JP2006276594A - 共振素子、その製造方法及びその読取装置 - Google Patents

共振素子、その製造方法及びその読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電気的な接続が不要で単純な層構成のみで共振効果が得られる金属箔、その製造方法及び読取装置を提供する。
【解決手段】 保護層面6上に金属層7を有し、前記金属層面上に誘電体層8を有し、前記誘電体層面上に導電体層9を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない金属箔であって、共振回路を構成している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、共振素子、その製造方法及びその製造装置に関する。特に、有価証券又は旅券冊子等の貴重印刷物に、真偽、券種判別、機械読み取り、又は偽変造の抑制効果を付与するための光学的変化素子として用いられている金属箔に関するものである。
有価証券又は旅券冊子等の貴重印刷物に、真偽、券種判別、偽変造の抑制効果を付与するために光学的変化素子として用いられている金属箔が貼付されている。これらの光学的変化素子として用いられている金属箔の一部には機械読み取りの対応のため、光学的変化素子内に通常光では不可視の情報や、適切な方向に回折光が得られるかによって判別する手法等が行われている。
また、光を回折する微小な凹凸を有するポリマー層と、前記ポリマー層の凹凸面上に導電体層を有し、前記ポリマー層と導電体層で構成される層を少なくとも2層有し、前記ポリマー層と導電体層の少なくとも一部は共振回路を構成している共振素子と、その共振素子を貴重印刷物上に貼付し、真偽判別をする読取装置(例えば、特許文献1参照。)がある。
特開2002−55216号公報
光学的変化素子として用いられている金属箔の機械読み取りには、レーザを照射し、光学的変化素子として用いられている金属箔に照射され回折した光をセンサで読み取るのが一般的であり、その光学的変化素子として用いられている金属箔が付与されている有価証券又は旅券冊子等の貴重印刷物が流通過程や取り扱い上で損傷した場合、光学的変化素子として用いられている金属箔に凹凸や折れが生じてしまうため、その読み取りが困難になるという問題があった。
また、前記公報では、2層の導電体層を電気的に接続する構成としており、一般的な光学的変化素子として用いられている金属箔が付与されている箔の製造設備だけでは製造不可能で、新たな設備を追加する必要がある。また、極めて薄い2層の導電体層を電気的かつ安定的に接続する技術も確立されていないため、製造には課題が残っている。
本発明は、光学的変化素子として用いられている金属箔を製造する工程に2層を加える単純な層構成のみで同様の共振効果が得られる製造方法であり、かつ、層間の電気的な接続は不要としたもので、本来の光学的変化素子として用いられている金属箔の機能に加えて、共振による機械読み取り機能を提供することにある。
本発明の共振素子は、保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない金属箔であって、共振回路を構成していることを特徴としている。
本発明の共振素子は、保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない金属箔であって、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層で2つのコンデンサを形成し、前記保護層面上の金属層または前記誘電体層面上の導電体層にコイルのパターンを形成し、2つのコンデンサとコイルにより共振回路を構成していることを特徴としている。
前記共振素子は、前記保護層面上に金属層を有するため、金属光沢が観察され、前記誘電体層面上の導電体層の形状の認識が困難となる。
本発明の共振素子は、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子であって、共振回路を構成していることを特徴としている。
本発明の共振素子は、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子であって、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層で2つのコンデンサを形成し、前記樹脂層の凹凸面上の金属層または前記誘電体層面上の導電体層にコイルのパターンを形成し、2つのコンデンサとコイルにより共振回路を構成していることを特徴としている。
前記共振素子は、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有するため、前記樹脂層の凹凸面と金属層により、色の変化や図柄の変化が観察され、前記誘電体層面上の導電体層の形状の認識が困難となる。
前記共振素子は、特定周波数の電波に対して共振することにより、真偽判別又は機械読み取りによる共振周波数の判別が可能となる。
前記共振素子を、有価証券又は旅券冊子に貼付し、その共振周波数の判別を行い、真偽判別又は機械読み取りを可能にする。
本発明の共振素子の読取装置は、保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の読取装置であって、CPUによって前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子が共振する周波数の電波を送信するタイミング制御部と、送信アンプを介して電波を送信する送信アンテナと、前記電波を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナにより受信アンプを介して受信信号を入力する受信制御部と、前記タイミング制御部からの信号を基に受信信号成分を出力し、A/D変換部を介して前記CPUに入力され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層によって前記特定周波数の電波に対する共振を生じる共振回路を構成している共振素子の存在の有無及び共振周波数を判定し、共振素子の真偽判別又は機械読み取りを行うことを特徴としている。
