JP2006263080A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技性に優れ興趣の高い遊技機を提供すること。
【解決手段】 パチンコ遊技機10は、遊技領域に設けられ、遊技球が通過する始動入賞口44と、始動入賞口44を遊技球が通過したことを条件として、遊技者にとって有利な大当り遊技状態に移行するか否かを判定するメインCPU66と、遊技領域に設けられ、大当り遊技状態への移行が判定されると遊技球が入賞し易い開放状態に切り替わる第1大入賞口39a、第2大入賞口39bと、これら大入賞口毎に異なる利益を遊技者に付与するメインCPU66と、第1大入賞口39a、第2大入賞口39bの前面に設けられ、第1大入賞口39a、第2大入賞口39bの一部または全部を視認できない状態に遮蔽する第1遮蔽部材81a、第2遮蔽部材81bと、大当り遊技状態への移行が判定されると第1遮蔽部材81a、第2遮蔽部材81bの遮蔽制御を開始するサブCPU206とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技機に関し、例えば、複数の大入賞口を備える遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機等の遊技機にあっては、遊技者を飽きさせないための種々の工夫がなされている。例えば、遊技盤上に複数の大入賞口を設け、所定の条件が満たされると複数の大入賞口をそれぞれ異なる態様で開放させることにより、興趣の向上を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−325801号公報
しかしながら、従来のパチンコ遊技機においては、個々の大入賞口の開放態様の多様化により興趣を向上させるようにはなっているが、複数の大入賞口を有すること自体は有効な効果を遊技性に与えていなかった。
また、開放態様の多様化によって有利な状態が選択されるか否かという遊技性を表現しているが、有利な状態が選択されるまでの過程を表現するものではなく興趣に欠けるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、複数の大入賞口を備えることを利用して、有利な状態が選択されるまでの過程を表現することにより、遊技性に優れ興趣の高い遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、遊技領域に設けられ、遊技球が通過する始動入賞領域(例えば、始動入賞口44)と、前記始動入賞領域を遊技球が通過したことを条件として、遊技者にとって有利な特別遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に移行するか否かを判定する判定手段(例えば、メインCPU66)と、前記遊技領域に設けられ、前記判定手段により特別遊技状態への移行が判定されると、遊技球が入賞し易い開放状態に切り替わる複数の大入賞装置(例えば、第1大入賞口39a、第2大入賞口39b)と、前記大入賞装置毎に異なる利益を遊技者に付与する利益供与手段(例えば、メインCPU66)と、前記複数の大入賞装置の前面に設けられ、前記大入賞装置の一部または全部を視認できない状態に遮蔽する遮蔽手段(例えば、第1遮蔽部材81a、第2遮蔽部材81b)と、前記判定手段により前記特別遊技状態への移行が判定されると、前記遮蔽手段の遮蔽制御を開始する遮蔽制御手段(例えば、サブCPU206)とを備えた構成を有している。
この構成により、特別遊技状態に移行したことに基づいて、大入賞装置の前面に設けられた遮蔽手段の遮蔽制御が行われるので、有利な状態が選択されるまでの過程を表現することができ、遊技性に優れ興趣の高い遊技機を提供することができる。
また、遊技者に付与する利益が大入賞装置毎に異なっているので、遊技者は何れの大入賞装置が遮蔽されないのかという期待感を持って遊技をすることができる。
また、本発明の遊技機は、前記遮蔽制御手段は、前記判定手段により前記特別遊技状態への移行が判定されると、前記遮蔽手段の遮蔽制御を開始するとともに、所定時間経過後に、前記複数の大入賞装置のうち開放状態に切り替わらない大入賞装置の一部または全部を前記遮蔽手段により遮蔽するように構成されている。
この構成により、特別遊技状態への移行が判定されると遮蔽制御が開始されるとともに、開放状態に切り替わらない大入賞装置は所定時間後に遮蔽手段により遮蔽されるので、遊技者は最終的に何れの大入賞装置が遮蔽されないのかという期待感を持って遊技をすることができる。
また、本発明の遊技機は、前記判定手段により前記特別遊技状態への移行が判定されると、前記複数の大入賞装置のうち何れの大入賞装置を開放状態に切り替えるかを選択する選択手段(例えば、メインCPU66)を備えた構成を有している。
この構成により、開放状態に切り替える大入賞装置が選択手段により選択されることにより、特別遊技状態に移行するか否かの判定の後、付与される利益の大小が選択されることになるので、単なる「当たり」のみではなく、当たりの中に「大当り」と「小当り」があるという概念を遊技性に付与することができる。
本発明は、遊技性に優れ興趣の高い遊技機を提供することができる。
図1〜図14は本発明に係る遊技機の一実施の形態を示す図であり、本発明の遊技機をパチンコ遊技機に適用した例を示している。
まず、構成を説明する。図1においてパチンコ遊技機10には、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、本体枠12の前面に設けられた上皿20および下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26とが設けられており、遊技盤14の前面には複数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。
また、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者によって発射ハンドル26が操作されることによりパチンコ遊技を進めることができる。また、発射ハンドル26の裏側には、発射モータ(図示せず)が設けられている。
また、発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられており、このタッチセンサが接触されたときには、遊技者により発射ハンドル26が握持されたことが検知されるようになっている。
そして、発射ハンドル26が遊技者によって握持されて時計回り方向に回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射モータに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射される。
なお、発射ハンドル26に設けられるタッチセンサは、遊技者によって発射ハンドル26が握持されたことを判別できるものであれば良く、光学的に検知するものや、熱により検知するもの等、センサの種類を問わない。
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動した後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。このように、ガイドレール30に囲まれ、遊技球が転動可能な領域を遊技領域と称する。
遊技盤14の前面の略中央には、液晶表示装置32が設けられている。
液晶表示装置32は、表示領域(可変表示領域)32aを有するものである。表示領域32aには、それぞれ識別情報が可変表示される。
また、これらのような識別情報は、特別図柄ゲームにおいて識別情報を構成する特別図柄92として構成されるものである。特別図柄ゲームの詳細については後述する。これらの識別情報は、数字や記号等からなる図柄であり、本実施の形態においては、“0”から“9”までの数字を用いる。
「可変表示」とは、変動可能に表示される概念であり、例えば、実際に変動して表示される「変動表示」、実際に停止して表示される「停止表示」等を可能とするものである。また、「可変表示」は、特別図柄ゲームの結果として識別情報が表示される「導出表示」を行うことができる。また、変動表示が開始されてから導出表示されるまでを1回の可変表示と称する。
また、液晶表示装置32には、複数の図柄列(本実施の形態においては3列)に対応する識別情報が可変表示される。
液晶表示装置32において、複数列の識別情報の導出表示が行われ、導出表示された複数列の識別情報の組合せが特定の表示態様(例えば、複数の図柄列のそれぞれに“0”から“9”の何れかが全て揃った状態で導出表示される態様)になったことに基づいて、遊技状態を遊技者に有利な大当り遊技状態(所定の遊技状態)に移行することとなる。
また、液晶表示装置32の表示領域32aの上方には、始動記憶数表示装置1が設けられている。始動記憶数表示装置1は、保留ランプ34a〜34dを有している。
また、液晶表示装置32における表示領域32aの右上には、普通図柄ゲームにおける普通図柄94が表示されており、この普通図柄は、数字や記号等からなる情報であり、例えば“○”、“×”等の記号である。
液晶表示装置32には、これらの識別情報や普通図柄画像の他にも、背景画像、演出用の演出画像等が表示される。なお、本実施の形態においては、識別情報を複数の図柄列で構成したが、これに限らず、例えば、識別情報を一列の図柄列で構成しても良い。
また、液晶表示装置32の上方には、球通過検出器54が設けられている。この球通過検出器54は、その近傍を遊技球が通過したことを検出したときには、表示領域32a上において普通図柄94の変動表示が開始され、所定の時間が経過した後、普通図柄の変動表示を停止する。
この普通図柄94が所定の図柄、例えば“○”として停止表示されたときには、後述する始動入賞口44(始動入賞口)の左右の両側に設けられている羽根部材(所謂、普通電動役物)48が閉鎖状態から開放状態となり、始動入賞口44に遊技球が入り易くなるようになる。また、羽根部材48を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、羽根部材48を閉鎖状態として、始動入賞口44に遊技球が入り難くなるようにする。
なお、本実施の形態において、画像を表示する部分として液晶ディスプレイパネルからなる液晶表示装置32を採用したが、これに限らず、他の態様であっても良く、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)を含むブラウン管、ドットLED(Light Emitting Diode)、セグメントLED、EL(Electronic Luminescent)、プラズマディスプレー等からなるものであっても良い。
また、本実施の形態においては、液晶表示装置32は、遊技機であるパチンコ遊技機10における遊技盤14の前面略中央に設けられている場合を示したが、遊技者により視認可能な位置であれば何処の位置に設けられても良い。
また、本実施の形態においては、液晶表示装置32に識別情報および普通図柄を可変表示させたが、これに限らず、液晶表示装置32とは別体に普通図柄用の可変表示装置を備えるように構成しても良い。また、可変表示手段として液晶表示装置32を採用したが、これに限らず、別の態様であっても良く、例えば、ドラム、ベルト、リール等を可変表示手段として採用しても良い。
