JP2006276406A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化を実現できる画像表示装置を提供する。
【解決手段】 画像表示装置は、基本色光を射出する光源装置と、光源装置から射出された基本色光を画像信号に応じて光変調する空間光変調装置と、空間光変調装置により変調された基本色光に基づく画像をスクリーン10上に投射する投射ユニットを複数備えている。また投射ユニットは、S偏光の互いに異なる基本色光からなる画像をスクリーン10上にそれぞれ投射する投射ユニットと、P偏光の互いに異なる基本色光からなる画像をスクリーン10上にそれぞれ投射する投射ユニットとを含んでいる。マトリクス状に配置された投射ユニットのそれぞれから投射された画像をスクリーン10上で合成することによってスクリーン10上に合成画像を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像表示装置は、基本色光を射出する光源装置と、光源装置から射出された基本色光を画像信号に応じて光変調する空間光変調装置と、空間光変調装置により変調された基本色光に基づく画像をスクリーン10上に投射する投射ユニットを複数備えている。また投射ユニットは、S偏光の互いに異なる基本色光からなる画像をスクリーン10上にそれぞれ投射する投射ユニットと、P偏光の互いに異なる基本色光からなる画像をスクリーン10上にそれぞれ投射する投射ユニットとを含んでいる。マトリクス状に配置された投射ユニットのそれぞれから投射された画像をスクリーン10上で合成することによってスクリーン10上に合成画像を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は画像表示装置に関するものである。
液晶装置等の空間光変調装置で生成された画像情報を含む色光を投射系を介してスクリーン上に投射する画像表示装置(プロジェクタ)の一例として、スクリーンの背面側から色光を投射する背面投射型画像表示装置(リアプロジェクタ)が知られている。また、偏光方向が互いに異なる色光をスクリーン上に投射し、投射した画像を鑑賞者に立体像として認識させる立体画像表示装置が知られている(特許文献1参照)。
また、複数のプロジェクタの投影画像を並列にスクリーン上で合成し大型の映像を提供する画像表示装置が知られていた。(特許文献2参照)
特開2003−185969号公報
特開2002−72359号公報
また、複数のプロジェクタの投影画像を並列にスクリーン上で合成し大型の映像を提供する画像表示装置が知られていた。(特許文献2参照)
ところで、上述の画像表示装置においては、投射系の物体面と空間光変調装置の光射出面とを一致させるとともに、投射系の像面とスクリーンとを一致させ、空間光変調装置の光射出面とスクリーンとを投射系に関して共役な位置関係にする必要がある。ところが、従来の技術は、空間光変調装置と投射系との間にダイクロイックプリズム等を含む合成系を設ける構成であるため、投射系と空間光変調装置の光射出面との間の距離(投射系のバックフォーカス)を、合成系を配置可能な程度に確保する必要がある。バックフォーカスが長くなると、投射系とスクリーンとの間の距離(投射系のフロントフォーカス)も長くなるため、この画像表示装置をリアプロジェクタに適用した場合、リアプロジェクタの小型化(薄型化)を阻害することになる。また、大きな投影空間を許容できる大型装置に適用するため、装置全体では長い投影距離を必要としていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、小型化を実現できる画像表示装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、基本色光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出された前記基本色光を画像信号に応じて光変調する空間光変調装置と、前記空間光変調装置により変調された前記基本色光に基づく画像をスクリーン上に投射する投射系とを有する投射ユニットを複数備え、前記投射ユニットはマトリクス状に配置され、投射ユニットのそれぞれから投射された前記画像を前記スクリーン上で合成することによって合成画像を形成する画像表示装置が提供される。
本発明によれば、投射ユニットは、直交するマトリクスの交点や三角形マトリクスの各頂点に配置することによって漏れなくスクリーン領域をカバーし、均一な表示を得ることができる。
投射ユニットのマトリクス状配置に対応したブレンディング領域で画像を重ね合わせて合成画像を形成することによりスクリーン全体で均質な画像が提供される。
本発明によれば、偏光投射ユニットは、直交するマトリクスの交点や三角形マトリクスの各頂点に配置することによって漏れなくスクリーン領域をカバーし、均一な表示を得ることができる。 また、本発明によれば、第1偏光の互いに異なる基本色光を投射可能は第1偏光投射ユニットと、第2偏光の互いに異なる基本色光を投射可能な第2偏光投射ユニットとのそれぞれを複数設置された複数の投射クラスタは、各投射ユニットから投射された画像をスクリーン上で合成する。この場合、投射ユニットには色合成系を設けなくてすむため、装置の小型化を実現することができる。また、各投射ユニットの構造を簡単化することができる。
