JP2006272479A - スローアウェイチップ及びそれを用いた高送り用ミーリングカッター - Google Patents
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Abstract
【課題】切削抵抗を小さくしつつ、カッターボディの剛性を高めることのできる高送り用のスローアウェイチップおよびこれを用いた高送り用のミーリングカッターを提供することである。
【解決手段】2つの主面2,2´および複数の側面を有する略平板状のスローアウェイチップ1であって、前記2つの主面2,2´が互いに平行な略平面であり、前記複数の側面の少なくとも1つがすくい面とされ、該すくい面の周縁には、厚み方向外側に凸の曲線からなる切刃4,4´が両方の主面側にそれぞれ形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】2つの主面2,2´および複数の側面を有する略平板状のスローアウェイチップ1であって、前記2つの主面2,2´が互いに平行な略平面であり、前記複数の側面の少なくとも1つがすくい面とされ、該すくい面の周縁には、厚み方向外側に凸の曲線からなる切刃4,4´が両方の主面側にそれぞれ形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、金属材料等の切削加工に使用するスローアウェイチップ及びこのスローアウェイチップをカッターボディに着脱自在に取付けた高送り用のミーリングカッターに関する。
従来から、カッターボディの外周側に形成した切屑排出溝内のチップ取付座に平板状のスローアウェイチップを着脱自在に取付けた高送り用のミーリングカッターが知られている。このような高送り用のミーリングカッターで使用するスローアウェイチップは、他の通常のミーリングカッターで使用する直線状の切刃とは異なり、切屑の厚さを薄くし切削抵抗を減少させるために主切刃の形状が円弧状に形成されている。そして、スローアウェイチップの取付け時においては、締付けねじに加わる負荷を低減するとともにスローアウェイチップの拘束力を高めるために、ねじによる締付けに加え、押え金でスローアウェイチップの上面を押圧し固定するのが一般的となっている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1のような構成では、切屑排出溝の空間を大きくしなければならず、カッターボディの剛性が低下する結果、高送り加工時にカッターボディが破損する恐れがあった。また、スローアウェイチップの着脱に手間がかかるため、作業効率が低下するという問題もあった。
そこで、このような問題が生じるのを避けるための手段として、例えば平板状のスローアウェイチップをカッターボディの外周側から締付けねじで取付ける構成が考えられる(特許文献2参照)。しかし、このような構成では、スローアウェイチップの主切刃形状が直線状であるため、切屑厚さが厚くなって切削抵抗が増大するので高送り加工に用いることは困難である。
特開2000−5921号公報。
特開2004−291205号公報。
したがって、本発明は、切削抵抗を小さくしつつ、カッターボディの剛性を高めることのできる高送り用のスローアウェイチップおよびこれを用いた高送り用のミーリングカッターを提供することを目的とする。
本発明者らは、切削抵抗を小さくしつつ、カッターボディの剛性を高めるために、研究を重ね、以下のような知見を得た。すなわち、仮に切削抵抗の増大を避けるためにスローアウェイチップの主切刃を円弧状に形成した場合には、スローアウェイチップ本体の被拘束面も凸曲面状となるので、スローアウェイチップの位置決め精度が低下する。つまり、スローアウェイチップの被拘束面がチップ取付座の拘束面に対して設計通りに当接しない状態でカッターボディに取り付けられ、加工時にスローアウェイチップがチップ取付座に対して動いてしまうことがある。また、スローアウェイチップの軸方向の固定位置が不安定であることにより、個々の切刃位置が大きくばらつくという問題がある。
これらの知見を基に、本発明者らは、さらに研究を重ねた結果、2つの主面が互いに平行な略平面であり、複数の側面の少なくとも1つがすくい面とされ、該すくい面の周縁には、厚み方向外側に凸の曲線からなる切刃が両方の主面側にそれぞれ形成された形態とすることで、切削抵抗を小さくしつつ、カッターボディの剛性を高めることのできるという新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のスローアウェイチップは、2つの主面および複数の側面を有する略平板状のスローアウェイチップであって、前記2つの主面が互いに平行な略平面であり、前記複数の側面の少なくとも1つがすくい面とされ、該すくい面の周縁には、厚み方向外側に凸の曲線からなる切刃が両方の主面側にそれぞれ形成されていることを特徴とする。
また、本発明における前記主面と前記すくい面との間には、帯状の曲面からなる逃げ面が前記曲線からなる切刃に沿って形成されており、該逃げ面と前記主面との間には、段差が設けられているのがよい。例えば、このような段差を設けることで、2つの主面が略平面で、かつ、すくい面の周縁に凸の曲線からなる2つの切刃を形成した構成とすることができる。
本発明の高送り用ミーリングカッターは、先端部の周縁付近にチップ取付座が形成されたカッターボディと、前記チップ取付座に着脱自在に装着された前記スローアウェイチップとを備え、前記チップ取付座は略平面の座面を有し、該座面に前記スローアウェイチップの一方の主面が当接した状態で、前記スローアウェイチップが装着されている。
また、前記スローアウェイチップには、一方の前記主面から他方の前記主面に向かって貫通する貫通口が形成されており、該貫通口に挿入された締付けねじの先端側が前記座面に形成されたねじ穴に螺合されているのがよい。
本発明のスローアウェイチップは、2つの主面および複数の側面を有する略平板状のスローアウェイチップが、前記2つの主面を互いに平行な略平面とし、前記複数の側面の少なくとも1つをすくい面とし、該すくい面の周縁に、厚み方向外側に凸の曲線からなる切刃を、両方の主面側にそれぞれ形成するよう構成されている。このように、スローアウェイチップにおける本体拘束部の形状と切刃部の形状を別個独立させて形成するようにしたことにより、スローアウェイチップの円弧状切刃による切削抵抗の低減と、カッターボディの剛性を高めることが同時に達成される。
以下、本発明の一実施形態にかかるスローアウェイチップ及びそれを用いた高送り用ミーリングカッターについて図面を参照し詳細に説明する。図1(a),(b)は本実施形態にかかるスローアウェイチップを示す斜視図である。図2は図1のスローアウェイチップをカッターボディに取付けた高送り用ミーリングカッターを示す斜視図である。
