JP2006279680A - 光伝送システム及び光伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加入者増加に柔軟に対応し、光ファイバの回線効率化を図る。
【解決手段】 一芯の共通光ファイバFcは、下り信号と上り信号を集束し、局と加入者との双方向通信で共有される。局側光合分波部40は、局側に配置して、下り信号λ1〜λnの合波及び上り信号λn+1〜λ2nの分波を行う局側合分波ユニット40aを含み、合波した下り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した上り信号を対応する局装置10−1〜10−nへ送出する。加入者側光合分波部50は、加入者側に配置して、下り信号λ1〜λnの分波及び上り信号λn+1〜λ2nの合波を行う加入者側合分波ユニット50aを含み、合波した上り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した下り信号を対応する加入者装置20−1〜20−mへ、光スプリッタ30−1〜30−nを介して送出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光伝送システム及び光伝送方法に関し、特に光アクセス系ネットワークの光伝送を行う光伝送システム及び光アクセス系ネットワークに対して加入者の増減に対応して光伝送を行う光伝送方法に関する。
近年のインターネット、デジタルコンテンツ配信など広帯域マルチメディアサービスの普及に伴い、アクセス系ネットワークの経済的で高速・広帯域なシステムの構築が求められており、家庭内の端末からより高速・大容量の通信サービスを提供する技術として、FTTH(Fiber To The Home)などの加入者網の光化が進みつつある。
光ファイバ加入者系のシステムとしては特に、局側から1本の光ファイバを光スプリッタで分岐させ、複数の加入者との間で双方向通信サービスを行うPON(Passive Optical Network)システムが注目を浴びている。
図9はPONシステムの概要を示す図である。PONシステム100は、局内に配置されるOLT(Optical Line Terminal:光加入者線局装置)101と、家庭内に配置されるONU(Optical Network Unit:光加入者線終端装置)102−1〜102−nと、光スプリッタ103とから構成される。
OLT101は、1本の光ファイバF1で光スプリッタ103と接続する。光スプリッタ103により分岐された光ファイバは、ONU102−1〜102−nに接続する(PONでは最大32分岐)。
このような構成において、1つのOLT101と複数のONU102−1〜102−n間で光ファイバF1を共有して双方向通信を行うには、下り方向(局→加入者)の波長λ1と、上り方向(加入者→局)の波長λ2とを異なる波長としたWDM(Wavelength Division Multiplex)伝送が行われる(一般には、下りの波長λ1は1.49μm、上りの波長λ2は1.31μm)。
また、下り方向については、OLT101から送信される波長λ1の信号をONU102−1〜102−nはすべて受信して、自身に割り当てられたタイムスロット内の情報のみを読み出すTDM(Time Division Multiplex)方式が行われる。
さらに、上り方向については、各ONU102−1〜102−nからは同じ波長λ2の信号が送出されるので、他のONUからのバースト信号と衝突しないように、送信タイミングを制御するTDMA(Time Division Multiplex Access)方式が行われる。
従来のPON技術として、センタ装置とユーザ装置との間に、光分岐素子を多段に配置して、光信号を多分岐するシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平8−242207号公報(段落番号〔0018〕〜〔0020〕,第1図)
従来のPONシステム100では、光スプリッタ103で最大32分岐する構成であるため、あらたに加入者が増加する場合には、同様なPONシステムをさらに構築したり、またはOLTに新しい光ファイバを接続するなどによって、加入者増加に対応していた。
図10、図11は加入者増加に対応したPONシステムの構成を示す図である。図10は複数のPONシステムを構築した場合、図11はOLT101に新しい光ファイバを接続した場合を示している。
図10に対し、PONシステム100−1で当初32台のONU102−1〜102−32で運用しているときに加入者が増加した場合、PONシステム100−1と同一サービスを行うPONシステム100−2を新しく構築して、最大ONU64台まで収容可能とさせる。加入者がさらに増える場合には、新しいPONシステムを同様に構築していく。
図11に対し、PONシステム100−1で当初32台のONU102−1〜102−32で運用しているときに加入者が増加した場合、OLT101に光ファイバF2を敷設してあらたな光スプリッタ103aと接続し、光スプリッタ103aから32分岐させた光ファイバでONU102−1〜102−32と接続して、最大ONU64台まで収容可能とさせる。加入者がさらに増える場合には、OLT101に新しい光ファイバを同様にして敷設していく。
