JP2006278276A - 燃料電池システム、その制御方法及びそれを搭載した車両 - Google Patents

燃料電池システム、その制御方法及びそれを搭載した車両 Download PDF

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Abstract

【課題】 燃料電池の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
【解決手段】 燃料電池の停止再始動運転の開始条件が成立したときには(S120)、燃料電池の状態として電圧Vfc及び電流Ifcと(IV特性)、インピーダンスZとを検出し該検出した値に基づいて燃料電池の停止再始動運転の運転停止時間ts及び再停止禁止時間tpを設定する(S150)。ここでは、燃料電池の発電能力が低い状態であるときには運転停止時間tsが短くなり且つ再停止禁止時間tpが長くなるように設定する。そして、設定した運転停止時間tsを限度として発電運転を停止し(S170)、その後発電を再開し、再停止禁止時間tpが経過するまで発電運転の停止を禁止する(S100,190,200)。このように、発電運転を停止する前の燃料電池スタック30の状態を把握してその後の停止再始動運転の実行条件を設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料電池システム、その制御方法及びそれを搭載した車両に関する。
従来、燃料電池システムとしては、所定の条件を満たすときに燃料電池の発電運転の停止及び再始動を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたシステムでは、発電効率が低い運転条件であるときには燃料電池の発電運転を停止し、その後、発電の運転停止中の温度低下によって発生する燃料電池の内部の凝縮水量が所定値を超えたときには発電運転を再開する。このように、発電運転を停止することにより燃費を向上させる。また、凝縮水量が増えすぎる前に発電運転を再開するため再始動後の燃料電池の発電運転を安定した状態で行うことができる。
特開2004−22464号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された燃料電池システムでは、燃料電池の発電運転の停止後に得られる温度に基づいて発電運転を再開するため、発電運転の停止前の燃料電池の状態を十分考慮しておらず、燃料電池の発電運転の停止を継続することにより燃料電池の発電能力が予期していたものよりも低下してしまうことがあった。つまり、必ずしも燃料電池の状態に適した条件で発電運転の停止や発電運転の再開を行うことはできなかった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、燃料電池の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる燃料電池システム及びその制御方法を提供することを目的の一つとする。また、そのような燃料電池システムを搭載した車両を提供することを目的の一つとする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の燃料電池システムは、
電気化学反応により発電する燃料電池と、
前記燃料電池の状態を検出する状態検出手段と、
前記燃料電池の発電運転を停止し該停止後に発電運転を再開する停止再始動運転の開始条件が成立したときには、前記燃料電池の発電運転中に前記状態検出手段によって検出された燃料電池の状態に基づいて前記燃料電池の停止再始動運転の実行条件を設定し該設定した実行条件で前記燃料電池の発電運転を制御する制御手段と、
を備えたものである。
この燃料電池システムでは、燃料電池の停止再始動運転の開始条件が成立したときには、燃料電池の発電運転中に状態検出手段によって検出された燃料電池の状態に基づいて燃料電池の停止再始動運転の実行条件を設定し該設定した実行条件で燃料電池の発電運転を制御する。このように、発電運転を停止する前の燃料電池の状態を把握してその後の発電運転の停止及び再始動の実行条件を設定する。したがって、燃料電池の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
本発明の燃料電池システムにおいて、前記制御手段は、前記実行条件として前記燃料電池の発電運転の停止時間を設定してもよい。ここで、「発電運転の停止時間」は、例えば、発電運転の停止により発電能力が低下しても発電運転を再開したあとの発電運転に支障がないような時間に設定してもよいし、発電の運転停止及び再始動の運転全体において得られる燃費の向上が最適になるような時間に設定してもよい。
あるいは、本発明の燃料電池システムは、
電気化学反応により発電する燃料電池と、
前記燃料電池の状態を検出する状態検出手段と、
