JP2006261973A - 増幅回路及び増幅回路の制御方法 - Google Patents

増幅回路及び増幅回路の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】センサに接続され、増幅特性を可変に設定する増幅回路であって、経時変化や温度変化による影響を抑制する増幅回路及びその制御方法を提供する。
【解決手段】センサの検知信号を入力とし、増幅特性が可変に設定される増幅回路1は、基準入力状態KJを検知する際、出力信号が所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する第一基準値K1を保持する第一基準値保持部50と、増幅特性設定値に対する増幅特性実測値の差を縮小させる補正信号HSを生成する補正信号生成部30と、第一基準値K1を、補正信号HSに基づき補正する第一増幅特性補正部40とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサに接続され、増幅特性を可変に設定する増幅回路及びその制御方法に関するものである。
近年のエレクトロニクス化に伴い、さまざまな場面で、加速度や角速度などの物理量の変化に応じて検知信号を出力するセンサが利用されている。センサの微小化及び高感度化に伴い、製造バラツキによるセンサ感度の個体差が大きくなる傾向にある。つまり、同一の物理量変化に応じて出力される検知信号の大きさが、複数あるセンサごとにバラつくこととなり問題である。
このような問題を解決するため、センサの検知信号を増幅する増幅回路と共に、モジュール化される場合が多い。このモジュールでは、増幅回路は、増幅特性を可変に設定できる回路で構成され、センサと増幅回路とをモジュール化した時点で、センサ感度に応じて増幅特性が調整される。具体的には、センサを基準状態にしたとき、増幅回路の出力が所定値になるように増幅回路の増幅特性が調整される。調整された増幅特性は、増幅回路に含まれるフラッシュやROMなどの記憶回路に格納され、以降はこの増幅特性を用いてセンサの検知信号が増幅される。このため、このようなセンサ及び増幅回路のモジュールでは、異なるモジュールにおいても、同一の物理量変化に応じて増幅回路から出力される信号の大きさを同一にすることができ、ひいては、上述したセンサ感度の個体差による問題を解決することができる。しかるに、このようなモジュールごとにセンサ感度を調整したとしても、経時変化や温度変化により、増幅回路の増幅特性が変化すると、同一のセンサ入力に対してモジュールから出力される信号の大きさが、複数のモジュールごとにバラつくという新たな問題が発生する。
環境の変化に応じて、増幅特性を調整するシステムが特許文献1に開示されている。
このシステムは、インターホンの音声信号を増幅する増幅回路と、インターホンの近くに設置した一定レベルの基準音を発生する基準音発生装置と、音声信号を増幅する増幅回路とを備えている。さらに、このシステムは、音声信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路と、A/D変換回路の出力データをそれに対応する利得調整データと対照する利得調整参照テーブルと、増幅回路の利得調整を行う利得調整回路とを含んでいる。
このシステムにおける増幅特性の調整では、まず、基準音発生装置が発生する基準音がインターホンにより音声信号として取り込まれ、この音声信号が増幅回路で増幅されて音声信号として出力される。次いで、この音声信号がA/D変換回路によりデジタルデータに変化され、利得調整参照テーブルにより対応する利得調整データが求められる。さらに、利得調整データに基づいて増幅回路の利得調整が行なわれる。このように、特許文献1のシステムでは、基準音発生装置とインターホンとを結ぶ回線の状態(例えば回線の抵抗値)に変化が生じたとしても、回線を介して、基準音に応じた音声信号に基づき利得調整しているため、回線の状態の変化による影響を排除することができる。
特開平6−85940号公報(図1)
特許文献1のシステムにおけるインターホンの部分を、前述のセンサ及び増幅回路からなるモジュールのセンサの部分に置き換えて考えれば、特許文献1に開示される増幅回路を利得調整する技術を利用することが可能である。
すなわち、センサ及び増幅回路からなるモジュールに、特許文献1における基準音発生装置に相当する、センサに基準の物理量を入力するセンサ基準入力装置を設ければ、特許文献1に開示されるシステムと同様に、センサに基準の物理量を入力したとき得られる出力信号に基づいて、増幅回路の増幅特性を調整することが可能となる。
しかしながら、このようなセンサ基準入力装置は、センサが検知する物理量を精度よく所定値で発生するための手段が必要であるため、モジュール化の大型化やコストアップを招来することとなり問題である。
本発明は前記背景技術の課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、センサに接続され、増幅特性を可変に設定する増幅回路であって、経時変化や温度変化による影響を抑制する増幅回路及びその制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための第一の発明にかかる解決手段は、センサの検知信号を入力とし、増幅特性が可変に設定される増幅回路であって、前記センサに基準となる物理量が入力された状態の基準入力状態を検知する際、出力信号が所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する第一基準値を保持する第一基準値保持部と、所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の測定値を増幅特性実測値とするとき、前記増幅特性設定値に対する前記増幅特性実測値の差を縮小させる補正信号を生成する補正信号生成部と、前記第一基準値を、前記補正信号に基づき補正する第一増幅特性補正部と、を備える増幅回路である。
また、第一の発明にかかる他の解決手段は、センサの検知信号を入力とし、増幅特性が可変に設定される増幅回路の制御方法であって、前記センサに基準となる物理量が入力された状態の基準入力状態を検知する際、出力信号が所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する第一基準値を保持するステップと、所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の測定値を増幅特性実測値とするとき、前記増幅特性設定値に対する前記増幅特性実測値の差を縮小させるように、前記第一基準値を補正するステップと、を備える増幅回路の制御方法である。
