JP2006274708A - 越流水の除塵装置 - Google Patents

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邦博 古舞
Terukazu Araoka
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Abstract

【課題】流水路の越流堰に配設したスクリーンにて効率的に除塵するとともに、水位上昇を考慮し、スクリーン上部からのオーバーフローを回避することができる越流水の除塵装置を提供すること。
【解決手段】越流堰1上部の流水路S側に半円筒形スクリーン2を配設するとともに、半円筒形スクリーン2の上部に、半円筒形スクリーン2を越えるごみをせき止める堰板3を配設し、堰板3を、所定水位を超える越流水で回転するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、越流水の除塵装置に関し、特に、流水路の越流堰に配設したスクリーンにて効率的に除塵するとともに、水位上昇を考慮し、スクリーン上部からのオーバーフローを回避することができる越流水の除塵装置に関するものである。
従来、分流式下水道の管渠施設においては、雨天時における雨水を一時的に雨水貯留池に貯留したり、また、合流式管渠の雨水吐き室では、雨水流出量の内、処理場で汚水として扱う下水量以上の雨水を放流管渠によって河川、海域、湖沼等に放流するようにしている。
これらの施設では、雨水貯留池への流入部や放流管渠への流入部に適当な高さの越流堰を設け、該越流堰で雨水流入量を調整するようにはしているが、降雨初期の増水に伴う前記施設への越流水には、分流式下水道の雨水管渠では道路面のごみが、また、合流式管渠では道路面のごみや汚物等が含まれている。
これらのごみ等は、越流部分から貯留池や河川等へと流れ込むため、利水における障害となったり、放流水域を汚濁するという問題がある。
そのため、このような利水上の障害や放流水域の汚濁を防止する目的で、雨水に含まれるごみ等が貯留池や河川等へ流入するのを防ぐように、合流管渠の主幹線から越流雨水幹線への落ち口等に除塵装置を配設している。
このような除塵装置としては、例えば、越流雨水幹への落ち口等に、バースクリーンを垂直あるいは上部が後退するように傾斜して配設し、バースクリーンに捕捉されたごみを、バースクリーンに沿って移動するようにしたレーキ装置にて掻き揚げ排出するようにしたバースクリーン式除塵装置を採用している。
ところで、上記従来のバースクリーン式除塵装置においては、除去すべき流量に合わせてスクリーン高さなどが予め定められているが、雨水貯留池に流入する雨水や、放流管渠を経て河川・湖沼等に放流する雨水の流量は不確定任意であり、一定水位以上の処理は困難であることから、スクリーンの上部でオーバーフローが頻繁に生じるなどの問題があった。
本発明は、上記従来の越流水の除塵装置が有する問題に鑑み、流水路の越流堰に配設したスクリーンにて効率的に除塵するとともに、水位上昇を考慮し、スクリーン上部からのオーバーフローを回避することができる越流水の除塵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の越流水の除塵装置は、越流堰上部の流水路側にスクリーンを配設するとともに、該スクリーンの上部に、スクリーンを越えるごみをせき止める堰板を配設し、該堰板を、所定水位を超える越流水で回転するように軸支したことを特徴とする。
この場合において、堰板の中間付近を略水平のシャフトにより軸支するとともに、該堰板をその下部がスクリーンに前方から当接して止まるように付勢し、所定水位を超える越流水の水圧により堰板の上部が後方に倒れるようにすることができる。
また、スクリーンを、半円筒形スクリーンから構成することができる。
本発明の越流水の除塵装置によれば、越流堰上部の流水路側にスクリーンを配設するとともに、該スクリーンの上部に、スクリーンを越えるごみをせき止める堰板を配設し、該堰板を、所定水位を超える越流水で回転するように軸支するようにしているので、通常水位の越流水に含まれるごみはスクリーンにより除塵するとともに、スクリーンを越えるような非常高水位の場合には、堰板を水圧により回転させ、横向きになった堰板の周囲から放水し、水位の上昇を防止することができる。
これにより、通常水位のごみはスクリーンにより除去するとともに、ごみの除去必要以上の場合には水位上昇を防止し、越流水に含まれるごみの濾過除去を高効率で行うことができる。
また、堰板の中間付近を略水平のシャフトにより軸支するとともに、該堰板をその下部がスクリーンに前方から当接して止まるように付勢し、所定水位を超える越流水の水圧により堰板の上部が後方に倒れるようにすることにより、増水時の堰板の回転、放水及び復帰をそれぞれ円滑に行うことができる。
また、スクリーンを、半円筒形スクリーンから構成することにより、越流水に含まれるごみを効率よく除塵することができる。
以下、本発明の越流水の除塵装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、本発明の越流水の除塵装置の一実施例を示す。
この越流水の除塵装置は、越流堰1上部の流水路S側に半円筒形スクリーン2を配設するとともに、該半円筒形スクリーン2の上部に、半円筒形スクリーン2を越えるごみをせき止める堰板3を配設し、該堰板3を、所定水位を超える越流水で回転するように軸支している。
また、堰板3の中間部やや下を略水平のシャフト4により軸支するとともに、該堰板3をその下部が半円筒形スクリーン2に前方から当接して止まるように付勢し、所定水位を超える越流水の水圧により堰板3の上部が後方に倒れるようにしている。
