JP2006261806A - ネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法 - Google Patents

ネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レイヤ2ネットワークを介した通信において常に最適経路を選択することを可能にするネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法を提供すること。
【解決手段】レイヤ2ネットワーク上にブロックの位置が異なるVLANを複数設定し、ルータから各VLAN上にRIP等の制御パケットを送信する。この制御パケットを中継するレイヤ2スイッチは、レイヤ2スイッチの段数等の情報をパケットに埋め込む。そして、制御パケットを受信したルータは、各VLANから到達した制御パケットに埋め込まれたレイヤ2の経路情報を比較して最適経路を判断する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法に関し、特に、レイヤ2ネットワークを介した通信において常に最適経路を選択することを可能にするネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法に関するものである。
近年、導入コストが比較的安価である等の理由から、大規模なネットワークをレイヤ2ネットワークとして構築することが多くなっている。レイヤ2ネットワークを構築する場合、レイヤ2スイッチ(レイヤ2通信装置)の接続構成によっては、パケットのループが発生し、これによってネットワークが破綻するブロードキャストストームと呼ばれる現象が発生することがある。
このブロードキャストストームを回避するには、レイヤ2スイッチの接続形態を物理的もしくは論理的にツリー構造にする必要がある。一般的には、物理的には、レイヤ2スイッチをメッシュ接続もしくはリング接続し、論理的にネットワークの一部をブロックしてツリー構造とする方式がとられる。この方式は、障害発生時に、ブロックを除去したり、ブロックの位置を移動させたりすることで、通信接続を維持することができ、高い冗長性を実現する。
レイヤ2ネットワークの一部をブロックするには、STP(Spanning Tree Protocol)のような制御プロトコルを利用することができる。このような制御プロトコルをレイヤ2スイッチ上で動作させることにより、レイヤ2スイッチに自律的に論理ブロックの設定をおこなわせることができる。STPは、非特許文献1にて定義されている。
レイヤ2ネットワークの構成について、例を示して説明する。図13は、レイヤ2ネットワークの構成について説明するための説明図である。レイヤ2スイッチ(L2SW)1000a〜1000cは、物理的に相互接続され、レイヤ2ネットワークを構成している。また、レイヤ2スイッチ1000aは、ルータ(レイヤ3通信装置)2000aを介してIP(Internet Protocol)ネットワーク3000aと接続されている。同様に、レイヤ2スイッチ1000bは、ルータ2000bを介してIPネットワーク3000bと接続され、レイヤ2スイッチ1000cは、ルータ2000cを介してIPネットワーク3000cと接続されている。
ここで、IPネットワーク3000aからIPネットワーク3000cへデータを送信する場合を考える。この場合、データを伝送するパケットはレイヤ2ネットワークを通過することになるが、レイヤ2スイッチ1000a〜1000cはリング接続されているため、パケットがループする可能性がある。そこで、ネットワークの一部(この例では、レイヤ2スイッチ1000bと1000cの間)に論理ブロックを設定し、この間をパケットが通過できないようにしている。
"Media Access Control (MAC) Bridges", [online], June 2004, retrieved from the Internet: <URL: http://standards.ieee.org/getieee802/download/802.1D-2004.pdf>
しかしながら、ネットワークの一部をブロックした場合、レイヤ2ネットワークを介しておこなわれる通信が最適経路でおこなわれないという問題がある。図13の例では、IPネットワーク3000aと3000bの間の通信と、IPネットワーク3000aと3000cとの間の通信は最適経路でおこなわれるが、IPネットワーク3000bと3000cとの間の通信は、レイヤ2スイッチ1000aを経由する経路となるため最適経路とならない。
