JP2006272248A - マイクロチューブ挿し立て装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動核酸抽出装置にセットされた後の振動等によっても、挿し立てられた蓋付マイクロチューブに、注入不具合の生じないマイクロチューブ挿し立て装置を提供する。
【解決手段】 複数の蓋付マイクロチューブ1Aを並べて挿し立てるマイクロチューブ挿し立て装置100であって、蓋付マイクロチューブ1Aの挿入口31が上面29に並設された筺体21と、この筺体21に設けられ挿入口31の並設方向の軸39回りに回転自在に支持され筺体21から外れて突出した蓋付マイクロチューブ1Aの蓋部11を下方向へ押し曲げて保持する押し曲げ部材23とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばDNA抽出試験等に用いる試験用のマイクロチューブを保持固定するためのマイクロチューブ挿し立て装置に関する。
デオキシリボ核酸(DNA)を自動抽出処理を行うものに、自動核酸抽出装置がある。 自動核酸抽出装置は、核酸を含む試料溶液から核酸を自動抽出する。抽出された核酸は、例えば合成樹脂製の試験用マイクロチューブに分注収容される。マイクロチューブ1は、核酸の分注に先立ち、予め図7に示すマイクロチューブ挿し立て装置3(特許文献1参照)に挿入されて、不図示の自動核酸抽出装置にセットされる。自動核酸抽出装置にセットされたマイクロチューブ挿し立て装置3は、核酸の分注工程において、所定位置へ移動され、核酸吸着媒体を備えたカートリッジから核酸が分注される。
マイクロチューブ挿し立て装置3に挿入されるマイクロチューブ1としては、例えば図8(a)に示すように、チューブ本体1aの開口部5にフランジ部7が設けられ、このフランジ部7に、ヒンジ部9を介して蓋部11が設けられた蓋付マイクロチューブ1Aがある(特許文献2参照)。また、図8(b)に示すように、チューブ本体1aには蓋が設けられておらず、複数のゴム製キャップ13aを連結してゴムキャップ帯13を形成し、このゴムキャップ帯13のそれぞれのキャップ13aにチューブ本体1aが嵌合されるゴムキャップ式マイクロチューブ1Bもある。さらに、図示は省略するが、マイクロチューブの開口に、金属製口部を設け、この金属製口部にスクリューキャップを螺着自在に備えたスクリューキャップ式マイクロチューブも提案されている。これらのマイクロチューブは、自動核酸抽出装置での核酸の分注に先立ち、予めマイクロチューブ挿し立て装置3の筺体3aの上面15に並設された挿入口17に挿し立てられて、自動核酸抽出装置へとセットされる。
実開平5−17564号公報 特開昭60−183362号公報
上述のように、マイクロチューブには種々のものがあるが、ゴムキャップ式マイクロチューブは、ゴムキャップ帯13のそれぞれのキャップ13aに、チューブ本体1aを嵌合して行くため、嵌合作業性が悪いとともに、キャップ13aが外れやすい欠点がある。また、スクリューキャップ式マイクロチューブは、確実なキャップの装着が可能となるが、高価となる不利がある。そのため、図8(a)に示した蓋付マイクロチューブ1Aが作業性や価格の点で好適となり、その採用の要請が高い。
しかしながら、マイクロチューブ挿し立て装置に、複数の蓋付マイクロチューブを挿し立て自動核酸抽出装置にセットした場合、マイクロチューブ挿し立て装置が自動核酸抽出装置内の核酸分注位置に移動されたりする際の振動により、図9に示すように、蓋付マイクロチューブ1Aが軸線回りに回転し、隣接する蓋付マイクロチューブ1Aの開口部5を、蓋部11によって塞いでしまう不具合の生じることがあった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、自動核酸抽出装置にセットされた後の振動等によっても、挿し立てられた蓋付マイクロチューブに、注入不具合の生じないマイクロチューブ挿し立て装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載のマイクロチューブ挿し立て装置は、複数の蓋付マイクロチューブを並べて挿し立てるマイクロチューブ挿し立て装置であって、前記蓋付マイクロチューブの挿入口が上面に並設された筺体と、該筺体に設けられ前記挿入口の並設方向の軸回りに回転自在に支持され前記筺体から外れて突出した前記蓋付マイクロチューブの蓋部を下方向へ押し曲げて保持する押し曲げ部材とを具備したことを特徴とする。
