JP2006280809A - 血管狭窄検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被験者Pの上肢及び下肢に装着されたカフ2a〜2dにより検出された脈波及び血圧は、それぞれ脈波記憶手段5a〜5d及び血圧記憶手段6a〜6dに記録され、記録された脈波及び血圧は、脈波補正手段7a〜7dによって、脈波における血圧の最低値及び最高値が血圧記憶手段6a〜6dによって記憶された最小血圧値及び最高血圧となるような補正脈波に補正される。
そして指標出力手段8は、上記異なるカフ2a〜2dの装着位置の上記補正脈波を比較し、当該補正脈波の立ち上がり角度θを比較すると共に、下肢の補正脈波から第2、第3のピークを検出して、血管狭窄の有無の判断材料となる指標を出力し、解析手段9はこの指標から血管狭窄の有無や位置の解析を行う。
【効果】 血管狭窄の有無や位置の診断を高精度に行うことが可能となる。
【選択図】 図1
そして指標出力手段8は、上記異なるカフ2a〜2dの装着位置の上記補正脈波を比較し、当該補正脈波の立ち上がり角度θを比較すると共に、下肢の補正脈波から第2、第3のピークを検出して、血管狭窄の有無の判断材料となる指標を出力し、解析手段9はこの指標から血管狭窄の有無や位置の解析を行う。
【効果】 血管狭窄の有無や位置の診断を高精度に行うことが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は血管狭窄検査装置に関し、詳しくは生体の脈波を記録して、当該脈波から血管狭窄の有無を解析する血管狭窄検査装置に関する。
従来、動脈硬化等の予防を目的として、血管狭窄の状態についての検査が行われており、従来血管狭窄の有無を判定する基準として、ABPI(Ankle Brachial Pressure Index)、すなわち、下肢の最高血圧と、上肢の最高血圧との比を算出する方法が知られている。
しかしながら、このABPIだけでは正確に血管狭窄の有無を判定することが困難な場合もあることが知られ、このため、生体の上肢及び下肢に巻回されたカフと、カフが検出した動脈の血圧から当該動脈の脈波を検出する脈波弁別回路と、検出された血圧や脈波から、上記ABPI(ABI)や%MAP(正規化脈波面積)や脈波の立ち上がり時間(U−time)等を算出する演算制御装置とを備えた血管狭窄検査装置が知られている。(特許文献1)
特許第3578724号公報
特開2003−235818号公報
しかしながら、このABPIだけでは正確に血管狭窄の有無を判定することが困難な場合もあることが知られ、このため、生体の上肢及び下肢に巻回されたカフと、カフが検出した動脈の血圧から当該動脈の脈波を検出する脈波弁別回路と、検出された血圧や脈波から、上記ABPI(ABI)や%MAP(正規化脈波面積)や脈波の立ち上がり時間(U−time)等を算出する演算制御装置とを備えた血管狭窄検査装置が知られている。(特許文献1)
しかしながら、上記脈波を測定する際、動脈が圧迫されないように上記カフのカフ圧を低くする必要があるため、各測定位置において脈波を測定しても、検出された脈波の血圧の最高値や最低値は当該カフの装着位置での実際の最高血圧とは一致していない。
このため、異なる装着位置の脈波を比較しようとしても、比較する脈波の血圧のスケールがそれぞれ異なっており、脈波形状の精度が低く、血管狭窄の判定を行うことはできなかった。
一方、発明者は実験等により、異なる装着位置の脈波の形状を比較することで、血管狭窄の有無の診断を高精度に判断することが可能であることを見出し、このためには、検出された脈波が、それぞれ共通のスケールで表示されていることが必要であった。
また、一般に動脈硬化は下肢から進行し、症状が進むと下肢血管が狭窄して閉塞してしまうが、上記特許文献1、2の血管狭窄検査装置では、装着されたカフに対して、末梢側に血管狭窄が発生しているのかを知ることは困難であった。
このような問題に鑑み、本発明は血管狭窄の有無を高精度に判断することの可能な血管狭窄検査装置を提供するものである。
このため、異なる装着位置の脈波を比較しようとしても、比較する脈波の血圧のスケールがそれぞれ異なっており、脈波形状の精度が低く、血管狭窄の判定を行うことはできなかった。
一方、発明者は実験等により、異なる装着位置の脈波の形状を比較することで、血管狭窄の有無の診断を高精度に判断することが可能であることを見出し、このためには、検出された脈波が、それぞれ共通のスケールで表示されていることが必要であった。
また、一般に動脈硬化は下肢から進行し、症状が進むと下肢血管が狭窄して閉塞してしまうが、上記特許文献1、2の血管狭窄検査装置では、装着されたカフに対して、末梢側に血管狭窄が発生しているのかを知ることは困難であった。
このような問題に鑑み、本発明は血管狭窄の有無を高精度に判断することの可能な血管狭窄検査装置を提供するものである。