前記第1偏光投射ユニットから投射され前記スクリーンを介した前記第1偏光のみを透過する一方の目用透過部と、前記第2偏光投射ユニットから投射され前記スクリーンを介した前記第2偏光のみを透過する他方の目用透過部とを有する眼鏡を有する構成を採用することができる。これにより、眼鏡をかけた鑑賞者に立体像を認識させることができる。
本発明によれば、偏光投射ユニットは、直交するマトリクスの交点や三角形マトリクスの各頂点に配置することによって漏れなくスクリーン領域をカバーし、均質な立体表示を得ることができる。
各偏光投射ユニットのマトリクス状の配置に対応したブレンディング領域で各偏光画像を重ね合わせて合成画像を形成することによりスクリーン全体で均質な立体画像が提供される。
前記空間光変調装置の光射出面は前記投射系の光軸に対して垂直方向に配置されているとともに、前記光射出面から射出される光束の中心軸と前記投射系の光軸とがずれている構成を採用することができる。これにより、スクリーンに投射される光束の中心軸とスクリーンとが非垂直であっても、スクリーン上に所望の画像を形成することができる。
前記空間光変調装置は液晶装置を含む構成を採用することができる。これにより、各投射ユニットは所望の画像を投射することができる。
前記光源装置は発光ダイオードを含む構成を採用することができる。これにより、各投射ユニットは所望の基本色光を投射することができる。
前記光源装置は各々独立に光量制御手段を持ち、オフもしくは減光することができる。これにより広いダイナミックレンジ光を投射することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。更には、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図1において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は基本色の画像投射装置であり、図1中でR、G、Bと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色とした場合の投射ユニットの担当する基本色を示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図1中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射する背面投射型画像表示装置、所謂リアプロジェクタである。以下の説明において、画像表示装置を適宜、「プロジェクタ」と称する。
図1は第1実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図1において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は基本色の画像投射装置であり、図1中でR、G、Bと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色とした場合の投射ユニットの担当する基本色を示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図1中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射する背面投射型画像表示装置、所謂リアプロジェクタである。以下の説明において、画像表示装置を適宜、「プロジェクタ」と称する。
複数の投射ユニットは、スクリーン10の背面側において互いに所定の位置関係で設けられている。本実施形態においては、複数の投射ユニットは、スクリーン10の背面側において直交するマトリクスアレイ状に並列に配置されている。そして、赤色光投射ユニット、緑色光投射ユニット、及び青色光投射ユニットのそれぞれから投射された画像がスクリーン10上で合成されることにより、スクリーン10上にフルカラーの合成画像が形成される。鑑賞者は、スクリーン10の背面側からスクリーン10に対して投射された画像(合成画像)を正面側から鑑賞する。
この合成画像は、一枚の画像を投射ユニット毎に分解し、分解した画像を各投射ユニットに分配する、特開2002−72359号に記述のいわゆるタイリングの手法によって作成できる。
図1において、投射ユニットは直交するマトリクスの交点に配置されている。基本色の配置は、上段は左からB、G、Rの順、中段はR、B、G、下段はG、R、Bの順に配置される。したがって投射される画像の位置も同様の配置となる。図1において重なり合う投射画像がブレンディング領域で矛盾なく混合されるためには、同じ基本色を担当する投射ユニットは均一な表示を得るために漏れなくスクリーン領域をカバーする必要がある。図1に示すブレンディング領域11は、緑(G)に対する領域を示している。同じように青(B)、赤(R)は、緑のブレンディング領域に対し、投射ユニットの間隔単位分、横にシフトしたものとなる。
図1において、投射ユニットを直交するマトリクスの交点に配置すると、すべての基本色が投射された完全な画像再現できる領域は中心部となる。なぜなら周辺部においては、いずれかの基本色画像の欠損が生じるためである。図1の配置では上下方向では欠損が生じないが、左右の周囲では欠損が生じる。
図2はスクリーン上に投影された基本色画像の配置を示している。青(B)画像は白枠領域、緑(G)画像は斜線領域、赤(R)画像は破線で囲われた領域に投影される。なお重なり合いを明示的に示すため、若干上下方向に各領域をずらして描いている。左右の周辺部は一部の基本色画像が欠損する。図2の場合、1投射画像の幅の2/3が欠損領域にあたる。図1、図2にしめすスクリーン領域14はこの欠損領域を観察できないようにするための開口部である。また図2中の11はスクリーンから観察できる、緑(G)画像を重ね合わせるブレンディング領域である。
