JP2006275477A - パルス管冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は蓄冷器カートリッジを用いたパルス管冷凍機に関し、蓄冷器筒内に蓄冷器カートリッジを設けた構成であっても蓄冷器筒及びステージ部材に振動が発生するのを抑制することを課題とする。
【解決手段】 蓄冷器カートリッジ40と、パルス管26と、作動ガスとなるヘリウムガスの位相調節を行う位相調節機構25と、真空フランジ27とコールドステージ28との間に設けられると共に内部に蓄冷器カートリッジ40が収納される蓄冷器筒30とを有するパルス管冷凍機において、蓄冷器カートリッジ40の低温端に接続孔43を有する突出部42を形成し、コールドステージ28に突出部42を移動可能に装着する装着凹部50を形成し、この装着凹部50の断面積が蓄冷器カートリッジ40の断面積よりも小さくなるよう設定する。
【選択図】 図5

Description

本発明はパルス管冷凍機に係り、特に蓄冷器カートリッジを用いたパルス管冷凍機に関する。
一般に、パルス管冷凍機は、圧力振動発生器、蓄冷器、パルス管、位相制御機構等により構成されている。このパルス管冷凍機は、GM冷凍機やスターリング冷凍機に比べて静粛性に優れているため、核磁気共鳴診断装置(NMR)や電子顕微鏡等の各種検査・分析器の冷却装置として適用が期待されている。
図1は、従来の一例であるパルス管冷凍機の要部構成図である。パルス管冷凍機は、大略するとヘリウム圧縮機1、蓄冷器2、切換弁3、位相調整機構5、パルス管6、真空フランジ7、及びコールドステージ8等を有した構成とされている。
ヘリウム圧縮機1及び切換弁3は、作動ガスとなるヘリウムガスに圧力振動を発生させる圧力振動発生器として機能するものであり、配管16を介して蓄冷器2の高温端に接続されている。切換弁3は所定の周期で切り換え動作を行い、よってヘリウム圧縮機1で生成される高圧のヘリウムガスは、所定の周期で蓄冷器2に供給される。
蓄冷器2は、真空フランジ7とコールドステージ8との間に設けた蓄冷器筒10及びこの蓄冷器筒10に収納された蓄冷材9により構成されている。蓄冷材9としては、例えば銅材あるいはステンレス材その他金属の繊維あるいはパンチングメタルを用いることができ、蓄冷器筒10内に所定の密度で充填される。ヘリウム圧縮機1から供給された作動ガスは、この蓄冷器2を通過する間に蓄冷材9との間で熱交換を行って、蓄冷材9に蓄冷する。
パルス管6も真空フランジ7とコールドステージ8との間に設けられており、その低温端に低温端熱交換器11(整流器も内設されている)が設けられると共に、高温端に高温端熱交換器12(整流器も内設されている)が設けられている。更に、蓄冷器2の低温端とパルス管6の低温端との間は、コールドステージ8に形成された連通路4により連通された構成とされている。尚、蓄冷器2及びパルス管6において、図中矢印X1方向端部が高温端となり、矢印X2方向端部が低温端となる。
また、真空フランジ7の上部には、位相調整機構5が配設されている。この位相調整機構5の内部には、前記した配管16に加え、図示しないオリフィスやバッファタンク等が内設されている。このオリフィス及びバッファタンクは、パルス管6の高温側に接続されている。この位相調整機構5の底面(以下、調整機構底面15という)は、蓄冷器2及びパルス管6の高温端と直接接しているため、作動ガスの圧力が直接印加される。このため、位相調整機構5は、ボルト13を用いて真空フランジ7に強固に固定されている。また、真空フランジ7の上面(以下、フランジ上面14という)と、調整機構底面15との間には、作動ガスの漏洩を防止するためのシールド部材17が設けられている。
上記のパルス管冷凍機は、運転モードになると圧縮機1で圧縮された高圧のヘリウムガスが蓄冷器2に流入するよう切換弁3が切り換わる。蓄冷器2に流入したヘリウムガスは、蓄冷器2内に配設された蓄冷材9で冷却されて温度を下げながら、蓄冷器2の低温端から接続路4を通って低温端熱交換器11へ流入し、更に冷却されてパルス管6へ流入する。
パルス管6内に既に存在していた低圧ガスは新たに流入された作動ガスにより圧縮されるため、パルス管6内の圧力は位相調整機構5内に配設されているバッファタンク内の圧力よりも高くなる。このため、パルス管6内の作動ガスは位相調整機構5内に配設されたオリフィスを通ってバッファタンクへ流入する。
