JP2006263106A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 開口部を閉塞した扉体が洗浄中に上方へ回動した場合に、洗浄槽の外部へ水が噴射されることを防ぐ。
【解決手段】 食器Aを出し入れするための開口部を前面側に有する洗浄槽10に対して上下回動可能に支持されており、開口部を閉塞する扉体2に対して、回動自在に枢支されていて、開口部の下部を遮蔽する遮蔽板3を備え、洗浄槽10の上方に遮蔽板3の下端が位置するように遮蔽板3の姿勢を規制するために、遮蔽板3の自由端に連結腕4を回動自在に設け、連結腕4の他端を洗浄槽10の側面壁10eに設けられた上下方向の案内溝12に移動可能に係合する。
【選択図】 図4
【解決手段】 食器Aを出し入れするための開口部を前面側に有する洗浄槽10に対して上下回動可能に支持されており、開口部を閉塞する扉体2に対して、回動自在に枢支されていて、開口部の下部を遮蔽する遮蔽板3を備え、洗浄槽10の上方に遮蔽板3の下端が位置するように遮蔽板3の姿勢を規制するために、遮蔽板3の自由端に連結腕4を回動自在に設け、連結腕4の他端を洗浄槽10の側面壁10eに設けられた上下方向の案内溝12に移動可能に係合する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、食器洗浄機に関し、特に開口部から洗浄槽の外部へ水が噴射されることを防ぐように構成してある食器洗浄機に関する。
従来の食器洗浄機は、食器を出し入れするための洗浄槽の開口部を、扉体により閉塞した状態で、洗浄ノズルから洗浄槽内の食器に対して水を噴射することにより食器を洗浄する。また、食器の洗浄中に扉体が開いた場合、洗浄槽の外部へ水が噴射しないように、水の噴射を停止するように構成してある。
特開2000−150958号公報
しかしながら、従来の食器洗浄機においては、扉体が開いた後、水の噴射を停止するため、洗浄ノズルから噴射している水が洗浄槽の外部へ飛散することがあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、横方向の枢軸で扉体に回動自在に枢支されていて、開口部を遮蔽する遮蔽板を備えることにより、開口部を閉塞した扉体が洗浄中に回動した場合、噴射された水を遮蔽板で遮り、洗浄槽の外部へ水が噴射されることを防ぐことができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
また、遮蔽板の側部に一端が回動自在に連結し、他端が洗浄槽の側部に設けられた上下方向の案内溝に沿って移動する連結腕を備え、回動する扉体に追随する遮蔽板が洗浄槽の上方に位置するように遮蔽板の姿勢を規制する構成とすることにより、遮蔽板から垂れ落ちた水滴を洗浄槽で受けることができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更に、連結腕が一端側から他端側にかけて下方に傾斜するように構成することにより、遮蔽板に付着した水滴を連結腕の他端側から洗浄槽に戻し、洗浄槽の外部への水滴の滴りを軽減することができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更にまた、遮蔽板の姿勢を規制するための案内溝と洗浄槽とを一体成形することにより、案内溝を別体で備える食器洗浄機に比べて、部品点数が少なく、低コストで製造することができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更にまた、遮蔽板を収める凹部を扉体に備えることにより、遮蔽板を備えない食器洗浄機と同等の食器収容量を確保することができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更にまた、扉体が開口部を閉塞した状態で、扉体の凹部と遮蔽板とが前後方向に所定長以上離隔するように凹部を形成することにより、水の表面張力によって凹部と遮蔽板との間に水が保持されることを防ぎ、扉体が回動した場合に、保持されていた水が洗浄槽の外部に滴ることを防ぐことができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