このマイクロチューブ挿し立て装置では、筺体の挿入口に挿し立てられた蓋付マイクロチューブの蓋部が押し曲げ部材によって保持され、自動核酸抽出装置にセットされた後に、筺体に振動等が加わった場合であっても、蓋部が隣接のチューブ本体の開口部を塞いだり、周辺部材に接触したりして装置機能を阻害する事態が生じなくなる。
請求項2記載のマイクロチューブ挿し立て装置は、前記蓋付マイクロチューブが、チューブ本体と、チューブ開口部の周縁に設けられたフランジ部と、該フランジ部に前記蓋部を連結するヒンジ部と、前記蓋部のフランジ部密接面に突設され前記チューブ開口部に挿入される円筒部とを有してなり、前記押し曲げ部材が、前記ヒンジ部に当接して前記蓋部を下方向へ押し曲げ保持することを特徴とする。
このマイクロチューブ挿し立て装置では、押し曲げ部材がヒンジ部に当接して蓋部を押し曲げ保持するので、汚れが付着してはならないチューブ本体内と接触する円筒部等に、押し曲げ部材が接触することがなく、コンタミ発生の不具合が回避可能となる。
請求項3記載のマイクロチューブ挿し立て装置は、前記蓋部の挿入可能な間隙を有し該蓋部を押し曲げるに先立ち前記チューブ本体を回転させながら前記蓋部を前記筺体から突出方向に位置規制させる一対の蓋位置規制板が、前記押し曲げ部材の両側に設けられたことを特徴とする。
このマイクロチューブ挿し立て装置では、仮に筺体の挿入口に挿し立てられた蓋付マイクロチューブが、任意の回転向きとなり、蓋部が隣接するマイクロチューブの開口部を塞いでいる場合であっても、押し曲げ部材を回転させることで、先ず、押し曲げ部材の両側に設けられた一対の蓋位置規制板が、ヒンジ部の側部に当接し、押し曲げ部材の回転に伴ってチューブ本体を回転させながら、蓋部を筺体から突出させて一対の蓋位置規制板の間隙に配置させる。この状態で、さらに押し曲げ部材が回転されることで、押し曲げ部材がヒンジ部を下方向へ押し曲げ保持することとなる。
請求項4記載のマイクロチューブ挿し立て装置は、前記蓋部を押し曲げた押し曲げ部材を、前記筺体に解除可能に保持するロック機構が前記押し曲げ部材と前記筺体とに亘って設けられたことを特徴とする。
このマイクロチューブ挿し立て装置では、蓋部を押し曲げた押し曲げ部材が、ロック機構を介して筺体に保持され、蓋部及びチューブ本体が移動不能となって筺体に保持される。
本発明に係るマイクロチューブ挿し立て装置によれば、複数の蓋付マイクロチューブを並べて挿し立てる筺体に、この筺体から外れて突出した蓋部を下方向へ押し曲げて保持する押し曲げ部材を、回転自在に設けたので、押し曲げ部材によって蓋付マイクロチューブを保持したマイクロチューブ挿し立て装置を、自動核酸抽出装置にセットすることで、振動等が加わった場合であっても、蓋部が隣接のチューブ本体の開口部を塞いだり、周辺部材に接触したりして装置機能を阻害する事態が生じなくなる。この結果、注入不具合の生じ難いマイクロチューブ挿し立て装置を得ることができる。
以下、本発明に係るマイクロチューブ挿し立て装置の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るマイクロチューブ挿し立て装置の斜視図、図2はロック機構の要部斜視図である。
本実施の形態によるマイクロチューブ挿し立て装置100は、筺体21に、押し曲げ部材23を備えてなる。筺体21は、例えば合成樹脂材によりブロック状に一体成形される。筺体21の前面下部一辺部からは鍔部25が延出され、鍔部25には位置決め穴27が穿設される。マイクロチューブ挿し立て装置100は、図示しない自動核酸抽出装置に、位置決め穴27を介して所定位置にセットされる。
筺体21の上面29には、蓋付マイクロチューブ1Aを挿し立てるための複数(本実施の形態では2つ)の挿入口31、31が直線状に並設される。また、本実施の形態では、それぞれの挿入口31が、2つの円形状の穴31a、31aを連結した形にされている。 蓋付マイクロチューブ1Aは、いずれの穴31a、31aにも挿入可能となっている。
