JP2006262704A - 屠体冷却装置及び屠体冷却方法 - Google Patents

屠体冷却装置及び屠体冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】食用動物の中抜き屠体を冷却するために必要な水量及びエネルギー消費を抑えて効率の良い冷却を実現すると共に、微生物の発生を抑制して品質を向上させる。
【解決手段】屠体冷却装置は、食用動物の中抜き屠体を冷却するための屠体冷却装置であって、中抜き屠体を略一列に保持して所定の方向に搬送するための搬送部50と、搬送部50で中抜き屠体を搬送する搬送経路をユニット13に区画する間仕切り14を備えるハウジング10と、搬送部50で搬送される中抜き屠体に冷水を噴射するための冷水噴射部40と、空気を搬送経路の少なくとも一部に沿って循環させるための送風ファン20と、搬送経路に配置され、送風ファン20で送風された空気を冷却するための熱交換機30と、冷水噴射部40で噴射された冷水を回収するための冷水回収部16と、冷水回収部16に蓄えられた冷水を冷水噴射部40に供給するためのポンプ17とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、食鳥等、食用動物の中抜き屠体等の食肉屠体を殺菌後に冷却するための屠体冷却装置及び屠体冷却方法に関する。
牛、馬、豚、羊、鳥等食用動物を屠殺して、毛皮・内臓などを除いた中抜き屠体は、解体、加工等された後、冷蔵又は冷凍されて保存される。例えば鳥の場合、屠殺、放血、脱毛または脱羽、内臓取り出し、冷却、解体、冷蔵等の各処理工程後に、商品流通過程に載る。その他牛、馬、豚、羊等も同様の工程が採られている。このような処理の際、中抜き屠体に微生物、細菌類が増殖して品質が低下することがあるため、これを防止するための処理が求められている。特に加工食品に使用される原材料においては、その衛生品質が細菌レベルによって大きく左右されるため、その衛生管理はHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points:総合衛生管理製造過程)に沿った食品の危害分析、重要点管理等の衛生管理方式が要求される傾向にある。
食用中抜き屠体は、加熱等による殺菌処理の後、冷蔵あるいは冷凍保存される。加熱殺菌された高温の屠体は、一般に氷水や冷水に数時間浸漬してバブリングしたり、パドルチラーに投入して30分〜1時間冷却する等の方法で冷却することが行われている(例えば特許文献1参照)。例えば、図5に示すような冷却水槽60を使用し、ここに井水などの冷水を溜めて、殺菌装置を通過して加熱された屠体を投入して長時間浸漬させるという冷水浴によって冷却することが行われている。詳細には、殺菌装置を通過した食鳥屠体は、落下装置62等によりシュート上に落下されて冷却水槽60に搬送される。冷却水槽60では、格子状の搬送レーキ64で冷却水槽60中を一定方向に搬送する。一方、冷却水槽60中で冷水を搬送方向と逆向きに流して、食鳥屠体の冷却効果を高めている。
特開平10−99014号公報
しかしながら、この冷却では極めて多量の水を消費し、さらに水を冷却するためのエネルギー消費量も大きいという問題があった。例えば、食鳥処理能力が3000羽/時間の食鳥処理工場では、冷却のために約50tの井水が必要となる。さらに開放型の冷却水槽60を使用した冷水浴では断熱処理がなされていないため、冷熱の放散量が多くなり効率が悪く、このことが電力消費量を押し上げる一因となっていた。図5の例では、保有水量は、冷却装置用に45t、熱交換装置用に5tで合計50tであり、これを毎日入れ替える必要がある。さらに、平均水温16℃の用水を0.5℃〜0℃に冷却するために、5時間程度の準備冷却運転を必要としている。このため、使用電力は平均121KWであり、この内冷却設備に約80%の98KWが消費され、その他の設備に約20%の23KWが使用されている。さらに冷却設備の準備冷却運転に約5時間、屠体冷却作業時間に8時間、その他の設備運転に8時間を要するため、98KW×13時間+23KW×8時間=1458KW/日の電力が消費されることとなる。
