JP2006267539A - 歪除去装置及びこれを用いたホログラムデータ再生装置 - Google Patents

歪除去装置及びこれを用いたホログラムデータ再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】周辺画素から受ける干渉による雑音を効果的に除去できる雑音除去装置を提供する。
【解決手段】読み出したデジタルイメージから注目画素と、注目画素の周辺画素を抽出する画素抽出器101と、注目画素と周辺画素を入力し、注目画素の雑音を除去するためのフィルタリングを行うフィルタ102と、仮判定を行った2値化データのパターンに基づいて、フィルタ102のフィルタ係数を第1の係数メモリ104から選択し、フィルタ102に入力する第1の係数選択器105とを備え、フィルタ102が周辺の2値化データのパターンに応じたフィルタリングを行うことにより、周辺画素から受ける干渉による雑音を除去することができる
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルイメージの雑音除去に係り、特にホログラフィック・データ・ストレージに好適に利用できるものである。
ボリューム・ホログラフィック・データ・ストレージの概念図を図17に示す。ボリューム・ホログラフィック・データ・ストレージでは、図17に示すように記録時には第1のレーザー光を、2次元データを用いて空間変調した光(物体光)と第2のレーザー光(参照光)との干渉をホログラムメディアに書き込み、再生時には第2のレーザー光(参照光)のみをホログラムメディアに照射し情報を記録する。記録された情報を取り出す際には、ホログラムメディアに記録された干渉パターンによって得られる回折光をCCD(Charge−Coupled Device)のようなイメージセンサーで光電変換してデジタルイメージを得る。このデジタルイメージは、適切なXY位置でリサンプリングするために位置合わせ器に入力され、位置合わせ器はデジタルイメージ中のマーカーを検出し、そのマーカーを基準としてデジタルイメージの定められた位置からデータの読取りを行えるように読取り位置を合わせる。読み取られたデータは2値化装置に入力され復調回路に送られる。
図16に従来の2値化方法の手順を示す。ステップS11は読取りデータを取り込む。ステップS12は読取りデータのレベルと所定の閾値との大小比較を行いその結果に従って、“1”または“0”判定を行う。ステップS13は“1”の判定データ群に対応する読取りデータから“1”の判定データに対応する読取りデータのレベルの平均値と、“0”の判定データに対応する読取りデータのレベルの平均値とを算出する。ステップS14は2つの平均値から最も読取りデータの読取り誤りが小さくなるような閾値(スライスレベル)を新たに決定する。ステップS15は新たな閾値と読取りデータとを大小比較し、再度“1”/“0”の判定を行い、“1”または“0”を担う判定データを新しく得る。ステップS16は閾値を変更すべきか否かを判別する。このときの判別する条件として、データの読取り誤りが小さくなり得ると判別される場合に閾値を変更する。ステップS17は最終的に得られた判定データを時系列の再生データとして出力する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、読み出したデジタルイメージをそのまま2値化しただけでは、迷光等の影響を受け雑音が大きい場合には、2値化しようとするデータが閾値を飛び越えて“1”に判定しなければならないデータが“0”に判定され、または“0”に判定しなければならないデータが“1”に判定されてしまうので誤りが頻繁に発生し、十分なエラーレートが得られない。
そこで、2値化を行う前に雑音の影響を軽減させる方法が提案されている。2値化を行う前に雑音の影響を軽減させる従来のデータ再生装置の構成図を図18に示す。図18のように、イメージセンサー1201で光電変換されたデジタルイメージは位置合わせ器1206に入力され、位置合わせ器1206は定められた位置から読取りを行う。位置合わせ器1206と2値化装置1208の間に線形2次元フィルタ(線形フィルタ1301)を挿入し2値化を行う前にデジタルイメージのフィルタリングを行い、雑音の影響を減少させる。(例えば、非特許文献1参照。)
この線形フィルタ1301の構成はFIR型のものであり、その係数は図示しない係数設定手段によって設定される。係数設定手段から線形フィルタ1301に設定するフィルタ係数は線形平均2乗誤差法LMMSE(Linear Minimum Mean−Squared−Error)により算出される。この方法は入力の自己相関と、入力と目標値との相互相関を利用し、出力と目標値との平均二乗誤差を最小にするようにフィルタ係数を算出する。ここで、入力は線形フィルタ1301入力データ、出力は線形フィルタ1301によりフィルタリングされた後のデータ、目標値は既知の2次元データを雑音の影響を受けていない場合を想定して作成した理想的なデータとする。
特開平11−272151号公報(第2−9頁、第14図) Vol.38,No.20/APPLIED OPTICS(第4387−4393頁)
しかしながら、迷光以外に符号間干渉による雑音も無視できない。この雑音はイメージセンサーの出力が光の強度を1画素の空間面積で積分した値に比例する性質により、前述の積分の影響で、隣接する画素の干渉を受けることで発生する。この干渉は、隣接画素のデータが“1”(明るい)の場合に、データが“0”(暗い)の場合に比べて大きな影響を受ける。図3はCCDの1画素の光電変換を表した図である。図3の電界振幅および光の強度は光電変換を理解しやすくするために1次元で表している。2次元符号によって空間変調された光をCCDカメラなどのイメージセンサーで観測するとき、光の強度をCCDの1画素の面積で積分した値に比例した値が、その画素の輝度として出力される。光の強度は2次元符号によって空間変調された光の振幅である電界振幅の2乗に比例する。
2次元符号化されたデータの“1”の周りに同じく“1”のデータがある時の電界振幅、光の強度は図3の(a)の様になる。また、2次元符号化されたデータの“1”の周りに同じく“1”のデータが無い時(周りが“0”のみの時)の電界振幅及び光の強度は図3の(b)の様になる。前述したようにCCDの1画素の輝度は光の強度を1画素の面積で積分した値に対応した値になる。よって、周りに“1”がある時(図3の(a))の方が、周りに“1”が無いとき(図3の(b))より、CCDから出力される輝度は大きくなる。これは、周りの“1”の影響によるものである。