更にまた、遮蔽板を枢支している扉体の部分より上側に、横長の条体を備えることにより、食器から洗い落とされた残滓が、扉体の前記部分に付着することを防ぐことができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更にまた、遮蔽板を枢支している扉体の部分を洗浄槽から遮蔽する遮蔽体を備えることにより、食器から洗い落とされた残滓が、扉体の前記部分に付着することを防ぐことができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更にまた、遮蔽板に付着した水滴を遮蔽板の横方向両側へ誘導するように構成することにより、遮蔽板に付着した水滴を遮蔽板の両側に誘導し、誘導した水滴を洗浄槽が有する開口部の両側から洗浄槽に落とすことができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
更にまた、扉体に付着した水滴を横方向両側から横方向中央側へ誘導する誘導部を、遮蔽板を枢支している部分より上側に備えることにより、扉体の両側に付着した水滴が、遮蔽板の両側に回り込むことを防ぎ、扉体及び遮蔽板からの水滴の滴りを軽減することができる食器洗浄機を提供することを他の目的とする。
本発明に係る食器洗浄機は、食器を出し入れするための開口部を前面側に有する洗浄槽と、該洗浄槽に対して上下回動可能に支持されていて、前記開口部を閉塞する扉体とを備え、前記洗浄槽内に給水された水を噴射するようにしてある食器洗浄機において、横方向の枢軸で前記扉体に回動自在に枢支しており、前記開口部を遮蔽する遮蔽板を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、開口部が扉体で閉塞されている状態で洗浄手段が水を噴射している場合、扉体が上方へ回動したとき、扉体に横方向の枢軸で回動自在に枢支されている遮蔽板は、自重で垂下して開口部を遮蔽し、洗浄槽の外部へ水が噴射しないように遮水する。
本発明に係る食器洗浄機は、前記洗浄槽の側部に設けられた上下方向の案内溝と、一端が前記遮蔽板の側部に回動自在に連結し、他端が前記案内溝に沿って移動可能に係合している連結腕とを備え、前記連結腕は、前記洗浄槽の上方に前記遮蔽板が位置するような長さを有することを特徴とする。
本発明にあっては、開口部を閉塞した扉体の上方への回動に遮蔽板が追随する場合、遮蔽板の姿勢は、他端が案内溝に沿いながら移動する連結腕によって規制される。つまり、洗浄槽と遮蔽板との前後方向の距離は、連結腕の長さに応じて一定範囲に規制される。そして、連結腕は、洗浄槽の上方に遮蔽板が位置するような長さを有しているため、回動する扉体に追随する遮蔽板の下方には洗浄槽が位置し、遮蔽板から垂れ落ちる水滴は洗浄槽に落ちる。
本発明に係る食器洗浄機は、前記連結腕が、前記一端側から前記他端側にかけて下方に傾斜していることを特徴とする。
本発明にあっては、連結腕は、一端側から他端側にかけて下方に傾斜しているため、遮蔽板に付着した水滴の一部は、連結腕の一端から他端側に沿って流れる。連結腕の他端は洗浄槽の側部に設けられた案内溝に係合しているため、連結腕の他端側に流れた水は洗浄槽に戻る。
本発明に係る食器洗浄機は、前記案内溝と前記洗浄槽とが一体成形されていることを特徴とする。
本発明にあっては、遮蔽板の姿勢を規制するための案内溝と洗浄槽とが一体成形されているため、食器洗浄機を構成する部品点数が少ない。
本発明に係る食器洗浄機は、前記扉体が、前記遮蔽板を収める凹部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、遮蔽板は、扉体に形成された凹部に収められる。従って、洗浄槽は、遮蔽板を備えない食器洗浄機と同等の食器収容量を有する。
本発明に係る食器洗浄機は、前記凹部が、前記扉体が前記開口部を閉塞した状態で、前記凹部と前記遮蔽板とが前後方向に所定長以上離隔するように形成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、凹部と遮蔽板とが前後方向に所定長以上離隔しているため、表面張力により水滴が凹部と遮蔽板との間に保持されることはない。つまり、所定長は、凹部と遮蔽板との間に水が表面張力で保持されるこを防ぐために必要な長さである。従って、開口部を閉じた扉体を上方に回動させる場合に、凹部と遮蔽板との間に保持されていた水が洗浄槽の外部に滴る虞はない。