前記燃料電池の発電運転を停止し該停止後に発電運転を再開する停止再始動運転の開始条件が成立したときには、前記燃料電池の発電運転中に前記状態検出手段によって検出された燃料電池の状態に基づいて前記停止再始動運転での燃料電池の発電運転の停止時間を設定し該設定した停止時間を限度として前記燃料電池の発電運転の停止を継続するように制御する制御手段と、
を備えたものとしてもよい。
この燃料電池システムでは、発電運転を停止する前の燃料電池の状態を把握してその後の発電運転の停止時間を設定し該設定した停止時間を限度として燃料電池の発電運転の停止を継続する。したがって、燃料電池の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
本発明の燃料電池システムにおいて、前記制御手段は、前記燃料電池の発電能力が低い状態であるときには前記停止時間が短くなるように前記実行条件を設定してもよい。こうすれば、燃料電池の発電能力が更に低下するのを抑制することができる。
前記実行条件として前記燃料電池の発電運転の停止時間を設定する態様を採用した本発明の燃料電池システムにおいて、前記制御手段は、前記実行条件として更に前記燃料電池の発電運転を再開したのちに再度発電運転を停止するまでの再停止禁止時間を設定してもよい。こうすれば、燃料電池の状態に応じて設定した再停止禁止時間により、発電運転の停止及び再始動の頻繁な繰り返しを抑制することができる。ここで、「再停止禁止時間」は、例えば発電運転を停止することにより発電しにくくなった燃料電池の状態を回復するのに十分な時間として設定してもよい。このとき、前記制御手段は、前記設定した停止時間を限度として前記燃料電池の発電運転の停止を継続したあと前記燃料電池の発電運転を再開し前記設定した再停止禁止時間が経過するまでは前記燃料電池の発電運転を継続してもよい。また、このとき、前記燃料電池の発電能力が低い状態であるときには前記停止時間が短くなり且つ前記再停止禁止時間が長くなるように前記実行条件を設定してもよい。こうすれば、発電運転の再停止を抑制するため、燃料電池の発電能力が低下するのを確実に抑制することができる。
本発明の燃料電池システムにおいて、前記状態検出手段は、前記燃料電池の電流−電圧特性に関するパラメータを検出してもよい。こうすれば、燃料電池の発電能力を示す重要な指標の1つである電流−電圧特性に関するパラメータに基づいて発電運転の停止及び再始動の実行条件を設定するため、より適切に発電運転の停止及び再始動を行うことができる。なお、燃料電池の電流−電圧特性に関するパラメータは、燃料電池の発電の運転停止中には得ることができないパラメータである。
本発明の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池は、アノードとカソードとにより挟み込まれた電解質膜を備えており、前記状態検出手段は、前記電解質膜の湿潤状態に関するパラメータを検出してもよい。こうすれば、電解質膜の湿潤状態に関するパラメータに基づいて燃料電池の状態を検出することができる。このとき、前記状態検出手段は、前記電解質膜の湿潤状態に関するパラメータとして前記燃料電池のインピーダンスを検出してもよい。こうすれば、電解質膜の湿潤状態を示す重要な指標の1つである燃料電池のインピーダンスに基づいて発電運転の停止及び再始動の実行条件を設定するため、比較的容易に電解質膜の湿潤状態を検出し、より適切な発電運転の停止及び再始動を行うことができる。なお、前記燃料電池のインピーダンスは、運転停止中には得ることができないパラメータである。
本発明の車両は、上述した種々の態様のいずれかの燃料電池システムを搭載したものである。本発明の燃料電池システムは、燃料電池の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができるから、これを搭載した車両も同様の効果を奏するものとなる。
本発明の燃料電池システムの制御方法は、
電気化学反応により燃料電池が発電する燃料電池システムの制御方法であって、
前記燃料電池の発電運転を停止し該停止後に発電運転を再開する停止再始動運転の開始条件が成立したときには、前記燃料電池の発電運転中に検出された燃料電池の状態に基づいて前記燃料電池の停止再始動運転の実行条件を設定し、該設定した実行条件で前記燃料電池の発電運転を制御することを含むものである。
