JP2006279347A - ネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法、プログラム、およびコンピュータシステム - Google Patents

ネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法、プログラム、およびコンピュータシステム Download PDF

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Abstract

【課題】システム初期化時における状態変更通知(RSCN)の集中に際してもこれに有効に対応してFCスイッチの負担増を軽減し装置全体の応答の遅れを排除し得るネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法,そのプログラムおよびこれを利用したコンピュータシステムを提供すること。
【解決手段】大規模情報システムの初期化中に各チャネルのネットワークへの接続時に出力される状態変更通知が受信された場合に、その確認処理を一時的に保留し、大規模情報システムの初期化後に当該確認処理を順次実行するようにしたこと。タイマの設定値をチャネル毎に差をつけて設定するようにしたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大規模情報システムに係り、特に、大規模情報システムの初期化時にノード装置)若しくはチャネル)の追加/削除など、ネットワークトポロジに変更があった場合、この変更を知らせる状態変更通知を登録済みの総てのノード装置に対して送信し、この状態変更通知を受け取った各ノード装置がネットワーク接続構成情報を保管するサーバに照会することによって、各ノード装置がネットワーク接続構成情報を入手できるようにしたネットワークに関し、更には、このようなネットワークを構成するノード装置の一斉起動時に発生する多数の状態変更通知を各ノード装置が処理する技術に関する。
大規模情報システムにかかるネットワークとしては、例えば、ANSI(米国規格協会)のX3T11作業グループが規格化したファイバチャネル(「FC」と略記する)によるネットワークが周知である。ファイバチャネルは、コンピュータ/ノード間通信のための高速全二重通信技術である。
図7に、通常の情報処理システム(大規模情報システム)としてのファイバチャネルネットワーク(以下「FCネットワーク」という)の構成を示す。この図7において、情報処理システム(大規模情報システム)としてのFCネットワーク200は、複数のノード装置101,102,……10Sと、複数のディスク装置(ディスク)301,302,……30Mと、各ノード装置101〜10Sとディスク装置301〜30MがファイバチャネルFC1 〜FCnを介して接続されるFCスイッチ網(「ファブリック」とも称する)20とを備えた構成となっている。各ノード装置101〜10Sは、PC(パーソナルコンピュータ)やサーバなどのコンピュータ又はコンピュータベースの装置である。ノード装置101〜10Sは、図示しない種々の網要素ともにLAN(構内ネットワーク)やインターネット等のコンピュータネットワーク100を構成する。
ここで、FCスイッチ網20は、単一のFCスイッチでも良いし、複数のFCスイッチのネットワークでもよい。FCスイッチ網20から見ればディスク装置301〜30Mもノードであり、このため、FCスイッチ網20は、ディスク装置301〜30Mも含めた任意のノード間の通信を可能とする。FCスイッチ網20には、FCネットワーク200の主要部を構成するノードに関する情報のデータベースを保持し且つ管理するFCスイッチ(ネームサーバ)22が含まれる。
図7に例示したFCネットワーク200は、ディスク装置301〜30Mを含む、いわゆるストーレジエリアネットワークである。ストーレジエリアネットワークには、例えば、多数のディスク装置をグループ化し、各ノードに、そのノードに関係するグループのディスク装置のみを認識させるようにして、ノード起動時の認識時間の短縮と起動傷害の回避を実現したものもある(特許文献1参照)。
このようなFCネットワーク200においては、各ノード101,102,……10Sは、次のような手順で他のノードと通信を開始する。
即ち、各ノード101〜10Sは、事前に、(1)ポートアドレスの動的割り当てを受け(ファブリック・ログイン(FLOGIと記す))、且つ(2)サポートするサービス・クラスなどをネームサーバ22に登録(ポート・ログイン(PLOGIと記す))し、その後、(3)通信先のデバイスに対してもポート・ログインを行う。これによって、通信を確立する。
FCネットワーク200においては、ノード装置101〜10S又はディスク装置301〜30Mの追加/削除など、ファブリックのトポロジに変更があった場合、状態変更通知(RSCN:Remote State Change Notification)を、上記の登録(FLOGIとPLOGI)を済ませた総てのノード装置101〜10S及びディスク装置301〜30mに対して送信する。この状態変更通知(RSCN)を受け取ったノード装置101〜10Sは、ネームサーバ22に問い合わせることによって、ネットワークの接続構成情報を得てどのデバイスに変更が生じたのかを知ることができる。
ここで、上述した図7(従来例)におけるFCネットワーク200の初期化時における動作について説明する。図8に、この場合のFCネットワーク200におけるノード装置101,102,……10Sを、この順に次々と起動する場合の各要素の動作および情報の流れを示す。
この図8において、まず、ファイバチャネルFC1がFCネットワーク200に接続されると、状態変更通知(RSCN)がM台のディスク装置301〜30mに送られる。次に、ファイバチャネルFC2が200に接続されると、既にFCスイッチ網20に接続されているM台のディスク装置301〜30mとファイバチャネルFC1にRSCNを送信し、FC2が接続されたことを通知する。FC2は、このRSCNを受信して、接続構成の確認を実施するが、接続デバイスの構成に変化はないので初期化のときに取得したデバイス情報と同じ情報を取得することになる。
次のファイバチャネルFC3の初期化でも同じように処理されて、既にFCスイッチ網20に接続済みであるm台のディスク装置301〜30m、FC1およびFC2に対してRSCNが送信される。このようにS台のノード装置101〜10Sを順に起動していくと、FC1は「nー1」のRSCNを、FC2は「nー2」のRSCNを,……,FCnは「0」のRSCNを、それぞれ受信し、同数のネームサーバ22への照会により接続構成確認が行われることとなる。
特開2003ー241900号公報(段落0006、図2)
このように、上記従来例にあっては、FCスイッチ網20に接続しているファイバチャネルの数が多いほど、情報処理システムのシステム初期化においてはネームサーバ22に接続構成の確認処理が集中するため、FCスイッチの負担が激増し、そのために応答が遅れるなどの不都合が生じていた。
