JP2006262017A - モバイル通信におけるQoS設定方法及びQoS設定システム並びに該システムに用いる移動端末装置、ホームエージェント、サーバ装置 - Google Patents

モバイル通信におけるQoS設定方法及びQoS設定システム並びに該システムに用いる移動端末装置、ホームエージェント、サーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信相手ノードCNのQoS設定要求に応じてモバイルノードMNの移動先までの区間についてルート最適化機能を有さなくてもQoS設定が行なえるQoS設定方法及びQoS設定システム並びに該システムに用いる移動端末装置、ホームエージェント、サーバ装置を提供する。
【解決手段】通信相手ノードCN32からモバイルノードMN26のホームアドレスHoAまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合に、この要求をモバイルノードMN26が認識し、モバイルノードMN26から第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードMN26のホームアドレスHoAとモバイルノードMN26の移動先アドレスCoAまでのルートについて第2のQoS設定を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、モバイル通信におけるQoS(Quality of Service:サービス品質)設定技術に関し、特に、移動中のモバイルノード(Mobile Node:以下ではMN(移動端末)と称することもある)へのQoS設定方法及びQoS設定システム並びに該システムに用いる移動端末装置、ホームエージェント、サーバ装置に関する。
モバイルIPは、IP(Internet Protocol)ネットワーク上でのモビリティ(移動性)を実現するプロトコル(http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mip4-rfc3344bis-01.txt参照)であり、MN(Mobile Node)は固定的に割り当てられたHoA(Home Address:ホームアドレス)と、移動先で一時的に利用するCoA(Care of Address:気付アドレス)との対応関係を、HA(Home Agent :ホームエージェント)に登録する。通信相手であるCN(Correspondent Node )がMNのHoA宛に送信したパケットはHAにて代理で受信され、HAがMNのCoA宛にトンネリングすることで、MNは移動先でもCNと通信することが可能となる。
またモバイルIPでは、ルート最適化という機能も定義されている。ルート最適化では、MN、HAだけでなく通信相手であるCNにもモバイルIP及びルート最適化の機能が必要となる。そしてMNはHAだけでなく通信相手であるCNにもCoAを登録し、CNはMNのCoA宛に自分でトンネリングを行なう。このため、パケットはHAを経由しないダイレクトなルートでMNへ転送される。
なおモバイルIPには、IPv4(Internet Protocol version 4: http://www.ietf.org/rfc/rfc2002.txt参照)とIPv6(Internet Protocol version 6: http://www.ietf.org/rfc/rfc3775.txt参照)の両方のプロトコルが定義されているが、基本的な動作は両方とも同じである。本発明では、モバイルIPv4及びモバイルIPv6を特に区別せずに説明する。
その一方、従来、モバイルIPが適用されたネットワークにおいてQoS設定は、以下のように行なわれていた。すなわち、通信開始時にネットワークに対して網リソースを予約したり優先処理を依頼したりして、例えば帯域や遅延といった特性を保証して通信に対するQoSを満足させようとしていた。
そしてQoSの設定を行なうプロトコルとしては、従来から、RSVP(Resource Reservation Protocol: http://www.ietf.org/rfc/rfc2205.txt参照)やNSIS(Next Step In Signaling:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-nsis -fw-07.txt参照)(NSISはシグナリングのフレームワークであり、GIMPS(General Internet Messaging Protocol for Signaling: http://www.ietf.org/internet- drafts/draft-ietf-nsis-ntlp-04.txt参照)及びNSLP(NSIS Signaling Layer Protocol: http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-nsis-qos-nslp-05.txt参照) for Quality -of -Service signalingなどのプロトコルにより構成される)などが知られている。
特にNSISでは、RSVPのようにQoS設定のための予約メッセージがデータと同じルートを通る方式(On−Pathシグナリング)だけでなく、QoS設定ノード(専用サーバ)に予約メッセージを送り、QoS設定ノードがネットワーク内の必要なノードに対して諸設定を行なう方式(Off−Pathシグナリング)も提案されている。
またQoSを保証するためのメカニズムとして、ルータにおけるパケット優先制御や、MPLS(Multi Protocol LABEL Switching:http://www.ietf.org/rfc/rfc3031. txt参照)などが用意されている。
本発明は、上記したQoS設定のために使用するプロトコル、シグナリング方式、保証メカニズムのいずれも特性せずに使用可能であるよう考慮されている。
図31は、モバイル通信システムにおけるルート最適化を前提とした従来のQoS設定方法を説明するための図である。図31に示すモバイル通信システムは、モバイルノードMN124とホームエージェントHA122を有するホームネットワーク120と、複数のルータ142〜146を有するIPネットワーク110から構成されている。そしてモバイルノードMN124と相手端末CN130との間のモバイル通信はダイレクトなルートで行なわれる。なおCN130は第1のルータ142に、HA122は第2のルータ144に、MN124は第3のルータ146に、それぞれ接続されるものとして説明している。
また図32は、図31における既存のQoS設定シーケンスを説明するための図である。図31及び図32において、ルート最適化機能を有するモバイルノードMN124は、MN124が本来帰属するホームネットワーク120を離れ、IPネットワーク110内にある第3のルータ146の管轄下にモバイルIPによる移動(ステップT1)した場合、まず、通常どおりホームエージェントHA122に位置登録する(ステップT2)。この場合、モバイルノードMN124は、モバイルIPによってホームアドレスHoAと気付アドレスCoAを所持することになる。またモバイルノードMN124は、CN130との間にルート最適化を行なうためにルート最適化機能を有する相手端末CN130に位置登録して、気付アドレスCoAを登録する(ステップT3)。
ルート最適化機能を有する相手端末CN130は、ルート最適化機能を有する移動端末MN124の気付アドレスCoA宛にQoS設定要求を行なう(ステップT4)。移動端末MN124は相手端末CN130にQoS設定要求に対する応答を返す(ステップT5)。その結果、移動端末MN124と相手端末CN130との間にはダイレクトにQoS設定がなされてQoS保証ルートが確立される(ステップT6)。
