JP2006264023A - 画像形成装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に記録された画像ファイルの画像が過去に出力されたか否かを確実に判断できる画像形成装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、過去に形成した所定枚数の画像に関する画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、画像形成対象の画像ファイルに関するファイルサイズ及び撮影時間が、履歴リストにある場合、その画像ファイルの画像が過去に形成された旨をユーザに知らせることを特徴とする。履歴リストは、書き換え可能な不揮発性の第1記憶手段に記憶されており、電源投入後、第2記憶手段に記憶された履歴リストのコピーが参照又は変更されて、電源切断が指示された場合、コピーが変更されていると、履歴リストがコピーで書き換えられるのが好ましい。
【選択図】図5
【解決手段】本発明の画像形成装置は、記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、過去に形成した所定枚数の画像に関する画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、画像形成対象の画像ファイルに関するファイルサイズ及び撮影時間が、履歴リストにある場合、その画像ファイルの画像が過去に形成された旨をユーザに知らせることを特徴とする。履歴リストは、書き換え可能な不揮発性の第1記憶手段に記憶されており、電源投入後、第2記憶手段に記憶された履歴リストのコピーが参照又は変更されて、電源切断が指示された場合、コピーが変更されていると、履歴リストがコピーで書き換えられるのが好ましい。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置及び方法に関する。
デジタルスチルカメラ等の撮像装置に記録された画像を記録紙に印刷することを考慮して、近年のプリンタは、撮像装置にて広く使用されているICメモリカード等のカード型の記録媒体が着脱自在に構成されている。また、近年のプリンタは、USB(Universal Serial Bus)を介して撮像装置と接続可能に構成されており、撮像装置に装着された記録媒体から画像ファイルを読み出して、その画像を印刷可能となっている。
印刷する画像をプリンタにて選択する際に、過去に印刷された画像を誤って選択してしまうことが起こり得る。近年普及しつつある撮像装置専用に用いられるプリンタは、最大でポストカードサイズ程度の記録紙しか取り扱わないために、A4版の記録紙を印刷可能なプリンタと比較して非常に小型になっている。このようなプリンタでは、画像を確実に区別できるほど大きなLCDを搭載することは困難であって、過去に印刷された画像を誤って選択する可能性が高い。
このようなことから、過去に印刷対象とされた画像ファイルの情報、つまり印刷履歴を記録しておいて、ある画像ファイルがプリンタにて選択されると、その画像ファイルが過去に印刷対象になったか否かを印刷履歴から判断して、ユーザに示すことが行われている(特許文献1参照)。
しかしながら、例えば特許文献1に記載の印刷システムのように、画像ファイルに関する印刷履歴情報を、それら画像ファイルが記録された記録媒体に格納する構成では、画像ファイルのコピーが別の記録媒体に記録されており、その記録媒体がプリンタに装着されて、印刷対象としてそのコピーが選択された場合には、ユーザが希望していないにも拘わらず、過去に印刷された画像ファイルと同じ画像が印刷される事態が起こり得る。また、ある画像ファイルのファイルパスやファイル名が変更された場合、印刷履歴上、その画像ファイルが別の画像ファイルとして取り扱われて、過去に印刷された画像が印刷される事態も起こり得る。
本発明は、上記の問題を解決するものであって、LCD等の表示手段に画像を表示することなく、記録媒体に記録された画像ファイルの画像が過去に記録紙に形成されたか否かを確実に判別できる画像形成装置及び方法を提供する。
本発明の画像形成装置は、記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、過去に形成した所定枚数の画像に関して、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、画像形成対象である画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間が、前記履歴リストにある場合、その画像ファイルの画像が過去に形成された旨をユーザに知らせることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、過去に形成した所定枚数の画像に関して、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、前記記録媒体に記録された画像ファイルの全て又は一部について、各々のファイルサイズ及び撮影時間が、前記履歴リストにあるか否かを判別して、過去に形成された画像に係る画像ファイルをユーザに示すことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、過去に形成した所定枚数の画像に関して、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、前記記録媒体に記録された画像ファイルの全て又は一部について、各々のファイルサイズ及び撮影時間が、前記履歴リストにあるか否かを判別して、過去に形成された画像に係る画像ファイルが特定されるように、前記画像ファイルの全て又は一部の縮小画像を形成することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置では、前記履歴リストは、書換え可能な不揮発性の第1記憶手段に記憶されており、電源投入後、第2記憶手段に記憶された前記履歴リストのコピーが参照又は変更されて、電源切断が指示された場合、前記コピーが変更されていると、前記履歴リストが前記コピーで書き換えられる。
また、本発明の画像形成装置では、前記記録媒体に記録された画像ファイルについて、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにあるか否かを判別する処理が行われていないこと、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにあること、又は、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにないことを示すフラグが設定される。