すなわち、同じ“1”に対応する輝度であっても、周りのデータが“1”であるか“0”であるかによって、CCDの1画素の面積で積分による誤差が生まれるので、出力される輝度が変化する。この変化は、“1”に対応する輝度を読み出す時の方が“0”に対応する輝度を読み出す時より大きくなり、CCDの出力で見た場合、“1”に対応する輝度のS/N比が悪化する。このような符号間干渉による歪を雑音と考えると、隣接画素のデータに依存した雑音は、隣接画素の“1”または“0”の組み合わせパターンによって変化する。ところが、従来の線形なフィルタは、この隣接画素の組み合わせパターンを利用したフィルタ機能をでは無いため、効果的な雑音除去ができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、周辺画素から受ける干渉による雑音を効果的に除去できる雑音除去装置を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明の歪除去装置及びこれを用いたホログラムデータ再生装置は、ホログラフィック記録媒体から読み出された格子状の画素からなる画像データから注目画素と前記注目画素の上下左右の画素を周辺画素として抽出する画素抽出手段と、前記画素抽出手段で通出された注目画素と周辺画素を入力し所定のフィルタ係数に従って前記注目画素の補正を行うフィルタと、前記周辺画素を2値化し所定の配列パターンで出力する周辺画素仮判定手段と、前記配列パターン毎に指定された格納場所に前記フィルタ係数が格納されている第1の係数メモリと、前記周辺画素仮判定手段から出力された配列パターンに応じたフィルタ係数を前記第1の係数メモリから選択して前記フィルタに出力する第1の係数選択手段とからなることを特徴としたものである。
さらに本発明の歪除去装置及びこれを用いたホログラムデータ再生装置は、ホログラフィック記録媒体から読み出された格子状の画素からなる画像データから注目画素と前記注目画素の上下左右の画素を周辺画素として抽出する画素抽出手段と、前記画素抽出手段で抽出された注目画素と前記注目画素の歪を予測した注目画素予測歪を用いて前記注目画素の補正を行う演算手段と、前記周辺画素を2値化し所定の配列パターンで出力する周辺画素仮判定手段と、前記画像抽出手段から出力された周辺画素と前記配列パターンとを用いて周辺画素誤差を演算する周辺誤差演算手段と、前記周辺画素誤差を入力し所定のフィルタ係数に従って注目画素予測歪を生成する予測歪生成手段と、前記配列パターン毎に指定された格納場所に前記フィルタ係数が格納されている第2の係数メモリと、前記周辺画素仮判定手段から出力された配列パターンに応じたフィルタ係数を前記第1の係数メモリから選択して前記予測歪生成手段に出力する第2の係数選択手段とからなる事を特徴としたものである。
さらに本発明の歪除去装置及びこれを用いたホログラムデータ再生装置は、ホログラフィック記録媒体から格子状の画素からなる画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段から出力される画像データを増幅する増幅手段と、前記増幅手段の出力を二値化するAD変換手段と、前記AD変換手段の出力を第1の格納場所に格納する記憶手段と、前記第1の格納場所から画像データを読み出し、前記画像データに含まれる基準マークを利用してリサンプリングし、リサンプルした画像データを前記記憶手段の第2の格納場所に格納する位置合わせ手段と、前記第2の格納場所から前記リサンプルされた画像データを読みだし画像データの歪除去を行う請求項1から14に記載の歪除去装置と、前記歪除去装置の出力を2値化し、前記記憶手段の第3の格納場所に格納する2値化手段と、からなることを特徴としたものである。
本発明の雑音除去装置によれば、周辺の画素輝度値の仮判定結果に基づきフィルタの係数を変化させることにより、周辺画素のデータからの干渉による雑音を効果的に除去することとなり復号誤りを改善することができる。
以下に、本発明の雑音除去装置及びそれを用いたデジタルデータ再生装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における雑音除去装置のブロック図を示す。図1において、画素抽出器101は読み出したデジタルイメージから注目画素と、注目画素の周辺画素を抽出する。フィルタ102は注目画素と周辺画素を入力し、注目画素の雑音を除去するためのフィルタリングを行う。周辺画素仮判定器103は周辺画素を2値化し2値化データを出力する。第1の係数メモリ104は周辺画素仮判定器103の出力である2値化データが採り得る全てのパターン毎のフィルタ係数を記憶している。第1の係数選択器105は周辺画素仮判定器103が出力する2値化データのパターンに基づいて、フィルタ102のフィルタ係数を第1の係数メモリ104から選択し、フィルタ102に入力する。
まず、デジタルイメージについて説明する。デジタルイメージは2次元データに対応するイメージである。図2aに2次元データを示す。黒がデータ“0”、白がデータ“1”を示している。デジタルイメージは雑音や符号間干渉が無いときには図2の2次元データとほぼ同じイメージになる。図2の2次元データを用いてデジタルイメージを説明すると、例えば、黒が暗い輝度10(decimal)、白が明るい輝度200(decimal)のイメージとなる。しかし、実際にはCCDの画素の面積積分による符号間干渉による歪、光雑音、電気雑音によって、デジタルイメージの輝度はばらつく。これらの雑音の中で本実施例に最も関係のある符号間干渉による歪は周辺画素が注目画素に影響を及ぼす現象である。本実施例では周辺画素の仮判定結果を利用して注目画素の等化を行うことにより周辺画素が注目画素に及ぼす符号間干渉による歪の軽減を図る。
画素抽出器101は輝度情報をサンプリングした各画素の輝度を多ビットのデジタルデータに変換されたデジタルイメージから、図2bに示すように5セルずつ画素を抽出する。(以下、この抽出した5セルからなる画素を抽出画素と称す。)抽出画素の中央にある注目画素は現在復号を行おうとしている画素で、注目画素の隣接にある周辺画素1〜周辺画素4は注目画素の周辺にある画素である。図2aの4角にはマーカーと呼ばれる基準セルが配置されている。また、4辺にはマージンとしてデータ“0”である黒を配置している。
