JP2006262564A - 光電変換アウトレット - Google Patents
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Abstract
【課題】光信号を電気信号に変換するためのメディアコンバータの室内への設置を不要とし、メディアコンバータとの間の接続用の光ファイバケーブルをなくす。
【解決手段】筐体1に光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換回路14を内蔵する。光電変換回路14への光信号および光電変換回路14からの光信号の接続口(光コネクタ8)を筐体1の底面1cに設ける。光電変換回路14への電気信号および光電変換回路14からの電気信号の接続口(LAN用電気コネクタ2)を筐体1の前面1aに設ける。光電変換回路14への給電は筐体1の前面に設けた電源供給用端子5−1,5−2を介して行う。
【選択図】 図1
【解決手段】筐体1に光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換回路14を内蔵する。光電変換回路14への光信号および光電変換回路14からの光信号の接続口(光コネクタ8)を筐体1の底面1cに設ける。光電変換回路14への電気信号および光電変換回路14からの電気信号の接続口(LAN用電気コネクタ2)を筐体1の前面1aに設ける。光電変換回路14への給電は筐体1の前面に設けた電源供給用端子5−1,5−2を介して行う。
【選択図】 図1
Description
この発明は、光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換機能を有する光電変換アウトレットに関し、主として戸建住宅やマンションなどの建物内に敷設される光ファイバケーブルと、パーソナルコンピュータなどのユーザ端末からの配線ケーブルとを接続するために用いて好適な光電変換アウトレットに関するものである。
近年、インターネットの急速な普及とともに、流通する情報量も急激に増加しており、一般家庭まで光ファイバを引き込んで高速なインターネット・アクセスサービスを提供するFTTH(Fiber To The Home)が増大している。
また、家庭へのパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す)やハードディスク/DVDレコーダなどの情報家電機器の普及により、これらの機器をインターネットに接続するため、家庭内においてLANを構成するホームネットワークの構築が増大している。一般的には、住宅内の各部屋間をエンハンスドカテゴリー5と呼ばれる8心(2心のより対線×4ペア)のUTP(Unshielded Twisted Pair )ケーブルで接続し、イーサネット(Ethernet:登録商標)を構築しているが、最近では、将来的な拡張性が高い光ファイバケーブルを敷設するケースもある。
従来、家庭内等において、電源線、電話線、TV信号線等の電気配線は、壁面に取り付けられたアウトレット(端末や機器との接続コネクタを収めた接続器具)を用いて、各種の機器を接続する形態がとられている。
図9は、電気的な接続に用いられている一般的なアウトレットの一例を示す図である。図中、101はアウトレットボックス、102は取り付け枠、103はプレート枠、104はカバープレート、105、106は取り付けねじ、102a,103aは取り付け用ねじ穴を示す。
図9は、電気的な接続に用いられている一般的なアウトレットの一例を示す図である。図中、101はアウトレットボックス、102は取り付け枠、103はプレート枠、104はカバープレート、105、106は取り付けねじ、102a,103aは取り付け用ねじ穴を示す。
このアウトレット100において、アウトレットボックス101は、部屋の壁面に埋め込まれる。図9は、アウトレットボックス101の開口側に、電話用モジュールジャック107を取り付けた取り付け枠102を、取り付けねじ穴102aを介して取り付けねじ105で取り付ける構成例を示している。
取り付け枠102の前面には、プレート枠103が取り付けねじ穴103aを介して取り付けねじ106で固定され、プレート枠103にカバープレート104が取り付けられる。カバープレート104はプレート枠103に多くは嵌め込みで取り付けられる。また、取り付け枠102に、電話用モジュールジャック107の他、電源コンセント、アンテナ端子、スイッチ等を取り付ける構成例もある。
光ファイバを配線する場合においても、このようなアウトレットを用いて、情報機器との接続が簡単に行なえることが要望されている。ホームネットワークを構築するため、光ファイバケーブルを既設の住宅内に効率的に配線を行うためには、既に敷設されている電話線などに沿って配線し、既設のアウトレットを利用する方法が有効である。このような方法を採用したアウトレットの一例が、例えば、特許文献1に開示されている。