すなわち、請求項1の血管狭窄検査装置は、生体の四肢に装着される複数のカフと、カフの装着位置における脈波を検出する脈波検出手段と、カフの装着位置における血圧を検出する血圧検出手段と、上記脈波検出手段によって検出された脈波を記録する脈波記憶手段と、上記血圧検出手段によって検出された血圧を記録する血圧記憶手段と、
上記脈波検出手段によって各装着位置毎にそれぞれ採取された脈波を、各装着位置毎に検出された血圧に基づいて、共通のスケールを有する補正脈波となるように補正する脈波補正手段と、
異なる装着位置の上記補正脈波を比較して血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求める指標出力手段とを備えたことを特徴としている。
上記脈波検出手段によって各装着位置毎にそれぞれ採取された脈波を、各装着位置毎に検出された血圧に基づいて、共通のスケールを有する補正脈波となるように補正する脈波補正手段と、
異なる装着位置の上記補正脈波を比較して血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求める指標出力手段とを備えたことを特徴としている。
また、請求項8の血管狭窄検査装置は、生体の四肢に装着される複数のカフと、上記カフの装着位置における脈波を検出する脈波検出手段と、上記脈波検出手段によって検出された脈波を記録する脈波記憶手段と、上記脈波記憶手段に記録された脈波から血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求める指標出力手段とを備え、
指標出力手段は、記録手段に記録されている下肢についての脈波が1拍する間に、当該脈波に2つ以上のピークを検出することで、カフの装着位置よりも末梢側における血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求めることを特徴としている。
指標出力手段は、記録手段に記録されている下肢についての脈波が1拍する間に、当該脈波に2つ以上のピークを検出することで、カフの装着位置よりも末梢側における血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求めることを特徴としている。
すなわち、上記請求項1の発明によれば、上記脈波補正手段によって共通のスケールを有する補正脈波が生成されるので、異なる装着位置の補正脈波であっても脈圧変化速度の比較が可能となり、従来に比べてより高精度に血管狭窄の診断を行うことが可能となった。
また請求項8の発明によれば、脈波が1拍する間に、当該脈波に2つ以上のピークが存在した場合、下肢のカフの装着位置よりも末梢側(下流側)に血管狭窄が存在する可能性が高いと診断することができる。
以下図示実施例について説明すると、図1は被験者Pと、該被験者Pの血管狭窄の有無や血管狭窄の位置を診断する血管狭窄検査装置1とを示している。
被験者Pには左右の上肢及び左右の下肢にそれぞれ右上肢カフ2a、左上肢カフ2b、右下肢カフ2c、左下肢カフ2dがそれぞれ装着されており、各カフ2a〜2dには、カフ2a〜2dの装着位置の脈波を検出する脈波検出手段3a〜3dと、カフ2a〜2dの装着位置の血圧を検出する血圧検出手段4a〜4dとが備えられている。
これら脈波検出手段3a〜3dおよび血圧検出手段4a〜4dは、それぞれ脈波を記録する脈波記憶手段5a〜5dと、血圧を記録する血圧記憶手段6a〜6dとに接続され、またこれら脈波記憶手段5a〜5dおよび血圧記憶手段6a〜6dは、それぞれ後述する補正脈波を生成する脈波補正手段7a〜7dに接続されている。
そして上記脈波補正手段7a〜7dによって生成された補正脈波は、1台の指標出力手段8に送信され、当該指標出力手段8では異なるカフの装着位置における補正脈波を比較して、血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求める。
指標出力手段8によって求められた指標は、さらに解析手段9に送信され、該解析手段9はこれらの指標から血管狭窄の有無や血管狭窄の位置についての解析を行い、表示手段10は上記指標や解析結果を表示する。
被験者Pには左右の上肢及び左右の下肢にそれぞれ右上肢カフ2a、左上肢カフ2b、右下肢カフ2c、左下肢カフ2dがそれぞれ装着されており、各カフ2a〜2dには、カフ2a〜2dの装着位置の脈波を検出する脈波検出手段3a〜3dと、カフ2a〜2dの装着位置の血圧を検出する血圧検出手段4a〜4dとが備えられている。
これら脈波検出手段3a〜3dおよび血圧検出手段4a〜4dは、それぞれ脈波を記録する脈波記憶手段5a〜5dと、血圧を記録する血圧記憶手段6a〜6dとに接続され、またこれら脈波記憶手段5a〜5dおよび血圧記憶手段6a〜6dは、それぞれ後述する補正脈波を生成する脈波補正手段7a〜7dに接続されている。