本発明は、かかる上記従来例の有する不都合を改善し、システム初期化時における状態変更通知(RSCN)の集中に際しても、これに有効に対応してFCスイッチの負担増を軽減すると共に、装置全体の応答の遅れを排除し得るネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法,そのプログラムおよびこれを利用したコンピュータシステムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、複数のノード装置で構成される大規模情報システムの初期化時に、ネットワークトポロジ内の状態変更通知がネットワークスイッチ網から各チャネル毎に対応するノード装置および接続デバイスに出力され、これを受信した各ノード装置がサーバに接続構成情報の紹介を行うように構成されたネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法において、前述した大規模情報システムの初期化中、各チャネルのネットワークへの接続時に出力される状態変更通知を受信した場合にその確認処理を一時的に保留し、前記大規模情報システムの初期化後に当該確認処理を順次実行するようにした(請求項1)。この場合、前述した大規模情報システムの初期化後になされる確認処理は、前述したチャネル毎に時間差を設けて当該状態変更通知の受信による接続デバイスの確認処理を実行するようにしてもよい(請求項2)。
又、本発明では、ネットワークトポロジに変更があった場合、当該変更にかかる状態変更通知をネットワークスイッチ網から登録済みの総てのノード装置に対して送信し、各ノード装置が当該状態変更通知の受信に応じてネットワーク接続構成情報を保管するサーバに対して接続構成情報照会を行うネットワークであって、該ネットワークを構成する複数のノード装置を初期化するシステム初期化の際に各ノード装置が前記ネットワークへのチャネル(以下「当該チャネル」と称する)を制御する方法を提供する。このネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法は、システム初期化の最中に前述した状態変更通知を受信した場合、対応する接続構成情報照会を行わず、状態変更通知の受信があったか否かを示すフラグをセットの状態に保つフラグ管理ステップと、システム初期化が終了した後、前記フラグがセットの状態である場合に接続構成情報の照会を行う照会ステップとを含むことを特徴とする(請求項3)。この方法によれば、不要な接続構成情報照会が回避されるので、サーバおよびネットワークスイッチ網の処理負担が軽減する。
更に、本発明にかかるチャネル制御方法では、前述したフラグ管理ステップが、通常のチャネル初期化を行った後で前述したシステム初期化の最中である場合に当該チャネルに割り当てられたタイマを起動するステップと、システム初期化の最中に状態変更通知を受信した場合に前述したタイマを再起動するステップを含み、又、前述した情報照会ステップが、前述したタイマが満了し且つ前記フラグがセットの状態である場合に作動し前述した接続構成情報の照会を行うステップを含むことを特徴とする(請求項4)。このようにしても前述した請求項3の場合と同様の効果が得られる。
ここで、前述したタイマの設定値を前述したシステム初期化に要する時間より大きい値に設定するステップをさらに含むようにしてもよい(請求項5)。この方法によれば、タイマのタイムアウトに伴う処理を減らすことができノード装置の制御部の負担を軽減することができる。
又、本発明にかかるチャネル制御方法では、各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート又は各チャネルの前記ネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに対し、それぞれ固有の遅延時間を設定するステップと、前述したタイマの設定値をシステム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された前記遅延時間との和に相当する値に設定するステップとをさらに含むことを特徴とする(請求項6)。この方法によれば、各チャネルによる接続構成情報照会が同時に発生しないので、サーバおよびネットワークスイッチ網へのアクセスの殺到を防ぐことができる。
ここで、前述した各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート又は各チャネルの前記ネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに連続番号を設定するステップと、前記タイマの設定値を、システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定されるか又は関係付けられた前記連続番号に単位時間を乗じた値との和に相当する値に設定するステップをさらに含む構成としてもよい(請求項7)。この方法によれば、接続構成情報照会が一定の間隔で行われるので、各チャネルによる接続構成情報照会が同時に発生することなく、サーバ及びネットワークスイッチ網へのアクセスの殺到を防ぐことができる。
更に本発明のチャネル制御方法では、前記ネットワークスイッチ網が単一のスイッチからなり、各チャネルが接続された前記単一のスイッチの側のポートに対し、それぞれ固有の遅延時間を設定するステップと、前記タイマの設定値を、前記システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された前記遅延時間との和に相当する値に設定するステップとを含むとしてもよい(請求項8)。この方法によれば、各ノード装置のチャネルIDが同じであっても、各チャネルに固有の遅延時間を設定することができる。
以上述べた本発明のチャネル制御方法は、前記チャネルがファイバチャネルであり、前記ネットワークがファイバチャネルネットワークであり、前記ネットワークスイッチ網がFCスイッチのネットワークである場合にも適用可能である(請求項9)。即ち、本発明のチャネル制御方法をFCネットワークに接続可能なノード装置に対しても適用可能となる。
ここで、本発明にかかるチャネル制御方法においては、前述したフラグ管理ステップと照会ステップは、前述したシステム初期化の最中であるか否かを示すフラグを参照するステップを含むように構成してもよい(請求項10)。更に、本発明では、上述のチャネル制御方法により前述した各ステップを各ノード装置の制御部に実行させるコードシーケンスからなるプログラムを提供する(請求項11)。このプログラムを上述したノード装置で実行することにより、上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
