JP2006271227A - 小動物用の運動器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、低コスト、省スペースでありながら歩行運動及び水泳運動を独立に行なうことができ、さらに、癒し効果をもたらし得る入浴を可能とするスパ機能を追加し、またそれらの機能を適正に活用することができるようにするための運動管理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】所定容積の水を溜め得る槽と、該槽内に配設される歩行面をなすベルトコンベアによる歩行運動手段と、槽内の貯水に水流を作出することで運動主体が該槽内において殆ど移動することなく遊泳させるための水流発生手段を含み、槽内にして任意の距離の水泳運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成される運動主体に水泳運動をさせるための水泳運動手段とを備え、前記槽内に溜められた水に気泡を混入させるためのエア供給手段に連結されたエア吹出口を複数配設し、気泡によって温水と気泡によるスパ効果をもたらすスパ機能を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、動物、特に小型犬や中型犬を対象とした運動器具であって、比較的狭い所定の範囲内において、歩行、遊泳、癒浴等を行なうことができるように構成された器具に関するものであり、またそれらの運動を適切に行うための運動管理システムに関する。
従来より、歩行運動用器具としては、歩行面がベルトコンベアの回動するベルトからなり、所定の面積にして任意の距離の歩行運動と同等の運動効果を得ることができるように構成されたものが周知である。さらに、そのようなベルトコンベアを、上方が開口した所定の面積の底部を有する水を蓄え得る箱状の運動用槽内の底部付近に配設して、該運動槽内に、前記ベルトが水に浸りきって適当な水深となるように水を溜め、該ベルト上を水の適当な抵抗を受けながら歩行運動できるようにしてなる運動器具があった(特許文献1参照)。
また、水泳運動用の器具としては、適当な大きさの水槽の前方に水の噴出口、後方に水の排出口が配設され、外部に設備されたポンプによって温度管理された水が前記水槽内を適当な水深で満たしつつ、噴出口から流入され同時に排出口から等量の水が排出されて循環され前記水槽内に略所定方向の水流が作出されるようになっていて、この水流中を逆向きに遊泳することによって所定の面積にして任意の距離の水泳運動と同等の運動効果を得ることができるように構成された運動器具があった(特許文献2参照)。
以上に示したように、従来技術においては、歩行運動用器具と水泳運動用器具とはそれぞれ独立した器具であって、運動自体もそれぞれの運動は独立したものであると考えられていた。したがって、歩行運動から水泳運動へ連続的に移行させることや逆に、水泳運動から歩行運動へと連続的に移行させることなどは考えられていなかった。また、歩行運動と水泳運動の両方を行なおうとすれば、上述の二つの運動用器具を揃えなければならず、費用的な問題や占有スペースの問題があった。
英国特許出願公開第2378139号明細書 英国特許出願公開第2349333号明細書
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、低コスト、省スペースでありながら歩行運動及び水泳運動を独立に行なうことができ、また歩行及び水泳の何れの運動からでも互いに連続的に運動状態を移行でき、さらに、運動後等に体を整え、体の負担を軽減するための癒し効果をもたらし得る入浴を可能とするスパ機能を追加し、またそれらの機能を適正に活用することができるようにするための運動管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が採った手段は、少なくとも、所定面積の底部とこの底部から立ち上がる側壁とを有する所定容積の水を溜め得る槽と、少なくとも、この所定の底面積の槽内にして運動主体が該槽内において殆ど移動することなく任意の距離の歩行運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成された歩行面を有する運動主体に歩行運動をさせるための歩行運動手段と、少なくとも、槽内の適宜の水深に調整された貯水に適宜の流れの水流を作出することで運動主体が該槽内において殆ど移動することなく遊泳させるための水流発生手段を含み、所定の底面積の槽内にして任意の距離の水泳運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成される運動主体に水泳運動をさせるための水泳運動手段とを備えてなることを特徴とする。
槽内の水深を適宜量に調整するための水深調整手段を有することを特徴とする。また、この水深調整手段は、水深感知センサーと、このセンサーによる感知結果が所望の水深に満たないと判定されるものであるときには水槽内に水を供給し、感知結果が所望の水深を越えると判定されるものであるときには水槽内から水を放出し、設定された水位を保つように構成されていることを特徴とする。
槽内の水温を適宜の水温に調整するための水温調整手段を有することを特徴とする。また、この水温調整手段が、水温計測器と、この計測器による計測結果が所望の水温に満たないと判定されるものであるときには槽内の水温を上昇させ、計測結果が所望の水温を超えると判定されるものであるときには槽内の水温を降下させ、設定された水温を保つように構成されていることを特徴とする。また、水温の昇降は槽内の水を直接的に加熱又は吸熱することもでき、或いは、予熱された温水を混合して昇温させたり、予め冷却された冷水を混合して降温させるという間接的な方法によることもできる。