また、液晶表示装置32の上方には、転動誘導部材59aおよび59bが設けられており、この転動誘導部材59aおよび59bは遊技球の経路を所定の方向に誘導するようになっている。
また、遊技盤14の上方にはスピーカ46Lおよび46Rが設けられており、このスピーカ46L、46Rは遊技に関する種々の情報を音声、音楽等によって出力するようになっている。
また、遊技盤14の下左側および下右側には装飾ランプ36aおよび装飾ランプ36bが設けられているとともに、遊技盤14の下部には遊技球の一般入賞口56a〜56dが設けられている。
この一般入賞口56a〜56dの近傍には、大入賞口39a、39bに対して開閉自在なシャッタ40a、40bが設けられている。大入賞口39a、39bは、遊技領域に設けられている。
なお、大入賞口39aを第1大入賞口39a、大入賞口39bを第2大入賞口39bと称し、シャッタ40aを第1シャッタ40a、シャッタ40bを第2シャッタ40bと称する。本実施の形態では、第1大入賞口39aと第1シャッタ40a、および、第2大入賞口39bと第2シャッタ40bがそれぞれ大入賞装置を構成する。即ち、パチンコ遊技機10は複数の大入賞装置を備えている。
上述したように、液晶表示装置32における識別情報の組合せが特定の表示態様である場合には、識別情報の可変表示に基づいて遊技状態が大当り遊技状態に移行され、この第1シャッタ40aまたは第2シャッタ40bの何れかが遊技球を受け入れ易い開放状態となるように駆動される。
また、この第1大入賞口39aには、第1V・カウントセンサ102(図2参照)を有する特定領域(図示せず)と、第1カウントセンサ104(図2参照)を有する一般領域(図示せず)とがあり、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、または、所定時間(例えば25秒)が経過するまで第1シャッタ40aが開放状態に駆動される。また、この第2大入賞口39bには、第2V・カウントセンサ103(図2参照)を有する特定領域(図示せず)と、第2カウントセンサ105(図2参照)を有する一般領域(図示せず)とがあり、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば8個)通過するか、または、所定時間(例えば25秒)が経過するまで第2シャッタ40bが開放状態に駆動される。即ち、本実施の形態では、所謂1ラウンドにおいて第1大入賞口39aでは10カウント、第2大入賞口39bでは8カウントとなっており、遊技者に付与される利益は第1大入賞口39aと第2大入賞口39bとでは異なっている。
すなわち、開放状態において第1大入賞口39aへの所定数の遊技球の入賞または所定時間の経過の何れかの条件が成立すると、第1大入賞口39aを、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態にする。同様に、第2大入賞口39bへの所定数の遊技球の入賞または所定時間の経過の何れかの条件が成立すると、第2大入賞口39bを、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態にする。
また、続いて、開放状態から閉鎖状態(第2の状態)となった第1シャッタ40aは、開放状態において第1大入賞口39aに受け入れられた遊技球が第1V・カウントセンサ102を通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。同様に、開放状態から閉鎖状態(第2の状態)となった第2シャッタ40bは、開放状態において第2大入賞口39bに受け入れられた遊技球が第2V・カウントセンサ103を通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。
すなわち、第1大入賞口39aが開放状態のときに受け入れられた遊技球が、第1大入賞口39a内に設けられた特定領域を通過したことを条件に、閉鎖状態となった後に再度開放状態にする。また、第2大入賞口39bが開放状態のときに受け入れられた遊技球が、第2大入賞口39b内に設けられた特定領域を通過したことを条件に、閉鎖状態となった後に再度開放状態にする。
また、第1大入賞口39aと第2大入賞口39bの前面の側方には、第1遮蔽部材81a、第2遮蔽部材81bが左右に移動可能に設けられている。第1遮蔽部材81aは第1大入賞口39aの一部若しくは全部の遮蔽または開放を行い、第2遮蔽部材81bは第2大入賞口39bの一部若しくは全部の遮蔽または開放を行う。第1遮蔽部材81a、第2遮蔽部材81bはモータ82(図2参照)により駆動され、副制御回路200(図2参照)により制御される。第1遮蔽部材81aまたは第2遮蔽部材81bが第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bを遮蔽した状態では、遊技者は遮蔽された第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bを視認できない状態となる。
また、液晶表示装置32の下方には、始動入賞球センサ116(図2参照)を有する始動入賞口44が設けられている。この始動入賞口44に遊技球が入賞した場合に、液晶表示装置32における特別図柄ゲームが開始され、複数列の識別情報を変動表示する変動表示状態に移行する。
本実施の形態においては、識別情報の可変表示開始条件として、始動入賞口44に遊技球が入賞し、この始動入賞時に抽出された大当り判定用乱数値を参照して抽選が行われたことを主な条件とする。
また、その他にも、識別情報が導出表示されていることを条件ともする。すなわち、可変表示開始条件が成立する毎に識別情報の可変表示を行うこととなる。
また、液晶表示装置32における特別図柄ゲームにおいて、識別情報の変動表示中に遊技球が始動入賞口44に入賞したことを条件として(可変表示保留条件)、始動入賞口44への遊技球の入賞に基づく識別情報の可変表示の実行(開始)が保留される。
そして、可変表示保留条件が成立した場合には、変動表示中の識別情報が導出表示される等の所定の可変表示開始条件が成立するまで、識別情報の可変表示の実行(開始)が保留されることになる。
識別情報の可変表示の実行が保留されている状態で、識別情報が導出表示された場合には、保留されている識別情報の可変表示の実行が開始される。また、識別情報が導出表示された場合に実行される識別情報の可変表示の実行は1回分である。
例えば、識別情報の可変表示の実行が3回分保留されている状態で、識別情報が導出表示された場合には、保留されている識別情報の可変表示のうち1回分が実行され、残りの2回分は保留される。
始動入賞口44への遊技球の入賞に基づく識別情報の実行が保留される場合は、識別情報の可変表示が後から実行できるように始動記憶情報を、所定数(例えば、4つ)を上限に、後述するメインRAM70(図2参照)に記憶する。このような始動記憶情報を記憶することによって、始動入賞口44への遊技球の入賞に基づく識別情報の可変表示が保留されるとともに、識別情報の可変表示の結果を決定するための情報が記憶される。
なお、始動入賞口44への遊技球の入賞に基づく識別情報の可変表示の実行が保留される場合に、メインRAM70に記録される始動記憶情報を始動記憶情報という。
また、一般に、始動記憶情報の数(所謂、「始動記憶数」)、すなわち保留されている識別情報の可変表示の実行回数は、始動記憶数表示装置1に備えられた保留ランプ34a〜34dの点灯(発光)、消灯(消光)によって表示される。
また、上述した始動入賞口44、一般入賞口56a〜56d、第1大入賞口39a、第2大入賞口39bにおける特定領域および一般領域に遊技球が入賞または通過したときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が上皿20または下皿22に払出される。
始動記憶数表示装置1は、表示オブジェクト(発光体)としての保留ランプ34a〜34dを備えており、保留ランプ34a〜34dの各々は1個のLED(発光ダイオード)ランプで構成されている。すなわち、保留ランプ34a〜34dは4個の同種のLEDランプで構成されている。
この保留ランプ34a〜34dは、液晶表示装置32における特別図柄ゲームにおいて、識別情報の変動表示中に遊技球が始動入賞口44に入賞して、始動記憶数が1つ増える場合(識別情報の可変表示の結果を決定するための始動記憶情報がメインRAM70に記憶される場合)、左から右に順番にそれぞれ1つずつ点灯する。
すなわち、1番左に位置する保留ランプ34aが点灯していない場合(保留ランプ34a〜34dが点灯していない場合)に、液晶表示装置32における特別図柄ゲームにおいて、識別情報の変動表示中に遊技球が始動入賞口44に入賞して、始動記憶数が1つ増える場合に保留ランプ34aがまず点灯し、次いで保留ランプ34b、保留ランプ34cの順に点灯し、保留ランプ34dが最後に点灯する。
また、保留される識別情報の可変表示の実行回数には上限が設定されており、本実施の形態においては、識別情報の可変表示の実行回数は4回が保留される。なお、識別情報の可変表示は上限を設定することなく保留されるように構成しても良い。また、識別情報の可変表示を保留しないように構成しても良い。
図2は、パチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。
遊技制御手段としての主制御回路60は、図2に示すように、制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70等を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66は、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、大当りと判定されたときに乱数抽選によって第1大入賞口39aの第1シャッタ40aと第2大入賞口39bの第2シャッタ40bの何れを開放するかを判定する際に参照される開放選択テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブル等の各種のテーブルも記憶されている。開放選択テーブルにおいては、第1大入賞口39aが開放される確率は77/256であり、第2大入賞口39bが開放される確率は179/256となるように定められている。
なお、本実施の形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する媒体としてメインROM68を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であっても良く、例えば、ハードディスク装置、CD−ROMおよびDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていても良い。
また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM70等に記録されるものでも良い。さらに、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。