本発明では、画像形成装置に履歴リストが記憶されているので、記録媒体が取り替えられても、印刷対象の画像ファイルについて、その画像が過去に形成されたか否かを有効に判別できる。例えば、同一の画像ファイルが複数の記録媒体に記録されている場合でも、本発明では、何れかの記録媒体に記録された画像ファイルの画像が画像形成装置にて形成されると、その後、その他の記録媒体に記録された画像ファイルの各々について、その画像が過去に形成されたか否かを判別できる。
履歴リストにおいて、例えば、画像ファイルのファイルパスやファイル名で、画像(又は画像ファイル)を特定する場合、これらがユーザによって変更されると、履歴リストが有効に機能しなくなる。本発明では、履歴リストにおいて、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間(の組)で画像が特定されていることから、ユーザが画像ファイルに対して上記のような変更を行っても、履歴リストは有効に機能する。また、複数の画像ファイルについて、ファイルサイズ及び撮影時間の両方が一致する事態は、これら画像ファイルを故意的に作成しない限り、通常あり得ない。なお、画像を確実に区別するために、履歴リストにおいて、画像ファイルのファイルサイズはバイト単位で、撮影時間は、年、月、日、時、分及び秒で記載されるのが好ましい。
フラッシュメモリなどの書換え可能な不揮発性の記憶手段では、書き換え時にセクタの記録内容を全て消去した後に、再度全てを書き込む必要があるために、書き換えに時間を要すると共に、書き換え中にアクシデントがあると記録内容が消失する恐れがある。本発明では、書換え可能な不揮発性の第1記憶手段に履歴リストを記憶しておき、画像形成装置の電源が投入されると、第2記憶手段にコピーを生成して、以後、そのコピーが参照又は変更されている。これによって、第1記憶手段を頻繁に書き換える必要が無くなって、より迅速な処理が可能となり、さらに、履歴リストが消失する可能性が低減される。また、記録媒体の画像ファイルに関する上記のようなフラグを設定することで、ある画像ファイルに対して履歴リストを参照する処理が一旦行われると、その後、その画像ファイルに対して履歴リストを参照する処理を省略できる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施例であるプリンタの概要を示すブロック図である。本実施例のプリンタは、デジタルスチルカメラ等の撮像装置で撮影された静止画像(以下、単に「画像」と称す)を、ポストカードやL版等の比較的小さな記録紙に形成すること、より具体的には印刷することを主目的とした小型のプリンタである。プリンタには、記録媒体ドライバ(1)が設けられており、この記録媒体ドライバ(1)には、撮像装置で撮影された画像が画像ファイルとして記録された記録媒体(3)が、着脱自在に装着される。記録媒体(3)には、ICメモリカード等のカード型の記録媒体が用いられるが、DVD−R等のディスク型記録媒体やその他のタイプの記録媒体が用いられてもよい。また、プリンタは、USB等を介して、撮像装置に内蔵された記録媒体にアクセスしてもよい。
プリンタは、記録媒体(3)に記録された画像ファイルを処理して、記録紙に画像を印刷して出力する。記録媒体(3)に記録された画像ファイルは、JPEG方式に基づいて圧縮符号化された画像データに加えて、Exif規格に準拠したタグを含んでいる。タグには、画像の撮影時間、幅及び高さ等の付加情報が所定のフォーマットで記録されている。
プリンタは、各種制御及び処理に必要な演算を行うCPU(5)を具えている。CPU(5)には、バス(7)を介して、ROM(9)、SDRAM(11)、フラッシュメモリ(13)、JPEG伸長回路(15)及びプリントエンジン(17)等の構成要素が接続されている。ROM(9)には、CPU(5)によって実行される制御及び処理を記述したプログラム等が記憶されており、SDRAM(11)では、後述する印刷処理を含む各種処理におけるデータの一時的な記憶が行われる。書換え可能な不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリ(13)には、後述する印刷済み記号やファイル番号(図6参照)等を示す文字列を印刷するために使用されるフォントデータやキャラクタデータが記憶される。さらに、フラッシュメモリ(13)には、後述する印刷履歴リスト(図2参照)が記憶される。
印刷対象である画像ファイルの画像データは、記録媒体(3)から読み出されて、まずSDRAM(11)に記憶される。JPEG伸長回路(15)は、SDRAM(11)から画像データを読み出してJPEG方式に基づいて伸長処理を施す。JPEG伸長回路(15)で伸長された画像データは、ASICで構成された変倍回路(19)によって変倍処理、即ち拡大(補間)又は縮小(間引き)処理が施された後、SDRAM(11)に送られる。CPU(5)は、SDRAM(11)にて、変倍処理された画像データに撮影時間等を示すフォントデータ等を合成して、印刷用の画像データ(以下、「印刷画像データ」と称する)を生成する。その後、印刷画像データがプリントエンジン(17)に送られて、印刷画像データに基づいて画像が記録紙に印刷される。
本実施例のプリンタは、熱転写式のプリンタであって、プリントエンジン(17)は、複数の発熱素子を具えるサーマルヘッド(17a)と、サーマルヘッド(17a)の移動を行うサーマルヘッド用モータ(17b)と、印刷画像データに基づいて発熱素子を選択的に加熱するサーマルヘッドドライバ(17c)とを含んでいる。さらに、プリントエンジン(17)は、シアン、マゼンダ、イエロー及びブラックのインクが塗布されたカセット式のインクリボン(17d)と、インクリボン(17d)の送出しをするインクリボン用モータ(17e)と、ポストカードやL版等の記録紙を格納するカセット(17f)と、記録紙を搬送するローラ等で構成される搬送装置(17g)と、インクリボン(17d)やカセット(17f)が装着されているか否かを検知する複数のメカニカルスイッチ(17h)とを含んでいる。
