JP2006274852A - ドライブレコーダおよびそのデータ記憶方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異常原因を早期にかつ簡単に究明することが可能なドライブレコーダおよびそのデータ記憶方法を提供する。
【解決手段】 CPU2は、所定の事象が検出されるか否かを判断し、かつ記憶すべきデータの優先順位を判断する。不揮発性RAM9は、その判断結果に基づいて、揮発性RAM8に一時記憶されたデータを前記優先順位に従って記憶する。単にデータを記憶するだけでなく、解析するに足る必要十分なデータを特に優先順位に従って記憶する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、たとえば車両の異常原因を究明するためのドライブレコーダおよびそのデータ記憶方法に関する。
車両になんらかの異常が発生したとき、その異常原因を特定する技術が実用に供されている(たとえば特許文献1,2参照)。従来の技術では、たとえば制御系に異常が発生したとき、電子制御装置(略称ECU:Electric Computer Unit)は、異常検出した瞬間の全制御データをメモリに記憶している。
従来の技術では、瞬間的なデータを記憶しているだけであるので、解析すべき情報としては不十分であり、次のような問題がある。(1)異常原因を解析するには、再現試験等を実施しなければならない。それ故、異常原因を解析するための時間、費用が嵩む。(2)再現試験等を実施したとしても同一の条件で再現試験を実施できず、それ故、異常原因を特定することが困難である。
本発明の目的は、異常原因を早期にかつ簡単に究明することが可能なドライブレコーダおよびそのデータ記憶方法を提供することである。
本発明は、車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象を検出した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させる制御を行う記憶制御手段を備えたドライブレコーダであって、
前記記憶制御手段は、前記事象の種別毎に優先順位を設けており、前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の優先順位と、新たに検出した事象の優先順位とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断することを特徴とするドライブレコーダである。
前記記憶制御手段は、前記事象の種別毎に優先順位を設けており、前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の優先順位と、新たに検出した事象の優先順位とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断することを特徴とするドライブレコーダである。
また本発明は、車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象が発生した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させる制御を行う記憶制御手段を備えたドライブレコーダであって、
前記記憶制御手段は、前記事象の種別毎に検出回数をカウントし、前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の検出回数と、新たに検出した事象の検出回数とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断することを特徴とするドライブレコーダである。
前記記憶制御手段は、前記事象の種別毎に検出回数をカウントし、前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の検出回数と、新たに検出した事象の検出回数とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断することを特徴とするドライブレコーダである。
また本発明は、前記記憶制御手段は、前記所定の事象の検出に伴って遅延計数手段が計数する条件で、不揮発性記憶手段にデータを記憶させる制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記不揮発性記憶手段には、該不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と、新たに検出される事象とを比較するための事象情報が記憶されていることを特徴とする。
また本発明は、前記記憶制御手段は、不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象よりも新たに検出される事象の優先順位が高いとき、該検出される事象のデータに更新する制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記記憶制御手段は、不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象よりも新たに検出される事象の優先順位が低いとき、該検出される事象のデータを破棄する制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と新たに検出される事象とが同一事象のとき、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、該検出される事象のデータを更新するか否かを選択する制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象よりも検出される事象の検出回数が「大」の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを不揮発性記憶手段に記憶させる制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象よりも検出される事象の検出回数が「小」の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを破棄する制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象の検出回数と検出される事象の検出回数とが同一の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを更新するか否かを選択する制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象の検出回数と検出される事象の検出回数とが同一の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを前記優先順位に従って記憶する制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象を検出した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させるドライブレコーダのデータ記憶方法であって、
前記事象の種別毎に優先順位を設けておく工程と、
前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の優先順位と、新たに検出した事象の優先順位とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断する工程とを有することを特徴とするドライブレコーダのデータ記憶方法である。
前記事象の種別毎に優先順位を設けておく工程と、
前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の優先順位と、新たに検出した事象の優先順位とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断する工程とを有することを特徴とするドライブレコーダのデータ記憶方法である。