このようなQoS設定方法は、特許文献1などに開示されており、公知技術として当業者に知られている。しかし従来のQoS設定方法は、MN及びCNは、HAを経由しないCN−MN間のダイレクトなルートについてQoSが保証されるけれども、ルート最適化機能を有するMNが移動するたびにルート最適化機能を有するCNにルート最適化のための位置登録をしなければならないというネットワーク資源の浪費があった。
しかしながら、大多数のCNはモバイルIP及びルート最適化の機能を持たない通常の端末であるのが一般的である。これは、ほとんどのCNはMNのCoAを記憶しておくことが出来ないことを意味する。もしCNをモバイルIP及びルート最適化に対応させるには、MNの通信相手と成り得る全ての端末に変更を加える必要が生じ、多大なコストや時間を要することになり現実的でない。
図33は、ルート最適化を行なえない場合の従来のモバイル通信システムに係るQoS設定における課題を説明するための図である。図33に示すモバイル通信システムは、モバイルノードMN126とホームエージェント122を有するホームネットワーク120と、複数のルータ142〜146を有するIPネットワーク110から構成されている。そしてモバイルノードMN126と相手端末CN132との間のモバイル通信はホームエージェントHA122を経由するルートでのみ出来る。なおCN132は第1のルータ142に、ホームエージェント122は第2のルータ144に、MN126は第3のルータ146に、それぞれ接続されるものとして説明している。
また図34は、図33における既存のQoS設定シーケンスを説明するための図である。図33及び図34において、ルート最適化機能が無いモバイルノードMN126は、MN126が本来帰属するホームネットワーク120を離れ、IPネットワーク110内にある第3のルータ146の管轄下にモバイルIPによる移動(ステップU1)した場合、まず、通常どおりホームエージェントHA122に位置登録する(ステップU2)。この場合、ルート最適化機能が無いモバイルノードMN126でもモバイルIPによってホームアドレスHoAと気付アドレスCoAを持つことができるけれども、ルート最適化機能が無いモバイルノードMN126は、ルート最適化機能の無い相手端末CN132に気付アドレスCoAを登録することはできない。
ルート最適化機能が無い相手端末CN132は、移動端末MN126のホームアドレスHoA宛にQoS設定要求を行なうと、このQoS設定要求はホームエージェントHA122に受信される(ステップU3)。ホームエージェントHA122はQoS設定要求を移動端末MN126に転送する(ステップU4)。移動端末MN126は転送されたQoS設定要求を受信する。そして移動端末MN126は、ホームエージェントHA122にQoS設定要求に対する応答を返す(ステップU5)。さらにホームエージェントHA122は相手端末CN132にQoS設定要求に対する応答を返す(ステップU6)。その結果、相手端末CN132とホームエージェントHA122の間にQoS保証ルートが確立される(ステップU7)。
しかしこのQoS設定方法は、CNとHAとの間にはQoSが保証されるけれども、HAとMNとの間についてはQoSが保証されないという課題があった。つまり、QoS設定が行なわれるルートはCN132からMN126のHoAへのルートのみとなり、MN126のHoAから移動先のCoAまでの区間につい従来はQoS設定が行なわれないという課題があった。なおこれは、MNと同様に通信相手であるCNも移動端末である場合であっても、通信相手であるCNがルート最適化機能を持たない場合には同じことが言える。
特表2003−521137号公報
そこで本発明は、上記のような問題を解決するために、通信相手CNのQoS設定要求に応じてモバイルノードMNの移動先までの区間についてルート最適化機能を有さなくてもQoS設定が行なえるQoS設定方法及びQoS設定システム並びに該システムに用いる移動端末装置、ホームエージェント、サーバ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、通信相手ノードからモバイルノードのホームアドレスまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求をモバイルノードが認識し、前記モバイルノードから第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードのホームアドレスとモバイルノードの移動先アドレスまでのルートについて第2のQoS設定を行なう、ことを特徴とする。
本発明によれば、通信する通信相手ノードCNの数が増えても位置登録メッセージは常にモバイルノードのホームアドレスを管理するホームエージェントHAへの1つのみで済むため、網リソースの節約や処理時間の大幅な短縮ができるという効果が得られる。
また本発明によれば、通信相手ノードCNの数によらずモバイルノードMNはホームエージェントHAとモバイルノードのCoAの間のルートについてのみQoS設定の更新を行なえば良く、全通信相手ノードCNとホームエージェントHAの間のルートについてはQoS設定の更新が不要であるため、移動時の切替処理においても負荷の削減や切替時間の短縮を図ることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るモバイル通信システムにおけるQoS設定方法を説明するための図である。図1に示すモバイル通信システムは、モバイルノードMN(Mobile Node:移動端末)26とホームエージェントHA(Home Agent)22を有するホームネットワーク20と、複数のルータ42〜46を有するIPネットワーク10から構成されている。そしてモバイルノードMN26と相手端末CN(Correspondent Node)32との間のモバイル通信は、CN32とホームエージェントHA22をMN26のHoA(Home Address:ホームアドレス)で接続する第1のルートと、HA22とモバイルノードMN26をMN26のCoA(Care of Address:気付アドレス、移動先アドレスともいう)で接続する第2のルートとにより通信可能となる。なおCN32は第1のルータ42に、ホームエージェント22は第2のルータ44に、MN26は第3のルータ46に、それぞれ接続されるものとして説明している。
そして本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法では、通信相手CN32からモバイルノードMN26のHoAまでのルートについての第1のQoS設定要求が行なわれた場合に、この要求をMN26が認識し、MN26のHoAからCoAまでのルートについての第2のQoS設定要求を行なう。
なお第1及び第2のQoS設定は、On−Pathシグナリング、Off−Pathシグナリング(図中にはQoS設定ノードは特に図示していない)、またはその他のシグナリング方式のいずれでも良い。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第1の実施例に係るシーケンスを説明する図である。この例はQoS設定にOn−Pathシグナリングを用いる場合であり、MN26はホームネットワークからの移動(A1)に伴ない、通常のとおりHA22に位置登録をする(A2)。CN32からの第1のQoS設定要求(1)は、HA22で転送されてMN26にて受信される(A3、A4)。MN26は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答を返す前に、第2のQoS設定要求(2)を行なう(A5)とともにその応答を受信して(A6)、まずHoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(A7)。その後、MN26は第1のQoS設定要求(1)に対する応答をHA22に返し(A8)、HA22はこれをCN32に転送する(A9)。これにより、CN−HoA間についてQoS設定されたルートを確立する(A10)。これによってCN32とMN26間でQoS保証に基づく通信がなされる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第2の実施例に係るシーケンスを説明する図である。図2の第1の実施例との違いは、MN26は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答を返す(B5)とほぼ同時に、第2のQoS設定要求(2)を行なって(B7)、HoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立(B9)する点である。これにより、図2の第1の実施例の場合よりも第2のQoS設定要求(2)を早く開始することができ、第1のQoS設定要求(1)および第2のQoS設定要求(2)が完了するまでの所要時間を短縮出来る。