プリンタには、電源をオン/オフする電源キーと、プリンタの動作モードを選択するモードキーと、印刷を指示するプリントキーと、表示手段に表示されたカーソルの移動を行う十字キーと、印刷枚数等の設定を行うアップキー及びダウンキーと、選択を確定させる確定キー(何れも図示せず)とを含む操作部(21)が設けられている。操作部(21)は、システムコントローラ(23)と接続されている。システムコントローラ(23)は、プリンタの基本的な動作を制御し、例えば、操作部(21)からのキー入力を処理してCPU(5)に動作コマンドを送る。また、システムコントローラ(23)は、それに接続されたLED(25)の点滅も制御する。このLED(25)の働きについては後述する。
プリンタには、印刷対象となる画像ファイルの選択を行う画面や各種設定を行う画面等を表示するための表示手段として、LCD(27)と、その動作を制御するLCDドライバ(29)とが設けられている。先に述べたように本実施例のプリンタは小型のプリンタであることから、LCD(27)の表示領域は数インチ程度である。また、本実施例のプリンタでは、印刷される画像を表示手段に表示することは意図されていないので、比較的解像度の低いLCD(27)が用いられている。
本発明の画像形成装置の特徴は、画像の印刷履歴情報の記憶及び管理を画像形成装置にて行うことと、印刷履歴情報において、画像ファイルのファイルサイズと画像の撮影時間の両方で、画像を特定又は判別していることである。本実施例のプリンタでは、印刷履歴情報として、図2(a)に示すような印刷履歴リストがフラッシュメモリ(13)に記憶されている。印刷履歴リストには、プリンタにて過去に印刷された画像に係る画像ファイルのファイルサイズと、その画像の撮影時間と、管理番号(省略されてもよい)とが記載されている。ファイルサイズはバイトで、撮影時間は、年、月、日、時、分及び秒で記載される。
プリンタにて過去に印刷されていない、つまり、印刷履歴リストに掲載されてない画像の印刷がプリンタにて行われると、プリンタは印刷履歴リストを更新して、その画像に関するファイルサイズ及び撮影時間を追加する。このように印刷履歴リストを更新していることから、本実施例のプリンタでは、同一画像が重複して、つまり、ファイルサイズ及び撮影時間が同一の組が重複して、印刷履歴リストに記載されることはない。なお、本実施例では、最大で1024枚の画像に関する情報が印刷履歴リストに掲載される。
印刷履歴リストは、より過去に印刷された画像に関するファイルサイズ及び撮影時間が、より下側に配置されるように構成されている。図2(a)に示す例では、最も上に記載されているファイルサイズ「10485760」及び撮影時間「1999:12:31:23:59:59」で特定される画像が、プリンタにて最近印刷された画像である。最も下に記載されているファイルサイズ「10004678」及び撮影時間「2001:04:11:17:05:17」で特定される画像は、印刷履歴リストに掲載されている画像の中で最も過去に印刷された画像である。図2(a)に示すように、上限数(1024枚)の画像に関する情報が印刷履歴リストにある状態で、印刷履歴リストに記載されてない画像の印刷がプリンタにて行われた場合には、最も過去に印刷された画像のファイルサイズ及び撮影時間が削除されて、新たに印刷した画像に関するファイルサイズ及び撮影時間が最上に追加される。図2(b)は、図2(a)に示す印刷履歴リストが更新された状態を示しており、ファイルサイズ「10004678」及び撮影時間「2001:04:11:17:05:17」が削除されて、ファイルサイズ「10485760」及び撮影時間「1999:12:31:23:59:59」の上に、新たな画像に関するファイルサイズ「9964371」及び撮影時間「2002:09:09:13:12:42」が追加されている。
図3は、電源投入後又は記録媒体(3)の装着後における本実施例のプリンタの動作を示すフローチャートである。この動作は、ROM(9)(及びフラッシュメモリ(13))に記憶されたプログラムが、CPU(5)によって実行されることで実現される。記録媒体(3)が装着された状態で電源が投入されると、又は、電源投入後に記録媒体(3)が装着されると、記録媒体(3)内の画像ファイルをソートする処理と、記録媒体(3)のFAT情報から各画像ファイルのファイルサイズを取得する処理と、各画像ファイルのタグから撮影時間を取得する処理とが行われることにより、図4(a)に示すような画像ファイルリストが作成されて、SDRAM(11)に記憶される(S1)。
本実施例では、DCF(Design rule Camera File system)規格に準拠して、記録媒体(3)に画像ファイルが記録されているので、画像ファイルのファイル名(8文字)は、上位4文字が自由文字列に、下位4文字が“0001”から“9999”までのファイル番号になっている。なお、ファイル番号は、連番でなくともよいが、重複しないように付される必要がある。ステップS1で作成される画像ファイルリストには、記録媒体(3)に記録されている全画像ファイルのファイル番号と、それらに対して一意に且つ1から連続的に割り当てられた管理番号と、それら画像ファイルに関するファイルサイズ及び撮影時間とが記載されている。ファイルサイズはバイトで、撮影時間は、年、月、日、時、分及び秒で記載されている。
さらに、画像ファイルリストには、各画像ファイルに対して設定されるフラグが記載されている。画像ファイルリストが作成された時点では、全てのフラグは「0」となっている。以下に説明する処理にて、ある画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間の組について、それと同じファイルサイズ及び撮影時間の組が印刷履歴リストに記載されているか否かが判断されて、同じ組が印刷履歴リストに記載されていない場合には、フラグは「1」に変更される。また、同じ組が印刷履歴リストに記載されている(画像がプリンタにて過去に印刷済みである)場合には、フラグは「2」に変更される。
ステップS1の後、画像ファイルリストの最大の管理番号を、記録媒体(3)内の画像ファイルの総数Yとして設定する処理が行われる(S3)。ステップS3の後、フラッシュメモリ(13)に記憶されている印刷履歴リストがコピーされて、SDRAM(11)に記憶される(S5)。以下の処理において、印刷履歴リストが参照又は変更される場合には、SDRAM(11)に記憶された印刷履歴リストが参照又は変更される。ステップS5の後、印刷履歴リストが参照されて、最大の管理番号が、印刷履歴リストに掲載された画像の数Zとして設定される(S7)。
