JP2006285408A - 香り情報提供サーバ、及び香り情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 不正な香りデータの流通を防止するとともに、香りデータの付加価値を高めること。
【解決手段】 この香り情報提供サーバ3は、対象物Aに関する香り区分情報と、登録・削除用鍵情報Xとを関連付けて格納する鍵情報格納部108と、登録済の香り区分情報を格納する登録情報格納部109と、通信端末2bから登録対象の香り区分情報DFと電子鍵K1とを受信する区分情報受信部101と、香り区分情報DFに対応付けられた登録・削除用鍵Xを取得する鍵情報取得部102と、電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとが対応する場合に香り区分情報DFを登録情報格納部109に格納する区分情報登録部103と、通信端末2aから再生対象の香りに関する再生香り区分情報DRを受信する再生要求受信部106と、再生香り区分情報DFが登録情報格納部109に格納されているか否かを応答する応答部107とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 この香り情報提供サーバ3は、対象物Aに関する香り区分情報と、登録・削除用鍵情報Xとを関連付けて格納する鍵情報格納部108と、登録済の香り区分情報を格納する登録情報格納部109と、通信端末2bから登録対象の香り区分情報DFと電子鍵K1とを受信する区分情報受信部101と、香り区分情報DFに対応付けられた登録・削除用鍵Xを取得する鍵情報取得部102と、電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとが対応する場合に香り区分情報DFを登録情報格納部109に格納する区分情報登録部103と、通信端末2aから再生対象の香りに関する再生香り区分情報DRを受信する再生要求受信部106と、再生香り区分情報DFが登録情報格納部109に格納されているか否かを応答する応答部107とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワークを介して香りに関するデータを送受信する香り情報提供サーバ、及び香り情報提供システムに関するものである。
対象物の香りを分析してデジタル情報として生成し、そのデジタルデータを用いて香りを再現する技術としては、下記特許文献1記載の方法が知られている。この方法においては、香り成分センサアレイで検出された香り基本成分の種類及びその濃度に応じたデジタル信号を発生させ、香りの再現時にそのデジタル信号を用いて基本成分毎にその濃度に応じた香りを発生させている。
このような対象物の香りを表現するデジタル信号である香りデータを、ネットワークを介して送信することにより、遠隔地の不特定の送信先に香りを伝達するような伝送システムが開示されている(例えば、下記特許文献2参照)。この伝送システムでは、香りデータに含まれるデジタルデータを送信側でエンコードして送信し、受信側でデコードした後に香りを再現することが行われている。
特許第2741749号公報
特界2001−339353号公報
しかしながら、上記伝送システムでは、送信側の匂いセンサで検出した香りデータが無条件に送信されるため、受信側にとって好ましくない香り(例えば、不快な香り、健康に影響を与える香り等)の再生を防止することはできない。また、特定の香り(例えば、香水等の香り)については、特定の送信者のみに送信を許可したり、特定の送信者以外の者による香りデータの伝達及び改竄を防止したりすることによって、香りデータ自体の付加価値を高めたいといったニーズが大きい。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、不正な香りデータの流通を防止するとともに、香りデータの付加価値を高めることが可能な香り情報提供サーバ、及び香り情報提供システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の香り情報提供サーバは、対象物の香りの区分に関する香り区分情報と、香り区分情報に関する登録用鍵情報とを関連付けて格納する鍵情報格納手段と、通信端末によって登録された香り区分情報を格納する登録情報格納手段と、通信端末から、登録対象の香り区分情報と鍵情報とを受信する区分情報受信手段と、区分情報受信手段によって受信された香り区分情報に基づいて鍵情報格納手段を参照して、当該香り区分情報に対応付けられた登録用鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、区分情報受信手段によって受信された鍵情報と、鍵情報取得手段によって取得された登録用鍵情報とが対応するか否かを判定し、対応する場合に区分情報受信手段によって受信された香り区分情報を登録情報格納手段に格納する区分情報登録手段と、香り再生側通信端末から再生しようとする香りに関する再生香り区分情報を受信する再生要求受信手段と、再生香り区分情報が登録情報格納手段に格納されているか否かを通信端末に応答する応答手段とを備える。