近年、マルチメディア通信への加入者数は増加の一途をたどっており、PON技術を使ったデジタルコンテンツ配信を行うCATVサービスなどへの加入者数の急増も予想されるが、従来のPONシステムでは、図10、図11で上述したような方法で加入者増加に対応していた。
しかし、図10では、新しくシステムを構築するので、増設工事が大がかりなものとなり膨大な費用を要することになる。一方、図11では既存のOLT101に新しい光ファイバを接続するが、この接続する光ファイバにはダークファイバ(敷設はしてあるが使われていない光ファイバ)を利用することができる。
しかし、すでに運用されている光ファイバF1を見ると、上り・下りで波長が異なる2波長しか多重されていないWDM信号が流れており、光ファイバF1は、WDM伝送として十分活用されているとはいえず、このような運用状態で加入者増加に対処するために、わざわざダークファイバを解放してOLT101に追加接続していくことは、ダークファイバを無駄に解放していることになる。このため、図11の方法は、回線効率が悪く、加入者増加に対する効率のよい対処方法とはいえなかった。
また、上記の従来技術(特開平8−242207号公報)では、光スプリッタを光ファイバ上に多段に接続することで、光信号を多分岐させて、加入者増加に対応可能としている。
しかし、光信号が通過する経路上に多段接続された光スプリッタで光信号を分岐すると分岐損失も大きくなるので、OLT側では受光感度を大きくし、ONU側では光出力パワーを大きく設定しなければならず、光素子のコスト高、消費電力の増加等の問題が生じることになる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、加入者増加に柔軟に対応可能なネットワーク構成を有し、かつ光ファイバの回線効率化を図った光伝送システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、加入者増加に柔軟に対応し、かつ光ファイバの回線効率化を図った光伝送方法を提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、光伝送を行う光伝送システム1において、加入者グループG1〜Gn毎に異なる下り波長λ1〜λnが割り当てられた下り信号を、加入者へ送信する複数の局装置10−1〜10−nと、加入者グループG1〜Gn単位に、局装置10−1〜10−n毎に異なる上り波長λn+1〜λ2nが割り当てられた上り信号を、局装置10−1〜10−nへ送信する複数の加入者装置20−1〜20−mと、下り信号と上り信号を集束し、局と加入者との双方向通信で共有する一芯の共通光ファイバFcと、加入者グループG1〜Gn毎に複数の加入者装置20−1〜20−mを集約し、下り信号を加入者グループG1〜Gn毎に加入者装置20−1〜20−mへ分岐する複数の光スプリッタ30−1〜30−nと、局側に配置して、下り信号λ1〜λnの合波及び上り信号λn+1〜λ2nの分波を行う局側合分波ユニット40a−1〜40a−nを含み、合波した下り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した上り信号を対応する局装置10−1〜10−nへ送出する局側光合分波部40と、加入者側に配置して、下り信号λ1〜λnの分波及び上り信号λn+1〜λ2nの合波を行う加入者側合分波ユニット50a−1〜50a−nを含み、合波した上り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した下り信号を対応する加入者装置20−1〜20−mへ、光スプリッタ30−1〜30−nを介して送出する加入者側光合分波部50と、を有することを特徴とする光伝送システム1が提供される。
ここで、局装置10−1〜10−nは、加入者グループG1〜Gn毎に異なる下り波長λ1〜λnが割り当てられた下り信号を、加入者へ送信する。加入者装置20−1〜20−mは、加入者グループG1〜Gn単位に、局装置10−1〜10−n毎に異なる上り波長λn+1〜λ2nが割り当てられた上り信号を、局装置10−1〜10−nへ送信する。一芯の共通光ファイバFcは、下り信号と上り信号を集束し、局と加入者との双方向通信で共有される。光スプリッタ30−1〜30−nは、加入者グループG1〜Gn毎に複数の加入者装置20−1〜20−mを集約し、下り信号を加入者グループG1〜Gn毎に加入者装置20−1〜20−mへ分岐する。局側光合分波部40は、局側に配置して、下り信号λ1〜λnの合波及び上り信号λn+1〜λ2nの分波を行う局側合分波ユニット40aを含み、合波した下り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した上り信号を対応する局装置10−1〜10−nへ送出する。加入者側光合分波部50は、加入者側に配置して、下り信号λ1〜λnの分波及び上り信号λn+1〜λ2nの合波を行う加入者側合分波ユニット50aを含み、合波した上り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した下り信号を対応する加入者装置20−1〜20−mへ、光スプリッタ30−1〜30−nを介して送出する。