本発明の共振素子の製造方法は、保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の製造方法であって、前記保護層面上に、前記金属層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、前記金属層面上に誘電体層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、前記誘電体層面上に、前記導電体層を塗布、蒸着または印刷により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、層を重ねた構成としているので、前記金属層と導電体層間の電気的に接続されていないことを特徴としている。
本発明の共振素子の読取装置は、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の読取装置であって、CPUによって前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子が共振する周波数の電波を送信するタイミング制御部と、送信アンプを介して電波を送信する送信アンテナと、前記電波を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナにより受信アンプを介して受信信号を入力する受信制御部と、前記タイミング制御部からの信号を基に受信信号成分を出力し、A/D変換部を介して前記CPUに入力され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層によって前記特定周波数の電波に対する共振を生じる共振回路を構成している共振素子の存在の有無及び共振周波数を判定し、共振素子の真偽判別又は機械読み取りを行うことを特徴としている。
本発明の共振素子の製造方法は、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の製造方法であって、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層面上に、前記金属層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、前記金属層面上に誘電体層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、前記誘電体層面上に、前記導電体層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、層を重ねた構成としているので、前記金属層と導電体層間の電気的に接続されていないことを特徴とする。
本発明の共振素子、その製造方法及び読み取り装置によれば、現在、主に複写や汎用プリンタ等による偽変造を抑止する目的で貼付されている光学的変化素子として用いられている金属箔に加え、共振回路を構成していることで、光学的変化素子として用いられている金属箔の有無及び共振周波数を判定し、真偽判別又は機械読み取りによる共振周波数の判別を行うことが可能となる。
また、本発明は、従来の光学的変化素子として用いられている金属箔の光学的な機械読み取り方法に見られる、流通過程や取り扱い上で損傷した場合、光学的変化素子として用いられている金属箔の凹凸や折れによってその読み取りが困難になるのに比べ、共振回路に断線等が生じることがなければ、光学的変化素子として用いられている金属箔の凹凸や折れに影響されることなく機械読み取りが可能である。
さらに、本発明は箔の層内にコイル等の共振回路を有するため、見た目の光学的変化素子機能と機械読み取り用の共振機能を兼ね備えたものの偽変造は非常に困難である。また、外観上、一般の光学的変化素子として用いられている金属箔と変わらないため、共振回路を構成していることが悟られにくく、偽変造防止に効果がある。
本発明に係る共振素子及びその読み取り装置の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
本発明の共振素子は、保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、又は光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成されており、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層は電気的に接続されていないが、共振回路を構成している。
本発明の共振素子を構成する樹脂層は、ホログラム等の回折格子状パターンを熱と圧力によって型押し成形が可能な樹脂であり、この回折格子状パターンによって、光学的に色や図柄が変化して見える。この樹脂層の厚みは数μm〜数十μm程度が望ましい。
本発明の共振素子を構成する金属層は上記樹脂層の凹凸面上に設けられており、光学的変化素子の本来の色や模様が変化する効果はそのまま得られており、この金属層は一般的にアルミニウム等が用いられる。
本発明の共振素子は、誘電体層を挟んだ金属層と導電体層とからなるコンデンサが2つ、コイルが1つのLC回路を構成することにより共振するものであり、金属層の回路は、コイルの線幅を0.5〜2.0mm、ピッチを0.5〜2.0mm、コンデンサは、2つのコンデンサとも50〜400mm2、また、導電体層の回路は、2つのコンデンサとも50〜400mmが望ましい。
前記誘電体層を挟んだ前記金属層と前記導電体層とのコンデンサ部分は、同位置に重なることにより、コンデンサの機能をなすものである。
さらに、金属層の回路部分の周辺にも金属層を残すことで、導電体層の回路を隠蔽することができる。本発明をさらにその製造方法及びその読取装置を含めて、実施例をもって以下に詳細に説明する。
(実施例) 本発明の一実施例を、以下の図面に基づいて説明をする。本発明は、本実施例に限定されるものではなく、導電体層の形状や誘電体層の厚みによって、本発明の真偽判別あるいは機械読み取りに用いる電波の周波数を任意に設定可能である。
図1、図2は、本実施例を説明する図であり、図1は、有価証券または旅券冊子等の貴重印刷物1に金属箔2が貼付されているものであり、図2は、有価証券または旅券冊子等の貴重印刷物1に金属箔3が貼付されているものである。
図3は、図1のa−a’の断面図であり、光学的変化素子として用いられている、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層を持たない一般の金属箔の構成図を示すものである。図3(a)は、金属箔の貼付前の状態を示す図である。その構成は、金属箔の表面からキャリアフィルム4、剥離層5、保護層6、金属層7、誘電体層8、導電体層9、接着層10である。
図3(b)は、金属箔の貼付後の状態を示す図であり、金属箔の表面から保護層6、金属層7、誘電体層8、導電体層9、接着層10、有価証券または旅券冊子等の貴重印刷物1の用紙11である。