又、本発明にかかるコンピュータシステムは、チャネル接続等によってネットワークトポロジに変更があった場合、この変更にかかる状態変更通知をネットワークスイッチ網から登録済みの総てのノード装置に対して送信され、各ノード装置が前記状態変更通知の受信に応じて、ネットワーク接続構成情報を保管するサーバに対して接続構成情報の照会を行うネットワークを構成する多数のノードの1つとなり得るように構成した。更に、このコンピュータシステムは、各ノード装置が、前述したネットワークとの通信を可能とする少なくとの1つのチャネルの各々に対応したポート手段と、多数のノードの少なくとも一部のノードを初期化するシステム初期化の最中に前述した状態変更通知を受信した場合にその接続構成情報照会を行わずに状態変更通知の受信があったか否かを示すフラグをセットの状態に保つフラグ管理手段と、システム初期化が終了した後、前述したフラグがセットの状態である場合に接続構成情報の照会を行う情報照会手段とを含む構成とした(請求項12)。
更に、本発明にかかるコンピュータシステムは、チャネル接続等によってネットワークトポロジに変更があった場合、当該変更にかかる状態変更通知をネットワークスイッチ網から登録済みの総てのノード装置に対して送信し、各ノード装置が前記状態変更通知の受信に応じてネットワーク接続構成情報を保管するサーバに接続構成情報照会を行うネットワークを構成する多数のノード装置の1つとなり得るように構成した。更に前述したネットワークとの通信を可能とする少なくとも一つのチャネルについてシステム初期化の最中に当該チャネルを介して少なくとも一つの状態変更通知を受信した場合に,前記システム初期化が終了した後に少なくとも一つの状態変更通知に対して接続構成情報の照会を一回行う情報照会手段を含むことようにした(請求項13)。この構成によれば、不要な接続構成情報照会が回避されるので、サーバおよびネットワークスイッチ網の処理負担が軽減する。
又本発明にかかるコンピュータシステムは、前述したフラグ管理手段が、通常のチャネル初期化を行った後にシステム初期化の最中である場合に当該チャネルに割り当てられたタイマを起動する起動タイミング設定機能と,システム初期化の最中に状態変更通知を受信した場合に前記タイマを再起動する再起動タイミング設定機能とを含み、前述した照会手段が、前記タイマが満了し且つ前記フラグがセットの状態である場合に前述した接続構成情報照会を行う照会タイミング設定機能とを備えた構成とした(請求項14)。この構成によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
ここで、前述したタイマの設定値を、システム初期化に要する時間より大きい値としてもよい(請求項15)。この構成によれば、タイマのタイムアウトに伴う処理を減らすことができノード装置の制御部の負担を軽減することができる。
更に、本発明にかかるコンピュータシステムにおいては、各ノード装置の前述したフラグ管理手段が、各チャネル,各チャネルのノード側の前記ポート手段又は各チャネルの前述したネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに対してそれぞれ固有の遅延時間を設定する遅延時間設定機能と、前記タイマの設定値をシステム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された前記遅延時間との和に相当する値に設定する遅延時間合算機能とを含む構成としてもよい(請求項16)。この構成によれば、各チャネルによる接続構成情報照会が同時に発生しないので、サーバおよびネットワークスイッチ網へのアクセスの殺到を防ぐことができる。
又、本発明にかかるコンピュータシステムにおいては、各ノード装置の前述したフラグ管理手段が、各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート又は各チャネルの前述したネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに連続番号を設定すると共に、前記各タイマの設定値をシステム初期化に要する時間と当該チャネルに設定されるか又は関係付けられた前記連続番号に単位時間を乗じた値との和に相当する値に設定する機能を構成としてもよい(請求項17)。この構成によれば、接続構成情報照会が一定の間隔で行われるので、各チャネルによる接続構成情報の照会が同時に発生することなく、サーバおよびネットワークスイッチ網へのアクセスの殺到を防ぐことができる。
ここで、前述したネットワークスイッチ網を単一のスイッチからなり、前記各ノード装置が、各チャネルが接続された前記単一のスイッチの側のポートに対し、それぞれ固有の遅延時間を設定する手段と、前記タイマの設定値を前述したシステム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された遅延時間との和に相当する値に設定する手段とをさらに含むように構成してもよい(請求項18)。この構成によれば、各ノード装置のチャネルIDが同じであっても、各チャネルに固有の遅延時間を設定することができる。
又、本発明にかかるコンピュータシステムは、前述したチャネルがファイバチャネルであり、前述したネットワークがファイバチャネルネットワークであり、前述したネットワークスイッチ網がファイバチャネルスイッチのネットワークで構成するようにしてもよい(請求項19)。これにより、本発明にかかるチャネル制御方法をファイバチャネルネットワークに接続可能なノード装置に対しても適用可能となる。
ここで、前述したコンピュータシステムは、前述したフラグ管理手段と照会手段とが、システム初期化の最中であるか否かを示すフラグを参照するフラグ参照機能を備えた構成としてもよい(請求項20)。
本発明によれば、ネットワークの各ノードを初期化するシステム初期化時において出力されるRSCNに対する接続構成確認動作を、システム初期化後に実行するようにしたので、システム初期化中に接続デバイスの確認処理を実行することがなくなり、これがため、ネームサーバ、ひいてはFCスイッチに与える負荷を大幅に軽減することができる。同時に、システム初期化後において各ノードによる接続構成確認動作が同時に起こらないようにしたので、ネームサーバやファイバチャネルスイッチ網へのアクセスの集中を有効に回避することができる。
≪第1の実施形態≫
以下、本発明の第1の実施形態を添付図面により詳細に説明する。
この第1の実施形態における情報処理システム(大規模情報システム)としてのファイバチャネルネットワークは、前述したファイバチャネルネットワーク(FCネットワーク:図7参照)の場合と同様に、複数のノード装置(ノード)10と、複数のディスク装置(ディスク)と、各ノード装置とディスク装置がファイバチャネルを介して接続されるFCスイッチ網(「ファブリック」とも称する)20とを備えた構成となっている。ここで、各ノード装置10は、PC(パーソナルコンピュータ)やサーバなどのコンピュータ又はコンピュータベースの装置である。そして、ノード装置10は、前述した図7の場合と同様に図示しない種々の網要素と共にLAN(構内ネットワーク)やインターネット等のコンピュータネットワークを構成している。