水流発生手段によって作出された水流に気泡を混入させるための気泡混入手段を有することを特徴とする。また、気泡混入手段が、流入口から流入してくる流水に気泡を混入するための流水用エア吹出口と、このエア吹出口にエアを供給するためのエア供給手段とから構成されることを特徴とする。
適宜の水深及び水温に調整された水を蓄えた槽内のほぼ中央に位置する運動主体に対して気泡を当てるためのエア吹出口を所望の数量だけ槽内の所望の位置に配設し、各エア吹出口にエアを供給するためのエア供給手段を備え、温水効果に加え、前記エア吹出口から気泡を噴出させて運動主体に当てることによって体刺激やマッサージ効果等を付与することによる相乗的且つ総合的な効果からなるスパ効果を与えるためのスパ機能を有することを特徴とする。
歩行運動手段の歩行面が、ベルトコンベアからなることを特徴とし、歩行面をなすベルトコンベアが、槽の底部をほぼ覆い尽くすような形状及び大きさに構成され、該ベルトコンベアが底部にほぼ並行に且つ底部との間に間隙を以て配設されることを特徴とする。
水泳運動手段の水流発生手段が、槽内の所定位置に配設される該槽内に水を流入させるための流入口と、槽内の所定位置に配設される該槽内の水を流出させるための流出口とを含み、槽内に流入口から水を取り入れ、同時に、槽外に流出口から取り入れ量とほぼ等量の水を取り出すことによって槽内の貯水に水流を作出するように構成されることを特徴とする。また、水流発生手段によって作出される水流が、ベルトコンベアの上下の空間を通過するものとなるように、流入口と流出口の配設位置が構成されていることを特徴とし、さらに、流入口が槽内前方の側壁における最上部とベルトコンベアの最上部との間に配設され、流出口が槽内前方の側壁における最下部とベルトコンベアの最下部との間に配設されることを特徴とする。
槽内から流出される水を再び流入口に再供給して槽内の水を循環させるための循環手段を備えることを特徴とする。ここで、槽内の水の循環は、必ずしも槽内だけで完結していなければならないというものではなく、槽の内外を通じて循環経路が形成されるものであってもよい。また、この水の循環経路内において、水に含まれた汚物や異物を除去し、水質を保持するための水質保持手段を備えていることを特徴とし、該水質保持手段が、濾過装置であることを特徴とする。
流水用エア吹出口に連通するエア供給手段と、スパ効果を得るためのエア吹出口に連通するエア供給手段とが、共通のものであり、前記流水用エア吹出口と、前記スパ用エア吹出口とがエア吹出切換バルブを介して互いに連通され、該エア吹出切換バルブによって何れのエア吹出口にエアを供給し気泡を噴出させるかを自在に切り換えし得るように構成されることを特徴とする。また、スパ用エア吹出口が、ベルトコンベアの下方の底部に複数配設されているか、または、スパ用エア吹出口が槽の中央に向けて曲げられたノズル状の部材を主として構成されるものであって、側壁とベルトコンベアの間隙位置に複数配設されるか、または、スパ用エア吹出口が、ベルトコンベアの最上部より高位置の側壁に複数配設されることを特徴とする。
流動体は通過し得るが所定の大きさ以上のものは通過し得ないように構成された落込防止部材を、ベルトコンベアと側壁との間の間隙を覆うように配置し、運動主体の一部等がベルトコンベアより下に落ち込むこと、或いは、引き込まれることを防止することを特徴とする。また、前記落込防止部材が、表裏に貫通した多数の貫通孔を有する板状の部材から構成されるものであるか、または、網状の物品を主として構成されるものであることを特徴とする。
槽が、上部が開口しているものであることを特徴とし、また、槽を構成する側壁の少なくとも一部が、開閉自在に構成されることを特徴とし、また、少なくとも側壁の一部が、比較的大きな面積の透明な部材で構成されていることを特徴とする。
ベルトコンベアの回動が、制御系によって制御された無段階式に変速できる駆動源によっても駆動し得るように構成されることを特徴とする。
水の循環経路上に運動槽とは異なる水を溜めて置くことのできる貯水槽を有することを特徴とし、該貯水槽が、高温槽と低温槽の二つの槽からなることを特徴とする。
運動主体の心拍数を計測し、この計測結果に基づいて、運動器具の水深、水温、水流、気泡の大きさや噴出量や噴出位置、ベルトコンベアの回動等が制御されるように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、運動器具1台分の占有スペースにして、歩行運動機能と水泳運動機能の二つの運動機能及びリラクゼーション効果や整体効果をもたらし得るスパ機能の全三機能を果たすことが可能となるという効果がある。また、歩行運動中に徐々に水位を増加させて行きつつ水流を徐々に強めていくことで、歩行運動から連続的に水泳運動に移行させることができ、水泳を苦手とする運動主体を安全に徐々に訓練することができるという効果がある。
また、槽を構成する側壁の少なくとも一部を開閉自在に構成することによって、槽に対する運動主体の出入りを容易にすることができるという効果があり、槽の上部を開口させて開放させたことによって、監督者が上面から運動主体の状態を視認することができるという効果がある。また、少なくとも側壁の一部を比較的大きな面積の透明な部材で構成することによって、運動主体が槽内から槽外を視認することができ、運動主体に安心感を与えることができるという効果がある。
