JP2006278195A - 二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外装缶に付設された感熱素子が誤作動しにくい二次電池を提供することを目的とする。
【解決手段】 導電性の外装缶140内に電極体120を収納し、電極体120の一方の電極から外装缶140内面に電気的に接続するリード部130が延出されている二次電池であって、感熱素子180を間に挟み、一端が外装缶140外面と電気的に接続されてなる複合被覆リード線170が外装缶140外面に沿設されており、感熱素子180は、リード部130が配設されている領域と対応する外装缶140外面の位置に配されていることを特徴とする二次電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、感熱素子が付設された二次電池に関し、特に、感熱素子の温度検出能力を向上させる技術に関する。
近年、携帯機器用電源やバックアップ用電源としてニッケル−水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池が普及している。このような電池は一般に、正極板と負極板とをセパレータを介して巻回したり、積層したりすることにより電極体を構成し、極板はリード板などを介して外装缶や封口体などの端子に接続される。
これら二次電池は、機器の故障などにより通常使用で想定する以上の大電流が流れることによって異常発熱が生じた場合に備えて、温度ヒューズやPTC素子などの感熱素子を電池に配しておくことが望ましい。
このように温度ヒューズやPTC素子などの感熱素子を配しておくと、電池が異常発熱した場合に電流経路が遮断されたり、流れる電流を小さくしたりすることができ、電池が熱暴走に至ることを防ぐことができる。このような感熱素子を電池に配する場合、外装缶内部に配することも考えられるが、製造方法やコストの問題から外装缶外部に設けることが好ましい。(例えば、特許文献1)
特開平7-169506号公報
しかしながら、このような外装缶の外部に感熱素子を設けるタイプでは、大電流が流れることにより電池内部で発生した熱が、上記感熱素子に伝導するまでに時間がかかるので、温度上昇が急激な程、電池の実際の温度と感熱素子との間の温度差が生じ易く、感熱素子の配設位置によっても上記温度差がばらついていた。
このため感熱素子の動作温度の設定値は、実際の使用温度限界よりも余裕をみて若干低く設定する必要がある。
ところが動作温度の設定値を低くすると、実際には電池が異常発熱していない状態にもかかわらず、周囲温度の上昇により動作温度に達してしまい、誤作動してしまうという問題が生じた。
本発明は、このような問題を解決しようとなされたものであって、外装缶外部に感熱素子が付設された二次電池において、感熱素子の誤作動が生じにくいものを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の二次電池は、導電性の外装缶内に電極体を収納し、前記電極体の一方の電極から前記外装缶内面に電気的に接続するリード部が延出される二次電池であって、感熱素子を間に挟み、一端が前記外装缶外面と電気的に接続されてなる給電路が前記外装缶外面に沿設されており、前記感熱素子は、前記リード部が配設されている位置と対応する前記外装缶外面の位置に配されていることを特徴とする。
上記構成では、電池に大電流が流れた場合、電流経路上で電流密度が極板に比べ高くなるリード部が、より発熱し易い。この発熱し易いリード部で極板と外装缶を接続する構造にして、外装缶外表面上において、発熱し易いリード部の配設位置と対応する外装缶外面の位置に感熱素子を配したことにより、感熱素子の温度が発熱するリード部の温度に近づく。このため、上述したように感熱素子が得る温度を実際の使用温度限界よりも余裕をみて若干低くして保護回路設計を行わなくても厳密な温度管理を行うことができる。したがって、誤作動することなく厳密な温度管理が行われる。
また、前記感熱素子が配されている位置の外装缶は、前記感熱素子の外形に沿った形状に変形されていることが望ましい。これにより、外装缶及び感熱素子間の隙間が小さくなり、これらの間の熱伝導に有効に働く伝熱面積を拡大することができ、発熱部位及び感熱素子間の温度勾配をより小さくすることができる。
また、前記変形形状は、溝形状であるとしてもよい。