挿入口31に差し立てられる蓋付マイクロチューブ1Aは、チューブ本体1aと、チューブ開口部5の周縁に設けられたフランジ部7と、フランジ部7に蓋部11を連結するヒンジ部9と、蓋部11のフランジ部密接面11aに突設されチューブ開口部5に挿入される円筒部33とを有してなる。
筺体21の上面29には、挿入口31の後方に、排液部35が開口される。この排液部35には自動核酸抽出装置にて核酸分注前のカートリッジから排出される排液が収容される。筺体21の左右の側面37には、押し曲げ部材23の軸39が回動自在に挿入支持される。押し曲げ部材23は、挿入口31の並設方向の軸39回りに回動自在となる。この押し曲げ部材23は、例えばステンレス製の断面円形状の線材により形成することができる。すなわち、線材を略コ字状に折り曲げ、両端を軸39として筺体21内に挿入支持させる。また、中央部には後述するロック機構の構成要素にも兼用されるU字形状の摘み部41が形成されている。
筺体21の前面側には、断面楕円形状の柱部43が筺体21と一体に立設され、柱部43の上部には上記の摘み部41の内側に嵌入する係合突起部45が形成されている。上記の摘み部41とこの係合突起部45とはロック機構47を構成する。係合突起部45の幅は、摘み部41の内幅より若干大きく形成されている。したがって、押し曲げ部材23は、摘み部41を筺体21の前面側へ回転させることで、摘み部41が係合突起部45に当接し、さらに摘み部41を押下することにより、摘み部41を拡幅方向に弾性変形させて係合突起部45に係合(ロック)するようになっている。係合解除(ロック解除)は、所定の力で摘み部41を持ち上げることで、摘み部41を再び拡幅方向に弾性変形させて行うことができる。
押し曲げ部材23は、ロック機構47にロックされた状態で、摘み部41を挟む左右の水平線材部49、49が、図2に示すように、筺体21の上面29より若干下方に配置されるようになっている。したがって、挿入口31にチューブ本体1aの挿入された蓋付マイクロチューブ1Aは、押し曲げ部材23がロック機構47にロックされる位置まで回転されると、水平線材部49、49がヒンジ部9を下方へ押し曲げ、その結果、ヒンジ部9より先端の蓋部11を、筺体21の前面と略平行となるように垂直な角度で押し曲げ保持するようになっている。
次に、このように構成されたマイクロチューブ挿し立て装置100の作用を説明する。
図3は図1に示したマイクロチューブ挿し立て装置の蓋部の押し曲げ保持動作を(a)〜(d)で表した動作説明図である。
マイクロチューブ挿し立て装置100は、先ず蓋付マイクロチューブ1Aの挿着に先立ち、図3(a)に示すように、押し曲げ部材23の摘み部41を手指により把持し、上方へ回転配置する。この状態で、図3(b)に示すように、挿入口31に蓋付マイクロチューブ1Aを挿入する。この際、蓋付マイクロチューブ1Aは、蓋部11が筺体21の前面から突出するような回転向きで配置する。
次いで、図3(c)に示すように、押し曲げ部材23の摘み部41を把持して、押し曲げ部材23を前面側へ回転させることで、押し曲げ部材23の水平線材部49、49をヒンジ部9へ当接させる。この状態でさらに押し曲げ部材23を押し下げることで、蓋付マイクロチューブ1Aは、ヒンジ部9が水平線材部49、49により下方へ押し曲げられ、ヒンジ部9より先端の蓋部11が筺体21の前面と略平行となって押し曲げられることとなる。また、この状態で、摘み部41は、図3(d)に示すように、内側に係合突起部45が係合することとなる。これにより、押し曲げ部材23は、蓋部11を押し曲げた状態で、ロック機構47によって筺体21にロック保持される。この状態で、マイクロチューブ挿し立て装置100は、自動核酸抽出装置にセットされる。
なお、押し曲げ部材23を押し下げる際、仮に蓋付マイクロチューブ1Aの蓋部11が、挿入口31の並び方向に対する直交方向から若干傾斜していても、押し曲げ部材23により方向が規正されて、図示のように直交方向に揃えられる。
したがって、筺体21の挿入口31に挿し立てられた蓋付マイクロチューブ1Aの蓋部11が押し曲げ部材23によって保持され、自動核酸抽出装置にセットされた後に、筺体21に振動等が加わった場合であっても、蓋部11が隣接のチューブ本体1aの開口部5を塞いだり、周辺部材に接触したりして装置機能を阻害する事態が生じなくなる。