この燃料電池システムの制御方法では、燃料電池の停止再始動運転の開始条件が成立したときには、燃料電池の発電運転中に検出された燃料電池の状態に基づいて燃料電池の停止再始動運転の実行条件を設定し該設定した実行条件で燃料電池の発電運転を制御する。このように、発電運転を停止する前の燃料電池の状態を把握してその後の発電運転の停止及び再始動の実行条件を設定する。したがって、燃料電池の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。なお、この燃料電池システムの制御方法において、上述した燃料電池システムの種々の態様を採用してもよいし、また、上述した燃料電池システムの機能を実現するようなステップを追加してもよい。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は燃料電池自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は燃料電池31の概略構成を示す説明図である。燃料電池自動車20は燃料電池システム12を搭載した車両であり、図1に示すように、燃料ガスとしての水素と酸化ガスとしての空気中の酸素との電気化学反応により発電する燃料電池31が複数積層された燃料電池スタック30と、電力を蓄電又は放電可能な蓄電装置46と、電力ライン48に接続されたインバータ41と、燃料電池スタック30の出力端子に接続された電力ライン48の電圧を調整すると共に蓄電装置46の充放電を行うDC/DCコンバータ42と、インバータ41のスイッチング素子のスイッチングにより駆動制御され駆動軸64と動力のやり取りを行う駆動用モータ43と、燃料電池システム12全体をコントロールする電子制御ユニット(ECU)70とを備える。なお、駆動軸64は、ディファレンシャルギア62を介して駆動輪63,63に接続されており、駆動用モータ43から出力された動力は最終的には、駆動輪63,63に出力されるようになっている。
燃料電池スタック30は、固体高分子電解質型の単セルである燃料電池31を複数積層したスタック構造を有し、高電圧電源(数百V)として機能する。図2に示すように、この燃料電池31は、電解質膜32をアノード33及びカソード34とで挟み込んだ膜電極接合体(MEA)35を一対のセパレータ36,36で挟み込むことにより構成されている。電解質膜32は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示すイオン交換膜である。アノード33及びカソード34は、いずれも、白金又は白金と他の金属からなる合金を担持した触媒電極33a,34aとカーボンクロスにより形成されたガス拡散電極33b、34bとにより構成されている。セパレータ36,36は、アノード33又はカソード34との間に燃料ガス流路37、酸化ガス流路38を形成している。この燃料電池31は、水素タンク22及びガス循環ポンプ24より水素ガスがアノード33に供給され、空気供給器28より圧力が調節された圧縮空気がカソード34に供給され、所定の電気化学反応が進行することにより水の生成を伴って起電力が生じる。なお、反応しなかった余剰水素はガス循環ポンプ24に送られ燃料ガスとして再利用される(図1参照)。
燃料電池スタック30には、図1に示すように各燃料電池31から出力される電圧Vを検出する電圧計54、燃料電池31から出力される電流Iを検出する電流計56、燃料電池スタック30のインピーダンスを検出するインピーダンス検出器58などが取り付けられている。これらのセンサは信号ラインによりECU70に接続されている。インピーダンス検出器58は、燃料電池スタック30の出力端子に微小の交流電流を印加したときの交流電圧からインピーダンスを求めるACミリオームセンサである。燃料電池スタック30のインピーダンスは、燃料電池31の構成では、アノード33やカソード34,セパレータ36に基づく抵抗と、電解質膜32のプロトン伝導性に基づく抵抗とに大別される。アノード33やカソード34,セパレータ36は導電性材料により形成されているため、湿潤状態か否かによってはそのインピーダンスがほとんど変化しない。一方、電解質膜32は、湿潤状態のときに良好なプロトン伝導性を示すものの、ドライアップのときにはプロトン伝導性が悪化する。したがって、燃料電池スタック30のインピーダンスは、電解質膜32の湿潤状態を反映することになる。なお、電圧計54、電流計56及びインピーダンス検出器58が本発明の状態検出手段に相当する。
ECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM74と、一時的にデータを記憶するRAM76と、時間を計測するタイマ78と、入出力ポート(図示せず)とを備える。このECU70には、燃料電池スタック30の出力端子間に取り付けられた電圧計54からの出力電圧Vfcや燃料電池スタック30の出力端子に取り付けられた電流計56からの出力電流Ifc,インピーダンス検出器58からの燃料電池スタック30のインピーダンスZ,インバータ34内に取り付けられた図示しない電流センサからの駆動用モータ43に印加している各相の電流,駆動用モータ43に取り付けられた図示しない角度センサからの駆動用モータ43の回転子の回転角,車速センサ88からの車速v,シフトレバー81の位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセルペダルポジションAP,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPなどが入力ポートを介して入力されている。また、ECU70からは、ガス循環ポンプ24への駆動信号やバルブ26への制御信号,空気供給器28への駆動信号,DC/DCコンバータ42への制御信号,インバータ41への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、ECU70が本発明の制御手段に相当する。