この例では、レイヤ2スイッチ1000bと1000cの間の帯域は有効活用されず、本来、レイヤ2スイッチ1000bと1000cの間で行われるべき通信が、レイヤ2スイッチ1000aと1000bの間の帯域と、レイヤ2スイッチ1000aと1000cの間の帯域とを消費してしまっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、レイヤ2ネットワークを介した通信において常に最適経路を選択することを可能にするネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、多面化されたレイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置と、前記多面化されたレイヤ2ネットワークを介して通信をおこなうレイヤ3通信装置とを備えるネットワークシステムであって、前記レイヤ2通信装置は、自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別手段と、前記識別手段がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込手段とを備え、前記レイヤ3通信装置は、前記レイヤ2通信装置がレイヤ3の制御パケットに埋め込んだレイヤ2ネットワークの経路制御情報に基づいて、前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択手段と、前記選択手段が選択したレイヤ2ネットワークへ伝送されるようにパケットを設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、多面化されたレイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置と、前記多面化されたレイヤ2ネットワークを介して通信をおこなうレイヤ3通信装置とを備えたネットワークシステムにおける経路選択方法であって、前記レイヤ2通信装置において、自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別工程と、前記識別工程がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込工程と前記レイヤ3通信装置において、前記埋込工程がレイヤ3の制御パケットに埋め込んだレイヤ2ネットワークの経路制御情報に基づいて、前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択工程とを含んだことを特徴とする。
この発明によれば、レイヤ2通信装置がレイヤ3の制御パケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込み、レイヤ3通信装置がレイヤ3の制御パケットに埋め込まれたレイヤ2ネットワークの経路制御情報から最適経路となるVLANを判断するように構成したので、レイヤ2ネットワークにおいて常に最適経路を選択することができる。
また、本発明は、多面化されたレイヤ2ネットワークに接続されたレイヤ3通信装置であって、通信先に応じて前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択手段と、前記選択手段が選択したレイヤ2ネットワークへ伝送されるようにパケットを設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、レイヤ3通信装置が多面化されたレイヤ2ネットワークから最適経路となるネットワークを選択し、選択したネットワークへデータを送信するように構成したので、レイヤ2ネットワークにおいて常に最適経路を選択して通信をおこなうことができる。
また、本発明は、上記の発明において、受信したレイヤ2の制御パケットの情報からレイヤ2ネットワークの多面化状態を解析する解析手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、レイヤ3通信装置が自律的にレイヤ2ネットワークの多面化の状態を解析するように構成したので、ネットワークの管理に係るコストを低減することができる。
また、本発明は、レイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置であって、自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別手段と、前記識別手段がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、レイヤ2通信装置がレイヤ3の制御パケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込むように構成したので、レイヤ2ネットワークの外部および内部の通信装置に最適経路を選択するための情報を提供することができる。
本発明によれば、レイヤ2通信装置がレイヤ3の制御パケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込み、レイヤ3通信装置がレイヤ3の制御パケットに埋め込まれたレイヤ2ネットワークの経路制御情報から最適経路となるVLANを判断するように構成したので、レイヤ2ネットワークにおいて常に最適経路を選択することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、レイヤ3通信装置が多面化されたレイヤ2ネットワークから最適経路となるネットワークを選択し、選択したネットワークへデータを送信するように構成したので、レイヤ2ネットワークにおいて常に最適経路を選択して通信をおこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、レイヤ3通信装置が自律的にレイヤ2ネットワークの多面化の状態を解析するように構成したので、ネットワークの管理に係るコストを低減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、レイヤ2通信装置がレイヤ3の制御パケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込むように構成したので、レイヤ2ネットワークの外部および内部の通信装置に最適経路を選択するための情報を提供することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る経路選択方式の原理について説明する。