なお図2および図3において、On−PathシグナリングによるQoS設定のためのプロトコルとしてRSVP(Resource reservation Protocol)を用いる場合には、QoS設定要求(1)およびQoS設定要求(2)はRSVPにおけるResvメッセージとなる。RSVPでは、Resvメッセージに対しては応答のメッセージが返ることはないため、図中のQoS設定要求(1)に対する応答、およびQoS設定要求(2)に対する応答も不要となる。また図には示していないが、Resvメッセージに先行してPathメッセージが送信されることになる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第3の実施例に係るシーケンスを説明する図である。この例はQoS設定にOff−Pathシグナリングを用いる場合であり、MN26はホームネットワークからの移動(C1)に伴ない、通常のとおりHA22に位置登録をする(C2)。CN32からの第1のQoS設定要求(1)は、例えばネットワーク(NW)の管理部に設けられたQoS設定サーバ50(図では1つであるが、複数のQoSサーバを経由する場合もある)で受信(C3)される。QoS設定サーバ50は、第1のQoS設定要求(1)をHA22に送信(C4)し、HA22はこれをMN26に転送(C5)し、MN26にて受信される。MN26は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答(C11)を返す前に、第2のQoS設定要求(2)をHA22経由でQoS設定サーバ50に送信する(C6、C7)。QoS設定サーバ50は、第2のQoS設定要求(2)に対する応答をHA22経由でMN26に転送し、MN26はこれを受信(C8、C9)して、まずMN26とHA22間、すなわちHoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(C10)。その後、MN26は第1のQoS設定要求(1)に対する応答(C11)をHA22経由でQoS設定サーバ50に転送(C12)し、QoS設定サーバ50は第1のQoS設定要求に対する応答(C13)をCN32に送信する。その結果、CN−HoA間についてQoS設定されたルートを確立する(C13)。これによってCN32とMN26間でQoS保証に基づく通信がなされる。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第4の実施例に係るシーケンスを説明する図である。図4の第3の実施例との違いは、MN26は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答を返す(D6、D7)とほぼ同時に、第2のQoS設定要求(2)を行なって(D9、D10)、HoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立(D13)する点である。これにより、図4の第3の実施例の場合よりも第2のQoS設定要求(2)を早く開始することができ、第1のQoS設定要求(1)および第2のQoS設定要求(2)が完了するまでの所要時間を短縮出来る。
また上記ではHA22と移動先MN26について第2のQoS設定がなされる例について説明したが、ホームネットワーク20と移動先ネットワークの間に第2のQoS設定がなされるようにしてもよい。
図6は、図2及び図3に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。ハンドオーバ時には、MN26は、通常のようにHA22への位置登録(更新)(E2)を行なうとともに、移動前の旧CoAとHoA間のQoS設定を、移動後の新CoAとHoA間に更新するQoS設定要求を、On−Pathシグナリングを用いて送信する(E3)。そしてMN26はHA22からQoS設定要求の応答を受信(E4)して、HoA−新CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(E5)。
図7は、図4及び図5に示した第3及び第4の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。ハンドオーバ時には、MN26は、通常のようにHAへの位置登録(更新)(F2)を行なうとともに、移動前の旧CoAとHoA間のQoS設定を、移動後の新CoAとHoA間に更新するQoS設定要求を、Off−Pathシグナリングを用いて送信する(F3)。そしてMN26はHA22からQoS設定要求の応答を受信(F6)して、HoA−新CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(F7)。
このようにMNが移動して移動先ネットワークを切替えた場合、図31に示した従来例では、まずMNから全てのCNへ切替後の新しいCoAを登録し、全てのCNは新しいCoAへのダイレクトルート全体に渡ってQoS設定を更新する必要があり、QoS設定処理の負荷や所要時間が大きくなる。しかし本発明のハンドオーバ時のQoS設定方法は、CNの数によらずMNはHAと自分のCoAの間のルートについてのみQoS設定の更新を行なえば良く、全CNとHAの間のルートについてはQoS設定を更新が不要である。このため、本発明のハンドオーバ時のQoS設定方法は、移動時の切替処理においても負荷の削減や切替時間の短縮などの効果が得られる。
図8は、On−Pathシグナリングの代表的なプロトコルであるRSVPを用いた第2のQoS設定要求に係るメッセージの構成を示す図である。RSVPメッセージは、IPヘッダ、トランスポートヘッダ(UDP:User Datagram Protocol)(UDPヘッダは使用しなくても良い)、RSVPメッセージからなる。RSVPメッセージ内には、QoS設定のために必要なセッションクラスやフロースペック(帯域)等の情報が含まれる。
図9は、Off−Pathシグナリングの代表的なプロトコルであるNSISを用いた第2のQoS設定要求に係るメッセージの構成を示す図である。NSISメッセージは、IPヘッダ、UDPヘッダ(TCP(Transmission Control Protocol)ヘッダを用いても良い)、NSISメッセージからなる。NSISメッセージは、更にGIMPS(General Internet Messaging Protocol for Signaling)メッセージ及びNSLP(NSIS Signaling Layer Protocol)メッセージのそれぞれから成る。GIMPS及びNSLPメッセージ内には、QoS設定のために必要なセッション識別子やQSPEC(帯域、遅延、リソース予約方向、予約要求元アドレス、予約要求先アドレス等の情報が含まれる。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る移動端末MNの構成を示す機能ブロック図である。移動端末MNはパケット送受信部261を介してネットワークに対しパケットの送受信を行なう。アプリケーション部262は、各種アプリケーションソフトを蓄積し、MNに課せられた各種アプリケーションを実行する。モバイルIP処理部263は、HA22への位置登録などの通常のモバイルIP処理を行なう。QoS処理部264では、パケット処理部261を経て第1のQoS設定要求が受信された場合に、第2のQoS設定要求をパケット処理部261からネットワークに送出する。