溝形状内において前記感熱素子の配設位置が選択でき、上記溝の中の最も接続領域に近くなる位置に感熱素子を配設することにより、感熱素子の温度が発熱するリード部の温度に近づくため、より誤作動し難くなる。
<実施の形態>
<構成>
図1(a)は、実施の形態における、外装缶と電極体の一方の電極とを電気的に接続するリード部を有する二次電池の一例としてのピン型リチウムイオン電池100の概略図である。
このピン型リチウムイオン電池100は、胴体径7.0mm、高さ50mm及び容量は120mAhである。
このピン型リチウムイオン電池100は、図1(b)及び図1(c)に示すように、有底円筒形状の外装缶140の中心軸上において、外装缶140内の底面に敷設された絶縁プレート150にその一端が当接している棒状のピン部110が配設されており、このピン部110を軸として、その縁部において帯状のリード部130が溶接された正極板123と、セパレータ122と、負極板121と、セパレータ122とが順にサンドイッチされたものが巻回されてなる電極体120を収納し、さらに、外装缶140の開口部付近におけるピン部110には弾性及び絶縁性を兼ね備えるキャップ部105が圧入されている。
外装缶140を密閉するための押圧力を発生させ、さらに、リード部130を外装缶140の内面に押圧するために、外装缶140の内面とキャップ部105とが接触する領域における外装缶140の円周において、内方に向かって窪ませた溝部140aが設けられ、キャップ部105を変形させており、当該キャップ部105の復元力、即ち前記押圧力が及ぶ領域まで、上記リード部130が延出されている。
さらに、外装缶140の外部においては、外装缶140の底部にステンレス製の導電プレート160が溶接されており、その縁部の一部から複合被覆リード線170が、外装缶140側面に沿ってピン部110が露出している外装缶上部側へと延出され、溝部140aを略一周した後、外装缶140表面を離れてさらに上方へと立ち上がる。
また、露出したピン部110の先端からも被覆リード線190が上方へと延出されている。
なお、上記複合被覆リード線170の配設位置の固定及び正極板と同電位となっている外装缶140の絶縁を目的として、不図示の筒状熱収縮チューブ内にピン型リチウムイオン電池100を挿入し、熱収縮させて密着させている。
以下各部の詳細について説明する。
ピン部110は、ステンレス材料からなる棒状の部材であって、長手方向において、ピン上部110aとピン下部110cの2つに区分される。
ピン上部110aには、さらに、局部的に外径が広がった鍔部110bが挿設されている。
ピン下部110cは、電極体120の負極板121と接続し、電流を集電する部材であり、ピン上部110aよりも径が小さな棒状の部材であって、電極体120中心に挿設されている。
ピン上部110aにおける鍔部110bとピン下部110cとに挟まれている中間領域の周囲に存在する外装缶140の対応領域において、キャップ部105を押圧して変形させる程度に内方へと窪ませてなる溝部140aが設けられている。
さらに、外装缶140は、その開口端がカシメ加工などにより内方へと屈曲された屈曲部140bを有する。これは、気密の度合を高めるためのものである。
また、外装缶140は、上記正極板123に溶接されたリード部130と接触により電気的接続を果たしており、密閉容器の筐体としての役割の他、電池の正極としての役割を兼ねている。
前記接触は、溝部140aとピン上部110a及び鍔部110bとで挟まれて変形しているキャップ部105の復元力によって、リード部130の端部(以下、「接触部」という。)を外装缶140内面に押圧することにより保持されている。
また、リード部130のもう一方の端(以下、「溶接端」という。)は、電極体120の外表面に露出している正極板123の縁部に溶接されている。
上記リード部は極板に比べ電流経路が制限されて、即ち、電流経路の断面積が小さく抑えられて電流密度が高くなるので、電力損失による発熱が他部より大きく、通電時の温度上昇が顕著となる。
電極体120は、上述のように、負極板121と、セパレータ122と、正極板123と、セパレータ122とを順にサンドイッチしたものを巻回したものである。
正極板123は、アルミニウム箔上に正極活物質(コバルト酸リチウム)及び炭素系導電剤などを膜形成したものである。
