JP2006283699A - 熱エネルギ回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱源の熱膨張に伴って発生する引張応力や圧縮応力を緩和すること。
【解決手段】吸入した作動ガスを圧縮するピストン12を備えた圧縮機10と、この圧縮機10で圧縮された作動ガスに高温流体の熱を吸熱させる熱交換器20と、その吸熱された作動ガスの膨張により押動されるピストン32を備えた膨張機30とを有し、その圧縮機10で圧縮された作動ガスを熱交換器20へと導く作動ガス排出管15の少なくとも一部に熱交換器20の熱膨張の方向Aと略平行な作動ガス排出路15aを設け、その熱交換器20の熱膨張に伴って作動ガス排出路15aに引張応力が発生する場合には当該熱交換器20が熱膨張する際に当該熱膨張20の方向と同一方向へと伸長可能な伸長手段(ベローズ18)を作動ガス排出路15a上に設けること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱交換器で吸熱した熱エネルギを機械エネルギに変換する熱エネルギ回収装置に関する。
従来、熱エネルギを機械エネルギに変換する熱サイクル機関が存在する。
例えば、この種の熱サイクル機関としては、吸入した作動流体(作動ガス)をピストンで断熱圧縮する圧縮機と、この圧縮機で断熱圧縮された作動ガスに高温流体の熱を等圧力で吸熱させる熱交換器(熱源)と、この熱交換器で等圧受熱された作動ガスの断熱膨張によりピストンを押動させる膨張機とを備え、その膨張力を利用してクランクシャフトから出力を取り出すブレイトンサイクル機関があり、下記の特許文献1に開示されている。
このように、熱サイクル機関は、熱を加えた作動ガスの膨張力を利用して出力を得るものであり、例えば、内燃機関の排気ガスの排気熱を用いることによって内燃機関の排気熱回収装置(熱エネルギ回収装置)として構築することができる。
尚、そのような熱サイクル機関としては、作動流体(作動ガス)を封入したシリンダに対する外部の熱源からの加熱とこの加熱により膨張した作動ガスの冷却とを繰り返し、温度上昇した作動ガスの膨張力によるピストンの押下と膨張した作動ガスの冷却によるピストンの上昇を繰り返させてクランクシャフトから出力を取り出すスターリングサイクル機関もあり、下記の特許文献2に開示されている。
特開平6−257462号公報 特開2002−266701号公報
ところで、上述した熱源には例えば内燃機関から排出された排気ガス等の高温流体が流入するので、その流入時には熱交換器が熱膨張を起こしている。
一方、例えば、上述したブレイトンサイクル機関(熱エネルギ回収装置)においては、圧縮機から排出された作動ガスに熱交換器の熱を受熱させ、その受熱後の作動ガスを膨張機へと供給する為に、圧縮機と熱交換器との間及び膨張機と熱交換器との間を夫々配管を介して接続している。
ここで、その夫々の配管においては圧縮された作動ガスが流動し、更に、膨張機側の配管においては高温の作動ガスが流動するので、一般に、その作動ガスの圧や温度の影響が少ない金属製の配管が用いられている。これが為、その熱交換器と圧縮機や膨張機との間,又はその熱交換器とクランクシャフトとの間における相対的な位置関係が固定されている場合には、熱交換器の熱膨張に伴って圧縮機や膨張機に引張応力又は圧縮応力が発生する。特に、その引張応力や圧縮応力は、圧縮機や膨張機における上述した配管に発生し、その配管に曲がりや捻れ等を生じさせてしまう。また、その配管に発生した引張応力又は圧縮応力に伴って、圧縮機や膨張機のコネクティングロッドやクランクシャフトにも曲がりや捻れ等を生じさせてしまう。そして、そのような曲がりや捻れ等は、熱エネルギ回収装置の歪みを引き起こしてしまう。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、熱源の熱膨張に伴って発生する引張応力や圧縮応力を緩和し得る熱エネルギ回収装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、請求項1記載の発明では、吸入した作動ガスを圧縮するピストンを備えた圧縮機と、この圧縮機で圧縮された作動ガスに高温流体の熱を吸熱させる熱交換器と、その吸熱された作動ガスの膨張により押動されるピストンを備えた膨張機とを有している。