本実施例のデジタルイメージから注目画素を抽出する順番を図4に示す。図4では、デジタルイメージの有効画素領域の大きさがn×nで、有効画素領域の左上を原点として、横方向をx軸、縦方向をy軸とした場合、各画素の座標は(x,y)となり、左上の原点の座標は(0,0)、右下の原点から最も離れた座標は(n,n)となる。図3に示すように、注目画素の座標が(0,0)、(1,0)・・・(n,0)、(0,1)・・・(n,1)・・・(0,n)・・・(n,n)を通るようにする。つまり行方向を走査し、列が最終のn番目になると1行改行を行って次の行を走査するようにしている。
次にフィルタ102について説明する。図6にフィルタ102のブロック図を示す。
フィルタ102は注目画素と周辺画素を入力し、注目画素の雑音を除去するためのフィルタリングを行う。このフィルタ102のフィルタ係数は後述する第1の係数選択器105によって変化するので、周辺画素のパターンと相関を持った注目画素の雑音を除去することができる。パターンについては後述する。
図6において、フィルタ102は、乗算器501〜505と、加算器506とから構成される。入力は周辺画素1〜周辺画素4と注目画素の5つあり、各画素は各乗算器に入力される。例えば周辺画素1では1の乗算器501に入力、周辺画素2では2の乗算器502に入力されるようになる。乗算器501〜505は各画素とフィルタ係数との乗算を行う。各タップのフィルタ係数は第1の係数選択器105から入力されるフィルタ係数を用い、そのフィルタ係数はフィルタ入力の数だけ用意されており、注目画素、周辺画素の合計数が5の場合は5個用意される。さらに本実施例では周辺画素のパターン毎にフィルタ係数を変更しているので5個で1組のフィルタ係数がパターンの組み合わせの数である16組用意される。加算器506は5個の乗算器501〜505の和を求め、出力する。このようにしてフィルタリングすることで注目画素の雑音を削減できる。
次に周辺画素仮判定器103を説明する。本実施例では周辺画素仮判定器103は閾値検出を用いている。図7に閾値検出方法を示す。ここで図7にプロットされているデータは周辺画素の多ビットで表される輝度情報をレベル0〜1に規格化したデータである。値は注目画素に対する各周辺画素であり、周辺画素の各プロットの値が閾値よりレベルが大であれば“1”に復号し、閾値よりレベルが小であれば“0”に判定している。この場合、座標(i,j)の注目画素に注目すると周辺画素1は閾値より大であるので“1”に判定され、同じように周辺画素2は“0”、周辺画素3は“0”、周辺画素4は“1”に判定される。閾値の定め方については“1”に復号されたデータの平均分布レベルと“0”に復号されたデータの平均レベルの中間値としている。例えば“1”に復号されたデータの平均分布レベルが0.7、“0”に復号されたデータの平均分布レベルが0.3だとすると中間値は0.5であるので、閾値は0.5としている。周辺画素仮判定器103には同時に4つの周辺画素が入力されるので、平行して4つずつの仮判定を行っている。周辺画素仮判定器103からの出力結果は16組存在する。
第1の係数メモリ104はパターン毎のフィルタ係数を記憶している。このときのパターンについて組み合わせを図5に示す。図5のように、本実施例では隣接した周辺画素4つを考慮しており、また周辺画素仮判定器103の判定結果は“0”、“1”の2通りあるので、“周辺画素1〜周辺画素4”の順で組み合わせると“0000”〜“1111”で合計16組の組み合わせが存在することになる。パターンが16組あるので第1の係数メモリ104は5個のフィルタ係数が16組記憶されている。図5中の係数1〜係数16にはそれぞれ5個のフィルタ係数の集合を示しており、“周辺画素1〜周辺画素4”の順でのパターンが“0000”では係数1が記憶されている。ここでのフィルタ係数はあらかじめ、後述するLMSアルゴリズム等を、ソフトウェアでパターンごとに演算して決定したものを用いている。
第1の係数選択器105は周辺画素のパターンに基づいて、フィルタ102で用いるフィルタ係数を第1の係数メモリ104から選択し、フィルタに入力する。例えば、パターン“0001”のとき注目画素が周辺画素から受ける雑音が雑音Aとして、パターン“0010”のとき注目画素が周辺画素から受ける雑音が雑音Bだとする。ここで雑音Aを効果的に除去するフィルタ係数を係数Aとし、雑音Bを効果的に除去するフィルタ係数を係数Bとする。第1の係数選択器105がパターン“0001”のときには係数Aを選択してフィルタリングをして雑音Aを除去し、次にパターン“0010”のときには係数Bを選択しフィルタリングして雑音Bを除去する。他のパターンのときも同様にすることで注目画素が周辺画素から受ける雑音を効果的に除去する。こうすることにより周辺画素のパターンの変化に伴って変化する注目画素の雑音を軽減する。
次に本実施例1において、適応的にフィルタ係数を算出する方法を示す。図8に、本発明の第1の実施例における雑音除去装置の適応的にフィルタ係数を算出する場合のブロック図を示す。図8において、画素抽出器101、フィルタ102、周辺画素仮判定器103、第1の係数メモリ104、第1の係数選択器105は前述したものと同様である。これから説明する注目誤差演算器701、第1の係数演算器702、第1の係数書き込み選択器703は適応的にフィルタ係数を学習するために用いている。注目誤差演算器701はフィルタ102が出力するフィルタリングされた注目画素の仮判定を行い、フィルタリングされた注目画素と仮判定値から等化誤差を出力する。第1の係数演算器702は第1の係数選択器105が出力するフィルタ係数と、注目誤差演算器701が出力する等化誤差と、画素抽出器101が出力する周辺画素を入力し、フィルタ係数を算出する。第1の係数書き込み選択器703は周辺画素仮判定器103が出力する2値化データのパターンに基づいて、第1の係数演算器702が出力するフィルタ係数を第1の係数メモリ104へパターン毎に記憶する。
