JP2006284283A - ソフトウェアを変更することなく、任意に測定項目を追加可能にした呈色試験紙の読み取り装置 - Google Patents
ソフトウェアを変更することなく、任意に測定項目を追加可能にした呈色試験紙の読み取り装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006284283A JP2006284283A JP2005102461A JP2005102461A JP2006284283A JP 2006284283 A JP2006284283 A JP 2006284283A JP 2005102461 A JP2005102461 A JP 2005102461A JP 2005102461 A JP2005102461 A JP 2005102461A JP 2006284283 A JP2006284283 A JP 2006284283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test paper
- measuring
- reader
- measuring item
- item
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
【課題】
血液等の検体中に含まれる特定成分を定量分析する目的のため呈色試験紙を用い、反射光を測定することにより、特定成分を分析する分析法が臨床検査において用いられている。それらは試験紙と読み取り装置が対で機能するが、新しい試験紙を開発することにより測定項目を追加してゆくことが出来る。ところが試験紙の測定条件は測定項目に固有であり、新規の測定項目に読み取り装置が対応する為にはROM交換や他の媒体によるソフトウエアの変更が必要であった。遠隔地などではソフトウエア変更も容易ではなく、新しい測定項目にスムーズに対応出来ないという問題があった。
【解決手段】
本発明は測定項目に固有の情報、例えば測定項目名、測定時間、検量式、測定範囲、単位、表示桁数などを、磁気カードなどの媒体を使って入力することにより新しく測定項目を開発しても読み取り装置のソフトウエアを変更することなく、簡単に対応出来るものである。
【選択図】図3
血液等の検体中に含まれる特定成分を定量分析する目的のため呈色試験紙を用い、反射光を測定することにより、特定成分を分析する分析法が臨床検査において用いられている。それらは試験紙と読み取り装置が対で機能するが、新しい試験紙を開発することにより測定項目を追加してゆくことが出来る。ところが試験紙の測定条件は測定項目に固有であり、新規の測定項目に読み取り装置が対応する為にはROM交換や他の媒体によるソフトウエアの変更が必要であった。遠隔地などではソフトウエア変更も容易ではなく、新しい測定項目にスムーズに対応出来ないという問題があった。
【解決手段】
本発明は測定項目に固有の情報、例えば測定項目名、測定時間、検量式、測定範囲、単位、表示桁数などを、磁気カードなどの媒体を使って入力することにより新しく測定項目を開発しても読み取り装置のソフトウエアを変更することなく、簡単に対応出来るものである。
【選択図】図3
Description
血液等の検体中に含まれる特定成分を定量分析する目的のため、呈色試験紙を用い、呈色試験紙に光源からの光を照射し、反射光を測定することにより特定成分を分析する臨床検査機器の分野。
血液や尿試料の測定に、呈色した試験紙に光源からの光を照射し、反射光を読みとることにより血液や尿中の特定成分を分析する分析法が臨床検査において用いられている。
特開2001−083153等により、近年免疫クロマトグラフィー法が、定性あるいは判定量のみならず定量的にも使用出来るようになった。免疫クロマトグラフィー法による試験紙のサンプリング部に血液などのサンプルをサンプリングする。ついで検液が試験紙上を展開する途中、金コロイドを標識した特異抗体や色素標識ラテックス抗体等と反応しながら横方向に浸透していく。その先には複数のコントロールラインとテストラインが固相化された標識抗体特異抗体があり、それらと反応し赤色を呈する。(図1,図2参照)
特開2001−083153等により、近年免疫クロマトグラフィー法が、定性あるいは判定量のみならず定量的にも使用出来るようになった。免疫クロマトグラフィー法による試験紙のサンプリング部に血液などのサンプルをサンプリングする。ついで検液が試験紙上を展開する途中、金コロイドを標識した特異抗体や色素標識ラテックス抗体等と反応しながら横方向に浸透していく。その先には複数のコントロールラインとテストラインが固相化された標識抗体特異抗体があり、それらと反応し赤色を呈する。(図1,図2参照)
展開したパターンのテストバンド、及びコントロールバンドの反応し赤色を呈した部分に光源からの光を照射して、反射光のCCDイメージセンサで読み込む。物質濃度はコントロールラインを参照し、反射光量と検量線から計算で求める。
試験紙1枚で測定出来るのは1項目である。検量線の種類は測定項目及びロットごとに異なるため、検量線の情報は簡単に入力できるよう試験紙のロットごとに添付した磁気カードから読ませる方法などが用いられていた。
ところが、新試験紙を開発した場合には、新試験紙の測定項目情報に合わせて、読み取り装置のソフトウェアをROM交換や、他の媒体によるバージョンアップで行わなければならなかった。
特開公開2001-083153
吉野二男・大澤久男編 「臨床生化学検査における分光測定法」学会出版センター 1984年
新規に開発した測定項目を既存の測定装置で測定する場合、ソフトウエアをそのつど、入れ替えないと測定できないのでは、測定項目の普及に時間と労力がかかってしまう。