そして、その圧縮機で圧縮された作動ガスを熱交換器へと導く作動ガス排出管の少なくとも一部に熱交換器の熱膨張の方向と略平行な作動ガス排出路を設け、その熱交換器の熱膨張に伴って前記作動ガス排出路に引張応力が発生する場合には当該熱交換器が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと伸長可能な伸長手段を前記作動ガス排出路上に設け、熱交換器の熱膨張に伴って前記作動ガス排出路に圧縮応力が発生する場合には当該熱交換器が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと収縮可能な収縮手段を前記作動ガス排出路上に設けている。
この請求項1記載の発明によれば、熱交換器が熱膨張を起こした際に、その熱膨張の方向と伸長手段の伸長方向又は収縮手段の収縮方向とが同一であるので、その熱膨張に伴って発生する作動ガス排出路の引張応力又は圧縮応力を吸収することができる。
また、上記目的を達成する為、請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の熱エネルギ回収装置において、前記熱交換器を内燃機関の排気流路上に配置し、その熱交換器で受熱された作動ガスを前記膨張機へと導く作動ガス供給管の少なくとも一部に前記排気流路の熱膨張の方向と略平行な作動ガス供給路を設けている。そして、その排気流路の熱膨張に伴って前記作動ガス供給路に引張応力が発生する場合には当該排気流路が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと伸長可能な伸長手段を前記作動ガス供給路上に設け、排気流路の熱膨張に伴って前記作動ガス供給路に圧縮応力が発生する場合には当該排気流路が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと収縮可能な収縮手段を前記作動ガス供給路上に設けている。
この請求項2記載の発明によれば、熱交換器の熱膨張に伴って発生する作動ガス排出路の引張応力又は圧縮応力を吸収するだけでなく、内燃機関の排気流路の熱膨張に伴って発生する作動ガス供給路の引張応力又は圧縮応力も吸収することができる。
ここで、上述した伸長手段としては、請求項3記載の発明の如く、作動ガスの流入に伴って当該伸長手段の伸長方向に圧力が掛かるものを利用することができる。
この請求項3記載の発明によれば、熱交換器が熱膨張を起こした際には、その熱膨張と同一の方向へと伸長手段に圧力が掛かるので作動ガス排出路に発生する引張応力を緩和することができ、内燃機関の排気流路が熱膨張を起こした際には、その熱膨張と同一の方向へと伸長手段に圧力が掛かるので作動ガス供給路に発生する引張応力を緩和することができる。
また、上述した伸長手段としては、請求項4記載の発明の如く、作動ガスの流入に伴って当該作動ガスの流動方向へと加圧膨張するベローズを利用することができる。
この請求項4記載の発明によれば、熱交換器が熱膨張を起こした際には、その熱膨張と同一の方向へと伸長手段(ベローズ)が伸長するので作動ガス排出路に発生する引張応力を効率良く吸収することができ、内燃機関の排気流路が熱膨張を起こした際には、その熱膨張と同一の方向へと伸長手段(ベローズ)が伸長するので作動ガス供給路に発生する引張応力を効率良く吸収することができる。
本発明に係る熱エネルギ回収装置は、上述したが如く、熱交換器や内燃機関の排気流路が熱膨張しても、圧縮機の作動ガス排出管や膨張機の作動ガス供給路に発生する引張応力又は圧縮応力を吸収又は緩和することができるので、その作動ガス排出管や作動ガス供給路の曲がりや捻れ等を抑制することができる。また、これに伴って、圧縮機や膨張機のコネクティングロッドやクランクシャフトの曲がりや捻れ等も抑制することができる。これが為、本発明に係る熱エネルギ回収装置によれば、熱エネルギ回収装置における歪みを抑制することができ、その破損も回避することができる。
以下に、本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例1を図1に基づいて説明する。