注目誤差演算器701の構造を図9に示す。注目誤差演算器701はフィルタリングされた注目画素を入力し、等化誤差を算出し出力する。フィルタリングされた注目画素は注目画素仮判定器801によって“0”、“1”の2値化データに変換される。このときの仮判定の方法は周辺画素仮判定器103と同様に閾値検出を用いている。周辺画素仮判定器103は入力が周辺画素4つだったのに対し、注目画素仮判定器801では入力データが注目画素1つなので、仮判定は1つずつ行う。第1の目標値変換器802は仮判定を行った2値化データを等化目標値に変換する。等化目標値の例として平均分布レベルを用いる。“1”に復号されたデータの平均分布レベルが0.7、“0”に復号されたデータの平均分布レベルが0.3だとすると、“1”の仮判定結果に対する目標値は0.7、“0”の仮判定結果に対する目標値は0.3としている。第1の減算器803は注目画素仮判定器801と第1の目標値変換器802で生じる遅延を考慮し、フィルタリングされた注目画素と等化目標値との差を求め、等化誤差を出力する。
第1の係数演算器702は第1の係数選択器105が出力するフィルタ係数と、注目誤差演算器701が出力する等化誤差と、画素抽出器101が出力する注目画素と周辺画素を入力し、新たなフィルタ係数を算出する。本実施例ではフィルタ係数を算出する例としてLMSアルゴリズムを用いたときの構成を示している。
次にLMSアルゴリズムについて説明する。LMSアルゴリズムはフィルタ102の誤差が小さくなるように、適応的にフィルタ係数を更新する。LMSアルゴリズムの式は、目標値を等化目標値(誤差演算器701で説明したものと同様)、入力を注目画素と周辺画素とすると、数1で表される。
Figure 2006267539
このときh(n)は前の時間のフィルタ係数ベクトル、h(n+1)は次の時間のフィルタ係数ベクトル、μはステップサイズパラメータ、e(n)はn番目の繰り返し時の等化誤差、u(n)はn番目の繰り返し時における過去の入力ベクトルを表す。また等化誤差は注目誤差演算器701出力に相当し、数2で表される。
Figure 2006267539
ここでd(n)は等化目標値、v(n)は周辺画素の転置ベクトル、v(n)h(n)はフィルタ出力である等化された注目画素を表す。LMSアルゴリズムを用いると等化誤差e(n)が小さくなるように、フィルタ係数ベクトルh(n)が最適値h0に近づいていく。
第1の係数書き込み選択器703は周辺画素仮判定器103が出力するパターンに基づいて、第1の係数演算器702が出力するフィルタ係数を第1の係数メモリ104へパターン毎に記憶する。例えば前述したパターン“0001”に対する係数Aと、パターン“0010”に対する係数Bの場合を説明する。まず、パターン“0001”のときに係数Aを適応してフィルタリングを行い、第1の係数演算器702によって新たなフィルタ係数A’を演算し、第1の係数書き込み選択器703で、第1の係数メモリ104に記憶されているパターン“0001”に対する係数Aを係数A’に更新する。次にパターン“0010”のときに係数Bを適応してフィルタリングを行い、第1の係数演算器702によって新たなフィルタ係数B’を演算し、第1の係数書き込み選択器703で、第1の係数メモリ104に記憶されているパターン“0010”に対する係数Bを係数B’に更新する。このように第1の係数メモリ104内で係数Aが記憶されていたところに係数A’、係数Bが記憶されていたところに係数B’を上書きしながら学習を行っていくことでパターンごとの学習を行う。こうすることによってフィルタ係数のパターン毎の学習が行える。
以上のように、本実施例1においては周辺の画素輝度値の仮判定結果に基づきフィルタの係数を変化させることにより、周辺画素のデータからの干渉による雑音を効果的に除去することとなり復号誤りを改善することができる。また、適応的にフィルタ係数を算出する方法ではパターンごとのフィルタ係数をそれぞれ適応的に学習しているので画素輝度の変化に対応したフィルタリングができる。
なお、本実施例では隣接画素の場合のみを説明しているが、隣接とさらにその周辺の画素を用いた場合でも実施できる。この場合では、より多くの波形干渉を考慮した等化を行うことができる。
なお、適応的にフィルタ係数を算出する方法において、あらかじめフィルタ係数を学習してからパターン毎のフィルタ係数の初期値を適切にしてフィルタリングを開始することもできる。この場合学習期間と学習ページを設け、学習期間に学習ページを読むことで学習を行う。学習ページに記録されているデータは既知のデータとしているので、こうすることによってフィルタ係数の初期値を適切な値にすることができるので、フィルタ係数の学習開始時から適切なフィルタリングができる。
図10は、本発明の第2の実施例における雑音除去装置のブロック図を示す。図10において、画素抽出器101は読み出したデジタルイメージから注目画素と、注目画素の周辺画素を抽出する。演算器901は注目画素と注目画素の予測歪を入力し、注目画素の雑音を除去する。ここで予測歪とは、周辺画素の誤差から注目画素の歪を主とする雑音を予測した予測値であり、周辺画素の誤差をフィルタリングすることで生成される。予測歪生成器902はフィルタ係数と周辺画素の誤差から予測歪を生成する。周辺画素仮判定器103は周辺画素を2値化し2値化データを出力する。周辺誤差演算器903は周辺画素仮判定器103が出力する2値化データのパターンと、周辺画素とから周辺画素の誤差を出力する。第2の係数メモリ904は周辺画素仮判定器103の出力である2値化データが採り得る全てのパターン毎のフィルタ係数を記憶している。第2の係数選択器905は周辺画素仮判定器103が出力する2値化データのパターンに基づいて、予測歪生成器902のフィルタ係数を第2の係数メモリ904から選択し、予測歪生成器902に入力する。
まず、デジタルイメージと、画素抽出器101が行うデジタルイメージの抽出方法は実施例1と同様である。雑音についても実施例1と同様に符号間干渉による歪の軽減を図っている。周辺画素は注目画素に影響を及ぼしている。また、逆に注目画素も周辺画素に影響を及ぼしている。このことより本実施例では周辺画素の誤差より注目画素の雑音を予測し、除去を行う。画素抽出器101の出力ついて、画素抽出器101は演算器901には注目画素のみを出力し、周辺画素仮判定器103、周辺誤差演算器903には周辺画素のみを出力する。
次に演算器901と予測歪生成器902について説明する。演算器901は画素抽出器101から注目画素を入力し、予測歪生成器902から予測歪を入力する。そして、注目画素と予測歪の差を出力することにより雑音除去を行う。このとき、予測歪は周辺画素の誤差から注目画素の雑音を予測したものであり、予測歪生成器902から出力される。予測歪生成器902は周辺画素のパターンに応じてフィルタ係数を変更しているので周辺画素のパターンに応じて変化する雑音を除去することができる。このときのパターンについては実施例1の場合と同様である。