また、押し曲げ部材23がヒンジ部9に当接して蓋部11を押し曲げ保持するので、汚れが付着してはならないチューブ本体1a内と接触する円筒部33等に、押し曲げ部材23が接触することがなく、コンタミ発生の不具合が回避可能となる。
さらに、蓋部11を押し曲げた押し曲げ部材23が、ロック機構47を介して筺体21に保持され、蓋部11及びチューブ本体1aが移動不能となって筺体21に保持されることとなる。
このマイクロチューブ挿し立て装置100によれば、複数の蓋付マイクロチューブ1Aを並べて挿し立てる筺体21に、この筺体21から外れて突出した蓋部11を下方向へ押し曲げて保持する押し曲げ部材23を、回転自在に設けたので、押し曲げ部材23によって蓋付マイクロチューブ1Aを保持したマイクロチューブ挿し立て装置100を、自動核酸抽出装置にセットすることで、振動等が加わった場合であっても、蓋部11が隣接のチューブ本体1aの開口部5を塞いだり、周辺部材に接触したりして装置機能を阻害する事態が生じなくなる。この結果、注入不具合の生じ難いマイクロチューブ挿し立て装置100を得ることができる。
また、押し曲げ部材23によって蓋部11を介して蓋付マイクロチューブ1Aの全体を固定することができるようになり、チューブ本体1aの挿着ミスによるチューブ本体1aの浮きや傾きを防止することができ、特に自動化の場合の注入精度を向上させることができる。さらに、押し曲げ部材23によって蓋部11を介してチューブ本体1aを筺体21に保持することができるので、筺体自体を注液前に傾斜させる等の任意の角度で移動させることができるようになる。
次に、本発明に係るマイクロチューブ挿し立て装置の他の実施の形態を説明する。
図4は他の実施の形態に係るマイクロチューブ挿し立て装置の斜視図、図5は押し曲げ部材による蓋部保持前を(a)、蓋部保持後を(b)で表した動作説明図、図6は図5(a)のA−A矢視図である。なお、図1〜図3に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
この実施の形態によるマイクロチューブ挿し立て装置200は、押し曲げ部材51に、小板状の押し曲げ片53がヒンジ部9に対応して等間隔で設けられている。この押し曲げ片53の左右には、蓋部11の挿入可能な間隙55(図6参照)を有した一対の蓋位置規制板57、57が設けられている。
本実施の形態では、蓋位置規制板57、57が扇状に形成され、蓋位置規制板57、57は筺体59に穿設されたスリット61内に挿入可能となっている。また、この実施の形態におけるマイクロチューブ挿し立て装置200のロック機構63は、鍔部25に起立する爪部65と、この爪部65に対応する蓋位置規制板57に設けられた係止段部67とによって構成される。蓋位置規制板57、57は、押し曲げ片53が蓋部11を押し曲げるに先立ち、チューブ本体1aを回転させながら、蓋部11を筺体59から突出方向に位置規制させる。
このマイクロチューブ挿し立て装置200では、図5(a)に示すように、蓋付マイクロチューブ1Aの挿着に先立ち、押し曲げ部材51が軸39を中心に上方に回転配置される。この状態で、筺体59の穴31aには蓋付マイクロチューブ1Aのチューブ本体1aが挿入される。図6に示すように、この状態で各蓋付マイクロチューブ1Aの左右には、蓋位置規制板57、57が配置される。
次いで、押し曲げ部材51を前面側へ回動させると、押し曲げ片53がヒンジ部9に当接するに先立ち、蓋位置規制板57、57が回転先端側からスリット61内に進入して行く。この際、仮に隣接するチューブ本体1aの開口部5に重なる方向で回転されている蓋部11が存在すると、その蓋付マイクロチューブ1Aは、蓋部11が蓋位置規制板57に押圧されることで、蓋部11が間隙55内に収容される方向で回転されていく。この結果、蓋付マイクロチューブ1Aは、押し曲げ片53がヒンジ部9に当接する直前では、蓋部11が筺体59の前面側に突出した回転位置に配置されることとなる。