本発明の光伝送システムは、複数の局装置と、複数の加入者装置と、加入者グループ毎に加入者装置を集約して下り信号を分岐する複数の光スプリッタとを有し、合波した下り信号を共通光ファイバへ送出し、分波した上り信号を対応する局装置へ送出する局側光合分波部と、合波した上り信号を共通光ファイバへ送出し、分波した下り信号を対応する加入者装置へ、光スプリッタを介して送出する加入者側光合分波部とにより、一芯の共通光ファイバ上で局と加入者との双方向通信を行う構成とした。これにより、加入者増加に柔軟に対応可能なネットワークを構成することができ、かつ光ファイバの回線効率化を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は光伝送システムの原理図である。光伝送システム1は、局装置10−1〜10−n、加入者グループG1〜Gn内の加入者装置20−1〜20−m、光スプリッタ30−1〜30−n、局側光合分波部40、加入者側光合分波部50から構成されて、光伝送を行うシステムである。なお、光伝送システム1は、例えば、光アクセス系ネットワークのPONに適用可能である。以降では、局装置をOLT、加入者装置をONUと呼ぶ。
OLT10−1〜10−nは、局側光合分波部40と接続し、局側光合分波部40と加入者側光合分波部50は共通光ファイバFcで接続し、加入者側光合分波部50には、光スプリッタ30−1〜30−nが接続する。
光スプリッタ30−1〜30−nにはそれぞれ、加入者グループG1〜Gn内のONU20−1〜20−mが接続する。すなわち、光スプリッタ30−1には、加入者グループG1内のONU20−1〜20−mが接続し、光スプリッタ30−nには、加入者グループGn内のONU20−1〜20−mが接続する(1つの加入者グループ内のONU接続数は、PONならば最大32台である)。
OLT10−1〜10−nは、加入者グループG1〜Gn毎に異なる下り波長λ1〜λnが割り当てられた下り信号をONU側へ送信する(以下、下り波長λxが割り当てられた下り信号を下り信号λxと表記する)。
すなわち、OLT10−1は、下り信号λ1を加入者グループG1内のONU20−1〜20−mへ送信し、OLT10−nは、下り信号λnを加入者グループGn内のONU20−1〜20−mへ送信する。
ONU20−1〜20−mは、加入者グループG1〜Gn単位に、OLT10−1〜10−n毎に異なる上り波長λn+1〜λ2nが割り当てられた上り信号を、OLT10−1〜10−nへ送信する(以下、上り波長λyが割り当てられた上り信号を上り信号λyと表記する)。
すなわち、加入者グループG1内のONU20−1〜20−mは、上り信号λn+1をOLT10−1へ送信し、加入者グループGn内のONU20−1〜20−mは、上り信号λ2nをOLT10−nへ送信する。
共通光ファイバFcは、下り信号と上り信号を集束し(λ1〜λ2nのWDM信号が流れる)、局と加入者との双方向通信において共有して使用される一芯の光ファイバケーブルである。
光スプリッタ30−1〜30−nは、加入者グループG1〜Gn毎にONU20−1〜20−mを集約し、下り信号λ1〜λnを加入者グループG1〜Gn毎に加入者装置20−1〜20−mへ分岐・出力する。
局側光合分波部40は、局側に配置して、下り信号λ1〜λnの合波及び上り信号λn+1〜λ2nの分波を行う局側合分波ユニット40a−1〜40a−n(総称する場合は局側合分波ユニット40a)を含み、合波した下り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した上り信号を対応するOLT10−1〜10−nへ送出する。
加入者側光合分波部50は、加入者側に配置して、下り信号λ1〜λnの分波及び上り信号λn+1〜λ2nの合波を行う加入者側合分波ユニット50a−1〜50a−n(総称する場合は加入者側合分波ユニット50a)を含み、合波した上り信号を共通光ファイバFcへ送出し、分波した下り信号を対応するONU20−1〜20−mへ、光スプリッタ30−1〜30−nを介して送出する。
なお、光伝送システム1においても、上述したような上りと下りの波長をWDMで分割多重し、下り帯域はTDM方式、上り帯域はTDMA方式を使って、共通光ファイバFcを用いた双方向通信が行われる。
次に加入者グループG1〜G4の4グループとした場合の光伝送システム1の構成を示して、加入者増加に柔軟に対応できる光伝送システム1の特徴について詳しく説明する。図2は光伝送システムの構成を示す図である。光伝送システム1aは、OLT10−1〜10−4、加入者グループG1〜G4内のONU20−1〜20−32(1つのグループ内に最大数の32台接続しているとする)、光スプリッタ30−1〜30−4、局側光合分波部40−1、加入者側光合分波部50−1から構成される。各要素の基本的な接続構成は図1と同じであり、4台のOLT10−1〜10−4と加入者グループG1〜G4での双方向通信を行うシステムを示している。