次に予測歪生成器902のブロック図を図12に示す。図12において、予測歪生成器902は、乗算器1001〜1004と、加算器1005とから構成される。入力は周辺画素1〜周辺画素4の4つあり、各画素は各乗算器に入力される。例えば周辺画素1では1の乗算器1001に入力、周辺画素2では2の乗算器1002に入力されるようになる。乗算器1001〜1004は各画素とフィルタ係数との乗算を行う。フィルタ係数は周辺画素の数分用意されており、周辺画素の数が4の場合は4個用意される。さらに本実施例では周辺画素のパターン毎にフィルタ係数を変更しているので4個で1組のフィルタ係数がパターンの組み合わせの数である合計16組用意される。加算器1005は4個存在する乗算器1001〜1004の出力の和を求め、出力する。このようにして周辺画素の誤差から注目画素の雑音を予測している。
次に周辺画素仮判定器103、周辺誤差演算器903を説明する。本実施例では周辺画素仮判定器103は閾値検出を用いている。閾値検出方法については実施例1と同様である。周辺誤差演算器903の構成図を図11に示す。周辺誤差演算器903は周辺画素仮判定器103によって仮判定された“0”、“1”の2値化データを第2の目標値変換器906によって目標値に変換する。第2の減算器907は周辺画素仮判定器103と第2の目標値変換器906で生じる遅延を考慮して周辺画素と目標値との差を算出し、周辺画素の誤差として出力する。ここで目標値は平均分布レベルを用いる。“1”に復号されたデータの平均分布レベルが0.7、“0”に復号されたデータの平均分布レベルが0.3だとすると、“1”の仮判定結果に対する目標値は0.7、“0”の仮判定結果に対する目標値は0.3としている。周辺画素仮判定器103には同時に4つの周辺画素が入力されるので、平行して4つの仮判定を行っている。周辺画素仮判定器103からの出力結果は16組存在する。周辺誤差演算器903でも同時に4つの周辺画素と2値化データが入力されるので平行して4つの処理を行っている。
第2の係数メモリ904はパターン毎のフィルタ係数を記憶している。パターンが16組あるので4個のフィルタ係数が16組記憶されている。ここでのフィルタ係数はあらかじめ、後述するLMSアルゴリズム等を、ソフトウェアでパターンごとに演算して決定したものを用いている。
第2の係数選択器905は周辺画素のパターン基づいて、予測歪生成器902のフィルタ係数を第2の係数メモリ904から選択し、予測歪生成器902に入力する。こうすることにより周辺画素のパターンの変化に伴って変化する注目画素の予測歪を生成する。例えば、パターン“0001”のとき注目画素が周辺画素から受ける雑音が雑音Cとして、パターン“0010”のとき注目画素が周辺画素から受ける雑音が雑音Dだとする。ここで雑音Cから注目画素の予測歪を生成するフィルタ係数を係数Cとし、雑音Dから注目画素の予測歪を生成するフィルタ係数を係数Dとする。第2の係数選択器905がパターン“0001”のときには係数Cを選択してフィルタリングをして注目画素の雑音を生成し、次にパターン“0010”のときには係数Dを選択しフィルタリングして注目画素の雑音を生成する。他のパターンのときも同様にすることで周辺画素から注目画素の予測歪を生成する。
次に本実施例2において、適応的にフィルタ係数を算出する方法を示す。図13に、本発明の第2の実施例における雑音除去装置の適応的にフィルタ係数を算出する場合のブロック図を示す。図13において、画素抽出器101、演算器901、予測歪生成器902、周辺画素仮判定器103、周辺誤差演算器903、第2の係数メモリ904、第2の係数選択器905は前述したものと同様である。これから説明する注目誤差演算器701、第2の係数演算器1101、第2の係数書き込み選択器1102は適応的にフィルタ係数を学習するために用いている。注目誤差演算器701は演算器901が出力する雑音除去を行った注目画素の仮判定を行い、雑音除去を行った注目画素と仮判定値から誤差を算出し出力する。第2の係数演算器1101は第2の係数選択器905が出力するフィルタ係数と、注目誤差演算器701が出力する雑音予測誤差と、画素抽出器101が出力する周辺画素を入力し、フィルタ係数を算出する。第2の係数書き込み選択器1102は周辺画素仮判定器103が出力する2値化データのパターンに基づいて、第2の係数演算器1101が出力するフィルタ係数を第2の係数メモリ904へパターン毎に記憶する。注目誤差演算器701は雑音除去を行った注目画素を入力し、誤差を算出し出力する。この誤差は雑音を予測して除去を行った後に生じた誤差なので雑音予測誤差とする。ここで注目誤差演算器701の構造、行われる処理は実施例1と同様である。実施例1では注目誤差演算器701の出力は等化誤差であったのに対し、本実施例ではフィルタリングの違いから雑音予測誤差である。
第2の係数演算器1101は第2の係数選択器905が出力するフィルタ係数と、注目誤差演算器701が出力する雑音予測誤差と、周辺誤差演算器903が出力する周辺画素を入力し、新たなフィルタ係数を算出する。本実施例ではフィルタ係数を算出する例としてLMSアルゴリズムを用いたときの構成を示している。
次にLMSアルゴリズムについて説明する。LMSアルゴリズムは実施例1で説明したが実施例2では入出力が実施例1の場合と異なっているため、実施例1の式を用いて入出力と各パラメータに注目して説明する。LMSアルゴリズムはフィルタ係数を更新しながらフィルタ処理を繰り返して誤差小さくするように学習を行っている。このときLMSアルゴリズムの式は第1式で与えられ、目標値を注目画素の雑音、入力を周辺画素の誤差とすると、実施例1で用いた式1のパタメータは次のようになる。h(n)は前の時間のフィルタ係数ベクトル、h(n+1)は次の時間のフィルタ係数ベクトル、μはステップサイズパラメータ、e(n)はn番目の繰り返し時の雑音予測誤差、u(n)はn番目の繰り返し時における過去の入力ベクトルを表す。また雑音予測誤差は注目誤差演算器701出力に相当し、数3で与えられる。
Figure 2006267539
d(n)は注目画素の目標値、y(n)は注目画素、v(n)は周辺画素の誤差の転置ベクトル、v(n)h(n)は予測歪生成器902の出力である予測歪を表す。LMSアルゴリズムを用いると雑音予測誤差e(n)が小さくなるように、フィルタ係数ベクトルh(n)が最適値h0に近づいていく。