本発明の増幅回路では、設定された増幅特性値である第一基準値に対して、補正信号に基づき補正した増幅特性が設定される。補正信号は、増幅特性設定値に対する増幅特性実測値との差を縮小させるように生成されている。すなわち、この補正信号に基づき増幅特性を補正することで、増幅回路設定値と、この増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の実際の値との間の経時変化や温度変化により発生した設定値のズレを解消することができ、ひいては、増幅回路が出力する出力信号の誤差を抑えることができる。
増幅特性とは、増幅回路において、入力信号及び出力信号の関係を示す電気的特性を指し、増幅度やオフセット電圧などが挙げられる。増幅特性のうち増幅度を可変に設定する回路としては、例えば、負帰還増幅回路により増幅回路を構成し、このうち負帰還量を調整する回路が挙げられる。また、増幅特性のうちオフセット電圧を可変に設定する回路としては、増幅回路をオペアンプで構成し、オペアンプの非反転入力端に電圧を印加してオフセット電圧を設定する回路が挙げられる。
センサは、物理量の変化を検知して検知電圧を出力するものを指す。例えば、具体的には、加速度の変化を検知する加速度センサ、角速度や傾きの変化を検知する角速度センサ、温度の変化を検知する温度センサ、空気圧の変化を検知する空気圧センサや圧力センサ、光の強弱や色合いなどの変化を検知する光センサなどが挙げられる。
第一基準値保持部は、第一基準値の内容を保持するものであればいずれのものでもよく、例えば、ROM及びフラッシュメモリなど不揮発性メモリが挙げられる。また、起動するたびに内容を設定するようにすれば、RAMやレジスタなどの揮発性メモリも利用することができる。また、増幅回路がICなどに搭載される場合には、電源またはグランドに接続した入力端子の組み合わせで第一基準値を生成することもできる。従って、これら入力端子を第一基準値保持部とすることもできる。
本発明の増幅回路及びその制御方法によれば、経時変化や温度変化による影響を抑制する増幅回路とすることができる。
本発明の実施にかかる増幅回路及びその制御方法について図1〜図12を参照して説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明にかかる増幅回路1を説明するための原理図である。図1には、センサ2と、センサ2に接続されてセンサ2から出力される検知信号KSを増幅して出力する増幅回路1と、このセンサ2が接続された状態の増幅回路1の特性を測定する出荷試験装置3と、が示されている。
増幅回路1は、増幅特性を可変に設定できる増幅部10と、予め設定された増幅特性値である第一基準値K1を保持する第一基準値保持部50と、補正信号HSを発生する補正信号生成部30と、第一基準値K1を、補正信号HSに基づき補正し、補正された増幅特性補正値ZTを増幅部10に出力する第一増幅特性補正部40とを備えている。このうち補正信号生成部30は、所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の測定値である増幅特性実測値を求め、増幅特性設定値に対する増幅特性実測値の差を縮小させる補正信号HSを生成している。
センサ2は、自身に加わる物理量の変化に応じて検知信号KSを出力するものであればよい。例えば、具体的には、自身に加わる加速度に応じて、検知信号KSを出力する加速度センサや角速度の変化に応じて検知信号を出力する角速度センサなどが挙げられる。
出荷試験装置3は、増幅回路1を出荷する際に、センサ2が接続された状態の増幅回路1の増幅特性を測定した結果に基づいて増幅回路1の増幅特性値である第一基準値K1を決定し、この第一基準値K1を増幅回路1の第一基準値保持部50に格納する。この第一基準値K1は、センサ2が基準入力状態KJを検知する際、増幅部10について、出力信号SSが所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する増幅特性値である。
補正信号HSに基づく補正を行わない場合には、増幅回路1は、第一基準値K1に応じた増幅特性で、検知信号KSを増幅し、出力信号SSを出力する。しかるに、増幅回路1に経時変化や温度変化などが生じると、設定された第一基準値K1と、この第一基準値K1が設定される際の入出力特性の実際の値との間にズレが生ずることになる。このため、設定された第一基準値K1が正確に増幅特性に反映されず、増幅回路1の出力に誤差が生ずることになる。
このような場合でも、第一実施形態にかかる増幅回路1では、設定された増幅特性値である第一基準値K1に対して、補正信号HSに基づき補正した増幅特性を設定することができる。補正信号HSは、上述の通り、増幅特性設定値に対する増幅特性実測値との差を縮小させるように生成されている。すなわち、この補正信号に基づき増幅特性を補正することで、増幅回路設定値と、この増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の実際の値との間の経時変化や温度変化により発生した増幅特性のズレを解消することができ、ひいては、増幅回路1が出力する出力信号SSの誤差を抑えることができる。
図2に、図1の原理図に基づく増幅回路1Aを示す。
増幅回路1Aは、増幅部10と、予め設定されたゲイン値である第一基準値K1を保持する第一基準値保持部50と、補正信号HSを発生する補正信号発生部30Aと、第一基準値K1を、補正信号HSに基づき補正し、補正されたゲイン補正値GT(増幅特性補正値ZT)を増幅部10に出力する第一アップダウンカウンタ40A(第一増幅特性補正部)とを備えている。さらに、所定の第二基準値K2を保持する第二基準値保持部80と、第二基準値K2を、補正信号HSに基づき補正する第二アップダウンカウンタ90(第二増幅特性補正部)とを備えている。
セレクタ60は、一対の差動電圧であるセンサの検知信号S1,S2及び基準電位VA,VBのうちいずれか一つの組を選択し、増幅部10の入力端子VI1,VI2に入力する。増幅部10は、入力端子VI1,VI2に入力される入力電位差VIを増幅して出力信号SSを出力する。