本発明に係る食器洗浄機は、前記扉体が、前記遮蔽板を枢支している部分より上側に、横長の条体を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、扉体が、遮蔽板を枢支している部分の上側に横長の条体を備えているため、食器から洗い落とされた残滓が扉体の条体より上側から垂れ落ちた場合、条体に引っ掛り、条体の下側で遮蔽板を枢支している扉体の部分には付着しない。
本発明に係る食器洗浄機は、前記遮蔽板を枢支している前記扉体の部分を前記洗浄槽から遮蔽する遮蔽体を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、遮水体が、遮蔽板を枢支している扉体の部分を洗浄槽から遮蔽しているため、食器から洗い落とされた残滓は遮蔽体に付着し、遮蔽板を枢支している扉体の部分には付着しない。
本発明に係る食器洗浄機は、前記遮蔽板が、該遮蔽板に付着した水滴を横方向両側へ誘導する誘導部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、開口部を遮蔽する遮蔽板に付着した水滴は、誘導部により遮蔽板の横方向両側に誘導される。そして、遮蔽板の下方には洗浄槽が位置しているため、遮蔽板の両側に誘導された水滴は、開口部の横方向両側から洗浄槽に落ちる。
本発明に係る食器洗浄機は、前記遮蔽板の誘導部が、前記扉体が前記開口部を閉塞した状態で、前記遮蔽板の横方向両側夫々へ向けて下方に傾斜した山形のリブであることを特徴とする。
本発明にあっては、遮蔽板に付着して下方に伝い流れる水滴は、山形のリブを伝い、遮蔽板の横方向両側まで流れる。
本発明に係る食器洗浄機は、前記扉体が、該扉体に付着した水滴を横方向両側から横方向中央側へ誘導する誘導部を、前記遮蔽板を枢支している部分より上側に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、開口部を閉塞する扉体に付着した水滴は、扉体の横方向両側から横方向中央側に誘導される。そして、誘導された水滴は、誘導部の下側にある遮蔽板に導かれる。従って、扉体の両側に付着した水滴が遮蔽板の両側から裏側に回りこみ、開口部を閉塞した扉体が上方に回動した場合に、扉体及び遮蔽板から洗浄槽の外部に滴る水滴の量を軽減することができる。
本発明に係る食器洗浄機は、前記扉体の誘導部が、前記扉体が前記開口部を閉塞した状態で、前記扉体の横方向両側から横方向中央側へ向けて下方に傾斜したリブであることを特徴とする。
本発明にあっては、遮蔽板に付着して下方に伝い流れる水滴は、リブを伝い、遮蔽板に流れる。
本発明によれば、開口部を閉塞した扉体が洗浄中に回動した場合、噴射された水を遮蔽板で遮水して、洗浄槽の外部へ水が噴射されることを防ぐことができる。
本発明によれば、回動する扉体に追随した遮蔽板から垂れ落ちた水滴を洗浄槽で受けることができる。
本発明によれば、洗浄槽の外部への水滴の滴りを軽減することができる。
本発明によれば、遮蔽板の姿勢を規制するための案内溝を別体で備える食器洗浄機に比べて、部品点数が少なく、低コストで製造することができる。
本発明によれば、扉体が備える凹部に遮蔽板を収容することで、遮蔽板を備えない食器洗浄機と同等の食器収容量を確保することができる。
本発明によれば、水の表面張力によって凹部と遮蔽板との間に水が保持されることを防ぎ、扉体が回動した場合に、保持されていた水が洗浄槽の外部に滴ることを防ぐことができる。
本発明によれば、食器から洗い落とされた残滓が、遮蔽板を枢支している扉体の部分に付着することを防ぐことができる。
本発明によれば、食器から洗い落とされた残滓が、遮蔽板を枢支している扉体の部分に付着することを防ぐことができる。
本発明によれば、遮蔽板に付着した水滴を遮蔽板の両側に誘導し、誘導した水滴を洗浄槽が有する開口部の両側から洗浄槽に落とすことができる。また、水滴を誘導する山形のリブを備えることにより、遮蔽板の誘導部を簡易に構成することができる。
