JP2006269322A - 鉛蓄電池 - Google Patents

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Toshibumi Yoshimine
俊文 吉嶺
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智貴 藤森
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健浩 佐々木
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Abstract

【課題】極板群の極性が反転した状態で電槽に収納された場合においても、それを容易に判別できる構成とすること。
【解決手段】両極の極板耳位置を極板幅中心線より互いに反対方向に偏芯した位置に設け、一方の極性の第1の極板の耳の偏芯量をd1、他方の極性の第2の極板の耳の偏芯量をd2とした時に、d1>d2とし、第1の極板の耳および第2の極板耳のそれぞれ同極性の耳を集合溶接する第1および第2のストラップを有し、隣接しあう極板群において、一方の極板群の第1のストラップより極板中心方向に偏芯した第1の接続体と、他方の極板群の第2のストラップより極板外側方向に偏芯した第2の接続体とを接続する。
【選択図】図7

Description

本発明は、鉛蓄電池の極板群の構成に関するものである。
鉛蓄電池は、車両のエンジン始動用、電動車用やバックアップ電源用といった様々な用途に用いられている。鉛蓄電池の公称電圧は2Vであり、必要とする出力電圧に応じて、
数セルを直列接続する。
バックアップ電源に用いる大容量の産業用鉛蓄電池では、2V電池をラックに収納し、
端子間を接続することにより、所定電圧・容量の組電池とすることが一般的である。
一方、車両のエンジン始動用や、電動車用あるいは比較的小容量のバックアップ電源用に用いられる鉛蓄電池では、電池内でセル間が接続されたモノブロック電池としたり、このモノブロック電池の複数同士を接続して、組電池として使用する。
一方、鉛蓄電池では、極板を円筒形や楕円筒形、あるいは長円筒形に巻回した極板群を除き、矩形状の正極板101と負極板102とをセパレータ103を介して積層し(図1参照)、正極板101から導出した正極耳101a同士を集合溶接して正極ストラップ201を形成し、負極板102から導出した負極耳102a同士を集合溶接して負極ストラップ202を形成して極板群203とする(図2参照)。
また、正極ストラップ201および負極ストラップには、隣接する極板群203間との接続のための正極接続体204および負極接続体205が一体に形成される。
従来の鉛蓄電池では、例えば特許文献1にあるように、正極耳101aおよび負極耳102aの耳位置は正極板101および負極板102の幅方向の中心線(L)に対して、同一の寸法(図2における寸法d)偏芯させたものを用いていた(例えば特許文献1参照)。
そして、このような極板群203では、正極ストラップ201と負極ストラップとが極板の中心線(L)から同一距離(d´)に配置されることになる。
図3は、セル室303が列状に配置された電槽301に、隔壁302面と極板・セパレータ面が平行になるよう極板群203を収納した鉛蓄電池を示す図である。極板群203を上から俯瞰したときの極板の幅方向中心線をMとした場合、中心線Mと正極ストラップ201の幅方向中心線(P)間の距離と、中心線Mと負極ストラップ202間の幅方向中心線(N)間の距離とが同一距離(d´)となる。
ここで、正・負両極のストラップの幅方向中心線(P,N)と正・負両極の極板耳の幅方向中心線が一致する場合、d=d´となる。なお、図3では極板群203を構成する正極板101、負極板102およびセパレータ103を省略している。
図3において、電池端子を導出する極板群では、正・負の接続体に替えて、極柱304が正極ストラップ201もしくは負極ストラップ202に設けられる。そして、極柱304を設けない正極ストラップ201に設けた接続体204と、負極ストラップ202に設けられた接続体205を隣接する極板群203間で対向配置して接続する。