第2の係数書き込み選択器1102は周辺画素仮判定器103が出力するパターンに基づいて、第2の係数演算器1101が出力するフィルタ係数を第2の係数メモリ904へパターン毎に記憶する。こうすることによってフィルタ係数のパターン毎の学習が行える。例えば前述したパターン“0001”に対する雑音C、係数Cの場合と、パターン“0010”に対する雑音D、係数Dの場合を説明する。まず、パターン“0001”のときに係数Cを適応してフィルタリングを行い、第2の係数演算器1101によって新たなフィルタ係数C’を演算し、第2の係数書き込み選択器1102で、第2の係数メモリ904に記憶されているパターン“0001”に対する係数Cを係数C’に更新する。次にパターン“0010”のときに係数Dを適応してフィルタリングを行い、第2の係数演算器1101によって新たなフィルタ係数D’を演算し、第2の係数書き込み選択器1102で、第2の係数メモリ904に記憶されているパターン“0010”に対する係数Dを係数D’に更新する。このように第2の係数メモリ904内で係数Cが記憶されていたところに係数C’、係数Dが記憶されていたところに係数D’を上書きしながら学習を行っていくことでパターン毎の学習を行う。
以上のように、本実施例2においては周辺の画素輝度値の仮判定結果に基づきフィルタ係数を変化させることにより、周辺画素のデータからの干渉による雑音を効果的に除去することとなり復号誤りを改善することができる。また、適応的にフィルタ係数を算出する方法ではパターンごとのフィルタ係数をそれぞれ適応的に学習しているので画素輝度の変化に対応したフィルタリングができる。
なお、本実施例では隣接画素の場合のみを説明しているが、隣接とさらにその周辺の画素を用いた場合でも実施できる。この場合では、より多くの波形干渉を考慮した雑音除去を行うことができる。また、適応的にフィルタ係数を算出する方法において、あらかじめフィルタ係数を学習してからパターン毎のフィルタ係数の初期値を適切にしてフィルタリングを開始することもできる。この場合学習期間と学習ページを設け、学習期間に学習ページを読むことで学習を行う。学習ページに記録されているデータは既知のデータとしているので、こうすることによってフィルタ係数の初期値を適切な値にすることができるので、フィルタ係数の学習開始時から適切なフィルタリングができる。
図14は、本実施例におけるデータ再生装置の構成図を示す。図14において、イメージセンサー1201によって撮影されたイメージは、アンプ1202によって増幅される。増幅されたイメージはAD変換手段1203によってサンプリングされ、メモリI/F1204を介してメモリ1205のデジタルイメージ領域12051へ記憶される。デジタルイメージ領域12051へ記憶されたデジタルイメージはメモリI/F1204を介して位置合わせ器1206に入力される。位置合わせ器1206は、デジタルイメージを適切なXY位置でリサンプリングすることで平面座標の補正を行う。リサンプリングされたデジタルイメージはメモリI/F1204を介してワーク領域12052へ記憶される。リサンプリングされたデジタルイメージは、ワーク領域12052からメモリI/F1204を介して雑音除去装置1207へ入力される。
雑音除去装置1207は、実施例1若しくは実施例2で開示したものを用い、リサンプリングされたデジタルイメージのフィルタリングを行う。フィルタリングされたデジタルイメージは2値化装置1208へ入力される。2値化装置1208は、閾値検出を用いて“0”、“1”のデータに2値化する。2値化データはメモリI/F1204を介して2値データ領域12053へ記憶される。2値データ領域12053へ記憶された2値データは、図示しない記録符号復号手段で復号し、図示しない誤り訂正手段で誤り訂正を行ったあと、図示しないホストI/Fを介してホストへ転送される。
まず、イメージセンサー1201、アンプ1202、AD変換手段1203について説明する。イメージセンサー1201は図示しないレンズなどを介して撮像面に当たった光を光電変換するCCDである。アンプ1202は、イメージセンサー1201によって撮影されたイメージの輝度情報を増幅するためのものである。これは、AD変換手段1203のサンプリング時に十分なダイナミックレンジを確保するためである。AD変換手段1203は、輝度情報をサンプリングして各画素の輝度を多ビットのデジタルデータ(デジタルイメージ)に変換する。
次に、メモリI/F1204とメモリ1205について説明する。メモリI/F1204は後述するメモリ1205へアクセスするためのインターフェイスである。メモリ1205は例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を用いる。メモリ1205にはデジタルイメージ領域12051、ワーク領域12052、2値データ領域12053の3つの領域が構成されている。デジタルイメージ領域12051はイメージセンサーで撮影されAD変換手段1203でサンプリングされたデジタルイメージを記憶する領域であって、撮影されたイメージはこの領域に記憶され管理される。ワーク領域12052は、信号処理を行うときに一時的に処理中のデジタルイメージを記憶する領域である。信号処理については後述する。2値データ領域12053は、2値化されたデータを記憶する領域であ る。
次に位置合わせ器1206について説明する。位置合わせ器1206は、デジタルイメージを正確に2値化するため、デジタルイメージを適切なXY位置でリサンプリングするものである。デジタルイメージはイメージセンサーの回転や記録媒体の傾きなどよって歪みや回転が発生する場合がある。そのため、この歪みや回転を考慮し、正確に2値化するため、適切なサンプル位置でリサンプリングする必要がある。これらの歪みや回転を補正する方法は多く開示されているが、ここでは一般的な2次元バーコードリーダーで用いられる手法により補正を行う。例えば、図2aのデジタルイメージには4隅に特定のパターンであるマーカーがある。このマーカーはデータを記録媒体に書き込むときに付加したデータである。このマーカーが存在する位置を検出することで、デジタルイメージがどのように歪んでいるか検出する方法がある。例えば、デジタルイメージを(m,n)行列とし、左上のマーカーが(12,10)の位置にあり、右上のマーカーが(17,203)の位置にあり、左下のマーカーが(180,14)の位置にあり、右下のマーカーが(187,186)の位置にそれぞれ存在し、2次元符号化データのマーカーの間隔が100セル毎に存在するデータフォーマットである時、左上と右上とのマーカー間距離、左上と左下とのマーカー間距離、同様に右上と右下、左下と右下とのマーカー間距離が全て100画素になるように2次元補間をする。適切なXY位置でリサンプリングされたデジタルイメージはメモリI/F1204を介して、ワーク領域12052へ記憶される。