また、槽の大きさを、最もニーズのある比較的小型犬に適したサイズに限定することによって、費用対効果の効率を向上させることができるという効果がある。
また、流体を通過させるが所定の大きさ以上の固体を通過させないように構成された落下防止部材を配置することによって、水流を妨げることなく、運動主体の手足等がベルトコンベアと側壁との間隙に嵌り込むことを防止し、運動器具自体の安全性を向上させることができるという効果がある。
また、ベルトコンベアの上下の空間に水流を作出するように構成することによって、運動主体からの抜け毛や塵やゴミ等の異物がベルトコンベアの周辺や槽の底部等に、詰まったり、引っ掛かったり、残ったりすることを抑制することができるという効果がある。さらに、水の循環経路上に、水質保持手段を配置することで、清潔な状態を維持すると共に異物等の詰りや引っ掛かり等を防止する効果がある。
ベルトコンベアの回動を、制御系によって制御された無段階式に変速できる駆動源によっても駆動し得るように構成することによって、運動主体に合わせた運動を外部からの制御によって行なうこともでき、また、駆動源の駆動力によらないようにした場合には、運動主体の歩行運動に応じてベルトコンベアを回動させることができるという効果がある。
運動主体の心拍数を計測し、この計測結果に基づいて、運動器具の動作が制御されるように構成することによって、運動主体に過大な負荷をかけたりせずに最適な運動を行なわせることができ、当該発明の運動器具の使用上における安全性を向上させることができるという効果がある。
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。本発明は、運動器具1台分のスペースにして、歩行機能と遊泳機能の二種類の運動機能による歩行運動と遊泳運動の二種類の運動効果を運動主体にもたらし、また低コストで追加し得るスパ機能を付加することで、運動主体に対してリラクゼーション効果や整体効果をもたらすことができるように構成されている。
その主たる構成は、運動主体がその内部において運動でき、水を溜め得る槽と、運動主体が該槽内において殆ど移動することなく任意の距離の歩行運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成された歩行面を有する運動主体に歩行運動をさせるための歩行運動手段と、槽内の適宜の水深に調整された貯水に適宜の流れの水流を作出することで運動主体が該槽内において殆ど移動することなく遊泳させるための水流発生手段を含み、所定の底面積の槽内にして任意の距離の水泳運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成される運動主体に水泳運動をさせるための水泳運動手段とからなる。
前記槽は、所定の水深で水を溜めることができるものであって、運動主体が該槽内の定位置において遊泳動作をし得る底面積と水深を有する。また、好ましくは、槽の上部が開口して開放状態にし得るように構成し、監督者が槽外から槽内の様子を視認でき、何等かの異常時には迅速に対応することができるようにする。また、槽の側面を構成する側壁の一部を開閉自在に構成し、閉塞時には水密性が確保されるようにして、開放時には運動主体が槽の内外に出入りし易くすることが好ましい。さらに、側壁の少なくとも一部を比較的大きな面積で高透明度の部材で構成することが好ましく、この場合、槽の内外が視認できるようになり、特に運動主体が槽内から槽外を見通すことができ、圧迫感を緩和すると共に、槽外の者を視認でき安心感を与えることができる。
また、好ましくは、該槽の底部に槽の内外に貫通した排水口を設け、該槽内の底面を前記排水口に対する下降傾斜面とすることによって、槽内に溜めた水を排水し易いように構成する。また、前記槽には、該槽の移動を自在とするための移動手段を備えることが好ましい。この移動手段は、駆動源を含んでもよいが、単に槽の底部にキャスターを固設することでも目的は達せられる。
歩行運動手段は、運動主体が前記槽内において殆ど移動することなく、任意の距離の歩行運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成された歩行面を有する。このような歩行運動をさせるための歩行面は、好ましくは、ベルトコンベアによって構成される。そして、歩行面をなすベルトコンベアが、槽の底部をほぼ覆い尽くすような形状及び大きさに構成され、該ベルトコンベアが底部にほぼ並行に且つ底部との間に間隙を以て配設されることが後述する遊泳運動手段による水流の形態上及び槽内に溜められる水に混入した異物の除去の容易性等の観点から好ましい。
また、ベルトコンベアが設置される槽の側壁と、該ベルトコンベアの周縁部との間には、少なくとも若干の間隙が形成されるが、この間隙に、手足や体毛等の運動主体の一部が落ち込んだり、巻き込まれたりすることを防止する若しくは抑制する目的で、流動体は通過し得るが所定の大きさ以上のものは通過し得ないように構成された落込防止部材を、前記間隙を覆うように配置することが好ましい。この落込防止部材は、表裏に貫通した多数の貫通孔を有する板状の部材からなるか、或いは、網状の物品を主として構成される。
ベルトコンベアの回動は、運動主体自身による歩行運動のみによるものとすることも可能であるが、好ましくは、制御系によって制御された無段階式に変速可能な駆動源によっても駆動し得るように構成される。制御系は、運動主体の心拍数を計測し、この計測結果に基づくものとすることが可能である。
