JP2006279584A - 光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システム - Google Patents

光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 偏波分散および偏波ロスの補償を容易かつ安価に行なうことが可能な光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 送信局200から受信局100に送信される光信号が伝送路300から受ける偏波分散及び偏波ロスの影響を送信局200で前置補償し、受信局100が光信号を受信したときに伝送路300からの偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされるようにすることにより上記課題を解決する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システムに係り、特に光信号の伝送劣化を補償する光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システムおよび光受信システムに関する。
例えば光通信システムでは、1本の光ファイバで波長の異なる複数のデータを多重する方式であるWDM(Wavelength Division Multiplexing)が利用されている。WDMは、光ファイバの送信側に合波器(波長多重器)、受信側に分波器(波長分離器)を設置して波長の異なる複数の光ビームを搬送波(キャリア)として利用することで、光信号を多重伝送する。
近年、光通信システムでは1波長あたりの変調速度が10GbpsのWDMが実用化されているが、更に伝送容量を拡大するため、1波長あたりの変調速度が40Gbpsや80GbpsのWDMが必要になりつつある。
しかしながら、40Gbpsを超える変調速度の光信号を光ファイバにより伝送させる光通信システムでは、それまであまり問題にならなかった偏波分散(PMD)及び偏波ロス(PML)による光信号の波形の歪みなどの伝送劣化が問題になってくる。
偏波分散は、光信号に波形の歪みを生じさせる。一方、偏波ロスは一般的に、ほとんど問題になることはない。しかしながら、偏波ロスは累積すると、光信号の偏波方向に変動を生じさせる。したがって、発光素子から受光素子に至るまでの光学回路、デバイスの偏波依存性により、光信号はレベルが変動することになる。
従来の光通信システムでは、受信側にPMD/PML補償器を配置して、伝送後の光信号の偏波分散を受信部の前段で補償する方法(例えば、特許文献1参照)、偏波分散を生じさせない特殊な光ファイバに伝送路自体を置き換える方法(例えば、特許文献2参照)等が利用されている。
特開平7−221705号公報 特開平8−54525号公報
図1は、1本の光ファイバで1波長を伝送する光通信システムの一例のシステム構成図である。図1の光通信システムは、端局Aと端局Bとが中継局A及び中継局Bを介して接続されている。端局A及び端局Bは、光信号を送信する光送信システムと光信号を受信する光受信システムとを含む構成である。
端局A及び端局Bの光受信システムには、偏波分散を補償するPMD補償手段と、偏波ロスを補償するPML補償手段(例えば、出力一定制御を行なう光増幅器など)とが設けられている。しかしながら、図1の光通信システムは、受信側で常に偏波状態の変化を計測してPMD補償手段およびPML補償手段を複雑に制御しなければならないという問題があった。
図2は、1本の光ファイバで2波長を伝送する光通信システムの一例のシステム構成図である。図3は、2波長WDM多重装置の一例の構成図である。図1の光通信システムと同様、図2の光通信システムは端局Aと端局Bとが中継局A及び中継局Bを介して接続されている。
端局A及び端局Bは、図3に示した2波長WDM多重装置を含む構成である。2波長WDM多重装置は、受信側に偏波分散および偏波ロスを補償するPMD/PML補償器が各波長毎に設けられている。
しかしながら、図2の光通信システムでは各波長毎のPMD/PML補償器を、所定距離毎に設ける必要がある。しかしながら、1波長あたりの変調速度が40Gbpsや80bpsの光通信システムでは、10Gbpsの光通信システムと比較して、システムコストが経済的でない。したがって、各波長毎のPMD/PML補償器を、所定距離毎に設けることは困難であった。また、伝送路である光ファイバの敷設は、それ以上にコストが掛かるという問題があった。
また、偏波状態が速い速度で変化する場合、光通信システムでは偏波状態の変化に追従して偏波分散および偏波ロスを制御する必要があるため、受信側で各波長毎に偏波状態の変化を計測して、PMD/PML補償器を複雑に制御しなければならないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、偏波分散および偏波ロスの補償を容易かつ安価に行なうことが可能な光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、送信局から受信局に送信される光信号が伝送路から受ける偏波分散及び偏波ロスの影響を送信局で前置補償し、前記受信局が光信号を受信したときに前記伝送路からの偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされることを特徴とする。
本発明は、受信局で光信号を受信するときに偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされるように、送信局で偏波分散及び偏波ロスの前置補償を行なうものである。送信局から受信局に向かって送信された光信号は、偏波分散及び偏波ロスが生じる伝送路を伝搬することで、偏波分散及び偏波ロスの影響を受ける。そこで、本発明は伝送路で生じる偏波分散及び偏波ロスを送信側で予め前置補償しておくことで、送信局から受信局に送信されるときに偏波分散及び偏波ロスの影響を受けると、偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされることになる。
上述の如く、本発明によれば、偏波分散および偏波ロスの補償を容易かつ安価に行なうことが可能な光通信システム、伝送劣化補償方法、光送信システム及び光受信システムを提供できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。図4は、本発明の原理を表した説明図である。伝送路1は、例えば偏波分散及び偏波ロスが生じる導波路である。伝送路1に入射される光信号の偏波方向を一定方向に固定した直線偏波とすれば、光信号は偏波角度に応じて伝搬速度が異なる。
したがって、伝搬速度が最小となる偏波角度と伝搬速度が最大となる偏波角度とを2つの成分として別々に考えれば、光信号は伝送路1を伝搬している間、偏波軸とのずれにより偏波面が回転する。