また、本実施の形態においては、メインCPU66、メインROM68およびメインRAM70を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用しても良い。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。メインRAM70に記憶されるデータの具体例としては、以下のようなものがある。
メインRAM70には、特別図柄制御状態フラグ、普通図柄制御状態フラグ、特定領域通過フラグ、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ、はずれ図柄決定用乱数カウンタ、演出条件選択用乱数カウンタ、大入賞口開放回数カウンタ、大入賞口入賞カウンタ、待ち時間タイマ、大入賞口開放時間タイマ、特別図柄ゲームにおける始動記憶数を示すデータ、普通図柄ゲームにおける始動記憶数を示すデータ等が存在する出力に関する変数等が位置付けられている。
また、メインRAM70には、後述する副制御回路200にコマンドを供給するためのデータ、変数等も位置付けられている。
特別図柄制御状態フラグは、特別図柄ゲームの制御状態を示すものである。普通図柄制御状態フラグは、普通図柄ゲームの制御状態を示すものである。特定領域通過フラグは、遊技球が特定領域を通過したか否かを判断するためのものである。
大当り判定用乱数カウンタは、特別図柄ゲームの当否を判定するためのものである。大当り図柄決定用乱数カウンタは、特別図柄ゲームの結果を当選と判定した場合に、導出表示される識別情報を決定するためのものである。
はずれ図柄決定用乱数カウンタは、特別図柄ゲームの結果を当選と判定しなかった場合に、導出表示する識別情報を決定するためのものである。演出条件選択用乱数カウンタは、識別情報の変動表示パターンを決定するためのものである。
これらのカウンタは、メインCPU66により順次“1”増加するように記憶更新されており、所定のタイミングで各カウンタから乱数値を抽出することにより、メインCPU66の各種の機能を実行することとなる。
なお、本実施の形態においては、このような乱数カウンタを備え、プログラムに従って、メインCPU66が、乱数カウンタを“1”増加させるように記憶更新する構成としたが、これに限らず、別個に、乱数発生器のような装置を備えるように構成しても良い。また、はずれではあるが、リーチとするか否かを判定するためのリーチ判定用乱数カウンタを設けても良い。
待ち時間タイマは、主制御回路60と副制御回路200とにおいて実行される処理の同期を取るためのものである。また、大入賞口開放時間タイマは、第1シャッタ40aおよび第2シャッタ40bを駆動させ、第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bを開放する時間を計測するためのものである。なお、本実施の形態におけるタイマは、メインRAM70において、所定の周期で、その所定の周期だけ減算されるように記憶更新されるが、これに限らず、CPU等自体がタイマを備えていても良い。
大入賞口開放回数カウンタは、大当り遊技状態における第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bのそれぞれの開放回数(所謂、「ラウンド数」)を示すものである。また、大入賞口入賞カウンタは、1ラウンド中に第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bに入賞し、第1V・カウントセンサ102、第2V・カウントセンサ103、または第1カウントセンサ104、第2カウントセンサ105を通過した遊技球の数を示すものである。
始動記憶数を示すデータは、始動入賞口44に遊技球が入賞したが識別情報の変動表示が実行できないときに当該変動表示を保留するが、その保留されている識別情報の変動回数を示すものである。また、メインRAM70には、特別図柄記憶領域および普通図柄記憶領域が位置付けられ、記憶されている。
特別図柄記憶領域は、液晶表示装置32における特別図柄ゲームにおける1回の可変表示に対応する大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値、クリアデータ等のデータが記憶されており、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(4)がある。
特別図柄記憶領域(0)には、今現在実行されている可変表示に対応するデータが記憶されている。また、特別図柄記憶領域(1)から特別図柄記憶領域(4)には、現在実行されている可変表示が終了した後に実行される可変表示に対応するデータ(始動記憶情報)が記憶されている。すなわち、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(4)の全てのデータがクリアデータである場合には、現在の可変表示が実行されず、可変表示を実行するための保留も行われていないこととなる。
また、現在の識別情報の可変表示が終了した場合には、特別図柄記憶領域(1)から特別図柄記憶領域(4)の各々のデータを、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(3)にシフトし、特別図柄記憶領域(4)にクリアデータを記憶する。これによって、特別図柄記憶領域の更新が行われる。
また、普通図柄記憶領域に関しても、特別図柄記憶領域と同じように、普通図柄記憶領域(0)から普通図柄記憶領域(4)がある。また、特別図柄記憶領域と同じように、普通図柄記憶領域の更新制御が行われる。
なお、本実施の形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であれば良い。
また、メインCPU66は、始動入賞口44に遊技球が通過したことを条件として、大当り判定用乱数カウンタから乱数値を取得するようになっている。
そして、メインCPU66は、大当り判定用乱数カウンタから取得した乱数値に基づいて所定の遊技状態である大当たり遊技状態に移行するか否かを決定するようになっており、判定手段を構成している。
ここで、本実施の形態における所定の遊技状態とは、特定リーチ(スーパーリーチ、大当り当選でのリーチ等)、特別遊技状態(大当り遊技に移行(当選)、大当り遊技状態中、確変遊技状態中)等の遊技状態である。
また、メインCPU66は、大当り遊技状態に移行したときに、開放選択テーブルを参照して第1大入賞口39aと第2大入賞口39bの何れを開放させるかを抽選により選択するようになっており、選択手段を構成している。
また、メインCPU66は、大当り遊技状態に移行したときに、遊技者に供与する利益を第1大入賞口39aと第2大入賞口39bとで異ならせるようになっており、異なる利益を供与する利益供与手段を構成している。即ち、第1大入賞口39aに入賞した場合は1ラウンドが10カウントで、第2大入賞口39bに入賞した場合は1ラウンドが8カウントであり、第1大入賞口39aに入賞した場合の方が遊技者に供与する利益が大きくなっている。
一方、主制御回路60は、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのコマンド出力ポート72、各種の装置との間で信号の送受信を行うためのI/Oポート74を備えている。また、これらの初期リセット回路64、コマンド出力ポート72、I/Oポート74は、メインCPU66に接続されている。
また、主制御回路60には、上述したI/Oポート74を介して、各種の装置が接続されており、例えば、図2に示すように、第1V・カウントセンサ102、第2V・カウントセンサ103、第1カウントセンサ104、第2カウントセンサ105、一般入賞球センサ106、108、110、112、通過球センサ114、始動入賞球センサ116、普通電動役物ソレノイド118、第1大入賞口ソレノイド120、第2大入賞口ソレノイド121、第1シーソーソレノイド122、第2シーソーソレノイド123、バックアップクリアスイッチ124等が接続されている。
第1V・カウントセンサ102は、第1大入賞口39aにおける特定領域に設けられている。この第1V・カウントセンサ102は、第1大入賞口39aにおける特定領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
また、同じように、第2V・カウントセンサ103は、第2大入賞口39bにおける特定領域に設けられている。この第2V・カウントセンサ103は、第2大入賞口39bにおける特定領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
第1カウントセンサ104は、第1大入賞口39aにおける特定領域とは異なる一般領域に設けられている。この第1カウントセンサ104は、第1大入賞口39aにおける一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
また、同じように、第2カウントセンサ105は、第2大入賞口39bにおける特定領域とは異なる一般領域に設けられている。この第2カウントセンサ105は、第2大入賞口39bにおける一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球センサ106、108、110、112は、一般入賞口56a〜56dに設けられている。この一般入賞球センサ106、108、110、112は、各一般入賞口56a〜56dを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114は、球通過検出器54に設けられている。この通過球センサ114は、球通過検出器54を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
始動入賞球センサ116は、始動入賞口44に設けられている。この始動入賞球センサ116は、始動入賞口44を遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
普通電動役物ソレノイド118は、リンク部材(図示せず)を介して羽根部材48に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、羽根部材48を開放状態または閉鎖状態とする。
第1大入賞口ソレノイド120は、図1に示す第1シャッタ40aに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、第1シャッタ40aを駆動させ、第1大入賞口39aを開放状態または閉鎖状態とする。
また、同じように、第2大入賞口ソレノイド121は、図1に示す第2シャッタ40bに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、第2シャッタ40bを駆動させ、第2大入賞口39bを開放状態または閉鎖状態とする。
第1シーソーソレノイド122は、板形状で第1シャッタ40a内部に設けられているシーソーに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、特定領域を通過し易くなるようにまたは一般領域を通過し易くなるように切り替えることとなる。