図1に、ノード装置10の一例を示す。このノード装置10はコンピュータシステムの一部として機能する。このノード装置10は、本実施形態では、チャネル接続等によってネットワークトポロジに変更があった場合に当該変更にかかる状態変更通知がネットワークスイッチ網から登録済みの総てのノード装置に対して送信され、この各ノード装置が前記状態変更通知の受信に応じてネットワーク接続構成情報を保管するサーバに対して接続構成情報の照会を行う多数のノード装置の1つとなり得る機能を備えている。
このノード装置10は、多数のノード装置の少なくとも一部のノード装置を初期化するシステム初期化の最中に前述した状態変更通知を受信した場合に作動して前述した接続構成情報の照会を行わずに当該状態変更通知の受信があったか否かを示すフラグをセットの状態に保つフラグ管理手段と、システム初期化が終了した後であってフラグがセットの状態である場合に作動して前述した接続構成情報の照会を行う情報照会手段とを備えた構成となっている。このため、上記フラグ管理手段と情報照会手段とが有効に機能してシステム初期化時の不要な接続構成情報の照会が回避されるので、サーバおよびネッとワークスイッチ網の処理負担が軽減され、FCネットワークの高速処理動作が有効に維持されることとなる。
更に、前述した各ノード装置10のフラグ管理手段は、通常のチャネル初期化を行った後で且つシステム初期化の最中である場合に作動して当該チャネルに割り当てられたタイマを起動する起動タイミング設定機能と、システム初期化の最中に前述した状態変更通知を受信した場合に作動してタイマを再起動する再起動タイミング設定機能とを備えている。又ノード装置10の情報照会手段は、タイマが満了し且つ前述したフラグがセットの状態の場合に作動して前述した接続構成情報の照会を行う照会タイミング設定機能を備えた構成となっている。ここで、ノード装置10のフラグ管理手段と情報照会手段は、システム初期化の最中であるか否かを示すフラグを参照するフラグ参照機能を備えた構成としてもよい。
そして、上記各ノード装置10は、FCネットワーク等の大規模情報システムの初期化中に各チャネルのネットワークへの接続時に出力される状態変更通知が受信された場合に、その確認処理を一時的に保留し、当該大規模情報システムの初期化後に当該確認処理を順次実行するように構成した。更に、本実施形態では、前述した大規模情報システムの初期化後になされる確認処理は、チャネル毎に時間差を設けて当該状態変更通知の受信による接続デバイスの確認処理を実行するようにした。
以下、これを更に詳細に説明する。
図1は、上述したように、ファイバチャネルネットワークに使用可能なノード装置10の概念的構成を示すブロック図である。この図1において、ノード装置10は、例えばFCスイッチ網20(図7参照)に接続可能なサーバ、PCなどのコンピュータ又はコンピュータシステム(コンピュータを用いた装置)である。
ここで、本実施形態では、便宜上、ファイバチャネルネットワーク(FCネットワーク)を例にとって説明するが、本発明はFCネットワークに限定するものではなく、ノード装置の追加/削除などトポロジに変更があった場合、これ知らせる状態変更通知を登録済みの総てのノード装置に対して送信し且つこの状態変更通知を受け取った各ノード装置がネットワーク接続構成情報を保管するサーバに照会することによって、各ノード装置がネットワーク接続構成情報を入手できるようにしたネットワークであれば、そのノード装置に適用可能である。
図1において、ノード装置10は、CPU(中央処理装置)12、主記憶装置14、大容量の補助記憶装置16、少なくとも1つのファイバチャネルFC1,FC2,……FCn)による高速双方向通信を可能とするファイバチャネル制御部(FC制御部)18、およびこれらの間のデータ転送を行うバス19から成る。補助記憶装置16には、本発明の好ましい実施形態によりファイバチャネルの制御を行うFC制御プログラム162が格納されている。
このFC制御プログラム162では、情報処理システムが初期化(以下「システム初期化」と言う)の状態にあるか否かの判定が行われる。一般的に情報処理システムにおいて、システム初期化中は特殊な状態であり、この状態を制御プログラムが知る方法はいくつかある。特にファイバチャネル等のIOインターフェースの初期化は図示しないOS(オペレーティングシステム)が制御プログラムの組み込み処理等を起動することで行われるので、このときOSからシステム初期化中であることを通知してもらえるようにOSとの間に新たなインターフェースを設けることで、システム初期化中であるか否かの判定は可能となる。このため、ノード装置10は、システム初期化中であるか否かを示すブートフラグ142を主記憶装置14に保持する。
前述したOSは、システム初期化を行う前に、ブートフラグ142に「0」以外のデータをセットすることでシステム初期化中であることを示し、この設定を行った後で各チャネルの初期化を順に行うように制御する。そして、システム初期化が終了したら、ブートフラグ142に「0」を設定する。これにより、必要に応じて主記憶装置14のブートフラグ142にアクセスしてシステム初期化中か否かを確認することが可能となる。
また、時間管理のためにタイマ(上述の説明ではRSCN受信タイマと称する)を使用する。このため、初期値を格納し、図示しないクロックからのタイマ割り込みに応じてインクリメント又はデクリメントを行うための記憶場所をタイマレジスタ146として主記憶装置14に確保する。所望の経過時間を得るためにタイマレジスタ146をインクリメントまたはデクリメントすべき回数を仮にタイマ設定値と称する。このタイマ設定値を決定するために、後述するシステム初期化時間BT164および予め設定され各チャネルに固有な遅延時間(DTi)(又は単位遅延時間(UT))166を補助記憶装置16に格納する。
更に、主記憶装置14には、タイムアウト(タイマレジスタ146のインクリメント又はデクリメントの回数がタイマ設定値に達すること)が発生したことを示すタイムアウトフラグ(図示せず)が保持される。このタイムアウトフラグはソフトウェアに対する割り込みとして、図示しない所定の割り込み制御プログラムを起動するように制御される。割り込み制御プログラムは、タイムアウトフラグに起因する割り込みに関係付けられたプログラム(後述する図4のタイムアウト処理ルーチン)が呼び出されて実行されるように制御する。
ここで、ノード装置10が複数のファイバチャネルを有する場合、主記憶装置14のRSCN受信フラグ144(後述)およびタイマレジスタ146並びに補助記憶装置16の各チャネルに固有な遅延時間(DTi)166は、各チャネルごとに設定されるようになっている。
このような機能を備えた構成に基づいて、前述したノード装置10は、前述したノード装置10自身が備えているフラグ管理手段および情報照会手段を作動させ、前述した目的の達成を意図したものとなっている。
次に、上述した実施形態にあっては、ネットワークシステム初期化時のチャネル制御が、所定のプログラムに従って、以下に示す手順で実行されるようになっている。