また本発明は、車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象が発生した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させるドライブレコーダのデータ記憶方法であって、
前記事象の種別毎に検出回数をカウントする工程と、
前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の検出回数と、新たに検出した事象の検出回数とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断する工程とを有することを特徴とするドライブレコーダのデータ記憶方法である。
前記事象の種別毎に検出回数をカウントする工程と、
前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の検出回数と、新たに検出した事象の検出回数とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断する工程とを有することを特徴とするドライブレコーダのデータ記憶方法である。
本発明によれば、所定の事象を検出した場合に、記憶制御手段は、一時記憶手段に一時記憶されたデータのうち不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを、事象の優先順位に基づいて判断する。単にデータを記憶するだけでなく、解析するに足る必要十分なデータを特に優先順位に従って記憶するので、異常原因等を解析すべき対象に対し、従来技術よりも早期にかつ簡単に原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。逆に、事象の優先順位によっては、不揮発性記憶手段に記憶させないデータを峻別することが可能となるので、不揮発性記憶手段の容量が少なくてもすむ。
また本発明によれば、所定の事象が発生した場合に、記憶制御手段は、一時記憶手段に一時記憶されたデータのうち不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを、事象の検出回数に基づいて判断する。検出回数が多い事象を重要なデータとみなし、異常原因等を解析すべき対象に対し、早期にかつ簡単に原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。事象の検出回数によっては、不揮発性記憶手段に記憶させないデータを峻別することが可能となるので、不揮発性記憶手段の容量が少なくてもすむ。
また本発明によれば、所定の事象の検出に伴って遅延計数手段が計数する条件で、不揮発性記憶手段にデータを記憶させるので、事象検出直後にデータを記憶するよりも異常原因等を解析し得る確率を高めることができる。これまで異常原因が特定できなかった挙動に関連するデータを取得することが可能となる。
また本発明によれば、不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象および事象情報によって、データの優先順位の判断または検出回数の比較を行うことが可能となる。
また本発明によれば、検出される事象の優先順位が高いとき、記憶制御手段は該検出される事象のデータに更新する制御を行うので、真に利用されるべきデータのみを優先的に記憶でき、そのデータが解析に供される。
また本発明によれば、検出される事象の優先順位が低いとき、記憶制御手段は該検出される事象のデータを破棄する制御を行うので、不要と考えられるデータを積極的に破棄して不揮発性記憶手段の空き容量を確保することができる。
また本発明によれば、すでに記憶されているデータの事象と新たに検出される事象とが同一事象のとき、記憶制御手段は、該検出される事象のデータを更新するか否かを選択する制御を行うので、選択肢を高めることが可能となる。また当該事象の検出回数を計数し、その検出回数が異常原因等の解析に供される。
また本発明によれば、記憶されているデータの事象より、検出される事象の検出回数が「大」の条件で、記憶制御手段は、検出される事象のデータを不揮発性記憶手段に記憶させる制御を行う。このように真に利用されるデータのみを確実に記憶することが可能となる。
また本発明によれば、記憶されているデータの事象より、検出される事象の検出回数が「小」の条件で、記憶制御手段は、検出される事象のデータを破棄する制御を行う。それ故、不揮発性記憶手段の空き容量を確保することが可能となる。
また本発明によれば、すでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、それらの事象の検出回数が同一(つまり同数)の条件で、記憶制御手段は、該検出される事象のデータを更新するか否かを選択する制御を行うので、選択肢を高めることが可能となる。また当該事象の検出回数を計数し、その検出回数が異常原因等の解析に供される。
また本発明によれば、すでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、それらの事象の検出回数が同一(つまり同数)の条件で、記憶制御手段は当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを前記優先順位に従って記憶する制御を行う。このように検出回数による優劣がないとき、データを特に前記優先順位に従って記憶するので、異常原因等を解析すべき対象に対し、早期の原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。
また本発明によれば、事象の種別毎に優先順位を設けておき、一時記憶手段に一時記憶されたデータのうち不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを、事象の優先順位に基づいて判断する。単にデータを記憶するだけでなく、解析するに足る必要十分なデータを、特に優先順位に従って記憶するので、異常原因等を解析すべき対象に対し、早期にかつ簡単に原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。逆に、事象の優先順位によっては、不揮発性記憶手段に記憶させないデータを峻別することが可能となるので、不揮発性記憶手段の容量が少なくてもすむ。
また本発明によれば、所定の事象が発生した場合に、一時記憶手段に一時記憶されたデータのうち不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを、事象の検出回数に基づいて判断する。検出回数が多い事象を重要なデータとみなし、異常原因等を解析すべき対象に対し、早期にかつ簡単に原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。事象の検出回数によっては、不揮発性記憶手段に記憶させないデータを峻別することが可能となるので、不揮発性記憶手段の容量が少なくてもすむ。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図1は、本発明の実施形態に係るデータ記憶装置1等を示し、図1(a)はその制御系のブロック図、図1(b)はデータをストアする順序、タイミング等を説明するための図、図1(c)は不揮発性RAM9へのデータ記憶方法を説明するための図である。本実施形態に係るデータ記憶装置1は、たとえば車両用のドライブレコーダなどに適用される。ただし車両用のドライブレコーダのみに限定されるものではない。たとえばデータ記憶装置1をフライトレコーダ等、各種記憶装置に適応可能である。なお以下の説明は、データ記憶方法についての説明をも含む。
データ記憶装置1は、主に、記憶制御手段としての中央演算処理装置2(略称CPU;Central Processing Unit)、ロム3(ROM;Read Only Memory)、ラム4(RAM;
