JP2006276527A - 映像投写用スクリーン - Google Patents

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一弘 新井
Takashi Ikeda
貴司 池田
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Abstract

【課題】 狭波長帯光を出射するLED等の光源を備えるプロジェクタに用いて好適な映像投写用スクリーンを提供する。
【解決手段】 リアプロジェクタの投写ユニットは赤色狭波長帯光(615nm〜630nm)と緑色狭波長帯光(515nm〜525nm)と青色狭波長帯光(460nm〜467nm)を出射するLED光源を備えている。映像投写用スクリーンは、前記青色狭波長帯光と前記緑色狭波長帯光との間の波長の光、及び前記緑色狭波長帯光と前記赤色狭波長帯光との間の波長の光を吸収する吸収材から成る不要光吸収層を有する。更に、紫外線近傍の光を吸収する紫外線カット層及び赤外線近傍の光を吸収する赤外線カット層を有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、リアプロジェクタやフロントプロジェクタに用いられる映像投写用スクリーンに関する。
プロジェクタは、例えば超高圧水銀ランプから出射された白色光を赤色光と緑色光と青色光とに分光し、各々の色光を各色用の映像表示パネルに導き、各映像表示パネルを経て得られる各色映像光をクロスダイクロイックプリズムによって合成し、この合成によって得られたフルカラー映像光を投写レンズによって投写する。(特許文献1参照)。投写されたフルカラー映像光は、リアプロジェクタにおいては映像投写用スクリーン(透過型)の背面側に投写され、フロントプロジェクタにおいては映像投写用スクリーン(反射型)の前面に投写される。
リアプロジェクタ用の従来の映像投写用スクリーン(透過型)の特性を図1において一点鎖線で示す。この特性は光の波長に対する透過特性を示している。この図から分かるように、従来のスクリーンは、紫外線近傍の青色光成分を除いてほぼフラットな透過特性を有している。なお、フロントプロジェクタ用の従来の映像投写用スクリーン(反射型)の特性も同様にほぼフラットな反射特性を有している。
特開2005−70476号公報
ところで、超高圧水銀ランプから出射された白色光の成分を見ると、赤色波長帯と緑色波長帯と青色波長帯の各々のピークは存在するものの、概ね全可視光範囲で光が存在しており:各色波長帯光は隣接した(繋がった)ものとなっている。一般に、光量(明るさ)を重視する場合には不要光(例えば、オレンジがかった光など)をカットすることはしない。また、色純度を重視する場合には分光用のダイクロイックミラーにおいて不要光をカットする特性を持たせることはあるものの、映像投写用スクリーンへは比較的広帯域のフルカラー映像光が導かれることになる。このため、映像投写用スクリーンとしては、広帯域で透過率(又は反射率)の高いことが求められている。
しかしながら、光源として例えばLED(発光ダイオード)を用い、赤色の狭波長帯光と緑色の狭波長帯光と青色の狭波長帯光とでフルカラー映像光を生成するプロジェクタにおいて、広帯域で透過率(或いは反射率)の高い映像投写用スクリーンを用いると、望ましい表示性能が得られない。
この発明は、上記の事情に鑑み、狭波長帯光を出射するLED等の光源を備えるプロジェクタに用いて好適な映像投写用スクリーンを提供することを目的とする。
この発明の映像投写用スクリーンは、上記の課題を解決するために、第1の狭波長帯光と当該第1の狭波長帯光よりも長波長の第2の狭波長帯光と当該第2の狭波長帯光よりも長波長の第3の狭波長帯光とを用いることで得られたフルカラー映像光の投写を受けて映像を表示する映像投写用スクリーンであって、前記第1の狭波長帯光と第2の狭波長帯光との間の波長の光、及び第2の狭波長帯光と第3の狭波長帯光との間の波長の光のうち少なくとも一方の光を吸収する吸収材から成る不要光吸収層が形成されていることを特徴とする。
上記の構成であれば、投写されたフルカラー映像光に含まれる波長帯の光が吸収されることはない。一方、映像投写用スクリーンに外光が当たった場合、前記少なくとも一方の波長帯光(外光中の光)を吸収するので、当該波長帯の光の再反射による表示性能の劣化(映り込み、コントラスト低下等)を抑制することができる。
上記構成の映像投写用スクリーンにおいて、前記第1の狭波長帯光と第2の狭波長帯光との間の波長の光は、約491nm付近を中心とした波長帯のなかの或る波長を有する一つ又は複数の光であるのがよい。また、上記構成の映像投写用スクリーンにおいて、前記第2の狭波長帯光と第3の狭波長帯光との間の波長の光は、約570nm付近を中心とした波長帯のなかの或る波長を有する一つ又は複数の光であるのがよい。
これら構成の映像投写用スクリーンにおいて、リアプロジェクション用として構成されていてもよい。或いは、これら構成の映像投写用スクリーンにおいて、フロントプロジェクション用として構成されていてもよい。