次に、蓄冷器2及びパルス管6のヘリウムガスをヘリウム圧縮機1が回収するモードでは、切換弁3が切り換わり、パルス管6内の作動ガスは蓄冷器2の低温端に流入し、蓄冷器2内を通過して高温端及び配管16を経由して圧縮機1へと回収される。
前記したように、パルス管6の高温端と接続された位相調整機構5は、パルス管6と接続されたオリフィス及びバッファタンクを有しているため、圧力変動の位相と作動ガスの体積変化の位相は、一定の位相差をもって変化する。この位相差によってパルス管6の低温端において作動ガスの膨張に伴う寒冷が発生し、上記の工程が繰り返し実施されることにより冷凍機として作用する。
しかしながら、図1に示すパルス管冷凍機は、蓄冷材9を蓄冷器筒10に直接的に詰め込んだ一体構造である。したがって、パルス管冷凍機の運転時、ヘリウムガス中の不純物(例えば、水分その他の液体等)が氷結した場合、蓄冷材19に目詰まりを起こし、冷却性能が低下するおそれがある。
この場合には、それぞれの部分を昇温して氷結した液体分を除去すれば良いが、不純物がたとえばヘリウム圧縮機1からの油などの場合には、該当部分を昇温してもこれを除去することは困難であり、蓄冷材9を交換する必要がある。このメンテナンスを実施する場合は、パルス管冷凍機を冷却対象物(図示せず)から外し、蓄冷材9を新しいものと交換する作業を行うために、稼動効率の低下につながるという問題がある。しかも、新しいものとの交換終了後に再度の冷却操作が必要で、膨大な費用および手間、時間がかかるという問題がある。
そこで、例えば特許文献1に開示されているように、蓄冷材9を蓄冷器カートリッジに収納し、この蓄冷器カートリッジを蓄冷器筒10に対して装着脱することにより、コールドメンテナンスを可能としたパルス管冷凍機が提案されている。図2は、蓄冷器カートリッジ18を用いた従来のパルス管冷凍機の一例を示す要部構成図である。尚、図2において、図1に示した構成と同一構成については同一符号を付して、その説明は省略する。
蓄冷器カートリッジ18は有底筒状の形状を有しており、その内部には蓄冷材9が重点されている。また、蓄冷器カートリッジ18の底部18Bには開口18Aが形成されており、ヘリウムガスが連通路4を介してパルス管6との間で流れうる構成とされている。また、蓄冷器カートリッジ18の底部18Bと、蓄冷器筒10の容器底面19との間には、所定の間隙が形成されるよう構成されていた。
特開2001−165517号公報
しかしながら、従来の蓄冷器カートリッジ式のパルス管冷凍機は、蓄冷器2内のヘリウムガスの圧力が上昇した場合、蓄冷器筒10の内部は開口18Aを介して蓄冷器カートリッジ18と連通している。このため、図4(A)に示すように、ヘリウム圧縮機1から供給されるヘリウムガスの圧力は、蓄冷器筒10の容器底面19の全面に印加されてしまう。このとき、蓄冷器2内の単位面積当たりの圧力をP、容器底面19の断面積をS1(図4(B)にS1で示す梨地の面積)とすると、容器底面19が受ける力F1は、F1=P×S1となる。
従来のパルス管冷凍機では、このように容器底面19におけるヘリウムガス(作動ガス)の受圧面積が広かったため、容器底面19が受ける力F1も大きかった。この力F1は、コールドステージ8及び蓄冷器筒10を位相調整機構5から離間させるよう作用するため、よって従来のパルス管冷凍機では図3に示すように蓄冷器2内におけるヘリウムガスの交番的な圧力変動に伴い、蓄冷器2及びコールドステージ8が交番的に矢印X1,X2方向に変位し、パルス管冷凍機に振動が発生してしまうという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、蓄冷器筒内に蓄冷器カートリッジを設けた構成であっても、蓄冷器筒及びステージ部材に振動が発生するのを抑制しうるパルス管冷凍機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
高温端が圧力変動源と接続される蓄冷器カートリッジと、
低温端がステージ部材を介して該蓄冷器カートリッジの低温端と接続されるパルス管と、
該パルス管の高温端と接続される位相調節機構と、
該位相調節機構が配設されるフランジと、
該フランジと前記ステージ部材との間に設けられ、前記蓄冷器カートリッジが収納される蓄冷器筒とを有するパルス管冷凍機において、