まず、上記実施形態におけるネットワークシステムは、チャネルの接続等によってネットワークトポロジに変更があった場合に当該変更にかかる状態変更通知がネットワークスイッチ網から登録済みのノード装置に対して送信され、各ノード装置が当該状態変更通知の受信に応じて、ネットワーク接続構成情報を保管するサーバに対して接続構成情報の照会を行うように構成されている。
そして、システム初期化の最中に前述した状態変更通知を受信した場合は、その接続構成情報の照会を行わずに当該状態変更通知の受信があったか否かを示すフラグをセットの状態に保つステップ(フラグ管理ステップ)が実行され、システム初期化が終了した後で前記フラグがセットの状態である場合に動作し前述した接続構成情報の照会を行うステップ(情報照会ステップ)が実行される。これにより、システム初期化の最中に従来なされていた接続構成情報の照会が回避されるので、FCネットワークのサーバおよびネットワークスイッチ網の処理負担が大幅に軽減され、FCネットワーク全体が迅速の機能することとなる。
又、前述したフラグ管理ステップにあっては、具体的には、通常のチャネル初期化を行った後で前記システム初期化の最中である場合に作動し当該チャネルに割り当てられたタイマを起動するステップと、前記システム初期化の最中に前記状態変更通知を受信した場合に作動し前記タイマを再起動するステップとが実行される。又、前述した情報照会ステップにあっては、前述したタイマが満了し且つフラグがセットの状態である場合に前述した接続構成情報の照会を行うステップが実行される。ここで、前述したフラグ管理ステップでは、タイマの設定値をシステム初期化に要する時間より大きい値に設定するステップが同時に実行される。このため、タイムアウトに伴う処理を減らすことができ、ノード装置の制御部の負担を軽減することができる。
更に、各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート,又は各チャネルの前述したネットワークスイッチ網20の側のポートの何れかに対してそれぞれ固有の遅延時間を設定するステップが、又前述したタイマの設定値をシステム初期化に要する時間と当該チャネルに予め設定された遅延時間との和に相当する値に設定するステップが必要に応じて同時に実行される。ここで、フラグ管理ステップにおけるタイマの設定値については、以下の手順で実行するようにしてもよい。即ち、各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート,又は各チャネルの前述したネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに連続番号を設定し、その後、前述したタイマの設定値を,システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定されるか又は関連づけられた連続番号に単位時間を乗じた値との和に相当する値に設定する。これによると、各チャネルによる接続構成情報の照会が同時に発生しないので、FCネットワークのサーバおよびネットワークスイッチ網へのアクセスの殺到を事前に回避することができる。
一方、前述したネットワークスイッチ網20が単一のスイッチからなる場合には、各チャネルが接続された単一スイッチ側のポートに対してそれぞれ固有の遅延時間を設定し、その後に、前述したタイマの設定値をシステム初期化に要する時間と当該チャネルに予め設定された遅延時間との和に相当する値に設定するようにしてもよい。このようにすると、各ノード装置のIDが同じであっても、各チャネルに固有の遅延時間を設定することができるという利点を得ることができる。
尚、前述したフラグ管理ステップと情報照会ステップでは、システム初期化の最中であるか否かを示すフラグを参照するようにしてもよい
そして、上述した各ステップの実行に際しては、予め準備されたコードシーケンスからなるプログラムによって前述した各ノード装置の制御部のCPUに実行させるようになっている。
図2〜図4は、本発明の最良の実施形態によるFCネットワーク接続可能なノード装置10のファイバチャネル制御プログラム(FC制御プログラム)162によって上述した各処理ステップに一部又は全部を実行するためのもので、初期化処理、RSCN受信処理、およびRSCN受信タイマのタイムアウト処理の流れを示すフローチャートである。
図2は、ノード装置10の起動時に実行される初期化処理ルーチンのフローチャートである。ステップS40において、FCネットワークへの接続をするために必要な処理が実行される。判断ステップS41においては、このFCネットワークへの接続の成否を判定し、失敗した場合(即ち、接続できなかった場合)は、ステップS42でFCネットワークへの接続をもう一度行うか、又はこのチャネルへの接続を失敗と判断して異常終了とする。一方、この判断ステップ41において接続に成功したと判断した場合は、ステップS43において、アクセス可能な接続デバイスの確認を行って、この接続デバイスの情報をOSに通知する。
次に、判断ステップS44において、システム初期化(システムブート)中かどうかを判定し、システム初期化中の場合は、ステップS45でRSCN受信タイマをスタートさせる。RSCN受信タイマには、主記憶装置14のタイマレジスタ146を用いる。このタイマの設定値Tは、各チャネルの識別子をFCi(iは、初期化されるチャネルの通し番号で、i=1,2,……nである)、チャネルFC1 〜FCnの初期化(即ち、システム初期化)に要する時間(システム初期化時間)をBT、各チャネルごとに予め設定された固有の遅延時間をDTiとすると、「T=BT+DTi」と設定するものとする。
この各チャネルFCi毎に予め設定した固有時間DTiは大規模システム等においては複数のノード装置10に接続されているファイバチャネルがそれぞれ、同じFCスイッチに接続されている場合があり、タイマがタイムアウトした後に実行する接続デバイスの確認処理が同じ時間に集中して実行されないようにFCスイッチの接続ポート番号等を使用して、タイマがタイムアウトする時間を各ノード装置10S(S=1,2,3,……n)の各ファイバチャネル毎にずれを発生させるために設定する。ここで、各ノード装置10S(S=1,2,3,……n)は前述したノード装置10と同一の構成要素を備え且つ同一に機能するようになっている。
図3は、ノード装置10SがFCネットワークからRSCNを受信した場合に実行されるRSCN受信処理ルーチンのフローチャートである。
各ノード装置10Sは、RSCNを受信すると、まず判断ステップS50でシステム初期化中かどうかを確認し、システム初期化中でない場合は、システム運用中にFCネットワークで何らかの理由でFCネットワークの構成が変更されたことになるので、ステップS51において、直ちにネームサーバ22にFCネットワークの接続デバイスを確認(接続構成問い合わせ)し、入手した接続構成情報をOSに通知する。
一方、判断ステップS50においてシステム初期化中と判断した場合は、ステップS52において、RSCN受信フラグ144をセットする。RSCN受信フラグ144が論理1である場合、RSCNを受信したが、それ応じて行うべき接続構成問い合わせが済んでいないことを示す。次に、ステップ53において、RSCN受信タイマにタイマ値Tを再設定して、再び最初からスタートさせる。