また、上記のように冷却水槽60に屠体を投入する方式では、屠体の均一な冷却が得られ難いという問題もあった。従来の方式では、図5に示すように食鳥屠体を冷却水槽60の上方から投下させて、搬送レーキ64で冷却水槽60を搬送しながら冷却している。しかしながら、短時間で大量の屠体を冷却処理するため、例えば200羽〜250羽/5分の速度で次々と搬送レーキ64で区画された空間内に集中して投入し続ける必要がある。この結果、屠体の積み上がりが生じる。積み上がりが生じると、上方に積み上がった屠体は冷却水槽60で浸漬されないため、十分な冷却を得ることができない。また一旦積み上がりが形成されると、積み上がりが容易に解消されず、その結果冷却の不均一状態が継続されるという問題もある。すなわち、搬送レーキ64を搬送方向に移動させて強制的に屠体を移動させる一方で、逆向きに冷水流を流し続けているため、屠体が両側から圧力を受ける状態となり、積み上がりが崩れずに維持されたまま搬送されることとなる。このように、従来の冷水浴方式では積み上がりによって屠体の冷却が不均一となり、均質な屠体を得ることができないという問題があった。
一方で、冷却作業によって屠体中の細菌量が増えるという問題もあった。冷却装置では、殺菌装置を導入し、微生物量を制御することが行われている。本発明者が現行の冷却装置を使用して行った試験では、冷却作業開始直後の食鳥屠体の微生物量は、一般細菌が7.6×10個/g、大腸菌群は陰性であった。しかしながら、冷却作業終了直前では、一般細菌が9.8×10個/g、大腸菌群が60個/gとなり増加傾向を示した(出願人が検体サンプリングを行い、徳島県薬剤師会検査センターでの衛生検査データによる)。このように微生物が増加する原因として、上述した冷却の不均一が考えられる。すなわち殺菌工程中に熱、殺菌剤等により微生物の細胞膜に傷を負った微生物が、冷却水槽内で食鳥屠体が積み上がる結果、食鳥屠体と冷水との接触、及び冷水の流通が妨げられ、冷却不十分な部分で微生物の増殖温度帯となって微生物が増加するものと考えられる。
また冷却水槽の水深により食鳥屠体に水圧による浸透圧を受け、水分活性の増加によって微生物が栄養素の補給を受けて復活、増殖しているとも考えられる。特に現行の冷却水槽では、水深が1.2m〜1.5m程度あるため、冷却期間中は食鳥屠体に浸透圧が印加されることとなり、水分活性値が上昇し、微生物の繁殖が促進される。
さらに悪いことに、冷水を循環させることでこのような増加した微生物が他の屠体にも伝搬するという二次汚染の問題もある。同一の冷却水槽中で浸漬される屠体では、このような微生物伝搬の問題を回避することができず、屠体の品質低下を引き起こしていた。特に循環冷水は屠体の油脂分や凝固物、内臓の一部が含まれるため、汚濁が進み不衛生となる。またこのような大量の汚染水の処理も問題となり、環境への悪影響も懸念されていた。
一方、このような冷却水槽への屠体の投入、浸漬に変わって、ハンガーなどで懸吊した屠体を冷気中で冷却する方式もあるが、この方式ではシステムが大型化するという問題があった。