次に、設定画面がLCD(27)に表示されて、プリンタの動作モードが選択される(S9)。プリンタの動作モードには、通常印刷モードと、インデックス印刷モードと、印刷履歴検索モードとが存在する。通常印刷モードでは、1枚の記録紙に1枚の画像を印刷する処理が行われる。インデックス印刷モードでは、1枚の記録紙に複数の画像を縮小して印刷することで、記録媒体(3)に記録された全画像ファイルのリストを印刷する処理が行われる。本実施例のインデックス印刷モードでは、記録媒体(3)に記録された全画像ファイルの縮小画像が、1枚の記録紙について所定の単位(例えば、20枚単位)で出力される。印刷履歴検索モードでは、記録媒体(3)に記録された全画像ファイルから、既に印刷された画像に係る画像ファイルが検索されて、該当した画像ファイルをユーザに示す画面がLCD(27)に表示される。
ステップS9の後、印刷履歴検索モードが選択されたか否かが判別され(S11)、印刷履歴検索モードが選択されていない場合、インデックス印刷モードが選択されたか否かが判別される(S13)。インデックス印刷モードが選択されていない場合、通常印刷モードが選択されたことになる。この場合、ステップS13の後、例えば、画像ファイルをアイコン等で示した画面がLCD(27)に表示されて、ユーザによって、印刷対象となる画像ファイルが選択される(S15)。ステップS15では、複数の画像ファイルが選択されてもよい。
ステップS15の後、通常印刷処理が行われる(S17)。通常印刷処理の具体的内容については後述する。ステップS17では、1枚の記録紙に1枚の画像を印刷する処理が行われて、その後、ステップS15にて選択されたが未処理である画像ファイルが存在するか否かが判断される(S19)。未処理の画像ファイルが存在する場合には、ステップS17が再度行われる。ステップS9にて、インデックス印刷モードが選択された場合、ステップS11及びS13の後、インデックス印刷処理が行われる(S21)。ステップS9にて、印刷履歴検索モードが選択された場合には、ステップS11の後、印刷履歴検索処理が行われる(S23)。インデックス印刷及び印刷履歴検索処理の具体的内容については後述する。
ステップS19にて、ステップS15にて選択された画像ファイルの全てを処理したと判断された場合、又は、ステップS21若しくはS23が行われた後、電源キーが押されて電源をオフする操作がなされると(S25)、SDRAM(11)に現在記憶されている印刷履歴リストの内容が、ステップS5にてSDRAM(11)にコピーされた際の内容から変更されているか否かが判断される(S27)。印刷履歴リストが変更されている場合、フラッシュメモリ(13)に記憶されている印刷履歴リストは、SDRAM(11)に現在記憶されている印刷履歴リストで書き換えられる(S29)。そして、ステップS29の後、システムコントローラ(23)は、プリンタの電源をオフにする処理を行う。印刷履歴リストに変更がない場合には、ステップS27の後、直ちにプリンタの電源がオフにされる。なお、電源キーが押されない場合(S25)、ステップS9が再度行われて、プリンタにて通常印刷処理等が引き続いて行われる。
図5は、図3のステップS17の通常印刷処理の詳細を示すフローチャートである。まず、図3のステップS15にて選択された印刷対象の画像ファイルについて、画像ファイルリストのフラグが参照される(S41)。図4(a)には、作成当時の画像ファイルリストを示しているが、この場合、印刷対象の画像ファイルのフラグは「0」である。図4(b)には、電源投入後、インデックス印刷処理(図3のステップS21)又は印刷履歴検索処理(図3のステップS23)が行われた場合における印刷履歴リストを示している(なお、新規な画像は通常印刷されていない)。この場合、印刷対象の画像ファイルのフラグは、「1」又は「2」である。図4(b)にて、例えば、1番目と2番目の画像ファイルの画像は、図2(a)に示す印刷履歴リストの5番目と1番目に夫々掲載されていることから、それら画像ファイルのフラグは「2」となる。
ステップS41の後、印刷対象の画像ファイルのフラグが「0」であるか否かが判断される(S43)。フラグが「0」である場合、画像ファイルリストに記載された印刷対象の画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間が、CPU(5)より参照される(S45)。その後、印刷履歴リストの管理番号を示す(管理番号を用いない場合には、リストの掲載順を示す)変数Jが、1に初期化される(S47)。ステップS47の後、印刷履歴リストのJ番目のファイルサイズ及び撮影時間が、CPU(5)より参照される(S49)。その後、CPU(5)にて、印刷対象の画像ファイルのファイルサイズと印刷履歴リストのJ番目のファイルサイズとが一致しており、且つ、印刷対象の画像ファイルの撮影時間と印刷履歴リストのJ番目の撮影時間とが一致しているか否かが判断される(S51)。
ステップS51にて、ファイルサイズ及び撮影時間の両方が一致していないと判断された場合、印刷履歴リストの番号を示す変数Jと、印刷履歴リストに掲載された画像の数Zとが等しいか否かが、つまり、印刷履歴リストに記載されたファイルサイズ及び撮影時間の全ての組について、印刷対象である画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間の組との比較が行われたか否かが判断される(S53)。変数Jと画像数Zとが異なる場合、変数Jの値がインクリメントされた後(S55)、ステップS49が再度行われる。ステップS53にて、変数Jと画像数Zとが等しい場合、つまり、印刷対象である画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間の組が印刷履歴リストにないと判断される場合、印刷対象の画像ファイルが記録媒体(3)から読み出されて、上述のようにJPEG伸長処理や変倍処理等が行われて印刷画像データが生成された後、そのデータに基づいて、プリントエンジン(17)にて画像が記録紙に印刷される(S57)。
ステップS43にて、印刷対象である画像ファイルのフラグが「0」でないと判別された場合、そのフラグが「1」であるか否かが判別される(S59)。ステップS59にて、フラグが「1」であると判別された場合、ステップS57にて画像の印刷が行われる。ステップS59にて、フラグが「1」ではない、つまり「2」であると判別された場合、又は、ステップS51にて、ファイルサイズ及び撮影時間の両方が一致していると判断された場合、図1に示すLED(25)が点灯されて、印刷対象である画像ファイルの画像がプリンタにて過去に印刷された旨が、ユーザに対して示される(S61)。なお、LED(25)を点灯させる代わりに、その旨を示す画面がLCD(27)に表示されてもよい。