そして上記脈波補正手段7a〜7dによって生成された補正脈波は、1台の指標出力手段8に送信され、当該指標出力手段8では異なるカフの装着位置における補正脈波を比較して、血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求める。
指標出力手段8によって求められた指標は、さらに解析手段9に送信され、該解析手段9はこれらの指標から血管狭窄の有無や血管狭窄の位置についての解析を行い、表示手段10は上記指標や解析結果を表示する。
このような構成を有する血管狭窄検査装置1の動作について説明すると、予め被験者Pの両上腕に右上肢カフ2aおよび左上肢カフ2bを装着すると共に、両足首に右下肢カフ2cおよび左下肢カフ2dを装着し、この状態で血管狭窄検査装置1を作動させる。
すると、カフ2a〜2dが加圧されて被験者Pの上肢及び下肢が圧迫され、その後徐々に減圧される間に、血圧検出手段4a〜4dによってカフ2a〜2dの装着位置での血圧が検出され、この血圧は血圧記憶手段6a〜6dによって順次記録される。このとき、血圧記憶手段6a〜6dはカフ2a〜2dの装着位置ごとに最高血圧、最低血圧、平均血圧、脈圧等を記録する。
その後、さらにカフを減圧して所定の低いカフ圧を保持し、その間に脈波検出手段3a〜3dが脈波を検出し、この脈波は、それぞれ脈波記憶手段5a〜5dによって順次記録される。本実施例において、上記カフ圧は50mmHgとした。
なお、上記カフ2a〜2dは必ずしも被験者Pの四肢全てに装着する必要は無く、上肢及び下肢に少なくとも1ヶ所ずつカフを装着すれば、検査を行うことが可能である。
すると、カフ2a〜2dが加圧されて被験者Pの上肢及び下肢が圧迫され、その後徐々に減圧される間に、血圧検出手段4a〜4dによってカフ2a〜2dの装着位置での血圧が検出され、この血圧は血圧記憶手段6a〜6dによって順次記録される。このとき、血圧記憶手段6a〜6dはカフ2a〜2dの装着位置ごとに最高血圧、最低血圧、平均血圧、脈圧等を記録する。
その後、さらにカフを減圧して所定の低いカフ圧を保持し、その間に脈波検出手段3a〜3dが脈波を検出し、この脈波は、それぞれ脈波記憶手段5a〜5dによって順次記録される。本実施例において、上記カフ圧は50mmHgとした。
なお、上記カフ2a〜2dは必ずしも被験者Pの四肢全てに装着する必要は無く、上肢及び下肢に少なくとも1ヶ所ずつカフを装着すれば、検査を行うことが可能である。
次に、各脈波記憶手段5a〜5dおよび各血圧記憶手段6a〜6dに記録された脈波及び血圧は、各脈波補正手段7a〜7dに送信され、当該脈波補正手段7a〜7dは、各脈波記憶手段5a〜5dに記録されている装着位置毎の脈波における血圧の最高値および最低値が、各血圧記憶手段6a〜6dに記憶された各装着位置毎の最高血圧および最低血圧となるよう、上記脈波を補正し、補正脈波が生成される。
このような補正脈波を生成することで、脈波における血圧の最高値が実際の最高血圧となるように補正され、脈波における血圧の最低値が実際の最小血圧に補正されるので、補正脈波は実際の血圧変動を表すこととなり、それぞれの装着位置における脈波の比較を共通のスケールで行うことが可能となる。
上述したように、上記脈波を測定するには、動脈の圧迫を防止するために低いカフ圧で測定を行わなければならず、このため、脈波検出手段3a〜3dで測定されている脈波は血圧の相対的上下を表しているだけで、ノンスケールとなる。
このため、異なる装着位置の脈波を比較して血管狭窄の有無を判断することができなかった。
このような補正脈波を生成することで、脈波における血圧の最高値が実際の最高血圧となるように補正され、脈波における血圧の最低値が実際の最小血圧に補正されるので、補正脈波は実際の血圧変動を表すこととなり、それぞれの装着位置における脈波の比較を共通のスケールで行うことが可能となる。
上述したように、上記脈波を測定するには、動脈の圧迫を防止するために低いカフ圧で測定を行わなければならず、このため、脈波検出手段3a〜3dで測定されている脈波は血圧の相対的上下を表しているだけで、ノンスケールとなる。
このため、異なる装着位置の脈波を比較して血管狭窄の有無を判断することができなかった。
そして、このようにして生成された補正脈波は、上記指標出力手段8によって各脈波補正手段7a〜7dから収集され、指標出力手段8及び解析手段9は、以下のようにして被験者Pの血管狭窄の有無や血管狭窄の位置の診断を行う。
図2〜図5は、異なる被験者Pの右上肢及び右下肢における補正脈波を重ねたものであり、各補正脈波の同期する任意の時間における1拍分の補正脈波を、各補正脈波の立ち上がり部分を一致させたものとなっている。
指標出力手段8及び解析手段9は、上述した異なる装着位置の補正脈波から、以下の判定手順を用いることで、血管狭窄の有無および位置の診断を行う。
図2〜図5は、異なる被験者Pの右上肢及び右下肢における補正脈波を重ねたものであり、各補正脈波の同期する任意の時間における1拍分の補正脈波を、各補正脈波の立ち上がり部分を一致させたものとなっている。