本発明によれば、扉体の両側に付着した水滴が、遮蔽板の両側に回り込むことを防ぎ、扉体及び遮蔽板からの水滴の滴りを軽減することができる。また、水滴を誘導するリブを備えることにより、扉体の誘導部を簡易に構成することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の略示側断面図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の略示側断面図である。
図中1は、流し台に設置される底板部1b及び底板部1bに略平行な天板部1aを備えた略直方体形状の筐体であり、筐体1は、略直方体の洗浄槽10を内部に備えている。筐体1及び洗浄槽10は、食器Aを出し入れするための開口部11を正面側に有している。また、筐体1は、正面側の下部に、食器Aの洗浄を開始及び停止させるための操作パネルを備えている。
洗浄槽10は、平面視で略矩形の底面部10aを有しており、底面部10aは、筐体1の底板部1bに対して略平行に配置されている。底面部10aには、洗浄槽10内部に収容された食器かご5に載せられている食器Aに水を噴射する洗浄ノズル60,60が横方向に並設されている。洗浄ノズル60,60は、洗浄水を供給する洗浄ポンプ61に連結されており、該洗浄ポンプ61は、洗浄槽10の下側、洗浄槽10と筐体1との間に配置されている。底面部10aの周縁部分には、背面壁10c、及び両側面壁10e,10eが底面部10aに対して略垂直に形成されており、背面壁10c及び両側面壁10e,10eの上端部分には、底板部1bに略平行な天面部10dが形成されている。両側面壁10e,10eの正面縁部は、上側にて背面側に湾曲している。また、底面部10aの前端部には、洗浄ノズル60,60から噴射された水を受けて洗浄槽10の底部分で溜めるために必要な高さを有する前面壁10bが底面部10aに対して略垂直に形成されている。
食器洗浄機は、食器Aを洗浄する際に洗浄槽10の開口部11(図5参照)を閉塞するために、側面壁10e、10eの正面縁部に倣うように形成された扉体2を備えている。扉体2は、洗浄槽10の上下方向に扁平、即ち横方向に薄い2本の支持腕7によって洗浄槽10に対して上下回動可能に支持されている。側面壁10e、10eの外側の上側背面寄り部分には回動軸9が横方向に突設されており、支持腕7の一端は回動軸9によって回動自在に枢支されている。支持腕7の他端は扉体2の側部の上下方向略中央部にねじ止めされている。また、支持腕7は、開口部11を閉塞した扉体2が上方へ回動する際、天面部10dに突き当たることなく、扉体2が略90度回動できるように、閉じた状態での側断面が略U字状に形成されている。また、扉体2は、開口部11の下部を遮蔽して洗浄ノズル60,60から噴射された水を遮る略長方形の遮蔽板3を、長辺を横向きにして収める凹部20を裏側に形成している。凹部20の前後方向の深さは、扉体2が開口部11を閉塞した状態で、凹部20と遮蔽板3とが前後方向に所定長離隔し、凹部20と遮蔽板3との間に水が表面張力で保持されることを防ぐために必要な長さを有している。
図2は、扉体を閉じた状態での遮蔽板3の略示背面図である。遮蔽板3の長辺は、開口部11の横幅に等しく、短辺は、開口部11の下部を遮蔽するために必要な長さを有している。遮蔽板3の上側長辺部3aの各頂点部分には、長手方向へ突出した枢軸3c,3cが設けられており、枢軸3c,3cは、遮蔽板3の上側長辺部3aが横方向となるように、凹部20の内側面に形成された軸穴に回動自在に支持されている。また、遮蔽板3は、下側長辺部3bの各頂点部分に軸穴が長手方向に形成されており、下側長辺部3bの軸穴夫々には、遮蔽板3と洗浄槽10とを連結するための連結腕4,4の一端に横方向に形成された連結軸4b,4bが回動自在に嵌合している。
図3は、食器洗浄機の略示上面断面図である。図1及び図3に示すように、両側面壁10e,10eの内側の前方寄り部分には、T字状断面を有し、上方で背面側に湾曲した上下方向の案内溝12,12が形成されていて、案内溝12,12には、連結腕4,4の他端、横方向外向きに突設されていて、案内溝に嵌り横方向に係止されるT字状断面を有する摺動部4a,4aが摺動可能に嵌合している。摺動部4a,4aは、連結腕4,4が一端側から他端側にかけて下方に傾斜するように、案内溝12,12に嵌合している。また連結腕4,4は、回動する扉体2に追随する遮蔽板3の下側長辺部3bの下方に洗浄槽10が位置するように遮蔽板3の姿勢を規制することができる長さを有している。