図3は赤色光投射ユニットRUを示す概略構成図である。図2において、投射ユニットRUは、赤色光を射出する光源装置1と、光源装置1から射出された赤色光の照度を均一化するインテグレータ系2と、光源装置1から射出され、インテグレータ系2を通過した赤色光の偏光方向を揃える偏光変換装置3と、レンズ系4と、光源装置1から射出され、偏光変換装置3及びレンズ系4を通過した赤色光を画像信号に応じて光変調する空間光変調装置5と、空間光変調装置5により変調された赤色光に基づく画像をスクリーン10上に投射する投射系(投射光学系)6とを有している。光源装置1、インテグレータ系2、偏光変換装置3、レンズ系4、空間光変調装置5、及び投射系6のそれぞれは保持部材(ハウジング)8に保持されている。
投射ユニットRUの光源装置1は、赤色光を射出する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を備えている。インテグレータ系2は、例えばフライアイレンズを含んで構成されており、光源装置1より射出され、偏光変換装置3に対する赤色光の照度を均一化する。偏光変換装置3は、偏光ビームスプリッタ(以下、適宜「PBSアレイ」と称する)を備えている。PBSアレイは、偏光分離膜と位相差板(1/2λ板)とを備えている。本実施形態のPBSアレイの各偏光分離膜は、インテグレータ系2からの赤色光のうち例えばP偏光を通過させ、S偏光を90°光路変更する。光路変更されたS偏光は隣接の反射部材で反射してそのまま射出される。一方、偏光分離膜を透過したP偏光はそのまま光射出側に設けられている位相差板によってS偏光に変換されて射出される。すなわち図2においては、偏光変換装置3に入射した赤色光のほぼ全てがS偏光に変換されるようになっている。
空間光変調装置5は、液晶装置(以下、適宜「ライトバルブ」と称する)を備えている。ライトバルブは、入射側偏光板と、一対のガラス基板どうしの間に封入された液晶を有するパネル部と、射出側偏光板とを備えている。ガラス基板には画素電極や配向膜が設けられている。空間光変調装置5を構成するライトバルブは、定められた振動方向の光のみを透過させるようになっており、空間光変調装置5に入射した赤色光は、空間光変調装置5を通過することによって光変調される。図2においては、空間光変調装置5から射出される光はS偏光の赤色光である。
空間光変調装置5で光変調された赤色光(変調光)は、投射系6によってスクリーン10上に投射される。投射系6は、入射側の画像を拡大してスクリーン10上に投射する所謂拡大系である。このように、赤色光投射ユニットRUは赤色光からなる画像をスクリーン10上に投射する。
以上、赤色光投射ユニットRUについて説明したが、他の投射ユニットGU、BUも、図2に示した投射ユニットRUとほぼ同等の構成を有している。すなわち緑色光投射ユニットGUを構成する光源装置1は緑色光を射出するLEDを備えており、青色光投射ユニットBUを構成する光源装置1は青色光を射出するLEDを備えている。
<第2実施形態>
図4は第2実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図4において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は基本色の画像投射装置であり、図4中でR、G、Bと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色とした場合の投射ユニットの担当する基本色を示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図1中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射するリアプロジェクタである。
図4は第2実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図4において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は基本色の画像投射装置であり、図4中でR、G、Bと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色とした場合の投射ユニットの担当する基本色を示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図1中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射するリアプロジェクタである。
複数の投射ユニットは、スクリーン10の背面側において互いに所定の位置関係で設けられている。本実施形態においては、複数の投射ユニットは、スクリーン10の背面側において直交するマトリクスアレイ状に並列に配置されている。そして、赤色光投射ユニット、緑色光投射ユニット、及び青色光投射ユニットのそれぞれから投射された画像がスクリーン10上で合成されることにより、スクリーン10上にフルカラーの合成画像が形成される。鑑賞者は、スクリーン10の背面側からスクリーン10に対して投射された画像(合成画像)を正面側から鑑賞する。