このように、本実施形態にあっては、FCネットワークに接続されたノード装置10は、起動中にRSCNを受信した場合、少なくとも起動中はネームサーバ22への接続構成問合せを行わない。この場合、接続デバイスの確認のための接続構成問合せ処理は、次に説明するRSCN受信タイマのタイムアウト処理において実施する。
図4は、図2の初期化処理、又は図3のRSCN受信処理で起動させたRSCN受信タイマがタイムアウトしたときに実行されるタイムアウト処理ルーチンのフローチャートである。
この図4において、RSCN受信タイマの計時動作が完了すると、タイムアウト処理ルーチンが呼び出される。まず、判断ステップS60において、RSCN受信フラグ144がセットされているかどうかを確認する。
RSCN受信フラグ144がセットされていない場合、いま完了した計時動作の開始はRSCN受信によるものではなく、図2の初期化処理で説明したステップS45によるものであり、このタイマの動作中にRSCNを受信していないことを示す。したがって、この場合、何もしないで終了する。
一方、判断ステップS60においてRSCN受信フラグ144がセットされている場合、いま完了した計時動作は図3のRSCN受信処理で説明したステップS53に起因することを示す。即ち、RSCN受信タイマの動作中にRSCNを受信したことを示すので、RSCN受信フラグ144をリセットし(ステップS61)、接続構成問い合わせにより接続デバイスを確認し、入手した接続構成情報をOSに通知する(ステップS62)。
図5は、本実施例によるノード装置10を用いた情報処理システムにおいて、システム初期化を実行した場合に各ノード装置10S(S=1,2,3,……n)のファイバチャネル制御プログラムが行う初期化処理のタイミングを示す説明図である。この図5において、システム初期化を行う場合、図示しないOSは図2の主記憶装置14のブートフラグ142をセットしてから、ファイバチャネルFC1の初期化開始を指示する。
初期化指示1に応じて、FC制御プログラム162によりファイバチャネルFC1の初期化処理が開始され、FCネットワークに接続し、FCスイッチ網20を介して、接続している。ディスク装置30m(m=1,2,3,……m)に関する情報を取得し、この接続ディスク装置30Mに関する情報をOSに報告し(ステップ40−1)、チャネルFC1のRSCN受信タイマ(図示せず)をスタートさせる(ステップ45−1)。
チャネルFC1の接続デバイスに関する情報を受け取ったOSは次にチャネルFC2の初期化開始を指示す。
初期化指示2に応じて、FC制御プログラム162によりチャネルFC2の初期化処理が開始され、FCネットワークに接続し、FCスイッチ網20を介して、接続しているディスク装置30m(m=1,2,3,……m)に関する情報を取得し、この接続ディスク装置30Mに関する情報をOSに報告し(ステップ40−2)、チャネル2のRSCN受信タイマをスタートさせる(ステップ45−2)。このチャネルFC2のFCネットワークへの接続により、チャネルFC1に対して、RSCNが送信される。チャネルFC1はこのRSCN受信処理で、主記憶装置14のブートフラグ142を確認し、システム初期化中の場合はRSCN受信フラグ144をセットし(ステップ52)、RSCN受信タイマを再スタートさせる(ステップ53)。
同様の処理をファイバチャネルFC3以降も続け、初期化指示2に応じて、FC制御プログラム162によりチャネルFCnの初期化処理が開始され、FCネットワークに接続し、FCスイッチ網20を介して、接続しているディスク装置301〜30mに関する情報を取得し、この接続ディスク装置30Mに関する情報をOSに報告し(ステップ40n)、チャネルFCnのRSCN受信タイマをスタートさせる(ステップ45n)。このチャネルFCnのFCネットワークへの接続により、チャネルFC1〜FCnに対して、RSCNが送信される。FC1〜FCnの各ファイバチャネルはこのRSCN受信処理で、それぞれの主記憶装置14のブートフラグ142を確認し、システム初期化中の場合はRSCN受信フラグ144をセットし(ステップ52)、RSCN受信タイマを再スタートさせる(ステップ53)。
以上の過程において、図示しないRSCN受信タイマがタイムアウト(タイマ満了)したノード装置10S(S=1,2,3,……n)は、初めて図4のステップ60〜62の接続構成確認処理を行う。図2のRSCN受信処理で説明したように、システム初期化中はRSCN受信タイマがタイムアウトすることはないので、ネームサーバ22照会、即ち接続構成確認処理は各ノード装置101〜10nが1回行うのみである(図3参照)。
更に、各チャネルのRSCN受信タイマには、各チャネル毎に予め設定した固有時間が設定されているので、各チャネルの接続構成確認処理(即ち、ネームサーバ照会)が同時に実行されることを回避することができ、FCスイッチ20の負荷を軽減できる。
≪第2の実施形態≫
上述した第1の実施形態では、FCスイッチ網20が複数のFCスイッチから構成される場合を例示したが、ここでは、FCスイッチ網20が単一のFCスイッチである場合について説明する。
図6は、複数ノードが同じFCスイッチに接続しているFCネットワークの構成例を示す概略ブロック図である。この図6において、ノード0〜4の各ノード装置10b−s(s=1,2,3,4……n)にはファイバチャネルが1チャネル接続されていて、それぞれがFCスイッチ20Aに接続され、更にディスク装置301,302がFCスイッチ20Aに接続されている。
この場合、前述した第1の実施形態の場合と同じように制御すると、各ノードにおいてチャネル1にファイバチャネルが接続しているので、RSCN受信タイマの設定値の固有時間としてチャネル番号を使用した時間を設定すると、各ノードが一斉に起動した場合にはRSCN受信タイマの設定値が同じになり、FCスイッチ20Aに対して全ノードから同時にアクセスがなされることになる。
そこで、RSCN受信タイマの設定値の固有時間として、FCスイッチ20Aに接続しているポート番号を使用して固有時間を設定することで、各ノードからFCスイッチ1にアクセスされる時間にずれを生じさせることが可能となり、FCスイッチ20Aに与える負荷を軽減できる。即ち、前述したネットワークスイッチ網を単一のFCスイッチ20Aとし、各チャネルが接続された当該単一のFCスイッチ20Aの側のポートに対し、それぞれ固有の遅延時間を設定するステップと、前述したタイマの設定値を、システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された遅延時間との和に相当する値に設定するステップとを含むとしてもよい。この方法によれば、各ノード装置のチャネルIDが同じであっても、各チャネルに固有の遅延時間を設定することができる。