また、光ファイバの偏心率や、その長軸短軸の直行する角度面は、伝送路1の至る所で一様でなく、ダイナミックに変化するため、伝送路1を伝搬した後の偏波分散および偏波ロスの影響による伝送劣化が、伝送路1へ入射する光信号の偏波角度にも左右される。
しかしながら、複雑な偏波分散の影響による波形の歪みは、図4のように伝送路1の受信端で偏波を90度回転させて反射することにより、送信端に戻ったときにキャンセルされている。光サーキュレータ(光CIR)2及びファラデー回転子3は、偏波を90度回転させて反射する構成の一例である。光サーキュレータ2及びファラデー回転子3は、偏波固定の光ファイバで接続されている。本発明は、図4に示した原理を利用し、偏波分散および偏波ロスの影響による複雑な波形の歪みをキャンセルすることにより、偏波分散および偏波ロスの補償を行なう。
図5は、本発明の原理を説明する為の波形図である。図5において、X軸及びY軸は直交関係にある偏波面を表している。図5(a)は、受信局から送信局に向かって送信される光を表している。図5(b)は、送信局で受信した光を表している。受信局から送信局に向かって送信された図5(a)の光は、偏波分散及び偏波ロスが生じる伝送路を伝搬することにより波形に歪みが生じる。送信局で受信した図5(b)の光は偏波分散及び偏波ロスの影響により偏波面が回転している。
送信局では、図5(b)の光を変調した光信号の偏波を、図5(c)のように90度回転させる。送信局は、図5(c)の光信号を受信局に向かって送信する。図5(d)は受信局で受信した光信号を表している。
送信局から受信局に向かって送信された図5(c)の光信号は、偏波分散及び偏波ロスが生じる伝送路を伝搬することで、受信局から送信局に送信されたときと同様な偏波分散及び偏波ロスの影響により偏波面が回転する。しかしながら、図5(c)の光信号は受信局から送信局に送信されたときに偏波分散及び偏波ロスの影響を受けた図5(b)の光の偏波を90度回転したものである。
したがって、図5(c)の光信号は送信局から受信局に送信されるときに偏波分散及び偏波ロスの影響を受けると、図5(d)の光信号に示したように偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされる。本発明は、受信局で光信号を受信するときに偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされるように、送信局で偏波分散及び偏波ロスの前置補償を行なうものである。本発明の光通信システムでは、各波長毎の偏波分散及び偏波ロスに対する補償を送信局で容易かつ安価に行なうことができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施例では前提として群速度分散の補償を行っているものとする。また、本実施例に示すWDM通信システムは、WDMを利用する光通信システムの一例である。
図6は、本発明による光通信システムの一実施例のシステム構成図である。図6の光通信システムは、受信局(端局A)100と送信局(端局B)200とが、伝送路300を介して接続されている。伝送路300には、必要に応じて中継局が設けられる。
受信局100は、LD光源101,LN変調器102,光CIRまたは光波長フィルタ103,受信部104を含む構成である。送信局200は、光CIRまたは光波長フィルタ201,変調部202を含む構成である。なお、光CIRまたは光波長フィルタ201と変調部202とは、偏波固定の光ファイバ203で接続されている。
受信局100のLD光源101から出力された光は、LN変調器102でパルス(逆送10交番パルス)に変調され、送受信光の分離の為の光CIRまたは光波長フィルタ103を介して伝送路300に出力される。送信局200の変調部202は、送受信光の分離の為の光CIRまたは光波長フィルタ201を介してパルス(受信逆送10交番パルス)を受信し、そのパルスを光信号に変調する。変調部202は、変調した光信号を光CIRまたは光波長フィルタ201経由で伝送路300に出力する。
受信局100の受信部104は、光CIRまたは光波長フィルタ103を介して光信号を受信する。受信部104で受信した光信号は、前述した本発明の原理により、伝送路300の偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされた波形となる。
ところで、送信局200では受信局100から受け取った偏波分散及び偏波ロスによって歪んだ波形のどこが1ビットのパルスを示すのかが分からなければ変調信号(送信するデータ)で変調できない。
図7は、変調部の一例の構成図である。変調部202は、偏波分離器210と、分岐器211,212と、変調器213,214と、偏波直交合波器215と、90度偏波回転器216と、受光素子217,218と、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221とを含む構成である。
偏波分離器210及び偏波直交合波器215は2つの偏光を分離させ、又は直交させて合波するデバイスであり、ブリュースタ効果素子などで構成される。分岐器211,212は光を分岐するデバイスであり、光カップラ(光CPL)などで構成される。分岐器211,212は、1:10など光レベルに応じて比率を自由に設定できる。変調器213,214はマッハツェンダ型LINO3変調器、電界吸収型光変調器等で構成される。受光素子217,218はフォトダイオード等で構成される。
例えば受信局100が各波長の光を逆送10交番パルスに変調して送信局200に送信すると、偏波分離器210は光CIRまたは光波長フィルタ201で分離された受信局100からの受信逆送10交番パルスを受信する。偏波分離器210は、受信した受信逆送10交番パルスを2つの偏光に分離する。偏波分離器210は、分離した受信逆送10交番パルスを、分岐器211,212経由で変調器213,214に送信する。分岐器211,212は、受信した受信逆送10交番パルスを分岐して受光素子217,218に送信する。
受光素子217,218は、受信した受信逆送10交番パルスの光レベルを電気レベルに変換し、その電気レベルをフィルタ219,220に送信する。フィルタ219,220は、受信した電気レベルからクロックを抽出して、変調タイミング位相調整回路221に送信する。変調タイミング位相調整回路221は、受信したクロックに基づいたタイミングで、変調信号を変調器213,214に送信する。
変調器213,214は、偏波分離器210から分岐器211,212経由で受信した受信逆送10交番パルスを、変調タイミング位相調整回路221から受信した変調信号で変調し、光信号として偏波直交合波器215に送信する。偏波直交合波器215は受信した光信号を直交させて合波し、90度偏波回転器216に送信する。90度偏波回転器216は、受信した光信号の偏波を90度回転させる。90度偏波回転器216で偏波が90度回転された光信号は、光CIRまたは波長フィルタ201経由で伝送路300に出力される。