この合成画像は、一枚の画像を投射ユニット毎に分解し、分解した画像を各投射ユニットに分配する、特開2002−72359号に記述のいわゆるタイリングの手法によって作成できる。
図4においては投射ユニットは三角形をつなぎ合わせた三角形マトリクスの各頂点、所謂デルタ状マトリクスの交点に配置されている。基本色の配置は、上段は左からB、G、Rの順、次段はG、R、B、次段はB、G、R、下段はG、R、Bの順に配置されている。デルタ状の配置の場合、すべての近接する投射ユニット群は必ず基本色のR、G、Bをデルタ形状の各頂点に有することができる。このデルタ配置は無駄なく均質に基本色画像を設置できる特徴をもっている。投射される画像の位置も同様の配置となる。図4において重なり合う投射画像がブレンディング領域で矛盾なく混合されるためには、同じ基本色を担当する投射ユニットは漏れなくスクリーン領域をカバーする必要がある。図4に示すブレンディング領域11は、緑(G)に対する領域を示している。同じように青(B)、赤(R)は、緑のブレンディング領域に対し、投射ユニットのシフト間隔と同等にシフトしたものとなる。
図4において各基本色の投射ユニットをデルタ状マトリクスの交点に配置すると、すべての基本色が投射され、完全な画像再現できる領域は中心部となる。なぜなら周辺部においては、いずれかの基本色画像の欠損が生じるためである。図4の配置では上下方向では欠損が生じないが、左右の周囲では欠損が生じる。
図5はスクリーン上に投影された基本色画像の配置を示している。青(B)画像は白枠領域、緑(G)画像は着色領域、赤(R)画像は破線で囲われた領域に投影される。なお重なり合いを明示的に示すため、若干上下方向に領域をずらして描いている。左右の周辺部は基本色の欠損し、図5の場合、1投射画像の幅の2/3程度が欠損領域にあたる。図4、図5にしめすスクリーン領域14はこの欠損領域を観察できないようにするための開口部である。また図5中の11はスクリーンから観察できる、緑(G)画像に対するブレンディング領域である。
第2実施形態で用いた投射ユニットは図3に示す第1実施形態で用いたものと同等である。
<第3実施形態>
図6は第3実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図6において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は直交関係にある偏光した基本色の画像投射装置であり、図1中でRUs、GUs、BUsと記載しているものは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたS偏光を出射する投射ユニット、RUp、GUp、BUpと記載しているものは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたP偏光を出射する投射ユニットを示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図6中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された偏光基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射するリアプロジェクタである。
図6は第3実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図6において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は直交関係にある偏光した基本色の画像投射装置であり、図1中でRUs、GUs、BUsと記載しているものは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたS偏光を出射する投射ユニット、RUp、GUp、BUpと記載しているものは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたP偏光を出射する投射ユニットを示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図6中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された偏光基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射するリアプロジェクタである。
複数の投射ユニットRUs、RUp、GUs、GUp、BUs、BUpは、スクリーン10の背面側において互いに所定の位置関係で設けられている。本実施形態においては、複数の投射ユニットRUs、RUp、GUs、GUp、BUs、BUpは、スクリーン10の背面側において直交マトリクスアレイ状に並列に配置されている。そして、赤色光投射ユニットRUs、RUp、緑色光投射ユニットGUs、GUp、及び青色光投射ユニットBUs、BUpのそれぞれから投射された画像がスクリーン10上で合成されることにより、スクリーン10上にフルカラーの合成画像が形成される。鑑賞者は、スクリーン10の背面側からスクリーン10に対して投射された画像(合成画像)を正面側から偏光を分離するメガネ20等を用いて鑑賞する