ステップS61の後、操作部(21)を通じて、印刷対象の画像ファイルについて印刷を行う指示が、又は印刷を中止する指示があったかが判別される(S63)。ユーザが印刷をプリンタに指示すると、ステップS57と同様に画像の印刷が行われる(S65)。ステップS65の後、LCD(27)が消灯されて(S67)、通常印刷処理は終了する。ユーザが印刷の中止をプリンタに指示すると、印刷が行われることなく、ステップS67の後、通常印刷処理が終了する。
ステップS57にて画像の印刷が行われた後、印刷履歴リストに掲載された画像の数Zが、印刷履歴リストに掲載される画像の上限数(図2(a)及び(b)に示す例では1024)と等しいか否かが判断される(S69)。ステップS69にて、上限数と画像数Zが異なると判断された場合、つまり、印刷履歴リストに上限数未満の画像が掲載されている場合、画像数Zがインクリメントされる(S71)。そして、ステップS71の後、画像ファイルリストが参照されて、印刷された画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間が、印刷履歴リストに追加される(S73)。この際、上述のように、追加されるファイルサイズ及び撮影時間は、印刷履歴リストの最上に記載される。
ステップS69にて、印刷履歴リストの上限数と画像数Zが等しいと判断された場合、つまり、上限数の画像が印刷履歴リストに掲載されている場合、図2(a)及び図2(b)と共に説明したように、最も過去に印刷された画像に関するファイルサイズ及び撮影時間が、印刷履歴リストから削除されて(S75)、ステップS73が行われる。ステップS73の後、印刷した画像ファイルについて、画像ファイルリストのフラグが「2」にされて(S77)、通常印刷処理は終了する。
次に、本実施例のプリンタにて行われるインデックス印刷処理について説明する。図6に、インデックス印刷処理が施された記録紙の一例を示す。インデックス印刷処理では、記録媒体(3)に記録された全画像ファイルの画像が縮小されて、1枚の記録紙について所定の単位で印刷される。図6は、最初のページの記録紙を示しており、斜線が付された領域に縮小画像が配置されている。図6には、記録紙1枚当たりに20枚の縮小画像が印刷された例が示されているが、最後のページに該当する記録紙には、又は、記録媒体(3)に記録された画像ファイルの数が20個未満の場合には、1枚の記録紙に20枚未満の縮小画像が印刷されることがある。
図6に示す例では、記録紙の右上に、ページ数を示す文字列が印刷されており、各縮小画像の下には、対応する画像ファイルのファイル番号が印刷されている。本発明の画像形成装置の特徴の1つは、プリンタにて既に印刷された画像について、インデックス印刷処理が施された記録紙において、その旨を表示することである。本実施例では、プリンタにて既に印刷された画像については、その縮小画像の下に、ファイル番号と共に印刷済みを示す記号が記録紙に印刷される。例えば、ファイル番号が「0001」である画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間は、図4(a)に例示した画像ファイルリストにて、「10189975」及び「2000:01:11:09:03:45」となっている。また、図2(a)に例示した印刷履歴リストには、それらと同じファイルサイズ及び撮像時間が5番目に記載されている。本実施例のプリンタのインデックス印刷処理では、このようにして印刷履歴リストから、又は画像ファイルリストのフラグから(図4(b)にて、ファイル番号が「0001」である画像ファイルのフラグは「2」である)、ある画像ファイルの画像が既にプリンタにて印刷されたと判断される場合、その画像ファイルのファイル番号の右横に、印刷済みを示す記号(図6にて、ファイル番号「0001」の右横にある記号)が印刷される。
図7乃至図9は、本実施例のプリンタにて行われるインデックス印刷処理(図3のステップS21)の詳細を示すフローチャートである。まず、図7を参照すると、1枚の記録紙当たりに印刷する縮小画像の上限数Mが設定される(S91)。例えば、ステップS91にて、4枚、8枚、16枚及び20枚から縮小画像の上限数数Mを選択する設定画面がLCD(27)に表示されて、ユーザが操作部(21)を操作することで何れかの値が設定される。
ステップS91の後、処理済みの画像ファイル数を示す変数Nが、0に初期化される(S93)。ステップS94の後、同一記録紙における処理済みの画像ファイル数を示す変数Pが、0に初期化される(S95)。ステップS95の後、変数N及び変数Pが、インクリメントされる(S97)。その後、画像ファイルリストにて、N番目に記載された画像ファイルが記録媒体(3)から読み出される。そして、JPEG伸長処理と、インデックス印刷用に縮小する変倍処理とが行われた後、その画像ファイルの画像データは、SDRAM(11)に記憶されており、印刷画像データを作成するために用いられるベース又はテンプレートとなる画像データに貼り付けられる(S99)。例えば、ファイル番号「0001」の画像ファイルの画像データは、変倍処理が施された後、図6に示すように、その縮小画像が記録紙にて左上隅に印刷されるように貼り付けられる。
図8を参照すると、ステップS99の後、画像ファイルリストのN番目に掲載された画像ファイルについてフラグが参照される(S101)。その後、フラグが「0」であるか否かが判別されて(S103)、フラグが「0」である場合、ステップS105以後の処理が行われる。図8に示すステップS105乃至S115の処理は、図5に示すステップS45乃至S55の処理に夫々対応しているのでで説明を省略する。但し、ステップS105では、画像ファイルリストのN番目に記載された画像ファイルについてファイルサイズ及び撮影時間が参照されて、ステップS107乃至S115では、そのファイルサイズ及び撮影時間の組を、印刷履歴リストから探す作業が行われる。