Random Access Memory)およびバス5を含むマイクロコンピュータ6と、入出力インタフェース7と、揮発性RAM8と、不揮発性RAM9とを有する。揮発性RAM8および不揮発性RAM9は、それぞれ入出力インタフェース7に電気的に接続されている。入出力インタフェース7には、イグニッション信号10が入力されるうえ、車両データに対応する事象11を検出するための信号が入力されるようになっている。前記イグニッション信号10は、イグニッションON信号およびイグニッションOFF信号を含む。前記車両データを単にデータという場合がある。
Random Access Memory)およびバス5を含むマイクロコンピュータ6と、入出力インタフェース7と、揮発性RAM8と、不揮発性RAM9とを有する。揮発性RAM8および不揮発性RAM9は、それぞれ入出力インタフェース7に電気的に接続されている。入出力インタフェース7には、イグニッション信号10が入力されるうえ、車両データに対応する事象11を検出するための信号が入力されるようになっている。前記イグニッション信号10は、イグニッションON信号およびイグニッションOFF信号を含む。前記車両データを単にデータという場合がある。
一時記憶手段である揮発性RAM8には、データが、配列形式として予め定める処理タイミング毎に一旦記憶され、配列内のデータが該揮発性RAMの最大許容限度に達した時点で、時間的に古いデータから順次更新され、常に時系列でデータが記憶されている状態となるようにデータストアを繰り返すように構成されている。不揮発性記憶手段である不揮発性RAM9には、後述する予め定める条件を満たすとき揮発性RAM8に一時記憶されたデータが記憶されるように構成されている。
図2は、不揮発性RAM9へのデータストア条件を説明するための図である。揮発性RAM8または不揮発性RAM9に記憶されうる複数種類のデータが設定されており、各データに対応する事象が予め規定されている。ここで事象の具体例として、事象「A」をエンジンストップいわゆるエンスト、事象「B」を始動不良、事象「C」をアイドル不安定とする。ただしこれらの事象「A」,「B」,「C」のみに必ずしも限定されるものではない。たとえば図2(1)に示すように、事象毎に独立した事象判定フラグがたつとき、その瞬間からデータストアを開始するように構成される。たとえば図2(2)に示すように、前記事象判定フラグがたつとき、事象毎に設定したデータストア用ディレイカウンタ分遅延して(たとえば200ms以上300ms以下)データストアを開始するように構成される。前記ディレイカウンタが「遅延計数手段」に相当する。ディレイカウンタの設定値は前記値に限定されず、任意の値に設定可能である。
図3は、不揮発性RAM9の空き領域にデータを記憶する方法を示す図である。本実施形態においては、事象「A」,「B」,「C」に対しデータストアすべき優先順位が付与される場合がある。その制御フローについては図12〜図14にて後述する。前記優先順位の最も高い事象が「A」、次の優先事象が「B」、最も優先順位の低い事象が「C」と規定されている。図3に示すように、揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に記憶するにあたり、データ記憶装置1のバッテリクリアを実行した後、不揮発性RAM9にデータが一度も記憶されていない場合には、優先順位に関係なくデータを記憶するようになっている。具体的に検出事象が「A」でかつ不揮発性RAM領域が空きの場合には、たとえば事象「A」に対応する揮発性RAMデータが、不揮発性RAM領域に記憶されるようになっている。前記揮発性RAMデータとは、揮発性RAM8に一旦記憶されたデータと同義である。
図4、図5は、不揮発性RAM9に、優先順位の高い事象のデータを記憶する方法を示す図である。揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に記憶するにあたり、不揮発性RAM9に何らかの事象に対応するデータが記憶されている。この記憶されている事象よりも今回判定した事象の優先順位が高い場合には、今回のデータに更新するようになっている。図4に示すように検出事象が「A」でかつ不揮発性RAM領域に事象「C」が記憶されている場合には、不揮発性RAM領域が事象「A」に対応するデータに更新され、図5に示すように検出事象が「C」でかつ不揮発性RAM領域に事象「B」が記憶されている場合には、今回のデータはそのまま破棄されるようになっている。
図6は、検出される優先順位が同一の事象のデータを、不揮発性RAM9に記憶するか否かを選択する機能を説明するための図である。不揮発性RAM9に何らかの事象に対応するデータが記憶されており、すでに記憶されている事象と今回判定した事象とが同一事象の場合には、今回のデータに更新するか否かを任意に設定できるようになっている。
次に、事象の判定回数(検出回数)に基づいて、データを不揮発性RAM9に記憶する種々の方法について説明する。図7は、不揮発性RAM9の空き領域にデータを記憶する方法を示す図である。不揮発性RAM9にデータを記憶するにあたり、検出事象毎に検出手段としてのカウンタを持たせ、バッテリクリアを実行した後、不揮発性RAM9にデータが一度も記憶されていない場合には、カウント数に関係なくデータを記憶するようになっている。前記カウント数とは、事象の判定回数と同義である。
図8は、同一の事象データを不揮発性RAM9に記憶するか否かを選択する機能を説明するための図である。揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に記憶するにあたり、不揮発性RAM9に何らかの事象に対応するデータが記憶されている。この記憶されている事象と今回検出した事象とが同一事象の場合には、その事象のカウントアップを実施し、今回のデータに更新するか否かを任意に設定できるようになっている。
図9は、検出される事象の検出回数が「大」の条件で、検出される事象のデータを記憶する機能を説明するための図である。揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に記憶するにあたり、不揮発性RAM9に何らかの事象に対応するデータが記憶されている。この記憶されている事象と今回検出した事象とが異なっており、今回検出した事象のカウントアップ後、今回検出した事象のカウント数が、すでに記憶されている事象のカウント数よりも「大」の条件で、今回検出した事象のデータが記憶されるようになっている。
図10は、検出される事象の検出回数が同一の条件で、検出される事象のデータを不揮発性RAM9に記憶するか否かを選択する機能を説明するための図である。揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に記憶するにあたり、不揮発性RAM9に何らかの事象に対応するデータが記憶されている。この記憶されている事象と今回検出した事象とが異なっており、今回検出した事象のカウントアップ後、今回検出した事象のカウント数と、記憶されている事象のカウント数とが同数の条件で、今回のデータに更新するか否かを任意に設定できるようになっている。
図11は、検出される事象の検出回数が同一の条件で、優先順位の高い事象のデータを不揮発性RAM9に記憶する機能を説明するための図である。本実施形態では、優先順位の最も高い事象が「A」、次の優先事象が「B」、最も優先順位の低い事象が「C」と規定されている。揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に記憶するにあたり、不揮発性RAM9に何らかの事象に対応するデータが記憶されている。この記憶されている事象と今回検出した事象とが異なっており、今回検出した事象のカウントアップ後、今回検出した事象のカウント数と、すでに記憶されている事象のカウント数とが同数の場合、記憶されている事象と今回判定した事象の優先順位を比較し、優先順位の高い事象に対応するデータが記憶されるようになっている。