図1(a),(b)に示すように、本実施形態のスローアウェイチップ1は、2つの主面2,2´と複数の側面を有する略平板状の形状をしており、2つの主面2,2´は互いに平行な略平面で構成されている。複数の側面の1つにはすくい面3が形成されており、すくい面3の周縁には、厚み方向外側に凸の曲線からなる切刃4,4´が、両方の主面2,2´側にそれぞれ形成されている。
また、主面2,2´とすくい面3との間には、帯状の曲面からなる逃げ面5,5´が切刃4,4´に沿ってそれぞれ形成されており、逃げ面5,5´と主面2,2´との間には段差6,6´がそれぞれ設けられている(段差6´は、主面2´と逃げ面5´との間に形成されている。)。そして、一方の主面2から他方の主面2´に向かって貫通する貫通口7が形成されており、該貫通口7に締付けねじが挿入される構成となっている。
このスローアウェイチップ1は、図2に示すように、カッターボディ8の周縁付近に形成されたチップ取付座9に、カッターボディ8の外周側から装着される。チップ取付座9は略平面の座面10を有している。スローアウェイチップ1は、座面10にスローアウェイチップ1の主面2または2´が当接した状態で装着される。そして、貫通口7から締付けねじ(図示せず)が挿入され、該締付けねじの先端を座面10に形成されたねじ穴に螺合することにより、スローアウェイチップ1がカッターボディ8に固定される。
このように、チップ取付座9の拘束面(座面10)とスローアウェイチップ1の被拘束面(主面2または2´)は、互いに平面で当接することにより固定位置がずれることなく一定となるので、スローアウェイチップ1の取付け位置が安定する。また、チップ1の側面11は、チップ取付座9の座面10から起立した内側面12に当接して拘束される。そして、押え金等を使用することなく、締付けねじのみで外側から強く固定できるので、高い剛性のカッターボディとすることができるとともに、操作性に優れたミーリングカッターとすることができる。
また、図に示すように、スローアウェイチップ1の切刃4,4´が円弧状切れ刃として作用するよう取付けられているので、高送りの高負荷な条件下においても、切屑厚さを薄くして、切削抵抗が増大するのを防止し安定した加工を行うことができる。
1 スローアウェイチップ
2 主面
3 すくい面
4,4´ 切刃
5,5´ 逃げ面
6,6´ 段差
7 貫通口
8 カッターボディ
9 チップ取付座
10 座面
2 主面
3 すくい面
4,4´ 切刃
5,5´ 逃げ面
6,6´ 段差
7 貫通口
8 カッターボディ
9 チップ取付座
10 座面
Claims (4)
- 2つの主面および複数の側面を有する略平板状のスローアウェイチップであって、前記2つの主面が互いに平行な略平面であり、前記複数の側面の少なくとも1つがすくい面とされ、該すくい面の周縁には、厚み方向外側に凸の曲線からなる切刃が両方の主面側にそれぞれ形成されていることを特徴とするスローアウェイチップ。
- 前記主面と前記すくい面との間には、帯状の曲面からなる逃げ面が前記曲線からなる切刃に沿って形成されており、該逃げ面と前記主面との間には、段差が設けられている請求項1記載のスローアウェイチップ。
- 先端部の周縁付近にチップ取付座が形成されたカッターボディと、前記チップ取付座に着脱自在に装着された請求項1または2記載のスローアウェイチップとを備え、前記チップ取付座は略平面の座面を有し、該座面に前記スローアウェイチップの一方の主面が当接した状態で、前記スローアウェイチップが装着されている高送り用ミーリングカッター。
- 前記スローアウェイチップには、一方の前記主面から他方の前記主面に向かって貫通する貫通口が形成されており、該貫通口に挿入された締付けねじの先端側が前記座面に形成されたねじ穴に螺合されている請求項3記載の高送り用ミーリングカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005091743A JP2006272479A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | スローアウェイチップ及びそれを用いた高送り用ミーリングカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005091743A JP2006272479A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | スローアウェイチップ及びそれを用いた高送り用ミーリングカッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006272479A true JP2006272479A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37207712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005091743A Pending JP2006272479A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | スローアウェイチップ及びそれを用いた高送り用ミーリングカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006272479A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160039015A1 (en) * | 2013-03-26 | 2016-02-11 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Cutting insert for a milling cutter |
-
2005
- 2005-03-28 JP JP2005091743A patent/JP2006272479A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20160039015A1 (en) * | 2013-03-26 | 2016-02-11 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Cutting insert for a milling cutter |
US9630264B2 (en) * | 2013-03-26 | 2017-04-25 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Cutting insert for a milling cutter |
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