図10に特許文献1に開示されているアウトレットの要部を示す。図中、201はコンセントプレートであり、光ファイバ収納プレート202と、カバープレート203と、光コネクタ接続アダプタ204とを備えている。このコンセントプレート201は、既存のアウトレットのコンセントプレートに置き換えて取り付けられ、カバープレート203の前面に位置する電話用モジュラージャック(RJ−11型のモジュラージャック)205に電話用プラグ206が接続され、光コネクタ接続アダプタ204に光コネクタプラグ207が接続される。このようなコンセントプレート201を用いることにより、既存の電話配線に沿って光ファイバを敷設し、電話用モジュラージャック205を収容した不図示のアウトレットボックスを利用して、部屋の壁面に光アウトレット200を設置することができる。
しかし、ホームネットワーク用の配線として、光ファイバを使用する場合には、単に配線し、光アウトレット200を設置するだけでは、既存のパソコンなどの機器に搭載されているLAN用の電気インタフェースと接続することができない。このため、光信号と電気信号との相互変換を行う装置として、メディアコンバータが必要となる。
図11に市販されているメディアコンバータの構造例を示す。現状のネットワークに接続される機器は、UTPケーブルが接続されるRJ−45型と呼ばれるコネクタ(8心のモジュラージャック)を搭載している。図11に示したメディアコンバータ300は、電源ケーブル口303から供給される電源電圧を用いて、UTPケーブルが接続されるRJ−45型の電気コネクタ301からの電気信号と、光ファイバケーブルが接続される光コネクタ302からの光信号との間で、信号の相互変換を行う。
図12に図11に示したメディアコンバータ300を用いた室内配線例を示す。同図は、ADSLや光ファイバ等のインターネットアクセスラインに接続されたルータ400とパソコン(PC)500との間を、2台のメディアコンバータ300A、300Bの光コネクタ302A、302Bに光ファイバ600を接続して、通信を行う構成例を示している。
ルータ400とメディアコンバータ300Aとの間は、電気コネクタ401および301Aを、UTPケーブル701により接続する。パソコン500とメディアコンバータ300Bとの間は、電気コネクタ501および301Bを、UTPケーブル702により接続する。
メディアコンバータ300Aおよび300Bには、電気信号と光信号との相互の変換を能動的(アクティブ)に行う光電変換回路への電源ケーブル304Aおよび304Bが設けられており、この電源ケーブル304Aおよび304Bの差し込みプラグ(電気プラグ)305Aおよび305BをAC100Vコンセントに差し込んで接続する。
メディアコンバータ300への電源の供給方法としては、図12に示したように電源ケーブル304(304A、304B)を用いてAC100Vコンセントに接続する方法が一般的であるが、例えば特許文献2に記載されているような方法もある。図13は特許文献2に開示されている光通信用のメディアコンバータの概略を示す図である。図中、801はメディアコンバータ本体、802は電気コネクタ、803は光コネクタ、804は電気プラグを示す。このメディアコンバータ800では、電気プラグ804を壁面に設置されたAC100Vコンセントに差し込むことにより、内蔵された光電変換回路に直接電源が供給される。
しかしながら、図10に示した従来の光アウトレット200では、光信号を電気信号に変換するためにメディアコンバータを室内に設置し、この室内に配置したメディアコンバータと光アウトレット200との間を光ファイバケーブルで接続する必要がある。図14にメディアコンバータとして図11に示したメディアコンバータ300(300A、300B)を用いた場合の室内配線例を示す。図15にメディアコンバータとして図13に示したメディアコンバータ800(800A、800B)を用いた場合の室内配線例を示す。
図14の室内配線例では、光アウトレット200Aとメディアコンバータ300Aとの間を光ファイバケーブル601で接続し、光アウトレット200Bとメディアコンバータ300Bとの間を光ファイバケーブル602で接続し、光アウトレット200Aと200Bとの間を光ファイバケーブル603で接続している。図15の室内配線例では、光アウトレット200Aとメディアコンバータ800Aとの間を光ファイバケーブル601で接続し、光アウトレット200Bとメディアコンバータ800Bとの間を光ファイバケーブル602で接続し、光アウトレット200Aと200Bとの間を光ファイバケーブル603で接続している。光ファイバケーブル601および602は室内側に位置し、光ファイバケーブル602は壁面内部に位置する。