図12は、本発明の実施形態に係るデータ記憶方法のメインルーチンを段階的に示すフローチャートである。図13は、本発明の第1の実施形態に係り、優先順位順でかつカウンタなしのデータ記憶方法のサブルーチン(A、B、C)をそれぞれ示すフローチャートである。本処理の制御主体は、特に記載しない限りCPU2である。たとえば車両のエンジンがスタートする条件で本処理が開始する。他の実施形態も含み、この開始条件に限定されるものではない。先ずステップs1でイグニッション信号(IGと称す)がオンの後、ステップs2で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs3でIGオフか否かを判断する。IGオフ判断で終了し、IGオン判断でステップs4に移行し、事象「A」判定フラグがオンで図13Aのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップs5に移行して事象「B」判定フラグがオンで図13Bのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップs6に移行して事象「C」判定フラグがオンで図13Cのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップs7に移行して配列要素数「a」が最大許容限度に至ったか否かを判断する。至ったと判断すると、ステップs8に移行して配列要素数「a」を「0」にした後ステップs2に戻る。最大許容限度でないと判断するとステップs8に移行することなくステップs2に戻る。
前記ステップs4におけるフラグオン判定で、ステップs9に移行し、車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs10で、事象「A」判定後その事象「A」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs9に戻り、遅延したと判断するとステップs11に移行する。ここで不揮発性RAM取得事象つまり既存の不揮発性RAM領域の事象が「A」であるか否かを判断する。前記事象「A」と判断すると、データ破棄設定をするか否かを判断する(ステップs12)。前記事象「A」でないと判断すると、ステップs14に移行する。ステップs13にて今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後ステップs5に移行する。
前記ステップs14で、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs15では事象「A」の取得要求周期(cyclea)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。なお図1(c)に示すように本実施形態では、不揮発性RAM9に記憶し始める起点を揮発性RAM8のアドレスの始め(先頭位置)にしているが、必ずしもこの形態に限定されるものではない。たとえば不揮発性RAM9に記憶し始める起点を、事象Aが発生した場所P(1)、もしくは最新データ場所(P2)にしてもよい。次にステップs16で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs14に戻り、完了判断でステップs17にて不揮発性RAM取得事象を「A」とした後、ステップs5に移行する。
ステップs5のフラグオンで図13Bのサブルーチンに移行し、不揮発性RAM取得事象つまり既存の不揮発性RAM領域の事象が「A」であるか否かを判断する(ステップs18)。前記事象「A」と判断するとステップs23でデータ破棄し、その後ステップs6に移行する。前記事象「A」でないと判断するとステップs19に移行し、車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs20で、事象「B」判定後その事象「B」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs19に戻り、遅延したと判断するとステップs21に移行する。ここで不揮発性RAM取得事象つまり既存の不揮発性RAM領域の事象が「B」であるか否かを判断する。前記事象「B」と判断すると、データ破棄設定をするか否かを判断する(ステップs22)。前記事象「B」でないと判断すると、ステップs24に移行する。ステップs23にて今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後ステップs6に移行する。
前記ステップs24で、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs25では事象「B」の取得要求周期(cycleb)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。なお図1(c)に示すように本実施形態では、不揮発性RAM9に記憶し始める起点を揮発性RAM8のアドレスの始め(先頭位置)にしているが、必ずしもこの形態に限定されるものではない。たとえば不揮発性RAM9に記憶し始める起点を、事象Bが発生した場所P(1)、もしくは最新データ場所(P2)にしてもよい。次にステップs26で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs24に戻り、完了判断でステップs27にて不揮発性RAM取得事象を「B」とした後、ステップs6に移行する。
ステップs6のフラグオンで図13Cのサブルーチンに移行し、不揮発性RAM取得事象が「A」または「B」であるか否かを判断する(ステップs28)。前記事象「A」または「B」と判断するとステップs33でデータ破棄し、その後本処理を終了する。前記事象「A」でもなく「B」でもないと判断するとステップs29に移行し、車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs30で、事象「C」判定後その事象「C」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs29に戻り、遅延したと判断するとステップs31に移行する。ここで不揮発性RAM取得事象が「C」であるか否かを判断する。前記事象「C」と判断すると、データ破棄設定するか否かを判断する(ステップs32)。前記事象「C」でないと判断すると、ステップs34に移行する。
前記ステップs34で、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs35では事象「C」の取得要求周期(cyclec)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つどばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。図1(c)に示すように本実施形態では、不揮発性RAM9に記憶し始める起点を揮発性RAM8のアドレスの始め(先頭位置)にしているが、必ずしもこの形態に限定されるものではない。たとえば不揮発性RAM9に記憶し始める起点を、事象Cが発生した場所P(1)、もしくは最新データ場所(P2)にしてもよい。次にステップs36で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs34に戻り、完了判断でステップs37にて不揮発性RAM取得事象を「C」とした後、本処理を終了する。
図14は、本発明の第2の実施形態に係り、優先順位順でかつカウンタありのデータ記憶方法のサブルーチン(A、B、C)をそれぞれ示すフローチャートである。本処理のメインルーチンは、前述の図12に示す処理である。よって図12も参照しつつ説明する。本処理の制御主体は、特に記載しない限りCPU2である。たとえば車両のエンジンがスタートする条件で本処理が開始する。