本実施例1の熱エネルギ回収装置は、高温流体の熱を利用して作動流体を断熱圧縮→等圧受熱→断熱膨張→等圧放熱させて駆動力を得るブレイトンサイクル機関であって、図1に示す如く、吸入した作動流体を断熱圧縮する圧縮機10と、この圧縮機10にて断熱圧縮された作動流体に高温流体の熱を等圧力で吸熱させる熱交換器20と、この熱交換器20で等圧受熱された作動流体を断熱膨張させる膨張機30とを備えている。
ここでは、その高温流体として図1に示す内燃機関60から排出された排気ガスを使用し、その排気ガスの排気熱を回収して機械エネルギへと変換させる。即ち、ここで例示する熱エネルギ回収装置は、内燃機関60の排気熱を回収する排気熱回収装置である。また、本実施例1にあっては、圧縮機10へと吸入される作動流体として空気等の気体(以下「作動ガス」という。)を例示する。
先ず、本実施例1の熱交換器20について説明する。
この熱交換器20は、高温流体が流れる第1流路21と、圧縮機10で断熱圧縮された作動ガスが流れる第2流路22とを例えば円筒状の筐体20aの内部に備えている。ここで、その第1及び第2の流路21,22は、作動ガスへの吸熱効率(熱交換器効率)を高める為に、本実施例1の如く高温流体の流動方向と作動ガスの流動方向とが逆になるよう配置することが好ましい。
ここでは内燃機関60の排気ガスを高温流体として利用するので、本実施例1の熱交換器20は、その排気ガスを第1流路21に流入させるよう内燃機関60の排気流路61上に配置されている。ここで、その排気ガスの排気熱を有効利用する為には、熱交換器20が可能な限り内燃機関60の燃焼室に近い位置(排気流路61の上流側)へ配置されることが好ましい。そこで、本実施例1の熱交換器20は、例えば排気マニホルドの集合部分に配置する。
続いて、本実施例1の圧縮機10について説明する。
この圧縮機10は、容積Vcompが一定のシリンダ11と、このシリンダ11内を往復運動するピストン12とを備えている。このピストン12は、コネクティングロッド13を介してクランクシャフト40に連結される。尚、そのクランクシャフト40には、フライホイール50が配設されている。本実施例1の圧縮機10は、図1に示す如く、熱交換器20の筐体20aの外周面20a1から間隔を空けた位置で且つ当該熱交換器20の軸線長さLの範囲内に配置される。
また、この圧縮機10には、大気圧の作動ガスをシリンダ11内に導く作動ガス供給管14と、そのシリンダ11内でピストン12により断熱圧縮された作動ガスを熱交換器20の第2流路22へと導く作動ガス排出管15とが設けられている。本実施例1の作動ガス排出管15は、熱交換器20における高温流体の出口側の外周面20a1にて当該熱交換器20と接続されている。
ここで、その作動ガス供給管14と作動ガス排出管15には、夫々に吸気側開閉弁16と排気側開閉弁17が配備されている。本実施例1の吸気側開閉弁16としては、作動ガス供給管14とシリンダ11内の圧力差により作動ガスをシリンダ11内に流入させる一方、その作動ガスの作動ガス供給管14への逆流を防ぐ逆止弁(吸気側リード弁)を用いる。また、本実施例1の排気側開閉弁17としては、作動ガス排出管15とシリンダ11内の圧力差により断熱圧縮後の作動ガスを熱交換器20の第2流路22に流入させる一方、シリンダ11内への逆流を防ぐ逆止弁(排気側リード弁)を用いる。
続いて、上記膨張機30について説明する。
この膨張機30は、容積Vexp(ここではVexp≧Vcomp)が一定のシリンダ31と、このシリンダ31内を往復運動するピストン32とを備えている。このピストン32は、コネクティングロッド33を介して圧縮機10と同一のクランクシャフト40に連結される。本実施例1の膨張機30についても、上述した圧縮機10と同様に、熱交換器20の筐体20aの外周面20a1から間隔を空けた位置で且つ当該熱交換器20の軸線長さLの範囲内に配置される。
また、この膨張機30には、熱交換器20で等圧受熱された作動ガスをシリンダ31内に導く作動ガス供給管34と、断熱膨張後の作動ガスをシリンダ31の外に導く作動ガス排出管35とが設けられている。本実施例1の作動ガス排出管35は、熱交換器20における高温流体の入口側の外周面20a1にて当該熱交換器20と接続されている。
ここで、その作動ガス供給管34と作動ガス排出管35には、夫々に吸気側開閉弁36と排気側開閉弁37が配備されている。本実施例1の吸気側開閉弁36及び排気側開閉弁37としては、例えばチェーンやスプロケット等を介することによりクランクシャフト40の回転に同期して開閉動作を行う回転同期弁を用いる。