このような香り情報提供サーバによれば、香りの種類を示す香り区分情報と、その種類に属する香りを登録させる際に認証するための登録用鍵情報とを予め格納しておいて、通信端末から登録しようとする香り区分情報と通信端末が保有する鍵情報とを受け取ると、受け取った香り区分情報に対応する登録用鍵情報と通信端末の鍵情報とを照合し、双方の鍵情報が対応する場合に受け取った香り区分情報を登録情報格納手段に格納する。また、香り再生側の通信端末に対して、再生しようとする香りに関する区分が登録されているか否かが応答される。これにより、香りの種類毎にネットワーク内を流通する香り情報の再生を予め規制することができる。さらには、香りの種類毎に特定の送信者の香り情報の再生を許可することができる。
また、香り区分情報は、階層構造を有する複数の分類からなるものであり、鍵情報取得手段は、区分情報受信手段によって受信された香り区分情報のうちの上位階層の分類に対応付けられた登録用鍵情報を取得することが好ましい。この場合、送信者側で作成される香り区分情報が個別の下位の区分を含む場合であっても、上位の区分毎にデータの登録を制御することができ、不正な香り情報の流通をより効率的に防ぐことができる。
また、鍵情報格納手段は、香り区分情報に対応付けられた再生用鍵情報を更に格納し、鍵情報取得手段は、再生要求受信手段によって受信された再生香り区分情報に対応付けられた再生用鍵情報を更に取得し、応答手段は、再生用鍵情報を香り再生装置に更に送信することも好ましい。こうすれば、登録時のみならず、情報取得側においても香りの種類毎に香りの再生を制限することができる。その結果、不正な香り情報の流通を十分に防止することができる。
また、再生用鍵情報の送信先を特定することにより、送信先を対象に課金する課金処理手段を更に備えることも好ましい。かかる課金処理手段を備えれば、香り情報の提供先のユーザを課金先として容易に設定できる。
本発明の香り情報提供システムは、上述した香り情報提供サーバと、香り情報提供サーバからの応答に応じて対象物の香りを再生する香り再生装置とを備える。このような香り情報提供システムによれば、香りの種類毎にネットワーク内を流通する香り情報を予め規制することで、好ましくない香りの再生を未然に防止することができる。また、香りの種類毎に特定の送信者の香り情報の再生を許可することができる。
また、本発明の香り情報提供システムは、上述した香り情報提供サーバと、香り情報提供サーバからの応答に応じて対象物の香りを再生する香り再生装置とを備え、香り再生装置は、自己の鍵情報と、香り情報提供サーバから送信された再生用鍵情報とが対応する場合に、対象物の香りを再生する。このような香り情報提供システムによれば、香りの種類毎にネットワーク内を流通する香り情報を予め規制することで、好ましくない香りの再生を未然に防止することができる。また、香りの種類毎に予め再生を許可した受信者のみに香り情報からの香りの再生を許可することができる。
本発明によれば、不正な香りデータの流通を防止するとともに、香りデータの付加価値を高めることができる。
以下、図面とともに本発明による香り情報提供システムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による香り情報提供システムの好適な一実施形態を示す概略構成図である。同図に示す香り情報提供システム1は、香りセンサ6において対象物Aから発する香りを検出して生成された香りデータの香り再生装置4側での再生を制御する制御システムである。香り情報提供システムは、香りセンサ6と有線あるいは近距離無線で接続された携帯電話機(通信端末)2bと、香り再生装置4と非接触型ICカード通信によって通信可能な携帯電話機(香り再生側通信端末)2aと、携帯電話機2a,2bと移動体通信網等のネットワーク5を介して接続可能な香り情報提供サーバ3とを備えて構成される。ここで、香り再生装置4と携帯電話機2aとは、有線あるいは非接触型ICカード通信以外の無線通信を用いて接続可能に構成されていてもよい。また、ネットワーク5は、移動体通信網以外のインターネット、固定電話網、LAN(Local Area Netwok)、WAN(Wide Area Network)等で構成されていてもよい。また、携帯電話機2a,2bに代えて、パーソナルコンピュータ、移動通信端末、PDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末を用いてもよい。以下、各構成要素について説明する。