前記ステップs4におけるフラグオン判定で、図14Aに示すステップs40に移行し、事象「A」の判定回数を「1」追加つまりカウントアップする。次にステップs41で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs42で、事象「A」判定後その事象「A」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs41に戻り、遅延したと判断するとステップs43に移行する。このステップs43において、事象「A」の判定回数が「1」より大か否かを判断する。前記「1」より大と判断すると、ステップs44にてデータ破棄設定をするか否かを判断する。前記「1」より大ではないと判断すると、ステップs46に移行する。ステップs45にて今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後ステップs5に移行する。
前記ステップs46で1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs47では事象「A」の取得要求周期(cyclea)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップs48で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs46に戻り、完了判断でステップs5に移行する。
ステップs5のフラグオンで図14Bのサブルーチンに移行し、事象「A」の判定回数が「1」以上か否かを判断する(ステップs49)。以前に事象「A」と判断されたことが1回でもあればステップs55にて今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後ステップs6に移行する。ステップs49で前記「1」以上ではないと判断すると、ステップs50に移行する。ここで事象「B」の判定回数を「1」追加つまりカウントアップする。次にステップs51で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs52で、事象「B」判定後その事象「B」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs51に戻り、遅延したと判断するとステップs53に移行する。
ここで事象「B」の判定回数が「1」より大か否かを判断する。前記「1」より大と判断すると、ステップs54にてデータ破棄設定をするか否かを判断する。前記「1」より大ではないと判断するとステップs56に移行し、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs57では事象「B」の取得要求周期(cycleb)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップs58で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs56に戻り、完了判断でステップs6に移行する。
ステップs6のフラグオンで図14Cのサブルーチンに移行し、事象「A」の判定回数が「1」以上かまたは事象「B」の判定回数が「1」以上かを判断する(ステップs59)。以前に事象「A」または「B」と判断されたことが1回でもあれば、ステップs65にて今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後本処理を終了する。ステップs59で事象「A」または「B」と判断されたことが1回でもあると判断すると、ステップs60に移行する。ここで事象「C」の判定回数を「1」追加つまりカウントアップする。次にステップs61で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs62で、事象「C」判定後その事象「C」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs61に戻り、遅延したと判断するとステップs63に移行する。
ここで事象「C」の判定回数が「1」より大か否かを判断する。前記「1」より大と判断すると、ステップs64にてデータ破棄設定をするか否かを判断する。前記「1」より大ではないと判断するとステップs66に移行し、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs67では事象「C」の取得要求周期(cyclec)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つどばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップs68で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs66に戻り、完了判断で本処理を終了する。
図15は、本発明の第3の実施形態に係り、カウンタありでかつ判定回数に基づくデータ記憶方法のサブルーチン(A、B、C)をそれぞれ示すフローチャートである。本処理のメインルーチンは、前述の図12に示す処理である。よって図12も参照しつつ説明する。本処理の制御主体は、特に記載しない限りCPU2である。たとえば車両のエンジンがスタートする条件で本処理が開始する。
前記ステップs4におけるフラグオン判定で、図15Aに示すステップs70に移行し、事象「A」の判定回数を「1」追加つまりカウントアップする。次にステップs71で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs72で、事象「A」判定後その事象「A」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs71に戻り、遅延したと判断するとステップs73に移行する。このステップs73において、事象「A」の判定回数が、事象「B」の判定回数以上でかつ、事象「C」の判定回数以上か判断する。事象「B」、事象「C」の判定回数以上と判断すると、ステップs74に移行する。そうではないと判断するとステップs81に移行して今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後ステップs5に移行する。
ステップs74では、事象「A」の判定回数が、事象「B」の判定回数と同数ではないか、または事象「C」の判定回数と同数ではないかを判断する。事象「A」の判定回数が「B」,「C」いずれの事象とも同数ではないと判断すると、ステップs75に移行する。いずれかの事象が同数と判断するとステップs77に移行する。ステップs75で事象「B」、事象「C」の判定回数がそれぞれ「0」か否かを判断し、それぞれ「0」で事象「A」の判定回数が「1」か否かを判断する(ステップs76)。「1」でなければステップs80に移行し、「1」であればステップs77に移行し、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs78では事象「A」の取得要求周期(cyclea)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップs79で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs77に戻り、完了判断でステップs5に移行する。
前記ステップs5におけるフラグオン判定で、図15Bに示すステップs82に移行し、事象「B」の判定回数を「1」追加つまりカウントアップする。次にステップs83で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs84で、事象「B」判定後その事象「B」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs83に戻り、遅延したと判断するとステップs85に移行する。該ステップで事象「B」の判定回数が、事象「A」の判定回数以上でかつ、事象「C」の判定回数以上と判断すると、ステップs86に移行する。そうではないと判断するとステップs91に移行して今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後ステップs6に移行する。