前記蓄冷器カートリッジの低温端に、前記パルス管と接続するための接続孔が形成されると共に、前記ステージ部材に向け突出する突出部を形成し、
前記ステージ部材に前記突出部を移動可能に装着する装着凹部を形成し、
かつ、前記装着凹部の断面積を前記蓄冷器カートリッジの断面積よりも小さく設定したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、パルス管と接続するための接続孔が形成された突出部を蓄冷器カートリッジの低温端に形成し、この突出部がステージ部材の装着凹部に移動可能に装着する構成としたことにより、蓄冷器カートリッジ内の作動ガスの圧力がステージ部材に印加される部位は、装着凹部の底面となる。このため、作動ガスの圧力がステージ部材に作用する面積は、従来作動ガスがステージ部材に対して作用していた面積(蓄冷器カートリッジの断面積)に比べて小さくなる。よって、作動ステージ28を変位させようとする力は小さくなり、パルス管冷凍機に振動が発生するのを防止できる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載のパルス管冷凍機において、
前記容器本体と前記蓄冷器カートリッジとの間に、稼動時に前記蓄冷器カートリッジに発生するたわみ量よりも大きい間隙部を設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、稼動時に作動ガスにより蓄冷器筒及びステージが蓄冷器カートリッジに対して相対的に変位してもこの変位は間隙部内で吸収されるため、蓄冷器カートリッジと容器本体が互いに干渉するようなことはない。
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載のパルス管冷凍機において、
前記突出部または前記装着凹部の少なくとも一方にピストンリングを配設したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、ピストンリングを配設したことにより、簡単な構成で蓄冷器カートリッジの低温端とステージ部材とを気密状態を維持しつつ移動させることが可能となる。
また、請求項4記載の発明のように、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機は超伝導装置に適用することができる。
また、請求項5記載の発明のように、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機は、クライオポンプ装置に適用することができる。
また、請求項6記載の発明のように、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機は、極低温計測分析装置に適用することができる。
また、請求項7記載の発明のように、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機は、核磁気共鳴装置に適用することができる。
上述の如く本発明によれば、作動ガスの圧力がステージ部材に作用する面積は従来に比べて小さくなるため、位相調節機構に対してフランジを変位させようとする力は小さくなり、パルス管冷凍機に発生する振動を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図5は、本発明の第1実施例であるパルス管冷凍機20Aを示す要部構成図である。このパルス管冷凍機20Aは、大略するとヘリウム圧縮機21、蓄冷器22、切換弁23、位相調整機構25、パルス管26、真空フランジ27、コールドステージ28、及び蓄冷器カートリッジ40等を有した構成とされている。
ヘリウム圧縮機21及び切換弁23は、作動ガスとなるヘリウムガスに圧力振動を発生させる圧力振動発生器として機能するものであり、位相調整機構25に形成された配管36を介して蓄冷器22の高温端に接続されている。切換弁23は所定の周期で切り換え動作を行い、よってヘリウム圧縮機21で生成される高圧のヘリウムガスは、所定の周期で蓄冷器22に供給される。
蓄冷器22は、真空フランジ27とコールドステージ28との間に設けた蓄冷器筒30と、この蓄冷器筒30に収納される蓄冷器カートリッジ40とにより構成されている。蓄冷器カートリッジ40は、蓄冷器筒30に対して着脱可能な構成とされている。この蓄冷器カートリッジ40は有底筒状の形状を有しており、上端部(図中矢印X1方向端部)には、鍔状の係合部41を形成している。