ステップS113にて、印刷履歴リストの番号を示す変数Jと、印刷履歴リストに掲載された画像の数Zとが等しいと判断されて、印刷履歴リストに記載されたファイルサイズ及び撮影時間の全ての組について、画像ファイルリストのN番目に記載された画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間と同じ組が存在しない場合、N番目に記載された画像ファイルのフラグが「1」にされる(S117)。そして、SDRAM(11)に記憶されているベース又はテンプレートとなる画像データに、その画像ファイルのファイル番号を示すフォントデータが、縮小画像の下に配置されるように貼り付けられる(S119)。また、ステップS111にて、印刷履歴リストのJ番目の画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間の組と、画像ファイルリストのN番目に記載された画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間の組とが一致すると判断されると、N番目に掲載された画像ファイルのフラグが「2」にされる(S121)。そして、SDRAM(11)に記憶されているベース又はテンプレートとなる画像データに、その画像ファイルのファイル番号を示すフォントデータと、印刷済み記号を示すキャラクタデータとが貼り付けられる(S123)。
ステップS103にて、画像ファイルリストのN番目の画像ファイルのフラグが「0」でないと判断されると、そのフラグが「1」であるか否かが判断される(S125)。フラグが「1」である場合、その画像ファイルの画像がプリンタにて未だ印刷されていないと判断されて、ステップS119が行われる。フラグが「2」である場合、ステップS123が行われる。
図9を参照すると、ステップS119又はS123の後、処理済みの画像ファイル数を示す変数Nが画像ファイルの総数Yと等しいか否かが判断される(S127)。変数Nが画像ファイル数Yと異なる場合、同一記録紙における処理済みの画像ファイル数を示す変数Pが、1枚の記録紙当たりに印刷される縮小画像の上限数Mと等しいか否かが判断される(S129)。変数Pが上限数Mと異なる場合、ステップS97以後の処理が再度行われる。ステップS97以後の処理が繰り返されて、SDRAM(11)に記憶されているベース又はテンプレートとなる画像データに、上限数Mに等しい数の縮小画像の画像データが貼り付けられると、変数Pが上限数Mと等しくなる。この場合、ステップS129の後、作成された印刷画像データが、SDRAM(11)からプリントエンジン(17)に送られて、図6に示すように記録紙に画像が印刷される。その後、ステップS95以後の処理が再度行われて、次のページの記録紙に画像が印刷される。ステップS127にて、変数Nが画像ファイル数Yと等しいと判断された場合、インデックス印刷処理で印刷される最後のページについて、縮小画像の貼付け等が行われて印刷画像データが作成されたので、その印刷画像データが、SDRAM(11)からプリントエンジン(17)に送られて印刷が行われる(S133)。これにて、インデックス印刷処理が終了する。なお、以上の説明から明らかなように、インデックス印刷処理が行われても、印刷履歴リストが更新されることはない。
次に、本実施例のプリンタにて行われる印刷履歴検索処理(図3のステップS23)について説明する。印刷履歴検索処理では、記録媒体(3)に記録された画像ファイルの全てについて、既に印刷された画像に係る画像ファイルが検索されて、その結果がLCD(27)に表示される。図10は、印刷履歴検索処理にて、検索結果を表示するLCD(27)に表示される画面の一例である。本実施例のプリンタでは、インデックス印刷処理が施された記録紙に形成された画像(図6参照)に類似した構成の画面が表示される。この画面では、各画像ファイルに対して、アイコン(41)及びファイル番号が示される。画像が既に印刷された画像ファイルのアイコン(41)は、例えば、ファイル番号「0001」の上にあるアイコン(41a)のように、その旨が識別可能なようになっている。
図10に示す画面の右上には、ページ送り用のアイコン(43a)(43b)が示されている。また、画面には、操作部(21)の十字キーを操作すると移動するカーソル(45)が示されている。本実施では、一画面に、20個の画像ファイルが示されており、例えば、右向きの矢印のアイコン(43b)にカーソル(45)を合わせて、操作部(21)の確定キーを押すと、LCD(27)の表示は、次の20個の画像ファイルを示す画面に切り替わる。なお、適当な画像ファイルのアイコン(41)にカーソル(45)を合わせて、印刷キーが押されると、その画像ファイルについて通常印刷処理が行われてもよい(例えば、図5のステップS59以後の処理が行われる)。
図11は、印刷履歴検索処理の詳細を示すフローチャートである。まず、画像ファイルリストの順番、つまり管理番号を示す変数Hが1に初期化される(S149)。次に、H番目の画像ファイルについて、画像ファイルリストのフラグが参照される(S151)。フラグが「0」であるか否かが判断されて(S153)、フラグが「0」であると、ステップS153の後、ステップS155乃至S165の処理が行われる。ステップS155乃至S165は、図8に示すステップS105乃至S115に夫々対応しているので説明を省略する。
ステップS163にて、印刷履歴リストの管理番号を示す変数Jと、印刷履歴リストに掲載された画像の数Zとが等しいと判断されて、印刷履歴リストに記載されたファイルサイズ及び撮影時間の全ての組について、画像ファイルリストにH番目に掲載された画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間と同じ組が存在しない場合、H番目の画像ファイルのフラグが「1」にされる(S167)。また、ステップS161にて、印刷履歴リストのJ番目の画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間の組と、画像ファイルリストのH番目に記載された画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間の組とが一致すると判断されると、H番目に掲載された画像ファイルのフラグが「2」にされる(S169)。
ステップS167若しくはS169の後、又はステップS153にて、フラグが「0」ではないと判断された場合、変数Hが画像ファイルの総数Yと等しいか否かが判断される(S171)。変数Hが画像ファイル数Yと異なる場合、変数Hがインクリメントされて(S173)、ステップS151以後の処理が行われる。変数Hが総画像ファイル数Yと等しい場合、つまり、全ての画像ファイルについて、印刷履歴リストに記載された画像情報との照合がなされた、又は、「1」若しくは「2」であるフラグが参照された場合、画像ファイルリストに基づいて、図10に示すように検索結果を示す画面が表示される(S175)。図10に示すように、ある画像ファイルのフラグが「2」であると、その画像ファイルは、検索結果を示す画面にてアイコン(41a)で表される。