ここで、上述した各実施形態にいて、前述したネットワークとの通信を可能とする少なくとも一つのチャネルについてシステム初期化の最中に当該チャネルを介して少なくとも一つの状態変更通知を受信した場合に,システム初期化が終了した後に少なくとも一つの状態変更通知に対して接続構成情報の照会を一回行う情報照会手段を含むように構成してもよい。この構成によれば、不要な接続構成情報照会が回避されるので、サーバおよびネットワークスイッチ網の処理負担が軽減する。
<変形例>
前述した実施例1において各チャネルFCi毎に予め設定した固有時間DTiは、ファイバチャネルのノード装置側のポートアドレスと関連づけて管理しても良い。又、ファイバチャネルが接続されたFCスイッチのアドレスとFCスイッチのポート番号とに関連づけて管理しても良い。
更に、各チャネルFCi毎に予め設定する固有時間DTiは、チャネルごとに一定時間UTずつ差を付けて設定しても良いので、総てのファイバチャネル、ファイバチャネルのノード装置側のポート、又はファイバチャネルのFCスイッチ網20側のポートの何れかに、シリアル番号SNi(i=1,2,……n)を付け、DTi=UT・SNiとしてもよい。即ち、「T=BT+UT・SNi」となる。
以上のように、本発明によると、システム初期化時における状態変更通知(RSCN)の集中に際しても、これに有効に対応してFCスイッチの負担増を軽減すると共に、装置全体の応答の遅れを排除し得るネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法,そのプログラムおよびこれを利用したコンピュータシステムを提供することができるという従来にない優れた効果を奏する。
本発明にかかるネットワークシステム初期化時のチャンネル制御方法およびプログラム、並びにこれらを用いたコンピュータシステム(ノード装置)は、ネットワークトポロジに変更があった場合、これ知らせる状態変更通知を登録済みの総てのノード装置に対して送信し、この状態変更通知に応じて各ノード装置がネットワーク接続構成情報を保管するサーバに照会するネットワークにおいてシステム初期化時に処理が集中するFCスイッチの負荷の軽減のために有効である。
第1の実施形態におけるファイバチャネルネットワークのノードとして使用可能なノード装置の構成を示す概略ブロック図である。 各ノード装置の起動時等にあって実行される動作を示すフローチャートで、図2は初期化処理ルーチンのフローチャートを示し、 各ノード装置がファイバチャネルネットワークからRSCNを受信した場合に実行されるRSCN受信処理ルーチンのフローチャートを示し、 RSCN受信タイマがタイムアウトしたときに実行されるタイムアウト処理ルーチンのフローチャートを示す。 第2の実施形態における各ノード装置のファイバチャネル制御プログラムが行う初期化処理を示す説明図である。 第2の実施形態により複数ノードが同じFCスイッチに接続しているFCネットワークの構成例を示す略ブロック図である。 従来例を示す図で、ファイバチャネルネットワークを採用した情報処理システムを示す概略構成図である。 図7の従来例で開示したファイバチャネルネットワークのノードを順に次々と起動する場合の各要素の動作および情報の流れを示す図である。
符号の説明
10,10a,10b,(10b−s) ノード装置
12 CPU
14 主記憶装置
16 補助記憶装置
18 FC制御部
20、20A ファイバチャネルスイッチ網(FCスイッチ網:ファブリック)
22 ネームサーバ
30 ディスク装置
100 コンピュータネットワーク
162 FC制御プログラム
200 ファイバチャネルネットワーク(情報処理システム)

Claims (20)

  1. 複数のノード装置で構成される大規模情報システムの初期化時に、ネットワークトポロジ内の状態変更通知がネットワークスイッチ網から各チャネル毎に対応するノード装置および接続デバイスに出力され、これを受信した各ノード装置がサーバに接続構成情報の照会を行うように構成されたネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法において、
    前記大規模情報システムの初期化中に各チャネルのネットワークへの接続時に出力される状態変更通知が受信された場合に、その確認処理を一時的に保留し、前記大規模情報システムの初期化後に当該確認処理を順次実行するようにしたことを特徴とするネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  2. 前記大規模情報システムの初期化後になされる確認処理は、前記チャネル毎に時間差を設けて当該状態変更通知の受信による接続デバイスの確認処理を実行するようにしたことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム初期化時のチャンネル制御方法。
  3. チャネルの接続等によってネットワークトポロジに変更があった場合、当該変更にかかる状態変更通知がネットワークスイッチ網から登録済みのノード装置に対して送信され、各ノード装置が前記状態変更通知の受信に応じて、ネットワーク接続構成情報を保管するサーバに対して接続構成情報の照会を行うように構成されたネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法において、
    前記システム初期化の最中に前記状態変更通知を受信した場合、前記接続構成情報の照会を行わずに前記状態変更通知の受信があったか否かを示すフラグをセットの状態に保つフラグ管理ステップと、
    前記システム初期化が終了した後、前記フラグがセットの状態である場合、前記接続構成情報の照会を行う情報照会ステップとを含むことを特徴としたネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  4. 前記フラグ管理ステップが、通常のチャネル初期化を行った後、前記システム初期化の最中である場合に当該チャネルに割り当てられたタイマを起動するタイマ起動ステップと、前記システム初期化の最中に前記状態変更通知を受信した場合に前記タイマを再起動するタイマ再起動ステップとを含み、
    前記情報照会ステップが、前記タイマが満了し且つ前記フラグがセットの状態である場合に前記接続構成情報の照会を行う情報照会ステップを含むことを特徴とした請求項3記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  5. 前記フラグ管理ステップが、前記タイマの設定値を前記システム初期化に要する時間より大きい値に設定するステップを含むことを特徴とした請求項4記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  6. 各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート,又は各チャネルの前記ネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに対してそれぞれ固有の遅延時間を設定するステップと、前記タイマの設定値を、前記システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された前記遅延時間との和に相当する値に設定するステップと含むことを特徴とした請求項4記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  7. 