ステップs86では、事象「B」の判定回数が事象「A」の判定回数と同数ではないかを判断する。同数と判断するとステップs91に移行し、同数ではないと判断するとステップs87に移行する。ここで事象「B」の判定回数が事象「C」の判定回数と同数ではないかを判断する。同数ではないと判断すると、ステップs88に移行する。同数と判断すると後述するステップs92に移行する。ステップs88では、事象「A」、事象「C」の判定回数がそれぞれ「0」か否かを判断し、それぞれ「0」で事象「B」の判定回数が「1」か否かを判断する(ステップs89)。「1」でなければステップs90に移行する。「1」であればステップs92に移行し、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs93では事象「B」の取得要求周期(cycleb)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップs94で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs92に戻り、完了判断でステップs6に移行する。
前記ステップs6におけるフラグオン判定で、図15Cに示すステップs95に移行し、事象「C」の判定回数を「1」追加つまりカウントアップする。次にステップs96で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップs97で、事象「C」判定後その事象「C」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップs96に戻り、遅延したと判断するとステップs98に移行する。該ステップで事象「C」の判定回数が、事象「A」の判定回数以上でかつ、事象「B」の判定回数以上と判断すると、ステップs99に移行する。そうではないと判断するとステップs103に移行して今回の事象に対応するデータをそのまま破棄し、その後本処理を終了する。
ステップs99では、事象「C」の判定回数が、事象「A」の判定回数と同数ではないか、または事象「B」の判定回数と同数ではないかを判断する。事象「C」の判定回数が「A」,「B」いずれの事象とも同数ではないと判断すると、ステップs100に移行する。前記いずれかの事象と同数と判断すると、ステップs103に移行する。ステップs100では、事象「A」、事象「C」の判定回数がそれぞれ「0」か否かを判断し、それぞれ「0」で事象「A」の判定回数が「1」か否かを判断する(ステップs101)。「1」でなければステップs102に移行し、「1」であればステップs104に移行し、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、ステップs105では事象「C」の取得要求周期(cyclec)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つどばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップs106で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップs104に戻り、完了判断で本処理を終了する。
図16は、本発明の第4の実施形態に係るデータ記憶方法のメインルーチンを段階的に示すフローチャートである。図17は、第4の実施形態に係るデータ記憶方法のサブルーチンを段階的に示すフローチャートである。不揮発性RAM領域が複数回分ある場合の処理について説明する。本処理の制御主体は、特に記載しない限りCPU2である。たとえば車両のエンジンがスタートする条件で本処理が開始する。先ずステップh1でIGオンの後、ステップh2で、現在どの領域までデータが入っているかを認識して、今回事象を判定したときにデータ保存する領域を決定する。空き領域がなければステップh10に移行し、空き領域があればステップh3で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh4でIGオフか否かを判断する。IGオフ判断で終了し、IGオン判断でステップh5に移行し、事象「A」判定フラグがオンで図17Aのサブルーチンに移行する。
前記オンでないと判断すると、ステップh6に移行して事象「B」判定フラグがオンで図17Bのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップh7に移行して事象「C」判定フラグがオンで図17Cのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップh8に移行して配列要素数「a」が最大許容限度に至ったか否かを判断する。至ったと判断すると、ステップh9に移行して配列要素数「a」を「0」にした後ステップh3に戻る。最大許容限度でないと判断するとステップh9に移行することなくステップh3に戻る。
前記ステップh10では、今まで取得してきたデータの上書きの可否を判断する。上書き否と判断すると本処理を終了する。上書き可能と判断するとステップh11に移行して、車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh12でIGオフか否かを判断する。IGオフ判断で終了し、IGオン判断でステップh13に移行し、事象「A」判定フラグがオンで図17Dのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップh14に移行して事象「B」判定フラグがオンで図17Eのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップh15に移行し、事象「C」判定フラグがオンで図17Fのサブルーチンに移行する。前記オンでないと判断すると、ステップh16に移行して配列要素数「a」が最大許容限度に至ったか否かを判断する。至ったと判断すると、ステップh17に移行して配列要素数「a」を「0」にした後ステップh11に戻る。最大許容限度でないと判断するとステップh17に移行することなくステップh11に戻る。
前記ステップh5におけるフラグオン判定で、図17Aに示すステップh18に移行し、事象「A」の判定回数を「1」追加つまりカウントアップする。次にステップh19で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh20で、事象「A」判定後その事象「A」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップh19に戻り、遅延したと判断するとステップh21に移行する。該ステップで1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAMに書き込み、次にステップh22では事象「A」の取得要求周期(cyclea)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップh23で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップh21に戻り、完了判断でステップh6に移行する。
ステップh6のフラグオンで図17Bに示すステップh24に移行し、事象「B」の判定回数を「1」カウントアップする。次にステップh25で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh26で、事象「B」判定後その事象「B」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップh25に戻り、遅延したと判断するとステップh27に移行する。該ステップで1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、次にステップh28では事象「B」の取得要求周期(cycleb)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップh29で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップh27に戻り、完了判断でステップh7に移行する。