上記のような、正極耳101aと負極耳102aをそれぞれの極板幅方向中心より同一量偏芯した位置に設けた鉛蓄電池では、接続する正極接続体204と負極接続体205とを互いに対向する位置とするため、正極ストラップ201の中心線P−正極接続体204間の寸法と、負極ストラップ202の中心線N−負極接続体205間の寸法を同一寸法(e)とすることになる。
特開昭61−16467号公報
しかしながら、図3に示したような、従来の鉛蓄電池では、正負のストラップの位置が、図3における極板の幅方向中心線Mに対して左右対称であるため、極性を見誤り、極板群203を電槽301に挿入する作業時に挿入方向を誤る場合があった。また、極板群の挿入方向を誤った場合でも、正常なものと外観上の差異が殆どないために、目視検査も困難であった。
図4は正極端子より4セル目の極板群203を正規の方向ではなく、180°回転させて挿入した状態を示す図である。一見して正常に挿入した状態との区別が困難であることがわかる。挿入方向に誤りがある場合、正極板と負極板がそれぞれ極性が反転した状態で使用されるため、電池放電容量や寿命が急激に低下する。
本発明は、前記したような鉛蓄電池の製造工程において発生する、極板群の誤った方向への挿入を防止することを目的とする。
前記した課題を解決するために、第1の極性を有した第1の極板と、第2の極性を有した第2の極板と、これら両極板間に介在するセパレータとからなる極板群の複数を電槽内で隔壁により区画され、かつ列状に配置されたセル室に収納し、これら極板群間を接続した鉛蓄電池であって、前記極板群は、前記第1の極板の面および前記第2の極板の面と前記セパレータ面が前記隔壁に平行になるよう、前記セル室に収納され、これら両極板の耳位置は極板幅中心線より互いに反対方向偏芯した位置に設けられ、第1の極板における耳の極板幅方向中心線からの偏芯量をd1、第2の極板における耳の極板幅方向中心線からの偏芯量をd2とした時に、d1>d2とし、さらに、第1の極板の耳を集合溶接する第1のストラップと、第2の極板の耳を集合溶接する第2のストラップとを有し、隣接しあう極板群において、一方の極板群に設けた第1のストラップより極板中心方向に偏芯して設けた第1の接続体と、他方の極板群に設けた第2のストラップより極板外側方向に偏芯して設けた第2の接続体とが接続された鉛蓄電池を示すものである。
このような本発明の構成により、正極ストラップと負極ストラップとが極板群の幅方向中心線に対して非対称な位置となるため、極板群の方向を目視やセンサーで容易に検出することができるため、極板群の挿入方向の誤りを防止することができる。
また、本発明の構成により、極板群挿入方向が正規な状態では、各接続体同士の接続部を中心として、互いに接続された正極ストラップと負極ストラップとが点対称の位置となる。一方、挿入方向を誤った場合には、互いに接続された正極ストラップと負極ストラップとが隔壁に対して線対称の位置となるため、容易に挿入方向の適否を外観で判定することができる。
さらに、極板中心線からの極板耳の偏芯量と、極板耳中心線(ストラップ中心線)からの接続体の偏芯量を適切に設定することにより、接続体部品を電池内で同一形状とすることが可能となり、部品共用化により生産性の向上効果が得られる。
そして、本発明の請求項2の発明は、請求項1の鉛蓄電池において、第1の極板は耳を形成した側の極板側部に枠骨を有した格子体を備えたことを特徴とするものである。
特に、エキスパンド格子体を用いた極板のように、極板側部に枠骨を有さず、かつ極板中心線からの極板耳の偏芯量を大きくした場合、機械的な応力を受けやすい極板耳直下に格子枠骨によって囲まれていない格子マス目が近接するため、この部分の活物質が脱落しやすい。したがって、極板耳の偏芯量がより多い第1の極板については、極板耳を形成した側の極板側部に枠骨を有した格子とすることにより、極板耳直下での活物質の脱落を抑制することができる。
そして、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1〜2の構成を備えた鉛蓄電池において、前記第2の極板は前記第2の極板耳を形成した側の極板側部に枠骨を有さないエキスパンド格子体を備えることを特徴とするものである。
エキスパンド格子体は、鋳造格子体といった他の格子体に比較してより軽量化・薄型化が可能であり、鉛蓄電池の軽量化・高出力化に有効である。極板側部に枠骨を有さないエキスパンド格子体においても、極板耳の偏芯量の少ない、第2の極板に適用することにより、機械的応力のうけやすい極板耳と、極板側部に存在する一部が開放した格子マス目との距離をより離間できる。これにより、極板耳に機械的応力が加えられた場合においても、開放した格子マス目からの活物質の脱落を抑制することができる。