局側光合分波部40−1は、局側合分波ユニット40a−1〜40a−4が多段接続した構成をとり、加入者側光合分波部50−1は、加入者側合分波ユニット50a−1〜50a−4が多段接続した構成をとる。
下り方向(OLT→ONU)の動作について説明する。OLT10−1〜10−4それぞれは、下り信号λ1〜λ4を出力する。局側合分波ユニット40a−4は、下り信号λ4を局側合分波ユニット40a−3へ送信し、局側合分波ユニット40a−3は、OLT10−3から送信された下り信号λ3と下り信号λ4とを合波して、局側合分波ユニット40a−2へ送信する。
また、局側合分波ユニット40a−2は、OLT10−2から送信された下り信号λ2と下り信号λ3、λ4を合波して、局側合分波ユニット40a−1へ送信し、局側合分波ユニット40a−1は、OLT10−1から送信された下り信号λ1と下り信号λ2〜λ4とを合波して、共通光ファイバFcを介して送出する。
一方、加入者側合分波ユニット50a−1は、下り信号λ1〜λ4を受信すると、下り信号λ1と下り信号λ2〜λ4とに分波する。下り信号λ1は、光スプリッタ30−1で32分岐されて、加入者グループG1内のONU20−1〜20−32へ送信され、下り信号λ2〜λ4は、加入者側合分波ユニット50a−2へ送信される。
加入者側合分波ユニット50a−2は、下り信号λ2〜λ4を受信すると、下り信号λ2と下り信号λ3、λ4とに分波する。下り信号λ2は、光スプリッタ30−2で32分岐されて、加入者グループG2内のONU20−1〜20−32へ送信され、下り信号λ3、λ4は、加入者側合分波ユニット50a−3へ送信される。
加入者側合分波ユニット50a−3は、下り信号λ3、λ4を受信すると、それぞれの波長を分波する。下り信号λ3は、光スプリッタ30−3で32分岐されて、加入者グループG3内のONU20−1〜20−32へ送信され、下り信号λ4は、加入者側合分波ユニット50a−4へ送信される。
加入者側合分波ユニット50a−4は、下り信号λ4を受信して、光スプリッタ30−4へ送出する。下り信号λ4は、光スプリッタ30−4で32分岐されて、加入者グループG4内のONU20−1〜20−32へ送信される。
次に上り方向(ONU→OLT)の動作について説明する。加入者グループG1〜G4内のONU20−1〜20−32は、光スプリッタ30−1〜30−4を介して、上り信号λ5〜λ8を送信する(TDMAにより、ONU20−1〜20−32からの出力信号は衝突しないように送信タイミングは制御されている)。
加入者側合分波ユニット50a−4は、上り信号λ8を加入者側合分波ユニット50a−3へ送信し、加入者側合分波ユニット50a−3は、加入者グループG3から送信された上り信号λ7と上り信号λ8とを合波して、加入者側合分波ユニット50a−2へ送信する。
また、加入者側合分波ユニット50a−2は、加入者グループG2から送信された上り信号λ6と上り信号λ7、λ8を合波して、加入者側合分波ユニット50a−1へ送信し、加入者側合分波ユニット50a−1は、加入者グループG1から送信された上り信号λ5と上り信号λ6〜λ8を合波して、共通光ファイバFcを介して送出する。
一方、局側合分波ユニット40a−1は、上り信号λ5〜λ8を受信すると、上り信号λ5と下り信号λ6〜λ8とに分波する。上り信号λ5は、OLT10−1へ送信され、上り信号λ6〜λ8は、局側合分波ユニット40a−2へ送信される。
局側合分波ユニット40a−2は、上り信号λ6〜λ8を受信すると、上り信号λ6と上り信号λ7、λ8とに分波する。上り信号λ6は、OLT10−2へ送信され、上り信号λ7、λ8は、局側合分波ユニット40a−3へ送信される。
局側合分波ユニット40a−3は、上り信号λ7、λ8を受信すると、それぞれの波長を分波する。上り信号λ7は、OLT10−3へ送信され、上り信号λ8は、局側合分波ユニット40a−4へ送信される。局側合分波ユニット40a−4は、上り信号λ8を受信して、上り信号λ8はOLT10−4へ送信される。
図3は使用波長の周波数配置例を示す図である。下り信号に用いる波長帯域を1.5μm帯のCバンドとし、上り信号に用いる波長帯域を1.3μm帯のOバンドとしている。そして、下り方向ならば同じCバンドの波長帯域内で異なる波長を使用し、上り方向ならば同じOバンドの波長帯域内で異なる波長を使用する(波長間隔を例えば、20nmとして異なる波長を使用する)。
ここで、図2の光伝送システム1aでは、4台のOLT10−1〜10−4と加入者グループG1〜G4での双方向通信を行うシステムなので、下り信号をCバンドとして、Cバンド内で20nm間隔毎に下り信号λ1〜λ4の波長を設定する。また、上り信号をOバンドとして、Oバンド内で20nm間隔毎に上り信号λ5〜λ8の波長を設定する。
光伝送システム1では、図3のようにして下り信号、上り信号の波長が設定され、また、図2からわかるように局側合分波ユニット40aと加入者側合分波ユニット50aは、下り波長バンド帯と、上り波長バンド帯とをフィルタリングするフィルタ機能を有している(例えば、局側合分波ユニット40a−4を見ると、受信した上り波長λ8をOLT10−4側へ透過させ、受信した下り波長λ4を局側合分波ユニット40a−3へ透過している)。