また、遮蔽板3は、図2に示すように、遮蔽板3に付着した水滴を横方向両側に誘導する誘導部30を背面側に備えている。誘導部30は、遮蔽板3の背面側中心部より上側長辺部3a寄り部分を頂点として、下側長辺部3bの各頂点部分の方向へ傾斜した山形のリブである。
また、扉体2は、図2に示すように扉体2の遮蔽板3を枢支している部分の上側に横方向両側から横方向略中央部に水滴を誘導する誘導部23を備えている。誘導部23は、左側部から横方向略中央部へ下方に傾斜したリブと、右側部から横方向略中央部へ下方に傾斜したリブとから構成されている。更に、扉体2は、横方向両側部にわたり、正面側から天面側にいたる透光部21を有している。
図4は、開口部11を閉塞した扉体2が上方へ回動した食器洗浄機の略示側断面図である。開口部11を閉塞した扉体2が、上方へ回動した場合、遮蔽板3は、扉体2から自重で垂下し、遮蔽板3は開口部11の下部を遮蔽する。
図5は、開口部11を閉塞した扉体2が上方へ略90度回動した食器洗浄機の略示側断面図である。開口部11を閉塞した扉体2が、略90度上方へ回動した場合、遮蔽板3は、扉体2に追随して洗浄槽10の上方まで移動する。遮蔽板3が移動する場合、遮蔽板3の姿勢は、案内溝12,12に沿って摺動する連結腕4,4によって、遮蔽板3の下側長辺部3bの下方に洗浄槽10が位置するように規制される。
実施の形態1にあっては、開口部11を閉塞した扉体2が回動した場合、遮蔽板3は、自重で垂下し、洗浄槽10の開口部11に臨むようにして開口部11の下部を遮蔽する。従って、洗浄ノズル60,60から噴射された水を遮蔽板3で遮ることができるため、洗浄槽10の外部に水が噴射されることを防ぐことができる。
また、扉体2が図4及び図5に示すように上方へ回動した場合、扉体2に追随する遮蔽板3の姿勢は、連結腕4,4及び案内溝12,12により、遮蔽板3の下側長辺部3bの下方に洗浄槽10が位置するように規制されるため、遮蔽板3に付着し、下側長辺部3bから垂れ落ちた水は、洗浄槽10内に落ちる。従って、洗浄後、扉体2を上方へ回動させる場合に、遮蔽板3の下側長辺部3bから洗浄槽10の外部に水が垂れ落ちることを防ぐことができる。
更に、扉体2は遮蔽板3を収容する凹部20を形成しており、図1に示すように、遮蔽板3は扉体2の内側に形成された凹部20に収容される。従って、遮蔽板3が洗浄槽10の食器収容スペースを狭めることはなく、遮蔽板3を備えない食器洗浄機と同等の食器収容量を確保することができる。
更にまた、凹部20と遮蔽板3とが前後方向に所定長離隔しているため、凹部20と遮蔽板3との間に水が表面張力で保持されることはない。従って、開口部11を閉塞した扉体2が上方に回動した場合に、保持されていた水が洗浄槽10の外部に滴ることを防ぐことができる。
更にまた、連結腕4,4は一端側から他端側にかけて下方に傾斜しているため、誘導部30によって遮蔽板3の両側に誘導された水滴は、連結腕4,4の一端から他端に沿って流れ、連結腕4の他端に流れた水滴は洗浄槽10に戻る。従って、遮蔽板3に付着した水滴が洗浄槽10の外部に滴ることを防ぐことができる。
更にまた、案内溝12,12と洗浄槽10とは一体成形されているため、案内溝12,12を別体で備える食器洗浄機に比べて、部品点数及び製造工数が少なく、より低コストで食器洗浄機を製造することができる。
更にまた、遮蔽板3は、誘導部30を備えているため、遮蔽板3に付着した水滴を開口部11の両側から洗浄槽10内へ落とすことができる。従って、洗浄後に開口部11から食器Aを取り出す場合、食器洗浄機の使用者は、扉体2及び遮蔽板3から垂れる水で濡れる虞はなく、快適に食器Aを取り出すことができる。
更にまた、扉体2は誘導部23を備えているため、扉体2の両側に付着した水滴を横方向略中央部に誘導して、誘導した水滴を誘導部23の下側にある遮蔽板3に導くことができる。遮蔽板3に導かれた水滴は、上述したように遮蔽板3の両側に誘導され、連結腕4,4を伝い洗浄槽10に戻る。従って、扉体2の両側に付着した水滴が、遮蔽板3の両側に回り込み、扉体2及び遮蔽板3の両側から洗浄槽10の外部に滴ることを防ぐことができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る扉体2の部分側断面図である。実施の形態2に係る扉体2は、遮蔽板3を枢支している部分より上側に、矩形の側断面を有し、遮蔽板3の横幅と同長の横長の条体22を形成している。