図14や図15に示した室内配線例からも分かるように、従来の光アウトレット200では、メディアコンバータ(300,800)との間を光ファイバケーブル(601,602)で接続する必要があるため、室内においてメディアコンバータや光ファイバケーブルの設置スペースの確保を考慮する必要があった。さらに、接続用の光ファイバケーブル(601,602)が室内側に位置するため、美観を損ねるとともに、人が足に引っ掛ける等により、ケーブルが外れてしまう可能性があった。ホームネットワークの構築に光ファイバを使用する場合には、光ファイバに関して十分な知識を有していないユーザが取り扱うことが想定され、ユーザが直接取り扱う箇所には、極力光インタフェースを露出させないシステム構成が望ましい。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、光信号を電気信号に変換するためのメディアコンバータの室内への設置を不要とし、メディアコンバータとの間の接続用の光ファイバケーブルをなくして、室内における設置スペースの確保の問題や美観を損ねるという問題を解決することが可能な、また光ファイバケーブルの成端処理部を外部に露出させないようにすることが可能な光電変換アウトレットを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、アウトレットボックスに取り付けられる筐体に光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換回路を内蔵し、光電変換回路への光信号および光電変換回路からの光信号の接続口をアウトレットボックスのボックス内に臨む筐体の壁面部に、光電変換回路への電気信号および光電変換回路からの電気信号の接続口および光電変換回路への電源供給用の接続端子をアウトレットボックスのボックス外に臨む筐体の壁面部に設けたものである。
この発明によれば、電源供給用の接続端子を介して光電変換回路へ電源を供給のうえ、電気信号の接続口から電気信号を光電変換回路へ与えると、その電気信号が光信号に変換されて光信号の接続口から取り出され、光信号の接続口から光信号を光電変換回路へ与えると、その光信号が電気信号に変換されて電気信号の接続口から取り出される。
ここで、部屋の壁面に埋設されたアウトレットボックスに筐体を取り付けるものとすると、電気信号の接続口はアウトレットボックスのボックス外(部屋の内部)に臨み、光信号の接続口はアウトレットボックスのボックス内(壁面の内部)に臨む。
これにより、例えば、ルータからのUTPケーブルを第1のアウトレットボックスに取り付けられた筐体の電気信号の接続口に接続し、パソコンからのUTPケーブルを第2のアウトレットボックスに取り付けられた筐体の電気信号の接続口に接続し、第1のアウトレットボックスに取り付けた筐体の光信号の接続口と第2のアウトレットボックスに取り付けた筐体の光信号の接続口との間を壁面内部で光ファイバケーブルにより接続するようにすることが可能となる。このような室内配線とすると、光信号を電気信号に変換するためのメディアコンバータを室内へ設置する必要がなくなり、メディアコンバータとの間の接続用の光ファイバケーブルが不要となる。また、光ファイバケーブルの成端処理部がアウトレットボックス内に位置するものとなる。
本発明によれば、アウトレットボックスに取り付けられる筐体に光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換回路を内蔵し、光電変換回路への光信号および光電変換回路からの光信号の接続口をアウトレットボックスのボックス内に臨む筐体の壁面部に、光電変換回路への電気信号および光電変換回路からの電気信号の接続口および光電変換回路への電源供給用の接続端子をアウトレットボックスのボックス外に臨む筐体の壁面部に設けたので、室内配線に際し、光信号を電気信号に変換するためのメディアコンバータの室内への設置を不要とし、メディアコンバータとの間の接続用の光ファイバケーブルをなくして、設置スペースの確保の問題や美観を損ねるという問題を解決することが可能となる。また、光ファイバケーブルの成端処理部を外部に露出させないようにすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施の形態1,2に限定されるものでない。
〔実施の形態1〕
図1は、本発明に係る光電変換アウトレットの一実施の形態の要部を正面から見た外観斜視図である。同図において、1は筐体、2はLAN用電気コネクタ(RJ−45)、3は電話用モジュラージャック(RJ−11)、4は取り付け枠、5−1,5−2は電源供給用端子、4aはアウトレットボックス101(図3参照)への取り付け用ねじ穴である。LAN用電気コネクタ2および電話用モジュラージャック3は筐体1の前面1aに設けられている。