上記実施例では、インデックス印刷処理又は印刷履歴検索処理が一度でも行われると、画像ファイルリストのフラグが「1」又は「2」となることから、それ以後に行われる通常印刷処理、インデックス印刷処理、又は印刷履歴検索処理にて、印刷履歴リストを参照する作業は行われない。これによって、プリンタの動作は迅速に行われる。なお、印刷履歴リストにない画像が通常印刷された場合でも、この画像に係る画像ファイルのフラグが更新されるので、更新された印刷履歴リストを参照する作業は必要とされない。また、インデックス印刷処理又は印刷履歴検索処理の前に、ある画像ファイルの画像が通常印刷されると、対応するフラグが「1」又は「2」となることから、それ以後に行われるインデックス印刷処理又は印刷履歴検索処理にて、その画像ファイルについて印刷履歴リストを参照する作業は行われない。
上記実施例では、プリンタの電源が投入されると、記録媒体(3)に記録された全て画像ファイルについて、ファイルサイズ及び撮影時間を取得して、図4(a)に示すような画像ファイルリストを作成しているが(図3のステップS1)、本発明において、このように、SDRAM(11)にファイルサイズ及び撮影時間を常時記憶しておく必要はない。例えば、図3のステップS1にて、画像ファイルリストを、管理番号、ファイル番号及びフラグのみを含むように作成して、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を、必要な際に記録媒体(3)にアクセスして取得してもよい(具体的には、図5のステップS45、図8のステップS105及び図11のステップS155にて、ファイルサイズ及び撮影時間が、記録媒体(3)にアクセスして取得される)。
上記実施例では記録媒体(3)に記録された画像ファイルの全てについて、インデックス印刷処理又は印刷履歴検索処理が行われているが、ある特定のフォルダ内の全画像ファイル(記録媒体(3)に記録された画像ファイルの一部)について、インデックス印刷処理又は印刷履歴検索処理が行われてもよい。このような処理は、例えば、特定のフォルダに格納された画像ファイルのみを、上述の画像ファイルリストにおいて参照対象とする変更等を行えば、説明したフローチャートに基づいて実行可能なことは容易に理解されるであろう。
本発明の典型的な実施形態では、印刷履歴リストにおけるファイルサイズ及び撮影時間の各数字は、(FAT情報やタグから取得されることから)ASCIIコードで表現される。上述の実施例では、印刷履歴リストにて、ファイルサイズ及び撮影時間が10進数表記されているが、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性の記憶手段の容量は比較的小さいことから、印刷履歴リストが占める記憶領域を極力小さくすることが好ましい。このために、印刷履歴リストのファイルサイズ及び撮影時間は、16進数表記にされるのが好ましい。例えば、図2(a)の最上段に記載されたファイルサイズ「10485760」は、16進数表記されると「A00000」となるので、印刷履歴リストにて6バイトで表現可能である(なお、6バイトでは、最大で16MB程度のファイルサイズを表現可能)。また、撮影時間の年:月:日「1999:21:31」は、西暦の上2桁を省略して16進数表記されると「F1FFF」となり、5バイトで表現可能である。撮影時間の時:分:秒「23:59:59」は、16進数表記されると「399B7」となり、5バイトで表現可能である。16進数表記をすると、印刷履歴リストにて、1枚の画像について16バイトの情報が必要とされて、記憶手段にて16KBの容量があれば1024枚の画像に関する情報が記憶できる。この場合、画像ファイルリストのファイルサイズ及び撮影時間も同様に表記されるか、参照される場合に10進数表記から16進数表記に変換される。
撮像装置と共に用いるのに適した小型のプリンタを実施例にして本発明を説明したが、本発明が適用可能な画像形成装置はこれに限定されることはない。例えば、複数のプリンタとPCをネットワークを介して接続した印刷システムに本発明が適用されてよく、印刷履歴リストを記憶した管理サーバにて、PCの記録媒体内の画像ファイルについて印刷履歴検索処理が行われてもよい。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
(3) 記録媒体
(5) CPU
(11) SDRAM
(13) フラッシュメモリ
(17) プリントエンジン
(25) LED
(27) LCD
(5) CPU
(11) SDRAM
(13) フラッシュメモリ
(17) プリントエンジン
(25) LED
(27) LCD
Claims (10)
- 記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、
過去に形成した所定枚数の画像に関して、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、
画像形成対象である画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間が、前記履歴リストにある場合、その画像ファイルの画像が過去に形成された旨をユーザに知らせることを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、
過去に形成した所定枚数の画像に関して、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの全て又は一部について、各々のファイルサイズ及び撮影時間が、前記履歴リストにあるか否かを判別して、過去に形成された画像に係る画像ファイルをユーザに示すことを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成装置において、