また、真空フランジ27の蓄冷器カートリッジ40の取り付け位置には、係合部41と係合する段部52が形成されている。よって、蓄冷器カートリッジ40が蓄冷器筒30に挿入装着された際、係合部41は段部52と係合する。また、この装着状態で蓄冷器カートリッジ40の上端面と真空フランジ27のフランジ上面34は略面一となっている。
そして、蓄冷器カートリッジ40が蓄冷器筒30に装着された状態で、真空フランジ27に位相調整機構25が取り付けられることにより、蓄冷器カートリッジ40は蓄冷器筒30内に固定された状態となる。尚、係合部41の側面とコールドステージ28との間、及び位相調整機構25とコールドステージ28との間はシール部材55により気密にシールされた構成となっている。
一方、蓄冷器カートリッジ40の底部45には、コールドステージ28に向け(図中、矢印X2方向に向け)突出した突出部42が形成されている。この突出部42は、その中央に上下に貫通する接続孔43が形成されている。
また、コールドステージ28には突出部42と対応するよう装着凹部50が形成されており、突出部42は装着凹部50に矢印X1,X2方向(後述するコールドステージ28及び蓄冷器筒30の振動方向)に移動可能な構成で挿入される。この装着凹部50の断面積は、蓄冷器カートリッジ40の断面積よりも小さく設定されている(従って、蓄冷器筒30の断面積よりも小さい)。
この挿入された状態において、突出部42とコールドステージ28との間の気密性を維持するために、突出部42の側面にはピストンリング44が配設されている。このピストンリングとは、矩形断面の樹脂をリング状に形成して張り出し性を持たせたもので、気体のシール性を有するものである。このピストンリング44を設けることにより、簡単な構成で気密性を維持しつつ、突出部42を装着凹部50に対して気密性を維持しつつ移動させることが可能となる。
上記構成とされた蓄冷器カートリッジ40の内部には、蓄冷材29が収納される。この蓄冷材29としては、例えば銅材あるいはステンレス材その他金属の繊維あるいはパンチングメタルを用いることができ、蓄冷器カートリッジ40内に所定の密度で充填される。ヘリウム圧縮機21から供給された作動ガスは、蓄冷器22を構成する蓄冷器カートリッジ40内を通過する間に蓄冷材29との間で熱交換を行って、蓄冷材29に蓄冷する。
一方、パルス管26は、蓄冷器22と同様に真空フランジ27とコールドステージ28との間に設けられている。このパルス管26は、その低温端に低温端熱交換器31(整流器も合わせて内設されている)が設けられると共に、高温端に高温端熱交換器32(整流器も合わせて内設されている)が設けられている。更に、蓄冷器22の低温端とパルス管26の低温端との間は、コールドステージ28に形成された連通路24により連通された構成とされている。尚、蓄冷器22及びパルス管26において、図中矢印X1方向端部が高温端となり、矢印X2方向端部が低温端となる。
上記した蓄冷器筒30,真空フランジ27,パルス管26,及びコールドステージ28は、いずれもステンレスにより形成されている。また、溶接等の接合手段を用いることにより、蓄冷器筒30,真空フランジ27,及びコールドステージ28は一体的に接合された構成とされている。
また、真空フランジ27の上部には、位相調整機構25が固定される。この位相調整機構25の内部には、前記した配管36に加え、図示しないオリフィスやバッファタンク等が内設されている。このオリフィス及びバッファタンクは、パルス管26の高温側に接続されている。位相調整機構25が真空フランジ27に固定されることにより、フランジ上面34は調整機構底面35と密着する。
上記構成とされたパルス管冷凍機20Aは、運転モードになると、圧縮機21で圧縮された高圧のヘリウムガスが蓄冷器22に流入するよう切換弁23が切り換わる。これにより、圧縮機21で圧縮された高圧のヘリウムガスは、配管36を介して蓄冷器22を構成する蓄冷器カートリッジ40に流入する。
蓄冷器カートリッジ40に流入したヘリウムガスは、蓄冷器カートリッジ40内に配設された蓄冷材29で冷却されて温度を下げながら、蓄冷器カートリッジ40の低温端に形成された接続孔43から装着凹部50に流入する。装着凹部50は連通路24に接続されており、よってヘリウムガスは接続路24を通って低温端熱交換器31へ流入し、更に冷却されてパルス管26へ流入する。