図1は、本発明に係る光電変換アウトレットの一実施の形態の要部を正面から見た外観斜視図である。同図において、1は筐体、2はLAN用電気コネクタ(RJ−45)、3は電話用モジュラージャック(RJ−11)、4は取り付け枠、5−1,5−2は電源供給用端子、4aはアウトレットボックス101(図3参照)への取り付け用ねじ穴である。LAN用電気コネクタ2および電話用モジュラージャック3は筐体1の前面1aに設けられている。
図2は、図1に示した光電変換アウトレットの要部を背面から見た外観斜視図である。筐体1の底面1bには光コネクタ8が設けられている。また、筐体1の背面1cには、電話線用導線9(図4参照)を接続するための接続端子10と、光ファイバケーブル11(図4参照)から引き出された光ファイバ心線12の光コネクタ8への引き回しを案内するガイド13−1〜13−4が設けられている。ガイド13−1〜13−4は、光ファイバ心線12の余長部を環状に巻き付けて収容することができるように、外側にそのガイドとなる溝部を臨ませている。また、ガイド13−1〜13−4の位置およびその溝部の曲率は、光ファイバ心線12を環状に巻き付けた時に、光ファイバ心線12の曲げ半径が光ファイバの損失が増大しない最小曲げ半径以上となるように設計されている。
筐体1の内部には、光信号と電気信号との相互変換を行う光電変換回路14が内蔵されており、LAN用電気コネクタ2が光電変換回路14への電気信号および光電変換回路14からの電気信号の接続口とされ、光コネクタ8が光電変換回路14への光信号および光電変換回路14からの光信号の接続口とされている。また、筐体1から導出された電源供給用端子5−1,5−2が光電変換回路14への電源供給用の接続端子とされている。なお、本実施の形態において、取り付け枠4は樹脂部材とされ、電源供給用端子5−1,5−2は取り付け枠4を通して露出している。
また、筐体1の内部には光電変換回路14とは独立して、電話用の電気的接続を行うための配線(図示せず)が設けられており、接続端子10に電話線用導線9を接続することにより、電話用モジュラージャック3を通じて電話信号の入出力が行われる。
〔アウトレットボックスへの取り付け〕
図3に上述した光電変換アウトレットの要部(筐体1と取り付け枠4との組合せ)をアウトレットボックスに設置する場合の構造を示す。この例では、図9に示した既存のアウトレットボックス101に設置する例で説明する。この場合、アウトレットボックス101には、取り付け枠102を介して電話用モジュールジャック109が取り付けられているので、取り付け枠102ごと電話用モジュールジャック109を取り外す。
図3に上述した光電変換アウトレットの要部(筐体1と取り付け枠4との組合せ)をアウトレットボックスに設置する場合の構造を示す。この例では、図9に示した既存のアウトレットボックス101に設置する例で説明する。この場合、アウトレットボックス101には、取り付け枠102を介して電話用モジュールジャック109が取り付けられているので、取り付け枠102ごと電話用モジュールジャック109を取り外す。
次に、既存の電話線用配管を利用して光ファイバケーブル11(図4参照)をアウトレットボックス101内に引き込み、光ファイバケーブル11内から光ファイバ心線12を引き出し、先端に光コネクタプラグ15を取り付ける。そして、筐体1の背面1cに設けられたガイド13−1〜13−4の溝部に沿って光ファイバ心線12を引き回し、光ファイバ心線12の余長部をガイド13−1〜13−4に環状に巻き付けた後、光ファイバ心線12の先端の光コネクタプラグ15を筐体1の底面1bに設けられた光コネクタ8に接続する。また、電話用導線9を接続端子10に接続し、電話用配線を行う。
以上の工程が完了した後、アウトレットボックス101に筐体1を、取り付け枠4ごと取り付ける。すなわち、取り付け枠4と組み合わされた筐体1をアウトレットボックス101のボックス内に入れ、取り付け用ねじ穴4aを通して取り付けねじ105をアウトレットボックス101に締め付ける。次に、プレート枠103を取り付け、カバープレート16を嵌め込む。
カバープレート16の裏側には、筐体1から導出された電源供給用端子5−1,5−2に対向する位置に電源供給用端子17−1,17−2が設けられており、カバープレート16を嵌め込むと、カバープレート16側の電源供給用端子17−1,17−2が筐体1側の電源供給用端子5−1,5−2に接触する。
カバープレート16の電源供給用端子17−1,17−2にはプレート内配線18を介して電源ケーブル19が接続されており、電源ケーブル19の先端には交流を直流に変換するアダプタ20が設けられている。このアダプタ20の差し込みプラグ21を近くのAC100Vのコンセント22(図5参照)に差し込むと、アダプタ20により交流から直流に変換された電源電圧が電源ケーブル19、プレート内配線18、電源供給用端子17−1,17−2、電源供給用端子5−1,5−2を介して、筐体1に内蔵された光電変換回路14へ供給される。これにより、光電変換回路14が動作可能な状態となり、光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換機能を有する光電変換アウトレット23として機能する。