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、食用動物の屠体を冷却するために必要な水量及びエネルギー消費を抑えて効率の良い冷却を実現すると共に、微生物の発生を抑制して品質を向上させた屠体冷却装置及び屠体冷却方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の側面に係る屠体冷却装置は、食用動物の屠体を冷却するための屠体冷却装置であって、屠体を略一列に保持して所定の方向に搬送するための搬送部と、搬送部で屠体を搬送する搬送経路をユニットに区画する間仕切りを備えるハウジングと、搬送部で搬送される屠体に冷水を噴射するための冷水噴射部と、屠体の搬送経路の少なくとも一部と一致するように形成された空気の循環経路に配置され、空気を循環経路に沿って循環させるための送風ファンと、空気の循環経路に配置され、送風ファンで送風された空気を冷却するための熱交換機と、冷水噴射部で噴射された冷水を回収するための冷水回収部と、冷水回収部に蓄えられた冷水を冷水噴射部に供給するためのポンプとを備える。この構成によって、屠体を冷水と冷気で効率よく冷却することができ、使用される水量及び電力量を少なくできる。特に屠体を空気中を搬送させながら冷却することで、冷却水槽に浸漬された場合に問題となる接触汚染や二次汚染を回避できる。このことは、搬送経路をユニットに区画する構成と相俟って、微生物の伝染を防止できる。また屠体を浸漬しないので、浸透水圧を0付近に維持することができ、水分活性の上昇を防止でき、微生物の発生を抑止して安全性を高めることができる。
また、本発明の第2の側面に係る屠体冷却装置は、搬送部が、搬送方向に対して屠体をジグザグ状に搬送するように配置されている。この構成により、搬送方式を利用しつつハウジングを小型化でき、屠体冷却装置の設置スペースの占有面積を少なくできる。
さらに、本発明の第3の側面に係る屠体冷却装置は、搬送部が、屠体を懸吊するハンガーである。この構成により、冷却水槽を使用した場合に問題となる積み上がりを防止でき、屠体を確実に整列状態で搬送して均一な冷却が得られる。
さらにまた、本発明の第4の側面に係る屠体冷却装置は、搬送部が、屠体を載置するバケットである。この構成により、冷却水槽を使用した場合に問題となる積み上がりを防止でき、確実に屠体を搬送して均一な冷却が得られる。また、屠体をハンガーに懸吊する手間もかからず、簡易に多量の屠体をセットできるという利点も得られる。
さらにまた、本発明の第5の側面に係る屠体冷却装置は、ハウジングを、半密閉構造としている。この構成により、冷熱の放散を低減して熱効率を改善し、ひいてはエネルギー消費を低減できる。
さらにまた、本発明の第6の側面に係る屠体冷却装置は、噴射される冷水に殺菌剤又はPH調整剤を添加している。この構成により、ハウジング内を無菌状態に近付けることができ、より衛生的な環境で冷却を行い、屠体の安全性を高められる。
一方、本発明の屠体冷却方法は、食用動物の屠体を冷却するための屠体冷却方法であって、複数の屠体を搬送方向に対して略直交するように、ほぼ等間隔に搬送部に配置する工程と、搬送部で複数の屠体を、屠体冷却装置のハウジング内に形成された屠体の搬送経路を、ジグザグ状に搬送する工程と、屠体の搬送経路を搬送中の複数の屠体に対し、屠体の搬送経路に沿って設けられた冷水噴射部から冷水を噴射して屠体を冷却すると共に、冷水を下方に設けられた冷水回収部で回収し、回収された冷水をポンプで汲み上げて冷水噴射部に供給する一方、ハウジング内の空気を、屠体の搬送経路の少なくとも一部と一致するように形成された空気の循環経路に沿って送風ファンで循環させつつ、空気の循環経路に熱交換機を配置して空気を冷気とし、屠体の搬送経路の少なくとも一部に冷気の循環を生じさせる工程とを有する。これにより、屠体を冷水と冷気で効率よく冷却することができ、使用される水量及び電力量を少なくできる。特に屠体を空気中を搬送させながら冷却することで、冷却水槽に浸漬された場合に問題となる接触汚染や二次汚染を回避できる。このことは、搬送経路をユニットに区画する構成と相俟って、微生物の伝染を防止できる。また屠体を浸漬しないので、浸透水圧を0付近に維持することができ、水分活性の上昇を防止でき、微生物の発生を抑止して安全性を高めることができる。