なお、受信局100に含まれる光送信システムは、偏波固定光学回路で構成される。光送信システムにおける偏波の回転は無い。光送信システムは、受信した偏波状態を維持するように設計されている。受信局100から送信される逆送10交番パルス100は、送信部を図8〜図10のような構成とすることで、偏波状態を一定にできる。
図8は、受信局に含まれる送信部の一例の構成図である。図8の送信部は、偏波分離器110と、光強度調整器111,112と、偏波直交合波器113とを含む構成である。光強度調整器111,112は光レベルを調整するデバイスであり、偏波依存性のない例えば電界吸収型光減衰器などで構成される。
偏波分離器110は、受信した逆送10交番パルスを2つの偏光に分離する。偏波分離器110は、2つの偏光に分離した逆送10交番パルスを光強度調整器111,112に送信する。光強度調整器111,112は、逆送10交番パルスの光レベルを調整し、偏波直交合波器113に送信する。偏波直交合波器113は、受信した逆送10交番パルスを直交させて合波したあと、伝送路300に出力する。
図9は、受信局に含まれる送信部の他の例の構成図である。図9の送信部は、一部を除いて図8の送信部の構成と同様であるため、適宜説明を省略する。図9の送信部は、偏波分離器110と、光強度調整器111,112と、偏波直交合波器113と、偏波無依存変調器114とを含む構成である。
偏波分離器110は、例えばLD光源101から出力された光を受信し、その光を2つの偏光に分離する。偏波分離器110は、分離した光を光強度調整器111,112に送信する。光強度調整器111,112は、受信した光のレベルを調整し、偏波直交合波器113に送信する。偏波直交合波器113は、受信した光を直交させて合波したあと、偏波無依存変調器114に送信する。偏波無依存変調器114は、偏波直交合波器113から受信した光を10交番パルス変調信号で変調したあと、伝送路300に出力する。
図10は、受信局に含まれる送信部の他の例の構成図である。図10の送信部は、1方向の偏波面を利用する構成である。図10の送信部は、偏光子115,光強度調整器116を含む構成である。
偏光子115は、受信した逆送10交番パルスを1つの偏光に変えたあと、光強度調整器116に出力する。光強度調整器116は、逆送10交番パルスの光レベルを調整したあと、伝送路300に出力する。例えば受信部104の受光素子に至る光学経路に損失偏波依存性の高いデバイスがある場合は、図10の送信部の構成として、そのデバイスによる損失が最小となる偏波面に合わせて送信することにより、高い効果を得ることができる。
受信局100の送信部を図8〜図10のような構成とすることで、送信局200は伝送路300で生じる偏波分散及び偏波ロスに対応すればよい。また、送信局200の変調部202は、図11又は図12のような構成とすることもできる。
図11は、変調部の他の例の構成図である。図11の変調部202は、一部を除いて図7の変調部202の構成と同様であるため、適宜説明を省略する。図11の変調部202は、偏波分離器210と、分岐器211,212と、変調器213,214と、偏波直交合波器215と、90度偏波回転器216と、受光素子217,218と、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221と,偏波回転器222と,位相差検出器223とを含む構成である。
偏波回転器222は光の偏波面を回転させるデバイスであり、例えばガーネット結晶等に磁界を印加してファラデー効果により偏波面を回転させる。例えば受信局100が各波長の光を逆送10交番パルスに変調して送信局200に送信すると、偏波回転器222は光CIRまたは光波長フィルタ201で分離された受信局100からの受信逆送10交番パルスを受信する。
偏波回転器222は、偏波分離器210で分離する受信逆送10交番パルスの遅延差が最大になるように受信逆送10交番パルスの偏波面を回転する。偏波回転器222で行なう受信逆送10交番パルスの偏波面の回転は位相差検出器223により制御される。偏波分離器210は、偏波面の回転された受信逆送10交番パルスを受信する。偏波分離器210は、2つの偏光に分離した受信逆送10交番パルスを、分岐器211,212経由で変調器213,214に送信する。分岐器211,212は、受信した受信逆送10交番パルスを分岐して受光素子217,218に送信する。
受光素子217,218は、受信した受信逆送10交番パルスの光レベルを電気レベルに変換し、その電気レベルをフィルタ219,220に送信する。フィルタ219,220は、受信した電気レベルからクロックを抽出して、そのクロックを位相差検出器223に送信する。位相差検出器223は、受信したクロックを変調タイミング位相調整回路221に送信する。
また、位相差検出器223は受信したクロックに応じて、偏波分離器210で分離された受信逆送10交番パルスの位相差を検出する。位相差検出器223は、偏波分離器210で分離する受信逆送10交番パルスの遅延差が最大になるように偏波回転器222を制御する。また、変調タイミング位相調整回路221は、受信したクロックに基づいたタイミングで、変調信号を変調器213,214に送信する。
変調器213,214は、偏波分離器210から分岐器211,212経由で受信した受信逆送10交番パルスを、変調タイミング位相調整回路221から受信した変調信号で変調し、光信号として偏波直交合波器215に送信する。偏波直交合波器215は受信した光信号を直交させて合波し、90度偏波回転器216に送信する。90度偏波回転器216は、受信した光信号の偏波を偏波回転器222による偏波面の回転に対して、相対的に90度回転させる。90度偏波回転器216で偏波が90度回転された光信号は、光CIRまたは波長フィルタ201経由で伝送路300に出力される。
図11の変調部202では、偏波分離器210で分離される受信逆送10交番パルスの遅延差が最大となるように、偏波回転器222で受信逆送10交番パルスの偏波面を回転する。したがって、図11の変調部202の構成では、偏波分散による波形の広がりが最大に分離しているものを綺麗に分けることができ、性能が向上する。なお、図11の変調部202では偏波回転器222で偏波を回転したあと、固定された偏波分離器210で受信逆送10交番パルスを分離した場合に、90度偏波回転器216で相対的に90度回転させる必要がある。
図12は、変調部の他の例の構成図である。図12の変調部202は、一部を除いて図7の変調部202の構成と同様であるため、適宜説明を省略する。図12の変調部202は、偏波分離器210と、分岐器211,212と、変調器213,214と、偏波直交合波器215と、90度偏波回転器216と、受光素子217,218と、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221と、光強度調整器224,225と、分岐器226,227と、受光素子228,229と、パワーレベル比率検出比率調整制御回路230とを含む構成である。