なお、堰板3は、図示省略する錘体やばねによって付勢することができる。
半円筒形スクリーン2は、所要の径と長さを有し、流水路S側に開口する半円筒形の濾過体からなり、周面はパンチングメタル等の微細目スクリーンで構成されるとともに、両端部は端板により閉塞されている。
この半円筒形スクリーン2は、越流雨水幹への落ち口等に越流水を濾過するように配設されており、半円筒形スクリーン2内部に溜まったごみを流水路S側に掻き出す排出装置(図示省略)と、該排出装置を駆動するスクリーン駆動用水車5とを備えている。
半円筒形スクリーン2は、越流雨水幹への落ち口等に形成した越流堰1の前方に、ごみ残留防止板6上に位置するように設置されている。
半円筒形スクリーン2は、越流堰1と所定間隔をあけて配設されており、該半円筒形スクリーン2の上部の高さは、本実施例では越流堰1の高さに合わせられている。
ごみ残留防止板6は、図3に示すように、前部を低く傾斜して上に滞留したごみを排出するように構成されているが、この際、ごみ残留防止板6は、フロート6aの浮力を受けて、図示の位置に支持される。なお、ごみ残留防止板6を、適宜の構造物によって、支持することもできる。
また、この半円筒形スクリーン2を越流堰1の前方位置に配設する際には、越流雨水の水位は、特に限定されるものではないが、例えば、図1に示すように、半円筒形スクリーン2の上部位置以下の場合は通常処理を行い、越流雨水に含まれるごみ(交雑物)を濾過により除去できるように濾過部とする。
これに対し、図2に示すように、越流雨水の水位が半円筒形スクリーン2の上部位置を大きく越える場合、堰板3が回転して異常時処理を行い、水位上昇を軽減させるために、スクリーンの上方から非常放流ができるような構造とする。
図3は、降雨終了時などの水位低下に応じて、ごみ残留防止板6により半円筒形スクリーン2の上流側のごみを本流側に返送する状態を示す。この際、ごみ残留防止板6は、フロート6aの浮力を受ないため、図示の位置に支持され、水位が上昇すれば、図1及び図2に示す位置に復帰する。
このように、本実施例の越流水の除塵装置は、ごみに対しては降雨初期のごみの流入が多い場合に濾過除去をし、豪雨時は水理的影響を最小限に抑えることができる。
かくして、本実施例の越流水の除塵装置は、越流堰1上部の流水路S側に半円筒形スクリーン2を配設するとともに、該半円筒形スクリーン2の上部に、半円筒形スクリーン2を越えるごみをせき止める堰板3を配設し、該堰板3を、所定水位を超える越流水で回転するように軸支することから、通常水位の越流水に含まれるごみは半円筒形スクリーン2により除塵するとともに、半円筒形スクリーン2を越えるような非常高水位の場合には、堰板3を水圧により回転させ、横向きになった堰板3の周囲から放水し、水位の上昇を防止することができる。
これにより、通常水位のごみは半円筒形スクリーン2により除去するとともに、ごみの除去必要以上の場合には水位上昇を防止し、越流水に含まれるごみの濾過除去を高効率で行うことができる。
また、堰板3の中間付近を略水平のシャフト4により軸支するとともに、該堰板3をその下部が半円筒形スクリーン2に前方から当接して止まるように付勢し、所定水位を超える越流水の水圧により堰板3の上部が後方に倒れるようにすることにより、増水時の堰板3の回転、放水及び復帰をそれぞれ円滑に行うことができる。
以上、本発明の越流水の除塵装置について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば、スクリーンに、半円筒形スクリーン以外のバースクリーン等の他の形式のスクリーンを使用する等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本発明の越流水の除塵装置は、水位上昇に対する変動が少なく、あらゆる水量に対する濾過除去効果が得られるという信頼性の高い特性を有していることから、越流水の除塵の用途に広く好適に用いることができる。
本発明の越流水の除塵装置の一実施例において、越流水が通常水位のときの状態を示す断面図である。 同実施例の越流水の除塵装置において、越流水が非常高水位のときの状態を示す断面図である。 同実施例の越流水の除塵装置において、ごみ残留防止板を前傾させたときの状態を示す断面図である。
符号の説明
1 越流堰
2 半円筒形スクリーン
3 堰板
4 シャフト
5 水車
6 ごみ残留防止板
S 流水路

Claims (3)

  1. 越流堰上部の流水路側にスクリーンを配設するとともに、該スクリーンの上部に、スクリーンを越えるごみをせき止める堰板を配設し、該堰板を、所定水位を超える越流水で回転するように軸支したことを特徴とする越流水の除塵装置。
  2. 堰板の中間付近を略水平のシャフトにより軸支するとともに、該堰板をその下部がスクリーンに前方から当接して止まるように付勢し、所定水位を超える越流水の水圧により堰板の上部が後方に倒れるようにしたことを特徴とする請求項1記載の越流水の除塵装置。
  3. スクリーンが、半円筒形スクリーンからなることを特徴とする請求項1又は2記載の越流水の除塵装置。
JP2005097357A 2005-03-30 2005-03-30 越流水の除塵装置 Pending JP2006274708A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8315954B2 (en) 2005-10-25 2012-11-20 Sony Corporation Device, method, and program for high level feature extraction

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