以上のように、本発明の屠体冷却装置及び屠体冷却方法によれば、食用動物の屠体を冷却するために必要な水量及びエネルギー量を従来よりも大幅に低減し、効率のよい屠体の冷却が実現できる。また微生物の発生が抑制されるので、屠体の品質を向上させ安全性を高める効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための屠体冷却装置及び屠体冷却方法を例示するものであって、本発明は屠体冷却装置及び屠体冷却方法を以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
図1に、本発明の一実施の形態に係る屠体冷却装置の概略構成を示す。この図に示す屠体冷却装置100は、ハウジング10内に屠体Tを搬送する屠体Tの搬送経路を構成し、この搬送経路に屠体Tを搬送部50で搬送しながら冷却している。すなわち、従来の冷却装置のような冷却水槽への浸漬でなく、空気中で冷気と冷水によって冷却する方式としている。具体的には、送風ファン20でハウジング10内の空気を循環させつつ、空気の循環経路に配置した熱交換機30で空気温度を低下させて冷気とし、冷風を送風して循環させ、ハウジング10内の室温を低下させて、ハウジング10内の屠体Tの搬送経路を搬送される屠体Tを冷却する空冷方式を実現している。その一方で、屠体Tの搬送経路に冷水を噴射するための冷水噴射部40を配置し、冷水を屠体Tの表面に直接噴射することで、冷水による熱交換及び気化熱によって屠体Tを冷却する水冷方式も併用し、より効率的な冷却を実現している。このように、冷水浴による冷却でなく、冷気と冷水を併用し、氷温冷気の高速循環と氷温冷水のシャワーとで熱交換効率を改善し、省エネルギー化を実現する。
(屠体T)
屠体Tは、屠殺した食用動物の毛皮・内臓などを除いた中抜き屠体であり、さらに必要に応じて頭・四肢等も除去される。よって屠体Tは、動物の胴体全体の他、頭を除いた胴体といった動物の胴体の一部も含む。この図においては、屠体Tとして鳥の中抜き屠体を使用する例を示す。
(ハウジング10)
屠体冷却装置100のハウジング10は、冷却対象の屠体Tを内部に搬入して冷却するための部材を配置する。図1の例では、左側の搬入口11、右側を搬出口12として開口しており、この間に形成される屠体Tの搬送経路に搬送部50で屠体Tを搬送させながら冷却する。搬入口11側は、屠体Tの殺菌装置等と連結でき、また搬出口12側では屠体Tを解体工程等を経て冷却器等に送出することで、連続的に屠体Tの殺菌、冷却、冷蔵、冷凍を行うことができる。ハウジング10は、断熱性のある部材で構成することが好ましい。これによって冷熱が冷却装置外部に放散される事態を回避し、発生させた冷熱エネルギーを効率よく屠体Tの冷却に利用できる。さらにハウジング10内を半密閉空間とすることで、さらに冷熱が外部に漏れる損失を低減して、熱効率を向上させている。特に、ハウジング10内をユニット13毎に分割し、さらに各ユニット13を断熱することで、熱伝達を抑えて外部への放熱を防止できる。これによって、従来の冷却水槽のような室内解放型で見られた無駄な放熱を抑え、エネルギー消費を低減できる。
(ユニット13)
空気の循環経路と屠体Tの搬送経路とは、少なくとも一部が重なるように設計される。図1の例では、ジグザグ状に搬送される屠体Tの進行方向と逆向きに、送風ファン20で強制的に空気を流している。これによって冷気の流れと屠体Tの搬送とを直交させ、確実に冷却効果を発揮できる。更にハウジング10内を間仕切り14によって複数のユニット13に区画することで、各ユニット13毎に空気の循環経路を形成している。すなわち、各ユニット13に個別に送風ファン20及び熱交換機30を配置して、ユニット13毎に独立させて冷却を行っている。これにより、ハウジング10内の大きな空間を小区画に小分けして、各ユニット13毎に効率よく冷却効果を発揮できる。また、ユニット13毎に分離することで微生物の伝搬も回避できる。
(間仕切り14)