ステップh7のフラグオンで図17Cに示すステップh30に移行し、事象「C」の判定回数を「1」カウントアップする。次にステップh31で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh32で、事象「C」判定後その事象「C」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップh31に戻り、遅延したと判断するとステップh33に移行する。該ステップで1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、次にステップh34では事象「C」の取得要求周期(cyclec)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップh35で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップh33に戻り、完了判断で本処理を終了する。
ステップh13のフラグオンで図17Dに示すステップh36に移行し、事象「A」の判定回数を「1」カウントアップする。次にステップh37で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh38で、事象「A」判定後その事象「A」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップh37に戻り、遅延したと判断するとステップh39に移行する。該ステップで保存すべき事象の優先順位の有無、過去データにおける同一事象の有無などからデータ保存領域を検討し決定する。次にステップh40で1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、次にステップh41では事象「A」の取得要求周期(cyclea)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップh42で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップh40に戻り、完了判断でステップh14に移行する。
ステップh14のフラグオンで図17Eに示すステップh43に移行し、事象「B」の判定回数を「1」カウントアップする。次にステップh44で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh45で、事象「B」判定後その事象「B」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップh44に戻り、遅延したと判断するとステップh46に移行する。該ステップで保存すべき事象の優先順位の有無、過去データにおける同一事象の有無などからデータ保存領域を検討し決定する。次にステップh47で保存領域があるか判断する。たとえば優先順位順ありで既存データが全て事象「A」だった場合には、ステップh51で今回のデータを破棄した後、ステップh15に移行する。
保存領域ありと判断するとステップh48に移行し、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9にデータを書き込み、次にステップh49では事象「B」の取得要求周期(cycleb)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップh50で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップh48に戻り、完了判断でステップh15に移行する。
ステップh15のフラグオンで図17Fに示すステップh52に移行し、事象「C」の判定回数を「1」カウントアップする。次にステップh53で車両走行データを取得して配列R[a]に1フレーム分ストアする。次にステップh54で事象「C」判定後その事象「C」特有のディレイカウンタが遅延したか否かを判断する。遅延していないと判断するとステップh53に戻り、遅延したと判断するとステップh55に移行する。該ステップで保存すべき事象の優先順位の有無、過去データにおける同一事象の有無などからデータ保存領域を検討し決定する。次にステップh56で保存領域があるか判断する。たとえば優先順位順ありで既存データが事象A、Bのみだった場合には、ステップh60で今回のデータを破棄した後、本処理を終了する。
保存領域ありと判断するとステップh57に移行し、1フレーム分の揮発性RAMデータを不揮発性RAM9に書き込み、次にステップh58では事象「C」の取得要求周期(cyclec)をたとえば「2」とし、取得データ種類を「1」としている(図1(c)参照)。よって不揮発性RAM9に記憶されるフレームは、1つとばしとなる。前記取得データ種類の個数は、小さいほど重要度が高くなる。次にステップ59で、揮発性RAMデータを一通り記憶したかを判定する。記憶していないとの未完了判断でステップh57に戻り、完了判断で本処理を終了する。
以上説明したデータ記憶装置1によれば、図13、図14に示すように、CPU2は、所定の事象を検出した場合に、揮発性RAM8に一時記憶されたデータのうち不揮発性RAM9に記憶させておくデータを、事象の優先順位に基づいて判断する。単にデータを記憶するだけでなく、解析するに足る必要十分なデータを特に優先順位に従って記憶するので、異常原因等を解析すべき対象に対し、従来技術よりも早期にかつ簡単に原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。逆に、事象の優先順位によっては、不揮発性RAM9に記憶させないデータを峻別することが可能となるので、不揮発性RAM9の容量が少なくてもすむ。
またデータ記憶装置1によれば、図15に示すように、CPU2が検出回数を比較したうえで、揮発性RAM8に一時記憶されたデータを前記検出回数順に従って記憶するので、異常原因等を解析すべき対象に対し、早期にかつ簡単に原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。図13〜図17に示すように、特定の事象の検出に伴ってディレイカウンタが計数する条件その他の条件で、不揮発性RAM9はデータを記憶するので、事象検出直後にデータを記憶するよりも異常原因等を解析し得る確率を高めることができる。これまで異常原因が特定できなかった挙動に関連するデータを取得することが可能となる。
不揮発性RAM9には、該不揮発性RAMにすでに記憶されているデータの事象と、検出される事象とを比較するための事象情報が記憶される構成にし得る。この場合には、不揮発性RAM9に記憶されている事象情報によって、データの優先順位の判断または検出回数の比較を行うことが可能となる。検出される事象の優先順位が高いとき、不揮発性RAM9は該検出される事象のデータに更新するので、真に利用されるべきデータのみを優先的に記憶でき、そのデータが解析に供される。検出される事象の優先順位が低いとき、不揮発性RAM9は該検出される事象のデータを破棄するので、不要と考えられるデータを積極的に破棄して不揮発性RAM9の空き容量を確保することができる。すでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが同一事象のとき、不揮発性RAM9は、該検出される事象のデータを更新するか否かを選択する機能を有するので、選択肢を高めることが可能となる。また当該事象の検出回数を計数し、その検出回数が異常原因等の解析に供される。
すでに不揮発性RAM9に記憶されているデータの事象と今回検出される事象とが異なる事象のとき、それらの事象の検出回数が同一(つまり同数)の条件で、カウンタは当該事象の検出回数を計数するとともに、不揮発性RAM9は、検出される事象のデータを前記優先順位に従って記憶する。このように検出回数による優劣がないとき、データを時系列で特に前記優先順位に従って記憶するので、異常原因等を解析すべき対象に対し、早期の原因究明を図ることが可能となり、その対策を講じることができる。