本実施例に係る経路選択方式においては、レイヤ2ネットワークにVLAN(Virtual Local Area Network)を設定して多面化し、VLANごとに異なる位置にブロックを設定する手法をもちいる。レイヤ2ネットワークの多面化は、たとえば、MSTP(Multiple Spanning Tree Protocol)を利用することで実現することができる。
図1は、多面化されたレイヤ2ネットワークにおける通信経路について説明するための説明図である。同図は、図13で示したレイヤ2ネットワークにVLAN#AとVLAN#Bという2つのVLANを設定したところを示している。ブロックは、VLAN#Aにおいては、レイヤ2スイッチ1000bと1000cの間に設定され、VLAN#Bにおいては、レイヤ2スイッチ1000aと1000cの間に設定されている。
VLAN#Aを介して通信をおこなった場合、IPネットワーク3000aと3000bの間の通信と、IPネットワーク3000aと3000cとの間の通信は最適経路でおこなわれるが、IPネットワーク3000bと3000cとの間の通信は、レイヤ2スイッチ1000aを経由する経路となるため最適経路とならない。
一方、VLAN#Bを介して通信をおこなった場合、IPネットワーク3000aと3000bの間の通信と、IPネットワーク3000bと3000cとの間の通信は最適経路でおこなわれるが、IPネットワーク3000aと3000cとの間の通信は、レイヤ2スイッチ1000bを経由する経路となるため最適経路とならない。
この場合、IPネットワーク3000bと3000cとの間で通信をおこなう場合は、VLAN#Bを利用すれば最適経路をとることができる。また、IPネットワーク3000aと3000cとの間で通信をおこなう場合は、VLAN#Aを利用すれば最適経路をとることができる。IPネットワーク3000aと3000bとの間で通信をおこなう場合は、VLAN#AとVLAN#Bのどちらを利用しても最適経路となる。
このように、レイヤ2ネットワーク上にブロック位置の異なるVLANを複数設定し、通信経路に応じて適切なVLANを経由するように制御することで、常に最適経路をとって通信をおこなうことが可能になる。しかし、ここで、問題が2つある。第1の問題は、ルータは、VLANを指定してパケットを送信する手段をもたないことである。第2の問題は、ルータは、レイヤ2ネットワークの経路状態を知る手段をもたないことである。レイヤ2ネットワークの経路状態がわからなければ、最適経路を選択することができない。いずれの問題も、ルータがレイヤ3で動作するため、レイヤ2の詳細が隠蔽されていることに起因する。
第1の問題は、出力するパケット(フレーム)にVLANタグを付加する機能をルータに追加することで解決することができる。通常のパケット(フレーム)とVLAN宛のパケット(フレーム)の相違は、VLANタグの有無だけなので、この問題は、比較的容易に解決することができる。
第2の問題は、たとえば、ネットワーク管理者が各ルータにレイヤ2ネットワークの経路状態を設定登録することとしてもよいが、この場合、ネットワーク管理者に大きな負担がかかる。そこで、本実施例では、ルータ間で交換される制御パケットにレイヤ2スイッチがレイヤ2ネットワークの情報を埋め込む手法をもちいる。レイヤ2スイッチが埋め込んだ情報を参照することで、ルータは、レイヤ2ネットワークの経路状態を知ることが可能になる。
具体的には、ルータ間で交換される経路制御のためのパケットにレイヤ2スイッチが情報を埋め込むものとする。経路制御には、RIP(Routing Information Protocol)とOSPF(Open Shortest Path First)という2つの代表的な方式が存在するが、ルータがいずれの方式をもちいている場合でも、情報の埋め込みは可能である。
ルータが経路制御にRIPをもちいている場合について説明する。RIPは、アップデートメッセージと呼ばれる制御パケットをもちいて経路制御をおこなうプロトコルである。ルータから定期的に送信されるアップデートメッセージは、ルータを経由するごとに段数(ホップ数)が1ずつ加算される。各ルータは、どのルータからどの経路で到着したアップデートメッセージの段数がいくつだったのかを記憶しておき、データを送信する場合に、相手のルータまでの段数が最も少ない経路に向けてパケットを送信する。
本実施例に係る経路選択方式では、このルータの段数(レイヤ3の段数)のほかに、レイヤ2スイッチの段数(レイヤ2の段数)をアップデートメッセージに記録する。まず、ルータは、レイヤ2ネットワークを介してアップデートメッセージを送信する場合、設定されているVLANの数だけパケットを複製し、各VLANにアップデートメッセージをひとつずつ送信する。通常のレイヤ2スイッチは、受信したパケットのレイヤ3の領域を操作することはないが、本実施例にかかるレイヤ2スイッチは、自装置を通過するパケットがアップデートメッセージの場合、所定の領域に埋め込まれている段数を1だけ加算して転送する。そして、アップデートメッセージを受信したルータは、レイヤ2スイッチが埋め込んだ段数を基にして最適経路となるVLANの判断をおこなう。