図6は、本発明の実施の形態2に係る扉体2の部分側断面図である。実施の形態2に係る扉体2は、遮蔽板3を枢支している部分より上側に、矩形の側断面を有し、遮蔽板3の横幅と同長の横長の条体22を形成している。
実施の形態2に係る食器洗浄機にあっては、食器Aから残滓が洗い落とされて扉体2に付着し、垂れ落ちた場合、残滓は遮蔽板3を枢支している扉体2の条体22に引っ掛る。従って、食器Aから洗い落とされた残滓が扉体2の前記部分に付着することを防ぐことができる。
条体22以外の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る食器洗浄機の構成、作用及び構成と同様であるため、同様の個所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る扉体2の部分側断面図である。実施の形態3に係る扉体2は、遮蔽板3を枢支している扉体2の部分を洗浄槽10から遮蔽する樹脂製の遮蔽体8を備えている。遮蔽体8は、側断面が楔状であり、上端から下端に至るに従って薄くなるように形成されている。扉体2は凹部20の上側に、遮蔽板3の横幅と同長の横方向の嵌着凹部24を形成していて、遮蔽体8は、嵌着凹部24に嵌着している凸状部分8aを扉体2側に備えている。
図7は、本発明の実施の形態3に係る扉体2の部分側断面図である。実施の形態3に係る扉体2は、遮蔽板3を枢支している扉体2の部分を洗浄槽10から遮蔽する樹脂製の遮蔽体8を備えている。遮蔽体8は、側断面が楔状であり、上端から下端に至るに従って薄くなるように形成されている。扉体2は凹部20の上側に、遮蔽板3の横幅と同長の横方向の嵌着凹部24を形成していて、遮蔽体8は、嵌着凹部24に嵌着している凸状部分8aを扉体2側に備えている。
このように構成される食器洗浄機にあっては、遮蔽体8により、洗浄槽10内から直接飛散した残滓が遮蔽板3を枢支している扉体2の部分に付着することを防ぐことができ、遮蔽体8を備えない食器洗浄機に比べて、より効果的に前記部分に残滓が付着することを防ぐことができる。
遮蔽体8以外の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る食器洗浄機の構成、作用、及び効果と同様であるため、同様な個所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
1 筐体
2 扉体
3 遮蔽板
3a 上側長辺部
3b 下側長辺部
3c,3c 枢軸
4,4 連結腕
4a,4a 摺動部
4b,4b 連結軸
7 支持腕
9 回動軸
8 遮蔽体
10 洗浄槽
10e,10e 側面壁
11 開口部
12,12 案内溝
20 凹部
21 透光部
22 条体
23 誘導部
30 誘導部
60,60 洗浄ノズル
61 ポンプ
2 扉体
3 遮蔽板
3a 上側長辺部
3b 下側長辺部
3c,3c 枢軸
4,4 連結腕
4a,4a 摺動部
4b,4b 連結軸
7 支持腕
9 回動軸
8 遮蔽体
10 洗浄槽
10e,10e 側面壁
11 開口部
12,12 案内溝
20 凹部
21 透光部
22 条体
23 誘導部
30 誘導部
60,60 洗浄ノズル
61 ポンプ
Claims (12)
- 食器を出し入れするための開口部を前面側に有する洗浄槽と、該洗浄槽に対して上下回動可能に支持されていて、前記開口部を閉塞する扉体とを備え、前記洗浄槽内に給水された水を噴射するようにしてある食器洗浄機において、
横方向の枢軸で前記扉体に回動自在に枢支しており、前記開口部を遮蔽する遮蔽板を備える
ことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記洗浄槽の側部に設けられた上下方向の案内溝と、
一端が前記遮蔽板の側部に回動自在に連結し、他端が前記案内溝に沿って移動可能に係合している連結腕と