また、同じように、第2シーソーソレノイド123は、板形状で第2シャッタ40b内部に設けられているシーソーに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、特定領域を通過し易くなるようにまたは一般領域を通過し易くなるように切り替えることとなる。
バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有する。
また、主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードユニット150が接続されている。
具体的には、払出・発射制御回路126には、その払出・発射制御回路126を制御するためのCPU(図示せず)と、CPUに処理を実行させるためのプログラムが記憶されているROM(図示せず)と、CPUの作業領域であるRAM(図示せず)とが少なくとも備えられている。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、球貸し操作パネル125の操作に応じてカードユニット150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払出させる。
また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。なお、払出装置128は、発射(投入)された遊技媒体が所定の領域を通過することにより遊技媒体を払出す払出手段の一例として採用されている。また、払出・発射制御回路126は、払出手段の払出制御を行う払出制御手段の一例として採用されている。
また、発射装置130には、上述した発射モータ、タッチセンサ等の遊技球を発射させるための装置が備えられており、発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向に回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射モータに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が発射モータにより遊技領域に順次発射される。
なお、このような発射装置130は、遊技者の操作に応じて遊技媒体を発射する発射手段の一例として採用されている。また、払出・発射制御回路126は、発射手段の駆動制御を行う発射制御手段の一例として採用されている。
また、コマンド出力ポート72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における画像表示制御、スピーカ46(図1においては46Lおよび46R)から発生させる音声に関する制御、装飾ランプ36aおよび36b等を含むランプ132の制御、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの開閉制御等を行う。
なお、本実施の形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
演出制御手段としての副制御回路200は、サブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための画像制御回路250、スピーカ46から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、保留ランプ34a〜34d、装飾ランプ36aおよび36bを含むランプ132の制御を行うランプ制御回路240、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを開閉するモータ82を駆動するモータ駆動回路270から構成されている。副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。
特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。サブCPU206は、後述する各種の手段として機能することとなる。
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。具体的なプログラムについては後述する。
なお、本実施の形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であっても良く、例えば、ハードディスク装置、CD−ROMおよびDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていても良い。
勿論、記憶手段としてメインROM68を用いても良い。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでも良い。さらにまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていても良い。
また、本実施の形態において、メインCPU66およびメインROM68を含む主制御回路60と、サブCPU206およびプログラムROM208を含む副制御回路200と、を別々に構成したが、これに限らず、メインCPU66およびメインROM68を含む主制御回路60のみで構成しても良く、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをメインROM68に記憶させ、メインCPU66により実行されるように構成しても良い。
勿論、サブCPU206およびプログラムROM208を含む副制御回路200のみで構成するようにしても良く、この場合には、上述したメインROM68に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成しても良い。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等各種の変数等が位置付けられている。
なお、本実施の形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であれば良い。
画像制御回路250は、画像データプロセッサ(図示せず)、各種の画像データを記憶する画像データROM(図示せず)等から構成されている。
画像制御回路250は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROMから、識別情報を示す識別情報画像データ、背景画像データ、演出用画像データ、普通図柄を示す普通図柄画像データ等、各種の画像データを読み出し、液晶表示装置32に表示させる画像データを生成する。
そして、画像制御回路250は、生成した画像データを画像信号として変換し、所定のタイミングでこの画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32に画像を表示させる。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC(図示せず)、各種の音声データを記憶する音声データROM(図示せず)等から構成されている。音声制御回路230は、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、音声データROMに記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。また、音声制御回路230は、選択された音声データを音声データROMから読み出し、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号を増幅させ、スピーカ46から音声を発生させる。
ランプ制御回路240は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路(図示せず)、複数種類のランプ装飾パターン等が記憶されている装飾データROM(図示せず)等から構成されている。ランプ制御回路240は、サブCPU206から供給される命令に基づいて、ランプ132の発光制御を行う。
モータ駆動回路270は、メインCPU66からサブCPU206に所定の遊技状態に移行したことを示す命令が出力されたときに、サブCPU206から供給される命令に基づいてモータ82を駆動して第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを開閉するようになっている。本実施の形態では、サブCPU206が遮蔽制御手段を構成している。
また、上述した構成によって実行される特別図柄ゲームに関する表示画面について図3を用いて説明する。
液晶表示装置32における表示領域32a上には、図3(A)に示すように、複数列における識別情報(特別図柄ゲームにおける特別図柄92)の導出表示がされている。
また、可変表示開始条件が成立したときには、図3(B)に示すように、識別情報の可変表示が実行される。
また、識別情報の可変表示は、識別情報の変動表示が開始され、変動表示された複数列の識別情報が所定の順序で導出表示され、図3(C)に示すように、第1停止列(例えば、左列)、第2停止列(例えば、右列)が停止表示され、それらの列に停止表示される識別情報が所定の組合せとなった場合には、リーチとなる。
そして、図3(D)に示すように、第3停止列(例えば、中列)が停止表示され、その導出表示された複数列の識別情報が特定の表示態様(例えば、同一図柄が3個揃った態様)となったことを条件に、遊技状態が大当り遊技状態に移行されることとなる。
ここで、図4を参照して第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽81bの遮蔽または開放の態様を説明する。第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bは、通常遊技状態のときは、図4(a)に示すように、第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bを開放する待機位置に停止している。即ち、第1遮蔽部材81aは第1大入賞口39aの左側に位置し、第2遮蔽部材81bは第2大入賞口39bの右側に位置している。
また、大当り演出時、即ち特別遊技状態である大当り遊技状態になると、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bは左右に動き、図4(b)に示すように、第2遮蔽部材81bが第2大入賞口39bを視認できない状態に遮蔽して第1大入賞口39aのみが開放された状態と、図4(c)に示すように第1遮蔽部材81aが第1大入賞口39aを視認できない状態に遮蔽して第2大入賞口39bのみが開放された状態との間を繰り返すようになっている。
また、図4(b)、(c)の状態から第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの何れかが開放状態になるまでの所定時間が経過すると、例えば大入賞口39bの第2シャッタ40bが開放されることがメインCPU66によって決定されている場合は、図4(d)に示すように、第1遮蔽部材81aが第1大入賞口39aを遮蔽するとともに、第2遮蔽部材81bが第1大入賞口39bを開放した状態となる。本実施の形態では、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽81bは遮蔽手段を構成する。