具体例を示して説明する。図2は、RIPを利用した最適経路選択方式について説明するための説明図である。同図のネットワーク構成は、図1と同様のものである。ここでは、ルータ2000bからルータ2000cに向けてアップデートメッセージを送信する場合を想定する。ルータ2000bは、レイヤ2ネットワークを介してアップデートメッセージを送信することになるため、パケットを複製して、VLAN#A用とVLAN#B用の2つのアップデートメッセージを作成し、それぞれのVLANを指定して送信する。
VLAN#Aを通過するアップデートメッセージは、レイヤ2スイッチ1000a、1000bおよび1000cという3台のレイヤ2スイッチを経由し、経由するごとにレイヤ2の段数を加算されるため、ルータ2000cが受信したときには、レイヤ2の段数として3が設定される。一方、VLAN#Bを通過するアップデートメッセージは、レイヤ2スイッチ1000aおよび1000cという2台のレイヤ2スイッチを経由するため、ルータ2000cが受信したときには、レイヤ2の段数として2が設定される。
ルータ2000cは、受信した2つのアップデートメッセージを比較し、レイヤ2の段数が小さいVLAN#Bが最適経路であると判断し、ルータ2000bの方向へパケットを送信する場合は、VLAN#Bを経由させることとする。もしも、レイヤ2の段数が最も小さい経路が複数存在した場合は、たとえば、VLAN−IDが一番小さいVLANを最適経路として選択するものとすればよい。
なお、レイヤ2の段数は、たとえば、アップデートメッセージのメトリック(metric)フィールドに埋め込むことができる。図3は、RIPのアップデートメッセージのフォーマットを示す構成図である。同図に示すように、メトリックフィールドは、32ビット(4バイト)のサイズをもっているが、ここに設定されるレイヤ3の段数は最大で15であり、下位5ビットしか使用されない。したがって、このフィールドの上位ビットを利用してレイヤ2の段数を埋め込むことができる。
続いて、ルータが経路制御にOSPFをもちいている場合について説明する。OSPFは、各ルータが自装置の各ポートのコスト値(帯域情報)をLSA(Link State Advertisement)として広告し合い、この情報をもちいて経路制御をおこなうプロトコルである。RIPが最短経路を最適経路とするのに対し、OSPFは、帯域の最も広い経路を最適経路とする。
本実施例に係る経路選択方式では、LSAを広告するOSPF制御パケットにレイヤ2のコスト値を埋め込む。まず、ルータは、レイヤ2ネットワークを介してOSPF制御パケットを送信する場合、設定されているVLANの数だけパケットを複製し、各VLANにOSPF制御パケットをひとつずつ送信する。通常のレイヤ2スイッチは、受信したパケットのレイヤ3の領域を操作することはないが、本実施例にかかるレイヤ2スイッチは、自装置を通過するパケットがOSPF制御パケットの場合、所定の領域に埋め込まれているコスト値を所定の値だけ加算して転送する。そして、OSPF制御パケットを受信したルータは、レイヤ2スイッチが埋め込んだコスト値を基にして最適経路となるVLANの判断をおこなう。
具体例を示して説明する。図4は、OSPFを利用した最適経路選択方式について説明するための説明図である。同図のネットワーク構成は、図1と同様のものである。ここでは、ルータ2000bからルータ2000cに向けてOSPF制御パケットを送信し、各レイヤ2スイッチにおいて一律10というコスト値を加算する場合を想定する。ルータ2000bは、レイヤ2ネットワークを介してOSPF制御パケットを送信することになるため、パケットを複製して、VLAN#A用とVLAN#B用の2つのOSPF制御パケットを作成し、それぞれのVLANを指定して送信する。
VLAN#Aを通過するOSPF制御パケットは、レイヤ2スイッチ1000a、1000bおよび1000cという3台のレイヤ2スイッチを経由し、出力ポートを経由するごとにレイヤ2のコスト値として10を加算されるため、ルータ2000cが受信したときには、レイヤ2のコスト値として20が設定される。一方、VLAN#Bを通過するOSPF制御パケットは、レイヤ2スイッチ1000aおよび1000cという2台のレイヤ2スイッチを経由し、出力ポートを経由するごとにレイヤ2のコスト値として10を加算されるため、ルータ2000cが受信したときには、レイヤ2のコスト値として10が設定される。
ルータ2000cは、受信した2つのOSPF制御パケットを比較し、レイヤ2のコスト値が小さいVLAN#Bが最適経路であると判断し、ルータ2000bの方向へパケットを送信する場合は、VLAN#Bを経由させることとする。
図4の例では、レイヤ2スイッチが加算するコスト値を一律としたが、コスト値を入出力方向に応じて変動させることもできる。図5は、コスト値を変動させた場合の最適経路選択結果の変化について説明するための説明図である。同図に示すように、この例では、レイヤ2スイッチ1000bは、レイヤ2スイッチ1000cの方向に入出力するOSPF制御パケットにコスト値として100を加算するものとする。また、レイヤ2スイッチ1000cは、レイヤ2スイッチ1000bの方向に入出力するOSPF制御パケットにコスト値として100を加算するものとする。