香りセンサ6は、対象物Aから発せされる香りを対象にして、香り成分毎の量を定量的に分析する装置である。香りセンサ6は、複数のセンサ素子、演算処理部、メモリ等からなり、複数のセンサ素子から出力された検出信号を、各香り成分情報と濃度情報との複数の組合せに変換し、それらの組合せから香りセンサ6において香りを再生するための再生制御用データ(香りデータ)を生成する。
携帯電話機2bは、香りセンサ6から再生制御用データを受信し、再生制御用データをネットワーク5を介して、又は近距離無線通信を用いて携帯電話機2aに送信する。この場合、再生制御用データの送信先は、携帯電話機2bにおいてその都度指定されてもよいし、予め携帯電話機2bのメモリに登録しておいてもよい。また、携帯電話機2aのユーザからの要求を受け付けることによって、再生制御用データを送信するように動作してもよい。
また、携帯電話機2bは、香りセンサ6から再生制御用データを受信すると共に、再生制御用データから香りセンサ6によって検出された対象物Aの香りの区分に関する香り区分を判定し、香り区分情報DFを生成する。例えば、対象物Aが「バレンシアオレンジ」である場合は、香り区分情報DFとして、“分類A:00(自然物);分類B:00(植物);分類C:00(固体);分類D:00(果実);分類E:00(オレンジ);分類D:00(バレンシア)”といった情報を判別する。この判別には、予め携帯電話機2bのメモリに格納されている再生制御用データと香り区分情報との対応を示すテーブルデータを参照することにより、香りセンサ6から送られた再生制御用データに類似する香りに関する香り区分情報DFを判別する。なお、生成される香り区分情報DFの全部又は一部は、携帯電話機2bのボタン等の入力装置(図示せず)から直接入力されるものであってもよい。携帯電話機2bは、携帯電話機2bのユーザからの香り区分情報の登録要求に応じて、生成された香り区分情報DFと、メモリに予め格納された電子鍵(鍵情報)K1とを香り情報提供サーバ3に送信する。
香り情報提供サーバ3は、機能的な構成要素として、区分情報受信部(区分情報受信手段)101と、鍵情報取得部(鍵情報取得手段)102と、区分情報登録部(区分情報登録手段)103と、削除要求受信部104と、区分情報更新部105と、再生要求受信部(再生要求受信手段)106と、応答部(応答手段)107と、鍵情報格納部(鍵情報格納手段)108と、登録情報格納部(登録情報格納手段)109と、課金処理部(課金処理手段)110を備えている。以下、香り情報提供サーバ3の各構成要素について詳細に説明する。
区分情報受信部101は、携帯電話機2bから登録対象の香り区分情報DFと携帯電話機2bが保持する電子鍵K1とを受信する。区分情報受信部101は、受信した香り区分情報DFと電子鍵K1とを鍵情報取得部102に出力する。ここで、区分情報受信部101が受信する香り区分情報DFは、階層構造を有する複数の分類「分類A」、「分類B」、・・・からなり、下位の分類が上位の分類に従属するような階層構造を有している。例えば、「分類F:00(バレンシア)」、「分類F:01(ネーブル)」、及び「分類F:02(福原)」は、「分類E:00(オレンジ)」に従属している。また、区分情報受信部101が受信する香り区分情報DFは、「分類A」から連続した下位の分類までの区分を含むが、全体の分類数については携帯電話機2bにおいて随時設定される。
鍵情報取得部102は、区分情報受信部101から出力された香り区分情報DFに基づいて鍵情報格納部108を参照して香り区分情報DFに対応する登録・削除用鍵(登録用鍵情報)Xを取得する。ここで、図2は、鍵情報格納部108のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、鍵情報格納部108には、「分類A」〜「分類F」からなる香り区分情報と、香り区分情報の登録及び削除を制御するための登録・削除用鍵Xと、分類区分情報に対応する香りデータの再生を制御するための再生用鍵Zとが、関連づけて格納されている。例えば、鍵情報取得部102は、香り区分情報DFが“分類A:00(自然物);分類B:00(植物);分類C:00(固体);分類D:00(果実);分類E:00(オレンジ);分類D:01(ネーブル)”である場合は、その香り区分情報DFに一致する分類に対応する登録・削除用鍵X“X01”を取得する。鍵情報取得部102は、香り区分情報DFと電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとを、区分情報登録部103に出力する。