偏波分離器210は、受信した受信逆送10交番パルスを2つの偏光に分離して、分岐器211,212経由で変調器213,214に送信する。分岐器211,212は、受信逆送10交番パルスを分岐して受光素子217,218に送信する。
受光素子217,218は、受信逆送10交番パルスの光レベルを電気レベルに変換してフィルタ219,220に送信する。フィルタ219,220は、受信した電気レベルからクロックを抽出して、変調タイミング位相調整回路221に送信する。
また、受光素子217,218は、受信逆送10交番パルスの光レベルから変換した電気レベルをパワーレベル比率検出比率調整制御回路230に送信する。変調タイミング位相調整回路221は、受信したクロックに基づいたタイミングで、変調信号を変調器213,214に送信する。
変調器213,214は受信した受信逆送10交番パルスを変調信号で変調し、光信号として光強度調整器224,225に送信する。光強度調整器224,225は受信した光信号のレベルを調整したあと、分岐器226,227経由で偏波直交合波器215に送信する。なお、光強度調整器224,225で行なう光信号のレベルの調整はパワーレベル比率検出比率調整制御回路230により制御される。
分岐器226,227は、受信した光信号を分岐して受光素子228,229に送信する。受光素子228,229は、受信した光信号のレベルを電気レベルに変換し、その電気レベルをパワーレベル比率検出比率調整制御回路230に送信する。
パワーレベル比率検出比率調整制御回路230は、受光素子228,229から受信した電気レベルに応じて、光強度調整器224,225で行なう光信号のレベルの調整を制御する。
偏波直交合波器215は受信した光信号を直交させて合波し、90度偏波回転器216に送信する。90度偏波回転器216は、受信した光信号の偏波を90度回転させる。90度偏波回転器216で偏波が90度回転された光信号は、光CIRまたは波長フィルタ201経由で伝送路300に出力される。図12の変調部202では、光信号のレベルを調整できるので、偏波ロスを補償することができる。偏波ロスは、一般的に受信局100側で光レベルを一定に制御すればよいが、一波長毎に制御する必要がある。WDM通信システムでは、例えば光増幅器によるトータルパワーレベルの出力一定制御を行っても効果がない。
前述したように、送信局200の変調部202は受信した受信逆送10交番パルスの光波形を電気信号に変換し、その電気信号をフィルタ219,220に送信する。フィルタ219,220は、受信した電気信号からクロックを抽出して変調タイミング位相調整回路221に送信する。
変調タイミング位相調整回路221は、受信したクロックに基づいたタイミングに変調信号の位相を調整したあと、その変調信号を変調器213,214に送信する。変調器213,214では、受信逆送10交番パルスから抽出されたクロックに同期して変調が行われることになる。
もし、受信逆送10交番パルスから抽出されたクロックに同期せずに変調が行われてしまうと、受信局100ではパルス幅の減少が発生する。そこで、受信局100の受信部104は図13のような構成とすることで、パルス幅をモニタし、位相を調整する為の情報を変調部202に送信できる。
図13は、受信局に含まれる受信部104の一例の構成図である。図13の受信部104は、受光素子121と、復調回路122と、パルス幅検出回路123と、クロックタイミング抽出部124と、監視制御信号送信部125とを含む構成である。
受光素子121は、光CIRまたは光波長フィルタ103を介して送信局200からの光信号を受信する。受光素子121は、受信した光信号の光レベルを電気レベルに変換して復調回路122,パルス幅検出回路123およびクロックタイミング抽出部124に送信する。
クロックタイミング抽出部124は、受信した電気レベルからクロックを抽出する。復調回路122は受信した電気レベルを復調し、復調信号(受信したデータ)として出力する。パルス幅検出回路123は、受光素子121から受信した電気レベルと、復調回路122から受信した復調信号とに基づいてパルス幅を検出する。そして、パルス幅検出回路123は検出したパルス幅を監視制御信号送信部125に通知する。
監視制御信号送信部125は、通知されたパルス幅に基づき、位相を調整する為の情報を送信局200の変調部202に送信する。位相を調整する為の情報は、例えば主信号の波長とは異なる波長で波長多重されるSV信号か、主信号のオーバーヘッド(OH)情報に格納して送信局200の変調部202に送信される。
したがって、送信局200の変調部202は受信逆送10交番パルスから抽出されたクロックに同期させて、各波長を変調することができる。この結果、送信局200の変調部202は受信局100の受信部104でパルス幅が最大(RZ符号の場合のデューティ比50%)になるように位相を調整できる。
図14は、対向する端局を含む光通信システムの一実施例のシステム構成図である。図14の光通信システムは、端局100と端局200とが、伝送路300a,300bを介して接続されている。なお、伝送路300a,300bには必要に応じて中継局が設けられる。
端局100,200は、光信号を送信する光送信システムと、光信号を受信する光受信システムとを含む構成である。端局100は、受信部104a,光CIRまたは光波長フィルタ103a,送信部130a,フレーム/OH処理部131aから成る光受信システムと、光CIRまたは光波長フィルタ201b,変調部202b,フレーム/OH処理部240bから成る光送信システムとを含む構成である。
端局200は、受信部104b,光CIRまたは光波長フィルタ103b,送信部130b,フレーム/OH処理部131bから成る光受信システムと、光CIRまたは光波長フィルタ201a,変調部202a,フレーム/OH処理部240aから成る光送信システムとを含む構成である。
送信部130a,130bは、前述した図8〜図10等のように構成される。受信部104a,104bは、図13のように構成される。また、変調部202a,202bは図7,図11,図12のように構成される。なお、図14の光通信システムの構成は、前述した構成の組み合わせであるため、適宜説明を省略する。
図14の光通信システムでは、位相を調整する為の情報が、次にように光受信システムから光送信システムに送信されている。受信部104aは、位相を調整する為の情報をフレーム/OH処理部240bに送信する。フレーム/OH処理部240bは、受信した位相を調整する為の情報をオーバーヘッド情報に格納する。