パルス管26内に既に存在していた低圧ガスは新たに流入されたヘリウムガスにより圧縮されるため、パルス管26内の圧力は位相調整機構25内に配設されているバッファタンク内の圧力よりも高くなる。このため、パルス管26内の作動ガスは位相調整機構25内に配設されたオリフィスを通ってバッファタンクへ流入する。
一方、切換弁23が切り換わり、蓄冷器22及びパルス管26のヘリウムガスをヘリウム圧縮機21が回収する回収モードとなると、パルス管26内の作動ガスは連通路24、装着凹部50、及び接続孔43を介して蓄冷器カートリッジ40の低温端に流入する。そして、蓄冷器カートリッジ40内を通過し、配管36を経由して圧縮機21へと回収される。
前記したように、パルス管26の高温端と接続された位相調整機構25は、パルス管26と接続されたオリフィス及びバッファタンクを有しているため、圧力変動の位相と作動ガスの体積変化の位相は、一定の位相差をもって変化する。この位相差によってパルス管26の低温端において作動ガスの膨張に伴う寒冷が発生し、上記の工程が繰り返し実施されることにより冷凍機として作用する。
ここで、蓄冷器カートリッジ40に導入されるヘリウムガスの圧力が上昇した場合における、蓄冷器カートリッジ40に形成された突出部42と装着凹部50との間に作用するヘリウムガスの圧力に注目し、図6を参照しつつ以下説明する。
前記したように本実施例に係るパルス管冷凍機20Aは、接続孔43が形成された突出部42を蓄冷器カートリッジ40の低温端に形成し、この蓄冷器カートリッジ40がコールドステージ28に形成された装着凹部50に移動可能に装着された構成とされている。50は、接続孔43を介して蓄冷器カートリッジ40内と連通しているため、蓄冷器カートリッジ40に導入されるヘリウムガスの圧力は、接続孔43を介して装着凹部50にも印加される。
従来では、図4を用いて説明したように蓄冷器カートリッジ18の底部18Bは平坦であり、開口18Aが形成されただけの構成とされていた。このため、蓄冷器カートリッジ18に導入されたヘリウムガスの圧力は、容器底面19の全面(面積S1)に印加されてしまい、よってコールドステージ8及び蓄冷器筒10に振動を発生させる力F1は、F1=P×S1と大きな力であった。
これに対して本実施例に係るパルス管冷凍機20Aは、図6に示すように、蓄冷器カートリッジ40の底部45に、コールドステージ28に形成された装着凹部50に気密に移動可能な突出部42が装着された構成とされている。突出部42の外径は蓄冷器カートリッジ40の直径よりも小さく、また装着凹部50の内径は突出部42の外径と略等しい。このため、装着凹部50の凹部底面51の面積(図6(B)に梨地で示す面積。以下、面積S2とする)は、蓄冷器カートリッジ40の断面積よりも小さい。
よって、蓄冷器カートリッジ40に導入されたヘリウムガスの圧力によりコールドステージ28を矢印X2方向に移動させようとする力をF2、蓄冷器カートリッジ40内の単位面積当たりの圧力をPとすると、F2=P×S2となる(連通路24による圧力損は無視する)。この凹部底面51の面積S2は、従来のパルス管冷凍機においてヘリウムガスの圧力が印加された容器底面19の面積S1に比べて非常に小さい値となっている(S2<S1)。よって、コールドステージ28を変位させようとする力F2も、従来に比べて小さくなる(F2<F1)。よって、コールドステージ28を変位させようとする力は小さくなり、パルス管冷凍機20Aに発生する振動を抑制することができる。
この本実施例に係るパルス管冷凍機20Aの効果について、従来の技術と比較しつつ、具体例を挙げて説明する。
従来におけるパルス管冷凍機は、各種パラメータを次のように設定した。即ち、蓄冷器筒10の内径を50mm、蓄冷器筒10の長さを150mm、蓄冷器筒10の肉厚を1mm、蓄冷器筒10の材質をステンレス、ヘリウム圧縮機1の高圧時の圧力を2Mpa、ヘリウム圧縮機1の低圧時の圧力を0.8Mpaとした。そして、これに基づき計算を行うと、高圧時においてはコールドステージ8の受ける力F1は392Kgとなる。また、低圧時においては、コールドステージ8の受ける力F1は157Kgとなる。よって、高圧時と低圧時で、コールドステージ8に印加される力F1の変動幅は235Kgとなり、蓄冷器筒10の変形量の振幅は約12μmとなる。即ち、コールドステージ8の矢印X1,X2方向の振幅は、約12μmとなる。