また、これら構成の映像投写用スクリーンにおいて、第1の狭波長帯光と第2の狭波長帯光と第3の狭波長帯光は固体発光素子から出射された光であってもよい。また、かかる構成において、前記固体発光素子は発光ダイオードであってもよい。
この発明の映像投写用スクリーンであれば、狭波長帯光を出射するLED等の光源を備えるプロジェクタに用いると、投写されたフルカラー映像光に含まれる波長帯の光(必要光)は吸収せずに外光中の不要光を吸収するので、外光の再反射による表示性能の劣化(映り込み、コントラスト低下等)を抑制することができるという効果を奏する。
以下、この発明の実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
図5及び図6に基づいてリアプロジェクタの概略構成を説明する。投写ユニット1から出射されたフルカラー映像光は、背面ミラー2によって反射され、映像投写用スクリーン3へと導かれる。投写ユニット1は、例えば、図6に示すように、3つの照明装置11R,11G,11Bを備える(以下、個々の照明装置を特定しないで示すときには、符号”11”を用いる)。照明装置11RのLED光源12は赤色光を出射し、照明装置11GのLED光源12は緑色光を出射し、照明装置11BのLED光源12は青色光を出射する。この実施形態では、例えば、前記赤色光の波長帯は615nm〜630nmであり、前記緑色光の波長帯は515nm〜525nmであり、前記青色光の波長帯は460nm〜467nmである。
各照明装置11のLED光源12から出射された光は各色用の透過型の液晶表示パネル13R,13G,13Bに導かれる(以下、個々の液晶表示パネルを特定しないで示すときには、符号”13”を用いる)。各液晶表示パネル13は、入射側偏光板と、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成るパネル部と、出射側偏光板とを備えて成る。液晶表示パネル13R,13G,13Bを経ることで変調された変調光(各色映像光)は、ダイクロイックプリズム14によって合成されてフルカラー映像光となる。このフルカラー映像光は、投写レンズ15によって拡大投写される。照明装置11は、LED16…がアレイ状に配置されたLED光源12と、各LED光源12から出射された光を液晶表示パネル13へインテグレートして導くフライアイレンズ対17とから成る。勿論、このようなリアプロジェクタ及び照明装置11は例示であり、このような構成に限られない。
図1は、映像投写用スクリーン3の理想的な特性を示した図である。この特性は光の波長に対する透過特性を示している。なお、従来例でも述べたが、従来の映像投写用スクリーン(透過型)の特性を図1において一点鎖線で示している。映像投写用スクリーン3は、前記青色狭波長帯光(460nm〜467nm)と前記緑色狭波長帯光(515nm〜525nm)との間の波長の光、及び前記緑色狭波長帯光と前記赤色狭波長帯光(615nm〜630nm)との間の波長の光を吸収する吸収材から成る不要光吸収層が形成されている。更に、紫外線近傍の光を吸収する紫外線カット層及び赤外線近傍の光を吸収する赤外線カット層を有する。
前記青色狭波長帯光と緑色狭波長帯光との間の波長の光は、468nm〜514nmの波長帯の光となる。かかる波長帯の光は約491nm付近を中心とした波長帯の光となる。また、前記緑色狭波長帯光と前記青色狭波長帯光との間の波長の光は、526nm〜614nmの波長帯の光となる。かかる波長帯の光は約570nm付近を中心とした波長帯の光となる
前記468nm〜514nmの波長帯の全範囲の光を100%吸収することができる不要光吸収層を見い出したわけではない。図1に示す特性はあくまで理想の特性である。例えば、480nm付近の光を吸収できる不要光吸収層、500nmの付近の光を吸収できる不要光吸収層、530nm付近の光を吸収できる不要光吸収層など、前記468nm〜514nmの波長帯の範囲内で一つ又は複数の波長の光を吸収できればよい。光吸収能力は100%でなくてもよく、例えば、60%程度でもよい。
同じく、前記526nm〜614nmの波長帯の全範囲の光を100%吸収することができる不要光吸収層を見い出したわけではない。例えば、580nm付近の光を吸収できる不要光吸収層、580nm付近の光を吸収できる不要光吸収層、590nmの付近の光を吸収できる不要光吸収層、605nm付近の光を吸収できる不要光吸収層など、前記526nm〜614nmの波長帯の範囲内で一つ又は複数の波長の光を吸収できればよい。光吸収能力は100%でなくてもよく、例えば、60%程度でもよい。