一方、ハウジング10内部を区画する間仕切り14は、伝熱性に優れた部材で構成し、冷気を伝えやすくする。間仕切り14でハウジング10内部をユニット13単位に区画、閉塞することで、小空間の温度や湿度などの環境条件の制御を容易とし、ユニット13内の環境温度や湿度を所定値に保つことができる。なおユニット13間を断熱することで、各ユニット13で独立して冷却力を発揮させてもよい。このように間仕切り14で区画することによって冷熱の放散を低減して熱効率を改善し、ひいてはエネルギー消費を低減できる。また各ユニット毎に区画することで微生物の伝搬を防ぎ、また降下細菌を排除できる。またユニット13内部においても、空気の循環経路を構成するように仕切り15を配置する。間仕切り14は、硬質板で構成する他、可撓性シート等柔軟性のある部材で構成することもできる。特に可撓性シートでユニット13を仕切ることで、通常はユニット13の界面を閉塞し、屠体Tがユニット13を出入りする際に屠体Tあるいは屠体Tを懸吊するシャックルが可撓性シートを押し広げて、屠体Tの通過を許容するよう構成でき、ユニット13の界面における冷熱漏れおよび微生物の伝搬を最小限に抑えることができる。可撓性シートは、断熱性を備える半透明のフィルムシートなどが利用できる。また可撓性シートは、ユニット13の区画のみならず、好ましくはハウジング10の搬入口11、搬出口12にも設けることで、ハウジング10内部を半密閉状態に維持して冷熱の漏れを効果的に阻止できる。例えば搬送部50で搬送される屠体Tが屠体冷却装置100内に搬入される際、可撓性シートに触れると、可撓性シートが装置内部に押し込まれるように観音開き状に変形して屠体Tを通過させる。その後、可撓性シートは元の姿勢に復帰し、装置の内部を外部と遮断しようとする。また搬出側の搬出側においても同様に、搬送部50で搬送される屠体Tで押し出されるようにして可撓性シートが観音開き状に開放され、屠体Tが装置外部に搬出される。なお装置内部はファン等で外気を吸気して若干加圧状態となっている。
各ユニット13では、屠体Tの搬送方向と逆向きに空気を流して循環させる。図1の例では、空気の循環経路は屠体Tの搬送経路に応じてジグザグ状としつつ、上方で空気を循環させる。すなわち、ジグザグの入り口と出口を上方に開口して、これらを上方の循環路22で連結している。送風ファン20は、この上方の循環路22に配置することで、循環路22のスペースを有効に利用できる。さらに送風ファン20の出口側に熱交換機30を設けている。送風ファン20は、ファンの回転速度を制御するインバータ(図示せず)を接続している。
(熱交換機30)
各熱交換機30は、熱交換によって循環路22の空気に冷熱を供給し、低温に保持する冷熱源である。熱交換機30は各々コンプレッサなど圧縮機を備える冷凍機32と連結され、冷媒との熱交換によって空気を冷却する。
(冷水噴射部40)
また、ハウジング10内の循環経路には冷水を噴射する冷水噴射部40が設けられる。冷水噴射部40は、図2に示すように冷水回収部16からポンプ17で汲み上げた冷水を、屠体Tに向けて噴射する。冷水を付勢して霧状に噴霧することで、効果的に屠体表面に散水して冷却できる。図1の例では、ハウジング10内の上方にほぼ等間隔に冷水噴射部40を設け、かつ噴射口を下方に開口して下方に向かって冷水を噴射し、ここを通過する屠体Tを冷却している。これにより効率よく冷水を噴射できる。図1の例では、ジグザグ状に折曲された搬送部50の搬送コンベアの谷間に対して1ずつ冷水噴射部40を配置している。また冷水噴射部40は冷水の噴射口を点状として円錐状に冷水を放出する他、スリット状に開口してシャワーカーテンのように面状に冷水を放出することもできる。