次に、パチンコ遊技機10で実行される処理を図5〜図14のフローチャートに基づいて説明する。なお、図5〜図11はメインCPU66によって実行される制御プログラムであり、この制御プログラムはメインRAM70に記憶されている。
また、図12〜図14はサブCPU206によって実行される制御プログラムであり、この制御プログラムはプログラムROM208に記憶されている。
図5に示すメイン処理では、まず、RAMアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域を初期化等の初期設定処理を実行する(ステップS1)。そして、詳しくは図7を用いて後述するが、液晶表示装置32における特別図柄ゲームの進行、液晶表示装置32に表示される識別情報に関する特別図柄制御処理を実行する(ステップS2)。
次いで、液晶表示装置32における普通図柄ゲームの進行、液晶表示装置32に表示される普通図柄に関する普通図柄制御処理を実行する(ステップS3)。
この処理において、メインCPU66は、普通図柄制御状態フラグに基づいて、普通図柄ゲームにおける当たり判定、羽根部材48を開放状態、閉鎖状態に駆動させるための制御などを実行する。このように、メイン処理においては、ステップS1の初期設定処理が終了した後、ステップS2からステップS3の処理を繰り返し実行することとなる。
また、メインCPU66は、メイン処理を実行している状態であっても、メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。図示しないリセット用クロックパルス発生回路62から所定の周期(例えば2ミリ秒)毎に発生されるクロックパルスに応じて、図6に示すシステムタイマ割込処理を実行する。
図6はシステムタイマ割込み処理を示すフローチャートである。図6において、最初に、図5に示すように、メインCPU66は、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ等の各カウント値を“1”増加するように乱数更新処理を実行する(ステップS11)。
次いで、図9を参照して詳細を後述するように、始動入賞口44、球通過検出器54、一般入賞口56a〜56d等の遊技球の入賞または通過を検知する入力検出処理を実行する(ステップS12)。
この処理においては、メインCPU66は、各種の入賞口に遊技球が入賞したことを条件として、遊技球を払出す(賞球する)旨のデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。
次いで、主制御回路60と副制御回路200との同期を取るための待ち時間タイマ、大当りが発生した際に開放する第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bの開放時間を計測するための大入賞口開放時間タイマ等、各種のタイマの更新処理を実行する(ステップS13)。
次いで、各種の変数に基づいて駆動制御するための信号をソレノイド、モータ等に供給するために、出力処理を実行し(ステップS14)。この処理が終了した場合には、ステップS15に処理を移す。
ステップS15においては、コマンド出力処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、各種のコマンドを副制御回路200に供給する。これらの各種のコマンドとしては、具体的には、遊技状態が通常遊技状態であるのか特別遊技状態(大当り遊技状態)であるかを示す遊技状態コマンド、特定のリーチ(スーパーリーチ、大当り当選でのリーチ等)が発生したか否かを示す特定リーチコマンド等が含まれる。この処理が終了した場合には、ステップS16に処理を移す。
そして、ステップS16の処理でメインCPU66は、払出装置128に賞球を行わせるための賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126に送信する等の払出処理を実行する。
また、メインCPU66は、各種の入賞口に遊技球が入賞することで予め設定された所定数の賞球払出を行うための賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126に供給する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰し、メイン処理を実行させる。
図7は図5のステップS2において実行される特別図柄制御処理である。
図7において、まず、特別図柄制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップS21)。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグを読み出す。この処理が終了した場合には、ステップS22に処理を移す。
なお、後述するステップS22からステップS30において、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグの値に基づいて、各ステップにおける各種の処理を実行するか否かを判断することとなる。この特別図柄制御状態フラグは、液晶表示装置32における特別図柄ゲームの遊技の状態を示すものであり、ステップS22からステップS30における処理の何れかを実行可能にするものである。
また、それに加えて、メインCPU66は、各ステップに対して設定された待ち時間タイマ等に応じて決定される所定のタイミングで各ステップにおける処理を実行する。なお、この所定のタイミングに至る前においては、各ステップにおける処理を実行することなく終了することとなり、他のサブルーチンを実行することとなる。もちろん、所定の周期でシステムタイマ割込処理も実行する。
ステップS22においては、特別図柄記憶チェック処理を実行する。詳しくは図8を用いて後述するが、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合に、始動記憶数のチェックを行い、始動記憶数がある場合に、大当り判定、導出識別情報、識別情報の変動パターン、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの開放等の決定を行う。
また、メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を特別図柄制御状態フラグにセットし、今回の処理で決定された変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする。
すなわち、今回決定された変動パターンに対応する変動時間を経過した後、ステップS23の処理を実行するように設定するのである。一方、始動記憶数がない場合には、デモ画面が表示される。この処理が終了した場合には、ステップS23に処理を移す。
ステップS23においては、特別図柄変動時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であり、変動時間が経過した場合に、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を特別図柄制御状態フラグにセットし、確定後待ち時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。すなわち、確定後待ち時間が経過した後、ステップS24の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS24に処理を移す。
ステップS24においては、特別図柄表示時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であり、確定後待ち時間が経過した場合に、大当りか否かを判断する。
メインCPU66は、大当りである場合に、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を特別図柄制御状態フラグにセットし、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば10秒)を待ち時間タイマにセットする。すなわち、大当り開始インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS25の処理を実行するように設定するのである。
また、メインCPU66は、大当りである場合は、開放選択テーブルを参照して第1大入賞口39aと第2大入賞口39bの何れを開放するかの抽選を行う。前述したように、第1大入賞口39aが開放される確率は77/256であり、第2大入賞口39bが開放される確率は179/256である。
一方、メインCPU66は、大当りではない場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする。すなわち、ステップS30の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS25に移行する。
ステップS25においては、大当り開始インターバル管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であり、その大当り開始インターバルに対応する時間が経過した場合に、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bを開放させるために、メインROM68から読み出されたデータに基づいて、メインRAM70に位置付けられた変数を更新する。
メインCPU66は、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口開放中を示す値(04)を特別図柄制御状態フラグにセットするとともに、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの開放上限時間(例えば30秒または25秒)を第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口開放時間タイマにセットする。すなわち、ステップS27の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS26に処理を移す。
ステップS26においては、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した場合に、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口開放回数カウンタを“1”増加するように記憶更新する。メインCPU66は、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口開放中を示す値(04)を特別図柄制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの開放上限時間(例えば30秒または25秒)を第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口開放時間タイマにセットする。すなわち、ステップS27の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS27に処理を移す。