次に、本実施例の燃料電池システムの動作について説明する。図3は、燃料電池システムのECU70のCPU72により実行される燃料電池制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ROM74に記憶され、CPU72によりシステムが起動してから所定のタイミングごと(例えば数msecごと)に繰り返し実行される。
この制御ルーチンが開始されると、CPU72は、まず再停止禁止フラグFpが1にセットされているか否かを判定する(ステップS100)。この再停止禁止フラグFpは、後述する、燃料電池スタック30の発電運転を停止し該停止後に発電運転を再開したあと再度発電運転を停止するまでの再停止禁止中に1にセットされるフラグであり、初期値はゼロに設定されている。再停止禁止フラグFpが1にセットされていないときには、運転停止実行フラグFsが1にセットされているか否かを判定する(ステップS110)。この運転停止実行Fsは、燃料電池スタック30の停止再始動運転の発電の運転停止中に1にセットされるフラグであり、初期値はゼロに設定されている。運転停止実行フラグFsが1にセットされていないときには、CPU72は、燃料電池スタック30の発電運転の停止再始動運転の開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS120)。ここで、停止再始動運転条件は、例えば燃料電池自動車20が所定の低速範囲(例えば時速20km以下など)であり且つ要求発電量が低く且つ蓄電装置46の蓄電量が十分あるときなど、燃料電池スタック30の発電効率が所定の範囲を下回り燃料電池スタック30を停止可能なときに成立する。
停止再始動運転の開始条件が成立していないときには、CPU72は、通常運転制御を実行し(ステップS130)、このルーチンを終了する。この通常運転制御では、シフトポジションSP,アクセル開度Acc,ブレーキペダルポジションBP及び車速Vなどの各種情報を入力し、この各種情報に基づいて車両に要求される要求動力を計算し、該計算した要求動力が出力されるように燃料電池スタック30の補機類(ガス循環ポンプ24、空気供給器28、インバータ41及びDC/DCコンバータ42など)を駆動・制御する。例えば、要求動力に見合うすべての電力が燃料電池スタック30から出力されるように燃料電池スタック30の補機類を駆動・制御したり、要求動力に見合う電力が燃料電池スタック30及び蓄電装置46から出力されるように燃料電池スタック30の補機類を駆動・制御したり、要求動力と蓄電装置46の充電に必要な電力との和に見合う電力が燃料電池スタック30から出力されるように燃料電池スタック30の補機類を駆動・制御したりする。
一方、ステップS120で、停止再始動運転の開始条件が成立しているときには、CPU72は、燃料電池スタック30のインピーダンスZ,出力電圧Vfc,出力電流Ifcを入力し(ステップS140)、入力した各種情報に基づいて燃料電池スタック30の発電運転を停止する運転停止時間tsと運転停止から再開したあとに再停止することを禁止する再停止禁止時間tpとを設定する。
ここで、運転停止時間ts及び再停止禁止時間tpの設定について説明する。本実施例では、電流−電圧特性(IV特性)とインピーダンスZとに基づいてこれらの値を設定する。図4は、燃料電池スタック30のIV特性の説明図である。実線が通常の発電能力のIV特性を示しており、点線が発電能力が低下したときのIV特性を示している。以下に、IV特性による運転停止時間tsiv及び再停止禁止時間tpivの設定について説明する。まず、発電運転を停止する前のIV特性と発電運転の停止を継続する時間とこの時間を経過後に再始動したあとの燃料電池のIV特性との関係を経験的に求める。次に、求めた結果に基づいて、発電運転の停止により発電能力が低下してもその後の発電運転に支障がない停止時間を求め、この時間を運転停止時間tsivとする。また、上記求めた結果に基づいて、発電運転の停止を運転停止時間tsiv実行することにより低下した発電能力を回復するのに十分な再始動後の運転時間を求め、この時間を再停止禁止時間tpivとする。そして、発電運転を停止する前のIV特性と運転停止時間tsiv及び再停止禁止時間tpivとの関係をIV特性−時間関係マップとしてROM74に記憶しておき、このマップを用いてIV特性による運転停止時間tsiv及び再停止禁止時間tpivを得る。