したがって、加入者が増加した際に新規の加入者グループの増設が必要になった場合でも、このようなフィルタ機能を持った局側合分波ユニット40aと加入者側合分波ユニット50aを、新規の加入者グループの数に対応させて多段に追加接続していくだけで、加入者グループの増加に柔軟に対応することが可能である。
図4は加入者グループの増加に対応した光伝送システムの構成を示す図である。光伝送システム1bは、図2で示したシステム構成に対して、加入者グループG5が新しく増加した場合の構成である(加入者グループG5の増加に伴い、OLT10−5も追加される)。
加入者グループが1つ増加したので、局側合分波ユニット40a−5を局側合分波ユニット40a−4に追加接続し、加入者側合分波ユニット50a−5を加入者側合分波ユニット50a−4に追加接続する。また、あらたな下り信号をCバンドのλaとし、あらたな上り信号をOバンドのλbとする。なお、図5に加入者グループが1つ増加した際の波長配置を示す。
あらたな下り信号λaは、図2で上述した下り方向の動作と同様にして、下り信号λ1〜λ4に合波(多重)されて、共通光ファイバFcを通じてONU側へ送信される。また、あらたな上り信号λbは、図2で上述した上り方向の動作と同様にして、上り信号λ5〜λ8に合波されて、共通光ファイバFcを通じてOLT側へ送信される。
このように、光伝送システム1の構成により、局側合分波ユニット40aと加入者側合分波ユニット50aを多段に追加接続していくだけで、加入者グループの増加に柔軟に対応することができ(加入者グループが減少した場合には、ユニットを取り外せばよいだけである)、従来のような大規模な増設工事が不要となり、あらたな光ファイバを敷設する(ダークファイバを解放する)といったことも不要となり、既設の共通光ファイバFcをそのまま使って、増加した加入者の光波長を含めた双方向通信を行うことが可能になる。
また、既設の共通光ファイバFcを使って、新規の波長もWDMで多重されて伝送するので、回線効率を向上することができる。例えば、従来のPONシステムでは、2波(上りで1波、下りで1波)のWDM伝送であったが、光伝送システム1では、4波、6波・・・2N波(上りでN波、下りでN波)のWDM伝送が可能なので、N倍の回線効率を得られることになる。
次に加入者側合分波ユニット50aの具体的な内部構成について説明する。図6は加入者側合分波ユニット50aの内部構成を示す図である。なお、局側合分波ユニット40aについては、加入者側合分波ユニット50aと下り/上り信号の入出力が逆となるだけで内部構成は同じなので説明は省略する。
加入者側合分波ユニット(以下、図6の説明において単に合分波ユニットと呼ぶ)50a−1〜50a−4は、3つのフィルタ(バンドパスフィルタ)を有し、それぞれの基本構造は同じである。ただし、これらのフィルタの透過波長が各ユニットで異なっている。
合分波ユニット50a−1は、フィルタf1a〜f1cを含む。フィルタf1a、f1bは波長λ1を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタであり、フィルタf1cは、波長λ5を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタである。合分波ユニット50a−2は、フィルタf2a〜f2cを含む。フィルタf2a、f2bは波長λ2を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタであり、フィルタf2cは、波長λ6を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタである。
合分波ユニット50a−3は、フィルタf3a〜f3cを含む。フィルタf3a、f3bは波長λ3を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタであり、フィルタf3cは、波長λ7を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタである。合分波ユニット50a−4は、フィルタf4a〜f4cを含む。フィルタf4a、f4bは波長λ4を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタであり、フィルタf4cは、波長λ8を透過し、それ以外の波長を反射させるフィルタである。
このような構成に対して、下り信号の流れを見ると、合分波ユニット50a−1のフィルタf1aに下り信号λ1〜λ4が入射すると、下り信号λ1と下り信号λ2〜λ4とに分波され、下り信号λ1はフィルタf1a、f1bを透過して出力し、下り信号λ2〜λ4はフィルタf1cで反射して下段の合分波ユニット50a−2へDropする。
このような信号の流れが以降同様に続く。すなわち、合分波ユニット50a−2のフィルタf2aに下り信号λ2〜λ4が入射すると、下り信号λ2と下り信号λ3、λ4とに分波され、下り信号λ2はフィルタf2a、f2bを透過して出力し、下り信号λ3、λ4はフィルタf2cで反射して下段の合分波ユニット50a−3へDropする。