オーバーヘッド情報に格納された位相を調整する為の情報は、端局200に伝送されたあと、フレーム/OH処理部131bでオーバーヘッド情報から取り出され、変調部202aの変調タイミング位相調整回路221aに送信される。したがって、変調部202aは受信した位相を調整する為の情報を用いることで、端局100の受信部104aでパルス幅が最大になるように位相を調整できる。
受信部104bは、位相を調整する為の情報をフレーム/OH処理部240aに送信する。フレーム/OH処理部240aは、受信した位相を調整する為の情報をオーバーヘッド情報に格納する。
オーバーヘッド情報に格納された位相を調整する為の情報は、端局100に伝送されたあと、フレーム/OH処理部131aでオーバーヘッド情報から取り出され、変調部202bの変調タイミング位相調整回路221bに送信される。したがって、変調部202bは受信した位相を調整する為の情報を用いることで、端局200の受信部104bでパルス幅が最大になるように位相を調整できる。
また、図15は対向する端局を含む光通信システムの他の実施例のシステム構成図である。図15の光通信システムは、一部を除いて図14の構成と同様であるため、適宜説明を省略する。なお、図15の光通信システムではフレーム/OH処理部の図示を省略している。
端局100は、波長フィルタ132a,241bと、監視用波長CH送受信装置133とを設けている点が、図14の端局100と異なる。波長フィルタ132aは、光CIRまたは光波長フィルタ103aと受信部104aとの間に設けられている。波長フィルタ241bは、光CIRまたは光波長フィルタ201bと変調部202bとの間に設けられている。さらに、監視用波長CH送受信装置133は波長フィルタ132aおよび受信部104aと、波長フィルタ241bおよび変調部202bとの間に設けられている。
端局200は、波長フィルタ132b,241aと、監視用波長CH送受信装置134とを設けている点が、図14の端局200と異なる。波長フィルタ132bは、光CIRまたは光波長フィルタ103bと受信部104bとの間に設けられている。波長フィルタ241aは、光CIRまたは光波長フィルタ201aと変調部202aとの間に設けられている。さらに、監視用波長CH送受信装置134は波長フィルタ132bおよび受信部104bと、波長フィルタ241aおよび変調部202aとの間に設けられている。
図15の光通信システムでは、位相を調整する為の情報が、次にように光受信システムから光送信システムに送信されている。受信部104aは、位相を調整する為の情報を監視用波長CH送受信装置133に送信する。監視用波長CH送受信装置133は、受信した位相を調整する為の情報を波長フィルタ241bで光信号に合波する。
光信号に合波された位相を調整する為の情報は、端局200に伝送されたあと、波長フィルタ132bで光信号から取り出され、監視用波長CH送受信装置134経由で変調部202aの変調タイミング位相調整回路221aに送信される。したがって、変調部202aは受信した位相を調整する為の情報を用いることで、端局100の受信部104aでパルス幅が最大になるように位相を調整できる。
受信部104bは、位相を調整する為の情報を監視用波長CH送受信装置134に送信する。監視用波長CH送受信装置134は、受信した位相を調整する為の情報を波長フィルタ241aで光信号に合波する。
光信号に合波された位相を調整する為の情報は、端局100に伝送されたあと、波長フィルタ132aで光信号から取り出され、監視用波長CH送受信装置133経由で変調部202bの変調タイミング位相調整回路221bに送信される。したがって、変調部202bは受信した位相を調整する為の情報を用いることで、端局200の受信部104bでパルス幅が最大になるように位相を調整できる。
図16は、受信部でパルス幅が最大になる位相のイメージ図である。図16(a)はRZ符号の1タイムスロット幅を表す。図16(b)は、偏波分散による波形劣化の様子を表している。図16(c)及び図16(d)は、変調器213,214をON/OFFする最適なタイミングと、分けられた波形とを表している。例えば、本発明の光通信システムでは、図16(c),図16(d)に示すタイミングで変調器213,214のON/OFFを制御することにより、図16(b)に示す波形を綺麗に分けることができる。
図6のシステム構成では、受信局100において送信方向および受信方向の光が同一波長であるため、図17に示すように、送信方向および受信方向の光の成分を光CIRまたは光波長フィルタ103で十分に分離できず、伝送距離が長くなったり、伝送路300の反射により通信ができなくなる場合もある。
図17は、同一波長を利用して通信する場合の限界要素を表した説明図である。受信局100付近の伝送路300で反射が発生すると、受信光と反射戻り光とが足し合わされてしまう。なお、伝送距離が長くなると、受信部104で受信する光信号の受信レベルが小さくなる。このため、受信部104ではデータの識別ができなくなってしまう。
そこで、受信局100から送信する逆送10交番パルスの送信間隔を図18に示すように偏波分散及び偏波ロスの変動に追従できる程度に長くして送信することで、反射戻り光の影響を無くすことができる。図18は、逆送10交番パルスの送信間隔を長くして送信する例を表した説明図である。
また、図19のような構成とすることで、受信部104は逆送10交番パルスの送信間隔を長くして送信することができる。図19は、受信局に含まれる受信部104の他の一例の構成図である。なお、図19の受信部104の構成は、一部を除いて図13の構成と同様であるため、適宜説明を省略する。
図19の受信部104は、受光素子121と、復調回路122と、クロックタイミング抽出部124と、フレーム検出回路126と、アイドルタイミング部127と、パルス送信部128とを含む構成である。
受光素子121は、光CIRまたは光波長フィルタ103を介して送信局200からの光信号を受信する。受光素子121は、受信した光信号の光レベルを電気レベルに変換して復調回路122およびクロックタイミング抽出部124に送信する。
クロックタイミング抽出部124は、受信した電気レベルからクロックを抽出する。復調回路122は受信した電気レベルを復調し、復調信号として出力する。フレーム検出回路126は、復調回路122から受信した復調信号のフレームを検出し、アイドルタイミング部127に通知する。
アイドルタイミング部127は、フレーム検出回路126から通知されるフレームを利用して、予め用意している未使用な時間帯を検出する。アイドルタイミング部127は検出した未使用な時間帯をパルス送信部128に通知する。したがって、パルス送信部128は予め用意している未使用な時間帯を利用して、逆送10交番パルスを送信することができる。
したがって、図19の受信部104の構成では、予め用意している未使用な時間帯に逆送10交番パルスを送信することができるので、予め用意している未使用な時間帯に通信エラーが発生したとしても、他の時間帯の通信に影響を与えることがない。