この場合、鍵情報取得部102は、香り区分情報DFのうちの上位階層の分類に対応する登録・削除用鍵Xを読み出すように動作する。具体的には、香り区分情報DFが“分類A:01(加工品);分類B:01(非食用);分類C:01(液体);分類D:00(香料);分類E:00(香水);分類F:01(C社製);分類G:05(C社No.5)”である場合には、「分類A」〜「分類F」までの組合せに対応する登録・削除用鍵X“X60”を読み出す。また、鍵情報格納部108において、一部の下位分類が登録されていない場合は、登録されている上位分類のみで香り区分情報DFとの一致を判断する。例えば、鍵情報格納部108に登録されている“分類A:01(加工品);分類B:01(非食用);分類C:01(液体);分類D:00(香料);分類E:01(シンナー)”については、分類A〜Eまでの一致を判断する。これにより、携帯電話機2bから鍵情報格納部108において管理されていない下位分類の香り区分情報の登録が可能にされる。
また、鍵情報取得部102は、同様にして、携帯電話機2aから受信された再生対象の香りに関する再生香り区分情報DR(詳細は後述する。)に対応する再生用鍵Zを、鍵情報格納部108から読み出すと共に、読み出した再生用鍵Zを応答部107に出力することも行う。
図1に戻って、区分情報登録部103は、鍵情報取得部102から出力された電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとが一致するか否かを判定し、一致する場合に香り区分情報DFを登録情報格納部109に格納する。なお、区分情報登録部103は、電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとが一致する場合の他、鍵生成関数等を用いた所定のアルゴリズムで、電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとが対応すると判定される場合に、香り区分情報DFを登録情報格納部109に格納するように動作してもよい。図3には、登録情報格納部109において、香り区分情報DF“分類A:01(加工品);分類B:01(非食用);分類C:01(液体);分類D:00(香料);分類E:00(香水);分類F:01(C社製);分類G:05(C社No.5)”が格納された状態を示している。
図1に戻って、削除要求受信部104は、携帯電話機2bから登録情報格納部109に格納された香り区分情報に関する削除要求と携帯電話機2bの電子鍵K1とを受信する。すなわち、削除要求受信部104は、携帯電話機2bから削除対象の香り区分情報を特定する情報として、例えば、データID(図3参照)を含む削除コマンドを受信する。削除要求受信部104は、受信した削除コマンド及び電子鍵K1を区分情報更新部105に出力する。
区分情報更新部105は、携帯電話機2bからの削除要求に対して、削除対象の香り区分情報に対応する登録・削除用鍵Xと電子鍵K1とを照合して、照合結果に応じて登録情報格納部109から香り区分情報を削除する。詳細には、区分情報更新部105は、削除要求に含まれるデータIDに対応する香り区分情報を登録情報格納部109から読み出した後、その香り区分情報に対応付けられた登録・削除用鍵Xを鍵情報格納部108から取得する。このとき、区分情報更新部105は、削除対象の香り区分情報のうちの上位階層の分類に対応する登録・削除用鍵Xを読み出すように動作する。具体的には、削除対象の香り区分情報が“分類A:01(加工品);分類B:01(非食用);分類C:01(液体);分類D:00(香料);分類E:00(香水);分類F:01(C社製);分類G:05(C社No.5)”である場合には、「分類A」〜「分類F」までの組合せに対応する登録・削除用鍵X“X60”を読み出す。そして、区分情報更新部105は、電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとを照合し、双方の電子鍵が対応する場合に、データIDに対応する香り区分情報を登録情報格納部109から削除する。
再生要求受信部106は、携帯電話機2aから再生しようとする香りの区分に関する再生香り区分情報DRを含む再生要求情報を受信すると共に、再生香り区分情報DRが登録情報格納部109に格納されているか否かを判定する。そして、再生要求受信部106は、再生香り区分情報DRが登録情報格納部109に格納されている場合に、鍵情報取得部102に再生香り区分情報DRを出力する。再生要求受信部106は、再生香り区分情報DRが登録情報格納部109に格納されていない場合は、携帯電話機2aに香りデータの再生を拒否する拒否応答を送信する。
応答部107は、鍵情報取得部102から再生用鍵Zを受け取った場合に、香りデータの再生を許可する許可応答に再生用鍵Zを付加して、携帯電話機2aに返信する。例えば、応答部107は、携帯電話機2aから再生香り区分情報DR“分類A:01(加工品);分類B:01(非食用);分類C:01(液体);分類D:00(香料);分類E:00(香水);分類F:01(C社製);分類G:05(C社No.5)”を受信した場合は、登録情報格納部109に当該再生香り区分情報DRが登録されているので、分類A〜Fに対応する再生用鍵Z“Z50”(図2参照)を許可応答に付加して返信する。