この状態でさらに押し曲げ部材51を押し下げることで、図5(b)に示すように、蓋付マイクロチューブ1Aは、ヒンジ部9が押し曲げ片53により下方へ押し曲げられ、ヒンジ部9より先端の蓋部11が筺体59の前面と略平行となって押し曲げられることとなる。また、この状態で、爪部65が係止段部67に係止することで、押し曲げ部材51は蓋部11を曲げた状態で、ロック機構63によって筺体59にロック保持される。この状態で、マイクロチューブ挿し立て装置200は、自動核酸抽出装置にセットされる。
このマイクロチューブ挿し立て装置200によれば、仮に筺体59の挿入口31に挿し立てられた蓋付マイクロチューブ1Aが、任意の回転向きとなり、蓋部11が隣接するチューブ本体1aの開口部5を塞いでいる場合であっても、押し曲げ部材51を回転させることで、先ず、押し曲げ部材51の両側に設けられた一対の蓋位置規制板57、57が、ヒンジ部9の側部に当接し、押し曲げ部材51の回転に伴ってチューブ本体1aを回転させながら、蓋部11を筺体59から突出させて一対の蓋位置規制板57、57の間隙55に配置させることができる。この状態で、さらに押し曲げ部材51が回転されることで、押し曲げ部材51がヒンジ部9を下方向へ押し曲げ保持することができる。したがって、このマイクロチューブ挿し立て装置200によれば、押し曲げ部材51を回転することにより、全ての蓋部11を同一方向へ向けることができ、押し曲げ部材51を回転させる前に、蓋部11を手指で一定方向に揃える煩雑な作業を省略することができる。
本発明に係るマイクロチューブ挿し立て装置の斜視図である。 ロック機構の要部斜視図である。 図1に示したマイクロチューブ挿し立て装置の蓋部の押し曲げ保持動作を(a)〜(d)で表した動作説明図である。 他の実施の形態に係るマイクロチューブ挿し立て装置の斜視図である。 押し曲げ部材による蓋部保持前を(a)、蓋部保持後を(b)で表した動作説明図である。 図5(a)のA−A矢視図である。 従来のマイクロチューブ挿し立て装置の斜視図である。 蓋付マイクロチューブを(a)、ゴムキャップ式マイクロチューブを(b)に表した説明図である。 従来のマイクロチューブ挿し立て装置において蓋付マイクロチューブの蓋部が隣接マイクロチューブの開口部を塞いだ状態を表す要部斜視図である。
符号の説明
1A 蓋付マイクロチューブ
1a チューブ本体
5 チューブ開口部
7 フランジ部
9 ヒンジ部
11 蓋部
11a フランジ部密接面
21,59 筺体
23,51 押し曲げ部材
29 上面
31 挿入口
33 円筒部
39 軸
47,63 ロック機構
55 間隙
57 蓋位置規制板
100,200 マイクロチューブ挿し立て装置

Claims (4)

  1. 複数の蓋付マイクロチューブを並べて挿し立てるマイクロチューブ挿し立て装置であって、
    前記蓋付マイクロチューブの挿入口が上面に並設された筺体と、
    該筺体に設けられ前記挿入口の並設方向の軸回りに回転自在に支持され前記筺体から外れて突出した前記蓋付マイクロチューブの蓋部を下方向へ押し曲げて保持する押し曲げ部材と、を具備したことを特徴とするマイクロチューブ挿し立て装置。
  2. 前記蓋付マイクロチューブが、チューブ本体と、チューブ開口部の周縁に設けられたフランジ部と、該フランジ部に前記蓋部を連結するヒンジ部と、前記蓋部のフランジ部密接面に突設され前記チューブ開口部に挿入される円筒部とを有してなり、
    前記押し曲げ部材が、前記ヒンジ部に当接して前記蓋部を下方向へ押し曲げ保持することを特徴とする請求項1記載のマイクロチューブ挿し立て装置。
  3. 前記蓋部の挿入可能な間隙を有し該蓋部を押し曲げるに先立ち前記チューブ本体を回転させながら前記蓋部を前記筺体から突出方向に位置規制させる一対の蓋位置規制板が、前記押し曲げ部材の両側に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマイクロチューブ挿し立て装置。
  4. 前記蓋部を押し曲げた押し曲げ部材を、前記筺体に解除可能に保持するロック機構が前記押し曲げ部材と前記筺体とに亘って設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のマイクロチューブ挿し立て装置。
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