〔室内配線例〕
図6にこの光電変換アウトレット23を用いた室内配線例を示す。この例では、部屋の壁面に埋め込まれた既設のアウトレットボックス101Aおよび101Bを利用して光電変換アウトレット23Aとアウトレット23Bを設置し、ルータ400からのUTPケーブル701を光電変換アウトレット23AのLAN用電気コネクタ2Aに接続し、パソコン500からのUTPケーブル702を光電変換アウトレット23BのLAN用電気コネクタ2Bに接続している。また、光電変換アウトレット23Aの光コネクタ8Aと光電変換アウトレット23Bの光コネクタ8Bとの間を光ファイバケーブル600で接続している。また、光電変換アウトレット23Aのアダプタ20Aを近くのコンセント22Aに接続し、光電変換アウトレット23Bのアダプタ20Bを近くのコンセント22Bに接続している。
図6にこの光電変換アウトレット23を用いた室内配線例を示す。この例では、部屋の壁面に埋め込まれた既設のアウトレットボックス101Aおよび101Bを利用して光電変換アウトレット23Aとアウトレット23Bを設置し、ルータ400からのUTPケーブル701を光電変換アウトレット23AのLAN用電気コネクタ2Aに接続し、パソコン500からのUTPケーブル702を光電変換アウトレット23BのLAN用電気コネクタ2Bに接続している。また、光電変換アウトレット23Aの光コネクタ8Aと光電変換アウトレット23Bの光コネクタ8Bとの間を光ファイバケーブル600で接続している。また、光電変換アウトレット23Aのアダプタ20Aを近くのコンセント22Aに接続し、光電変換アウトレット23Bのアダプタ20Bを近くのコンセント22Bに接続している。
このような室内配線により、ルータ400からの電気信号がUTPケーブル701を介して光電変換アウトレット23AのLAN用電気コネクタ2Aへ送られ、このLAN用電気コネクタ2Aからの電気信号が筐体1Aに内蔵された光電変換回路14Aによって光信号に変換され、この変換された光信号が光コネクタ8Aから光ファイバケーブル600を通して光電変換アウトレット23Bの光コネクタ8Bへ送られる。この光コネクタ8Bへ送られた光信号は、筐体1Bに内蔵された光電変換回路14Bによって電気信号に変換され、この変換された電気信号がLAN用電気コネクタ2BからUTPケーブル702を通してパソコン500に送られる。
また、これとは逆に、パソコン500からの電気信号がUTPケーブル702を介して光電変換アウトレット23BのLAN用電気コネクタ2Bへ送られ、このLAN用電気コネクタ2Bからの電気信号が筐体1Bに内蔵された光電変換回路14Bによって光信号に変換され、この変換された光信号が光コネクタ8Bから光ファイバケーブル600を通して光電変換アウトレット23Aの光コネクタ8Aへ送られる。この光コネクタ8Aへ送られた光信号は、筐体1Aに内蔵された光電変換回路14Aによって電気信号に変換され、この変換された電気信号がLAN用電気コネクタ2AからUTPケーブル701を通してルータ400に送られる。
この室内配線例において、光ファイバケーブル600は壁面内部に位置し、室内側には図14に示されるようなメディアコンバータ300A、300Bや光ファイバケーブル601,602、図15に示されるようなメディアコンバータ800A、800Bや光ファイバケーブル601,602は存在しない。したがって、室内においてメディアコンバータや光ファイバケーブルの設置スペースの確保を考慮する必要がなく、美観を損ねることもない。また、光ファイバケーブル600の成端処理部はアウトレットボックス101A,101Bのボックス内に位置し、外部に露出することもない。
〔実施の形態2〕
最近の家庭には、情報コンセントと呼ばれる、AC100Vコンセント、TV用同軸コネクタ、電話配線、LAN配線が同一のアウトレットボックスに収容されたコンセントが設けられている。
最近の家庭には、情報コンセントと呼ばれる、AC100Vコンセント、TV用同軸コネクタ、電話配線、LAN配線が同一のアウトレットボックスに収容されたコンセントが設けられている。
図7に、情報コンセント用のアウトレットボックスを利用して、本発明に係る光電変換アウトレットを設置する場合の構造を例示する。この場合、アウトレットボックス24には、取り付け枠を介して電話用モジュラージャック(図示せず)などが取り付けられているので、取り付け枠ごとそれを取り外す。次に、既存のLAN用配管に敷設されたUTPケーブルを利用して、光ファイバケーブルをアウトレットボックス内に引き込む。その後の光ファイバおよび電話線の処理は図3を用いて説明したと同様の手順で行う。