ステップS27においては、大入賞口開放中処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口開放中を示す値(04)である場合に、第1大入賞口39aの大入賞口入賞カウンタが“10”以上または第2大入賞口39bの大入賞口入賞カウンタが“8”以上であるという条件、開放上限時間を経過した(大入賞口開放時間タイマが“0”である)という条件の何れかを満たすか否かを判断する。
メインCPU66は、何れかの条件を満たした場合に、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bを閉鎖させるために、メインRAM70に位置付けられた変数を更新する。メインCPU66は、大入賞口内残留球監視を示す値(05)を特別図柄制御状態フラグにセットする。
メインCPU66は、大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。すなわち、大入賞口内残留球監視時間が経過した後、ステップS28の処理を実行するように設定するのである。なお、メインCPU66は、何れの条件も満たさない場合には、上述した処理を実行しない。この処理が終了した場合には、ステップS28に処理を移す。
ステップS28においては、大入賞口内残留球監視処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間が経過した場合に、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bにおける特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの大入賞口開放回数カウンタが“15”以上である(最終ラウンドである)という条件の何れかを満たすか否かを判断する。
メインCPU66は、何れかの条件を満たした場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を特別図柄制御状態フラグにセットし、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。すなわち、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS29の処理を実行するように設定するのである。
一方、メインCPU66は、何れの条件も満たさない場合に、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を特別図柄制御状態フラグにセットする。また、メインCPU66は、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。すなわち、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS26の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS29に処理を移す。
ステップS29においては、大当り終了インターバル処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を特別図柄制御状態フラグにセットする。すなわち、ステップS30の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS30に処理を移す。
ステップS30においては、特別図柄ゲーム終了処理を実行する。この処理においては、メインCPU66は、特別図柄制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、始動記憶数を示すデータを“1”減算するように記憶更新する。
また、メインCPU66は、始動記憶数表示コマンドを示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。ここでの始動数記憶数表示コマンドとは、保留ランプ34a〜34dの点灯表示や消灯表示を指示するコマンドである。
メインRAM70に記憶された始動記憶数表示コマンドを示すデータは、図6のステップS15の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に始動記憶数表示コマンドとして供給される。このコマンドを主制御回路60から受け取った副制御回路200のサブCPU206は、保留ランプ34a〜34dの点灯表示制御や消灯表示制御を行う。
そして、メインCPU66は、特別図柄記憶領域(1)から特別図柄記憶領域(4)のデータのそれぞれを、特別図柄記憶領域(0)から特別図柄記憶領域(3)にシフト(記憶)する処理を実行し、特別図柄記憶領域(4)にクリアデータをセットする処理を実行する。これによって、特別図柄記憶領域のデータの更新、すなわち始動記憶数の更新を実行することになる。
また、メインCPU66は、特別図柄記憶チェックを示す値(00)を特別図柄制御状態フラグにセットする。すなわち、ステップS22の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
上述したように、特別図柄制御状態フラグをセットすることにより、液晶表示装置32における特別図柄ゲームが実行されることとなる。
図8は図7のステップS22において実行される特別図柄記憶チェック処理のフローチャートである。
図8において、まず、特別図柄制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断を行い(ステップS41)、特別図柄制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であると判断した場合には、ステップS42に処理を移し、特別図柄制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であるものと判断しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
そして、ステップS42においては、始動記憶数が“0”であるか否かの判断を行い、始動記憶数を示すデータが“0”であると判断した場合には、ステップS43に処理を移し、始動記憶数を示すデータが“0”であるものと判断しない場合には、ステップS44に処理を移す。
また、ステップS43においては、デモ表示処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、デモ表示を行わせるために副制御回路200にデモ表示コマンドを供給するための変数をメインRAM70に記憶する。これによって、液晶表示装置32において、デモ画面の表示が実行されることとなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
また、ステップS44においては、特別図柄制御状態フラグとして特別図柄変動時間管理を示す値(01)をセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を示す値を特別図柄制御状態フラグに記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS45に処理を移す。
ステップS45においては、大当りを判定する大当り判定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に抽出された大当り判定用乱数値を参照する。
すなわち、メインCPU66は、遊技領域に設けられた始動入賞口44を遊技球が通過したことを条件に、識別情報の可変表示の結果に基づく大当り遊技状態に移行させるか否かを判定することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS46に処理を移す。
ステップS46においては、大当り判定を行った結果、遊技状態を大当り状態に以降させると判定したか否かを確認する。即ち、この処理において、メインCPU66は、ステップS45の参照の結果に基づいて、大当りであるか否かを判断することになる。メインCPU66は、大当りであると判断した場合には、ステップS47に処理を移し、大当りであるとは判断しない場合には、ステップS48に処理を移す。
ステップS47では液晶表示装置32に表示する大当り図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に抽出された大当り図柄用乱数値を抽出し、その大当り図柄用乱数値に基づいて、左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。
ステップS48においては、液晶表示装置32に表示するはずれ図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に抽出されたはずれ図柄用乱数値を抽出し、そのはずれ図柄用乱数値に基づいて液晶表示装置32に表示するはずれ図柄の決定を行う。
ここでは、はずれ図柄決定用乱数カウンタからはずれ図柄決定用乱数値を抽出し、左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。
ステップS47、S49、S50で記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図6のステップS15の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に導出図柄指定コマンドとして供給される。このような処理が実行されることによって、すなわち、識別情報の可変表示の結果を決定することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS49に処理を移す。
ステップS49においては、変動表示パターン選択処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、演出条件選択用乱数値を抽出する。メインCPU66は、ステップS47およびステップS48により決定された左列、中列、右列の識別情報に基づいて、変動パターンを決定するための変動パターン振分テーブルを選択する。
次いで、メインCPU66は、演出条件選択用乱数カウンタから抽出した演出条件選択用乱数値と選択した変動パターン振分テーブルとに基づいて、変動パターンを決定し、メインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された変動パターンを示すデータは、図6のステップS15の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に変動パターン指定コマンドとして供給される。副制御回路200のサブCPU206は、受信した変動パターン指定コマンドに応じた演出表示を実行することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS50に処理を移す。