これに対し、本実施例に係るパルス管冷凍機20Aでは、前記したように装着凹部50の凹部底面51のみが圧力変動を受けており、他の部分(蓄冷器カートリッジ40の内壁等)は一定の圧力を受けている。この一定の圧力はコールドステージ28の振動に影響を及ぼさない。
本実施例では、各種パラメータを蓄冷器筒10の内径を50mm、蓄冷器カートリッジ40の外径を16mm、蓄冷器筒10の長さを150mm、蓄冷器筒10の肉厚を1mm、蓄冷器筒10の材質をステンレス、ヘリウム圧縮機21の高圧時の圧力を2Mpa、ヘリウム圧縮機21の低圧時の圧力を0.8Mpa、中間圧力を1.4Mpaとした。
そして、これに基づき計算を行うと、高圧時においてはコールドステージ28の受ける力F1は315Kgとなる。また、低圧時においては、コールドステージ28の受ける力F1は281Kgとなる。よって、高圧時と低圧時で、コールドステージ28に印加される力F1の変動幅は24Kgとなり、蓄冷器筒10の変形量の振幅は約1.2μmとなる。即ち、本実施例においては、コールドステージ8の矢印X1,X2方向の振幅は約1.2μmとなり、従来に比べてコールドステージ28に発生する変位量(振動)を約1/10にすることができた。
一方、上記のようにヘリウムガスの圧力変動が生じた場合、蓄冷器筒30及びコールドステージ28と、蓄冷器カートリッジ40との間に相対的な変位(X1,X2方向の変位)が発生する。この相対的な変位を吸収するため、本実施例に係るパルス管冷凍機20Aは、蓄冷器カートリッジ40の底部45と蓄冷器筒30の底面30Aとの間、及び突出部42の先端部と凹部底面51との間には、所定のクリアランスΔHが設けられている。
このクリアランスΔHは、上記した相対的な変位の最大値よりも大きな値に設定されている。この構成とすることにより、ヘリウムガスの圧力によりコールドステージ28及び蓄冷器筒30が蓄冷器カートリッジ40に対して相対的に変位しても、この変位はクリアランスΔH内で吸収されるため、コールドステージ28及び蓄冷器筒30と、蓄冷器カートリッジ40とが互いに干渉するようなことはない。尚、上記のクリアランスΔHは、500μm以上0.1mm以下で設定することが望ましい。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
図7は、第2実施例であるパルス管冷凍機20Bを示している。尚、図7において、図5及び図6に示した第1実施例であるパルス管冷凍機20Aの構成と対応する構成については同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
図6に示すパルス管冷却機20Bは二段式のダブルインレットタイプ、または4バルブタイプのパルス管冷却機である。このパルス管冷却機20Bは二段式であるため、蓄冷器として第1段目蓄冷器22Aと第2段目蓄冷器22Bとを有しており、またパルス管として第1段目パルス管26Aと第2段目パルス管26Bとを有している。
第1段目蓄冷器22Aの高温端、第1段目及び第2段目パルス管26A,26Bの高温端は、いずれも真空フランジ27に支持された構成とされている。この第1段目蓄冷器22Aは第1段目蓄冷器筒30Aと蓄冷器カートリッジ40とにより構成されている。22Aは、真空フランジ27とコールドステージ28Bとの間に設けた第1段目蓄冷器筒30Aと、この第1段目蓄冷器筒30Aに収納される蓄冷器カートリッジ40とにより構成されている。蓄冷器カートリッジ40は、第1段目蓄冷器筒30Aに対して着脱可能な構成とされている。
また、蓄冷器カートリッジ40の底部45には、コールドステージ28Bに向け(図中、矢印X2方向に向け)突出した突出部42が形成されている。この突出部42は、その中央に上下に貫通する接続孔43が形成されている。
また、コールドステージ28Bには突出部42と対応するよう装着凹部50が形成されており、突出部42は装着凹部50に矢印X1,X2方向(コールドステージ28A,29B及び第1段目蓄冷器筒30Aの振動方向)に移動可能な構成で挿入される。この装着凹部50の断面積は、蓄冷器カートリッジ40の断面積よりも小さく設定されている(従って、第1段目蓄冷器筒30Aの断面積よりも小さい)。尚、本実施例では、装着凹部50は第2段目蓄冷器22Bを構成する第2段目蓄冷器筒30Bの内径と等しい内径を有する構成としている。