課金処理部110は、応答部107から送信される許可応答をモニタすることにより、許可応答の送信先である携帯電話機2aを電話番号等の通信先情報で特定し、特定した送信先を対象に課金処理を行う。課金処理部110は、例えば、香り情報提供サーバ3又は外部のサーバ内に格納されている携帯電話機2aに関する請求額情報に所定の金額を加算したり、携帯電話機2aに関するサービス利用履歴に履歴情報を追加したりすることで課金処理を行う。
携帯電話機2aは、対象物Aの香りを再生しようとするユーザが使用する携帯電話機である。携帯電話機2aは、携帯電話機2bから送信された対象物Aに関する再生制御用データを非接触型ICカード等のメモリに格納する。また、携帯電話機2aは、携帯電話機2bから再生制御用データを受信すると共に、対象物Aの香りの区分に関する香り区分を判定し、再生香り区分情報を生成した後、再生香り区分情報を再生制御用データに関連づけてメモリに格納する。この再生香り区分情報は、再生制御用データと共に携帯電話機2aから送信されたものであってもよい。
さらに、携帯電話機2aは、ボタン等の入力装置から再生制御用データの再生要求を受け付けた場合に、再生対象の再生制御用データに対応する再生香り区分情報DRを含む再生要求情報を、香り情報提供サーバ3に送信する。携帯電話機2aは、香り情報提供サーバ3から再生香り区分情報DRに対応する再生用鍵Zを含む許可応答を受信した場合に、再生制御用データと再生用鍵Zとを、非接触型ICカード通信、赤外線通信等の近距離無線を用いて香り再生装置4に送出する。
香り再生装置4は、香りセンサ6によって生成された再生制御用データをもとに対象物Aの香りを再生する装置であり、異なる香り成分を有する複数の香り発生源、香り発生源における香り成分の発生量を制御する制御部、メモリ(ともに図示せず)等から構成されている。また、香り再生装置4は、予めメモリ内に自己の電子鍵K2を保持している。香り再生装置4は、携帯電話機2aから再生制御用データと再生用鍵Zとを受け取った場合は、再生用鍵Zと電子鍵K2とを照合し、双方の電子鍵が対応する場合に、再生制御用データを用いて香りを再生するように動作する。
以下、図4及び図5を参照しながら香り情報提供システム1の動作について説明する。図4は、情報提供システム1における香り区分情報の登録処理及び香りデータ再生処理を示すシーケンス図、図5は、情報提供システム1における香り区分情報の削除処理を示すシーケンス図である。
まず、図4を参照して、香りセンサ6によって対象物Aの香りを検出することにより再生制御用データが生成される(ステップS01)。次に、再生制御用データは携帯電話機2bによって受信されると共に、再生制御用データに対応する香り区分情報DFが判定される(ステップS02)。その後、ユーザの登録要求が受け付けられると、携帯電話機2bから香り情報提供サーバ3に対して、判定された香り区分情報DFと携帯電話機2bの電子鍵K1とが送信される(ステップS03)。また同時に、香り再生側の携帯電話機2aに対して対象物Aに関する再生制御用データが送信され、携帯電話機2a内のメモリに格納される(ステップS04)。
これに対して、香り情報提供サーバ3は、鍵情報格納部108を参照して香り区分情報DFに対応する登録・削除用鍵Xを取得する(ステップS05)。次に、香り情報提供サーバ3は、携帯電話機2bの電子鍵K1と登録・削除用鍵Xとが対応するものであるか否かを判断する(ステップS06)。判断の結果、双方の電子鍵が対応すると判断した場合(ステップS06;YES)には、香り情報提供サーバ3は、登録情報格納部109に香り区分情報DFを格納する(ステップS07)。一方、電子鍵が対応しないと判断した場合(ステップS06;NO)には、携帯電話機2bに登録失敗を通知する。
携帯電話機2aにおいて、再生制御用データが受信されると、その再制御用データに対応する香り区分データが判定された後、再生制御用データと香り区分情報とが関連付けてメモリに格納される(ステップS08)。その後、携帯電話機2aのユーザから再生制御用データの再生要求が受け付けられると、再生対象の再生制御用データに対応する再生香り区分情報DRがメモリから読み出され、再生香り区分情報DRを含む再生要求情報が、香り情報提供サーバ3に送信される(ステップS09)。
香り情報提供サーバ3は、再生香り区分情報DRが登録情報格納部109に格納されているかを判断した後、再生香り区分情報DRに対応する再生用鍵Zを鍵情報格納部108から取得する(ステップS10)。次に、香り情報提供サーバ3は、再生用鍵Zが付加された許可応答を携帯電話機2aに返信する(ステップS11)。
これに対して、携帯電話機2aによって再生用鍵Zと再生対象の再生制御用データとが香り再生装置4に送信される(ステップS12)。その後、香り再生装置4によって、再生用鍵Zと自己の電子鍵K2とが照合される(ステップS13)。照合の結果、双方の鍵が対応すると判断された場合は(ステップS13;YES)、香り再生装置4において再生制御用データを用いて対象物Aの香りが再生される(ステップS14)。一方、双方の鍵が対応しないと判断された場合は(ステップS13;NO)、処理の中止が携帯電話機2aに通知され、携帯電話機2aに格納されている再生用鍵Zが削除される。