図11は、本発明の第1の実施形態に係る移動端末MNが、図2および図4のシーケンスを実施する際のフローチャートである。図10を参照しながら説明するとパケット送受信部261にて第1のQoS設定要求(1)が受信(S1)され、QoS処理部264にて第1のQoS設定要求(1)の宛先が移動端末MNのHoAであることが確認(S2)されると、QoS処理部264はパケット送受信部261を通じて第2のQoS設定要求(2)を送信(S3)し、第2のQoS設定要求(2)に対する応答が受信(S4)されれば、HoA−CoA間についてのQoS設定を行なう。第2のQoS設定要求(2)が完了すると、QoS処理部264は第1のQoS設定要求(1)に対する応答を送信(S5)する。
図12は、本発明の第1の実施形態に係る移動端末MNが、図3および図5のシーケンスを実施する際のフローチャートである。図10を参照しながら説明するとパケット送受信部261にて第1のQoS設定要求(1)が受信(S11)されると、QoS処理部264は第1のQoS設定要求(1)に対する応答を送信するとともに、パケット送受信部261を通じて自HoA〜自CoA区間についての第2のQoS設定要求(2)を送信(S12)し、第2のQoS設定要求(2)に対する応答が受信(S13)されれば、HoA−CoA間についてのQoS設定を行なう。
ネットワーク上に多数存在するCNに対してルート最適化の機能を追加することなく、MNを本発明のQoS設定方法に対応させることで、CNとMNの間でQoSを保証したモバイル通信を容易に実現することが出来る。
また本発明は、図31に示した従来例のようにルート最適化を前提としておらず、図32のシーケンスで示すような、通信に先立ってMNからCNへの位置登録が不要である。このため、位置登録のためのメッセージを削減でき、網リソースの節約や処理時間の短縮が可能である。図31及び図32の従来例ではCNが1台の例を示しているが、MNは複数のCNと同時に通信することも当然考えられる。MNが通信するCNの数が増えると、ルート最適化のためのCNへの位置登録メッセージも当然それだけ増加することになり、網リソースの消費や処理時間の増大を引き起こしてしまうが、本発明の方法によれば、通信するCNの数が増えても位置登録メッセージは常にHAへの1つのみで済むため、網リソースの節約や処理時間の大幅な短縮が可能となる。
図13は、本発明の第2の実施形態に係るモバイル通信システムにおけるQoS設定方法を説明するための図である。図13に示すモバイル通信システムは、モバイルノードMN26とホームエージェントHA21を有するホームネットワーク20と、複数のルータ42〜46を有するIPネットワーク10から構成されている。そしてモバイルノードMN26と相手端末CN32との間のモバイル通信は、CN32とホームエージェントHA21をMN26のHoA(ホームアドレス)で接続する第1のルートと、HA21とモバイルノードMN26をMN26のCoA(気付アドレス)で接続する第2のルートとにより通信可能となる。なおCN32は第1のルータ42に、ホームエージェント21は第2のルータ44に、MN26は第3のルータ46に、それぞれ接続されるものとして説明している。
そして本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法では、通信相手CN32からモバイルノードMN26のHoAまでのルートについての第1のQoS設定要求が行なわれた場合に、この要求をHA21が認識し、MN26のHoAからCoAまでのルートについての第2のQoS設定要求を行なう。
なお第1及び第2のQoS設定は、On−Pathシグナリング、Off−Pathシグナリング(図中にはQoS設定ノードは特に図示していない)、またはその他のシグナリング方式のいずれでも良い。
図14は、本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第1の実施例に係るシーケンスを説明する図である。この例はOn−Pathシグナリングを用いる場合であり、MN26はホームネットワークからの移動(G1)に伴ない、通常のとおりHA21に位置登録をする(G2)。CN32からの第1のQoS設定要求(1)(G3)は、HA21にて受信される。HA21は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答をCN32に返す(G7)前に、MN26に第2のQoS設定要求(2)を行なって(G4)、まずHoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(G6)。その後、HA21は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答をCN32に返す(G7)。その結果、CN−HoA間についてQoS設定されたルートを確立する(G8)。これによってCN32とMN26間でQoS保証に基づく通信がなされる。
図15は、本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第2の実施例に係るシーケンスを説明する図である。図14との違いは、HA21は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答(H4)を返すとほぼ同時に、MN26に第2のQoS設定要求(2)を行なって(H5)、HoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立(H7)する点である。これにより、図14の場合よりも第1のQoS設定要求(1)に対する応答(H4)を早く完了することができ、第1のQoS設定要求(1)(H3)および第2のQoS設定要求(2)(H5)が完了するまでの所要時間を短縮出来る。
なお図14および図15において、On−PathシグナリングによるQoS設定のためのプロトコルとしてRSVPを用いる場合には、QoS設定要求(1)およびQoS設定要求(2)はRSVPにおけるResvメッセージとなる。RSVPでは、Resvメッセージに対しては応答のメッセージが返ることはないため、図中のQoS設定要求(1)に対する応答、およびQoS設定要求(2)に対する応答も不要となる。また図には示していないが、Resvメッセージに先行してPathメッセージが送信されることになる。
図16は、本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第3の実施例に係るシーケンスを説明する図である。この例はQoS設定にOff−Pathシグナリングを用いる場合であり、MN26はホームネットワークからの移動(J1)に伴ない、通常のとおりHA21に位置登録をする(J2)。CN32からの第1のQoS設定要求(1)(J3)は、例えばネットワーク(NW)の管理部に設けられたQoS設定サーバ50(図では1つであるが、複数のQoSサーバを経由する場合もある)を経由してからHA21にて受信される(J4)。HA21は、第1のQoS設定要求(1)(J3)に対する応答(J13)をCN32に返す前に、QoS設定サーバ50に第2のQoS設定要求(2)を行なう(J5)。QoS設定サーバ50は、この要求をHA21経由でMN26に転送する(J6、J7)。MN26は、第2のQoS設定要求(2)に対する応答(J8)をHA21経由でQoS設定サーバ50に転送し、QoS設定サーバ50はこれを受信(J8、J9)し、受信したことをHA21に応答する(J10)。その結果、まずHoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(J11)。その後、HA21は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答(J12)をQoS設定サーバ50経由でCN32に返す(J13)。その結果、CN−HoA間についてQoS設定されたルートを確立する(J14)。これによってCN32とMN26間でQoS保証に基づく通信がなされる。