各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート,又は各チャネルの前記ネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに連続番号を設定するステップと、前記タイマの設定値を,前記システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定されるか又は関連づけられた前記連続番号に単位時間を乗じた値との和に相当する値に設定するステップを含むことを特徴とした請求項4記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  8. 前記ネットワークスイッチ網が単一のスイッチからなり、各チャネルが接続された前記単一スイッチ側のポートに対してそれぞれ固有の遅延時間を設定するステップと、前記タイマの設定値を前記システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された前記遅延時間との和に相当する値に設定するステップとを含むことを特徴とした請求項4記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  9. 前記チャネルはファイバチャネルであり、前記ネットワークはファイバチャネルネットワークであり、前記ネットワークスイッチ網はファイバチャネルスイッチのネットワークであることを特徴とした請求項1乃至6の何れか一項に記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  10. 前記フラグ管理ステップと照会ステップは前記システム初期化の最中であるか否かを示すフラグを参照するステップを含むことを特徴とした請求項1乃至8の何れか一項に記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載のネットワークシステム初期化時のチャネル制御方法による前記各ステップを各ノード装置の制御部に実行させることを特徴としたコードシーケンスからなるプログラム。
  12. チャネル接続等によってネットワークトポロジに変更があった場合、当該変更にかかる状態変更通知がネットワークスイッチ網から登録済みの総てのノード装置に対して送信され、各ノード装置が前記状態変更通知の受信に応じてネットワーク接続構成情報を保管するサーバに対して接続構成情報の照会を行う多数のノード装置の1つとなり得るコンピュータシステムであって、
    前記各ノード装置が、前記多数のノード装置の少なくとも一部のノード装置を初期化するシステム初期化の最中に前記状態変更通知を受信した場合に作動し、前記接続構成情報の照会を行わずに前記状態変更通知の受信があったか否かを示すフラグをセットの状態に保つフラグ管理手段と、前記システム初期化が終了した後であって前記フラグがセットの状態である場合に前記接続構成情報の照会を行う情報照会手段とを含むことを特徴としたコンピュータシステム。
  13. チャネル接続等によってネットワークトポロジに変更があった場合、当該変更にかかる状態変更通知をネットワークスイッチ網から登録済みの総てのノード装置に対して送信し、各ノード装置が前記状態変更通知の受信に応じてネットワーク接続構成情報を保管するサーバに対して接続構成情報の照会を行う多数のノード装置の1つとなり得るコンピュータシステムであって、
    前記各ノード装置が、前記ネットワークとの通信を可能とする少なくとも一つのチャネルについて前記システム初期化の最中に当該チャネルを介して少なくとも一つの状態変更通知を受信した場合に作動し、前記システム初期化が終了した後に前記一つの状態変更通知に対して前記接続構成情報の照会を一回行う情報照会手段を備えていることを特徴としたコンピュータシステム。
  14. 前記フラグ管理手段が、通常のチャネル初期化を行った後で且つ前記システム初期化の最中である場合に作動して当該チャネルに割り当てられたタイマを起動する起動タイミング設定機能と、前記システム初期化の最中に前記状態変更通知を受信した場合に作動して前記タイマを再起動する再起動タイミング設定機能とを備え、
    前記照会手段が、前記タイマが満了し且つ前記フラグがセットの状態である場合に作動して前記接続構成情報の照会を行う照会タイミング設定機能を備えたことを特徴とする請求項13記載のコンピュータシステム。
  15. 前記タイマの設定値は、前記システム初期化に要する時間より大きい値であることを特徴とする請求項14記載のコンピュータシステム。
  16. 前記各ノード装置の前記フラグ管理手段が、前記各チャネル,各チャネルのノード側のポート又は各チャネルの前記ネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに対応してそれぞれ固有の遅延時間を設定する遅延時間設定機能と、前記タイマの設定値を前記システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された前記遅延時間との和に相当する値に設定する遅延時間合算機能とを含むことを特徴とした請求項14記載のコンピュータシステム。
  17. 前記各ノード装置の前記フラグ管理手段が、前記各チャネル,各チャネルのノード装置側のポート又は各チャネルの前記ネットワークスイッチ網の側のポートの何れかに連続番号を設定すると共に、前記各タイマの設定値を、前記システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定され関係付けられた前記連続番号に単位時間を乗じた値との和に相当する値に設定する機能とを含むことを特徴とした請求項14記載のコンピュータシステム。
  18. 前記ネットワークスイッチ網が単一のスイッチからなり、前記各ノード装置が、前記各チャネルが接続された単一のスイッチの側のポートに対してそれぞれ固有の遅延時間を設定する手段と、前記タイマの設定値を前記システム初期化に要する時間と当該チャネルに設定された前記遅延時間との和に相当する値に設定する手段とを備えていることを特徴とした請求項14記載のコンピュータシステム。
  19. 前記チャネルは、ファイバチャネルであり、前記ネットワークはファイバチャネルネットワークであり、前記ネットワークスイッチ網はファイバチャネルスイッチのネットワークであることを特徴とした請求項13乃至18の何れか一項に記載のコンピュータシステム。
  20. 前記フラグ管理手段と前記照会手段は、前記システム初期化の最中であるか否かを示すフラグを参照するフラグ参照機能を備えていることを特徴とした請求項13乃至19の何れか一項に記載のコンピュータシステム。
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