指標出力手段8及び解析手段9は、上述した異なる装着位置の補正脈波から、以下の判定手順を用いることで、血管狭窄の有無および位置の診断を行う。
第1の判定手順として、指標出力手段8は異なる補正脈波の立ち上がり部分における、同一脈圧での立ち上がり角度θを求めると共に、この立ち上がり角度θを比較し、解析手段9はこの立ち上がり角度θの比から、血管狭窄の有無を解析する。
ここで立ち上がり部分とは、補正脈波における最低値から最高値(ピーク)までの曲線をいい、立ち上がり角度θとは、この立ち上がり部分を時間で微分して求めることができる。
最初に、指標出力手段8は最高値の低い補正脈波の立ち上がり部分について、傾きが急激になだらかになる点aを検知する。
例えば、最高値の低い補正脈波の最低値から最高値となるまでの曲線を時間で微分し、その結果が急激に減少する点を上記なだらかになる点aとして採用する。
次に、指標出力手段8は2つの補正脈波の立ち上がり部分に対し、上記なだらかになる点aの脈圧までの立ち上がり角度を算出し、算出された2つの補正脈波の立ち上がり角度θを、同一脈圧の位置で比較し、その比を解析手段9へと送信する。
そして解析手段9では、ある脈圧の位置の右上肢の立ち上がり角度θAと、右下肢の立ち上がり角度θLとを比較し、これらの角度に開きがある部分が存在すると、解析手段9は被験者Pに血管狭窄が存在する可能性があると解析する。
この第1の判定手順によれば、図2、図5の被験者は立ち上がり角度θA、θLがほぼ同じなので、解析手段9によって血管狭窄がないと判断され、図3、図4の被験者は立ち上がり角度θA、θLに開きのある部分が存在するので、解析手段9によって血管狭窄の危険性があると判断される。
ここで立ち上がり部分とは、補正脈波における最低値から最高値(ピーク)までの曲線をいい、立ち上がり角度θとは、この立ち上がり部分を時間で微分して求めることができる。
最初に、指標出力手段8は最高値の低い補正脈波の立ち上がり部分について、傾きが急激になだらかになる点aを検知する。
例えば、最高値の低い補正脈波の最低値から最高値となるまでの曲線を時間で微分し、その結果が急激に減少する点を上記なだらかになる点aとして採用する。
次に、指標出力手段8は2つの補正脈波の立ち上がり部分に対し、上記なだらかになる点aの脈圧までの立ち上がり角度を算出し、算出された2つの補正脈波の立ち上がり角度θを、同一脈圧の位置で比較し、その比を解析手段9へと送信する。
そして解析手段9では、ある脈圧の位置の右上肢の立ち上がり角度θAと、右下肢の立ち上がり角度θLとを比較し、これらの角度に開きがある部分が存在すると、解析手段9は被験者Pに血管狭窄が存在する可能性があると解析する。
この第1の判定手順によれば、図2、図5の被験者は立ち上がり角度θA、θLがほぼ同じなので、解析手段9によって血管狭窄がないと判断され、図3、図4の被験者は立ち上がり角度θA、θLに開きのある部分が存在するので、解析手段9によって血管狭窄の危険性があると判断される。
次に第2の判定手順として、指標出力手段8は下肢の補正脈波に最初のピーク以外の第2、第3のピークの有無を検出すると共に、これら第2、第3のピークの高さを測定し、解析手段9はこの第2、第3のピークの高さによって、カフの装着位置よりも末梢側の血管狭窄を判断する。
図6に示す被験者のように、右下肢の補正脈波に第2のピークが現れる場合があり、この場合、指標出力手段8はこの第2のピークを検出し、その上で当該第2のピークの高さを測定する。
この第2のピークの高さは、当該第2のピークがないとした場合の、第1のピークから補正脈波が下降してゆくであろう予想曲線からの高さで判断される。
この第2のピークの高さが異常に高い場合には、解析手段9はカフの装着位置よりも末梢側に血管狭窄が存在する可能性が高いものと解析する。
一方、この第2ピークは、運動不足や肥満によって末梢血管抵抗が大きくなった被験者にも見られるが、これらの場合に上記第2ピークは小さく検出される。
また、図3や図4に示す被験者のように、カフの装着位置よりも心臓側に血管狭窄があると、たとえ末梢側に血管狭窄があったとしても、上記第2のピークが検出されにくくなる。
したがって、この第2の判定手順によれば、解析手段9によって図2の被験者には第2のピークが検出されないので末梢側に血管狭窄がないと判断され、解析手段9によって図5の被験者は第2のピークが検出されると共に、当該第2のピークの血圧が異常に高いと判断されるので、右下肢カフの装着位置よりも末梢側に血管狭窄の危険性があると判断される。
図6に示す被験者のように、右下肢の補正脈波に第2のピークが現れる場合があり、この場合、指標出力手段8はこの第2のピークを検出し、その上で当該第2のピークの高さを測定する。