この排気熱回収装置においては、図2−1のP−V線図や図2−2のT−s線図に示す如く、圧力P1(=大気圧)の作動ガスが作動ガス供給管14から圧縮機10のシリンダ11内に吸入され、この圧縮機10にて圧力P1,体積V1(=Vcomp),温度T1,エントロピs1の作動ガスをピストン12が断熱圧縮する。しかる後、この断熱圧縮された圧力P2,体積V2,温度T2,エントロピs1の作動ガスが作動ガス排出管15から排出され、熱交換器20で排気ガスの排気熱と等圧受熱される。
そして、その等圧受熱された圧力P2,体積V3,温度T3,エントロピs2の作動ガスは、作動ガス供給管34を介して膨張機30のシリンダ31内へと流入し、断熱膨張しながらピストン32を下降させる。その断熱膨張後の圧力P1,体積V4,温度T4,エントロピs2の作動ガスは、作動ガス排出管35を介して膨張機30から排出(等圧放熱)される。
この排気熱回収装置においては、そのようにして排気ガスの排気熱を回収し、膨張機30の断熱膨張行程においてクランクシャフト40を回転させる。
ところで、上述したが如く、熱交換器20には内燃機関60の排気流路61から高温流体(排気ガス)が流入するので、その熱交換器20の筐体20aは、その高温流体の熱の影響を受けて熱膨張を起こす。そして、そのような熱膨張が発生すると、その筐体20aに接続されている圧縮機10の作動ガス排出管15や膨張機30の作動ガス供給管34に引張応力や圧縮応力が発生し、前述したが如く、その作動ガス排出管15や作動ガス供給管34、コネクティングロッド13,33やクランクシャフト40に曲がりや捻れ等が発生してしまう。また、その引張応力や圧縮応力如何では、それらが破損してしまう虞もある。
そこで、その引張応力や圧縮応力が発生している圧縮機10の作動ガス排出管15や膨張機30の作動ガス供給管34の少なくとも一部分に熱交換器20の熱膨張の方向と略平行な作動ガス排出路を設ける。そして、その作動ガス排出路に引張応力が発生する場合には熱交換器20が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと伸長可能な伸長手段を当該作動ガス排出路上に設け、その作動ガス排出路に圧縮応力が発生する場合には熱交換器20が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと収縮可能な収縮手段を当該作動ガス排出路上に設ける。
その伸長手段としては、例えば、圧縮作動ガスの流入に伴ってその流動方向へと加圧膨張するベローズが考えられる。
また、その収縮手段としては、例えば、作動ガスが流動する蛇腹状の筒体内に当該作動ガスの圧により可倒し得るダイヤフラムの如き部材を配置し、その部材と蛇腹状の筒体の一端とを弾性部材で連結する。そして、作動ガスが筒体内へと流入した際にダイヤフラムが可倒し、弾性部材を介して筒体の一端を引っ張り収縮させるものが考えられる。
本実施例1にあっては、熱交換器20の筐体20aが図1に示す矢印Aの方向(熱交換器20の筐体20aの軸線方向)へと熱膨張し、圧縮機10の作動ガス排出管15に矢印Aの方向の引張応力を発生させてしまう場合について例示する。これが為、本実施例1においては、図1に示す如く、その熱膨張の方向(矢印A)と略平行な作動ガス排出路15aを作動ガス排出管15に設け、その作動ガス排出路15a上に圧縮作動ガスの流入に伴って矢印Aの方向へと加圧膨張可能なベローズ18を伸長手段として設ける。
ここで、本実施例1のベローズ18は、熱膨張時における矢印Aの方向への筐体20aの伸長量を予め実験やシミュレーションによって求め、圧縮作動ガスが流入した際にその伸長量を相殺し得るだけの伸長量で加圧膨張を行うように設定されたものを使用する。
これにより、高温流体(排気ガス)が熱交換器20に流入し、その高温流体の熱で熱交換器20の筐体20aが矢印Aの方向へと熱膨張を起こすときには、圧縮機10で生成された圧縮作動ガスがベローズ18に流入して、そのベローズ18が矢印Aの方向へと加圧膨張する。即ち、その筐体20aが熱膨張により矢印Aの方向へと伸長する際に、ベローズ18が加圧膨張によって略同程度の伸長量で伸長する。