一般に、SONET等では未使用の空きオーバーヘッド等がある。空きオーバーヘッドの間のエラーは、別に管理されているため、通信に影響がない。SONET等では、管理情報により通常状態を周期的に連続して送信している。この為、SONET等では管理情報の1つが欠落しても管理への影響が少ない。また、SONET等のデジタルラッパー技術はFEC機能を持っているため、上記のような対策でも十分に通信が可能となる。
一方、送信局200では逆送10交番パルスの送信間隔が長くなるため、逆送10交番パルスと同一波長の直流光を発生させる図20のような構成が必要となる。図20は、変調部202の他の例の構成図である。なお、図20の変調部202の構成は、一部を除いて図7の変調部202と同様であるため、適宜説明を省略する。
変調部202は、偏波分離器210と、分岐器211,212と、変調器213,214と、偏波直交合波器215と、90度偏波回転器216と、受光素子217,218と、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221と,位相差検出器223と、光ループ回路231,232とを含む構成である。
変調部202は、光ループ回路231,232と、位相差検出器223とを設けている点が図7の変調部202と異なる。光ループ回路231,232は、分岐器211,212と、変調器213,214との間に設けられている。位相差検出器223は、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221との間に設けられている。
光ループ回路231,232は、送信間隔の長い受信逆送10交番パルスから逆送10交番パルスと同一波長の連続パルス列を生成し、変調器213,214に送信することができる。
また、送信局200は送信間隔の長い逆送10交番パルスを波長変換して、逆送10交番パルスと同一波長の直流光を発生させる図21のような構成としてもよい。図21は変調部202の他の例の構成図である。なお、図21の変調部202の構成は、一部を除いて図7の変調部202と同様であるため、適宜説明を省略する。
変調部202は、偏波分離器210と、分岐器211,212と、変調器213,214と、偏波直交合波器215と、90度偏波回転器216と、受光素子217,218と、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221と、位相差検出器223と、波長変換器233,234とを含む構成である。波長変換器233,234は、例えば四光子混合(FWM)効果などの非線形効果を利用して光の波長を変換するデバイスである。
変調部202は、波長変換器233,234と位相差検出器223とを設けている点が図7の変調部202と異なっている。波長変換器233,234は、分岐器211,212と、変調器213,214との間に設けられている。位相差検出器223は、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221との間に設けられている。
波長変換器233,234は、送信間隔の長い受信逆送10交番パルスを波長変換して逆送10交番パルスと同一波長の連続パルス列を生成し、変調器213,214に送信することができる。図21の変調部202では、図17に示したクロストークを効果的に除去できる。
なお、図21の変調部202では波長変換器233,234を分岐器211,212と変調器213,214との間に設けているが、図22に示すように、変調器213,214と偏波直交合波器215との間に設けてもよい。図22は、変調部202の他の例の構成図である。
前述した光通信システムでは、1波長毎に逆送10交番パルスを受信局100から送信していたが、送信局200の変調部202を図23のような構成とすれば1波長毎に逆送10交番パルスを送信する必要はない。図23は、変調部の他の例の構成図である。
変調部202は、偏波分離器210と、分岐器211,212と、変調器213,214と、偏波直交合波器215と、90度偏波回転器216と、受光素子217,218と、フィルタ219,220と、変調タイミング位相調整回路221と、位相差検出器223と、波長変換器233,234と、分岐器235,236とを含む構成である。
第1に、変調部202は分岐器235,236を分岐器211,212と波長変換器233,234との間に設けている点が図21の変調部202と異なっている。第2に、変調部202は波長毎に、波長変換器233,234と、変調器213,214と、偏波直交合波器215と、90度偏波回転器216と、変調タイミング位相調整回路221とが設けられている点が図21の変調部202と異なっている。
図23の変調部202は、受信した受信逆送10交番パルスを偏波分離器210で分離したあと、分岐器235,236で各波長毎の受信逆送10交番パルスを生成することができる。
なお、受信逆送10交番パルスは、図24に示すように2つの波長を利用することもできる。図24は2つの波長を利用する受信逆送10交番パルスのイメージ図である。図24では、波長λs1,λs2の受信逆送10交番パルスを表している。例えば2つの受信逆送10交番パルスを所定の比率で合波して得られる光波形を各波長の受信逆送10交番パルスに変換することにより、波長依存性をキャンセルできる。
図25は、波長依存性をキャンセル可能な送信局の構成を表した説明図である。送信局は、偏波解析部250,251と、光強度調整器252〜255と、位相差処理部256と、位相制御器257,258と、合波器259,260と、光強度調整器261,262と、変調部263とを含む構成である。
例えば受信局100が2つの波長の光を逆送10交番パルスに変調して送信局200に送信すると、偏波解析部250,251は受信局100から波長λs1,λs2の受信逆送10交番パルスを受信する。
図26は、偏波解析部の一例の構成図である。偏波解析部250,251は、偏波分離器270と、分岐器271,272と、受光素子273,274と、フィルタ275,276と、位相差検出器277とを含む構成である。
偏波分離器270は、受信した受信逆送10交番パルスを2つの偏光に分離する。偏波分離器270は、分離した受信逆送10交番パルスを、分岐器271,272経由で図25の光強度調整器252〜255に送信する。分岐器271,272は、受信した受信逆送10交番パルスを分岐して受光素子273,274に送信する。
受光素子273,274は、受信した受信逆送10交番パルスの光レベルを電気レベルに変換し、その電気レベルをフィルタ275,276に送信する。フィルタ275,276は、受信した電気レベルからクロックを抽出して、位相差検出器277に送信する。位相差検出器277は、偏波分離器270で分離した2つの偏光の位相差を検出して位相情報として図25の位相差処理部256に通知する。