この第2のピークの高さは、当該第2のピークがないとした場合の、第1のピークから補正脈波が下降してゆくであろう予想曲線からの高さで判断される。
この第2のピークの高さが異常に高い場合には、解析手段9はカフの装着位置よりも末梢側に血管狭窄が存在する可能性が高いものと解析する。
一方、この第2ピークは、運動不足や肥満によって末梢血管抵抗が大きくなった被験者にも見られるが、これらの場合に上記第2ピークは小さく検出される。
また、図3や図4に示す被験者のように、カフの装着位置よりも心臓側に血管狭窄があると、たとえ末梢側に血管狭窄があったとしても、上記第2のピークが検出されにくくなる。
したがって、この第2の判定手順によれば、解析手段9によって図2の被験者には第2のピークが検出されないので末梢側に血管狭窄がないと判断され、解析手段9によって図5の被験者は第2のピークが検出されると共に、当該第2のピークの血圧が異常に高いと判断されるので、右下肢カフの装着位置よりも末梢側に血管狭窄の危険性があると判断される。
以下、本実施例の血管狭窄検査装置1による、図2〜図5の被験者についての解析結果を説明する。
最初に図2の被験者の場合、脈波のピークの低い方が右上肢の補正脈波となっており、ABPIは1.16で従来の判別方法では血管狭窄の危険性はないと判別されるところである。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出しなかった。
続いて、解析手段9は第2の判定手順により、補正脈波の第2、第3のピークを検査し、この被験者の場合にはピークが検出されなかった。
そしてこれらの検出結果から、解析手段9はこの図2の被験者に、血管狭窄の危険性はないと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
最初に図2の被験者の場合、脈波のピークの低い方が右上肢の補正脈波となっており、ABPIは1.16で従来の判別方法では血管狭窄の危険性はないと判別されるところである。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出しなかった。
続いて、解析手段9は第2の判定手順により、補正脈波の第2、第3のピークを検査し、この被験者の場合にはピークが検出されなかった。
そしてこれらの検出結果から、解析手段9はこの図2の被験者に、血管狭窄の危険性はないと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
次に図3の被験者の場合、脈波のピークの低いほうが右下肢の補正脈波となっており、この被験者のABPIは0.83であった。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出した。
このため、解析手段9はこの図2の被験者に、右下肢カフ2cの装着位置よりも心臓側に血管狭窄の危険性が高いと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出した。
このため、解析手段9はこの図2の被験者に、右下肢カフ2cの装着位置よりも心臓側に血管狭窄の危険性が高いと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
次に図4の被験者の場合、脈波のピークの低いほうが右上肢の補正脈波となっている。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出した。
このため、解析手段9はこの図2の被験者に、右下肢カフ2cの装着位置よりも心臓側に血管狭窄の危険性が高いと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出した。
このため、解析手段9はこの図2の被験者に、右下肢カフ2cの装着位置よりも心臓側に血管狭窄の危険性が高いと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
図5の被験者の場合、脈波のピークの低い方が右上肢の補正脈波となっている。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出しなかった。
続いて、解析手段9は第2の判定手順により、補正脈波の第2、第3のピークの有無と、その高さについて検討され、この被験者の場合にはピークが検出され、しかもその脈圧が高いと判定された。
そしてこれらの検出結果から、解析手段9はこの図2の被験者に、右下肢カフ2cの装着位置よりも末梢側での血管狭窄の可能性が高いと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
解析手段9は第1の判定手順により、右上肢および右下肢における補正脈波の立ち上がり角度θA、θLの比が所定値以上となる部分を検出しなかった。
続いて、解析手段9は第2の判定手順により、補正脈波の第2、第3のピークの有無と、その高さについて検討され、この被験者の場合にはピークが検出され、しかもその脈圧が高いと判定された。