鑑賞者は、図6に示すような、左目側にS偏光透過フィルム21を有し、右目側にP偏光透過フィルム22を有した眼鏡20を装着することにより、立体像を認識することができる。ここで、眼鏡20の左目側のS偏光透過フィルム21は、S偏光赤色光投射ユニットRUs、S偏光緑色光投射ユニットGUs、及びS偏光青色光投射ユニットBUsのそれぞれから投射され、スクリーン10を介したS偏光のみを透過する左目用透過部として機能し、眼鏡20の右目側のP偏光透過フィルム22は、P偏光赤色光投射ユニットRUp、P偏光緑色光投射ユニットGUp、及びP偏光青色光投射ユニットBUpのそれぞれから投射され、スクリーン10を介したP偏光のみを透過する右目用透過部として機能している。
図6において、投射ユニットは直交するマトリクスの交点に配置されている。S偏光に対応した基本色の配置は、上段から下段に向かって、左からまずB、G、Rの順、次段はR、B、G、その次の段はG、R、Bの順に配置される。P偏光に対応した基本色の配置は、上段から下段に向かって、左からまずG、R、Bの順、次段はB、G、R、その次の段はR、B、Gの順に配置される。この基本色の順番は局所的に特定の基本色が偏らないように周期的な配列を採用している。
この投射ユニットの配置にしたがって投射される画像の位置も同様の配置となる。図1において重なり合う投射画像がブレンディング領域で矛盾なく混合されるためには、同じ基本色、同じ偏光を担当する投射ユニットは漏れなくスクリーン領域をカバーする必要がある。図1のブレンディング領域11は、S偏光の緑(G)に対する領域を示している。ブレンディング領域13は、P偏光の緑(G)に対する領域を示している。同じように直交する偏光ごとの青(B)、赤(R)のブレンディング領域は、緑のブレンディング領域に対し、投射ユニットの間隔単位分、横にシフトした配置となる。
図6において各基本色の投射ユニットを直交するマトリクスの交点に配置すると、すべての偏光の基本色が投射され、完全な画像再現できる領域は中心部となる。なぜなら周辺部においては、いずれかの偏光もしくは基本色画像の欠損が生じるためである。
図7はスクリーン上に投影された偏光した基本色画像の配置を示している。簡単のために緑(G)のS偏光、P偏光に対する画像領域だけを示した。Gsで示されるs偏光画像領域が着色部、Gpで示されるp偏光画像領域が白枠部である。左右、上下の周辺部にすべての偏光が投射されない欠損領域が存在する。さらに基本色G、B、Rでの欠損領域が左右の周辺部に存在する。図6、図7にしめすスクリーン領域14はこの欠損領域を無効にするための開口部である。また図7中の11はスクリーンから観察できる、S偏光に対する緑(G)画像に対するブレンディング領域、13はP偏光に対する緑(G)画像に対するブレンディング領域である。
第3実施形態で用いた投射ユニットは図3に示す第1実施形態で用いたものと同等である。
第1実施形態、第2実施形態では投射ユニットの偏光性能は画像の形成において影響がないが、第3実施形態においては偏光によって左右の画像を分離するため直交する偏光間でのクロストークを最小にする必要がある。このため各投射ユニットは適宜、偏光をさらにそろえる偏光板等を設置すると効果的である。
すなわち、図3の投射ユニットにおいて、P偏光赤色光投射ユニットRUpを構成する光源装置1は赤色光を射出するLEDを備えており、P偏光赤色光投射ユニットRUpを構成する空間光変調装置5から射出される赤色光はP偏光である。S偏光緑色光投射ユニットGUsを構成する光源装置1は緑色光を射出するLEDを備えており、S偏光緑色光投射ユニットGUsを構成する空間光変調装置5から射出される緑色光はS偏光である。また、P偏光緑色光投射ユニットGUpを構成する光源装置1は緑色光を射出するLEDを備えており、P偏光緑色光投射ユニットGUpを構成する空間光変調装置5から射出される緑色光はP偏光である。S偏光青色光投射ユニットBUsを構成する光源装置1は青色光を射出するLEDを備えており、S偏光青色光投射ユニットBUsを構成する空間光変調装置5から射出される青色光はS偏光である。また、P偏光青色光投射ユニットBUpを構成する光源装置1は青色光を射出するLEDを備えており、P偏光青色光投射ユニットBUpを構成する空間光変調装置5から射出される青色光はP偏光である。なお、各投射ユニットの投射系6の射出面側に、偏光変換装置を適宜配置することができる。
<第4実施形態>
図8は第4実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図8において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は直交関係にある偏光した基本色の画像投射装置であり、図1中でRUs、GUs、BUsと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたS偏光を出射する投射ユニット、RUp、GUp、BUpと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたP偏光を出射する投射ユニットを示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図8中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射するリアプロジェクタである。