このように、本実施例1によれば、圧縮機10の圧縮作動ガスをベローズ18に流入させて作動ガス排出管15の引張応力と同一の方向へと加圧膨張させることにより、熱交換器20の熱膨張に伴って発生する作動ガス排出管15の引張応力を吸収することができる。これが為、その作動ガス排出管15,コネクティングロッド13やクランクシャフト40の曲がりや捻れ等の排気熱回収装置における歪みを抑制することができ、また、それらの破損も回避することができる。
ここで、本実施例1にあっては作動ガスの流入に伴いその流動方向へと加圧膨張する(即ち、熱交換器20の熱膨張と同一の方向へと伸長する)ベローズ18を伸長手段の一例として示したが、その伸長手段は、必ずしもベローズ18のみに限定するものではない。
例えば、その伸長手段としては、作動ガスの流入に伴って当該伸長手段の伸長方向(熱交換器20の熱膨張と同一の方向)に圧力が掛かるものを利用することができる。これによれば、熱交換器20が熱膨張を起こした際に、その熱膨張と同一の方向へと伸長手段に圧力が掛かるので、作動ガス排出管15に発生する引張応力を緩和することができ、排気熱回収装置の歪みの抑制や、その破損の回避が可能になる。即ち、上述したベローズ18の如く実際に伸長せずとも当該ベローズ18と同様の効果を奏することができる。かかる伸長手段は、僅かな熱膨張しか起こらない熱交換器20の場合に特に有用である。
本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例2を図3及び図4に基づいて説明する。尚、ここでも、その熱エネルギ回収装置として、内燃機関60の排気熱を回収する排気熱回収装置を例に挙げる。
本実施例2の排気熱回収装置は、前述した実施例1の排気熱回収装置において熱交換器20を図3に示す熱交換器120に変更したものである。
具体的に、本実施例2の熱交換器120は、内燃機関60の排気流路61から流入した高温流体(排気ガス)が流れる第1流路121と、圧縮機10で断熱圧縮された作動ガスが流れる第2流路122とを備えている。
この熱交換器120は、図3及び図4に示す如く、内燃機関60の排気流路61に連通する円筒状の第1配管120aと、この第1配管120aと略同心円上に配置された当該第1配管120aの外径よりも内径が大きい第2配管120bとで構成されており、その第1配管120aの内部を第1流路121として使用し、その第1配管120aの外周面と第2配管120bの内周面との間の環状の空間を第2流路122として使用する。
ここで、本実施例2にあっても、作動ガスへの吸熱効率(熱交換器効率)を高める為に、その第1及び第2の流路121,122は、高温流体の流動方向と作動ガスの流動方向とが逆になるよう配置している。また、本実施例2にあっても、高温流体(排気ガス)の排気熱を有効利用する為に、可能な限り内燃機関60の燃焼室に近い位置(排気流路61の上流側)に熱交換器120を配置することが好ましく、例えば、排気マニホルドの集合部分に配置している。
本実施例2にあっては、そのように構成された熱交換器120に対して実施例1と同等の位置関係で,即ち、その熱交換器120の第2配管120bから間隔を空けた位置で且つ当該熱交換器120の軸線長さLの範囲内に圧縮機10と膨張機30が配置されている。
その圧縮機10と膨張機30は、前述した実施例1と同様に、各々の作動ガス排出管15と作動ガス供給管34とが熱交換器120に接続されている。
ここで、本実施例2にあっても、熱交換器120の第2配管120bが図3に示す矢印Aの方向(第2配管120bの軸線方向)へと熱膨張し、圧縮機10の作動ガス排出管15に矢印Aの方向の引張応力を発生させてしまう場合について例示する。これが為、本実施例2にあっても、その圧縮機10の作動ガス排出管15には熱交換器120の熱膨張の方向(矢印A)と略平行な作動ガス排出路15aが設けられており、この作動ガス排出路15a上には圧縮作動ガスの流入に伴って矢印Aの方向へと加圧膨張可能なベローズ18が配備されている。
これにより、高温流体(排気ガス)が熱交換器120に流入し、その高温流体の熱で熱交換器120の第2配管120bが矢印Aの方向へと熱膨張を起こすときには、前述した実施例1と同様に、圧縮機10で生成された圧縮作動ガスがベローズ18に流入して、そのベローズ18が矢印Aの方向へと加圧膨張する。即ち、その第2配管120bが熱膨張により矢印Aの方向へと伸長する際に、ベローズ18が加圧膨張によって略同程度の伸長量で伸長する。