このIV特性−時間関係マップは、例えばIV特性として出力電圧Vfc及び出力電流Ifcから求めた燃料電池スタック30の内部抵抗Rを用い、この内部抵抗Rと運転停止時間tsivとの関係により定めることができる。この内部抵抗Rは、いわゆる開放端子電圧(OCV;Open Circuit Voltage)と出力電圧Vfcとの電圧差△Vと出力電流IfcとによりR=△V/Ifcから求める。図5は、IV特性−時間関係マップの一例を示す説明図である。このマップは、発電運転停止前の燃料電池スタック30の内部抵抗Rが高いとき(発電能力が低いとき)には運転停止時間tsivが短くなると共に再停止禁止時間tpivが長くなるように設定されている。また、このマップは、発電運転停止前の燃料電池スタック30の内部抵抗Rが低いとき(発電能力が高いとき)には運転停止時間tsivが長くなると共に再停止禁止時間tpivが短くなるように設定されている。なお、IV特性−時間関係マップは、IV特性としての内部抵抗Rを用いずに、出力電圧Vfc,出力電流Ifc,運転停止時間tsiv及び再停止禁止時間tpivの関係を定めたものとしてもよい。
次に、燃料電池スタック30のインピーダンスZによる運転停止時間tsz及び再停止禁止時間tpzの設定について説明する。まず、燃料電池スタック30の発電運転を停止する前のインピーダンスZと発電運転の停止を継続する時間とこの時間を経過後に再始動したあとの燃料電池のインピーダンスZとの関係を経験的に求める。次に、求めた結果に基づいて、発電運転の停止により電解質膜32の湿潤状態が変化してもその後の発電運転に支障がない湿潤状態となるような停止時間を求め、この時間を運転停止時間tszとする。また、上記求めた結果に基づいて発電運転の停止を運転停止時間tsz実行することにより変化した電解質膜32の湿潤状態を適切な範囲にするのに十分な再始動後の運転時間を求め、この時間を再停止禁止時間tpzとする。そして、発電運転を停止する前のインピーダンスZと運転停止時間tsz及び再停止禁止時間tpzとの関係をインピーダンス−時間関係マップとしてROM74に記憶しておき、このマップを用いてインピーダンスによる運転停止時間tsz及び再停止禁止時間tpzを得る。図6は、燃料電池スタック30がドライ状態を示すときのインピーダンス−時間関係マップの一例を示す説明図である。このマップは、インピーダンスZが大きいとき(ドライ状態のとき)には発電運転によって生成する水により電解質膜32を湿潤状態にさせるため、運転停止時間tszが短くなるように設定されると共に再停止禁止時間tpzが長くなるように設定されている。
そして、CPU72は、IV特性による運転停止時間tsivとインピーダンスによる運転停止時間tszとを求めたあと、これらの時間を比較し、短い方を運転停止時間tsとして設定する。このとき、再停止禁止時間tpは、採用した運転停止時間tsに対応するものを設定する。このように、2以上のパラメータに基づいて求められた運転停止時間tsiv,tszのうち燃料電池システム12の発電能力が低くならないような実行条件を優先的に採用して設定する。また、発電運転を停止する前の燃料電池スタック30の状態を把握して、その後の発電運転の停止再始動運転の実行条件を設定する。
さて、ステップS150で運転停止時間ts及び再停止禁止時間tpを設定したあと、CPU72は、運転停止実行フラグFsを1にセットし運転停止時間ts及び再停止禁止時間tpを計測するタイマ78をスタートさせると共に燃料電池スタック30の停止再始動運転の実行を開始する(ステップS160)。ここで、停止再始動運転は、燃料ガス供給用のバルブ26を閉じて水素タンク22からの燃料ガスの供給を停止すると共に燃料電池スタック30の補機類の駆動・制御を停止して燃料電池スタック30の発電運転を停止することにより開始される。
続いて、ステップS110で運転停止実行フラグFsが1にセットされているときには、CPU72は、発電運転の停止の終了条件が成立したか否かを判定する(ステップS170)。ここで、発電運転の停止の終了条件は、運転停止時間tsが終了したとき及び上述した停止再始動運転条件が解除されたときに成立する。つまり、運転停止時間tsを限度として発電運転の停止を継続する。停止再始動運転条件は、例えば発電運転の停止中にアクセルペダル83が踏み込まれることにより要求発電量が増加したり、蓄電装置46の蓄電量が少なくなったときなどに解除される。なお、運転停止時間tsが終了したか否かの判定はタイマ78のカウント値に基づいて行う。ステップS170で発電運転の停止の終了条件が成立していないときには、CPU72は、そのままこのルーチンを終了する。つまり、発電運転の停止を継続する。一方、発電運転の停止の終了条件が成立しているときには、CPU72は、運転停止実行フラグFsをゼロにリセットすると共に再停止禁止フラグFpを1にセットし(ステップS180)、上述した通常運転制御を実行し(ステップS130)、このルーチンを終了する。つまり、燃料電池スタック30の補機類を駆動・制御し燃料電池スタック30の発電運転を再開する。なお、発電運転の停止中に停止再始動運転条件が解除されたときには(ステップS170)、運転停止時間tsを経過する前であっても停止再始動運転の実行を終了し通常運転制御を実行する(ステップS130)。