図8は第4実施形態に係る画像表示装置を示す概略構成図である。図8において、画像表示装置PJは、スクリーン10と、スクリーン10上に画像を投射する複数の投射ユニット12とを備えている。投射ユニット12は直交関係にある偏光した基本色の画像投射装置であり、図1中でRUs、GUs、BUsと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたS偏光を出射する投射ユニット、RUp、GUp、BUpと記載しているのは赤(R)、緑(G)、青(B)を基本色としたP偏光を出射する投射ユニットを示している。また、投射ユニットの担当基本色は繰り返しなので図8中には左側からの繰り返しパターンを示している。複数の投射ユニットから投影された基本色画像は、ブレンディング領域11で周囲の画像と画像の位置、輝度色度の連続性を保たれ、スクリーン10上に合成画像を形成する。本実施形態の画像表示装置PJは、スクリーン10の背面側からスクリーン10上に画像を投射するリアプロジェクタである。
複数の投射ユニットRUs、RUp、GUs、GUp、BUs、BUpは、スクリーン10の背面側において互いに所定の位置関係で設けられている。本実施形態においては、複数の投射ユニットRUs、RUp、GUs、GUp、BUs、BUpは、スクリーン10の背面側において直交マトリクスアレイ状に並列に配置されている。そして、赤色光投射ユニットRUs、RUp、緑色光投射ユニットGUs、GUp、及び青色光投射ユニットBUs、BUpのそれぞれから投射された画像がスクリーン10上で合成されることにより、スクリーン10上にフルカラーの合成画像が形成される。鑑賞者は、スクリーン10の背面側からスクリーン10に対して投射された画像(合成画像)を正面側から偏光を分離するメガネ20等を用いて鑑賞する
鑑賞者は、図8に示すような、左目側にS偏光透過フィルム21を有し、右目側にP偏光透過フィルム22を有した眼鏡20を装着することにより、立体像を認識することができる。ここで、眼鏡20の左目側のS偏光透過フィルム21は、S偏光赤色光投射ユニットRUs、S偏光緑色光投射ユニットGUs、及びS偏光青色光投射ユニットBUsのそれぞれから投射され、スクリーン10を介したS偏光のみを透過する左目用透過部として機能し、眼鏡20の右目側のP偏光透過フィルム22は、P偏光赤色光投射ユニットRUp、P偏光緑色光投射ユニットGUp、及びP偏光青色光投射ユニットBUpのそれぞれから投射され、スクリーン10を介したP偏光のみを透過する右目用透過部として機能している。
図8において、投射ユニットはデルタ状マトリクスの交点に配置されている。基本色の配置は、上段は左からB、G、Rの順、次段はG、R、B、次段はB、G、R、下段はG、R、Bの順に配置されている。デルタ状の配置の場合、すべての近接する投射ユニット群は、必ず基本色のR、G、Bをデルタ形状の各頂点に有することができる。このデルタ配置は無駄なく均質に基本色画像を設置できる特徴をもっている。
この投射ユニットの配置にしたがって投射される画像の位置も同様の配置となる。図8において重なり合う投射画像がブレンディング領域で矛盾なく混合されるためには、同じ基本色、同じ偏光を担当する投射ユニットは漏れなくスクリーン領域をカバーする必要がある。図8に示すブレンディング領域11は、S偏光の緑(G)画像に対する領域、ブレンディング領域13はP偏光の緑(G)画像に対する領域を示している。同じように青(B)、赤(R)は、緑のブレンディング領域に対し、投射ユニットのシフト間隔と同等にシフトしたものとなる。
図8において各基本色の投射ユニットをデルタ状マトリクスの交点に配置すると、すべての基本色が投射され、完全な画像再現できる領域は中心部となる。なぜなら周辺部においては、いずれかの基本色、いずれかの偏光画像の欠損が生じるためである。
図9はスクリーン上に投影された偏光した基本色画像の配置を示している。簡単のために緑(G)のS偏光、P偏光に対する画像領域だけを示した。Gsで示されるS偏光画像領域が着色部、Gpで示されるP偏光画像領域が白枠部である。左右、上下の周辺部にすべての偏光が投射されない欠損領域が存在する。さらに基本色G、B、Rでの欠損領域が左右の周辺部に存在する。図8、図9に示すスクリーン領域14はこの欠損領域を無効にするための開口部である。また図9中の11はスクリーンから観察できる、S偏光に対する緑(G)画像に対するブレンディング領域、13はP偏光に対する緑(G)画像に対するブレンディング領域である。
第4実施形態で用いた投射ユニットは図3に示す第1実施形態で用いたものと同等である。
第1実施形態、第2実施形態では投射ユニットの偏光性能は画像の形成において影響がないが、第4実施形態においては偏光によって左右の画像を分離するため直交する偏光間でのクロストークを最小にする必要がある。このため各投射ユニットは適宜、偏光をさらにそろえる偏光板等を設置すると効果的である。
すなわち、図3の投射ユニットにおいて、P偏光赤色光投射ユニットRUpを構成する光源装置1は赤色光を射出するLEDを備えており、P偏光赤色光投射ユニットRUpを構成する空間光変調装置5から射出される赤色光はP偏光である。S偏光緑色光投射ユニットGUsを構成する光源装置1は緑色光を射出するLEDを備えており、S偏光緑色光投射ユニットGUsを構成する空間光変調装置5から射出される緑色光はS偏光である。また、P偏光緑色光投射ユニットGUpを構成する光源装置1は緑色光を射出するLEDを備えており、P偏光緑色光投射ユニットGUpを構成する空間光変調装置5から射出される緑色光はP偏光である。S偏光青色光投射ユニットBUsを構成する光源装置1は青色光を射出するLEDを備えており、S偏光青色光投射ユニットBUsを構成する空間光変調装置5から射出される青色光はS偏光である。また、P偏光青色光投射ユニットBUpを構成する光源装置1は青色光を射出するLEDを備えており、P偏光青色光投射ユニットBUpを構成する空間光変調装置5から射出される青色光はP偏光である。なお、各投射ユニットの投射系6の射出面側に、偏光変換装置を適宜配置することができる。