過去に形成した所定枚数の画像に関して、画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストを記憶しており、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの全て又は一部について、各々のファイルサイズ及び撮影時間が、前記履歴リストにあるか否かを判別して、過去に形成された画像に係る画像ファイルが特定されるように、前記画像ファイルの全て又は一部の縮小画像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 前記履歴リストは、書換え可能な不揮発性の第1記憶手段に記憶されており、
電源投入後、第2記憶手段に記憶された前記履歴リストのコピーが参照又は変更されて、
電源切断が指示された場合、前記コピーが変更されていると、前記履歴リストが前記コピーで書き換えられる、請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記記録媒体に記録された画像ファイルについて、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにあるか否かを判別する処理が行われていないこと、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにあること、又は、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにないことを示すフラグが設定される、請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。
- 記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成方法において、
画像形成対象である画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間が、過去に形成した所定枚数の画像に関する画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストにあるか否かを判別する工程と、
前記ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにある場合、その画像ファイルの画像が過去に形成された旨をユーザに知らせる工程を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成方法において、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの全て又は一部について、各々のファイルサイズ及び撮影時間が、過去に形成した所定枚数の画像に関する画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストにあるか否かを判別する工程と、
過去に形成された画像に係る画像ファイルをユーザに示す工程とを含むことを特徴とする画像形成方法。 - 記録媒体に記録された画像ファイルの画像を記録紙に形成する画像形成方法において、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの全て又は一部について、各々のファイルサイズ及び画像の撮影時間が、過去に形成した所定枚数の画像に関する画像ファイルのファイルサイズ及び撮影時間を含む履歴リストにあるか否かを確認する工程と、
過去に形成した画像に係る画像ファイルが特定されるように、前記画像ファイルの全て又は一部の縮小画像を形成する工程を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 前記履歴リストは、書換え可能な不揮発性の第1記憶手段に記憶されており、
電源投入後、第2記憶手段に記憶された前記履歴リストのコピーを参照又は変更する工程と、
電源切断が指示された場合、前記コピーが変更されていると、前記履歴リストを前記コピーで書き換える工程とを含む、請求項6乃至8の何れかに記載の画像形成方法。 - 前記記録媒体に記録された画像ファイルについて、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにあるか否かを判別する処理が行われていないこと、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにあること、又は、ファイルサイズ及び撮影時間が前記履歴リストにないことを示すフラグを参照する工程を含む、請求項6乃至8の何れかに記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005083355A JP2006264023A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 画像形成装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005083355A JP2006264023A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 画像形成装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006264023A true JP2006264023A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37200496
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JP2005083355A Withdrawn JP2006264023A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 画像形成装置及び方法 |
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JP (1) | JP2006264023A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009093464A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 履歴記録システム、履歴記録プログラム |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005083355A patent/JP2006264023A/ja not_active Withdrawn
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