図25に戻り、光強度調整器252は逆送10交番パルスの光レベルを調整し、その逆送10交番パルスを位相制御器257経由で合波器259に送信する。なお、位相制御器257は位相差処理部256の制御により逆送10交番パルスの位相を制御する。光強度調整器252は、逆送10交番パルスの光レベルを調整し、その逆送10交番パルスを合波器259に送信する。合波器259は、受信した逆送10交番パルスを合波し、光強度調整器261経由で変調部263に送信する。
一方、光強度調整器254は逆送10交番パルスの光レベルを調整し、その逆送10交番パルスを位相制御器258経由で合波器260に送信する。なお、位相制御器258は位相差処理部256の制御により逆送10交番パルスの位相を制御する。光強度調整器255は、逆送10交番パルスの光レベルを調整し、その逆送10交番パルスを合波器260に送信する。合波器260は、受信した逆送10交番パルスを合波し、光強度調整器262経由で変調部263に送信する。
なお、位相差処理部256は偏波解析部250,251で分離された波長λs1,λs2の受信逆送10交番パルスを合波器259,260で合波できるように、位相制御器257,258を制御する。
図27は、変調部263の一例の構成図である。図27の変調部263は、波長変換器281,282と、変調器283,284と、偏波直交合波器285と、90度偏波回転器286と、変調タイミング位相調整回路287とを含む構成である。
変調器283,284は、波長変換器281,282経由で、光強度調整器261,262から受信逆送10交番パルスを受信する。また、変調器283,284は変調タイミング位相調整回路287から変調信号を受信する。変調器283,284は、受信した変調信号で受信逆送10交番パルスを変調したあと、光信号として偏波直交合波器285に送信する。偏波直交合波器285は受信した光信号を直交させて合波し、90度偏波回転器286に送信する。90度偏波回転器286は、受信した光信号の偏波を90度回転させる。90度偏波回転器286で偏波が90度回転された光信号は、伝送路300に出力される。
なお、変調部263は図28のような構成としてもよい。図28は、変調部263の他の例の構成図である。図28の変調部263は、波長変換器281,282が変調器283,284の前段ではなく後段に設けられている点で、図27の変調部263と異なっている。
すなわち、2つの波長λs1,λs2から図26の偏波解析部250,251の構成により得られた2つの直交する偏波面の波形の波長λを波長λs1,λs2の線形関係とみなすと、以下の式(1)で表せる。なお、k,k−1の割合で得られる位相情報を足し合わし、又は偏波光を合成することで、波長依存性はキャンセルされる。
λ=k(λs2−λs1)+λs1・・・(1)
波長λs1,λs2を合波する際に波長の差により発生するビート変動を除去する為には得られた光出力に対して光強度調整器により、以下の式(2)のビート周波数に相当する成分をカットするように調整した出力一定制御帰還を掛ければよい。図25では、波長変換した光を生成する際の元になる波長は2波長であり、この光電界強度の和に比例した光波形で波長を生成する必要がある為、波長変換に非線形効果であるFWMを利用したものを用いるようにしてもよい。
C/λs1−C/λs2=Δf・・・(2)
また、図29に示すように、波長λs1,λs2の一方を波長変換器264,265で波長変換することにより、同じ周波数として合波器259,260に入力するようにしてもよい。図29は波長依存性をキャンセル可能な送信局の他の例の構成図である。図25及び図29に示した構成は波長数の増加に伴い規模が大きくなる傾向にあるため、図30のように波長変換器を多用しない構成としてもよい。
図30は、波長依存性をキャンセル可能な送信局の他の例の構成図である。図30の構成は、偏波解析部250,251の構成および出力に特徴がある。図31は、偏波解析部250,251の一例の構成図である。図31の偏波解析部250,251は、図26の構成に、多波長光源290と、光ゲート291,292と、偏光子293,294と、波長分離器295,296とが追加されている。
多波長光源290は、図32のように構成できる。図32は、多波長光源290の一例の構成図である。多波長光源290は、受光した光波形をそのまま各波長の波形に強度変調できる高速に応答する光ゲート297によって実現できる。また、多波長光源290は図33,図34のような構成でも実現できる。
なお、本発明を適用した端局の構成は図35,図36のようになる。また、本発明を適用した中継局の構成は図37,図38のようになる。本発明によれば、既存の光ファイバで40Gbps以上の変調信号を送信する光通信システムの実現において最も問題となる偏波分散および偏波ロスの問題を経済的に解決できる。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
送信局から受信局に送信される光信号が伝送路から受ける偏波分散及び偏波ロスの影響を送信局で前置補償し、前記受信局が光信号を受信したときに前記伝送路からの偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされることを特徴とする光通信システム。
(付記2)
前記送信局は、前記受信局から受信した光を変調信号で変調し、変調により生成された光信号の偏波を90度回転させて前記受信局に送信することを特徴とする付記1記載の光通信システム。
(付記3)
前記送信局は、前記受信局から受信した光を2つの偏光に分離する前に、前記偏光の遅延差が最大となるように前記受信局から受信した光の偏波を回転する偏波回転手段を設けたことを特徴とする付記1記載の光通信システム。
(付記4)
前記送信局は、前記受信局から受信した光を2つの偏光に分離したあと、前記2つの偏光のレベルを別々に調整する光強度調整手段を設けたことを特徴とする付記1記載の光通信システム。
(付記5)
前記送信局が前記受信局から受信した光はパルス信号であり、前記パルス信号が送信されている送信期間よりも前記パルス信号が停止している停止期間の方が長いことを特徴とする付記2乃至4何れか一項記載の光通信システム。
(付記6)
前記送信局は、前記送信期間に受信局から送信されたパルス信号に基づき前記停止期間中のパルス信号を生成することを特徴とする付記5記載の光通信システム。
(付記7)
前記送信局は、前記受信局から受信した光を複数に分岐し、分岐した光から波長の異なる複数の光を生成して、波長分割多重通信に用いることを特徴とする付記1記載の光通信システム。
(付記8)
前記送信局が前記受信局から受信した光は、複数の波長を利用して前記受信局から前記送信局に伝送されることを特徴とする付記1記載の光通信システム。
(付記9)
送信局から受信局に送信される光信号が伝送路から受ける偏波分散及び偏波ロスの影響を送信局で前置補償するステップと、