このうち基準電位VA,VBは、微小電圧生成部70において生成される。図3に微小電圧生成部70の具体的な回路を示す。電源電圧Vd及びグランドGNDの間に、n−1段からなる抵抗素子RY1〜RYn−1が直列接続されており、各接続ノードからは中間タップTY1〜TYnが取り出されている。さらに、各中間タップには、一対のスイッチの一端が接続され、それぞれのスイッチの他端にはバッファBUFA,BUFBが接続されている。例えば、中間タップTY1には、スイッチSWY1A,SWY1Bの一端が接続されている。さらに、スイッチSWY1Aの他端には、バッファBUFAが、スイッチSWY1Bの他端には、バッファBUFBが接続されている。
さらに、スイッチSWY1A〜SWYnAは、スイッチSWY1A〜SWYnAのうち1つのスイッチのみがON制御され、残りはOFF制御される。このように制御されているため、ON制御されたスイッチに接続された中間タップの電位が、バッファBUFAを介して基準電位VAとして出力される。例えば、スイッチSWY3AがON制御されると、中間タップTY3の電位が基準電位VAとして出力されることになる。
一方、スイッチSWY1B〜SWYnBについても同様に制御されているので、同様に、ON制御されたスイッチに接続された中間タップの基準電位VBとして出力される。
なお、本明細書では、基準電位VA,VBの電位差を基準電圧VABと称する。
次いで、増幅部10の具体例を図4に示す。
増幅部10は、3つの公知のオペアンプOP1〜OP3と、オペアンプOP1,OP2のゲイン調整を行うための抵抗調整部11,12と、オペアンプOP3のオフセット調整を行うための微小電圧生成部13と、抵抗素子R2,R3とを含んでいる。
このうち微小電圧生成部13は、微小電圧生成部70(図3参照)の回路を用いれば同様に構成することができる。
オペアンプOP1,OP2は、それぞれ同じ抵抗値で変化する抵抗調整部11,12及び抵抗素子R2を負帰還抵抗と共に、負帰還差動増幅回路を構成している。また、オペアンプOP3は、ゲインが1の負帰還増幅回路であり、非反転入力端(+)側に接続された微小電圧生成部13のオフセット電圧VOFにより、その出力VOのオフセットが調整される。
このように構成された増幅部10におけるゲインG及び出力VOは、抵抗調整部11,12の抵抗値をRXとするとき、以下の式(1)〜(2)で表わすことができる。
ゲインG=(RX/R2*2)+1 式(1)
出力VO=VOF+(VI1−VI2)*G 式(2)
従って、抵抗調整部11,12における抵抗値RXを調整することにより、ゲインGの設定を行うことができ、微小電圧生成部13におけるオフセット電圧VOFを調整することにより、出力VOのオフセットの設定を行うことができる。
なお、第一実施形態では、ゲインGの調整のみを行う場合について例示する。従って、オフセット電圧VOFは所定の電圧値に固定されている。
また、抵抗調整部11,12は、ゲイン補正値GTにより抵抗値を可変に設定できる回路であり、具体的には、図5に示す回路を用いて構成される。
この回路は、直列に接続されたn+1段の抵抗素子RX0〜RXnと、このうち抵抗素子RX1〜RXnの両端を短絡するスイッチSWX1〜SWXnとを備えている。また、スイッチSWX1〜SWXnは、ゲイン補正値GTによりON/OFF制御されている。スイッチがON制御されると、対応する抵抗素子の両端の抵抗値は0になる。端子RA,RB間の(合成)抵抗値RXは、抵抗素子RX0〜RXnの両端の抵抗値を加えた値であるから、ゲイン補正値GTのON/OFF制御の組み合わせに応じて変化することになる。すなわち、ゲイン補正値GTにより端子RA,RB間の抵抗値RXを可変に設定することができる。
本実施形態1における抵抗調整部11,12は、5段の抵抗素子RX1〜RX5からなる回路が用いられている。また、抵抗調整部11に与えられるゲイン補正値GTは、5ビットの2進数からなる00000〜11111のデータ列である。
なお、抵抗調整部11,12では、このゲイン補正値GTが、増幅部10におけるゲインGに対応するように、抵抗素子RX0〜RX5の抵抗値が設定されている。具体的には、ゲイン補正値GTが00000のときは、ゲインGは1000となり、ゲイン補正値GTが00001のときは、ゲインGは1010となる。以後、ゲイン補正値GTが1増える毎に、ゲインGは10ずつ増えるように設定され、ゲイン補正値GTが、11111のときには、ゲインGは1310となるように設定されている。また、このようにするための抵抗素子RX0〜RX5の抵抗値は、式(1)に基づき、RX0=R2*999/2、RX1=R2*9/2、RX2=R2*19/2、RX3=R2*39/2、RX4=R2*79/2、RX5=R2*159/2に設定されている。
図2に戻り、増幅回路1Aは、予め第一基準値K1が格納された第一基準値保持部50と、予め第二基準値K2が格納された第二基準値保持部80とを備えている。第一基準値保持部50は、第一基準値K1が一定でないため、公知のフラッシュメモリで構成されている。第二基準値保持部80は、第二基準値K2が一定値であるため、公知のクリップ回路で構成されている。第一基準値保持部50は、第一基準値K1を第一アップダウンカウンタ40Aに出力し、第二基準値保持部80は、第二基準値K2を第二アップダウンカウンタ90に出力している。
公知のアップダウンカウンタで構成される第一アップダウンカウンタ40A及び第二アップダウンカウンタ90は、それぞれ、電源投入時など必要に応じて、第一基準値K1及び第二基準値K2を初期ロードし、制御出力UP,DOWN,カウント信号COUNT(補正信号HS)に応じて、カウントアップまたはカウントダウンしてその内容を補正し、ゲイン値GT1及びゲイン値GT2を出力する。具体的には、制御出力UPがハイレベルの場合には、カウント信号COUNTのクロックに応じて内容がインクリメント(+1)され、制御出力DOWNがハイレベルの場合には、カウント信号COUNTのクロックに応じて内容がデクリメント(−1)される。
セレクタ100は、ゲイン値GT1及びゲイン値GT2のうちいずれか1つを選択して増幅部10にゲイン補正値GTを設定する。また、ゲイン補正値GTは、故障信号生成部110にも出力される。
補正信号発生部30Aは、第二基準値K2及び基準電圧VABの関係より予め設定された基準出力電圧目標値KSMと、基準出力電圧実測値KSJとを比較し、その比較結果に基づき、補正信号HSを出力する。なお、基準出力電圧実測値KSJとは、ゲイン値GT2が設定され、基準電圧VABを入力するときに増幅部10から出力される出力信号SSの電圧の測定値である。