本発明によると、極板群において、正極ストラップと負極ストラップの位置が顕著に異なるので、極性を容易に認識でき、極板群を電槽に挿入する作業時に挿入方向を誤ることがない。また、誤って挿入した場合においても目視あるいはセンサーにより挿入方向の検査を容易に行うことができるという効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
本発明の鉛蓄電池は、図5に示したように、正・負いずれか一方の極性である、第1の極性を有した第1の極板501と、もう一方の極性である、第2の極性を有した第2の極板502が、セパレータ503を積層した極板群を有する。
本発明では、正・負両極の極板の耳位置は極板幅中心線Aより互いに反対方向に偏芯した位置に設けられ、第1の極板501の極板耳501aの偏芯量をd1、第2の極板502における極板耳502aの偏芯量をd2とした時に、d1>d2とする。なお、ここで偏芯量(d1)は、第1の極板耳501aの幅方向中心線(図5における線B)と極板幅中心線A間の水平距離とし、偏芯量(d2)は、第2の極板耳502aの幅方向中心線(図5における線C)と極板幅中心線A間の水平距離とする。
図6は、図5における第1の極板耳501aおよび第2の極板耳502aについて、それぞれ同極性同士で集合溶接して第1のストラップ504と第2のストラップ505が形成される。また、第1のストラップ504には第1の接続体506が、第2のストラップ505には第2の接続体507がそれぞれ形成され、極板群508とする。なお、本実施形態例では、極板耳の幅方向中心線(B、C)と、これら極板耳を集合溶接するストラップの幅方向中心線(B´、C´)とを一致させた例を示している。
但し、直列接続された複数の極板群中、端子導出のための極柱を設ける極板群では、第1のストラップ504もしくは第2のストラップ505のいずれか一方を、接続体に替えて端子極柱512,512´を設ける。
本発明では、第1のストラップ504より極板中心方向に偏芯して第1の接続体506を設けるとともに、第2のストラップ505より極板外側方向に偏芯して第2の接続体507が設けられている。
図7は、本発明の鉛蓄電池500において、鉛蓄電池の極板群508を電槽509に挿入した状態を示す図である。但し、極板群508を構成する極板およびセパレータは省略している。なお、図7に示した例では、電槽509は隔壁510にて6個のセル室511に仕切られており、セル室511は列状に配置されている。そして、各セルに極板群508を挿入し、直列に接続する構成である。
本発明においては、極板群508が第1の極板501および第2の極板502とセパレータ503面が隔壁510と平行になるようセル室511に収納されている。そして、隣接しあう極板群508において、一方の極板群508に設けた第1の接続体506と、他方の極板群508に設けた第2の接続体507とを接続する。なお、第1の接続体506と第2の接続体7の接続部の中心線は溶接に支障がない程度の誤差を有して線Fで一致させる。
第1の接続体506と第2の接続体507との接続は、従来の鉛蓄電池のセル間接続に用いられている、バーナー溶接、プラズマ溶接や抵抗溶接を用いて行うことができる。また、両端のセル室511に収納された極板群508の一方のストラップには電池への入出力用の端子極柱512,512´が形成される。そして、以降の組立工程は従来の方法に従い、本発明の鉛蓄電池500を得ることができる。
このような構成により、同一極板群508において第1のストラップ504と第2のストラップ505とが極板の幅方向中心線A´に対して非対称な位置となる。また、隣接しあう極板群508間において、第1のストラップ504と第2のストラップ505が隔壁510の中心線に対して線対称の位置にならないため、極板群508の方向を目視やセンサーで容易に検出することができ、極板群508のセル室511への挿入方向の誤りを防止することができる。