以上の工程が完了した後、図3を用いて説明したと同様に、取り付け枠4を介してアウトレットボックス24に筐体1を取り付ける。また、取り付け枠25を介してTV用同軸コネクタ26を、取り付け枠26を介してAC100Vのコンセント28を、アウトレットボックス24に取り付ける。次に、プレート枠29を取り付け、アダプタ30と一体構造のカバープレート31を嵌め込む。
カバープレート31を嵌め込むと、カバープレート31に設けられたアダプタ30の電源プラグ32がコンセント28の差し込み口に差し込まれ、アダプタ30にAC100Vの電源が供給される。また、カバープレート31の裏面に設けられた電源供給用端子33−1,33−2が筐体1に設けられた電源供給用端子5−1,5−2と接続され、アダプタ30で交流から直流に変換された電源電圧がプレート内配線34−1,34−2、電源供給用端子33−1,33−2、電源供給用端子5−1,5−2を介して、筐体1に内蔵された光電変換回路14に供給される。これにより、光電変換回路14が動作可能な状態となり、光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換機能を有する光電変換アウトレット35として機能する。この実施の形態2では、特に表面に電源用の配線が露出せず、美観を損ねない設置が可能となる。
〔家庭内ネットワーク〕
図8に、上述した実施の形態1や2に示した光電変換アウトレットを使用し、家庭内に配線した光ファイバケーブルにより、家庭内ネットワークを構成した例を示す。この家庭内ネットワークでは、家庭の入口で、Bフレッツ(登録商標)などの光アクセスサービスをONU(Optical Network Unit)36により電気信号に変換し、ルータ37を介してスイッチングHUB型のメディアコンバータ39の電気ポートへ送る。ONU36とルータ37との間、ルータ37とメディアコンバータ39の電気ポートとの間は、LANケーブル38により接続されている。
図8に、上述した実施の形態1や2に示した光電変換アウトレットを使用し、家庭内に配線した光ファイバケーブルにより、家庭内ネットワークを構成した例を示す。この家庭内ネットワークでは、家庭の入口で、Bフレッツ(登録商標)などの光アクセスサービスをONU(Optical Network Unit)36により電気信号に変換し、ルータ37を介してスイッチングHUB型のメディアコンバータ39の電気ポートへ送る。ONU36とルータ37との間、ルータ37とメディアコンバータ39の電気ポートとの間は、LANケーブル38により接続されている。
スイッチングHUB型のメディアコンバータ39は、複数個の光ポートを有しており、この光ポートから出力される光信号が各部屋に設置された光電変換アウトレット23(35)まで、家庭内に配線された光ファイバケーブル40を介して送られる。そして、光電変換アウトレット23(35)によって電気信号に変換された信号がLANケーブルを介して、テレビ40に接続された映像サーバ41やパソコン42へ送られる。この家庭内ネットワークを利用して、映像サーバ41に蓄積された映像等を各部屋のパソコン42で視聴したり、パソコン42間でファイルの遣り取りを行うことも可能である。
1…筐体、1a…前面、1b…底面、1c…背面、2…LAN用電気コネクタ、3…電話用モジュラージャック、4…取り付け枠、5−1,5−2…電源供給用端子、8…光コネクタ、9…電話線用導線、10…接続端子、11…光ファイバケーブル、12…光ファイバ心線、13−1〜13−4…ガイド、14…光電変換回路、15…光コネクタプラグ、16…カバープレート、17−1,17−2…電源供給用端子、18…プレート内配線、19…電源供給用ケーブル、20…アダプタ、21…電源プラグ、23…光電変換アウトレット、101…アウトレットボックス、103…プレート枠、400…ルータ、500…パソコン、600…光ファイバケーブル、701,702…UTPケーブル、23A,23B…光電変換アウトレット、2A,2B…LAN用電気コネクタ、3A,3B…電話用モジュラージャック、8A,8B…光コネクタ、19A,19B…電源供給用ケーブル、20A,20B…アダプタ、24…アウトレットボックス、25,27…取り付け枠、26…TV用同軸コネクタ、28…コンセント、29…プレート枠、30…アダプタ、31…カバープレート、32…電源プラグ、33−1,33−2…電源供給用端子、34−1,34−2…プレート内配線、35…光電変換アウトレット。
Claims (8)
- アウトレットボックスに取り付けられる筐体を備え、
前記筐体は、
光信号と電気信号との相互交換を行う光電変換回路と、
前記光電変換回路への光信号および前記光電変換回路からの光信号の接続口と、
前記光電変換回路への電気信号および前記光電変換回路からの電気信号の接続口と、