以上の如くに構成される歩行運動手段による歩行運動機能を使用する場合には、槽内に水温調整された水を運動主体の体が浮き上がって歩行面から足若しくは手が離れない程度以下の水深で貯水して、ベルトコンベアを回動させて歩行運動させることもできる。勿論、必ずしも貯水して手足が水に浸かった状態で歩行運動させなければならないというものではなく、水を空にした状態で歩行運動させてもよいことはいうまでもない。また、貯水した状態で歩行運動を行なう際には、後述の水流発生手段と同様の方法によって、貯水した水に水流を作出して運動の負荷レベルを高める等して変化を与えることも可能である。
遊泳運動手段は、槽内に溜められた水に水流を発生させるための水流発生手段を備えている。この水流発生手段は、好ましくは槽内の所定位置に配設される該槽内に水を流入させるための流入口と、槽内の所定位置に配設される該槽内の水を流出させるための流出口とを含み、槽内に流入口から単位時間当りに所定量の水を取り入れ、同時に、単位時間当りに所定量の水を流出口から槽外に取り出すことによって槽内の貯水に水流を作出するように構成される。
また、水流発生手段によって作出される水流が、ベルトコンベアの上下の空間を通過するものとなるように、流入口と流出口の配設位置を構成し、そうすることによって、槽内の水に混入してしまった異物がベルトコンベアの下部や周辺等にたまってしまうことを抑制することが好ましい。このように、水流がベルトコンベアの上下の空間を通過する構成としては、流入口を槽内前方の側壁における最上部とベルトコンベアの最上部との間に配設し、流出口を槽内前方の側壁における最下部とベルトコンベアの最下部との間に配設するという構成が好ましい。このような配置構成とすることで、槽内を水が万遍なく流れ、水流がない部位をなくす若しくは減少させることができる。
また、効率的に水を使用するという観点から、槽内から流出される水を再び流入口に再供給して槽内の水を循環させるための循環手段を備えることが好ましい。この場合、水の循環経路内において、水に含まれた汚物や異物を除去し、水質を保持するための水質保持手段を備えていることが好ましい。前記水質保持手段としては、適当なフィルタを有する濾過装置を用いることができるが、これに限らず、従来公知の技術を採用することもできる。
また、遊泳運動手段には、水流発生手段によって作出された水流に、気泡を混入させるための気泡混入手段を含んでもよく、これを含む場合には、水流に混入させた気泡が運動主体に当り、適当な強さの体刺激を与えることができる。前記気泡混入手段は、流入口から流入してくる流水に気泡を混入するための流水用エア吹出口と、このエア吹出口にエアを供給するためのエア供給手段とから構成することができる。
遊泳運動手段を用いる遊泳運動機能を使用する場合には、運動主体の体の大きさに合わせ該体が槽内に溜めた水に浮いて遊泳運動を行なうことができる程度の水深となるように槽内に水を溜める必要がある。
このため、遊泳運動手段が、槽内の水深を適宜量に調整するための水深調整手段を含むものであることが好ましい。この水深調整手段は、水位センサと、この水位センサによる現在水位情報と所望の水位とを比較した場合に、現在水位の方が高い場合には槽内から水を流出させて水量を減量させ、逆に、現在水位の方が低い場合には槽内に水を流入させて水量を増量させる水量増減手段を含む。この水量増減手段は、運動槽に対して別途用意される貯水槽を備えるものとして、水の循環経路上に配置されることが好ましい。
また、槽内の水温は、外気温や水温、或いは運動主体の体調に応じて変温し得るように構成されていることが好ましく、この観点から遊泳運動手段は、槽内の水温を適宜の水温に調整するための水温調整手段を含むものとすることが好ましい。これについては、前記歩行運動手段に関しても同様である。
また、安全管理上、運動主体の心拍数を計測し、この計測結果に基づいて、運動器具の水深、水温、水流、気泡の大きさや噴出量や噴出位置等が制御されるように構成することが好ましい。
スパ機能は、当該運動器具を、適宜の水深及び水温に調整された水を蓄えた槽内のほぼ中央に位置する運動主体に対して気泡を当てるためのエア吹出口を所望の数量だけ槽内の所望の位置に配設し、各エア吹出口にエアを供給するためのエア供給手段を設けた構成とし、温水効果に加え、前記エア吹出口から気泡を噴出させて運動主体に当てることによって体刺激やマッサージ効果等を付与することによる相乗的且つ総合的な効果からなるスパ効果を運動主体に対して与えるためのものである。
また好ましくは、スパ効果を得るためのエア吹出口に連通するエア供給手段と、前述の流水用エア吹出口に連通するエア供給手段とを共通のものとし、前記スパ用エア吹出口と、前記流水用エア吹出口とがエア吹出切換バルブを介して互いに連通され、該エア吹出切換バルブによって何れのエア吹出口にエアを供給し気泡を噴出させるかを自在に切り換えし得るように構成する。
スパ用エア吹出口は、ベルトコンベアの下方の底部に複数配設した構成とするか又は、槽の中央に向けて曲げられたノズル状の部材を側壁とベルトコンベアの間の間隙位置に複数配設した構成とするか又は、ベルトコンベアの最上部より高位置の側壁に複数配設した構成とする等の構成を採り得る。ただし、スパ用エア吹出口は、ベルトコンベアの下方の底部に複数配設した構成とする場合には、ベルトコンベアのベルトが気泡を通過させ得るように構成することが好ましい。
そして、スパ機能を使用するときには、運動主体が槽内において静止状態の歩行面に対して足が接地した状態で運動主体の体が槽内の水に浸かりつつ少なくとも首から上の部位が水面より高位置になる程度の水深で槽内に適宜の温度に調整された水を溜め、運動主体を入浴状態にさせるようにすることが好ましい。このとき、さらにエア吹出口から気泡を噴出させて運動主体の体に当てるようにしてもよい。