合分波ユニット50a−3のフィルタf3aに下り信号λ3、λ4が入射すると、下り信号λ3と下り信号λ4とに分波され、下り信号λ3はフィルタf3a、f3bを透過して出力し、下り信号λ4はフィルタf3cで反射して下段の合分波ユニット50a−4へDropする。合分波ユニット50a−4のフィルタf4aに下り信号λ4が入射すると、下り信号λ4はフィルタf4a、f4bを透過して出力する。
一方、上り信号の流れを見ると、合分波ユニット50a−4のフィルタf4bに上り信号λ8が入射すると、上り信号λ8はフィルタf4bで反射、フィルタf4cで透過、フィルタf4aで反射の経路をたどって、上段の合分波ユニット50a−3へ進む。
このような信号の流れが以降同様に続く。すなわち、合分波ユニット50a−3のフィルタf3bに上り信号λ7が入射すると、上り信号λ7はフィルタf3bで反射、フィルタf3cで透過、フィルタf3aで反射の経路をたどり、上り信号λ7に上り信号λ8がAddされて合波し、上段の合分波ユニット50a−2へ進む。
合分波ユニット50a−2のフィルタf2bに上り信号λ6が入射すると、上り信号λ6はフィルタf2bで反射、フィルタf2cで透過、フィルタf2aで反射の経路をたどり、上り信号λ6に上り信号λ7、λ8がAddされて合波し、上段の合分波ユニット50a−1へ進む。
合分波ユニット50a−1のフィルタf1bに上り信号λ5が入射すると、上り信号λ5はフィルタf1bで反射、フィルタf1cで透過、フィルタf1aで反射の経路をたどり、上り信号λ5に上り信号λ6〜λ8がAddされて合波し、上り信号λ5〜λ8がユニットから出力される。
ここで、従来では、多分岐システムを構築する場合、光信号が通過する経路上に光スプリッタを多段接続して分岐しているようなシステムでは、分岐損失が大きくなり、OSNR(Optical Signal to Noise Ratio)も劣化するといった問題があったが、光伝送システム1の局側合分波ユニット40aと加入者側合分波ユニット50aに対して、上述のようなフィルタを用いて多分岐ネットワークを構築することにより、分岐損失を格段に低減することができ、また多分岐ネットワークであっても所望のOSNRを得ることが可能になる。
次に局側光合分波部40と加入者側光合分波部50の変形例について説明する。上記では局側合分波ユニット40aと加入者側合分波ユニット50aに対してバンドパスフィルタを用いて合分波を行う構成としたが、AWG(Array Wave-guide Grating:回折格子型導波路)を用いて合分波することもできる。AWGは、例えば、石英系ガラスの光導波路を用いた光回路で構成され、複数波長の光信号を波長毎に異なる導波路に分けて出力したり、異なる波長の光を1つの導波路に合波して出力したりすることができる。
図7はAWGの構成を示す図である。AWG70の合分波機能について、入力導波路71から入射された波長λ1〜λnのWDM信号は、スラブ導波路72a内において回折により広がり、位相差導波路73の各導波路に分配される。位相差導波路73で分配されて伝わってきた光は、位相差導波路毎の長さが異なるために、スラブ導波路72bに到達するときには位相差(光路差)を持つようになる。
位相差導波路73の長さを調整して位相差を最適にして、グレーティング(回折格子)と同様な特性を示すようにすると(波長分解させると)、波長により異なった位置に光は集光するようになる。
各位相差導波路を出射した光は、スラブ導波路72bの入射端で位相差のついた点光源列となり、スラブ導波路72b内では回折により広がり、干渉により波長に応じて強められ、異なる出射導波路74に集光し、出射導波路74で分光(各波長に分波)される。また、逆から異なる波長の光を入射すると、1つの導波路に合波されて出力されるようになる。
図8はAWGを用いた際の波長配置例を示す図である。AWGに対して、20nsずらした波長周期のFSR(free spectral range:分光可能な波長間隔のこと)を持たせれば、図3で上述したような波長配置と同じようにして合分波でき、局と加入者間での双方向通信が実行可能である。
なお、上記の変形例ではAWGを用いる構成としたが、局側合分波ユニット40aと加入者側合分波ユニット50aに対して、WSS(Wavelength Selectable Switch:波長選択スイッチ)を用いて構成することも可能である。
(付記1) 光伝送を行う光伝送システムにおいて、
加入者グループ毎に異なる下り波長が割り当てられた下り信号を、加入者へ送信する複数の局装置と、
加入者グループ単位に、前記局装置毎に異なる上り波長が割り当てられた上り信号を、前記局装置へ送信する複数の加入者装置と、
前記下り信号と前記上り信号を集束し、局と加入者との双方向通信で共有する一芯の共通光ファイバと、
加入者グループ毎に複数の前記加入者装置を集約し、前記下り信号を加入者グループ毎に分岐する複数の光スプリッタと、
局側に配置して、前記下り信号の合波及び前記上り信号の分波を行う局側合分波ユニットを含み、合波した前記下り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記上り信号を対応する前記局装置へ送出する局側光合分波部と、