そして、ステップS100で再停止禁止フラグFpが1にセットされているときには、CPU72は、再停止禁止時間tpが終了したか否かをタイマ78のカウント値に基づいて判定し(ステップS190)、再停止禁止時間tpが終了していないときには、通常運転制御を実行し(ステップS130)、このルーチンを終了する。つまり、燃料電池スタック30の発電運転を再開したあと再停止禁止時間tpが経過するまでは発電運転を継続させる。一方、再停止禁止時間tpが終了したときには、CPU72は、再停止禁止フラグFpをゼロにリセットすると共にタイマ78をリセットし(ステップS200)、通常運転制御を実行し(ステップS130)、このルーチンを終了する。このように、ステップS170で運転停止時間tsを経過する前に停止再始動運転の実行を終了した場合であっても、再停止禁止時間tpが終了するまで通常運転制御を継続して実行することによって、安定した発電運転を確保する(ステップS100,S130,S190,S200)。
以上詳述した本実施例の燃料電池自動車20によれば、燃料電池スタック30の停止再始動運転の開始条件が成立したときには、燃料電池スタック30の状態に基づいて燃料電池スタック30の停止再始動運転の実行条件を設定し該設定した実行条件で発電運転を制御する。このように、発電運転を停止する前の燃料電池スタック30の状態を把握してその後の発電運転の停止及び再始動の実行条件を設定するため、燃料電池スタック30の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
また、燃料電池スタック30の発電運転停止前の発電能力が低い状態であるときには運転停止時間tsが短くなるように設定するため、燃料電池スタック30の発電能力が更に低下するのを抑制することができる。あるいは、燃料電池スタック30の発電運転停止前の発電能力が高い状態であるときには運転停止時間tsが長くなるように設定するため、燃費を向上することができる。更に、再停止禁止時間tpを設定するため、発電運転の停止及び再始動の頻繁な繰り返しを抑制することができる。更にまた、燃料電池スタック30の発電運転停止前の発電能力が低い状態であるときには再停止禁止時間tpが長くなるように実行条件を設定するため、発電運転の再停止を抑制して発電能力が低下するのを確実に抑制することができる。あるいは、発電運転停止前の発電能力が高い状態であるときには再停止禁止時間tpが短くなるように実行条件を設定するため、停止再始動運転の頻度を多くして燃費を向上することができる。したがって、燃料電池スタック30の発電能力の低下を許容範囲内に維持すると共に燃費を向上することができる。
更に、発電運転の停止前に実行条件を設定するため、燃料電池スタック30の運転停止中には得ることができない発電能力に関するパラメータの1つであるIV特性を用いて停止再始動運転の実行条件を設定することができる。このため、適切な発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
更にまた、発電運転の停止前に実行条件を設定するため、燃料電池スタック30の運転停止中には得ることができない発電能力に関するパラメータの1つであるインピーダンスを用いて停止再始動運転の実行条件を設定することができる。このため、燃料電池スタック30のインピーダンスを用いて比較的容易に電解質膜32の湿潤状態を検出し、適切な発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
そして、燃料電池スタック30の状態を表す複数のパラメータ(IV特性及びインピーダンス)に基づいて求められた運転停止時間tsiv,tszのうち短い時間を実行条件として優先的に採用して停止再始動運転を実行するため、安定した状態を維持しながら燃料電池システム12の発電運転を行うことができる。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施例では、燃料電池スタック30の状態を表すものとしてIV特性及びインピーダンスを用いて停止再始動運転の実行条件を設定するとしたが、いずれか一方のみを設定してもよい。こうしても、燃料電池スタック30の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。