リード部130は厚さ40μmのアルミニウム箔製で幅は4mmである。
負極板121は、銅泊上に人造黒鉛、スチレンブタジエンゴム(SBR)、カルポキシメチルセルロース(CMC)が含まれた膜体が形成されてなる。
セパレータ122は、ポリオレフィン系樹脂からなる絶縁性の膜体である。
キャップ部105は、柔軟性のあるポリプロピレン製のガスケットである。
非水電解液は、エチレンカーボネート(EC)プロピレンカーボネート(PC)およびジエチレンカーボネート(DEC)を体積比で2:1:7に混合し、六フッ化リン酸リチウム(L1PF6)を1mo1/1の濃度で溶解させた溶液である。
絶縁プレート150は、ポリプロピレン製の円柱状のプレートである。
導電プレート160は、ステンレス製のプレートであり、外装缶140と複合被覆リード線170とを確実に電気接続するために設けられる部材であって、外装缶140の底部外表面に溶接されており、外装缶140の底部から一部はみ出した箇所がある。
複合被覆リード線170は、図1(d)に示すように、下部被覆リード線170a及び上部被覆リード線170b間に感熱素子180が介され、それぞれ電気的接続がなされている。
下部被覆リード線170aは、導電性の芯線を柔軟性と絶縁性を兼ね備えた被覆材で覆ったものである。
複合被覆リード線170の一端において、その芯線が導電プレート160の外装缶140の底部から僅かに突出している部分に接続され、外装缶140の側面に沿って、缶軸方向における外装缶140の開口部側に向かって配され、溝部140aに至る部分で、缶軸と直角に折れ曲がり、この溝部140aに入り込んでいる。
感熱素子180は、設定された温度以上に達すると内部の導電体が熱破壊を起こして短絡する円筒状のマイクロヒューズである。
この感熱素子180は、溝部140aに嵌り込んでいる複合被覆リード線170のもう一方の端に接続されており、その内方にリード部130の上述の接触部が存在する位置の近傍に配されている。なお、感熱素子をリード部130の接触部に確実に配するために、電池の製造過程において電極体を挿入するときにタブ部が接触する部分にマーキングを施しておくとよい。
そして、より厳密には、上記接触部と感熱素子180との間の熱伝導度が、できるだけ最大に近づく位置に感熱素子180を配設する。
本実施の形態では、上記正極板123から延出されたリード部130の接触部が、溝部140aの頂部の手前で終わっているので、外装缶140における溝部140aよりも若干底部寄りに感熱素子180を配置した方が、感熱素子180とリード部130の接触部との距離が短くなるが、その一方で感熱素子180と外装缶140表面とが線接触に近づくので熱伝導度が小さくなる。
そのため、感熱素子180は、溝部140aの中に嵌り込む状態で、最もリード部130の接触部に近づく位置に配した方が、上記接触部と感熱素子180との間の熱伝導度をより大きくすることができる。
以上のような構成を電気回路図に当てはめた状態を図2に示す。
即ち、外装缶140内、即ち、密閉容器の筐体内において、正極板123から導出される給電路の一部を構成するリード部130に抵抗が存在する。給電路中の他の部位どこよりも抵抗値が高いので、電力損失による発熱量が最も大きい。
本実施の形態のピン型リチウムイオン電池100では、異常発熱時において、リード部130における電力損失による発熱量が、電極体120自体の発熱量よりも大きいため、発熱量が多い上記接触部の付近に感熱素子180を設けることにより温度検出のタイムラグを短縮することができる。
このことは、後述する試験結果においても裏付けられている。
上部被覆リード線170bは、導電性の芯線を柔軟性と絶縁性を兼ね備えた被覆材で覆い、その一端に接続用のカプラが配されたものであり、もう一方の端における芯線が感熱素子180と接続されている。
被覆リード線190は、導電性の芯線を柔軟性と絶縁性を兼ね備えた被覆材で覆い、その一端がピン上部110aの端面に接続されており、もう一方の端に接続用のカプラが配されたものである。
<過充電試験>
目的) :感熱素子の配設位置による動作状況の違いを確認する。
試験方法):感熱素子180を以下の3箇所に配設し動作状況を確認した。
(各試験品と感熱素子の配設位置)
A)実施例品:外装缶140の外側面上の溝部140a内であって、かつ、最もリード部130の接触部との距離が近づく位置
B)比較品1:外装缶140の外側面上における長手方向の中央部