また、香り情報提供サーバ3は、上述したステップS11の処理と同時に、携帯電話機2aに送信される許可応答をモニタすることによって、許可応答の送信先を特定する(ステップS15)。そして、香り情報提供サーバ3は、特定した送信先である携帯電話機2aを対象に課金処理を実行する(ステップS16)。
次に、図5を参照して、香り区分情報の削除時の処理の流れについて説明する。
まず、携帯電話機2bにおいて、香り情報提供サーバ3に接続することによって、登録情報格納部109に格納されている香り区分情報が参照される(ステップS21)。その後、携帯電話機2aにおいて、削除対象の香り区分情報を特定するデータIDを含む削除要求が受け付けられる(ステップS22)。そして、携帯電話機2aから香り情報提供サーバ3に対して、携帯電話機2bの電子鍵K1と、削除対象を特定するデータIDを含む削除要求が送信される(ステップS23)。
これに対して、香り情報提供サーバ3は、登録情報格納部109及び鍵情報格納部108を参照することにより、削除対象の香り区分情報に対応する登録・削除用鍵Xが取得される(ステップS24)。その後、香り情報提供サーバ3は、取得した登録・削除用鍵Xと、携帯電話機2bの電子鍵K1とが対応するものであるか否かを判断する(ステップS25)。判断の結果、双方の電子鍵が対応するものである場合は(ステップS25;YES)、登録情報格納部109から該当する香り区分情報を削除する(ステップS26)。一方、双方の電子鍵が対応するものでない場合は(ステップS25;NO)、携帯電話機2bに拒否応答を送信する。
以上説明した香り情報提供システム1によれば、香りの種類毎にネットワーク5内を流通する香り情報を予め規制することで、好ましくない香りの再生を未然に防止することができる。また、香りの種類毎に特定の送信者の香り情報の再生を許可することができる。さらに、香りの種類毎に予め再生を許可した受信者のみに香り情報からの香りの再生を許可することができる。
また、鍵情報取得部102が区分情報受信部101によって受信された香り区分情報のうちの上位階層の分類に対応付けられた登録・削除用鍵Xを取得することで、送信者側で作成される香り区分情報が個別の下位の区分を含む場合であっても、上位の区分毎にデータの登録を制御することができ、不正な香り情報の流通をより効率的に防ぐことができる。
また、再生用鍵Zの送信先に対して課金処理を行うので、香り情報の提供先のユーザを課金先として容易に設定できる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、携帯電話機2aと香り再生装置4、又は携帯電話機2bと香りセンサ6は一体化された装置であってもよい。
1…香り情報提供システム、2a…携帯電話機(通信端末)、2b…携帯電話機(香り再生側の通信端末)、3…香り情報提供サーバ、4…香り再生装置、5…ネットワーク、6…香りセンサ、101…区分情報受信部(区分情報受信手段)、102…鍵情報取得部(鍵情報取得手段)、103…区分情報登録部(区分情報登録手段)、106…再生要求受信部(再生要求受信部)、107…応答部(応答手段)、108…鍵情報格納部(鍵情報格納手段)、109…登録情報格納部(登録情報格納手段)、110…課金処理部(課金処理手段)、A…対象物。
Claims (6)
- 対象物の香りの区分に関する香り区分情報と、前記香り区分情報に関する登録用鍵情報とを関連付けて格納する鍵情報格納手段と、
通信端末によって登録された香り区分情報を格納する登録情報格納手段と、
前記通信端末から、登録対象の香り区分情報と鍵情報とを受信する区分情報受信手段と、
前記区分情報受信手段によって受信された香り区分情報に基づいて前記鍵情報格納手段を参照して、当該香り区分情報に対応付けられた登録用鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、
前記区分情報受信手段によって受信された鍵情報と、前記鍵情報取得手段によって取得された登録用鍵情報とが対応するか否かを判定し、対応する場合に前記区分情報受信手段によって受信された香り区分情報を前記登録情報格納手段に格納する区分情報登録手段と、
香り再生側の通信端末から再生しようとする香りに関する再生香り区分情報を受信する再生要求受信手段と、
前記再生香り区分情報が前記登録情報格納手段に格納されているか否かを前記通信端末に応答する応答手段と、
を備えることを特徴とする香り情報提供サーバ。 - 前記香り区分情報は、階層構造を有する複数の分類からなるものであり、