ステップS50においては、決定した変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、ステップS51の処理により決定された変動パターンと、その変動パターンの変動演出時間を示す変動演出時間テーブルとに基づいて、変動演出時間を決定し、その変動演出時間を示す値を待ち時間タイマに記憶する。この処理が終了した場合には、今回の変動表示に用いられた記憶領域をクリアする処理を実行する(ステップS51)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図9は図6のステップS12において実行される入力検出処理のフローチャートである。
図9において、メインCPU66は、賞球関連スイッチチェック処理を実行する(ステップS61)。この処理において、メインCPU66は、賞球に関連するスイッチである第1V・カウントセンサ102、第2V・カウントセンサ103、第1カウントセンサ104、第2カウントセンサ105、一般入賞球センサ106、108、110、112、始動入賞球センサ116等の各種のセンサより、所定の検知信号が供給されているかを検出する。
そして、これら所定の信号の検出処理を行ったメインCPU66は、信号を供給したセンサに応じて、賞球の数を決定し、メインRAM70に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS62に処理を移す。
ステップS62においては、特別図柄関連スイッチ入力処理を実行する。詳しくは図9を用いて後述するが、特別図柄としての識別情報に関連する第1V・カウントセンサ102、第2V・カウントセンサ103、第1カウントセンサ104、第2カウントセンサ105、一般入賞球センサ106、108、110、112、始動入賞球センサより所定の信号が供給されているかを検出する。これら所定の信号の検出処理を行ったメインCPU66は、後述するような処理を実行する。この処理が終了した場合には、ステップS63に処理を移す。
ステップS63においては、普通図柄関連スイッチ入力処理を実行する。この処理において、通過球センサ114は、所定の検知信号をメインCPU66に供給する。これら所定の信号を受け取ったメインCPU66は、普通図柄の始動記憶等の処理を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図10は図9のステップS62において実行される特別図柄関連スイッチ入力処理のフローチャートである。
図10において、カウントスイッチ入力があるか否かの判断を行う(ステップS71)。この処理において、メインCPU66は、第1カウントセンサ104、第2カウントセンサ105から供給される所定の信号に応じて、カウントスイッチ入力があると判断した場合には、大入賞口入賞カウンタを“1”増加させるように記憶更新するカウントスイッチ検出時処理を実行する(ステップS72)。一方、メインCPU66は、カウントスイッチ入力があると判断しない場合には、ステップS73に処理を移す。
ステップS73においては、V・カウントスイッチ入力があるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、第1V・カウントセンサ102、第2V・カウントセンサ103から供給される所定の信号に応じて、V・カウントスイッチ入力があると判断した場合には、特定領域を通過した旨のフラグを成立させるとともに大入賞口入賞カウンタを“1”増加させるように記憶更新するV・カウントスイッチ検出時処理を実行する(ステップS74)。一方、メインCPU66は、V・カウントスイッチ入力があると判断しない場合には、ステップS75に処理を移す。
ステップS75においては、始動入賞口スイッチ入力があるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、始動入賞球センサ116から供給される所定の信号を受け取ることにより、始動入賞口スイッチ入力があるか否かを判断することとなる。
メインCPU66は、始動入賞口スイッチ入力があると判断した場合には、ステップS76に処理を移し、始動入賞口スイッチ入力があると判断しない場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップS76においては、始動入賞口検出時処理を実行する。詳しくは図11を用いて説明するが、メインCPU66は、始動記憶数を示すデータを読み出し、その始動記憶数を示すデータが“4”より小さいか否かを判断する。メインCPU66は、始動記憶数を示すデータが“4”より小さいと判断した場合には、大当り判定用乱数カウンタから大当り判定用乱数値を抽出し、大当り図柄決定用乱数カウンタから大当り図柄用乱数値を抽出する。
そして、メインCPU66は、抽出した大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値をメインRAM70の所定領域に記憶する。なお、このように記憶された大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値を示すデータは、図8のステップS45およびステップS47の処理においてメインCPU66により読み出され、大当りであるか否かを判断されることになる。
また、大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値を示すデータは、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に供給され、副制御回路200のサブCPU206等により大当りであるか否かを判断される場合もある。また、メインCPU66は、保留ランプ34a〜34dの点灯表示や消灯表示を指示する始動記憶数表示コマンドのデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。この処理が終了した場合は、本サブルーチンを終了する。
図11は図10のステップS76において実行される始動入賞口検出処理のフローチャートである。
図11において、まず、始動記憶数が所定数(例えば“4”)以上か否かを判断する(ステップS81)。この処理において、メインCPU66は、始動記憶数カウンタから始動記憶数を読み出す。そして、メインCPU66は、読み出した結果、始動記憶数が“4”以上か否かの判断を行う。メインCPU66は、始動記憶数が“4”以上であると判断した場合には、本サブルーチンを終了する。すなわち、始動記憶数が“4”(上限数)に至っている場合には、始動入賞口44に遊技球が入賞した場合であっても、始動記憶情報の記憶が行われない。
一方、メインCPU66は、始動記憶数が“4”より小さいと判断した場合には、始動記憶数カウンタを“1”増加させ(ステップS82)、ステップS83に処理を移す。この処理を実行するメインCPU66は、後述するステップS84によって始動記憶情報がセットされるため、始動記憶数を“1”だけ増加させる制御を行うことになる。
ステップS83においては、メインCPU66は、大当り判定用乱数カウンタから大当り判定用乱数値を抽出し、大当り図柄決定用乱数カウンタから大当り図柄用乱数値を抽出する。
そして、メインCPU66は、抽出した大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値をメインRAM70の所定領域に始動記憶として記憶する。このように記憶された大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値を示すデータは、図8のステップS45およびステップS47の処理においてメインCPU66により読み出され、大当りであるか否かを判断されることとなる。
ステップS84において、メインCPU66は、始動記憶情報を含む始動記憶数表示コマンドを示すデータを、メインRAM70の所定領域に記憶する。
ここで、始動記憶数表示コマンドを示すデータとしては、始動記憶数が“1”増加する旨のデータ、保留ランプ34a〜34dの点灯表示や消灯表示を指示する旨のデータが含まれる。
このように記憶された始動記憶数表示コマンドを示すデータは、図6のステップS15の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に始動記憶数表示コマンドとして供給される。
これによって、副制御回路200においても、始動記憶情報が“1”増加した旨が認識可能となる。また、副制御回路200においても始動記憶情報が参照可能となる。
図12は副制御回路200で行われるメイン処理のフローチャートである。
図12において、サブCPU206は、メインRAM70に記憶された各種設定を初期化した後(ステップS91)、メインCPU66から受信したコマンドを解析するとともに、解析した結果に応じた処理を行う(ステップS92)。
次いで、サブCPU206は、コマンド受信処理でセットしたデータに応じて、画像制御回路250を制御する(ステップS93)。具体的には、サブCPU206は、画像制御回路250を制御することによって液晶表示装置32の表示領域32aに識別情報と共に予告画像や背景画像等を表示する。
次いで、サブCPU206は、コマンド受信処理でセットしたデータに応じて、音声制御回路230を制御する(ステップS94)。具体的には、サブCPU206は、音声制御回路230を制御することによってスピーカ46L、46Rから効果音や音声等を出力する。
次いで、サブCPU206は、コマンド受信処理でセットしたデータに応じて、ランプ制御回路240を制御する(ステップS95)。具体的には、サブCPU206は、ランプ制御回路240を制御することによって、ランプ132を所定のパターンで点灯・消灯する。
次いで、サブCPU206は、コマンド受信処理でセットしたデータに応じて、遮蔽制御処理を実行する(ステップS96)。具体的には、サブCPU206は、モータ駆動回路270を制御することによって、モータ82を駆動して第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを開閉制御する。
図13は図12のステップS92で実行されるコマンド受信処理のフローチャートである。
図13において、サブCPU206は、メインCPU66からコマンドが受信されたかを否かを判定し(ステップS101)、コマンドが受信された場合には、サブCPU206はステップS102に進み、コマンドが受信されていない場合には、サブCPU206はコマンド受信処理を終了する。
ステップS102では、サブCPU206は、遊技状態が通常遊技状態か否かを判定し、遊技状態が通常遊技状態である場合には、ステップS103の処理に移り、通常遊技状態でない場合には、ステップS106の処理に移る。
ステップ103では、サブCPU206は、スーパーリーチ、大当り当選でのリーチ等のように特定リーチが発生しているか否かを判定し、特定リーチが発生している場合には、ステップS104に進み、特定リーチが発生していない場合には、ステップS105に進む。
ステップS106では、サブCPU206は遊技状態が大当り遊技状態中や確変遊技状態中等のような特別遊技状態か否かを判定し、特別遊技状態である場合には、ステップS107に進み、特別遊技状態でない場合には、ステップS108に進む。
そして、ステップS104では、サブCPU206は、特定リーチパターンテーブルに従った制御データをコマンドにセットし、ステップS105では通常遊技パターンテーブルに従った制御データをコマンドにセットする。