本発明は測定項目に固有の情報、例えば測定項目名、測定時間、検量式、測定範囲、単位、表示桁数などを、磁気カードなどの媒体を使って入力することにより、新しく測定項目を開発しても読み取り装置のソフトウエアを変更することなく、簡単に対応出来ることを特徴とする。
日本国内や世界中のどこにでも販売され配置される可能性がある、呈色試験紙の読み取り装置に対し、新しい測定項目を開発するたびにソフト変更を行う事は大変な労力を要する。本発明によりソフトウエア変更を行う手間が大幅に省力化出来る。
例えば図2に示すような新試験紙を開発して、図1に示すような支持体に格納しておく。図3はその読み取り装置であり磁気カード入力が可能となっている。測定を行う前に新試験紙に適応した試験紙に固有の情報、例えば測定項目名、測定時間、検量式、測定範囲、単位、表示桁数などを登録しておく。読み取り装置は、測定時にその入力された試験紙に固有の条件によりデータ処理を行うので、新しい試験紙を開発した場合でもカードから測定条件を入力しておけばソフトウェアを変更することなく、新試験紙の測定が出来る。
本発明の実施例として、免疫クロマトグラフィー法の試験紙と、呈色試験紙の読み取り装置の例を示す。
図1は、本発明装置の実施例のうち試験紙が支持体に格納された部分である。
1は試験紙支持体で中に試験紙が格納されている。2は検体滴下窓で血液などの検体をサンプリングする部分、3は読みとり窓で、試験紙上を展開したパターンを読みとる部分である。
図1は、本発明装置の実施例のうち試験紙が支持体に格納された部分である。
1は試験紙支持体で中に試験紙が格納されている。2は検体滴下窓で血液などの検体をサンプリングする部分、3は読みとり窓で、試験紙上を展開したパターンを読みとる部分である。
図2は図1の試験紙支持体中に格納された、試験紙自体である。
4は検体滴下窓2の下に位置してサンプルが滴下される部分、5は金コロイド標識抗体や色素標識ラテックス抗体等を捕捉する部分、6と8はコントロールバンド、そして7はテストバンドであり特異抗体が固相化されている。
4は検体滴下窓2の下に位置してサンプルが滴下される部分、5は金コロイド標識抗体や色素標識ラテックス抗体等を捕捉する部分、6と8はコントロールバンド、そして7はテストバンドであり特異抗体が固相化されている。
本願発明の呈色試験紙の読み取り装置を図3に示す。分析装置本体9、磁気カードリーダー部10、磁気カード11、表示部12、試験紙支持体挿入部13、及びプリンター部14である。
図1の試験紙支持体1を試験紙支持体挿入部に挿入しておくと、反応時間経過後、自動的に反射光による測定を行い、検量線による演算を行い、演算結果を表示及びプリントアウトする。
図1の試験紙支持体1を試験紙支持体挿入部に挿入しておくと、反応時間経過後、自動的に反射光による測定を行い、検量線による演算を行い、演算結果を表示及びプリントアウトする。
臨床検査機器一般や、光学測定装置にも適用できる。
1 試験紙支持体
2 検体滴下窓
3 試験紙読み取り窓
4 サンプリング部
5 金コロイド標識抗体部
6 コントロールバンド1
7 テストバンド
8 コントロールバンド2
9 分析装置本体
10 磁気カードリーダー部
11 磁気カード
12 液晶表示部
13 試験紙支持体挿入部
14 プリンター部
2 検体滴下窓
3 試験紙読み取り窓
4 サンプリング部
5 金コロイド標識抗体部
6 コントロールバンド1
7 テストバンド
8 コントロールバンド2
9 分析装置本体
10 磁気カードリーダー部
11 磁気カード
12 液晶表示部
13 試験紙支持体挿入部
14 プリンター部
Claims (2)
- ソフトウェアを変更することなく、新規測定項目を任意に追加出来る呈色試験紙の読み取り装置。
- 磁気カードやICカードを媒体として、測定項目に固有の情報を簡単に機械に入力出来る請求項1記載の呈色試験紙の読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005102461A JP2006284283A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | ソフトウェアを変更することなく、任意に測定項目を追加可能にした呈色試験紙の読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005102461A JP2006284283A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | ソフトウェアを変更することなく、任意に測定項目を追加可能にした呈色試験紙の読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006284283A true JP2006284283A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37406374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005102461A Pending JP2006284283A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | ソフトウェアを変更することなく、任意に測定項目を追加可能にした呈色試験紙の読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006284283A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103674859A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-03-26 | 上海感信信息科技有限公司 | 一种数字式b-d测试判断系统 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001141644A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-25 | Hitachi Ltd | 反射率測定装置 |