例えば、500nmと580nm付近に対する不要光吸収層を得るには、特開2003−195278号公報の図3等に開示されている特性の有機色素分散層を映像投写用スクリーン3の表面或いは裏面にコーティング或いは貼付すればよい。また、500nmと590nm付近に対する不要光吸収層を得るには、特開2003−140145号公報の図6等に開示されている特性の有機色素分散層を映像投写用スクリーン3の表面或いは裏面にコーティング或いは貼付すればよい。また、480nmと590nmと605nm付近に対する不要光吸収層を得るには、特開2002−311234号公報の図18,19,20等に開示されている特性の塗布液を、当該公報の段落「0085」〜「0099」に開示されている手法を用いて作成し、映像投写用スクリーン3の表面或いは裏面に塗布すればよい。また、530nm付近に対する不要光吸収層を得るには、特開2005−38625号公報の表3等に開示されている特性の金ナノロッドを含有した組成物から成るコーティング膜等を、映像投写用スクリーン3の表面或いは裏面に成膜すればよい。勿論、これら公報に開示されている光吸収材に限るものではなく、他の光吸収材を用いて不要光吸収層を得ることができる。
映像投写用スクリーン3は、図2に示すように、紫外線近傍の光や赤外線近傍の光に対して吸収性が無い特性を持つものでも構わない。すなわち、紫外線近傍の光を吸収する紫外線カット層及び赤外線近傍の光を吸収する赤外線カット層を有しなくてもよい。
映像投写用スクリーン3は、例えば、図3に示すように、前記468nm〜514nmの波長帯の光に対する吸収率と前記526nm〜614nmの波長帯の光に対する吸収率とが異なるものであってもよい。また、映像投写用スクリーン3は、図4に示すように、前記468nm〜514nmの波長帯の光透過率及び前記526nm〜614nmの波長帯の光透過率が30%程度となるものでもよい。コントラストに関しては、不要光の透過率を0%付近に落とさなくても、吸収率に応じてある程度の効果が得られる。また、映像投写用スクリーン3は、前記468nm〜514nmの波長帯の光に対する吸収と前記526nm〜614nmの波長帯の光に対する吸収のいずれか一方だけを行う吸収特性を有するものでもよい。
映像投写用スクリーン3としては、フレネルレンズスクリーン、レンチキュラレンズスクリーン等の透過型スクリーンが用いられる。また、以上の説明では、リアプロジェクタを示したが、フロントプロジェクタで用いられる反射型の映像投写用スクリーンについても、上述した不要光吸収層を設けることができる。反射型の映像投写用スクリーンとしては、マットスクリーンやビーズスクリーンなどを用いることができる。また、以上の説明において、LEDの出射光の波長帯や不要光の波長帯は例示であり、この実施例で示した数値に限定されるものではない。また、LEDに限らず、狭波長帯光を出射する他の固体発光素子(例えば、エレクトロルミネッセンスなど)を用いることができる。
この発明の映像投写用スクリーンの特性例を示した説明図である。 この発明の映像投写用スクリーンの他の特性例を示した説明図である。 この発明の映像投写用スクリーンの他の特性例を示した説明図である。 この発明の映像投写用スクリーンの他の特性例を示した説明図である。 リアプロジェクタの概略構成を示した説明図である。 投写ユニットの概略構成を示した説明図である。
符号の説明
1 投写ユニット
3 映像投写用スクリーン
12 LED光源

Claims (7)

  1. 第1の狭波長帯光と当該第1の狭波長帯光よりも長波長の第2の狭波長帯光と当該第2の狭波長帯光よりも長波長の第3の狭波長帯光とを用いることで得られたフルカラー映像光の投写を受けて映像を表示する映像投写用スクリーンであって、前記第1の狭波長帯光と第2の狭波長帯光との間の波長の光、及び第2の狭波長帯光と第3の狭波長帯光との間の波長の光のうち少なくとも一方の光を吸収する吸収材から成る不要光吸収層が形成されていることを特徴とする映像投写用スクリーン。
  2. 請求項1に記載の映像投写用スクリーンにおいて、前記第1の狭波長帯光と第2の狭波長帯光との間の波長の光は、約491nm付近を中心とした波長帯のなかの或る波長を有する一つ又は複数の光であることを特徴とする映像投写用スクリーン。
  3. 請求項1に記載の映像投写用スクリーンにおいて、前記第2の狭波長帯光と第3の狭波長帯光との間の波長の光は、約570nm付近を中心とした波長帯のなかの或る波長を有する一つ又は複数の光であることを特徴とする映像投写用スクリーン。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の映像投写用スクリーンにおいて、リアプロジェクション用として構成されたことを特徴とする映像投写用スクリーン。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の映像投写用スクリーンにおいて、フロントプロジェクション用として構成されたことを特徴とする映像投写用スクリーン。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の映像投写用スクリーンにおいて、第1の狭波長帯光と第2の狭波長帯光と第3の狭波長帯光は固体発光素子から出射されることを特徴とする映像投写用スクリーン。
  7. 請求項6に記載の映像投写用スクリーンにおいて、前記固体発光素子は発光ダイオードであることを特徴とする映像投写用スクリーン。
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