また、ステップS107では、サブCPU206は、特別遊技パターンテーブルに従った制御データをコマンドにセットし、ステップS108ではその他の受信コマンドに対応する制御データをコマンドにセットする。
図14は図12のステップS96で行われる遮蔽制御処理の詳細を示すフローチャートである。
図14において、ステップS111では、サブCPU206は、主制御回路60から副制御回路200に送られた遊技状態データを取得する。この遊技状態データは、図13のコマンド受信処理によって、特定リーチが発生した状態か否か又は特別遊技状態か否かを解析して得られた制御データのことである。即ち、遊技状態データとは、例えば、通常の遊技状態データ、リーチ状態のデータおよび大当り遊技状態のデータをいう。また、遊技機が遊技されていない待機状態のデータも遊技状態データとして含まれる。
ステップS112において、サブCPU206は、取得した前記各遊技状態データに基づいて第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの遮蔽態様を設定する。遮蔽態様の設定には、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの動作タイミングが含まれる。
具体的には、取得したデータが、通常の遊技状態データの時、即ち図13のステップS103で特定リーチが発生していないと判別された場合には、図4(a)に示すように、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを待機位置に位置させたまま駆動を行わないように設定する。
また、取得したデータが大当り遊技状態の時、即ち図13のステップS106で遊技状態が特別遊技状態であると判別された場合には、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを、図4(b)、(c)に示す状態に移動して、所定時間経過後に図4(d)に示す状態で停止するように設定する。
また、取得したデータが特定リーチ発生の遊技状態の時、即ち図13のステップS103で特定リーチが発生していると判別された場合には、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを特定リーチの発生中開閉するように設定する。
また、取得したデータが、遊技機が遊技されていない待機状態等の時、即ち図13のステップS106で遊技状態が特別遊技状態ではないと判別された場合には、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを開放するように設定する。
ステップS113において、サブCPU206は、ステップS112で設定した内容に基づいてモータ駆動回路270を制御してモータ82を駆動し、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bを図4(b)、(c)に示した2つの状態を繰り返すように所定期間移動させた後、第1大入賞口39aの第1シャッタ40aまたは第2大入賞口39bの第2シャッタ40bのうち開放されない方の大入賞口を遮蔽する。第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの移動動作は、特別遊技状態である大当たり遊技状態に移行すると開始され、第1大入賞口39aの第1シャッタ40aまたは第2大入賞口39bの第2シャッタ40bの何れかが開放される直前までの所定期間行われる。そして、例えば、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの移動動作が終了して第2大入賞口39bの第2シャッタ40bが開放される場合は、図4(d)に示すように第1大入賞口39aを第1遮蔽部材81aが遮蔽した状態となる。
このように本実施の形態では、遊技領域に設けられ、遊技球が通過する始動入賞口44と、始動入賞口44を遊技球が通過したことを条件として、遊技者にとって有利な大当り遊技状態に移行するか否かを判定するメインCPU66と、遊技領域に設けられ、メインCPU66により大当り遊技状態への移行が判定されると、遊技球が入賞し易い開放状態に切り替わる第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bと、これら大入賞口毎に異なる利益を遊技者に付与するメインCPU66と、第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bの前面に設けられ、第1大入賞口39aおよび第2大入賞口39bの一部または全部を視認できない状態に遮蔽する第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bと、メインCPU66により大当り遊技状態への移行が判定されると、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの遮蔽制御を開始するサブCPU206とを備えているので、大当たり状態に移行したことに基づいて、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの遮蔽制御が行われるので、有利な状態、即ち第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bの何れかが開放された状態が選択されるまでの過程を表現することができ、遊技性に優れ興趣の高い遊技機を提供することができる。
また、本実施の形態では、第1大入賞口39aの入賞では1ラウンド10カウントで第2大入賞口39bの入賞では1ラウンド8カウントというように、遊技者に付与する利益が大入賞装置毎に異なっているので、遊技者は何れの大入賞装置が遮蔽されないのかという期待感を持って遊技をすることができる。
また、本実施の形態では、サブCPU206は、大当たり状態が判定されると、第1遮蔽部材81aおよび第2遮蔽部材81bの遮蔽制御を開始するとともに、所定時間経過後に、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bのうち開放状態に切り替わらない何れか一方の一部または全部を第1遮蔽部材81aまたは第2遮蔽部材81bにより遮蔽するようにしたので、大当り状態への移行が判定されると遮蔽制御が開始されるとともに、第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bのうち開放状態に切り替わらない何れか一方は所定時間後に第1遮蔽部材81aまたは第2遮蔽部材81bにより遮蔽されるので、遊技者は最終的に何れの大入賞口が遮蔽されないのかという期待感を持って遊技をすることができる。
また、本実施の形態では、メインCPU66が大当り状態への移行を判定すると、メインCPU66は更に第1大入賞口39aまたは第2大入賞口39bのうち何れを開放状態に切り替えるかを選択するので、開放状態に切り替える大入賞口が選択されることにより、大当り状態に移行するか否かの判定の後、付与される利益の大小が選択されることになるので、単なる「当たり」のみではなく、当たりの中に「大当り」と「小当り」があるという概念を遊技性に付与することができる。
本発明の一実施の形態のパチンコ遊技機における概観を示す正面図 一実施の形態のパチンコ遊技機において構成される主制御回路および副制御回路を示すブロック図 一実施の形態のパチンコ遊技機において表示される表示画面を示す説明図である。 一実施の形態の大入賞口の遮蔽部材の状態を示す図 一実施の形態のパチンコ遊技機の主制御回路において実行されるメイン制御処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の主制御回路において実行されるシステムタイマ割込処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の主制御回路において実行される特別図柄制御処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の主制御回路において実行される特別図柄記憶チェック処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の主制御回路において実行される入力検出処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の主制御回路において実行される特別図柄関連スイッチ処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の主制御回路において実行される始動入賞口検出時処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の副制御回路において実行されるメイン処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の副制御回路において実行されるコマンド解析処理を示すフローチャート 一実施の形態のパチンコ遊技機の副制御回路において実行される遮蔽制御処理を示すフローチャート
符号の説明
10 パチンコ遊技機(遊技機)
39a 第1大入賞口(大入賞装置)
39b 第2大入賞口(大入賞装置)
40a 第1シャッタ(大入賞装置)
40b 第2シャッタ(大入賞装置)
44 始動入賞口(始動入賞領域)
66 メインCPU(判定手段、利益供与手段)
81a 第1遮蔽部材(遮蔽手段)
81b 第2遮蔽部材(遮蔽手段)
206 サブCPU(遮蔽制御手段)

Claims (3)

  1. 遊技領域に設けられ、遊技球が通過する始動入賞領域と、
    前記始動入賞領域を遊技球が通過したことを条件として、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するか否かを判定する判定手段と、
    前記遊技領域に設けられ、前記判定手段により特別遊技状態への移行が判定されると、遊技球が入賞し易い開放状態に切り替わる複数の大入賞装置と、
    前記大入賞装置毎に異なる利益を遊技者に付与する利益供与手段と、
    前記複数の大入賞装置の前面に設けられ、前記大入賞装置の一部または全部を視認できない状態に遮蔽する遮蔽手段と、
    前記判定手段により前記特別遊技状態への移行が判定されると、前記遮蔽手段の遮蔽制御を開始する遮蔽制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遮蔽制御手段は、前記判定手段により前記特別遊技状態への移行が判定されると、前記遮蔽手段の遮蔽制御を開始するとともに、所定時間経過後に、前記複数の大入賞装置のうち開放状態に切り替わらない大入賞装置の一部または全部を前記遮蔽手段により遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記判定手段により前記特別遊技状態への移行が判定されると、前記複数の大入賞装置のうち何れの大入賞装置を開放状態に切り替える選択する選択手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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