本明細書では、基準出力電圧目標値KSMは、上限値を基準出力電圧目標上限値V1とし、下限値を基準出力電圧目標下限値V2とする範囲とする。従って、基準出力電圧目標値KSM及び基準出力電圧実測値KSJが一致する状態とは、基準出力電圧実測値KSJが、基準出力電圧目標下限値V2から基準出力電圧目標上限値V1までの範囲内の電圧値をとる場合を指す。
図6にコンパレータの具体的な回路図を示す。このコンパレータを含む補正信号発生部30Aは、基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2と、増幅部10の出力信号SSと、クロック信号CLKとを入力とし、2つのオペアンプ31,32と、ORゲート33と、ANDゲート34とを備えている。この補正信号発生部30Aは、出力信号SSの電圧値である基準出力電圧実測値KSJと、基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2をそれぞれ比較して、基準出力電圧実測値KSJが、基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2の間の範囲に含まれるか否か、つまり、基準出力電圧実測値KSJが基準出力電圧目標値KSMに一致するか否かを判定している。なお、基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2は、微小電圧生成部70(図3参照)と同様の回路構成にすることで生成される。
オペアンプ31は、基準出力電圧目標上限値V1及び出力信号SSの電圧値を比較判定し、制御出力DOWNを出力する。すなわち、基準出力電圧目標上限値V1>出力信号SSの場合には制御出力DOWNにローレベルを出力し、基準出力電圧目標上限値V1<出力信号SSの場合には、制御出力DOWNにハイレベルを出力する。
また、オペアンプ32は、基準出力電圧目標下限値V2及び出力信号SSの電圧値を比較判定し、制御出力UPを出力する。すなわち、基準出力電圧目標下限値V2<出力信号SSの場合には制御出力UPにローレベルを出力し、基準出力電圧目標下限値V2>出力信号SSの場合には、制御出力UPにハイレベルを出力する。
ORゲート33は、オペアンプ31,32の出力の論理和演算を行い、制御出力XEQを出力する。オペアンプ31及びオペアンプ32は、出力信号SSの電圧値が基準出力電圧目標上限値V1〜基準出力電圧目標下限値V2の範囲内にある場合には、ローレベルを出力する。従って、制御出力XEQは、出力信号SSの電圧値が、基準出力電圧目標上限値V1〜基準出力電圧目標下限値V2の範囲内にある場合、すなわち、基準出力電圧実測値KSJが基準出力電圧目標値KSMに一致する場合に、ローレベルとなる。
なお、制御出力XEQは、図示しない制御部に出力され、制御部における補正信号HSを生成か否かの判断に用いられる。
ANDゲート34は、制御出力XEQ及びクロック信号CLKの論理積演算を行い、カウント信号COUNTを出力する。従って、制御出力XEQが、ハイレベルの期間、すなわち、出力信号SSの電圧値が、基準出力電圧目標上限値V1〜基準出力電圧目標下限値V2の範囲外のときに、カウント信号COUNTには、クロック信号CLKが出力される。
以上により、補正信号発生部30Aにより生成される、制御出力UP,DOWN,COUNTは、補正信号HSとして、第一アップダウンカウンタ40A、第二アップダウンカウンタ90及び故障信号生成部110に出力される。
次いで、故障信号生成部110は、ゲイン補正値GT及び補正信号HS(制御出力UP,DOWN,COUNT)に基づいて、故障を示す故障信号ERRORを発生する。図7に故障信号生成部110の具体的な回路図を示す。
故障信号生成部110は、5入力NORゲート111と、5入力NANDゲート112と、2つの3入力ANDゲート113,114と、ORゲート115とを備えている。5入力NORゲート111及び5入力NANDゲート112には、共に5ビットの2進データであるゲイン補正値GTが入力されている。
5入力NORゲート111は、ゲイン補正値GTのビットが全てローレベルであるとき、出力にハイレベルを出力する。また、5入力NANDゲート112は、ゲイン補正値GTのビットが全てハイレベルであるとき、ハイレベルを出力する。
3入力ANDゲート113は、5入力NORゲート111の出力と、制御出力DOWNと、カウント信号COUNTとの論理積演算を行う。また、3入力ANDゲート114は、5入力NANDゲート112の出力と、制御出力UPと、カウント信号COUNTとの論理積演算を行う。さらに、ORゲート115は、3入力ANDゲート113及び3入力ANDゲート114の論理和演算を行う。
以上の構成により、故障信号生成部110は、ゲイン補正値GTが全てローレベル(ゲイン補正値GTの下限値)であり、制御出力DOWNがハイレベル(上方への補正信号)の場合、もしくは、ゲイン補正値GTが全てハイレベル(ゲイン補正値GTの上限値)であり、制御出力UPがハイレベル(下方への補正信号)の場合に、カウント信号COUNTを故障信号ERRORとして出力する。
次いで、図8を参照して、第一基準値K1の決定及び第一基準値K1の第一基準値保持部50への格納を行う第一基準値K1の初期設定の方法を説明する。
まず、ステップS1において、第一基準値K1の初期値K1Sを、第一基準値保持部50に格納する。この初期値K1Sとしては、いずれの値であっても良いが、実績値などの目標値に近い値を用いると、第一基準値K1の決定を早く行うことができるため好ましい。
次いで、ステップS2において、センサ2を基準入力状態KJにする。具体的には、センサ2の外部から、一定の圧力を加えるなど、センサ2に所定の物理量が入力されるようにする。
次いで、ステップS3において、出力信号SSを測定し、さらに、ステップS4において、出力信号SSの測定結果と、予め設定される所定の検知基準出力電圧KKSとを比較する。
比較の結果、出力信号SSの電圧と検知基準出力電圧KKSとが略等しいと判断した場合には、第一基準値K1の初期設定を終了する。それ以外の場合には、ステップS5に進む。
ステップS5において、出力信号SS及び検知基準出力電圧KKSの差に基づき第一基準値K1を算出し、この第一基準値K1を第一基準値保持部50に格納する。格納後、再び第一基準値K1を調整するためにステップS3に戻る。