図17は、本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第4の実施例に係るシーケンスを説明する図である。図16との違いは、HA21は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答(K4、K5)を返した後に、QoS設定サーバ50に第2のQoS設定要求(2)を行ない(K6)、HoA−CoA間およびCN−HoA間についてQoS設定されたルートをほぼ同時に確立(K12、K13)する点である。
また上記ではHA21と移動先MN26について第2のQoS設定がなされる例について説明したが、ホームネットワーク20と移動先ネットワークの間に第2のQoS設定がなされるようにしてもよい。
図18は、図14及び図15に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。ハンドオーバ時には、MN26は、通常のようにHA21への位置登録(更新)を行なう(L2)とともに、移動前の旧CoAとHoA間のQoS設定を、移動後の新CoAとHoA間に更新するQoS設定要求を、On−Pathシグナリングを用いて送信(L3)する。そしてHA21はMN26からQoS設定要求の応答を受信(L4)して、HoA−新CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(L5)。
図19は、図16及び図17に示した第3及び第4の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。ハンドオーバ時には、MN26は、通常のようにHA21への位置登録(更新)を行なう(M2)。これを受けてHA21は、移動前の旧CoAとHoA間のQoS設定を、移動後の新CoAとHoA間に更新するQoS設定要求を、Off−Pathシグナリングを用いてQoS設定サーバ50に送信する(M3)。QoS設定サーバ50は、移動後の新CoAとHoA間に更新するQoS設定要求を、HA21経由でMN26に転送する(M4、M5)。MN26は、QoS設定要求(更新)に対する応答をHA21経由でQoS設定サーバ50に送信する(M7)。QoS設定サーバ50はこれを受信し、QoS設定要求(更新)に対する応答をOff−Pathシグナリングを用いてHA21に送信する(M8)。その結果、HoA−新CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(M9)。
図20は、本発明の第2の実施形態に係るホームエージェントHAの構成を示す機能ブロック図である。ホームエージェントHAはパケット送受信部211を介してネットワークに対しパケットの送受信を行なう。モバイルIP処理部213は、パケット送受信部211を経由して送られてくるパケットメッセージ内容に応じて位置登録などの通常のモバイルIP処理を行なう。またバインディングキャッシュ212は、位置登録が行なわれた移動端末MN26についてのホームアドレスHoA、気付アドレスCoAの対応関係を保持する。QoS処理部214は、パケット送受信部211を介して第1のQoS設定要求が受信された場合に、第2のQoS設定要求をパケット処理部211からネットワークに送出する。
図21は、本発明の第2の実施形態に係るホームエージェントHAが、図14および図16のシーケンスを実施する際のフローチャートである。図20を参照しながら説明するとパケット送受信部211にて第1のQoS設定要求(1)が受信(S21)されると、QoS処理部214は第1のQoS設定要求(1)の宛先であるMNのHoAについてバインディングキャッシュ212を検索(S22)する。バインディングキャッシュ212にキャッシュがあることが確認(S23)されると、QoS処理部214はパケット送受信部211を通じて第2のQoS設定要求(2)を送信(S24)し、HoA−CoA間についてのQoS設定を行なう。第2のQoS設定要求(2)が完了(S25)すると、QoS処理部214は第1のQoS設定要求(1)に対する応答を送信(S26)する。
図22は、本発明の第2の実施形態に係るホームエージェントHAが、図15および図17のシーケンスを実施する際のフローチャートである。図20を参照しながら説明するとパケット送受信部211にて第1のQoS設定要求(1)が受信(S31)されると、QoS処理部214は第1のQoS設定要求(1)の宛先であるMNのHoAについてバインディングキャッシュ212を検索(S32)する。バインディングキャッシュ212にキャッシュがあることが確認(S33)されると、QoS処理部214は第1のQoS設定要求(1)に対する応答を送信するとともに、パケット送受信部211を通じて第2のQoS設定要求(2)を送信(S34)し、第2のQoS設定要求(2)に対する応答が受信(S35)されれば、HoA−CoA間についてのQoS設定を行なう。
ネットワーク上に多数存在するCNに対してルート最適化の機能を追加することなく、HAを本発明のQoS設定方法に対応させることで、CNとMNの間でQoSを保証したモバイル通信を容易に実現することが出来る。
また本発明は、図31に示した従来例のようにルート最適化を前提としておらず、図32のシーケンスで示すような、通信に先立ってMNからCNへの位置登録が不要である。このため、位置登録のためのメッセージを削減でき、網リソースの節約や処理時間の短縮が可能である。図31及び図32の従来例ではCNが1台の例を示しているが、MNは複数のCNと同時に通信することも当然考えられる。MNが通信するCNの数が増えると、ルート最適化のためのCNへの位置登録メッセージも当然それだけ増加することになり、網リソースの消費や処理時間の増大を引き起こしてしまうが、本発明の方法によれば、通信するCNの数が増えても位置登録メッセージは常にHAへの1つのみで済むため、網リソースの節約や処理時間の大幅な短縮が可能となる。
図23は、本発明の第3の実施形態に係るモバイル通信システムにおけるQoS設定方法を説明するための図である。図23に示すモバイル通信システムは、モバイルノードMN26とホームエージェントHA22を有するホームネットワーク20と、QoS設定要求を処理するQoS設定ノード52と、複数のルータ42〜46を有するIPネットワーク10から構成されている。そしてモバイルノードMN26と相手端末CN32との間のモバイル通信は、CN32とホームエージェントHA22をMN26のHoA(ホームアドレス)で接続する第1のルートと、HA22とモバイルノードMN26をMN26のCoA(気付アドレス)で接続する第2のルートとにより通信可能となる。なおQoS設定ノード52はネットワーク10内のノードを介してアクセス可能にされ、CN32は第1のルータ42に、ホームエージェント22は第2のルータ44に、MN26は第3のルータ46に、それぞれ接続されるものとして説明している。
そして本発明の第3の実施形態に係るQoS設定方法では、通信相手CN32からMN26のホームアドレスHoAまでのルートについての第1のQoS設定要求が行なわれた場合に、この要求をQoS設定ノード52が認識し、HA22からMN26の気付アドレスCoAを取得し、MN26のHoAからCoAまでのルートについての第2のQoS設定要求を行なう。なお第1及び第2のQoS設定は、Off−Pathシグナリングを用いる。