加入者側に配置して、前記下り信号の分波及び前記上り信号の合波を行う加入者側合分波ユニットを含み、合波した前記上り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記下り信号を対応する前記加入者装置へ、前記光スプリッタを介して送出する加入者側光合分波部と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記2) 加入者が増加した際に新規の加入者グループの増設が必要な場合は、前記局側光合分波部と前記加入者側光合分波部に対して、前記局側合分波ユニットを多段に追加接続し、かつ前記加入者側合分波ユニットを多段に追加接続していくことで、新規加入者グループへの合分波機能を追加して、加入者の増加に応じて伝送すべき光波長を増加させ、既設の前記共通光ファイバのみで、増加した光波長を含めた双方向通信を行うことを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記3) 前記下り信号と前記上り信号とで異なる波長バンド帯を使用し、前記局側合分波ユニットは、前記下り信号で使用する下り波長バンド帯と、前記上り信号で使用する上り波長バンド帯とをフィルタリングするフィルタによって構成され、前記局側合分波ユニットが多段接続することで、同一の下り波長バンド帯の中の異なる下り波長がユニット毎に合波され、同一の上り波長バンド帯の中の異なる上り波長がユニット毎に分波されることを特徴とする付記2記載の光伝送システム。
(付記4) 前記下り信号と前記上り信号とで異なる波長バンド帯を使用し、前記加入者側合分波ユニットは、前記下り信号で使用する下り波長バンド帯と、前記上り信号で使用する上り波長バンド帯とをフィルタリングするフィルタによって構成され、前記加入者側合分波ユニットが多段接続することで、同一の下り波長バンド帯の中の異なる下り波長がユニット毎に分波され、同一の上り波長バンド帯の中の異なる上り波長がユニット毎に合波されることを特徴とする付記2記載の光伝送システム。
(付記5) ネットワークへの加入者の増減に対応して光伝送を行う光伝送方法において、
複数の局装置は、加入者グループ毎に異なる下り波長が割り当てられた下り信号を加入者へ送信し、
複数の加入者装置は、加入者グループ単位に、前記局装置毎に異なる上り波長が割り当てられた上り信号を前記局装置へ送信し、
前記下り信号と前記上り信号を集束し、局と加入者との双方向通信で共有する一芯の共通光ファイバを設け、
加入者グループ毎に複数の前記加入者装置を集約し、前記下り信号を加入者グループ毎に分岐する複数の光スプリッタを設け、
前記下り信号の合波及び前記上り信号の分波を行う局側合分波ユニットを含み、合波した前記下り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記上り信号を対応する前記局装置へ送出する局側光合分波部を局側に配置し、
前記下り信号の分波及び前記上り信号の合波を行う加入者側合分波ユニットを含み、合波した前記上り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記下り信号を対応する前記加入者装置へ、前記光スプリッタを介して送出する加入者側光合分波部を加入者側に配置し、
加入者が増加した際に新規の加入者グループの増設が必要な場合は、前記局側合分波ユニットを多段に追加接続し、かつ前記加入者側合分波ユニットを多段に追加接続していくことで、新規加入者グループへの合分波機能を追加して、加入者の増加に応じて伝送すべき光波長を増加させ、既設の前記共通光ファイバのみで、増加した光波長を含めた双方向通信を行うことを特徴とする光伝送方法。
(付記6) 前記下り信号と前記上り信号とで異なる波長バンド帯を使用し、前記局側合分波ユニットは、前記下り信号で使用する下り波長バンド帯と、前記上り信号で使用する上り波長バンド帯とをフィルタリングするフィルタによって構成され、前記局側合分波ユニットが多段接続することで、同一の下り波長バンド帯の中の異なる下り波長がユニット毎に合波され、同一の上り波長バンド帯の中の異なる上り波長がユニット毎に分波されることを特徴とする付記5記載の光伝送方法。
(付記7) 前記下り信号と前記上り信号とで異なる波長バンド帯を使用し、前記加入者側合分波ユニットは、前記下り信号で使用する下り波長バンド帯と、前記上り信号で使用する上り波長バンド帯とをフィルタリングするフィルタによって構成され、前記加入者側合分波ユニットが多段接続することで、同一の下り波長バンド帯の中の異なる下り波長がユニット毎に分波され、同一の上り波長バンド帯の中の異なる上り波長がユニット毎に合波されることを特徴とする付記5記載の光伝送方法。
光伝送システムの原理図である。 光伝送システムの構成を示す図である。 使用波長の周波数配置例を示す図である。 加入者グループの増加に対応した光伝送システムの構成を示す図である。 加入者グループが1つ増加した際の波長配置を示す図である。 加入者側合分波ユニットの内部構成を示す図である。 AWGの構成を示す図である。 AWGを用いた際の波長配置例を示す図である。 PONシステムの概要を示す図である。 加入者増加に対応したPONシステムの構成を示す図である。 加入者増加に対応したPONシステムの構成を示す図である。
符号の説明