以上説明したように、それぞれ赤色光、緑色光、及び青色光を投射可能な投射ユニットから投射された画像をスクリーン10上で合成することにより、スクリーン10上に所望のフルカラー合成画像を形成することができる。この場合、投射ユニットには従来のようなダイクロイックプリズム等の合成系を設けなくてすむため、投射系6のバックフォーカスを短くすることができ、これに伴って投射系6のフロントフォーカスも短くすることができる。このように、投射系6として短焦点レンズを採用することができ、広角投影が可能となるとともに、装置の小型化を図ることができる。また、ダイクロイックプリズム等の合成系は投射系6等に比べて比較的高価であるが、その合成系を省略できるため、装置コストを低減することができる。そして、本実施形態のように画像表示装置PJをリアプロジェクタに適用した場合、リアプロジェクタの薄型化(小型化)を実現することができる。また、従来のような合成系を必要としないため、ライトバルブと合成系との位置決め作業や位置決め構造を省略もしくは簡略化することができ、コスト低下を図ることができる。さらに、投射クラスタを適宜増設することによって薄型でありながら大型スクリーンをもつリアプロジェクタを実現することができる。
また、本実施形態の複数の投射ユニットには、赤色光についてのS偏光を投射するS偏光赤色光投射ユニットRUsと、P偏光を投射するP偏光赤色光投射ユニットRUpとが含まれている。また、本実施形態の複数の投射ユニットには、緑色光についてのS偏光を投射するS偏光緑色光投射ユニットGUsと、P偏光を投射するP偏光緑色光投射ユニットGUpとが含まれている。更に、本実施形態の複数の投射ユニットには、青色光についてのS偏光を投射するS偏光青色光投射ユニットBUsと、P偏光を投射するP偏光青色光投射ユニットBUpとが含まれている。そして、S偏光投射ユニットRUs、GUs、BUsから投射され、スクリーン10を介したS偏光のみを透過する左目用透過部21と、P偏光投射ユニットRUp、GUp、BUpから投射され、スクリーン10を介したP偏光のみを透過する右目用透過部22とを有する眼鏡20を鑑賞者が装着することにより、鑑賞者は立体像を認識することができる。
また、投射ユニット(投射系6)の射出面を所定面(XZ平面)上で並べて配置する構成のため、射出面の配置の自由度が向上されており、射出面を所定面上の第1方向(X軸方向)に並べて設けたり、第1方向とは異なる第2方向(Z軸方向)に重ねて設けるといったことを、大きな制約を受けずに行うことができる。したがって、複数の空間光変調装置を複雑に配置する場合に比較して装置全体の構造を簡単化することができ、且つ装置の小型化を実現することができ、各投射ユニットから射出された基本色光に基づく画像をスクリーン10上に円滑に投射し、所望の画像(合成画像)を得ることができる。
ところで、プロジェクタPJの小型化(薄型化)等の観点から、図10に示すように、各投射ユニットの各投射系の光軸をスクリーン10に対して非垂直とする構成が考えられる。このような構成の場合、例えば特開2002−139794号公報に開示されているように、空間光変調装置5の光射出面を投射系6の光軸に対して垂直方向に配置するとともに、光射出面から射出される光束の中心軸と投射系6の光軸とをずらすといった光学系(所謂シフト光学系)を投射ユニットについて構築することにより、各投射ユニットから投射された画像のスクリーン10上での歪みを補正することができる。
また、特開2002−139794号公報に開示されているような、空間光変調装置5から射出される光束の中心軸と投射系6の光軸とを一致させるとともに、空間光変調装置5の光射出面を、投射系6の光軸に対して非垂直に配置するといった光学系(所謂あおり光学系)を構築したり、あるいは特開平9−326981号公報や特開2001−61121号公報に開示されているような補正手法を用いることで、所望の画像をスクリーン10上に投射することができる。
各投射ユニットの表示する画像は、スクリーン10全体で均質な投影画像を得るように特開2002−72359に開示されるような、各投射クラスタ表示画像には前もって幾何変形が加えられ、さらに輝度むら、色むらを補正する前処理がされている。
この前処理は、撮影系からのフィードバックシステムによって実現されるが、リアプロジェクタの場合スクリーンを投影側から観察して前処理用のデータを得ることができる。
複数の投射ユニットは光源を各々独立にオフ、もしくは減光することができるので、投射クラスタの黒レベルを下げることができる。これにより、投射ユニット投影光は広い変調ダイナミックレンジを実現できる。
なお上述の各実施形態においては、各投射ユニットは、基本色光として、赤色光、緑色光、及び青色光のいずれかを射出するが、これらの色光に限られず、任意の色光を射出することができる。各投射ユニットはそれぞれほぼ単色の基本色光を射出するので、各投射ユニットから射出する色光を容易に調整することができるとともに、投射ユニットを適宜組み合わせることで、プロジェクタPJの色再現性を向上させることができる。