また、燃料電池スタック30の状態を表すものとして、燃料電池スタック30の温度に関するパラメータを用いて停止再始動運転の実行条件を設定してもよい。例えば、発電運転停止前の燃料電池スタック30の温度が低いときには、スタック内部の水分が多くなるため、運転停止時間tsが短くなるように設定すると共に再停止禁止時間tpが長くなるように設定する。一方、発電運転停止前の燃料電池スタック30の温度が高いときには、運転停止によってスタックの温度を低下可能であるため、運転停止時間tsが長くなるように設定すると共に再停止禁止時間tpが短くなるように設定する。なお、燃料電池スタック30の温度に関するパラメータとしては、スタックの実際の温度やスタックの冷却水温などが挙げられる。こうしても、燃料電池スタック30の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
あるいは、燃料電池スタック30の状態を表すものとして、例えば燃料電池スタック30の燃料ガスに関するパラメータを用いて停止再始動運転の実行条件を設定してもよい。例えば、発電運転停止前の燃料電池スタック30のアノード33の窒素濃度が高い(水素濃度が低い)ときには、再始動時には更に発電しにくい状態になることから発電運転停止中のカソード34からの窒素のクロスリークを抑制する必要があるため、運転停止時間tsが短くなるように設定すると共に再停止禁止時間tpが長くなるように設定する。一方、発電運転停止前の燃料電池スタック30のアノード33の窒素濃度が低い(水素濃度が高い)ときには、発電運転停止中のカソード34からの窒素のクロスリークがある程度許容されるため、運転停止時間tsが長くなるように設定すると共に再停止禁止時間tpが短くなるように設定する。なお、燃料電池スタック30の燃料ガスに関するパラメータとしては、燃料ガス流路37の水素濃度や窒素濃度や酸素濃度などが挙げられる。こうしても、燃料電池スタック30の状態に適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
また、上述した実施例では、燃料電池スタック30全体の出力電圧Vfc及び出力電流Ifcを検出して実行条件を設定するとしたが、各単セルである燃料電池31の各電圧Vc及び電流Icを検出して実行条件を設定してもよいし、複数積層された燃料電池31の中から選ばれた1以上の燃料電池31の電圧を検出して実行条件を設定してもよいし、幾つかの燃料電池31をまとめた単電池モジュールの電圧を検出して実行条件を設定してもよい。このとき、検出した中で最も発電能力が低下しているものに基づいて実行条件を設定してもよい。こうすれば、燃料電池スタック30の状態に一層適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
更に、上述した実施例では、燃料電池スタック30全体のインピーダンスZを検出して実行条件を設定するとしたが、各単セルの燃料電池31のインピーダンスを検出して実行条件を設定してもよいし、複数積層された燃料電池31の中から選ばれた1以上の燃料電池31のインピーダンスを検出して実行条件を設定してもよいし、幾つかの燃料電池31をまとめた単電池モジュールのインピーダンスを検出して実行条件を設定してもよい。このとき、検出した中で最も発電能力が低下しているものに基づいて実行条件を設定してもよい。こうすれば、燃料電池スタック30の状態に一層適した条件で発電運転の停止及び再始動を行うことができる。
更にまた、上述した実施例では、燃料電池の出力電流Ifcと出力電圧Vfcとに基づいてIV特性を求めたが、IV特性は水素ガス濃度、燃料電池温度Tfc、燃料電池の冷却水温、酸化ガス流量等にも依存して変化するため、これらのパラメータを電流や電圧に代えて又は加えてIV特性を求めるようにしてもよい。
そして、上述した実施例では、発電運転の停止により発電能力が低下してもその後の発電運転に支障がない停止時間をIV特性による運転停止時間tsivとするとしたが、発電の運転停止及び再始動後の運転全体において得られる燃費の向上が最適になるような停止時間を運転停止時間tsivとしてもよい。運転停止時間tsivを長くすると運転停止によって燃費が向上するが、その分、発電能力の低下が起きるためその後の発電運転で燃費が悪化することがある。したがって、停止再始動運転の全体で燃費が向上するような運転停止時間tsivを求めてもよい。
そしてまた、上述した実施例では、自動車に搭載した燃料電池システム12について説明したが、同様の燃料電池システムを列車などの他の車両や船舶や航空機などの移動体に搭載してもよいし、据え置き型のシステム(例えばコジェネレーションシステムなど)に組み込んでもよい。
本実施例の燃料電池自動車20の構成の概略を示す構成図である。 本実施例の燃料電池31の概略構成を示す説明図である。 本実施例の燃料電池制御ルーチンのフローチャートである。 本実施例の燃料電池スタック30のIV特性の説明図である。 本実施例のIV特性−時間関係マップの説明図である。 本実施例のインピーダンス−時間関係マップの説明図である。