また、運動主体の心拍数を計測し、この計測結果に基づいて、運動器具の水深や水温、或いは気泡の大きさや噴出量や噴出位置等が制御されるように構成することも可能である。また、水温の調整は、槽内の水の温度が、冷たいときには加熱し、熱いときには冷却して適宜の水温となるようにするための加熱冷却手段によってなされる。この加熱冷却手段は、槽内に設置することもできるが、水の循環経路上に配置してもよく、好ましくは、貯水槽に蓄えられた水に対して加熱若しくは冷却を施すように構成する。
以下に本発明の一実施例を図を参照しながら示す。図1は、本実施例の運動槽(1)の概略的な斜視図であり、図2は図1の運動槽(1)の後方部の開放状態を示す斜視図である。図3は、スパ用エア吹出ノズル(2)の作動状態を模式的に示す運動槽(1)の横断面図である。図4は、本発明の水の循環経路上に配置される貯水槽(3)を含む、運動槽(1)に対する水の入出やその水温、或いはエア等を調整するための水調整装置(4)の斜視図である。図5は、本実施例の運動器具の作動性を模式的に示す概念図である。
図1及び図2に示すように、本例における運動槽(1)は、長方形の底面を有し、その周縁部からそれぞれ垂直に立ち上がる合計4面分の側壁(5a)(5b)(5c)を有して上方が開口した形態をとり、該運動槽(1)内には所定の水深で水を溜めることができるようになっている。
この運動槽(1)を構成する主材料は、ステンレスからなるが、後方の側壁(5c)を除く、左右及び前方の三面の側壁(5a)(5b)には窓枠が形成されが窓枠には、ガラス(6)が嵌め込まれ、比較的大きな窓が形成され内外の見通しが良くなるようになっている。
後方の側壁(5c)は、縦が、該側壁(5c)の上端から運動槽(1)内に設置されたベルトコンベア(7)の上部程度の深さ位置までの大きさで、横が運動槽(1)の外寸横幅(L)より若干狭い程度の大きさの扉部材(8)と、この扉部材(8)によって閉塞される後方側壁部材(9)とからなる。また、前記扉部材(8)は、該扉部材(8)の下端部が蝶番(10)を介して開閉自在に前記後方側壁部材(9)に対して固着され、閉塞時には水密性が確保されるように構成され、扉部材(8)の上端の両側にはロック部材(11)が設けられ、より強固に閉塞し得るようになっている。また、扉部材(8)の外側上方位置には把手(12)が取り付けられている。
運動槽(1)の底部裏面の角部近傍には、キャスター(13)が固着され水平方向の移動を容易に行うことができるようになっている。また運動槽(1)の底部(14)には、内外に貫通した排水口(15)が設けられている。そして、運動槽(1)の外形は、横幅が700mm、全長が1800mm、キャスター(13)の下端から側壁(5a)(5b)(5c)の上端までの高さが1050mmであって、比較的コンパクトな大きさを採るものであり、運動主体としては小型犬乃至中型犬を対象とするように設計されている。
凡そ運動槽(1)は、以上のように構成されるが、図1及び図2は運動槽(1)内に水を取り入れるための流入口(16)や該運動槽(1)内から水を流出させるための流出口(17)、及びエア供給ライン(37)及び排水口(15)は図示されていないものであることに注意を要する。
図3に示すように、歩行面(18)をなすベルトコンベア(7)は、運動槽(1)の底部(14)近傍に、底部(14)とベルトコンベア(7)の下端との間に間隙を存して、底部(14)と歩行面(18)とがほぼ水平となるように配設されている。このベルトコンベア(7)は、運動槽(1)の底部(14)の寸法より若干小さめにできていて、モーターを駆動源として回動させることができるように構成されている。
また、ベルトコンベア(7)と側壁(5a)(5b)(5c)との間隙には、運動槽(1)の中央に向けて曲げられたスパ用エア吹出ノズル(2)が複数配設され、該スパ用エア吹出ノズル(2)から噴出された気泡(A)が適当な水深で運動槽(1)内に溜められた水(W)に混入されるようになっている。また、前記スパ用エア吹出ノズル(2)を塞がず、前記ベルトコンベア(7)と側壁(5a)(5b)(5c)との間隙全体を覆うように、運動主体の手足が該間隙に落ち込んだり、巻き込まれたりすることを防止するためのパンチングメタル状の落込防止部材(19)が配設されている。
本例における運動器具は、運動槽(1)外に配置される水の流通路を通じて、水を運動槽(1)の内外に通じて循環させることができる循環経路を有する構成となっている。この循環経路上には、図4に示す水の貯水槽(3)及び運動槽(1)に対する水の入出を調整するポンプやエアの供給を行なうためのポンプ、或いは水温の調整を行なう水温調整手段を備えた水調整装置(4)が配置されている。
この水調整装置(4)は、図4及び図5に示すように、主として低温槽(20)と高温槽(21)とからなる貯水槽(3)と、水を循環させるための循環用ポンプ(22)と、水を運動槽(1)内に流入させるための流入用ポンプ(23)と、水を運動槽(1)外に流出させるための流出用ポンプ(24)と、運動槽(1)内にエアを供給するためのエア供給用ポンプ(25)とを備えた構成をとっている。
貯水槽(3)は、低温槽(20)と高温槽(21)を有し、比較的小容量の高温槽(21)内と比較的大容量の低温槽(20)内には、それぞれ水位センサー(26)と温度センサー(27)とが配置されている。また、低温槽(20)には、給水バルブ(28)を有する給水口(29)が設けられ、必要に応じて外部から該低温槽(20)内に水を取り入れることができるようになっていて、また必要に応じて該低温槽(20)内から外部へ水を排水し得る排水口(30)が設けられている。