図8は、本発明の鉛蓄電池において、故意に端子極柱512から4セル目の極板群508を正規の方向から180度回転して挿入した状態を示す図である。図7に示した正規な状態のものと比較すれば、極板群508の挿入方向を誤ったものは、隣接しあう極板群間で第1のストラップ504と第2のストラップ505が隔壁510の中心線に対してほぼ線対称の位置となるため、明確に極板群の挿入方向に対する良否判定ができる。
本発明の鉛蓄電池において、極板群508挿入方向の良否判定は目視でも容易であるが、画像センサーやストラップの位置センサー等の外観形状から検出する方法を用いて自動化することも容易にできる。
これにより、正極板群と負極板群の挿入向きを誤ったまま、セル間接続をし、誤ったまま次工程へ製品を流すといった重大な品質不具合を皆無にできる特有の効果を有する。
本実施形態では、第1の極板耳501aの幅方向中心線Bと、第1のストラップ504の幅方向中心線B´とが一致し、第2の極板耳502aの幅方向中心線Cと、第2のストラップ505の幅方向中心線C´とが一致した例を示している。この場合、第1のストラップ504の幅方向中心線B´と第1の接続体506の中心線F間の距離fと、第2のストラップ505の幅方向中心線C´と第2の接続体507の中心線F間の距離f´とを同一とすることにより、第1の接続体506と第2の接続体507とを同一形状とすることができ、共通部品化できるため、生産性向上や製造コストの低減の面で極めて有利であるという効果も奏する。
第1の極板耳501aの幅方向中心線Bと第1のストラップ504の幅方向中心線B´、および第2の極板耳502aの幅方向中心線Cと第2のストラップ505の幅方向中心線C´とは、通常、概略一致した位置に設ける。しかしながら、集電効率の向上を目的として、ストラップ幅を耳幅に対してより幅広に設ける場合、ストラップと極板耳の幅方向中心軸が必ずしも一致しない場合があるが、隣接しあい、互いに接続された極板群508において、第1のストラップ504の中心線B´と第2のストラップ505の中心線C´間が離間し、かつ中心線B´−中心線C´間に第1の接続体506および第2の接続体507の中心線Fが配置された構成とすることにより、本発明の効果を得ることができる。
なお、本発明においては、第1の極板501と第2の極板502の極性は互いに異なればよく、第1の極板501を正極、第2の極板502を負極としても、また、逆に第1の極板501を負極、第2の極板502を正極としても、本発明の効果を得ることができる。
なお、本発明の効果は、少なくともセル列を構成する極板群数が3以上、すなわち、第1の接続体506と第2の接続体507の両方が存在する極板群508が少なくとも1以上存在する構成の鉛蓄電池において最も顕著に得られるものである。
例えば、セル列を構成する極板群数が2である鉛蓄電池においては、本発明の構造によらず、端子極柱512,512´の位置検出で挿入方向が比較的容易に検出できるからである。
(第2の実施形態)
本発明のさらに好ましい第2の実施形態の鉛蓄電池は、第1の実施形態の鉛蓄電池において、図9に示したような、第1の極板501は第1の極板耳501aを形成した側の極板側部501bに枠骨901aを有した格子体901を備える。
鉛蓄電池製造において、極板から突出している極板耳は、切断加工により極板耳を形成する工程、極板群を積層する工程、極板耳のストラップ溶接工程等の製造工程において、作業者の手や、他の治工具あるいは設備の一部に接触する機会も多く、機械的なストレスを受ける。
特に極板幅方向中心線からの極板耳の偏芯量をより大きくした第1の極板501では、第1の極板耳501aを形成した側の極板側部501bに枠骨901aを有した格子体901を用いることにより、第1の極板耳501a直下の格子マス目901bに充填された活物質の脱落を抑制することができる。
第1の極板501として、図10に示したような、極板耳910aを形成した側の極板側部910bが枠骨によって囲まれていない、エキスパンド格子体911を有したエキスパンド極板910を用いた場合には、極板側部910bに一部が開放され、閉じていない格子マス目910cが存在する。第1の極板501としてエキスパンド極板910を用いた場合、極板耳910aと格子マス目910cが近接するため、極板耳910aに加えられる応力により、格子マス目910cに充填された活物質が容易に脱落してしまう。脱落した活物質は内部短絡や容量低下の要因となるため、好ましくない。
(第3の実施形態)