図4は、図2のb−b’の断面図であり、光学的変化素子として用いられている、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層を有し、ディメタライズ処理を施していない金属箔の構成図を示すものである。図4(a)は、金属箔の貼付前の状態を示す図である。その構成は、金属箔の表面からキャリアフィルム4、剥離層5、保護層6、エンボス層12、金属層7、誘電体層8、導電体層9、接着層10である。
図4(b)は、金属箔の貼付後の状態を示す図であり。金属箔の表面から保護層6、エンボス層12、金属層7、誘電体層8、導電体層9、接着層10、有価証券または旅券冊子等の貴重印刷物1の用紙11である。
図5は、図2のb−b’の断面図であり、光学的変化素子として用いられている、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層を有し、ディメタライズ処理を施している金属箔の構成図を示すものである。図5(a)は、金属箔の貼付前の状態を示す図である。その構成は、金属箔の表面からキャリアフィルム4、剥離層5、保護層6、エンボス層12、エンボス面13、金属層7、誘電体層8、導電体層9、接着層10である。
図5(b)は、金属箔の貼付後の状態を示す図であり。金属箔の表面から保護層6、エンボス層12、エンボス面13、金属層7、誘電体層8、導電体層9、接着層10、有価証券または旅券冊子等の貴重印刷物1の用紙11である。
図6(a)は、金属箔の導電体層9の回路図を示す。Aコンデンサ14とBコンデンサ15間はコイル16で接続されている。金属層7は、エンボス層12又はエンボス面13上に塗布、蒸着または印刷等の方法により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷およびエッチング処理を行う。
図6(b)は、金属箔の金属層7の回路図を示す。図6(a)のAコンデンサ14とBコンデンサに当たる部分及びAコンデンサ14とBコンデンサを電気的に接続する部分が含まれる金属層17である。金属層7は、誘電体層7面上に蒸着により形成している。
図7(a)は、金属箔の導電体層9の回路図を示す。Aコンデンサ14とBコンデンサ15間はコイル16で接続されている。金属層7は、エンボス層12又はエンボス面13上に塗布、蒸着または印刷等の方法により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷およびエッチング処理を行う。
図7(b)は、金属箔の金属層7の回路図を示す。Aコンデンサ14とBコンデンサ15間は導線18で接続されている。導電体層9は、誘電体層8面上に蒸着により形成し、回路を構成するために印刷及びエッチング処理を行う。また、導電体層9の回路の周辺にもコイル及びコンデンサを隠蔽するように金属層17を残し、さらにその周辺にも微小文字あるいは微細画線等19を施す。
図7(b)の金属層7の回路は、Aコンデンサ14とBコンデンサ15とも約126mmで形成した。
図4(b)の導電体層8の回路は、コイルパターンの半径を約26mm、巻き数を4巻き、コイルの線幅を約1.0mm、ピッチを約0.5mmで形成した。また、コンデンサは、Aコンデンサ13とBコンデンサ14とも約126mmで形成した。
上記の数値で構成した場合、約41MHzの周波数の電波によって共振が可能であった。
図8は、本実施例の共振素子の読取装置の一構成例を示す図である。本実施例の読取装置は、CPU20と、誘電体層8を挟んでいる金属層7と導電体層9間は電気的に接続されていない共振素子が共振する周波数の電波を送信するタイミング制御部21と、送信アンプ22と、送信アンプ22を介して電波を送信する送信アンテナ23と、前記電波を受信する受信アンテナ24と、受信アンプ25と。受信アンプ25を介して受信信号を入力する受信制御部26と、A/D変換部27とから構成されている。
CPU20によって本実施例の共振素子が共振する周波数の電波を送信するタイミングを制御し、送信アンプ22を介し、送信アンテナ23より電波を送信する。
受信は受信アンテナ24によって行われ、受信アンプ25を介して、受信制御部26に入力され、タイミング制御部21からの信号を基に受信信号成分が出力される。その信号はA/D変換部27を介してCPU20に入力され、本実施例の共振素子2が存在するか否かを判定する。判定結果はCPUに接続されたスピーカや発光素子によって、操作する者に知らせる等の方法をとることも可能である。
本実施例の共振素子を貼付した貴重印刷物の図である。 本実施例の共振素子を貼付した貴重印刷物の図である。 図1のa−a’の断面図であり、光学的変化素子として用いられている、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層を持たない一般の金属箔の構成図を示す。 図2のb−b’の断面図であり、光学的変化素子として用いられている、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層を有するディメタライズ処理を施していない金属箔の構成図を示す。 図2のb−b’の断面図であり、光学的変化素子として用いられている、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層を有するディメタライズ処理を施した金属箔の構成図を示す。 本実施例の共振素子のコイルとコンデンサの回路図を示す。 本実施例の共振素子のコイルとコンデンサの回路図を示す。 本実施例の共振素子の読取装置の構成図である。
符号の説明
1 貴重印刷物
2 共振素子
3 共振素子
4 キャリアフィルム
5 剥離層
6 保護層
7 金属層
8 誘電体層
9 導電体層
10 接着層
11 用紙
12 エンボス層
13 エンボス面
14 Aコンデンサ
15 Bコンデンサ
16 コイル
17 金属層
18 導線
19 微小文字、微細画線部
20 CPU
21 タイミング制御部
22 送信アンプ
23 送信アンテナ
24 受信アンテナ
25 受信アンプ
26 受信制御部
27 A/D変換部











































Claims (12)

  1. 保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない金属箔であって、共振回路を構成していることを特徴とする共振素子。
