JP2006268118A - アプリケーション環境チェック装置及び方法とそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アプリケーション環境検索手段12は、環境設定検索項目データファイル11を読み込んで、基準となるアプリケーション環境情報13を検索して環境設定データファイル14を出力し、環境設定項目解析手段15は、環境設定データファイル14を読み込んで、解析済みフォーマットデータ16を出力し、チェックルール生成手段17は、解析済みフォーマットデータ16を読み込み、チェックルールデータ18を出力する。アプリケーション環境検索手段21は、チェックするアプリケーション環境情報20の環境設定データファイル22を出力し、アプリケーション環境チェック手段19は、環境設定データファイル22とチェックルールデータ18を比較して、そのチェック結果23を出力する。
【選択図】図1
Description
・パラメータ設定の不整合が無くなる
・誤った設定値の検出が可能となる(複数アプリケーション間の不整合や依存ファイル名の異同等)
まず、アプリケーション環境検索手段12は、検索する環境情報の項目を環境設定検索項目データファイル11から読み込む。
環境変数とは、OSやOSのシェルなどに設定されているシステムの属性を記録している変数である。変数の名前と意味はあらかじめ決まっているため、環境変数を読み込めばシステムの設定がある程度分かるようになっている。
・検索対象となるファイルおよびディレクトリの属性
例えばオーナー、タイムスタンプ、バージョン、パーミッションなど
・環境設定ファイルのパラメータテキスト文字列
例えば /etc/hosts、/etc/passwd、$ORACLE_HOME/init.oraのテキスト内容など
・OSコマンド実行およびAPI実行で取得できる環境設定の文字列情報
例えば hostnameコマンド実行時の返却される文字列など
・検索対象となる環境変数の名称
・検索有無の対象のファイル・ディレクトリのパス
・属性検索の対象のファイル・ディレクトリのパス
・環境設定ファイルのパス
・OSコマンドおよびAPI実行でアプリケーション環境検索手段12が解釈するキーワード
次に読み込んだ検索項目に従い、アプリケーション環境検索手段12は、基準となるアプリケーション環境13の環境情報を検索する。
未検索の環境設定検索項目が残っている場合は、環境情報検索を繰り返す。
環境設定検索項目データファイル11に記述されている検索項目の全てについて検索終了後に、検索結果を環境設定データファイル14に出力する。
次に環境設定項目解析手段15は、環境設定データファイル14から環境情報を読み込む。
そして、各OSやシステム環境、またOSコマンドやAPIの各情報取得手段によって、環境設定データは異なった形式で情報が出力されている。これら情報取得手段ごとの出力形式に対応した解析処理を行い、環境情報を統一したフォーマットにする。例えば図3の形式で、アプリケーション名、ルール分類、ルール識別子、ルール設定値の項目を持って出力される。
未解析の環境設定データが残っている場合は、解析処理を繰り返して環境情報を統一したフォーマットにする。
環境設定データファイル14の全データ解析終了後に、統一されたフォーマットの環境情報を解析済みフォーマットデータ16に出力する。
次にチェックルール生成手段17は、解析済みフォーマットデータ16を読み込み、アプリケーション毎に設定された環境設定項目について、他のアプリケーションとルール分類及びルール識別子が同じかどうか比較する。
違う場合は、チェックルールを一意に区別するルール番号を各チェックルールに付けて保存する。同じ場合は、同一チェックルールとして扱い、同じルール番号を付けて保存する。ルール分類及びルール識別子が同じで、ルール設定値が異なれば、ルール不整合である旨を出力して警告する。
weblogic 環境変数 JAVA_HOME C:\jdk141 ルール3不整合
解析済みフォーマットデータ16のすべての環境設定項目について、繰り返し同一ルールかの判定を行い、環境設定項目全ての解析が終了した後、保存された結果はチェックルールファイル18として出力される。
例えば、TEMP変数が定義されている場合である。この場合、ルール分類は「環境変数」、ルール識別子は「TEMP」、ルール設定値は、*(ワイルドカード:文字列全般、何の値でも良い)となる。
例えばパスに特定ソフトのインストールディレクトリが設定されている場合である。例として、環境変数JAVA_HOMEがC:\jdk142と設定されている場合である。この場合、ルール分類は「環境変数」、ルール識別子は「JAVA_HOME」、ルール設定値は「C:\jdk142」となる。
例としてC:\oracle8\bin\oracle.exeが存在する場合とする。
この場合、ルール分類は「ファイル有無」、ルール識別子は「C:\oracle8\bin\oracle.exe」、ルール設定値は「有り」となる。
例えば、サイズが特定の値、読み書きできる、あるいは読み取り専用などの場合である。例として C:\oracle8\bin\oracle.exeのタイムスタンプが2001/01/30 11:32と指定されている場合である。この場合、ルール分類は「ファイル属性タイプスタンプ」、ルール識別子は「C:\oracle8\bin\oracle.exe」、ルール設定値は「2001/01/30 11:32」となる。
例としてC:\oracle8\bin\init.oraパラメータファイルの中にdb_block_sizeが8192と設定されている場合とする。この場合、ルール分類は「環境設定ファイルパラメータ文字列」、ルール識別子は「C:\oracle8\bin\init.ora,db_block_size」、ルール設定値は「db_block_size=8192」となる。
例としてOSコマンドhostnameによって取得できるホスト名がAPSERVER01の場合とする。この場合、ルール分類は「コマンドAPI出力情報」、ルール識別子は「hoatname」、ルール設定値は「APSERVER01」となる。
次にアプリケーション環境検索手段21が環境情報の項目を環境設定検索項目データファイル11を読み込んで環境設定データファイル22を出力する点は、検索対象となるアプリケーション環境が基準となるアプリケーション環境13から、チェックするアプリケーション環境20に変わるだけでアプリケーション環境検索手段12と同じであるから、説明は省略する。
次にアプリケーション環境チェック手段19は、チェックルール18および環境設定データファイル22を読み込む。