このように、本実施例2にあっても、圧縮機10の圧縮作動ガスをベローズ18に流入させて引張応力と同一の方向へと加圧膨張させることにより、熱交換器120の熱膨張に伴って発生する作動ガス排出管15の引張応力を吸収することができる。これが為、その作動ガス排出管15、コネクティングロッド13やクランクシャフト40の曲がりや捻れ等の排気熱回収装置における歪みを抑制することができ、また、それらの破損も回避することができる。
更に、本実施例2の熱交換器120は、同心円上に配置された第1配管120aと第2配管120bとからなる簡便且つ小型化可能な二重管構造であり、狭小な搭載空間であっても排気熱回収装置の配置が容易になる。
尚、本実施例2の熱交換器120は他の部品と別体の第1配管120aと第2配管120bとで構成したが、その第1配管120aについては、内燃機関60の排気流路61をそのまま利用してもよい。即ち、内燃機関60の排気流路61に第2配管120bを覆い被せて本実施例2の熱交換器120を構成してもよい。
ここで、本実施例2にあっても、そのベローズ18に替えて、前述した実施例1にて例示した作動ガスの流入に伴って熱交換器120の熱膨張と同一の方向に圧力が掛かる伸長手段を適用してもよく、これによってもそのベローズ18を適用した場合と同様の効果を奏することができる。
本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例3を図5に基づいて説明する。尚、ここでも、その熱エネルギ回収装置として、内燃機関60の排気熱を回収する排気熱回収装置を例に挙げる。
ここで、内燃機関60側の排気流路61には熱交換器120よりも高温の排気ガスが流れており、かかる部位においても熱膨張が起こる。これが為、例えば、前述した実施例2の排気熱回収装置において、その排気流路61と排気熱回収装置の膨張機30やその作動ガス供給管34との間の相対的な位置関係が固定されていた場合には、その内燃機関60の排気流路61の熱膨張に伴って膨張機30の作動ガス供給管34に引張応力や圧縮応力が発生してしまう。
そこで、本実施例3の排気熱回収装置は、その内燃機関60の排気流路61における熱膨張の影響も考慮し、前述した実施例2の排気熱回収装置において、その熱膨張に起因する引張応力や圧縮応力が発生している作動ガス供給管34の少なくとも一部分に排気流路61の熱膨張の方向と略平行な作動ガス供給路を設け、その作動ガス供給路に引張応力が発生する場合には排気流路61が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと伸長可能な伸長手段を当該作動ガス供給路上に設け、その作動ガス供給路に圧縮応力が発生する場合には排気流路61が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと収縮可能な収縮手段を当該作動ガス供給路上に設ける。
本実施例3にあっては、内燃機関60の排気流路61が図5に示す矢印Bの方向へと熱膨張し、膨張機30の作動ガス供給管34に矢印Bの方向の引張応力を発生させてしまう場合について例示する。これが為、本実施例3においては、図5に示す如く、熱交換器120よりもその軸線方向において内燃機関60の排気流路61側に膨張機30を配置し、その作動ガス供給管34に排気流路61の熱膨張の方向(矢印B)と略平行な作動ガス供給路34aを設ける。そして、その作動ガス供給路34a上に圧縮作動ガスの流入に伴って矢印Bの方向へと加圧膨張可能なベローズ38を伸長手段として設ける。
ここで、本実施例3のベローズ38は、熱膨張時における矢印Bの方向への内燃機関60の排気流路61の伸長量を予め実験やシミュレーションによって求め、圧縮作動ガスが流入した際にその伸長量を相殺し得るだけの伸長量で加圧膨張を行うように設定する。
これにより、内燃機関60の排気流路61が矢印Bの方向へと熱膨張を起こすときには、熱交換器120の第2流路122を経て膨張機30の作動ガス供給管34に流入した圧縮作動ガスがベローズ38に流入し、そのベローズ38が矢印Bの方向へと加圧膨張する。即ち、その排気流路61が熱膨張により矢印Bの方向へと伸長する際に、ベローズ38が加圧膨張によって略同程度の伸長量で伸長する。