冷水の供給量は、冷水噴射部40の噴射口ノズルの開閉や加圧する圧力によって調整する。あるいは、冷水噴射部40の噴射口ノズルの数でも調整できる。供給量を多くするときはノズルの数を多くし、供給量を少なくするときはノズルの数を少なくする。ノズルは所定の個数を設ける他、予め多数設けておき、使用しないノズルを閉塞することもできる。好ましくは各ノズルから5〜7リットル/分、より好ましくは6リットル/分前後の水を供給する。ノズルの数で冷水の供給量を調整することで、屠体Tに噴射する冷水の圧力を維持し、所定の圧力で押圧、衝撃を与えて冷却効果を高めることができる。
(冷水回収部16)
またハウジング10内の下方には、冷水回収部16を各ユニット13毎に設ける。冷水回収部16は水槽やドレンパン等で構成でき、液化した冷水を集めて効率よく回収できる。冷水回収部16で回収された冷水は、ポンプ17で汲み上げて冷水噴射部40で再利用される。このように水を循環させて再利用することで、水消費量を低減できる。この冷水には、殺菌剤やPH調整剤を添加してもよい。殺菌剤には、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸ソーダ等の殺菌効果の高い薬剤と水の混合物が利用できる。また殺菌剤やPH調整剤は、冷水に混入して放出する他、殺菌剤やPH調整剤を放出するノズルを冷水噴射部40と個別に設けることもできる。
さらに、冷水回収部16で回収される冷水中に含まれる油脂の凝固物、内蔵の一部等の汚物は、各ユニット単位で排出処理を行うことが好ましい。さらにユニット毎に冷水温度や冷気温度、屠体表面温度、微生物量、PH等のデータを日時と共に収集し、記録することで、屠体のトレーサビリティにも対応できる。
冷水は、予め冷却された水を使用することなく、上述した熱交換機30により空冷された空間内で水を循環させることによって冷気によって冷却される。ただ、予め冷却された水を使用することもできる。冷水の温度は、好ましくは10℃〜0℃、より好ましくは5℃〜0℃、最も好ましくは約0.5℃とする。このように氷温冷水を屠体Tに噴射することで、冷水による冷却と気化熱による冷却効果が得られ、効率よく短時間で冷却できる。また冷気雰囲気において冷水を散布することで、屠体表面の乾燥を防止できる効果も得られる。また、従来のように屠体を冷却水槽中に浸漬せず、屠体表面を濡らすのみであるため、浸透水圧を0付近に維持することができ、水分活性の上昇を抑制できる効果も得られる。水分活性は通常で9.5程度であるが、冷却水槽を使用すると、平均9.8に上昇し、微生物の増殖が促進される。これに対して本実施の形態によれば、水分活性は殆ど変化しない。
本発明者の試験によれば、現行の冷却水槽を使用して3000羽/時間の食鳥を冷却する場合に、1日あたり約50tの井水が必要となる。これに対して、図1のような設置面積3.5m×15mのハウジング10を4区画のユニット13に分割して同程度の処理能力を持たせる場合、各ユニット13の冷水回収部16は0.5t、すなわち全体で約2tの水で足り、使用水量を約1/25に減量できる。更にこの方法では、井水を冷却する工程を短縮でき、冷却準備時間の短縮も図られる。
(搬送部50)
搬送部50は、屠体Tを搬送経路に沿って搬送する。搬送部50は、図1に示すように、ハウジング10の搬入口11から搬入される屠体Tを搬出口12までコンベア式に搬送する。すなわち、搬送コンベアに沿って屠体Tを搬送する搬送経路が形成される。
搬送部50は、搬送コンベアやフックレール等により構成される。図1の例では、搬送部50は自動搬送装置として、搬送コンベアに吊り下げ金具としてシャックル52を所定の間隔(例えば約6インチ)で取り付け、シャックル52に屠体Tを吊り下げた状態で搬送コンベアに沿って連続的に搬送する。搬送速度は、ハウジング10のサイズや搬送経路の全長、冷却能力などに応じて設定される。また屠体を搬送コンベアに懸吊する時間を考慮して、間欠搬送することが好ましい。