1 光伝送システム
10−1〜10−n 局装置(OLT)
20−1〜20−m 加入者装置(ONU)
30−1〜30−n 光スプリッタ
40 局側光合分波部
40a 局側合分波ユニット
50 加入者側光合分波部
50a 加入者側合分波ユニット
Fc 共通光ファイバ
G1〜Gn 加入者グループ
λ1〜λn 下り信号
λn+1〜λ2n 上り信号

Claims (5)

  1. 光伝送を行う光伝送システムにおいて、
    加入者グループ毎に異なる下り波長が割り当てられた下り信号を、加入者へ送信する複数の局装置と、
    加入者グループ単位に、前記局装置毎に異なる上り波長が割り当てられた上り信号を、前記局装置へ送信する複数の加入者装置と、
    前記下り信号と前記上り信号を集束し、局と加入者との双方向通信で共有する一芯の共通光ファイバと、
    加入者グループ毎に複数の前記加入者装置を集約し、前記下り信号を加入者グループ毎に前記加入者装置へ分岐する複数の光スプリッタと、
    局側に配置して、前記下り信号の合波及び前記上り信号の分波を行う局側合分波ユニットを含み、合波した前記下り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記上り信号を対応する前記局装置へ送出する局側光合分波部と、
    加入者側に配置して、前記下り信号の分波及び前記上り信号の合波を行う加入者側合分波ユニットを含み、合波した前記上り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記下り信号を対応する前記加入者装置へ、前記光スプリッタを介して送出する加入者側光合分波部と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  2. 加入者が増加した際に新規の加入者グループの増設が必要な場合は、前記局側光合分波部と前記加入者側光合分波部に対して、前記局側合分波ユニットを多段に追加接続し、かつ前記加入者側合分波ユニットを多段に追加接続していくことで、新規加入者グループへの合分波機能を追加して、加入者の増加に応じて伝送すべき光波長を増加させ、既設の前記共通光ファイバのみで、増加した光波長を含めた双方向通信を行うことを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  3. 前記下り信号と前記上り信号とで異なる波長バンド帯を使用し、前記局側合分波ユニットは、前記下り信号で使用する下り波長バンド帯と、前記上り信号で使用する上り波長バンド帯とをフィルタリングするフィルタによって構成され、前記局側合分波ユニットが多段接続することで、同一の下り波長バンド帯の中の異なる下り波長がユニット毎に合波され、同一の上り波長バンド帯の中の異なる上り波長がユニット毎に分波されることを特徴とする請求項2記載の光伝送システム。
  4. 前記下り信号と前記上り信号とで異なる波長バンド帯を使用し、前記加入者側合分波ユニットは、前記下り信号で使用する下り波長バンド帯と、前記上り信号で使用する上り波長バンド帯とをフィルタリングするフィルタによって構成され、前記加入者側合分波ユニットが多段接続することで、同一の下り波長バンド帯の中の異なる下り波長がユニット毎に分波され、同一の上り波長バンド帯の中の異なる上り波長がユニット毎に合波されることを特徴とする請求項2記載の光伝送システム。
  5. ネットワークへの加入者の増減に対応して光伝送を行う光伝送方法において、
    複数の局装置は、加入者グループ毎に異なる下り波長が割り当てられた下り信号を加入者へ送信し、
    複数の加入者装置は、加入者グループ単位に、前記局装置毎に異なる上り波長が割り当てられた上り信号を前記局装置へ送信し、
    前記下り信号と前記上り信号を集束し、局と加入者との双方向通信で共有する一芯の共通光ファイバを設け、
    加入者グループ毎に複数の前記加入者装置を集約し、前記下り信号を加入者グループ毎に前記加入者装置へ分岐する複数の光スプリッタを設け、
    前記下り信号の合波及び前記上り信号の分波を行う局側合分波ユニットを含み、合波した前記下り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記上り信号を対応する前記局装置へ送出する局側光合分波部を局側に配置し、
    前記下り信号の分波及び前記上り信号の合波を行う加入者側合分波ユニットを含み、合波した前記上り信号を前記共通光ファイバへ送出し、分波した前記下り信号を対応する前記加入者装置へ、前記光スプリッタを介して送出する加入者側光合分波部を加入者側に配置し、
    加入者が増加した際に新規の加入者グループの増設が必要な場合は、前記局側合分波ユニットを多段に追加接続し、かつ前記加入者側合分波ユニットを多段に追加接続していくことで、新規加入者グループへの合分波機能を追加して、加入者の増加に応じて伝送すべき光波長を増加させ、既設の前記共通光ファイバのみで、増加した光波長を含めた双方向通信を行うことを特徴とする光伝送方法。
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