符号の説明
12 燃料電池システム、20 燃料電池自動車、22 水素タンク、24 ガス循環ポンプ、26 バルブ、28 空気供給器、30 燃料電池スタック、31 燃料電池、32 電解質膜、33 アノード、34 カソード、33a,34a 触媒電極、33b,34b ガス拡散電極、35 MEA、36 セパレータ、37 燃料ガス流路、38 酸化ガス流路、41 インバータ、42 DC/DCコンバータ、43 駆動用モータ、46 蓄電装置、48 電力ライン、54 電圧計、56 電流計、58 インピーダンス検出器、62 ディファレンシャルギア、63 駆動輪、64 駆動軸、70 ECU、72 CPU、74 ROM、76 RAM、78 タイマ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ。

Claims (12)

  1. 電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の状態を検出する状態検出手段と、
    前記燃料電池の発電運転を停止し該停止後に発電運転を再開する停止再始動運転の開始条件が成立したときには、前記燃料電池の発電運転中に前記状態検出手段によって検出された燃料電池の状態に基づいて前記燃料電池の停止再始動運転の実行条件を設定し該設定した実行条件で前記燃料電池の発電運転を制御する制御手段と、
    を備えた燃料電池システム。
  2. 前記制御手段は、前記実行条件として前記燃料電池の発電運転の停止時間を設定する、
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の状態を検出する状態検出手段と、
    前記燃料電池の発電運転を停止し該停止後に発電運転を再開する停止再始動運転の開始条件が成立したときには、前記燃料電池の発電運転中に前記状態検出手段によって検出された燃料電池の状態に基づいて前記停止再始動運転での燃料電池の発電運転の停止時間を設定し該設定した停止時間を限度として前記燃料電池の発電運転の停止を継続するように制御する制御手段と、
    を備えた燃料電池システム。
  4. 前記制御手段は、前記燃料電池の発電能力が低い状態であるときには前記停止時間が短くなるように前記実行条件を設定する、
    請求項2又は3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記制御手段は、前記実行条件として更に前記燃料電池の発電運転を再開したのちに再度発電運転を停止するまでの再停止禁止時間を設定する、
    請求項2〜4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御手段は、前記設定した停止時間を限度として前記燃料電池の発電運転の停止を継続したあと前記燃料電池の発電運転を再開し前記設定した再停止禁止時間が経過するまでは前記燃料電池の発電運転を継続する、
    請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記制御手段は、前記燃料電池の発電能力が低い状態であるときには前記停止時間が短くなり且つ前記再停止禁止時間が長くなるように前記実行条件を設定する、
    請求項5又は6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記状態検出手段は、前記燃料電池の電流−電圧特性に関するパラメータを検出する、
    請求項1〜7のいずれかに記載の燃料電池システム。
  9. 前記燃料電池は、アノードとカソードとにより挟み込まれた電解質膜を備えており、
    前記状態検出手段は、前記電解質膜の湿潤状態に関するパラメータを検出する、
    請求項1〜7のいずれかに記載の燃料電池システム。
  10. 前記状態検出手段は、前記電解質膜の湿潤状態に関するパラメータとして前記燃料電池のインピーダンスを検出する、
    請求項9に記載の燃料電池システム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の燃料電池システムを搭載した車両。
  12. 電気化学反応により燃料電池が発電する燃料電池システムの制御方法であって、
    前記燃料電池の発電運転を停止し該停止後に発電運転を再開する停止再始動運転の開始条件が成立したときには、前記燃料電池の発電運転中に検出された燃料電池の状態に基づいて前記燃料電池の停止再始動運転の実行条件を設定し、該設定した実行条件で前記燃料電池の発電運転を制御する、
    燃料電池システムの制御方法。
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