流出用ポンプ(24)は、一端が運動槽(1)前方の側壁(5a)における底部(14)とベルトコンベア(7)の下端の間の高さ位置に配設された流出口(17)に連結され、他端はチェックバルブ(31)と水質を保持するためのフィルター装置(32)を介して低温槽(20)に連結されている。
流入用ポンプ(23)は、一端が運動槽(1)前方の側壁(5a)におけるベルトコンベア(7)の上端と側壁(5a)の上端との間の高さ位置に配設された流入口(16)に連結され、他端は温度調整バルブ(33)を分岐点として仲介し、その一端が低温槽(20)に連結され、その別端が高温槽(21)に連結されている。
循環用ポンプ(22)は、吸い込み側の一端が低温槽(20)に連結され、押し出し側の一端が流通経路切換バルブ(34)を分岐点として仲介し、その一端が加熱装置(35a)を介して低温槽(20)に連結され、その別端が加熱装置(35b)を介して高温槽(21)に連結されている。
また、水調節装置(4)には、以上のポンプ等を配設するための貯水槽(3)に連結された配設盤(36)を有し、この配設盤(36)上にエア供給用ポンプ(25)も配設されている。
このエア供給用ポンプ(25)は、エア供給ライン(37)を通じて運動槽(1)に連結されている。また、エア供給ライン(37)上には、エア吹出口切換バルブ(38)を分岐点として仲介し、その一端が前記流入口(16)から流入される水に気泡を混入するための流水用エア吹出口(39)に連結され、その別端は前記スパ用エア吹出ノズル(2)に連結されている。
本実施例における水調整装置(4)は以上のように構成され、使用する場合には先ず給水口(29)から低温槽(20)内に水が供給される。次いで、循環用ポンプ(22)によって低温槽(20)から水が吸い出され流通経路切換バルブ(34)で、適宜経路を切り換えながら、それに継ぐ流通経路上に配置された加熱装置(35a)(35b)によって加熱して適宜温度に温め、高温槽(21)と低温槽(20)内に振り分けながらそれぞれの槽に水を蓄える。蓄えられた水の温度はそれぞれの槽内に配設された温度センサー(27)によって測温され、その結果に基づき加熱装置(35a)(35b)の加熱具合を制御されるように構成されている。また、高温槽(21)と低温槽(20)の水位は、それぞれの槽内に配設された水位センサー(26)によって監視され、その結果に基づき給水バルブ(28)の具合や流通経路切換バルブ(34)の具合を制御するようになっている。
そして、運動槽(1)内に水を供給する場合には、高温槽(21)及び低温槽(20)から温度調整バルブ(33)を介して連結される流入用ポンプ(23)によって運動槽(1)内に温度調節された水が供給される。運動槽(1)内における水温は、運動槽(1)内に配設された温度センサー(40)による測温結果と設定温度の関係に基づいて調節されるようになっている。また、運動槽(1)内における水深は、運動槽(1)内に配設された水位センサー(41)による計測結果と設定水位の関係に基づいて調節されるようになっている。
また、運動槽(1)内から水を流出させて運動槽(1)内に水流を発生させる場合には、流入用ポンプ(23)を作動させると同時に、流出用ポンプ(24)を作動させて単位時間当りに所定量の水を運動槽(1)内から吸い出し、フィルター装置(32)を介して水に混入していたゴミや抜け毛等の異物を除去し、低温槽(20)内に戻す。所定量の水を循環させる場合には、循環用ポンプ(22)及び流入用ポンプ(23)と流出用ポンプ(24)を同時に作動させ、流通経路切換バルブ(34)や温度調整バルブ(33)及び加熱装置(35a)(35b)を適宜調節して温度調節を行ないながら水量調節を行なうようにする。
次に、実施例1において示した運動器具を、小型犬を運動主体として使用する場合の実施例を図を参照しながら説明する。図6は、実施例1における運動器具の一使用例を示す使用プログラムのフローチャートである。図7は、運動主体の本発明による歩行運動の様子を示す図であり、図8は運動主体の本発明による遊泳運動の様子を示す図である。
本例における運動器具の歩行運動機能を使用する場合には、先ず運動主体である小型犬に心拍数計測装置を取り付けて運動槽(1)内に入れる。ここで、初回以外の場合には、固体データをセットする。
図7に示すように水流歩行を行なう場合には、ベルトコンベア(7)を駆動走行させて、犬に歩行を行わせつつ、予め水調整装置(4)によって水温調整された水を、固体の大きさに応じて予め設定した水位となるまで運動槽(1)内に注入させる。運動槽(1)内に配設された水位センサー(41)と温度センサー(40)で運動槽(1)内の水深及び水温を監視する。ベルトコンベアの回動の開始と同時に、回動速度と心拍数を記録し、心拍数に応じて回動速度を自動的に制御する。運動槽(1)内の水温は、予め設定された水温から外れることが予想されると、自動的に運動槽(1)内の水と貯水槽(3)の水とを循環させて運動槽(1)内の水温をほぼ一定に保持する。尚、予め一定量の水を注水した後、ベルトコンベアの走行を開始しても良いことは勿論である。
運動槽(1)内が、ゴミや抜毛等の異物で汚れた場合には、監視員が当該運動器具に設けられた操作盤上で循環を選択し、運動槽(1)内の水を循環させて異物をフィルター装置(32)で除去して水質を確保する。