搬送コンベアは、ハウジング10内でジグザグ状に配置することで距離を稼ぐと共に、限られた空間を有効利用して多くの屠体を搬入して冷却できる。この例では上下すなわち垂直方向に高低を変化させたジグザグ状としているが、水平面内にジグザグに配置することもできる。
搬送コンベアは、エンドレスに循環するように環状に形成され、端面に搬送チェーンを固定している。搬送コンベアは、搬送チェーンを駆動スプロケットホイール(図示せず)で駆動することにより駆動される。搬送コンベアを垂直方向にジグザグ状に折曲させるために、ハウジング10内の上方に駆動スプロケットホイールを所定間隔で配置し、この駆動スプロケットホイールに搬送チェーンを係合させ、かつ駆動スプロケットホイール同士の間で搬送コンベアを弛ませることにより、搬送コンベアをジグザグ状とする。これにより、ジグザグの下方頂部にはスプロケットホイールが不要とでき、容易にジグザグ状の搬送経路を構成できる。
搬送コンベアには、搬送コンベアの進行方向と直交する方向、すなわち搬送コンベアの幅方向に複数の屠体を保持する。これによって多数の屠体を高密度に搬送できる。屠体の保持構造は、搬送コンベアの長手方向に沿って所定間隔で装着され、順次搬送される屠体群を均一に冷却できる。屠体Tを保持する保持構造を一例を、図3及び図4に示す。図3(a)に示す保持構造は、ハンガー54を一列にほぼ等間隔に複数配置しており、このハンガー54に図3(b)に示すように屠体Tの足首などを固定した状態で懸吊する。これにより、確実に所定数の屠体Tを等間隔で搬送し、均一に冷却できる。この例では、20羽の中抜き屠体Tを横一列に15cm間隔で搬送コンベアに懸吊している。なお、ハンガーに直接屠体を懸吊する構成の他、シャックルなど別部材を利用することもできる。
また図4(a)に示すように、保持構造をバケット56として、図4(b)に示すように屠体Tをバケット56に載置することもできる。この図に示すバケット56は、平板状の台座を、側面で支承して懸吊され、シャフト52を軸として揺動できるように構成されている。屠体Tは台座上に横置きでほぼ横一列に載置される。これにより屠体を横向き姿勢で搬送でき、縦方向のバケットの間隔を節約できる。またこの方式では、屠体を載置するのみで搬送コンベアにセットできるので、屠体を一々シャックルやハンガーにセットして懸吊する必要が無く、より簡単に多数の屠体を保持、脱離でき、短時間での大量の屠体処理に好適である。なお、バケット56に載置された屠体を効率よく冷却するために、バケット56は通気性のよい網目状とすることが好ましい。網目の大きさは、屠体が落下せず羽などが引っかかりにくく、かつ通気性を十分に確保できるように設計される。さらにバケット56は、台座の前後方向に障壁を設けないことで、屠体の載置、取り出しを台座の前後いずれの側からも簡単に行える。特にシャフト52を軸として揺動させて屠体Tをいずれの側からも排出できる。
以上のように、搬送コンベアで屠体を個別に搬送して確実に冷却でき、高品質かつ均質な屠体冷却が実現できる。特に、従来のように冷却水槽に直接投入される方式では、投入部分で積み重なったり団塊状になるなど、冷水に十分浸漬されないことがある。また冷水の対流不良を引き起こすこともあり、このような原因により冷却温度にムラが生じ、冷却が不均一で不十分になることがあった。特に冷却が不十分な屠体は、温度が高いため微生物の発生を招きやすく、かつ発生した微生物が冷却水槽中で他の屠体に伝染するおそれもあった。特に冷却水槽中で氷水が凍らないようにバブリングする結果、屠体が攪拌されて相互に接触し、発生した細菌を擦りつけて蔓延させる接触感染が発生していた。これに対して本実施の形態では、屠体を20羽〜30羽のグループ毎に個別に搬送しながら冷却を行う方式のため、確実に冷却を行い、かつ均一な冷却効果を得ることができる。加えて、使用水量を従来の1/25程度に減少でき、また消費エネルギーも約40%削減できる。