図24は、本発明の第3の実施形態に係るQoS設定方法の第1の実施例に係るシーケンスを説明する図である。この例はOff−Pathシグナリングを用いるもので、MN26はホームネットワークからの移動(N1)に伴ない、通常のとおりHA22に位置登録をする(N2)。CN32からの第1のQoS設定要求(1)は、QoS設定サーバ52(図では1つであるが、複数のQoSサーバを経由する場合もある)にて受信(N3)される。QoS設定ノード52は、第1のQoS設定要求(1)に対するCN32に応答を返す(N9)前に、HA22に問い合せを行ない(N4)、MN26のCoAを取得し(N5)、MN26に対し第2のQoS設定要求(2)を行なって(N6)、第2のQoS設定要求(2)に対する応答が受信(N7)されれば、まずHoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立(N8)する。その後、QoS設定サーバ52は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答をCN32に返す(N9)。その結果、CN−HoA間についてQoS設定されたルートを確立する(N10)。これによってCN32とMN26間でQoS保証に基づく通信がなされる。
図25は、本発明の第3の実施形態に係るQoS設定方法の第2の実施例に係るシーケンスを説明する図である。図24との違いは、QoS設定ノード52は、第1のQoS設定要求(1)に対する応答を返す(P4)とほぼ同時に、HA22に問い合せを行ない(P5)、MN26のCoAを取得し(P6)、MN26に対して第2のQoS設定要求(2)を行なって(P7)、第2のQoS設定要求(2)に対する応答が受信(P8)されれば、HoA−CoA間についてQoS設定されたルートを確立(P9)する点である。これにより、図24の場合よりも第1のQoS設定要求(1)に対する応答(P4)を早く完了することができ、第1のQoS設定要求(1)および第2のQoS設定要求(2)が完了するまでの所要時間を短縮出来る。
また上記ではHA22と移動先MN26について第2のQoS設定がなされる例について説明したが、ホームネットワーク20と移動先ネットワークの間に第2のQoS設定がなされるようにしてもよい。
図26は、図24及び図25に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時の第1のシーケンスを説明する図である。ハンドオーバ時には、MN26は、通常のとおりHA22への位置登録(更新)を行なう(Q2)。またMN26は、移動によりCoAが変わったことをHA22経由でQoS設定ノード52に通知(Q3、Q4)する。QoS設定ノード52は、移動前の旧CoAとHoA間のQoS設定を、移動後の新CoAとHoA間に更新するQoS設定要求を、Off−Pathシグナリングを用いて送信(Q5、Q6)する。MN26は、QoS設定要求(更新)に対する応答をHA22経由でQoS設定ノード52に送信し(Q7)、QoS設定ノード52はこれを受信する(Q8)。その結果、HoA−新CoA間についてQoS設定されたルートを確立する(Q9)。
図27は、図24及び図25に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時の第2のシーケンスを説明する図である。図26との違いは、HA22がMN26からの通常のHA22への位置登録(更新)を受信する(R2)と、HA22からQoS設定ノード52に対してCoAが変わったことを通知(R3)する点である。これにより、図26のハンドオーバ時よりメッセージが1つ少なくて済む。
図28は、本発明の第3の実施形態に係るQoS設定ノードの構成を示す機能ブロック図である。QoS設定ノードはパケット送受信部521を介してネットワークに対しパケットの送受信を行なう。QoS処理部523は、QoS設定要求に基づきネットワーク上のルータやスイッチなどのネットワーク資源に対して制御を行なうとともに、パケット送受信部521を経由して送られてくる第1のQoS設定要求が受信された場合に、第2のQoS設定要求をパケット処理部521からネットワークに送出する。CoA解決処理部522は、MN26の気付アドレスCoAを取得するためにHA22に問い合わせを行なう。
図29は、本発明の第3の実施形態に係るQoS設定ノードが、図24のシーケンスを実施する際のフローチャートである。図28を参照しながら説明するとパケット送受信部521にて第1のQoS設定要求(1)が受信(S41)されると、QoS処理部523は第1のQoS設定要求(1)の宛先であるMN26のHoAについて、CoA解決処理部522がHA22に問い合わせるべくHA22に対してCoA取得のためのメッセージを送信する(S42)。CoAの取得が確認(S43)されると、QoS処理部523はパケット送受信部521を通じて第2のQoS設定要求(2)を送信し(S44)、第2のQoS設定要求(2)に対する応答が受信(S45)されれば、HoA−CoA間についてのQoS設定を行なう。第2のQoS設定要求(2)が完了すると、QoS処理部523は第1のQoS設定要求(1)に対する応答を送信する(S46)。
図30は、本発明の第3の実施形態に係るQoS設定ノードが、図25のシーケンスを実施する際のフローチャートである。図28を参照しながら説明するとパケット送受信部521にて第1のQoS設定要求(1)が受信される(S51)と、QoS処理部523は第1のQoS設定要求(1)に対する応答を送信する(S52)とともに、第1のQoS設定要求(1)の宛先であるMN26のHoAについて、CoA解決処理部522がHA22に問い合わせるべくHA22に対してCoA取得のためのメッセージを送信する(S52)。CoAの取得が確認(S53)されると、QoS処理部523はパケット送受信部521を通じて第2のQoS設定要求(2)を送信し(S54)、第2のQoS設定要求(2)に対する応答が受信(S55)されれば、HoA−CoA間についてのQoS設定を行なう。
ネットワーク上に多数存在するCNに対してルート最適化の機能を追加することなく、QoS設定ノードを本発明のQoS設定方法に対応させることで、CNとMNの間でQoSを保証したモバイル通信を容易に実現することが出来る。
また本発明は、図31に示した従来例のようにルート最適化を前提としておらず、図32のシーケンスで示すような、通信に先立ってMNからCNへの位置登録が不要である。このため、位置登録のためのメッセージを削減でき、網リソースの節約や処理時間の短縮が可能である。図31及び図32の従来例ではCNが1台の例を示しているが、MNは複数のCNと同時に通信することも当然考えられる。MNが通信するCNの数が増えると、ルート最適化のためのCNへの位置登録メッセージも当然それだけ増加することになり、網リソースの消費や処理時間の増大を引き起こしてしまうが、本発明の方法によれば、通信するCNの数が増えても位置登録メッセージは常にHAへの1つのみで済むため、網リソースの節約や処理時間の大幅な短縮が可能となる。
(付記1)通信相手ノードからモバイルノードのホームアドレスまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求をモバイルノードが認識し、前記モバイルノードからホームアドレスに第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードのホームアドレスとモバイルノードの移動先アドレスまでのルートについて第2のQoS設定を行なうQoS設定方法。
(付記2)モバイルIPネットワークにおけるQoS設定システムであって、通信相手ノードからモバイルノードへの第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求を前記モバイルノードが認識し、前記モバイルノードが、ホームエージェントまたはホームネットワークと、前記モバイルノードまたは移動先ネットワークの間について、第2のQoS設定を行なうことを特徴とするQoS設定システム。
(付記3)前記モバイルノードは、第1のQoS設定要求に対する応答を返す前に、第2のQoS設定要求を行なって、前記モバイルノードのホームアドレスと前記モバイルノードの移動先アドレス間についてQoS設定されたルートを確立することを特徴とする付記2に記載のQoS設定システム。
(付記4)前記モバイルノードは、第1のQoS設定要求に対する応答を返すとほぼ同時に、第2のQoS設定要求を行なって、前記モバイルノードのホームアドレスと前記モバイルノードの移動先アドレス間についてQoS設定されたルートを確立することを特徴とする付記2に記載のQoS設定システム。