以上の手順により、センサ2が基準入力状態KJを検知する際、出力信号SSが所定の検知基準出力電圧KKSとなるゲインに設定する第一基準値K1が決定され、この第一基準値K1が、増幅回路1Aの第一基準値保持部50に格納され保持された状態となる。
次に、第一基準値K1が、第一基準値保持部50に保持された状態の増幅回路1Aにおける、具体的な制御方法について図9を参照して説明する。
電源が投入された直後のステップS11において、第一アップダウンカウンタ40A及び第二アップダウンカウンタを初期化する。具体的には、第一アップダウンカウンタ40Aには、第一基準値K1を初期ロードし、第二アップダウンカウンタ90には、第二基準値K2を初期ロードする。
次いで、ステップS12において、増幅回路1Aを通常動作状態に設定する。通常動作状態とは、増幅回路1Aが、検知信号S1,S2を入力とし、ゲイン値GT1の設定で動作する状態を指す。
次いで、ステップS13において、補正信号発生指令HSSが発令するまで、待機処理を行う。補正信号発生指令HSSが発令された場合にはステップS14に進む。なお、待機処理中は、増幅回路1Aは通常動作状態で増幅動作を行うこととなる。
ステップS14において、第一基準値K1の補正を行う補正信号HSを発生する。詳細な手順については後述する。
次いで、ステップS15において、故障信号ERRORが発生しているか否かを判定する。故障信号ERRORが発生してない場合には、ステップS12に戻り、発生している場合には、ステップS16に進む。
ステップS16において、増幅回路1Aの故障対応処理を行う。具体的には、外部に対して、増幅回路1Aが故障していることを通知し、必要に応じて電源を遮断するなどの処理を行う。
次に、上述のステップS14における補正信号HSを発生する手順について、図10を参照して説明する。
まず、ステップS21において、増幅回路1Aに基準電圧VABが入力されるように、セレクタ60の切替えを行うと共に、第二アップダウンカウンタ90の出力(当初の値は第二基準値K2)が、増幅回路1Aのゲインに設定されるように、セレクタ100の切替えを行う。
次いで、ステップS22において、基準出力電圧実測値KSJ(出力信号SS)が、基準出力電圧目標値KSM(基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2で示される範囲)にあるか否かが判定される。
なお、第一実施形態では、基準電圧VAB=1mV及び第二基準値K2=00000(ゲインG=1000)に設定されるので、これらの関係から一意に導かれる基準出力電圧目標値KSMは0.95V〜1.05V(中心値1.0V)に設定される。
この判定の結果、基準出力電圧目標値KSM及び基準出力電圧実測値KSJが一致すると判定した場合には、補正信号HSを生成する手順を終了するため、ステップS24に進む。一致しないと判定した場合には、ステップS23に進む。
ステップS23において、補正信号発生部30Aは、補正信号HSをなす制御出力DOWN,UP,COUNTを生成する。
制御出力DOWN,UP,COUNTが接続された第二アップダウンカウンタ90において、基準出力電圧目標上限値V1<出力信号SSの場合には制御出力DOWNがハイレベルになるため、その内容がデクリメントされる。一方、基準出力電圧目標下限値V2>出力信号SSの場合には制御出力UPがハイレベルとなるため、その内容がインクリメントされる。すなわち、ゲイン補正値GTは、出力信号SSが基準出力電圧目標値KSMよりも大きい場合には、第二基準値K2に対して下方に補正された値となり、出力信号SSが基準出力電圧目標値KSMよりも小さい場合には、第二基準値K2に対して上方に補正された値となる。このように補正信号HSが制御されているため、出力信号SSは、基準出力電圧目標値KSMに対して収束することになる。補正信号HSが生成された後、再度、基準出力電圧実測値KSJ及び基準出力電圧目標値KSMの比較を行うために、ステップS22に戻る。
ステップS24において、増幅回路1Aに検知信号S1,S2が入力されるように、セレクタ60の切替えを行うと共に、ゲイン値GT1の出力が、増幅回路1Aのゲインに設定されるように、セレクタ100の切替えを行い、補正信号HSを発生する手順を終了する。
第一実施形態にかかる増幅回路1Aは、基準出力電圧実測値KSJ及び前記基準出力電圧目標値KSMを比較する出力電圧比較部を含み、補正信号HSを、前記出力電圧比較部の結果に基づき生成し、基準出力電圧実測値KSJが前記基準出力電圧目標値KSMに一致するまで、補正信号HSを生成している。すなわち、増幅特性を表わす値として、所定の基準電圧値を入力する際の出力電圧値としている。電流値などに比して、電圧値は容易に精度よく測定することができたり、所定の電圧値を容易に発生することができたりするなど取り扱いが容易となるため、増幅回路1Aを簡易な回路で構成することができる。
また、増幅回路1Aは、補正信号HSを生成する際に入力する基準電圧VABを発生する微小電圧生成部70を含んでいる。このため、増幅回路1Aの外部で基準電圧VABを生成する必要がなく、増幅回路1A単体で、ゲインG(増幅特性)の補正を行うことができる。また、外部から基準電圧VABを入力する場合に比して、基準電圧VAB及び入力の間の配線等を短くすることができるため、配線等に発生する誘導ノイズの影響も小さくすることができる。
増幅回路1Aでは、第二アップダウンカウンタ90と共に、第一アップダウンカウンタ40Aも補正信号HSにより更新される。従って、第二基準値K2の補正のために発生された補正信号HSを、特別な回路を設けることなしに第一基準値K1の補正にも反映することができる。
また、増幅回路1Aでは、上限値よりもさらに上方への補正を指示する補正信号HSが入力される場合、または、下限値よりもさらに下方への補正を指示する補正信号HSが入力される場合には、補正信号HSが発生したとして補正が不可能である。このため、補正信号HSを発生する状態が永久に続き、通常状態に戻らない異常状態が生じる。
これに対して、増幅回路1では、この場合には故障を示す故障信号ERRORを発生する。図示しない制御部により、故障信号ERRORに応じた適切な故障処理を行うことで、異常状態に陥ることを防止することができる。
(第二実施形態)
図11に、第二実施形態にかかる増幅回路1Bを示す。