本発明の屠体冷却装置及び屠体冷却方法は、鳥類、魚類、甲殻類、貝類、哺乳類等の食用動物の屠体を冷却する冷却処理として、好適に使用できる。鳥類はたとえば鶏、七面鳥、ガチョウ、去勢鶏、野生雌鳥、ハト、アヒル、ホロホロ鳥、キジ、ウズラ、ヤマウズラなどである。
本発明の一実施の形態に係る屠体冷却装置を示す模式図である。 図1の屠体冷却装置において冷水を循環する様子を説明する模式図である。 搬送部の保持構造の一例を示す正面図である。 搬送部の保持構造の他の例を示す正面図である。 従来の冷却水槽を示す断面図である。
符号の説明
100…屠体冷却装置
10…ハウジング
11…搬入口
12…搬出口
13…ユニット
14…間仕切り
15…仕切り
16…冷水回収部
17…ポンプ
20…送風ファン
22…循環路
30…熱交換機
32…冷凍機
40…冷水噴射部
50…搬送部
52…シャフト
54…ハンガー
56…バケット
60…冷却水槽
62…落下装置
64…搬送レーキ
T…中抜き屠体

Claims (7)

  1. 食用動物の屠体を冷却するための屠体冷却装置であって、
    屠体を略一列に保持して所定の方向に搬送するための搬送部と、
    前記搬送部で屠体を搬送する屠体の搬送経路をユニットに区画する間仕切りを備えるハウジングと、
    前記搬送部で搬送される屠体に冷水を噴射するための冷水噴射部と、
    屠体の搬送経路の少なくとも一部と一致するように形成された空気の循環経路に配置され、空気を循環経路に沿って循環させるための送風ファンと、
    空気の循環経路に配置され、前記送風ファンで送風された空気を冷却するための熱交換機と、
    前記冷水噴射部で噴射された冷水を回収するための冷水回収部と、
    前記冷水回収部に蓄えられた冷水を前記冷水噴射部に供給するためのポンプと、
    を備えることを特徴とする屠体冷却装置。
  2. 請求項1に記載の屠体冷却装置であって、
    前記搬送部が、搬送方向に対して屠体をジグザグ状に搬送するように配置されてなることを特徴とする屠体冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載の屠体冷却装置であって、
    前記搬送部が、屠体を懸吊するハンガーであることを特徴とする屠体冷却装置。
  4. 請求項1または2に記載の屠体冷却装置であって、
    前記搬送部が、屠体を載置するバケットであることを特徴とする屠体冷却装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の屠体冷却装置であって、
    前記ハウジングを、半密閉構造とすることを特徴とする屠体冷却装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の屠体冷却装置であって、
    噴射される冷水に殺菌剤又はPH調整剤を添加してなることを特徴とする屠体冷却装置。
  7. 食用動物の屠体を冷却するための屠体冷却方法であって、
    複数の屠体を搬送方向に対して略直交するように、ほぼ等間隔に搬送部に配置する工程と、
    前記搬送部で複数の屠体を、屠体冷却装置のハウジング内に形成された屠体の搬送経路を、ジグザグ状に搬送する工程と、
    屠体の搬送経路を搬送中の複数の屠体に対し、屠体の搬送経路に沿って設けられた冷水噴射部から冷水を噴射して屠体を冷却すると共に、冷水を下方に設けられた冷水回収部で回収し、回収された冷水をポンプで汲み上げて前記冷水噴射部に供給する一方、ハウジング内の空気を、屠体の搬送経路の少なくとも一部と一致するように形成された空気の循環経路に沿って送風ファンで循環させつつ、空気の循環経路に熱交換機を配置して空気を冷気とし、屠体の搬送経路の少なくとも一部に冷気の循環を生じさせる工程と、
    を有することを特徴とする屠体冷却方法。
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