を備え、
前記連結腕は、
前記洗浄槽の上方に前記遮蔽板が位置するような長さを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。 - 前記連結腕は、
前記一端側から前記他端側にかけて下方に傾斜している
ことを特徴とする請求項2に記載の食器洗浄機。 - 前記案内溝と前記洗浄槽とは一体成形されている
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の食器洗浄機。 - 前記扉体は、前記遮蔽板を収める凹部を備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の食器洗浄機。 - 前記凹部は、
前記扉体が前記開口部を閉塞した状態で、前記凹部と前記遮蔽板とが前後方向に所定長以上離隔するように形成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の食器洗浄機。 - 前記扉体は、
前記遮蔽板を枢支している部分より上側に、横長の条体を備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の食器洗浄機。 - 前記遮蔽板を枢支している前記扉体の部分を前記洗浄槽から遮蔽する遮蔽体を備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の食器洗浄機。 - 前記遮蔽板は、
該遮蔽板に付着した水滴を横方向両側へ誘導する誘導部を備える
ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか一つに記載の食器洗浄機。 - 前記遮蔽板の誘導部は、
前記扉体が前記開口部を閉塞した状態で、前記遮蔽板の横方向両側夫々へ向けて下方に傾斜した山形のリブである
ことを特徴とする請求項9に記載の食器洗浄機。 - 前記扉体は、
該扉体に付着した水滴を横方向両側から横方向中央側へ誘導する誘導部を、前記遮蔽板を枢支している部分より上側に備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の食器洗浄機。 - 前記扉体の誘導部は、
前記扉体が前記開口部を閉塞した状態で、前記扉体の横方向両側から横方向中央側へ向けて下方に傾斜したリブである
ことを特徴とする請求項11に記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005084795A JP2006263106A (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | 食器洗浄機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103006159A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-04-03 | 苏州韩博厨房电器科技有限公司 | 一种自动洗碗机脱水装置 |
JP2020110852A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 株式会社Fuji | 工作機械 |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005084795A patent/JP2006263106A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103006159A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-04-03 | 苏州韩博厨房电器科技有限公司 | 一种自动洗碗机脱水装置 |
JP2020110852A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 株式会社Fuji | 工作機械 |
JP7191701B2 (ja) | 2019-01-09 | 2022-12-19 | 株式会社Fuji | 工作機械 |
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