このように、本実施例3によれば、圧縮作動ガスをベローズ38に流入させて作動ガス供給管34の引張応力と同一の方向へと加圧膨張させることにより、内燃機関60の排気流路61の熱膨張に伴って発生する作動ガス供給管34の引張応力を吸収することができる。これが為、内燃機関60の排気流路61と排気熱回収装置の膨張機30やその作動ガス供給管34との間の相対的な位置関係が固定されていても、その作動ガス供給管34,コネクティングロッド33やクランクシャフト40の曲がりや捻れ等の排気熱回収装置における歪みを回避することができ、また、それらの破損も回避することができる。
尚、本実施例3にあっては、熱交換器120の第2配管120bも矢印Aの方向へと熱膨張するが、その際には圧縮機10の作動ガス排出管15に設けたベローズ18が圧縮作動ガスの流入に伴って加圧膨張するので、圧縮機10側の作動ガス排出管15,コネクティングロッド13やクランクシャフト40の曲がりや捻れ等の排気熱回収装置における歪みを回避することができ、また、それらの破損も回避することができる。
ここで、本実施例3にあっても、圧縮機10の作動ガス排出管15に設けたベローズ18に替えて、前述した実施例1にて例示した作動ガスの流入に伴って熱交換器120の熱膨張と同一の方向に圧力が掛かる伸長手段を適用してもよく、これによってもそのベローズ18を適用した場合と同様の効果を奏することができる。
また、これと同様に、膨張機30の作動ガス供給管34に設けたベローズ38に替えて、作動ガスの流入に伴って内燃機関60の排気流路61の熱膨張と同一の方向に圧力が掛かる伸長手段を作動ガス供給管34に設けてもよい。これによれば、排気流路61が熱膨張を起こした際に、その熱膨張と同一の方向へと伸長手段に圧力が掛かるので、作動ガス供給管34に発生する引張応力を緩和することができ、排気熱回収装置の歪みの抑制や、その破損の回避が可能になる。即ち、上述したベローズ38の如く実際に伸長せずとも当該ベローズ38と同様の効果を奏することができる。かかる伸長手段は、僅かな熱膨張しか起こらない排気流路61の場合に特に有用である。
本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例4を図6に基づいて説明する。尚、ここでも、その熱エネルギ回収装置として、内燃機関60の排気熱を回収する排気熱回収装置を例に挙げる。
前述した実施例3においては、内燃機関60の排気流路61と排気熱回収装置の膨張機30やその作動ガス供給管34との間の相対的な位置関係が固定されている場合について例示したが、本実施例4にあっては、内燃機関60と排気熱回収装置のクランクシャフト40との間の相対的な位置関係が固定されている場合を例示する。即ち、本実施例4においては、内燃機関60のクランクシャフトと排気熱回収装置のクランクシャフト40とが共用されている又は夫々のクランクシャフトが例えばチェーンやスプロケット等を介して連結されている場合について例示する。
かかる場合においても、内燃機関60の排気流路61に排気ガスが流入し、その排気流路61が矢印Bの方向へと熱膨張を起こすときには、熱交換器120から膨張機30の作動ガス供給管34に流入した圧縮作動ガスがベローズ38へと流入し、そのベローズ38が矢印Bの方向へと加圧膨張して、内燃機関60の排気流路61の熱膨張に伴って発生する作動ガス供給管34の引張応力を吸収することができる。これが為、内燃機関60と排気熱回収装置のクランクシャフト40との間の相対的な位置関係が固定されていても、その作動ガス供給管34,コネクティングロッド33やクランクシャフト40の曲がりや捻れ等の排気熱回収装置における歪みを回避することができ、また、それらの破損も回避することができる。
また、その排気ガスが熱交換器120に流入し、その熱交換器120の第2配管120bが矢印Aの方向へと熱膨張を起こすときには、圧縮機10で生成された圧縮作動ガスがベローズ18へと流入し、そのベローズ18が矢印Aの方向へと加圧膨張して、熱交換器120の第2配管120bの熱膨張に伴って発生する作動ガス排出管15の引張応力を吸収することができる。これが為、圧縮機10側の作動ガス排出管15,コネクティングロッド13やクランクシャフト40の曲がりや捻れ等の排気熱回収装置における歪みを回避することができ、また、それらの破損も回避することができる。