次に雑音除去装置1207について説明する。雑音除去装置1207は実施例1、若しくは実施例2で説明ものを用いてリサンプリングされたデジタルイメージを2値化し易いように、雑音除去を行う。実施例1、実施例2ともに周辺画素のパターンに応じた雑音除去を行っているので、周辺画素から受ける干渉による雑音の影響を効果的に軽減している。
2値化装置1208について説明する。2値化装置1208は、デジタルイメージからデータを読み出すために2値化するものであって、実施例1で開示した閾値検出方式を用いる。2値化装置1208から出力される2値データはメモリI/F1204を介して2値データ領域12053へ記憶される。2値データ領域12053へ記憶された2値データは、図示しない記録符号復号手段で復号し、図示しない誤り訂正手段で誤り訂正を行ったあと、図示しないホストI/Fを介してホストへ転送される。以上のように、2値化装置1208で2値化を行う前に雑音除去装置1207でデジタルイメージからパターンに応じた雑音を除去することで、正確なデータの再生ができる。
なお、本実施例では図15のように雑音除去装置1207を用いる前に線形フィルタ1301を用いてリサンプリングされたデジタルイメージを2値化し易いように、望みの特性にフィルタリングしてもよい。このときの線形フィルタ1301の例としてFIR(Finite Impulse Response)構成のフィルタを用いる。フィルタ係数は、例えば、既知の2次元データを本願発明のデータ再生装置に入力したデジタルデータと、元となる雑音の無いデジタルイメージとを用いてウィーナー解を求め、それに基づいてフィルタ係数を決定する。このように雑音除去装置1207を用いる前に線形フィルタ1301を用いることで、雑音除去装置1207の各仮判定器の判定誤りを軽減できるため、誤ったパターンでフィルタ係数を選択することが少なくなるので雑音除去装置1207の雑音除去する能力が向上する。また、本実施例ではイメージセンサーとして、CCDを用いて説明を行ったがCMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor)素子を利用しても良く本実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例ではハードウェアの構成を説明したが、同等の機能を持ったソフトウェア、または同等の機能を持ったプログラムを記憶する媒体でも良い。
本発明にかかる歪除去装置及びこれを用いたホログラムデータ再生装置は、周辺画素仮判定手段を有し、周辺の画素輝度値の仮判定結果に基づき、フィルタの係数を変化させることにより周辺画素のデータからの干渉による歪を効果的に除去することが出来るので、ホログラム記録を行う記録媒体の再生装置として有用である。
本発明の実施例1における雑音除去装置の構成図 (a)本発明の実施例1におけるデジタルイメージのイメージ図(b)抽出画素とその周辺の拡大図 本発明の実施例1における光電変換を説明する図 本発明の実施例1におけるデジタルイメージを読み出す順番を説明する図 本発明の実施例1における周辺画素のパターンを説明する図 本発明の実施例1におけるフィルタの構成図 本発明の実施例1における閾値検出を説明する図 本発明の実施例1における雑音除去装置の別の構成図 本発明の実施例1における注目誤差演算器の構成図 本発明の実施例2における雑音除去装置の別の構成図 本発明の実施例2における周辺誤差演算器の構成図 本発明の実施例2における予測歪生成器の構成図 本発明の実施例2における雑音除去装置の別の構成図 本発明の実施例3におけるデータ再生装置の構成図 本発明の実施例3におけるデータ再生装置の別の構成図 従来の2値化装置の処理を示すフローチャート 従来のボリューム・ホログラフィック・データ・ストレージの概念図 従来のホログラムデータ再生装置の構成図
符号の説明
101 画素抽出器
102 フィルタ
103 周辺画素仮判定器
104 第1の係数メモリ
105 第1の係数選択器
501〜505 乗算器
506 加算器
701 注目誤差演算器
702 第1の係数演算器
703 第1の係数書き込み選択器
801 注目画素仮判定器
802 第1の目標値変換器
803 第1の減算器
901 演算器
902 予測歪生成器
903 周辺誤差演算器
904 第2の係数メモリ
905 第2の係数選択器
906 第2の目標値変換器
907 第2の減算器
1001〜1004 乗算器
1005 加算器
1101 第2の係数演算器
1102 第2の係数書き込み選択器
1201 イメージセンサー
1202 アンプ
1203 AD変換手段
1204 メモリI/F
1205 メモリ
12051 デジタルイメージ領域
12052 ワーク領域
12053 2値データ領域
1206 位置合わせ器
1207 雑音除去装置
1208 2値化装置
1301 線形フィルタ

Claims (16)

  1. ホログラフィック記録媒体から読み出された格子状の画素からなる画像データから注目画素と前記注目画素の上下左右の画素を周辺画素として抽出する画素抽出手段と、
    前記画素抽出手段で通出された注目画素と周辺画素を入力し所定のフィルタ係数に従って前記注目画素の補正を行うフィルタと、
    前記周辺画素を2値化し所定の配列パターンで出力する周辺画素仮判定手段と、
    前記配列パターン毎に指定された格納場所に前記フィルタ係数が格納されている第1の係数メモリと、
    前記周辺画素仮判定手段から出力された配列パターンに応じたフィルタ係数を前記第1の係数メモリから選択して前記フィルタに出力する第1の係数選択手段と
    からなる歪除去装置。
  2. 前記フィルタより出力された注目画素の等化誤差を演算する注目誤差演算手段と、
    前記第1の係数選択手段より出力されたフィルタ係数と前記注目誤差演算手段より出力された等化誤差と前記画素抽出器より出力された注目画素及び周辺画素を用いて前記フィルタのフィルタ係数を算出する第1の係数演算手段と、