また、操作盤内に設置したシーケンサーに固体別の運動プログラムをメモリして置き、固体に合わせた時間で運動を実施することができるように構成されている。また、毎回のデータを外部のコンピューターに転送することで固体の変化に合わせた最適な運動を設定することもできる。
本例における運動器具の遊泳運動機能は、運動槽(1)内の水深を固体に合わせて深くすることで、歩行機能に連続して遊泳が可能になるように構成されている。その遊泳運動状態を例示したのが図8である。また、本例によれば、水流の速度や水深を固体に合わせてプログラム制御することで最適な運動を実施することができる。また、運動槽(1)内の前方に配設した流水用エア吹出口(39)から気泡を噴出させることで、気泡のある水流をつくることができる。
本例における運動器具のスパ機能は、適宜温度に調整された水で、固体に合わせた運動槽(1)内の水深に調整することで実現される。勿論、歩行運動状態から徐々にベルトコンベア(7)の回動速度を緩めて停止させると同時に、徐々に水深を深くして行くことで、歩行運動から連続的にスパに移行すること、或いは、遊泳運動状態から徐々に水流を緩めて停止させると同時に、徐々に水深を浅くして固体の手足が設置させることで、遊泳運動から連続的にスパに移行することができる。ここで、歩行運動等からスパへの移行は、貯水槽(3)を高温槽(21)と低温槽(20)の二つの槽に分けたことで、より短時間にして運動槽(1)内の温度を変化させてスムースに移行することができるように構成されていることを併記しておく。また、ベルトコンベア(7)の周辺に配設したスパ用エア吹出ノズル(2)から気泡を噴出させることで、より優しい癒し効果を期待することができる。
一実施例の運動槽の概略的な斜視図 図1の運動槽の扉部材の開放状態を示す斜視図 エア吹出口作動状態を模式的に示す運動槽の横断面図 水量やその水温或いはエア等を調整するための調整装置の斜視図 本発明の作動性を模式的に示す概念図 実施例1の運動器具の一使用例を示す使用プログラムのフローチャート 運動主体の本発明による歩行運動の様子を示す図 運動主体の本発明による遊泳運動の様子を示す図
符号の説明
1 運動槽
2 スパ用エア吹出ノズル
3 貯水槽
4 水調整装置
5a 側壁
5b 側壁
5c 側壁
6 ガラス
7 ベルトコンベア
8 扉部材
9 後方側壁部材
10 蝶番
11 ロック部材
12 把手
13 キャスター
14 底部
15 排水口
16 流入口
17 流出口
18 歩行面
19 落込防止部材
20 低温槽
21 高温槽
22 循環用ポンプ
23 流入用ポンプ
24 流出用ポンプ
25 エア供給用ポンプ
26 水位センサー
27 水温センサー
28 給水バルブ
29 給水口
30 排水口
31 チェックバルブ
32 フィルター装置
33 温度調整バルブ
34 流通経路切換バルブ
35a 加熱装置
35b 加熱装置
36 配設盤
37 エア供給ライン
38 エア吹出口切換バルブ
39 流水用エア吹出口
40 温度センサー
41 水位センサー
L 外寸横幅
D 小型犬
A 気泡
W 水

Claims (28)

  1. 少なくとも、所定面積の底部とこの底部から立ち上がる側壁とを有する所定容積の水を溜め得る槽と、
    少なくとも、この所定の底面積の槽内にして運動主体が該槽内において殆ど移動することなく任意の距離の歩行運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成された歩行面を有する運動主体に歩行運動をさせるための歩行運動手段と、
    少なくとも、槽内の適宜の水深に調整された貯水に適宜の流れの水流を作出することで運動主体が該槽内において殆ど移動することなく遊泳させるための水流発生手段を含み、所定の底面積の槽内にして任意の距離の水泳運動と同等以上の運動効果を得ることができるように構成される運動主体に水泳運動をさせるための水泳運動手段と、
    を備えてなることを特徴とする運動器具。
  2. 槽内の水深を適宜量に調整するための水深調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
  3. 槽内の水温を適宜の水温に調整するための水温調整手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の運動器具。
  4. 水流発生手段によって作出された水流に気泡を混入させるための気泡混入手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の運動器具。
  5. 適宜の水深及び水温に調整された水を蓄えた槽内のほぼ中央に位置する運動主体に対して気泡を当てるためのエア吹出口を所望の数量だけ槽内の所望の位置に配設し、各エア吹出口にエアを供給するためのエア供給手段を備え、温水効果に加え、前記エア吹出口から気泡を噴出させて運動主体に当てることによって体刺激やマッサージ効果等を付与することによる相乗的且つ総合的な効果からなるスパ効果を与えるためのスパ機能を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の運動器具。
  6. 歩行運動手段の歩行面が、ベルトコンベアからなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の運動器具。
  7. 水泳運動手段の水流発生手段が、槽内の所定位置に配設される該槽内に水を流入させるための流入口と、槽内の所定位置に配設される該槽内の水を流出させるための流出口とを含み、槽内に流入口から水を取り入れ、同時に、槽外に流出口から取り入れ量とほぼ等量の水を取り出すことによって槽内の貯水に水流を作出するように構成されることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の運動器具。