C)比較品2:外装缶140の外側面上における長手方向の底部近傍
(電池仕様)
上記A)実施例品のピン型リチウムイオン電池は、本実施の形態に記載のピン型リチウムイオン電池100と同仕様であり、また、上記B)比較品1及びC)比較品2のピン型リチウムイオン電池は、本実施の形態のピン型リチウムイオン電池100と複合被覆リード線170の配策経路及び感熱素子の配設位置が異なっている以外は、同一である。
(感熱素子仕様)
温度ヒューズ(公称動作温度:102℃)
(試験内容)
23℃下で、6.5Vを電圧上限とし、750mAの定電流で充電し、A)実施例品、B)比較品1、C)比較品2における感熱素子の温度を観測した。
(温度上昇傾向について)
図3は、過充電を行った場合の経時的温度変化を示す図である。
A)実施例品、B)比較品1、C)比較品2のうち、A)実施例品がB)比較品1及びC)比較品2に比べ、発熱量が大きく温度上昇が早い。
このことより、リード部の電力損失による発熱量が、電極体自体の発熱量よりも大きいことが推測でき、温度変化が顕著な上記接触部付近に感熱素子を設けることは、接触部と感熱素子との温度差及び温度検出のタイムラグを短縮化に有効であることがわかった。
つまり、本実施の形態における二次電池のように、接触部と感熱素子とを近い位置に置くことで、感熱素子と接触部との間の温度差及び温度上昇時におけるタイムラグが小さくなり、感熱素子の動作温度の設定を本来の狙い値からずらす必要がなくなり、その結果感熱素子の誤作動が起こり難くなる。
(n増し試験評価結果)
上述と同様の試験を標本数n=100にして温度変化に伴う状況を確認した。
Figure 2006278195



A)実施例品では確実に温度ヒューズが作動し、外装缶の膨張変形、気密破れなどの形状異変は未然に防がれている。
一方、B)比較例品1、C)比較例品2では外装缶の膨張変形、気密破れなどのいずれかの形状異変が確認された。
また、本実施の形態では、感温素子として温度ヒューズを用いているが、これには限定されず、例えば、PTC素子などを用いていもよい。
なお、本実施の形態では、本発明を適用した二次電池としてピン型リチウムイオン電池を例に挙げたが、これに限らず外装缶内において、リード部などにより局部的に抵抗値が高くなっている給電路を有する二次電池であれば、本発明は有効である。
(変形例)
本実施の形態では、ピン型リチウムイオン電池一本に対して、本発明を適用した場合の例を説明したが、複数の電池に電池に適用することもできる。
図4は、本発明を素電池が並列接続されるパック電池200に適用した場合の例を示す図である。
図4に示すように、パック電池200は、2本のピン型リチウムイオン電池100a及び100bが、それぞれの外装缶140e及び外装缶140jの側面同士で接するように並設された状態で、外装缶140e及び外装缶140jの底面が1つの導電性の導電プレート161を介して接合されている、並列のパック電池である。
ピン型リチウムイオン電池100a及び100bの各外装缶内部における構造は、本実施の形態におけるピン型リチウムイオン電池100と同一である。
このような接合状態では、2つのピン型リチウムイオン電池100a及び100bの間には、長手方向に2つの凹部が形成されるので、そのうちの一方の凹部と外装缶底面とが交錯する位置まで、導電プレート161の一部が外装缶140eの底面からはみ出しており、このはみ出した部位から複合被覆リード線171が一方のピン型リチウムイオン電池100aの外装缶140e側面に沿って、外装缶140eの上側へと延出され、外装缶140e上部に設けられた溝部140fに達したところで、直角に折れ曲がって、この溝部140fに嵌り込み、この溝を略半周した後に、もう一方のピン型リチウムイオン電池100bの外装缶140j上部に設けられた溝部140kに嵌り込み、略半周したところで直角に折れ曲がり、さらに上方へと延出される。
また、ピン型リチウムイオン電池100a及び100bにそれぞれ配されているピン部111及びピン部112に導電性の導電プレート195溶接されており、この導電プレート195から被覆リード線が上方に延出されている。
この外装缶140e及び外装缶140jは、これらに内包される正極板123と同電位となるため、外部との絶縁を図る目的と、複合被覆リード線171の配策位置を固定する目的とを兼ね、ピン型リチウムイオン電池100a及び100bを1との不図示の熱収縮チューブで覆い、互いに密着固定されている。