JP2001349896A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-21 | Arkray Inc | カートリッジ式容器を用いる測定装置および測定方法並びに記録媒体 |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005102461A patent/JP2006284283A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001141644A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-25 | Hitachi Ltd | 反射率測定装置 |
JP2001349896A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-21 | Arkray Inc | カートリッジ式容器を用いる測定装置および測定方法並びに記録媒体 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103674859A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-03-26 | 上海感信信息科技有限公司 | 一种数字式b-d测试判断系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Rezazadeh et al. | The modern role of smartphones in analytical chemistry | |
EP2923335B1 (en) | Test strip and methods and apparatus for reading the same | |
Klein et al. | Development of a multiplexed giant magnetoresistive biosensor array prototype to quantify ovarian cancer biomarkers | |
KR102069752B1 (ko) | 테스팅 장치 | |
JP6407821B2 (ja) | 用紙ベースのセンサのロバストな比色分析処理方法 | |
RU2698818C2 (ru) | Конструкция бумажного чувствительного элемента | |
JP2006266882A (ja) | 有効期限情報読み取り機能を備えた免疫学的クロマトグラフ読み取り定量装置。 | |
JP2006284279A (ja) | 呈色試験紙の測定時に、検量線を選択する方式。 | |
EP1666879B1 (en) | Read-write assay system | |
EP3189331B1 (en) | Apparatus and process for immunoassay tests | |
US11639925B2 (en) | Method and apparatus for measuring physiological properties of biological samples | |
CN105102698A (zh) | 减少试剂测试设备的假阳性 | |
EP3221444B1 (en) | Lateral flow assay ratio test | |
JPWO2003100425A1 (ja) | 免疫学的クロマトグラフ法の試験紙片の読み取り定量装置 | |
JP2006284283A (ja) | ソフトウェアを変更することなく、任意に測定項目を追加可能にした呈色試験紙の読み取り装置 | |
Hottenstein et al. | Platforms and techniques used for biomarker assays: where are we now? | |
JP2001349834A (ja) | 呈色物定量装置 | |
JP4633510B2 (ja) | 免疫学的クロマトグラフ法を用いた複数の試験紙片の短時間連続定量測定装置 | |
Eman et al. | Chemical analysis | |
JP2010117290A (ja) | 液体試料成分の分析装置および分析方法 | |
US20210183106A1 (en) | Estimation of bisphenol a using image analysis | |
Eman et al. | Chemical analysis 10 | |
JP2005337960A (ja) | 免疫反応測定方法、免疫反応測定キット及び免疫反応測定装置 | |
Erickson et al. | Charge coupled device optics system for simultaneous measurement of multiple reactions in a microplate | |
KR20180025477A (ko) | 나노입자를 이용한 hiv 항체 동시 진단키트의 정량 분석 알고리즘 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100406 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100412 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100809 |