前記鍵情報取得手段は、前記区分情報受信手段によって受信された香り区分情報のうちの上位階層の分類に対応付けられた登録用鍵情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の香り情報提供サーバ。 - 前記鍵情報格納手段は、香り区分情報に対応付けられた再生用鍵情報を更に格納し、
前記鍵情報取得手段は、前記再生要求受信手段によって受信された再生香り区分情報に対応付けられた再生用鍵情報を更に取得し、
前記応答手段は、前記再生用鍵情報を前記香り再生側の通信端末に更に送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の香り情報提供サーバ。 - 前記再生用鍵情報の送信先を特定することにより、前記送信先を対象に課金する課金処理手段を更に備えることを特徴とする請求項3記載の香り情報提供サーバ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の香り情報提供サーバと、
前記香り情報提供サーバからの応答に応じて前記対象物の香りを再生する香り再生装置と、
を備えることを特徴とする香り情報提供システム。 - 請求項3又は4記載の香り情報提供サーバと、
前記香り情報提供サーバからの応答に応じて前記対象物の香りを再生する香り再生装置とを備え、
前記香り再生装置は、自己の鍵情報と、前記香り情報提供サーバから送信された再生用鍵情報とが対応する場合に、前記対象物の香りを再生する、
ことを特徴とする香り情報提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005101725A JP2006285408A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 香り情報提供サーバ、及び香り情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005101725A JP2006285408A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 香り情報提供サーバ、及び香り情報提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006285408A true JP2006285408A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37407302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005101725A Pending JP2006285408A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 香り情報提供サーバ、及び香り情報提供システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006285408A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011077732A1 (ja) * | 2009-12-22 | 2011-06-30 | アトナープ株式会社 | コンテンツを供給する装置 |
JP2020042067A (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-19 | 株式会社アロマジョイン | 香り共有システムおよび香り付きコンテンツの共有システム |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005101725A patent/JP2006285408A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011077732A1 (ja) * | 2009-12-22 | 2011-06-30 | アトナープ株式会社 | コンテンツを供給する装置 |
CN102770882A (zh) * | 2009-12-22 | 2012-11-07 | Atonarp株式会社 | 提供内容的装置 |
JPWO2011077732A1 (ja) * | 2009-12-22 | 2013-05-02 | アトナープ株式会社 | コンテンツを供給する装置 |
JP2016136399A (ja) * | 2009-12-22 | 2016-07-28 | アトナープ株式会社 | コンテンツを供給する装置 |
JP2020042067A (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-19 | 株式会社アロマジョイン | 香り共有システムおよび香り付きコンテンツの共有システム |
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