複合被覆リード線171は、1本の被覆リード線に2つの感熱素子が挿設されたものであり、下部被覆リード線171a、感熱素子180a、中部被覆リード線171b、感熱素子180b及び上部被覆リード線171cの順に接続されている。
感熱素子180aは、外装缶140eの上部に設けられた溝部140f内であって、ピン型リチウムイオン電池100a内部にある不図示のリード部130の接触部に最も近い位置に配されている。
感熱素子180bは、外装缶140jの上部に設けられた溝部140k内であって、ピン型リチウムイオン電池100b内部にある不図示のリード部130の接触部に最も近い位置に配されている。
このような構成にすることで、ピン型リチウムイオン電池100aまたはピン型リチウムイオン電池100bのいずれかが異常過熱した場合、リード部130の接触部付近の温度が逸早く上昇するため、これら接触部の近傍に置かれた感熱素子180a及び感熱素子180bと、各接触部との温度差及び温度上昇時のタイムラグを小さくすることができる。
その結果、感熱素子の動作温度の設定を本来の狙い値からずらす必要がなく、外装缶に付設された感熱素子が誤作動し難くなる。
なお、本実施の形態では、外装缶140外表面と複合被覆リード線170とを確実に電気接続するために、導電プレート160を設けているが、製造上、品質上の問題がなければ設けなくてもよい。
また、外装缶140外表面と複合被覆リード線170と接続位置も外装缶140底部にする必要はなく、抵抗値を増大させることなく確実に接続することが可能であれば、外装缶140の溝部140a内に接続してもよい。
また、リード部130は、正極板及び負極板のいずれか一方に接続されていればよく、必ずしも正極板と極性を共にするものではない。
本実施の形態におけるピン型リチウムイオン電池100の構成を説明するための図である。 本実施の形態におけるピン型リチウムイオン電池100の回路図である。 過充電試験試験における経時的温度変化を示す図である。 発明を並列接続されるピン型リチウムイオン電池に適用した場合の例を示す図である。
符号の説明
100 ピン型リチウムイオン電池
100a ピン型リチウムイオン電池
100b ピン型リチウムイオン電池
105 キャップ部
110 ピン部
110a ピン上部
110b 鍔部
110c ピン下部
111 ピン部
112 ピン部
120 電極体
121 負極板
122 セパレータ
123 正極板
130 リード部
130 当該リード部
140 外装缶
140a 溝部
140b 屈曲部
140e 外装缶
140f 溝部
140j 外装缶
140k 溝部
150 絶縁プレート
160 導電プレート
161 導電プレート
170 複合被覆リード線
170a 下部被覆リード線
170b 上部被覆リード線
171 複合被覆リード線
171a 下部被覆リード線
171b 中部被覆リード線
171c 上部被覆リード線
180 感熱素子
180a 感熱素子
180b 感熱素子
190 被覆リード線
195 導電プレート
200 パック電池

Claims (3)

  1. 導電性の外装缶内に電極体を収納し、前記電極体の一方の電極から前記外装缶内面に電気的に接続するリード部が延出されている二次電池であって、
    感熱素子を間に挟み、一端が前記外装缶外面と電気的に接続されてなる給電路が前記外装缶外面に沿設されており、
    前記感熱素子は、前記リード部が配設されている位置と対応する前記外装缶外面の位置に配されていることを特徴とする二次電池。
  2. 前記感熱素子が配されている位置の外装缶は、前記感熱素子の外形に沿った形状に変形されていることを特徴とする請求項1記載の二次電池。
  3. 前記変形形状は、溝形状であることを特徴とする請求項2記載の二次電池。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022196172A1 (ja) * 2021-03-16 2022-09-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 電池および電池の製造方法

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