本実施形態では、各事象が並列的に発生する場合をも含む処理になっている。このような形態によれば、各事象が単独で発生する形態よりも精密な解析を行うことが可能となる。ただし必ずしもこの形態に限定されるものではない。たとえば各事象が単独で発生する形態にすることも可能である。この場合には、各サブルーチンの最終ステップを必然的に終了することとなる。よって処理を簡単化することが可能となる。図17に示す不揮発性RAM領域が複数回の場合のサブルーチンにおいて、カウンタなしの場合には、ステップh18,h24,h30,h36,h43,h52のステップが省略される。各サブルーチンにおけるデータ破棄設定のステップで、不揮発性RAMのメモリ容量が限られている場合には、当該データを必然的に破棄するようにしてもよく、不揮発性RAMのメモリ容量に余裕がある場合には、当該データを破棄せずストアするような形態にすることも可能である。本実施形態では、不揮発性記憶手段として、不揮発性RAM(バックアップRAM)を用いているが、EEPROMやハードディスク等の記憶手段であってもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加した形態で実施することも可能である。
1 データ記憶装置
2 CPU
7 入出力インタフェース
8 揮発性RAM
9 不揮発性RAM
2 CPU
7 入出力インタフェース
8 揮発性RAM
9 不揮発性RAM
Claims (13)
- 車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象を検出した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させる制御を行う記憶制御手段を備えたドライブレコーダであって、
前記記憶制御手段は、前記事象の種別毎に優先順位を設けており、前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の優先順位と、新たに検出した事象の優先順位とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断することを特徴とするドライブレコーダ。 - 車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象が発生した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させる制御を行う記憶制御手段を備えたドライブレコーダであって、
前記記憶制御手段は、前記事象の種別毎に検出回数をカウントし、前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の検出回数と、新たに検出した事象の検出回数とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断することを特徴とするドライブレコーダ。 - 前記記憶制御手段は、前記所定の事象の検出に伴って遅延計数手段が計数する条件で、不揮発性記憶手段にデータを記憶させる制御を行うことを特徴とする請求項1または2記載のドライブレコーダ。
- 前記不揮発性記憶手段には、該不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と、新たに検出される事象とを比較するための事象情報が記憶されていることを特徴とする請求項1または2記載のドライブレコーダ。
- 前記記憶制御手段は、不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象よりも新たに検出される事象の優先順位が高いとき、該検出される事象のデータに更新する制御を行うことを特徴とする請求項1,3,4のいずれか1つに記載のドライブレコーダ。
- 前記記憶制御手段は、不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象よりも新たに検出される事象の優先順位が低いとき、該検出される事象のデータを破棄する制御を行うことを特徴とする1,3〜5のいずれか1つに記載のドライブレコーダ。
- 前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と新たに検出される事象とが同一事象のとき、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、該検出される事象のデータを更新するか否かを選択する制御を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のドライブレコーダ。
- 前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象よりも検出される事象の検出回数が「大」の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを不揮発性記憶手段に記憶させる制御を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のドライブレコーダ。
- 前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象よりも検出される事象の検出回数が「小」の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを破棄する制御を行うことを特徴とする請求項2〜4,8のいずれか1つに記載のドライブレコーダ。
- 前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象の検出回数と検出される事象の検出回数とが同一の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを更新するか否かを選択する制御を行うことを特徴とする請求項2〜4,8,9のいずれか1つに記載のドライブレコーダ。
- 前記不揮発性記憶手段にすでに記憶されているデータの事象と検出される事象とが異なる事象のとき、記憶されているデータの事象の検出回数と検出される事象の検出回数とが同一の条件で、前記記憶制御手段は、当該事象の検出回数を計数する制御を行うとともに、検出される事象のデータを前記優先順位に従って記憶する制御を行うことを特徴とする2〜4,8〜10のいずれか1つに記載のドライブレコーダ。
- 車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象を検出した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させるドライブレコーダのデータ記憶方法であって、
前記事象の種別毎に優先順位を設けておく工程と、
前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の優先順位と、新たに検出した事象の優先順位とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断する工程とを有することを特徴とするドライブレコーダのデータ記憶方法。 - 車両の各種データを一時記憶手段に一時記憶させておき、所定の事象が発生した場合に、該一時記憶手段に記憶されたデータを不揮発性記憶手段に記憶させるドライブレコーダのデータ記憶方法であって、
前記事象の種別毎に検出回数をカウントする工程と、
前記不揮発性記憶手段に記憶されているデータの事象の検出回数と、新たに検出した事象の検出回数とに基づいて、前記不揮発性記憶手段に記憶させておくデータを判断する工程とを有することを特徴とするドライブレコーダのデータ記憶方法。
Priority Applications (1)
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