    前記周辺画素仮判定手段から出力された配列パターンを入力し、前記配列パターンに応じた前記第1の係数メモリの格納場所に前記第1の係数演算手段で算出されたフィルタ係数を格納する第1の係数書き込み選択手段を備えた請求項1に記載の歪除去装置。
  3. 前記フィルタは、
    前記周辺画素の画素毎に前記画素と所定のフィルタ係数とを乗算する周辺画素乗算手段と、
    前記注目画素と所定のフィルタ係数とを乗算する注目画素乗算手段と、
    前記周辺画素乗算手段と前記注目画素乗算手段との出力の全てを加算しその加算結果を出力する加算手段と、
    からなる請求項1に記載の歪除去装置。
  4. 前記周辺画素仮判定手段は、前記注目画素の上画素、左画素、右画素、下画素の順にデータを並べた配列パターンを出力する請求項1に記載の歪除去装置。
  5. 前記注目誤差演算手段は、
    前記フィルタ出力を所定の閾値で2値化した仮判定値を演算する注目画素仮判定手段と、
    前記仮判定値を所定の分布レベルに応じた目標値に変換する演算を行う第1の目標値変換手段と、
    前記フィルタの出力から前記目標値を減算し出力する前記第1の減算手段からなる請求項2に記載の歪除去装置。
  6. 前記第1の係数演算手段は、前記第1の係数選択手段より出力されたフィルタ係数と前記注目誤差演算手段より出力された等化誤差と前記画素抽出器より出力された注目画素及び周辺画素を用いて所定の学習アルゴリズムに従って適応的に演算し、その演算結果を前記フィルタのフィルタ係数として出力する請求項2に記載の歪除去装置。
  7. ホログラフィック記録媒体から読み出された格子状の画素からなる画像データから注目画素と前記注目画素の上下左右の画素を周辺画素として抽出する画素抽出手段と、
    前記画素抽出手段で抽出された注目画素と前記注目画素の歪を予測した注目画素予測歪を用いて前記注目画素の補正を行う演算手段と、
    前記周辺画素を2値化し所定の配列パターンで出力する周辺画素仮判定手段と、
    前記画像抽出手段から出力された周辺画素と前記配列パターンとを用いて周辺画素誤差を演算する周辺誤差演算手段と、
    前記周辺画素誤差を入力し所定のフィルタ係数に従って注目画素予測歪を生成する予測歪生成手段と、
    前記配列パターン毎に指定された格納場所に前記フィルタ係数が格納されている第2の係数メモリと、
    前記周辺画素仮判定手段から出力された配列パターンに応じたフィルタ係数を前記第1の係数メモリから選択して前記予測歪生成手段に出力する第2の係数選択手段と
    からなる歪除去装置。
  8. 前記演算手段から出力された注目画素の誤差を演算する注目誤差演算手段と、
    前記第2の係数選択手段が出力するフィルタ係数と前記注目誤差演算器が演算された誤差と前記周辺誤差演算器により演算された周辺画素誤差を用いて前記予測歪生成手段のフィルタ係数を演算する第2の係数演算手段と、
    前記周辺画素仮判定手段から出力された配列パターンを入力し、前記配列パターンに応じた前記第2の係数メモリの格納場所に前記第2の係数演算手段で算出されたフィルタ係数を格納する第2の係数書き込み選択手段を備えた請求項7に記載の歪除去装置。
  9. 前記周辺画素仮判定手段は、前記注目画素の上画素、左画素、右画素、下画素の順にデータを並べた配列パターンを出力する請求項7に記載の歪除去装置。
  10. 前記演算手段は、前記注目画素から前記注目画素予測歪を減算し、その減算結果を出力する請求項7に記載の歪除去装置。
  11. 前記周辺誤差演算手段は、
    前記配列パターンを所定の分布レベルに応じた目標値に変換する演算を行う第2の目標値変換手段と、
    前記周辺画素から前記目標値を減算して出力する前記第2の減算手段と、
    からなる請求項7に記載の歪除去装置。
  12. 前記予測歪生成手段は、
    前記周辺画素の画素毎に前記画素と所定のフィルタ係数とを乗算する周辺画素乗算手段と、
    前記周辺画素乗算手段の出力の全てを加算しその加算結果を出力する加算手段とからなる請求項7に記載の歪除去装置。
  13. 前記注目誤差演算手段は、
    前記フィルタ出力を所定の閾値で2値化した仮判定値を演算する注目画素仮判定手段と、
    前記仮判定値を所定の分布レベルに応じた目標値に変換する演算を行う第1の目標値変換手段と、
    前記フィルタの出力から前記目標値を減算し出力する前記第1の減算手段からなる請求項8に記載の歪除去装置。
  14. 前記第2の係数演算手段は、前記第2の係数選択手段が出力するフィルタ係数と前記注目誤差演算器が演算された誤差と前記周辺誤差演算器により演算された周辺画素誤差を用いて
    用いて所定の学習アルゴリズムに従って適応的に演算し、その演算結果を前記予測歪生成手段のフィルタ係数として出力する請求項8に記載の歪除去装置。
  15. ホログラフィック記録媒体から格子状の画素からなる画像データを取得する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データを増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段の出力を二値化するAD変換手段と、
    前記AD変換手段の出力を第1の格納場所に格納する記憶手段と、
    前記第1の格納場所から画像データを読み出し、前記画像データに含まれる基準マークを利用してリサンプリングし、リサンプルした画像データを前記記憶手段の第2の格納場所に格納する位置合わせ手段と、
    前記第2の格納場所から前記リサンプルされた画像データを読みだし、前記画像データの歪除去を行う請求項1から14に記載の歪除去装置と、
    前記歪除去装置の出力を2値化し、前記記憶手段の第3の格納場所に格納する2値化手段と、
    からなるホログラムデータ再生装置。
  16. 前記第2の格納場所から前記リサンプルされた画像データを読みだし、前記画像データの波形等化を行い前記第2の格納場所に格納する前記線形フィルタと
    前記第2の格納場所から前記波形等化された画像データを読みだし、前記画像データの歪除去を行う請求項1から14に記載の歪除去装置とからなる
    請求項15に記載のホログラムデータ再生装置。
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