増幅回路1Bは、第一実施形態にかかる増幅回路1Aに対して、増幅回路1Aにおける第一アップダウンカウンタ40A及び第二アップダウンカウンタ90に代えて、第一演算部40B及び第二演算部90Bを備え、増幅回路1Aにおける補正信号発生部30Aに代えて、A/D変換部35、差分生成部36及び保持部37を備える点でのみ構成が異なる。以下では、第一実施形態と同様の部分については、その説明を簡略化あるいは省略する。
公知のA/DコンバータからなるA/D変換部35は、出力信号SSをデジタル値に変換して、基準出力電圧実測デジタル値KSJDを差分生成部36に出力する。また、公知の演算回路からなる差分生成部36は、予め設定された基準出力電圧目標値KSMに対する基準出力電圧実測デジタル値KSJDの差を演算する。保持部37は、差分生成部36の演算結果を保持し、補正信号HS2として出力する。
第一演算部40B及び第二演算部90Bは、入力される2つの信号の加減算を行う公知の演算回路により構成されている。第一演算部40Bは、第一基準値保持部50から出力される第一基準値K1及び補正信号HS2を入力とし、ゲイン値GT1を出力する。また、第二演算部90Bは、第二基準値保持部80から出力される第二基準値K2及び補正信号HS2を入力とし、ゲイン値GT2を出力する。
第二基準値K2に対する補正を行う際、第一実施例の増幅回路1Aでは、補正信号HSに応じて、第二アップダウンカウンタ90を1ずつ変化させていた。このため、基準出力電圧目標値KSMと基準出力電圧実測値Kとがかけ離れている場合には、補正を完了するまでに時間を要することになる。
これに対して、第二実施例の増幅回路1Bでは、第二基準値K2に対する多値の補正信号HS2を加減算することにより、一回のステップで補正を行うことができる。このため、補正に掛かる時間の短縮を図ることができる。
(第三実施形態)
図12に、第三実施形態にかかる増幅回路1Cを示す。
増幅回路1Cは、第一実施形態にかかる増幅回路1Aに対して、新たに基準電圧発生部38を備える点と、増幅回路1Aにおける第二基準値保持部80、第二アップダウンカウンタ90及びセレクタ100を備えていない点でのみ構成が異なる。以下では、第一実施形態と同様の部分については、その説明を簡略化あるいは省略する。
基準電圧発生部38は、第一基準値K1及び基準電圧VABに基づき、基準出力電圧目標値KSMを算出して、基準出力電圧目標値KSM(基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2に挟まれる範囲)を補正信号発生部30Aに出力する。
補正信号発生部30Aは、実施形態1と同様に、基準出力電圧実測値KSJと基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2をそれぞれ比較し、その結果に基づき補正信号HSを出力する。
ところで、基準出力電圧目標値KSMは、基準電圧VABに、所定のゲイン目標値GMを乗じて一意に得られる電圧値である。
実施形態1にかかる増幅回路1では、ゲイン目標値GMに、所定の固定値である第二基準値K2を用いている。従って、基準出力電圧目標値KSM(基準出力電圧目標上限値V1及び基準出力電圧目標下限値V2に挟まれる範囲)には、第二基準値K2に基準電圧VABを乗じて得られた固定値を設定している。
一方、ゲイン目標値GMに、第一基準値K1を用いていることも考えられる。しかるに、第一基準値K1は、出荷時に決定される値であるため、予め基準出力電圧目標値KSMに固定値を設定することができなかった。
これに対して、実施形態3にかかる増幅回路1Cでは、第一基準値K1及び基準電圧VABに基づき、基準出力電圧目標値KSMを算出する基準電圧発生部38が含まれているため、第一基準値K1に応じて、基準出力電圧目標値KSMを設定することができる。従って、第一実施形態の増幅回路1Cでは必要とされた第二基準値K2を格納する第二基準値保持部80、第二基準値K2に対して補正信号HSに基づき補正する第二アップダウンカウンタ90及びゲイン補正値GTを切り替えるセレクタ100を省くことができ、この部分については簡易な構成とすることができる。
また、増幅回路1Cでは、第一基準値K1を補正する部分に公知のアップダウンカウンタである第一アップダウンカウンタ40Aを用いている。このため、補正のための演算を行う演算回路などを用いる場合に比して、簡易な回路とすることができる。
なお、基準出力電圧目標値KSMを生成する手段として、第三実施形態における第一基準値K1及び基準電圧VABに基づき算出する基準電圧発生部38の代わりに、予め算出された基準出力電圧目標値KSMを保持する基準出力電圧目標値保持部を用いることもできる。この場合には、例えば、出荷試験装置3(図1)において、第一基準値K1を決定し、格納する際、この基準出力電圧目標値保持部にも、算出した基準出力電圧目標値KSMを格納すればよい。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、第一実施例〜第三実施例では、増幅部に対して、帰還抵抗の抵抗値を調整して行うゲイン補正と同様に、オフセットに印加する電圧を調整すれば、オフセット補正を行うことも可能である。本発明はこのようなオフセット補正を行う場合、あるいは、ゲイン補正及びオフセット補正を同時に行う場合についても適用される。
また、第一実施形態〜第三実施形態においては、増幅部にオペアンプを用いて構成する増幅回路について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、バイポーラトランジスタ、FET素子などを用いて構成して同様に機能するものを用いたものについても適用することができる。
また、本発明において、センサ及び増幅回路の構成形態に制限はなく、例えば、センサ及び増幅回路が一つの基板に搭載されてモジュールを構成する場合にも、当然に適用される。
ここで、本発明の技術思想により、背景技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1) センサの検知信号を入力とし、増幅特性が可変に設定される増幅回路であって、前記センサに基準となる物理量が入力された状態の基準入力状態を検知する際、出力信号が所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する第一基準値を保持する第一基準値保持部と、所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の測定値を増幅特性実測値とするとき、前記増幅特性設定値に対する前記増幅特性実測値の差を縮小させる補正信号を生成する補正信号生成部と、前記第一基準値を、前記補正信号に基づき補正する第一増幅特性補正部と、を備える増幅回路。