一方、第1段目蓄冷器22Aと第2段目蓄冷器22Bは、直接に接続された構成とされている。即ち、第1段目蓄冷器22Aの低温端(矢印X2方向端部)は、第2段目蓄冷器22Bの高温端(矢印X1方向端部)に接続された構成とされている。第1段目蓄冷器22Aの低温端と第1段目パルス管26Aの低温端は接続路24Aにより接続されている。また、第2段目蓄冷器22Bの低温端と第2段目パルス管26Bの低温端は、第2の接続路24Bにより接続されている。
上記のパルス管冷却機20Bは運転モードになると、ヘリウム圧縮機21で圧縮された高圧のヘリウムガスが配管36を介して第1段目蓄冷器22Aの蓄冷器カートリッジ40に流入する。蓄冷器カートリッジ40に流入したヘリウムガスは、蓄冷器カートリッジ40内に配設された蓄冷材29Aで冷却されて温度を下げながら、蓄冷器カートリッジ40の低温端に設けられた接続孔43からその一部が接続路24Aを通って第1段目パルス管26Aの低温端へ流入する。
第1段目パルス管26A内に既に存在していた低圧のヘリウムガスは新に流入されたヘリウムガスにより圧縮されるため、第1段目パルス管26A内の圧力は位相調整機構25内に配設されている第1のバッファタンク(図示せず)内の圧力よりも高くなる。このため、第1段目パルス管26A内のヘリウムガスは位相調整機構25内に配設されているオリフィス(図示せず)を通って第1のバッファタンクへ流入する。
一方、回収モードでは、第1段目パルス管26A内のヘリウムガスは第1段目蓄冷器22Aの低温端内に流入し、蓄冷器カートリッジ40内を通過して配管36を経由してヘリウム圧縮機21へと回収される。上記のように位相調整機構25により圧力変動の位相とヘリウムガス(作動ガス)の体積変化の位相は、一定の位相差をもって変化する。この位相差によって第1段目パルス管26Aの低温端においてヘリウムガスの膨張に伴う寒冷が発生する。
一方、運転モードにおいてヘリウム圧縮機21から蓄冷器カートリッジ40に流入したヘリウムガスの内、第1段目パルス管26Aに流入しなかったヘリウムガスは、蓄冷器カートリッジ40(第1段目蓄冷器22A)から第2段目蓄冷器22Bに流入する。この際、第1段目蓄冷器22Aの低温端には第1段目パルス管26Aで冷却されたヘリウムガスが流入するため、この低温端は冷却されている。よって、第1段目蓄冷器22Aから第2段目蓄冷器22Bに流入するヘリウムガスは、第1段目パルス管26Aにより冷却された上で第2段目蓄冷器22Bの高温端に流入する。
第2段目蓄冷器22Bに流入したヘリウムガスは、第2段目蓄冷器22B内に配設された蓄冷材29Bで冷却されて更に温度を下げながら低温端に至り、続いて第2段目コールドステージ28Aに形成された第2の連通路24Bを通って第2段目パルス管26Bの低温端へ流入する。第2段目パルス管26B内に既に存在していた低圧のヘリウムガスは、新に流入されたヘリウムガスにより圧縮されるため、第2段目パルス管26B内の圧力は位相調整機構25に内設された第2のバッファタンク(図示せず)内の圧力よりも高くなる。このため、第2段目パルス管26B内の作動ガスは位相調整機構25に内設されたオリフィス(図示せず)を通って第2のバッファタンクへ流入する。
次に、回収モードにおいては、第2段目パルス管26B内のヘリウムガスは第2段目蓄冷器22Bの低温端に流入する。この第2段目蓄冷器22Bの低温端に流入したヘリウムガスは、更に第1段目蓄冷器22Aの蓄冷器カートリッジ40内を通過して高温端からヘリウム圧縮機21へと回収される。
前記のように位相調整機構25により圧力変動の位相とヘリウムガス(作動ガス)の体積変化の位相は、一定の位相差をもって変化する。この位相差によって、第2段目パルス管26Bの低温端においてもヘリウムガスの膨張に伴う寒冷が発生する。本実施例では、第1段目蓄冷器22A及び第1段目パルス管26Aで冷却されたヘリウムガスが、第2段目蓄冷器22B及び第2段目パルス管26Bで更に冷却される構成とされているため、第2段目パルス管26Bの低温端における温度(第2段目コールドステージ28Aの温度)を極低温(例えば4程度)とすることができる。