  2. 保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない金属箔であって、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層で2つのコンデンサを形成し、前記保護層面上の金属層または前記誘電体層面上の導電体層にコイルのパターンを形成し、2つのコンデンサとコイルにより共振回路を構成していることを特徴とする共振素子。
  3. 前記共振素子は、前記保護層面上に金属層を有するため、金属光沢が観察され、前記誘電体層面上の導電体層の形状の認識が困難となることを特徴とする請求項1又は2記載の共振素子。
  4. 光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子であって、共振回路を構成していることを特徴とする共振素子。
  5. 光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子であって、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層で2つのコンデンサを形成し、前記樹脂層の凹凸面上の金属層または前記誘電体層面上の導電体層にコイルのパターンを形成し、2つのコンデンサとコイルにより共振回路を構成していることを特徴とする共振素子。
  6. 前記共振素子は、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有するため、前記樹脂層の凹凸面と金属層により、色の変化や図柄の変化が観察され、前記誘電体層面上の導電体層の形状の認識が困難となることを特徴とする請求項4又は5記載の共振素子。
  7. 前記共振素子は、特定周波数の電波に対して共振することにより、真偽判別又は機械読み取りによる共振周波数の判別が可能となることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の共振素子。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の前記共振素子を、有価証券又は旅券冊子に貼付し、その共振周波数の判別を行い、真偽判別又は機械読み取りを可能にすることを特徴とする有価証券又は旅券冊子。
  9. 保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の読取装置であって、CPUによって前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子が共振する周波数の電波を送信するタイミング制御部と、送信アンプを介して電波を送信する送信アンテナと、前記電波を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナにより受信アンプを介して受信信号を入力する受信制御部と、前記タイミング制御部からの信号を基に受信信号成分を出力し、A/D変換部を介して前記CPUに入力され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層によって前記特定周波数の電波に対する共振を生じる共振回路を構成している共振素子の存在の有無及び共振周波数を判定し、共振素子の真偽判別又は機械読み取りを行うことを特徴とする共振素子の読取装置。
  10. 保護層面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の製造方法であって、前記保護層面上に、前記金属層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、前記金属層面上に誘電体層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、前記誘電体層面上に、前記導電体層を塗布、蒸着または印刷により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、層を重ねた構成としているので、前記金属層と導電体層間の電気的に接続されていない共振素子の製造方法。
  11. 光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の読取装置であって、CPUによって前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子が共振する周波数の電波を送信するタイミング制御部と、送信アンプを介して電波を送信する送信アンテナと、前記電波を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナにより受信アンプを介して受信信号を入力する受信制御部と、前記タイミング制御部からの信号を基に受信信号成分を出力し、A/D変換部を介して前記CPUに入力され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層によって前記特定周波数の電波に対する共振を生じる共振回路を構成している共振素子の存在の有無及び共振周波数を判定し、共振素子の真偽判別又は機械読み取りを行うことを特徴とする共振素子の読取装置。
  12. 光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層と、前記樹脂層の凹凸面上に金属層を有し、前記金属層面上に誘電体層を有し、前記誘電体層面上に導電体層を有して構成され、前記誘電体層を挟んでいる前記金属層と導電体層間は電気的に接続されていない共振素子の製造方法であって、光を回折する微小な凹凸を有する樹脂層面上に、前記金属層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、前記金属層面上に誘電体層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、前記誘電体層面上に、前記導電体層を塗布、蒸着または印刷等により形成し、回路を構成するために必要な場合はさらに印刷及びエッチング処理を行い、層を重ねた構成としているので、前記金属層と導電体層間の電気的に接続されていない共振素子の製造方法。
JP2005097227A 2005-03-30 2005-03-30 共振素子、その製造方法及びその読取装置 Pending JP2006276594A (ja)

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