そしてこれらの検出結果から、解析手段9はこの図2の被験者に、右下肢カフ2cの装着位置よりも末梢側での血管狭窄の可能性が高いと判断し、その旨を表示手段10に表示させる。
次に、本発明に係る第2の実施例について説明する。この第2実施例において、血管狭窄検査装置1の構成は上記第1の実施例と全く同一であり、上記指標出力手段8および解析手段9による第1の判定手順だけが異なるので、以下その点について説明する。
本実施例における第1の判定手順において、指標出力手段8は異なる補正脈波の立ち上がり部分における、同一脈圧での時間差Δtを測定し、解析手段9がこの時間差Δtを所定の閾値と比較して、血管狭窄の有無を解析する。
具体的に説明すると、最初に、指標出力手段8は最高値の低い補正脈波の立ち上がり部分について、傾きが急激になだらかになる点aを検知する。例えば、補正脈波の最小血圧から最大血圧となるまでの曲線を時間で微分し、その結果が急激に減少する点を上記なだらかになる点aとして採用する。
次に、指標出力手段8は補正脈波の立ち上がり部分の最小血圧から上記なだらかになる点aまでを一定の脈圧毎に分割し、各脈圧毎に上記最小血圧から当該血圧が検出されるまでの到達時間を求める。
さらに、指標出力手段8は最高値の高い補正脈波についても、補正脈波の立ち上がり部分について、上記最高値の低い補正脈波と同じ血圧毎に、それぞれの到達時間を求める。
そして、指標出力手段8は、最高値の低い補正脈波の到達時間と、最高値の高い補正脈波との到達時間とから、時間差Δtを算出する。
図6は図3と図4の被験者について、時間差Δtを縦軸、脈圧を横軸にグラフ化したもので、図3の被験者は上昇曲線、図4の被験者は放物線を描いているものの、両者とも閾値30msを越えている。
このように時間差Δtが所定の閾値を越えていると、解析手段9は当該被験者に血管狭窄が存在する可能性があると解析する。
なお本実施例では、当該閾値を30msとしているが、当該閾値は使用するカフ2a〜2dの種類によって異なり、本実施例での閾値はカフ2a〜2dに従来公知のシングルカフを用いた場合の閾値となっている。
本実施例における第1の判定手順において、指標出力手段8は異なる補正脈波の立ち上がり部分における、同一脈圧での時間差Δtを測定し、解析手段9がこの時間差Δtを所定の閾値と比較して、血管狭窄の有無を解析する。
具体的に説明すると、最初に、指標出力手段8は最高値の低い補正脈波の立ち上がり部分について、傾きが急激になだらかになる点aを検知する。例えば、補正脈波の最小血圧から最大血圧となるまでの曲線を時間で微分し、その結果が急激に減少する点を上記なだらかになる点aとして採用する。
次に、指標出力手段8は補正脈波の立ち上がり部分の最小血圧から上記なだらかになる点aまでを一定の脈圧毎に分割し、各脈圧毎に上記最小血圧から当該血圧が検出されるまでの到達時間を求める。
さらに、指標出力手段8は最高値の高い補正脈波についても、補正脈波の立ち上がり部分について、上記最高値の低い補正脈波と同じ血圧毎に、それぞれの到達時間を求める。
そして、指標出力手段8は、最高値の低い補正脈波の到達時間と、最高値の高い補正脈波との到達時間とから、時間差Δtを算出する。
図6は図3と図4の被験者について、時間差Δtを縦軸、脈圧を横軸にグラフ化したもので、図3の被験者は上昇曲線、図4の被験者は放物線を描いているものの、両者とも閾値30msを越えている。
このように時間差Δtが所定の閾値を越えていると、解析手段9は当該被験者に血管狭窄が存在する可能性があると解析する。
なお本実施例では、当該閾値を30msとしているが、当該閾値は使用するカフ2a〜2dの種類によって異なり、本実施例での閾値はカフ2a〜2dに従来公知のシングルカフを用いた場合の閾値となっている。
上記第2の実施例における第1の判定手順によれば、図2、図5の被験者は時間差Δtが閾値を越えていないので、解析手段9によって血管狭窄がないと判断され、第3、第4の被験者は時間差Δtが閾値を越えているので、解析手段9によって血管狭窄の危険性があると判断される。
この判断結果は上記第1の実施例における判断結果と同一であり、この結果を基にして上記第2の判断手順により解析を行えば、各被験者について上記第1の実施例と同一の診断結果を得ることができる。
この判断結果は上記第1の実施例における判断結果と同一であり、この結果を基にして上記第2の判断手順により解析を行えば、各被験者について上記第1の実施例と同一の診断結果を得ることができる。
本発明によれば、上記判定手順を用いて血管狭窄の有無及び位置を解析することで、従来のABPIや%MAP等を用いた診断では発見できなかった血管狭窄でもばらつきが少なく再現性高く検出が出来る。
つまり、従来ABPIが0.9未満とはならない場合であっても血管狭窄が存在する場合があり、特にABPIが境界域(0.9≦ABPI<1.0)となった場合、高度な判断を行わなければならなかった。