(付記5)前記モバイルノードが移動して移動先ネットワークを切替えた場合、通信相手ノードの数とは関係なしに前記モバイルノードはホームアドレスと新移動先アドレスの間のルートについてのみQoS設定の更新を行なうことを特徴とする付記2に記載のQoS設定システム。
(付記6)ネットワークに対しパケットの送受信を行なうパケット送受信部と、ホームアドレスを管理する管理ノードへ位置登録を行なうモバイルIP処理部と、第1のQoS設定要求が受信された場合に、第2のQoS設定要求をネットワークに送出するQoS処理部を備えることを特徴とする移動端末装置。
(付記7)通信相手ノードからモバイルノードのホームアドレスまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求をホームエージェントが認識し、前記ホームエージェントから第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードのホームアドレスとモバイルノードの移動先アドレスまでのルートについて第2のQoS設定を行なうQoS設定方法。
(付記8)モバイルIPネットワークにおけるQoS設定システムであって、通信相手ノードからモバイルノードへの第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求をホームエージェントが認識し、前記ホームエージェントが、前記ホームエージェントまたはホームネットワークと、前記モバイルノードまたは移動先ネットワークの間について、第2のQoS設定を行なうことを特徴とするQoS設定システム。
(付記9)前記ホームエージェントは、第1のQoS設定要求に対する応答を返す前に、第2のQoS設定要求を行なって、前記モバイルノードのホームアドレスと前記モバイルノードの移動先アドレス間についてQoS設定されたルートを確立することを特徴とする付記8に記載のQoS設定システム。
(付記10)前記ホームエージェントは、第1のQoS設定要求に対する応答を返すとほぼ同時に、第2のQoS設定要求を行なって、前記モバイルノードのホームアドレスと前記モバイルノードの移動先アドレス間についてQoS設定されたルートを確立することを特徴とする付記8に記載のQoS設定システム。
(付記11)
前記モバイルノードが移動して移動先ネットワークを切替えた場合、通信相手ノードの数とは関係なしに前記ホームエージェントはホームアドレスと新移動先アドレスの間のルートについてのみQoS設定の更新を行なうことを特徴とする付記8に記載のQoS設定システム。
(付記12)ネットワークに対しパケットの送受信を行なうパケット送受信部と、位置登録が行なわれたモバイルノードのホームアドレス及び移動先アドレスの対応関係を保持するバインディングキャッシュと、第1のQoS設定要求が受信された場合に、第2のQoS設定要求をネットワークに送出するQoS処理部を備えることを特徴とするホームエージェント。
(付記13)ネットワーク資源に対してQoS設定制御を行なうサーバ装置を有し、通信相手ノードからモバイルノードのホームアドレスまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求を前記サーバ装置が認識し、前記サーバ装置から第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードのホームアドレスとモバイルノードの移動先アドレスまでのルートについて第2のQoS設定を行なうQoS設定方法。
(付記14)モバイルIPネットワークにおけるQoS設定システムであって、ネットワーク資源に対してQoS設定制御を行なうサーバ装置を有し、通信相手ノードからモバイルノードへの第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求を前記サーバ装置が認識し、前記サーバ装置が、前記モバイルノードの移動先アドレスを取得して、ホームエージェントまたはホームネットワークと、前記モバイルノードまたは移動先ネットワークの間について、第2のQoS設定を行なうことを特徴とするQoS設定システム。
(付記15)前記サーバ装置は、第1のQoS設定要求に対する応答を返す前に、前記ホームエージェントに問い合わせを行ない、前記ホームエージェントから前記モバイルノードの移動先アドレスを取得してから第2のQoS設定要求を行なって、前記モバイルノードのホームアドレスと前記モバイルノードの移動先アドレス間についてQoS設定されたルートを確立することを特徴とする付記14に記載のQoS設定システム。
(付記16)前記サーバ装置は、第1のQoS設定要求に対する応答を返すとほぼ同時に、前記ホームエージェントに問い合わせを行ない、前記ホームエージェントから前記モバイルノードの移動先アドレスを取得してから第2のQoS設定要求を行なって、前記モバイルノードのホームアドレスと前記モバイルノードの移動先アドレス間についてQoS設定されたルートを確立することを特徴とする付記14に記載のQoS設定システム。
(付記17)前記モバイルノードが移動して移動先ネットワークを切替えた場合、通信相手ノードの数とは関係なしに前記サーバ装置はホームアドレスと新移動先アドレスの間のルートについてのみQoS設定の更新を行なうことを特徴とする付記14に記載のQoS設定システム。
(付記18)ネットワーク資源に対してQoS設定制御を行なうサーバ装置であって、該サーバ装置は、ネットワークに対しパケットの送受信を行なうパケット送受信部と、モバイルアドレスを管理するノードに問い合わせを行なって移動先アドレスを取得する移動先アドレス解決処理部と、第1のQoS設定要求パケットが受信された場合に、第2のQoS設定要求パケットをネットワークに送出するQoS処理部とを備えていることを特徴とするサーバ装置。
携帯電話、PDA、ノートPCなどの携帯端末を用いて様々な無線アクセスネットワークを切替ながらインターネットに接続するモバイル通信環境において、通信事業者やサービスプロバイダがQoSを保証した高品質な通信サービスを提供する場合に利用される可能性がある。
本発明の第1の実施形態に係るモバイル通信システムにおけるQoS設定方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第1の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第2の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第3の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係るQoS設定方法の第4の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 図2及び図3に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。 図4及び図5に示した第3及び第4の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。 RSVPを用いた第2のQoS設定要求に係るメッセージの構成を示す図である。 NSISを用いた第2のQoS設定要求に係るメッセージの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るMNの構成を示す機能ブロック図である。 図10に示したMNが図2及び図4に示したシーケンスを実施する際のフローチャートである。 