また、本実施例に係るパルス管冷凍機20Bおいても、蓄冷器カートリッジ40の低温端部に突出部42を設けると共に、コールドステージ28Bに蓄冷器カートリッジ40よりも小径の装着凹部50を設けたことにより、この装着凹部50内にヘリウムガスが侵入しても、このヘリウムガスによるコールドステージ28B及び第1段目蓄冷器筒30Aを変位させようとする力F2を小さく抑えることができる。これにより、コールドステージ28B及び第1段目蓄冷器筒30Aに変形が発生することを防止でき、パルス管冷凍機20Bに振動が発生することを抑制することができる。
尚、上記した第1及び第2実施例に係るパルス管冷凍機20A,20Bは、種々の機器・装置に適用することができる。例えば、超伝導装置、クライオポンプ装置、極低温計測分析装置、及び核磁気共鳴装置の冷凍装置として適用することができる。
図1は、第1の従来例であるパルス管冷凍機の構成図である。 図2は、第2の従来例であるパルス管冷凍機の構成図である。 図3は、第2の従来例であるパルス管冷凍機の構成図であり、真空フランジに変形が発生している状態を示す図である。 図4(A)は、第2の従来例であるパルス管冷凍機の蓄冷器カートリッジの低温端近傍を拡大して示す図である。図4(B)は、図4(A)におけるA−A線に沿う断面図である。 図5は、本発明の第1実施例であるパルス管冷凍機の構成図である。 図6(A)は、本発明の第1実施例であるパルス管冷凍機の蓄冷器カートリッジの低温端近傍を拡大して示す図である。図6(B)は、図6(A)におけるB−B線に沿う断面図である。 図7は、本発明の第2実施例であるパルス管冷凍機の構成図である。
符号の説明
20A,20B パルス管冷凍機
21 ヘリウム圧縮機
22 蓄冷器
22A 第1段目蓄冷器
22B 第2段目蓄冷器
23 切換弁
24 連通路
24A 第1の連通路
24B 第2の連通路
25 位相調整機構
26 パルス管
26A 第1段目パルス管
26B 第2段目パルス管
27 真空フランジ
28 コールドステージ
28A 第1段目コールドステージ
28B 第2段目コールドステージ
29,29A,29B 蓄冷材
30 蓄冷器筒
30A 第1段目蓄冷器筒
30B 第2段目蓄冷器筒
34 フランジ上面
35 調整機構底面
37 第1の装着孔
38 第2の装着孔
39 第3の装着孔
40 蓄冷器カートリッジ
41 係合部
42 突出部
43 接続孔
44 ピストンリング
50 装着凹部
51 凹部底面

Claims (7)

  1. 高温端が圧力変動源と接続される蓄冷器カートリッジと、
    低温端がステージ部材を介して該蓄冷器カートリッジの低温端と接続されるパルス管と、
    該パルス管の高温端と接続される位相調節機構と、
    該位相調節機構が配設されるフランジと、
    該フランジと前記ステージ部材との間に設けられ、前記蓄冷器カートリッジが収納される蓄冷器筒とを有するパルス管冷凍機において、
    前記蓄冷器カートリッジの低温端に、前記パルス管と接続するための接続孔が形成されると共に、前記ステージ部材に向け突出する突出部を形成し、
    前記ステージ部材に前記突出部を移動可能に装着する装着凹部を形成し、
    かつ、前記装着凹部の断面積を前記蓄冷器カートリッジの断面積よりも小さく設定したことを特徴とするパルス管冷凍機。
  2. 請求項1記載のパルス管冷凍機において、
    前記容器本体と前記蓄冷器カートリッジとの間に、前記容器本体と前記蓄冷器カートリッジの相対的な変位量よりも大きい間隙部を設けたことを特徴とするパルス管冷凍機。
  3. 請求項1または2記載のパルス管冷凍機において、
    前記突出部または前記装着凹部の少なくとも一方にピストンリングを配設したことを特徴とするパルス管冷凍機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機を備えたことを特徴とする超伝導装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機を備えたことを特徴とするクライオポンプ装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機を備えたことを特徴とする極低温計測分析装置。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパルス管冷凍機を備えたことを特徴とする核磁気共鳴装置。
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