また、%MAPや立ち上がり時間(U−time)の問題点として、血管狭窄がかなり進行していないと、比較される脈波の差が見えてこない場合があり、また%MAPや立ち上がり時間が正常範囲であっても、血管狭窄が存在する場合も良く見かけられていた。
さらに本実施例では、上記脈波補正手段7a〜7dによって上肢及び下肢の脈波について補正脈波を生成しておくことで、上肢及び下肢の補正脈波を重ねた場合に、スケールが共通化された状態で立ち上がり部分が再現されるので、血管狭窄の判定を高精度に行うことができる。
逆にいえば、補正脈波を生成しないで立ち上がり角度θA、θLを比較しようとしても、各脈波における最高値のスケールが共通していないので、立ち上がり角度θA、θLの差が正確に現れず、正確に血管狭窄の判定をすることができなかった。
つまり、従来ABPIが0.9未満とはならない場合であっても血管狭窄が存在する場合があり、特にABPIが境界域(0.9≦ABPI<1.0)となった場合、高度な判断を行わなければならなかった。
また、%MAPや立ち上がり時間(U−time)の問題点として、血管狭窄がかなり進行していないと、比較される脈波の差が見えてこない場合があり、また%MAPや立ち上がり時間が正常範囲であっても、血管狭窄が存在する場合も良く見かけられていた。
さらに本実施例では、上記脈波補正手段7a〜7dによって上肢及び下肢の脈波について補正脈波を生成しておくことで、上肢及び下肢の補正脈波を重ねた場合に、スケールが共通化された状態で立ち上がり部分が再現されるので、血管狭窄の判定を高精度に行うことができる。
逆にいえば、補正脈波を生成しないで立ち上がり角度θA、θLを比較しようとしても、各脈波における最高値のスケールが共通していないので、立ち上がり角度θA、θLの差が正確に現れず、正確に血管狭窄の判定をすることができなかった。
なお、上記実施例において、上記カフ2a〜2dには脈波検出手段3a〜3d、血圧検出手段4a〜4dが設けられているが、これらをひとつの手段にすることも可能である。つまり、従来公知の圧力センサに脈波検出手段および血圧検出手段の機能を集約することが可能である。
また、上記脈波記憶手段5a〜5d、血圧記憶手段6a〜6d、脈波補正手段7a〜7dはそれぞれ各カフ2a〜2dごとに設けられているが、これらをそれぞれ1台ずつとし、各カフ2a〜2dからの脈波や血圧等を一括して処理するようにしても良い。
さらに、上記実施例では解析手段9による解析結果が表示手段に表示されていたが、表示手段に指標出力手段8による指標だけを表示して、当該指標を見た医師によって、血管狭窄の有無や位置の診断を行わせるようにしても良い。また、異なる装着位置における補正脈波を図2〜図5のように重ねて表示したものも、上記指標とすることが可能であり、医師は重ねて表示された補正脈波から、血管狭窄の有無や位置の診断を行うことも可能である。
そして、上記第1、第2の実施例において、カフを右上肢及び左上肢または、右下肢及び左下肢に装着して血管狭窄の有無を検査することも可能である。この場合には、上記第1、第2実施例における、第2の判定手順による検査結果を得ることはできない。
また、上記脈波記憶手段5a〜5d、血圧記憶手段6a〜6d、脈波補正手段7a〜7dはそれぞれ各カフ2a〜2dごとに設けられているが、これらをそれぞれ1台ずつとし、各カフ2a〜2dからの脈波や血圧等を一括して処理するようにしても良い。
さらに、上記実施例では解析手段9による解析結果が表示手段に表示されていたが、表示手段に指標出力手段8による指標だけを表示して、当該指標を見た医師によって、血管狭窄の有無や位置の診断を行わせるようにしても良い。また、異なる装着位置における補正脈波を図2〜図5のように重ねて表示したものも、上記指標とすることが可能であり、医師は重ねて表示された補正脈波から、血管狭窄の有無や位置の診断を行うことも可能である。
そして、上記第1、第2の実施例において、カフを右上肢及び左上肢または、右下肢及び左下肢に装着して血管狭窄の有無を検査することも可能である。この場合には、上記第1、第2実施例における、第2の判定手順による検査結果を得ることはできない。
1 血管狭窄検査装置 2a〜2d カフ
3a〜3d 脈波検出手段 4a〜4d 血圧検出手段
5a〜5d 脈波記憶手段 6a〜6d 血圧記憶手段
7a〜7d 脈波補正手段 8 指標出力手段
9 解析手段
3a〜3d 脈波検出手段 4a〜4d 血圧検出手段
5a〜5d 脈波記憶手段 6a〜6d 血圧記憶手段
7a〜7d 脈波補正手段 8 指標出力手段
9 解析手段
Claims (10)
- 生体の四肢に装着される複数のカフと、カフの装着位置における脈波を検出する脈波検出手段と、カフの装着位置における血圧を検出する血圧検出手段と、上記脈波検出手段によって検出された脈波を記録する脈波記憶手段と、上記血圧検出手段によって検出された血圧を記録する血圧記憶手段と、