図10に示したMNが図3及び図5に示したシーケンスを実施する際のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るモバイル通信システムにおけるQoS設定方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第1の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第2の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第3の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るQoS設定方法の第4の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 図14及び図15に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。 図16及び図17に示した第3及び第4の実施例に係るハンドオーバ時のシーケンスを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るHAの構成を示す機能ブロック図である。 図20に示したHAが図14及び図16に示したシーケンスを実施する際のフローチャートである。 図20に示したHAが図15及び図17に示したシーケンスを実施する際のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るモバイル通信システムにおけるQoS設定方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るQoS設定方法の第1の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係るQoS設定方法の第2の実施例に係るシーケンスを説明する図である。 図24及び図25に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時の第1のシーケンスを説明する図である。 図24及び図25に示した第1及び第2の実施例に係るハンドオーバ時の第2のシーケンスを説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係るQoS設定ノードの構成を示す機能ブロック図である。 図28のQoS設定ノードが図24のシーケンスを実施する際のフローチャートである。 図28のQoS設定ノードが図25のシーケンスを実施する際のフローチャートである。 ルート最適化を前提とした既存のQoS設定方法を説明するための図である。 図31における既存のQoS設定シーケンスを説明するための図である。 ルート最適化を行なえない場合の従来のモバイル通信システムに係るQoS設定における課題を説明するための図である。 図34における既存のQoS設定シーケンスを示す図である。
符号の説明
10 IPネットワーク
20 ホームネットワーク
21 HA(ホームエージェント)
22 HA
26 MN(移動端末)
32 CN(相手端末)
42 第1のルータ
44 第2のルータ
46 第3のルータ
50 QoS設定サーバ
52 QoS設定ノード
211 パケット送受信部
212 バインディングキャッシュ
213 モバイルIP処理部
214 QoS処理部
261 パケット送受信部
262 アプリケーション部
263 モバイルIP処理部
264 QoS処理部
521 パケット送受信部
522 CoA(移動先アドレス)解決処理部
523 QoS処理部

Claims (10)

  1. 通信相手ノードからモバイルノードのホームアドレスまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求をモバイルノードが認識し、前記モバイルノードからホームアドレスに第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードのホームアドレスとモバイルノードの移動先アドレスまでのルートについて第2のQoS設定を行なうQoS設定方法。
  2. モバイルIPネットワークにおけるQoS設定システムであって、通信相手ノードからモバイルノードへの第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求を前記モバイルノードが認識し、前記モバイルノードが、ホームエージェントまたはホームネットワークと、前記モバイルノードまたは移動先ネットワークの間について、第2のQoS設定を行なうことを特徴とするQoS設定システム。
  3. 前記モバイルノードが移動して移動先ネットワークを切替えた場合、通信相手ノードの数とは関係なしに前記モバイルノードはホームアドレスと新移動先アドレスの間のルートについてのみQoS設定の更新を行なうことを特徴とする請求項2に記載のQoS設定システム。
  4. ネットワークに対しパケットの送受信を行なうパケット送受信部と、ホームアドレスを管理する管理ノードへ位置登録を行なうモバイルIP処理部と、第1のQoS設定要求が受信された場合に、第2のQoS設定要求をネットワークに送出するQoS処理部を備えることを特徴とする移動端末装置。
  5. 通信相手ノードからモバイルノードのホームアドレスまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求をホームエージェントが認識し、前記ホームエージェントから第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードのホームアドレスとモバイルノードの移動先アドレスまでのルートについて第2のQoS設定を行なうQoS設定方法。
  6. モバイルIPネットワークにおけるQoS設定システムであって、通信相手ノードからモバイルノードへの第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求をホームエージェントが認識し、前記ホームエージェントが、前記ホームエージェントまたはホームネットワークと、前記モバイルノードまたは移動先ネットワークの間について、第2のQoS設定を行なうことを特徴とするQoS設定システム。
  7. ネットワークに対しパケットの送受信を行なうパケット送受信部と、位置登録が行なわれたモバイルノードのホームアドレス及び移動先アドレスの対応関係を保持するバインディングキャッシュと、第1のQoS設定要求が受信された場合に、第2のQoS設定要求をネットワークに送出するQoS処理部を備えることを特徴とするホームエージェント。
  8. ネットワーク資源に対してQoS設定制御を行なうサーバ装置を有し、通信相手ノードからモバイルノードのホームアドレスまでのルートについて第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求を前記サーバ装置が認識し、前記サーバ装置から第2のQoS設定要求を行なって、モバイルノードのホームアドレスとモバイルノードの移動先アドレスまでのルートについて第2のQoS設定を行なうQoS設定方法。
  9. モバイルIPネットワークにおけるQoS設定システムであって、ネットワーク資源に対してQoS設定制御を行なうサーバ装置を有し、通信相手ノードからモバイルノードへの第1のQoS設定要求が行なわれた場合、前記第1のQoS設定要求を前記サーバ装置が認識し、前記サーバ装置が、前記モバイルノードの移動先アドレスを取得して、ホームエージェントまたはホームネットワークと、前記モバイルノードまたは移動先ネットワークの間について、第2のQoS設定を行なうことを特徴とするQoS設定システム。
  10. ネットワーク資源に対してQoS設定制御を行なうサーバ装置であって、該サーバ装置は、ネットワークに対しパケットの送受信を行なうパケット送受信部と、モバイルアドレスを管理するノードに問い合わせを行なって移動先アドレスを取得する移動先アドレス解決処理部と、第1のQoS設定要求パケットが受信された場合に、第2のQoS設定要求パケットをネットワークに送出するQoS処理部とを備えていることを特徴とするサーバ装置。
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