(付記2) 付記1に記載の増幅回路であって、所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性に対して、所定の基準電圧値を入力して得られる出力電圧値を基準出力電圧実測値とし、前記増幅特性設定値及び前記基準電圧値の関係より一意に導かれる電圧値を基準出力電圧目標値とするとき、前記補正信号生成部は、前記基準出力電圧実測値及び前記基準出力電圧目標値を比較する出力電圧比較部を含み、前記補正信号を、前記出力電圧比較部の結果に基づき生成し、前記基準出力電圧実測値が前記基準出力電圧目標値に一致するまで、前記補正信号が生成される増幅回路。
(付記3) 付記2に記載の増幅回路であって、前記基準電圧値の基準電圧を発生する基準電圧発生部と、前記センサの検知信号及び前記基準電圧のうちから選択して入力とし、前記補正信号が生成される際には、前記基準電圧を選択する入力選択部と、を含む増幅回路。
(付記4) 付記2に記載の増幅回路であって、所定の第二基準値を保持する第二基準値保持部と、前記第二基準値を、前記補正信号に基づき補正する第二増幅特性補正部と、前記第一増幅特性補正部の出力及び前記第二増幅特性補正部の出力のうちから選択して増幅特性を設定し、前記補正信号が生成される際には、前記第二増幅特性補正部の出力を選択する増幅特性選択部と,を含み、前記増幅特性設定値は、前記第二基準値であり、前記基準出力電圧目標値は、前記第二基準値及び前記基準電圧値の関係より予め導かれ、設定されてなる増幅回路。
(付記5) 付記4に記載の増幅回路であって、前記第一増幅特性補正部は、前記補正信号が生成されるのに先立ち、前記第一基準値を格納し、前記補正信号に基づき、上方または下方にカウントして補正結果を出力する第一アップダウンカウンタを含み、前記第二増幅特性補正部は、前記補正信号が生成されるのに先立ち、前記第二基準値を格納し、前記補正信号に基づき、上方または下方にカウントして補正結果を出力する第二アップダウンカウンタを含む増幅回路。
(付記6) 付記2に記載の増幅回路であって、前記増幅特性設定値は、前記第一基準値であり、前記補正信号生成部は、前記第一基準値及び前記基準電圧値に基づき算出して得られる前記基準出力電圧目標値を生成する基準出力電圧目標値生成部を含む増幅回路。
(付記7) 付記6に記載の増幅回路であって、前記補正信号が生成されるのに先立ち、前記第一基準値を格納し、前記補正信号に基づき、上方または下方にカウントして補正結果を出力する第一アップダウンカウンタを含む増幅回路。
(付記8) 付記1に記載の増幅回路であって、前記第一増幅特性補正部の出力が、所定の上限値であり、さらに上方への前記補正信号が入力される場合、または、所定の下限値であり、さらに下方への前記補正信号が入力される場合には、故障を示す故障信号を発生する故障信号検出部を含む増幅回路。
(付記9) センサの検知信号を入力とし、増幅特性が可変に設定される増幅回路の制御方法であって、前記センサに基準となる物理量が入力された状態の基準入力状態を検知する際、出力信号が所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する第一基準値を保持するステップと、所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の測定値を増幅特性実測値とするとき、前記増幅特性設定値に対する前記増幅特性実測値の差を縮小させる補正信号を生成するステップと、前記第一基準値を、前記補正信号に基づき補正するステップと、を備える増幅回路の制御方法。
(付記10) 付記9に記載の増幅回路の制御方法であって、所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性に対して、所定の基準電圧値を入力して得られる出力電圧値を基準出力電圧実測値とし、前記増幅特性設定値及び前記基準電圧値の関係より一意に導かれる電圧値を基準出力電圧目標値とするとき、前記第一基準値を補正するステップは、前記基準出力電圧実測値及び前記基準出力電圧目標値を比較するステップを含み、前記基準出力電圧実測値が前記基準出力電圧目標値に一致するまで実行する増幅回路の制御方法。
(付記11) 付記10に記載の増幅回路の制御方法であって、前記基準電圧値の基準電圧を発生するステップと、前記センサの検知信号及び前記基準電圧のうちから選択して入力とし、前記補正信号が生成される際には、前記基準電圧を選択するステップと、を含む増幅回路の制御方法。
(付記12) 付記10に記載の増幅回路の制御方法であって、所定の第二基準値を保持する第二基準値保持部と、前記第二基準値を、前記補正信号に基づき補正するステップと、前記第一増幅特性補正部の出力及び前記第二増幅特性補正部の出力のうちから選択して増幅特性を設定し、前記補正信号が生成される際には、前記第二増幅特性補正部の出力を選択するステップと,を含み、前記増幅特性設定値は、前記第二基準値であり、前記基準出力電圧目標値は、前記第二基準値及び前記基準電圧値の関係より予め導かれ、設定されてなる増幅回路の制御方法。
(付記13) 付記10に記載の増幅回路の制御方法であって、前記増幅特性設定値は、前記第一基準値であり、前記補正信号を発生するステップは、前記第一基準値及び前記基準電圧値に基づき、前記基準出力電圧目標値を演算するステップを含む増幅回路の制御方法。
(付記14) 付記9に記載の増幅回路の制御方法であって、前記第一増幅特性補正部の出力が、所定の上限値であり、さらに上方への前記補正信号が入力される場合、または、所定の下限値であり、さらに下方への前記補正信号が入力される場合には、故障を示す故障信号を発生するステップを含む増幅回路の制御方法。
本発明の原理説明図である。 第一実施形態の回路ブロック図である。 微小電圧発生部の具体例を示す回路図である。 増幅部の具体例を示す回路ブロック図である。 抵抗値調整部の具体例を示す回路図である。 コンパレータの具体例を示す回路図である。 故障信号生成部の具体例を示す回路図である。 第一基準値K1の初期設定を示すフロー図である。 第一実施形態にかかる増幅回路の制御方法を示すフロー図である。 増幅回路のゲイン調整の手順を示すフロー図である。 第二実施形態の回路ブロック図である。 第三実施形態の回路ブロック図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C 増幅回路