ここで、本実施例4にあっても、圧縮機10の作動ガス排出管15に設けたベローズ18に替えて、前述した実施例1にて例示した作動ガスの流入に伴って熱交換器120の熱膨張と同一の方向に圧力が掛かる伸長手段を適用してもよく、これによってもそのベローズ18を適用した場合と同様の効果を奏することができる。また、膨張機30の作動ガス供給管34に設けたベローズ38に替えて、前述した実施例3にて例示した作動ガスの流入に伴って内燃機関60の排気流路61の熱膨張と同一の方向に圧力が掛かる伸長手段を適用してもよく、これによってもそのベローズ38を適用した場合と同様の効果を奏することができる。
以上のように、本発明に係る熱エネルギ回収装置は、熱源の熱膨張に伴い発生する熱エネルギ回収装置への引張応力又は圧縮応力を吸収又は緩和させ、その歪みを抑制させる技術に適している。
本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例1の構成を示す図である。 ブレイトンサイクル機関について説明するP−V線図である。 ブレイトンサイクル機関について説明するT−s線図である。 本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例2の構成を示す図である。 図3に示すX−X線で切った熱交換器の断面図である。 本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例3の構成を示す図である。 本発明に係る熱エネルギ回収装置の実施例4の構成を示す図である。
符号の説明
10 圧縮機
11 シリンダ
12 ピストン
13 コネクティングロッド
14 作動ガス供給管
15 作動ガス排出管
15a 作動ガス排出路
18 ベローズ
20,120 熱交換器
30 膨張機
31 シリンダ
32 ピストン
33 コネクティングロッド
34 作動ガス供給管
34a 作動ガス供給路
35 作動ガス排出管
38 ベローズ
40 クランクシャフト
60 内燃機関
61 排気流路

Claims (4)

  1. 吸入した作動ガスを圧縮するピストンを備えた圧縮機と、該圧縮機で圧縮された作動ガスに高温流体の熱を吸熱させる熱交換器と、該吸熱された作動ガスの膨張により押動されるピストンを備えた膨張機とを有し、
    前記圧縮機で圧縮された作動ガスを前記熱交換器へと導く作動ガス排出管の少なくとも一部に前記熱交換器の熱膨張の方向と略平行な作動ガス排出路を設け、前記熱交換器の熱膨張に伴って前記作動ガス排出路に引張応力が発生する場合には当該熱交換器が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと伸長可能な伸長手段を前記作動ガス排出路上に設け、前記熱交換器の熱膨張に伴って前記作動ガス排出路に圧縮応力が発生する場合には当該熱交換器が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと収縮可能な収縮手段を前記作動ガス排出路上に設けたことを特徴とする熱エネルギ回収装置。
  2. 前記熱交換器を内燃機関の排気流路上に配置し、前記熱交換器で受熱された作動ガスを前記膨張機へと導く作動ガス供給管の少なくとも一部に前記排気流路の熱膨張の方向と略平行な作動ガス供給路を設け、前記排気流路の熱膨張に伴って前記作動ガス供給路に引張応力が発生する場合には当該排気流路が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと伸長可能な伸長手段を前記作動ガス供給路上に設け、前記排気流路の熱膨張に伴って前記作動ガス供給路に圧縮応力が発生する場合には当該排気流路が熱膨張する際に当該熱膨張の方向と同一方向へと収縮可能な収縮手段を前記作動ガス供給路上に設けたことを特徴とする請求項1記載の熱エネルギ回収装置。
  3. 前記伸長手段は、前記作動ガスの流入に伴って当該伸長手段の伸長方向に圧力が掛かるものであることを特徴とした請求項1又は2に記載の熱エネルギ回収装置。
  4. 前記伸長手段は、前記作動ガスの流入に伴って当該作動ガスの流動方向へと加圧膨張するベローズであることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の熱エネルギ回収装置。
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