本発明の他の好ましい第3の実施形態の鉛蓄電池は、第1もしくは第2の実施形態の鉛蓄電池において、図11に示したように、第2の極板502は第2の極板耳502aを形成した側の極板側部502bに枠骨を有さないエキスパンド格子体912を備える。
エキスパンド格子体は鋳造格子体に比較して薄型・軽量の格子体を得ることができ、鉛蓄電池の軽量化・高出力化に好ましい。一方、エキスパンド格子体は、極板全周囲が枠骨で囲まれないため、枠骨を有さないがために、一部が開放された格子マス目912cが極板側部502bに存在する。
本発明の第3の実施形態においては、極板側部502bに開放された格子マス目912cを有するエキスパンド格子体912を用いるものの、第2の極板耳502bの偏芯量が第1の極板501のそれに比較した小さいため、格子マス目912cと第2の極板耳502aとがより離間した位置となる。したがって、第2の極板耳502aに応力が加わった場合にも、格子マス目912cからの活物質の脱落が抑制できる。
前記したように、本発明によれば、鉛蓄電池の極板群挿入方向を容易に検出できるため、複数セルで構成される鉛蓄電池に好適である。
セパレータを介して正極板と負極板とが積層された状態を示す図 極板群を示す図 極板群を電槽に収納した状態を示す図 一部の極板群を反転して電槽に収納した状態を示す図 本発明の実施形態における極板とセパレータとを積層した状態を示す図 本発明の実施形態における極板群を示す図 本発明の実施形態における鉛蓄電池の要部を示す図 一部の極板群を反転して電槽に収納した状態を示す図 第2の実施形態による第1の極板を示す図 極板を示す図 第3の実施形態による第2の極板を示す図
符号の説明
101 正極板
101a 正極耳
102 負極板
102a 負極耳
103 セパレータ
201 正極ストラップ
202 負極ストラップ
203 極板群
204 正極接続体
205 負極接続体
301 電槽
302 隔壁
303 セル室
304 極柱
500 鉛蓄電池
501 第1の極板
501a 第1の極板耳
501b (第1の極板の)極板側部
502 第2の極板
502a 第2の極板耳
502b (第2の極板の)極板側部
503 セパレータ
504 第1のストラップ
505 第2のストラップ
506 第1の接続体
507 第2の接続体
508 極板群
509 電槽
510 隔壁
511 セル室
512,512´ 端子極柱
901 格子体
901a 枠骨
901b 格子マス目
910 エキスパンド極板
910a 極板耳
910b 極板側部
911 エキスパンド格子体
912 エキスパンド格子体
912c 格子マス目

Claims (3)

  1. 第1の極性を有した第1の極板と、
    第2の極性を有した第2の極板と、
    これら両極板間に介在するセパレータとからなる極板群の複数を、電槽内で隔壁により区画され、かつ列状に配置されたセル室に収納し、これら極板群間を接続した鉛蓄電池であって、
    前記極板群は、前記第1の極板の面および前記第2の極板の面と前記セパレータ面とが前記隔壁に平行になるよう、前記セル室に収納され、
    これら両極板の耳位置は極板幅中心線より互いに反対方向に偏芯した位置に設けられ、第1の極板における耳の極板幅中心線からの偏芯量をd1、第2の極板における耳の極板幅中心線からの偏芯量をd2とした時に、d1>d2とするとともに、
    第1の極板の耳を集合溶接する第1のストラップと、
    第2の極板の耳を集合溶接する第2のストラップとを有し、
    隣接しあう極板群において、一方の極板群に設けた第1のストラップより極板中心方向に偏芯して設けた第1の接続体と、
    他方の極板群に設けた第2のストラップより極板外側方向に偏芯して設けた第2の接続体とが接続されたことを特徴とする鉛蓄電池。
  2. 前記第1の極板は耳を形成した側の極板側部に枠骨を有した格子体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄電池。
  3. 前記第2の極板は前記第2の極板耳を形成した側の極板側部に枠骨を有さないエキスパンド格子体を備えることを特徴とする請求項1〜2に記載の鉛蓄電池。
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