  8. 歩行面をなすベルトコンベアが、槽の底部をほぼ覆い尽くすような形状及び大きさに構成され、該ベルトコンベアが底部にほぼ並行に且つ底部との間に間隙を以て配設されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の運動器具。
  9. 水流発生手段によって作出される水流が、ベルトコンベアの上下の空間を通過するものとなるように、流入口と流出口の配設位置が構成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の運動器具。
  10. 流入口が、槽内前方の側壁における最上部とベルトコンベアの最上部との間に配設され、流出口が槽内前方の側壁における最下部とベルトコンベアの最下部との間に配設されることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の運動器具。
  11. 槽内から流出される水を再び流入口に再供給して槽内の水を循環させるための循環手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の運動器具。
  12. 水の循環経路内において、水に含まれた汚物や異物を除去し、水質を保持するための水質保持手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の運動器具。
  13. 水質保持手段が、濾過装置であることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の運動器具。
  14. 気泡混入手段が、流入口から流入してくる流水に気泡を混入するための流水用エア吹出口と、このエア吹出口にエアを供給するためのエア供給手段とから構成されることを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の運動器具。
  15. 流水用エア吹出口に連通するエア供給手段と、スパ効果を得るためのエア吹出口に連通するエア供給手段とが、共通のものであり、前記流水用エア吹出口と、前記スパ用エア吹出口とがエア吹出切換バルブを介して互いに連通され、該エア吹出切換バルブによって何れのエア吹出口にエアを供給し気泡を噴出させるかを自在に切り換えし得るように構成されることを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の運動器具。
  16. スパ用エア吹出口が、ベルトコンベアの下方の底部に複数配設されていることを特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の運動器具。
  17. スパ用エア吹出口が、槽の中央に向けて曲げられたノズル状の部材を主として構成されるものであって、側壁とベルトコンベアの間隙位置に複数配設されることを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の運動器具。
  18. スパ用エア吹出口が、ベルトコンベアの最上部より高位置の側壁に複数配設されることを特徴とする請求項1乃至17の何れかに記載の運動器具。
  19. 流動体は通過し得るが所定の大きさ以上のものは通過し得ないように構成された落込防止部材を、ベルトコンベアと側壁との間の間隙を覆うように配置し、運動主体の一部等がベルトコンベアより下に落ち込むこと、或いは、引き込まることを防止することを特徴とする請求項1乃至18の何れかに記載の運動器具。
  20. 落込防止部材が、表裏に貫通した多数の貫通孔を有する板状の部材からなることを特徴とする請求項1乃至19の何れかに記載の運動器具。
  21. 落込防止部材が、網状板から構成されるものであることを特徴とする請求項1乃至19の何れかに記載の運動器具。
  22. 槽が、上部が開口しているものであることを特徴とする請求項1乃至21の何れかに記載の運動器具。
  23. 槽を構成する側壁の少なくとも一部が、開閉自在に構成されることを特徴とする請求項1乃至22の何れかに記載の運動器具。
  24. 少なくとも側壁の一部が、比較的大きな面積の透明性の高い部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至23の何れかに記載の運動器具。
  25. ベルトコンベアの回動が、制御系によって制御された無段階式に変速できる駆動源によっても駆動し得るように構成されることを特徴とする請求項1乃至24の何れかに記載の運動器具。
  26. 水の循環経路上に運動槽とは異なる水を溜めて置くことのできる貯水槽を有することを特徴とする請求項1乃至25の何れかに記載の運動器具の制御方法。
  27. 貯水槽が、高温槽と低温槽の二つの槽からなることを特徴とする請求項1乃至26の何れかに記載の運動器具の制御方法。
  28. 運動主体の心拍数を計測し、この計測結果に基づいて運動器具の水深、水温、水流、気泡の大きさや噴出量や噴出位置、ベルトコンベアの回動等が制御されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至27の何れかに記載の運動器具の制御方法。
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