上記脈波検出手段によって各装着位置毎にそれぞれ採取された脈波を、各装着位置毎に検出された血圧に基づいて、共通のスケールを有する補正脈波となるように補正する脈波補正手段と、
異なる装着位置の上記補正脈波を比較して血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求める指標出力手段とを備えたことを特徴とする血管狭窄検査装置。 - 上記脈波補正手段は、脈波記憶手段に記録された各カフの装着位置毎における脈波の血圧の最高値および最低値が、上記血圧記憶手段に記憶された各カフの装着位置毎の最高血圧および最低血圧となるよう、上記脈波を補正することを特徴とする請求項1に記載の血管狭窄検査装置
- 上記指標出力手段は、異なるカフの装着位置における補正脈波の立ち上がり部分の立ち上がり角度の比較から指標を求めることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の血管狭窄検査装置。
- 上記指標出力手段は、上記補正脈波の立ち上がり角度を、補正脈波の立ち上がり部分を時間で微分して算出することを特徴とする請求項3に記載の血管狭窄検査装置。
- 上記指標出力手段は、異なるカフの装着位置における補正脈波の立ち上がり部分の同一血圧値における時間差によって指標を求めることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の血管狭窄検査装置。
- 上記カフの装着位置を、四肢のうち少なくとも2ヶ所とすることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の血管狭窄検査装置。
- 上記カフの装着位置を、左右の上肢、右上肢と両下肢、左上肢と両下肢、左右の下肢の組み合わせのうち、いずれかのカフの装着位置とすることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の血管狭窄検査装置。
- 生体の四肢に装着される複数のカフと、上記カフの装着位置における脈波を検出する脈波検出手段と、上記脈波検出手段によって検出された脈波を記録する脈波記憶手段と、上記脈波記憶手段に記録された脈波から血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求める指標出力手段とを備え、
指標出力手段は、記録手段に記録されている下肢についての脈波が1拍する間に、当該脈波に2つ以上のピークを検出することで、カフの装着位置よりも末梢側における血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求めることを特徴とする血管狭窄検査装置。 - 上記解析手段は、脈波に2つ以上のピークが検出されたら、当該2つ目以降のピークの高さにより、カフの装着位置よりも末梢側における血管狭窄の有無の判断材料となる指標を求めることを特徴とする請求項6に記載の血管狭窄検査装置。
- 上記カフの装着位置を、左右の上肢の少なくともいずれか一方、及び、左右の下肢の少なくともいずれか一方とすることを特徴とする請求項8または請求項9のいずれかに記載の血管狭窄検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005108052A JP2006280809A (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | 血管狭窄検査装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008003130B4 (de) * | 2007-11-15 | 2017-11-02 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Arterioskleroseausmaßbeurteilungsvorrichtung, die dazu im Stande ist, ein Arterioskleroseausmaß genau zu beurteilen |
US10335093B2 (en) | 2016-02-15 | 2019-07-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Biosignal processing method and apparatus |
-
2005
- 2005-04-04 JP JP2005108052A patent/JP2006280809A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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