そして、チェックルール18とアプリケーション環境20から取得した環境情報である環境設定データファイル22を比較する。
oracle ディレクトリ有無 C:\oracle8\temp 有り 不整合
他のアプリケーションについては環境設定が同じ場合で結果が正常となる。
未チェックの環境設定データが残っている場合は、チェック処理を繰り返す。
次にルールとチェック結果を併記したそれらの出力全てをチェック結果23に出力する。
11 環境設定検索項目データファイル
12 アプリケーション環境検索手段
13 基準となるアプリケーション環境
14 環境設定データファイル
15 環境設定項目解析手段
16 解析済みフォーマットデータ
17 チェックルール生成手段
18 チェックルールデータ
19 アプリケーション環境チェック手段
20 チェックするアプリケーション環境
21 アプリケーション環境検索手段
22 環境設定データファイル
23 チェック結果
Claims (11)
- あらかじめ与えられた環境情報検索項目に従って基準となるアプリケーション環境情報を検索する第1のアプリケーション環境検索手段と、
前記第1のアプリケーション環境検索結果に含まれるアプリケーション環境設定情報を解析して、定型ルール化した解析済みフォーマットデータを作成する環境設定項目解析手段と、
前記解析済みフォーマットデータを読み込み、アプリケーション環境設定情報のチェックに必要なチェックルールデータを生成して出力するチェックルール生成手段とを備えることを特徴とするアプリケーション環境チェック装置。 - あらかじめ与えられた環境情報検索項目に従ってチェックするアプリケーション環境情報を検索する第2のアプリケーション環境検索手段と、
前記第2のアプリケーション環境検索結果に含まれるアプリケーション環境設定情報とチェックルールデータから取得した環境情報を比較して、そのチェック結果を出力するアプリケーション環境チェック手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション環境チェック装置。 - 前記アプリケーション環境情報には、環境変数、検索対象となるファイルおよびディレクトリの有無、検索対象となるファイルおよびディレクトリの属性、環境設定ファイルのパラメータテキスト文字列、OSコマンド実行およびAPI実行で取得できる環境設定の文字列情報が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のアプリケーション環境チェック装置。
- 前記解析済みフォーマットデータには、各アプリケーション名に対応した、ルール分類、ルール識別子、ルール設定値が含まれ、
前記チェックルール生成手段は、解析済みフォーマットデータを読み込み、アプリケーション毎に設定された環境設定項目について、他のアプリケーションとルール分類及びルール識別子が同じかどうか比較し、
違う場合は、チェックルールを一意に区別するルール番号を各チェックルールに付けて保存し、
同じ場合は、同一チェックルールとして扱い、同じルール番号を付けて保存することを特徴とする請求項1又は2に記載のアプリケーション環境チェック装置。 - 前記チェックルール生成手段は、ルール分類及びルール識別子が同じで、ルール設定値が異なれば、ルール不整合である旨を出力することを特徴とする請求項4に記載のアプリケーション環境チェック装置。
- 前記アプリケーション環境チェック手段は、チェックルールおよび第2のアプリケーション環境設定情報を読み込んでそれらを比較し、
両者のルール識別子及びルール設定値が、いずれも同値であれば正常である旨の結果を出力し、いずれかが異なっていれば、不整合である旨の結果を出力することを特徴とする請求項4に記載のアプリケーション環境チェック装置。 - 前記チェックルールには、OSの環境変数が定義されていること、OSの環境変数が特定の値である、あるいは特定の値が含まれていること、ファイルやディレクトリが存在すること、ファイルやディレクトリの属性が決められた値であること、環境設定ファイルのパラメータ文字列が決められた値であること、OSコマンドやAPI実行の結果文字列が決められた値であること、が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のアプリケーション環境チェック装置。
- あらかじめ与えられた環境情報検索項目に従って基準となる第1のアプリケーション環境情報を検索するステップと、
前記第1のアプリケーション環境検索結果に含まれるアプリケーション環境設定情報を解析して、定型ルール化した解析済みフォーマットデータを作成するステップと、
前記解析済みフォーマットデータを読み込み、アプリケーション環境設定情報のチェックに必要なチェックルールデータを生成して出力するステップとを含むことを特徴とするアプリケーション環境チェック方法。 - あらかじめ与えられた環境情報検索項目に従ってチェックする第2のアプリケーション環境情報を検索するステップと、
前記第2のアプリケーション環境検索結果に含まれるアプリケーション環境設定情報とチェックルールデータから取得した環境情報を比較して、そのチェック結果を出力するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のアプリケーション環境チェック方法。 - あらかじめ与えられた環境情報検索項目に従って基準となる第1のアプリケーション環境情報を検索するステップと、
前記第1のアプリケーション環境検索結果に含まれるアプリケーション環境設定情報を解析して、定型ルール化した解析済みフォーマットデータを作成するステップと、
前記解析済みフォーマットデータを読み込み、アプリケーション環境設定情報のチェックに必要なチェックルールデータを生成して出力するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするアプリケーション環境チェック・プログラム。 - あらかじめ与えられた環境情報検索項目に従ってチェックする第2のアプリケーション環境情報を検索するステップと、
前記第2のアプリケーション環境検索結果に含まれるアプリケーション環境設定情報とチェックルールデータから取得した環境情報を比較して、そのチェック結果を出力するステップとをさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項10に記載のアプリケーション環境チェック・プログラム。
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