2 センサ
10 増幅部
13 微小電圧生成部
30 補正信号生成部
30A 補正信号発生部
38 基準電圧発生部
40 第一増幅特性補正部
40A 第一アップダウンカウンタ
50 第一基準値保持部
60 セレクタ
70 微小電圧生成部
80 第二基準値保持部
90 第二アップダウンカウンタ
90B 第二演算部
100 セレクタ
110 故障信号生成部
DOWN,UP,COUNT 制御出力
GM ゲイン目標値
GT ゲイン補正値
GT1 ゲイン値
GT2 ゲイン値
KJ 基準入力状態
HS,HS2 補正信号
K 基準出力電圧実測値
K1 第一基準値
K2 第二基準値
KKS 検知基準出力電圧
KS 検知信号
KSJ 基準出力電圧実測値
KSM 基準出力電圧目標値
ZT 増幅特性補正値

Claims (10)

  1. センサの検知信号を入力とし、増幅特性が可変に設定される増幅回路であって、
    前記センサに基準となる物理量が入力された状態の基準入力状態を検知する際、出力信号が所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する第一基準値を保持する第一基準値保持部と、
    所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の測定値を増幅特性実測値とするとき、前記増幅特性設定値に対する前記増幅特性実測値の差を縮小させる補正信号を生成する補正信号生成部と、
    前記第一基準値を、前記補正信号に基づき補正する第一増幅特性補正部と、
    を備える増幅回路。
  2. 請求項1に記載の増幅回路であって、
    所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性に対して、所定の基準電圧値を入力して得られる出力電圧値を基準出力電圧実測値とし、
    前記増幅特性設定値及び前記基準電圧値の関係より一意に導かれる電圧値を基準出力電圧目標値とするとき、
    前記補正信号生成部は、
    前記基準出力電圧実測値及び前記基準出力電圧目標値を比較する出力電圧比較部を含み、
    前記補正信号を、前記出力電圧比較部の結果に基づき生成し、
    前記基準出力電圧実測値が前記基準出力電圧目標値に一致するまで、前記補正信号が生成される
    増幅回路。
  3. 請求項2に記載の増幅回路であって、
    前記基準電圧値の基準電圧を発生する基準電圧発生部と、
    前記センサの検知信号及び前記基準電圧のうちから選択して入力とし、
    前記補正信号が生成される際には、前記基準電圧を選択する入力選択部と、
    を含む増幅回路。
  4. 請求項2に記載の増幅回路であって、
    所定の第二基準値を保持する第二基準値保持部と、
    前記第二基準値を、前記補正信号に基づき補正する第二増幅特性補正部と、
    前記第一増幅特性補正部の出力及び前記第二増幅特性補正部の出力のうちから選択して増幅特性を設定し、
    前記補正信号が生成される際には、前記第二増幅特性補正部の出力を選択する増幅特性選択部と,
    を含み、
    前記増幅特性設定値は、前記第二基準値であり、
    前記基準出力電圧目標値は、前記第二基準値及び前記基準電圧値の関係より予め導かれ、設定されてなる
    増幅回路。
  5. 請求項4に記載の増幅回路であって、
    前記第一増幅特性補正部は、
    前記補正信号が生成されるのに先立ち、前記第一基準値を格納し、前記補正信号に基づき、上方または下方にカウントして補正結果を出力する第一アップダウンカウンタを含み、
    前記第二増幅特性補正部は、
    前記補正信号が生成されるのに先立ち、前記第二基準値を格納し、前記補正信号に基づき、上方または下方にカウントして補正結果を出力する第二アップダウンカウンタを含む
    増幅回路。
  6. 請求項2に記載の増幅回路であって、
    前記増幅特性設定値は、前記第一基準値であり、
    前記補正信号生成部は、
    前記第一基準値及び前記基準電圧値に基づき算出して得られる前記基準出力電圧目標値を生成する基準出力電圧目標値生成部
    を含む増幅回路。
  7. 請求項6に記載の増幅回路であって、
    前記補正信号が生成されるのに先立ち、前記第一基準値を格納し、前記補正信号に基づき、上方または下方にカウントして補正結果を出力する第一アップダウンカウンタを含む
    増幅回路。
  8. 請求項1に記載の増幅回路であって、
    前記第一増幅特性補正部の出力が、
    所定の上限値であり、さらに上方への補正を指示する前記補正信号が入力される場合、または、
    所定の下限値であり、さらに下方への補正を指示する前記補正信号が入力される場合
    には、故障を示す故障信号を発生する故障信号生成部を含む増幅回路。
  9. センサの検知信号を入力とし、増幅特性が可変に設定される増幅回路の制御方法であって、
    前記センサに基準となる物理量が入力された状態の基準入力状態を検知する際、出力信号が所定の検知基準出力電圧となる増幅特性に設定する第一基準値を保持するステップと、
    所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性の測定値を増幅特性実測値とするとき、前記増幅特性設定値に対する前記増幅特性実測値の差を縮小させるように、前記第一基準値を補正するステップと、
    を備える増幅回路の制御方法。
  10. 請求項9に記載の増幅回路の制御方法であって、
    所定の増幅特性設定値が設定される際の入出力特性に対して、所定の基準電圧値を入力して得られる出力電圧値を基準出力電圧実測値とし、
    前記増幅特性設定値及び前記基準電圧値の関係より一意に導かれる電圧値を基準出力電圧目標値とするとき、
    前記第一基準値を補正するステップは、
    前記基準出力電圧実測値及び前記基準出力電圧目標値を比較するステップを含み、
    前記基準出力電圧実測値が前記基準出力電圧目標値に一致するまで実行する
    増幅回路の制御方法。
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