稼働状況などを監視状況として把握するためにセンサ等を設け、気温などが設定範囲外となった場合や、設備に異常が発生した場合に通報するような監視装置にも適用可能である。
また、本発明は、異常事態が検知された際に利用者が設定した任意の通報先に通報する自己完結型の監視装置、または、利用者が設定した通報先に通報するセルフ監視の設定機能を備えた監視装置などに適用可能である。また、本発明は、異常事態を検知した場合の通報に限らず、定期的に監視対象の状態を通報するような監視装置において、通報先を自動的に変更する場合にも応用できる。この場合、監視状況の確認のために監視状況情報を要求した者に対して、その後の状態を通報することに利用できる。
第1の実施の形態にかかる監視システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる利用者データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる優先順位テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる異常検知通報処理の手順(続き)を示すフローチャートである。 通報先端末に送信されたID入力画面の表示例を示す模式図である。 利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更の優先順位テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態の変形例にかかる異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例にかかる異常検知通報処理の手順(続き)を示すフローチャートである。 利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更の優先順位テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる監視システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかる利用者データベースのデータ構成の一例を示説明図である。 第2の実施の形態にかかる優先順位テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる異常検知通報処理の手順(続き)を示すフローチャートである。 利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更後の優先順位テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態の変形例にかかる異常検知通報処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の変形例にかかる異常検知通報処理の手順(手順)を示すフローチャートである。 利用者により監視状況情報の要求がされた場合の優先順位の変更前と変更後の優先順位テーブルのデータ構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
100,900 監視システム
110,910 監視装置
111a〜111n センサ
112 マイク
113 スピーカ
114 入出力制御部
115 制御部
116 通信制御部
117,917 優先順位テーブル
118,918 利用者データベース
1151 監視状況取得部
1152,9152 優先順位変更部
1153,9153 認証部
1154 異常通報部
1155 音声データ制御部
1156,9156 送受信部
9157 登録部
120 ネットワーク
130 通報先端末
140 監視センタ

Claims (10)

  1. 監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された監視装置において、
    利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
    前記利用者情報に登録された前記通報先端末に対応する前記利用者識別情報の優先順位を定めた優先順位情報を記憶する優先順位記憶手段と、
    監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得手段と、
    前記通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び前記利用者識別情報を受信し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得手段によって取得した前記監視状況情報を送信する送受信手段と、
    前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を行った利用者の前記利用者識別情報に基づいて、前記優先順位情報における前記利用者識別情報の優先順位を変更する優先順位変更手段と、
    前記センサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた前記利用者識別情報の優先順位に従って、前記利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  2. 前記優先順位変更手段は、更に、前記送受信手段によって前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を受信した場合に、前記通報先端末により前記監視状況情報を要求した利用者の前記利用者識別情報を、前記優先順位情報における優先順位の最上位に変更すること、
    を特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、
    前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記通報先端末により前記監視状況情報を要求した利用者の前記利用者識別情報を優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における前記初期設定の優先順位に従って変更すること、
    を特徴とする請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、
    前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記通報先端末により前記監視状況情報を要求した利用者の前記利用者識別情報を優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における変更前の現在の優先順位に従って変更すること、
    を特徴とする請求項2に記載の監視装置。
  5. 監視領域における異常を検知するセンサを備え、ネットワークで通報先端末と接続された監視装置において、
    利用者に固有の利用者識別情報と利用者の通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
    前記通報先端末を利用する利用者の通報先の優先順位を定めた優先順位情報を記憶する優先順位記憶手段と、
    監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得手段と、
    前記通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び前記利用者識別情報を受信するとともに前記通報先端末の発信者番号を取得し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得手段によって取得した前記監視状況情報を送信する送受信手段と、
    前記送受信手段によって前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を受信した場合に、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号が前記利用者情報に通報先として登録されているか否かを判断し、登録されていない場合には、前記発信者番号を新たな通報先として前記利用者情報に登録する登録手段と、
    前記通報先端末より前記監視状況情報の要求を行った利用者の通報先及び/又は前記登録手段によって前記利用者情報に新たな通報先として登録した前記発信者番号に基づいて、前記優先順位情報における利用者の通報先の優先順位を変更する優先順位変更手段と、
    前記センサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた通報先の優先順位に従って、前記利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置。
  6. 前記優先順位変更手段は、前記登録手段によって前記通報先端末の発信者番号が前記利用者情報に登録されていない場合に、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号を新たな通報先として前記優先順位情報における優先順位の最上位に変更すること、
    を特徴とする請求項5に記載の監視装置。
  7. 前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、
    前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号を新たな通報先として優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における前記初期設定の優先順位に従って変更すること、
    を特徴とする請求項6に記載の監視装置。
  8. 前記優先順位情報は、初期設定時の前記優先順位と現在における前記優先順位とを登録し、
    前記優先順位変更手段は、前記優先順位情報における現在の優先順位において、前記送受信手段によって取得した前記通報先端末の発信者番号を新たな通報先として優先順位の最上位に変更するとともに、最上位以外の優先順位を前記優先順位情報における変更前の現在の優先順位に従って変更すること、
    を特徴とする請求項6に記載の監視装置。
  9. 監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得ステップと、
    ネットワークで監視装置と接続された通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び利用者に固有の利用者識別情報を受信し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得ステップによって取得した前記監視状況情報を送信する送受信ステップと、
    前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を行った利用者の前記利用者識別情報に基づいて、前記通報先端末に対応する前記利用者識別情報の優先順位を定めた優先順位情報における前記利用者識別情報の優先順位を変更する優先順位変更ステップと、
    監視領域における異常を検知するセンサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた前記利用者識別情報の優先順位に従って、前記利用者識別情報と利用者が利用する前記通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報ステップと、
    を備えることを特徴とする監視方法。
  10. 監視領域の状態を示す監視状況情報を取得する監視状況取得ステップと、
    ネットワークで監視装置と接続された通報先端末から送信された前記監視状況情報の要求及び利用者に固有の利用者識別情報を受信するとともに前記通報先端末の発信者番号を取得し、前記通報先端末に前記利用者識別情報入力要求及び前記監視状況取得ステップによって取得した前記監視状況情報を送信する送受信ステップと、
    前記送受信手段によって前記通報先端末から前記監視状況情報の要求を受信した場合に、前記送受信ステップによって取得した前記通報先端末の発信者番号が前記利用者識別情報と利用者が利用する前記通報先端末とを対応付けて登録した利用者情報に通報先として登録されているか否かを判断し、登録されていない場合には、前記発信者番号を新たな通報先として前記利用者情報に登録する登録ステップと、
    前記通報先端末より前記監視状況情報の要求を行った利用者の通報先及び/又は前記登録ステップによって前記利用者情報に新たな通報先として登録した前記発信者番号に基づいて、前記通報先端末を利用する利用者の通報先の優先順位を定めた優先順位情報における利用者の通報先の優先順位を変更する優先順位変更ステップと、
    前記センサが異常を検知した場合に、前記通報先端末に異常が検知されたことを示す異常検知情報を、前記優先順位情報に定められた通報先の優先順位に従って、前記利用者情報に登録された前記利用者識別情報に対応する前記通報先端末に送信する異常通報ステップと、
    を備えることを特徴とする監視方法。
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