前記光電変換回路への電源供給用の接続端子とを有し、
前記光信号の接続口は、前記アウトレットボックスのボックス内に臨む前記筐体の壁面部に設けられ、
前記電気信号の接続口および前記光電変換回路への電源供給用の接続端子は、前記アウトレットボックスのボックス外に臨む前記筐体の壁面部に設けられている
ことを特徴とする光電変換アウトレット。 - 請求項1に記載された光電変換アウトレットにおいて、
前記筐体には、
前記光電変換回路とは独立して電話用の電気配線が内蔵されている
ことを特徴とする光電変換アウトレット。 - 請求項1に記載された光電変換アウトレットにおいて、
前記電気信号の接続口の少なくとも1つはLAN配線用のコネクタである
ことを特徴とする光電変換アウトレット。 - 請求項1に記載された光電変換アウトレットにおいて、
前記電気信号の接続口とは別に、外部からの電気信号および外部への電気信号の接続口を有し、この電気信号の接続口の少なくとも1つは電話配線用のコネクタである
ことを特徴とする光電変換アウトレット。 - 請求項1に記載された光電変換アウトレットにおいて、
前記筐体の前面に装着されるカバープレートを備え、
前記カバープレートは、前記筐体に装着された状態において、前記電気信号の接続口をプレート面から露出させる窓と、前記電源供給用の接続端子に接する給電用の接続端子とを有する
ことを特徴とする光電変換アウトレット。 - 請求項1に記載された光電変換アウトレットにおいて、
前記筐体は、前記光信号の接続口に接続される光ファイバケーブルの心線の引き回しを案内するガイド部を有する
ことを特徴とする光電変換アウトレット。 - 請求項6に記載された光電変換アウトレットにおいて、
前記ガイド部は、前記筐体の壁面に設けられた複数のガイドからなり、これらガイドに前記光ファイバケーブルの心線が所定半径以上の曲げ半径で環状に巻き付けられて収容される
ことを特徴とする光電変換アウトレット。 - 請求項1に記載された光電変換アウトレットにおいて、
前記アウトレットボックスへの取り付け用の取り付け枠を備えることを特徴とする光電変換アウトレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005073529A JP2006262564A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | 光電変換アウトレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005073529A JP2006262564A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | 光電変換アウトレット |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=37101182
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005073529A Pending JP2006262564A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | 光電変換アウトレット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006262564A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316123A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Nippon Antenna Co Ltd | 光壁面端子 |
JP2010541482A (ja) * | 2007-10-01 | 2010-12-24 | テクノバス, インコーポレイテッド | 壁埋め込み式光ネットワークユニット |
JP2013228495A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Hochiki Corp | 光回線終端装置 |
JP2016091010A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | データ・バス・イン・ア・ボックス(bib)システムの設計および実装 |
KR102115019B1 (ko) * | 2020-04-20 | 2020-05-26 | 주식회사 한국나이스기술단 | 정보통신 리모델링용 공동주택 서랍식 세대단자함 |
-
2005
- 2005-03-15 JP JP2005073529A patent/JP2006262564A/ja active Pending
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