なお上述の各実施形態においては、スクリーン10の背面側からスクリーン10に対して画像を投射する背面投射型画像表示装置(リアプロジェクタ)に関して本発明の画像表示装置を適用する場合を例にして説明したが、スクリーンの正面側からスクリーンに対して画像を投射する画像表示装置に適用してもよい。
上述の各実施形態においては、1つの基本色光について互いに直交関係にある偏光方向を有する光をスクリーン10上に投射することによって立体像を形成しているが、偏光方向としては、直線偏光であるS偏光及びP偏光に限られず、円偏光である右円偏光及び左円偏光であってもよい。
また、立体画像表示装置に適用した実施形態も説明したが、偏光メガネ等の分離手段をはずすとより高密度な二次元画像を表示する装置とすることができる。
なお上述の実施形態においては、光源装置としてLEDを用いているが、基本色光を発生可能なものであればよく、例えばレーザダイオード励起の固体レーザを用いることができる。
なお上述の実施形態においては、空間光変調装置として液晶装置(ライトバルブ)を用いているが、例えばDMD(Digital Micromirror Device)等の反射型光変調装置(ミラー変調器)を用いてもよい。
1…光源装置、5…空間光変調装置、6…投射系、10…スクリーン、11、13…ブレンディング領域、12…投射ユニット、20…メガネ、21…S偏光透過フィルム(一方の目用透過部)、22…P偏光透過フィルム(他方の目用透過部)、PJ…プロジェクタ(画像表示装置)、R、G、B…基本色、RU、GU、BU…投射ユニット、RUs、GUs、BUs…投射ユニット(第1偏光投射ユニット)、RUp、GUp、BUp…投射ユニット(第2偏光投射ユニット)。
Claims (14)
- 基本色光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出された前記基本色光を画像信号に応じて光変調する空間光変調装置と、前記空間光変調装置により変調された前記基本色光に基づく画像をスクリーン上に投射する投射系とを有する複数の投射ユニットを複数備え、
前記投射ユニットはマトリクス状に配置され、投射ユニットのそれぞれから投射された前記画像を前記スクリーン上で合成することによって合成画像を形成する画像表示装置。 - 前記投射ユニットは、直交するマトリクスの交点に配置されることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記投射ユニットは、三角形マトリクスの各頂点に配置されることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記スクリーン上で合成される前記基本色光に基づく画像は、前記投射ユニットのマトリクス状の配置に対応したブレンディング領域で重ね合わされた合成画像であることを特徴とする請求項2、請求項3のいずれか一項記載の画像表示装置。
- 前記投射ユニットは、第1偏光の互いに異なる基本色光からなる画像を前記スクリーン上にそれぞれ投射する複数の第1偏光投射ユニットと、第2偏光の互いに異なる基本色光からなる画像を前記スクリーン上にそれぞれ投射する複数の第2偏光投射ユニットとを含み、
前記第1偏光投射ユニット及び第2偏光投射ユニットのそれぞれから投射された前記画像を前記スクリーン上で合成することによって前記スクリーン上に合成画像を形成する請求項1記載の画像表示装置。 - 前記第1偏光投射ユニットから投射され前記スクリーンを介した前記第1偏光のみを透過する一方の目用透過部と、前記第2偏光投射ユニットから投射され前記スクリーンを介した前記第2偏光のみを透過する他方の目用透過部とを有する眼鏡を有する請求項5記載の画像表示装置。
- 前記偏光投射ユニットは、直交するマトリクスの交点に配置されることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
- 前記偏光投射ユニットは、三角形マトリクスの各頂点に配置されることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
- 前記スクリーン上で合成される前記互いに異なる基本色光からなる画像は、前記投射ユニットのマトリクス状配置に対応したブレンディング領域で重ね合わされた合成画像であることを特徴とする請求項7、請求項8のいずれか一項記載の画像表示装置。
- 前記空間光変調装置の光射出面は前記投射系の光軸に対して垂直方向に配置されているとともに、前記光射出面から射出される光束の中心軸と前記投射系の光軸とがずれている請求項1〜9のいずれか一項記載の画像表示装置。
- 前記複数の基本色光は、赤色光、緑色光、及び青色光を含む請求項1〜10のいずれか一項記載の画像表示装置。
- 前記空間光変調装置は液晶装置を含む請求項1〜11のいずれか一項記載の画像表示装置。
- 前記光源装置は発光ダイオードを含む請求項1〜12のいずれか一項記載の画像表示装置。
- 前記光源装置は独立した光量制御手段を含む請求項1〜13のいずれか一項記載の画像表示装置。
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Cited By (1)
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2005
- 2005-03-29 JP JP2005094840A patent/JP2006276406A/ja active Pending
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