前記送信局から受信局に送信される光信号が前記伝送路から偏波分散及び偏波ロスの影響を受けるステップと、
前記受信局が、前記伝送路からの偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされた光信号を受信するステップと
を有することを特徴とする伝送劣化補償方法。
(付記10)
受信局に光信号を送信する光送信システムであって、
前記受信局から送信された光を変調信号で変調して光信号を出力する手段と、
前記光信号の偏波を90度回転させて前記受信局に送信する手段と
を有することを特徴とする光送信システム。
(付記11)
送信局から光信号を受信する光受信システムであって、
光源からの光を2つの偏光に分離する手段と、
前記2つの偏光のレベルを別々に調整する手段と、
前記レベルを調整した後の前記2つの偏光を合波して、送信局に送信する手段と
を有することを特徴とする光受信システム。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1本の光ファイバで1波長を伝送する光通信システムの一例のシステム構成図である。 1本の光ファイバで2波長を伝送する光通信システムの一例のシステム構成図である。 2波長WDM多重装置の一例の構成図である。 本発明の原理を表した説明図である。 本発明の原理を説明する為の波形図である。 本発明による光通信システムの一実施例のシステム構成図である。 変調部の一例の構成図である。 受信局に含まれる送信部の一例の構成図である。 受信局に含まれる送信部の他の例の構成図である。 受信局に含まれる送信部の他の例の構成図である。 変調部の他の例の構成図である。 変調部の他の例の構成図である。 受信局に含まれる受信部の一例の構成図である。 対向する端局を含む光通信システムの一実施例のシステム構成図である。 対向する端局を含む光通信システムの他の実施例のシステム構成図である。 受信部でパルス幅が最大になる位相のイメージ図である。 同一波長を利用して通信する場合の限界要素を表した説明図である。 逆送10交番パルスの送信間隔を長くして送信する例を表した説明図である。 受信局に含まれる受信部の他の一例の構成図である。 変調部の他の例の構成図である。 変調部の他の例の構成図である。 変調部の他の例の構成図である。 変調部の他の例の構成図である。 2つの波長を利用する受信逆送10交番パルスのイメージ図である。 波長依存性をキャンセル可能な送信局の構成を表した説明図である。 偏波解析部の一例の構成図である。 変調部の一例の構成図である。 変調部の他の例の構成図である。 波長依存性をキャンセル可能な送信局の他の例の構成図である。 波長依存性をキャンセル可能な送信局の他の例の構成図である。 偏波解析部の一例の構成図である。 多波長光源の一例の構成図である。 多波長光源の他の例の構成図である。 多波長光源の他の例の構成図である。 本発明を適用した端局の一例の構成図である。 本発明を適用した端局の他の例の構成図である。 本発明を適用した中継局の一例の構成図である。 本発明を適用した中継局の他の例の構成図である。
符号の説明
1 伝送路
2 光サーキュレータ(光CIR)
3 ファラデー回転子
100 受信局(端局A)
101 LD光源
102 LN変調器
103,201 光CIRまたは光波長フィルタ
104 受信部
110 偏波分離器
111,112 光強度調整器
113 偏波直交合波器
200 送信局(端局B)
202 変調部
203 偏波固定の光ファイバ
210 偏波分離器
211,212 分岐器
213,214 変調器
215 偏波直交合波器
216 90度偏波回転器
217,218 受光素子
219,220 フィルタ
221 変調タイミング位相調整回路
300 伝送路

Claims (10)

  1. 送信局から受信局に送信される光信号が伝送路から受ける偏波分散及び偏波ロスの影響を送信局で前置補償し、前記受信局が光信号を受信したときに前記伝送路からの偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされることを特徴とする光通信システム。
  2. 前記送信局は、前記受信局から受信した光を変調信号で変調し、変調により生成された光信号の偏波を90度回転させて前記受信局に送信することを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  3. 前記送信局は、前記受信局から受信した光を2つの偏光に分離する前に、前記偏光の遅延差が最大となるように前記受信局から受信した光の偏波を回転する偏波回転手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  4. 前記送信局は、前記受信局から受信した光を2つの偏光に分離したあと、前記2つの偏光のレベルを別々に調整する光強度調整手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  5. 前記送信局が前記受信局から受信した光はパルス信号であり、前記パルス信号が送信されている送信期間よりも前記パルス信号が停止している停止期間の方が長いことを特徴とする請求項2乃至4何れか一項記載の光通信システム。
  6. 前記送信局は、前記送信期間に受信局から送信されたパルス信号に基づき前記停止期間中のパルス信号を生成することを特徴とする請求項5記載の光通信システム。
  7. 前記送信局は、前記受信局から受信した光を複数に分岐し、分岐した光から波長の異なる複数の光を生成して、波長分割多重通信に用いることを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  8. 送信局から受信局に送信される光信号が伝送路から受ける偏波分散及び偏波ロスの影響を送信局で前置補償するステップと、
    前記送信局から受信局に送信される光信号が前記伝送路から偏波分散及び偏波ロスの影響を受けるステップと、
    前記受信局が、前記伝送路からの偏波分散及び偏波ロスの影響がキャンセルされた光信号を受信するステップと
    を有することを特徴とする伝送劣化補償方法。
  9. 受信局に光信号を送信する光送信システムであって、
    前記受信局から送信された光を変調信号で変調して光信号を出力する手段と、
    前記光信号の偏波を90度回転させて前記受信局に送信する手段と
    を有することを特徴とする光送信システム。
  10. 送信局から光信号を受信する光受信システムであって、
    光源からの光を2つの偏光に分離する手段と、
    前記2つの偏光のレベルを別々に調整する手段と、
    前記レベルを調整した後の前記2つの偏光を合波して、送信局に送信する手段と
    を有することを特徴とする光受信システム。
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