ここで、ルータ2000bからルータ2000cに向けてOSPF制御パケットを送信する場合を想定すると、VLAN#Aを通過するパケットにはレイヤ2のコスト値として20が設定され、VLAN#Bを通過するパケットにはレイヤ2のコスト値として100が設定されることになる。この結果、ルータ2000cは、レイヤ2のコスト値が小さいVLAN#Aが最適経路であると判断することなり、図4の場合と最適経路が変化する。
コスト値を入出力方向に応じて変動させる場合、実際のその経路の帯域を反映したコスト値を設定することとしてもよいし、最適経路を明示的に指示するために意図的な値を設定することとしてもよい。後者の方式の場合、適切なコスト値を設定することにより、ネットワークの各リンクの負荷の偏りを防止するトラフィックエンジニアリングの機能を実現することができる。
なお、レイヤ2のコスト値は、たとえば、OSPF制御パケットのメトリック(metric)フィールドに埋め込むことができる。図6は、OSPF制御パケット中のLSA情報のフォーマットを示す構成図である。同図に示すように、LSA情報は、LSAヘッダと複数のルータLSAからなる。メトリックフィードは、各ルータLSAに存在し、16ビット(2バイト)のサイズをもっているが、ここに設定されるレイヤ3のコスト値は実質的に下位10ビットしか使用されない。したがって、このフィールドの上位6ビットを利用してレイヤ2のコスト値を埋め込むことができる。あるいは、一般的には使用されていないTOSメトリック(TOS metric)フィールドにコスト値を埋め込むこともできる。
次に、本実施例に係るレイヤ2スイッチの構成について説明する。図7は、本実施例に係るレイヤ2スイッチの構成を示す機能ブロック図である。レイヤ2スイッチ1000a〜1000cは、いずれも同様の構成を有するため、ここでは、レイヤ2スイッチ1000aを例にして構成を説明する。
同図に示すように、レイヤ2スイッチ1000aは、入力ポート1101〜1102と、制御パケット分離部1201〜1202と、制御部1300と、スイッチ1400と、制御パケット多重部1501〜1502と、出力ポート1601〜1602とを有する。入力ポート1101〜1102は、パケットを受信するポートである。ここでは、2つの入力ポートを図示しているが、さらに多数の入力ポートを備えていてもよい。
制御パケット分離部1201〜1202は、入力ポート1101〜1102が受信したパケットが制御パケットか否かを識別し、制御パケットであれば制御部1300へ、制御パケットでない場合はスイッチ1400へ引き渡す処理部であり、入力ポートごとに一つずつ備わっている。通常のレイヤ2スイッチにおいては、制御パケット分離部は、レイヤ2の制御パケット(たとえば、MSTPの制御パケット)のみを制御部に引き渡すが、制御パケット分離部1201〜1202は、レイヤ3の制御パケット(たとえば、RIPの制御パケット)も制御部1300へ引き渡す。
制御部1300は、制御パケットを処理する処理部であり、主として、制御パケット分離部1201〜1202が制御パケットと識別したパケットに対応して経路制御などの処理をおこなう。また、処理が完了した制御パケットや、新たに生成した制御パケットを制御パケット多重部1501〜1502に引き渡して出力ポート1601〜1602から出力するように指示する処理もおこなう。この制御部1300の詳しい構成については、図8をもちいて別途説明する。
スイッチ1400は、制御パケット分離部1201〜1202から引き渡されたパケットを適切な出力ポートに向けて出力する切替装置である。制御パケット多重部1501〜1502は、制御部1300から出力された制御パケットとスイッチ1400から出力された通常のパケットを多重化する処理部であり、出力ポートごとに存在する。出力ポート1601〜1602はパケットを送信するポートである。ここでは、2つの出力ポートを図示しているが、さらに多数の出力ポートを備えていてもよい。
次に、制御部1300の構成について説明する。図8は、図7に示した制御部1300の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、制御部1300は、ポート多重部1301と、レイヤ3(L3)制御パケット分離部1302と、レイヤ2(L2)経路情報埋込部1303と、制御パケット処理部1304と、レイヤ3(L3)制御パケット多重部1305と、ポート分離部1306とを有する。
ポート多重部1301は、入力ポート1101〜1102が受信し、制御パケット分離部1201〜1202が制御パケットと識別したパケットを多重化し、レイヤ3制御パケット分離部1302へ引き渡す処理部である。レイヤ3制御パケット分離部1302は、引き渡されたパケットがレイヤ3の制御パケットか否かを識別し、レイヤ3の制御パケットであればレイヤ2経路情報埋込部1303へ、レイヤ3の制御パケットでない場合は制御パケット処理部1304へ引き渡す処理部である。
レイヤ2経路情報埋込部1303は、レイヤ3の制御パケットに上述の方式で段数やコスト値のようなレイヤ2の経路情報を埋め込む処理部である。制御パケット処理部1304は、一般的なレイヤ2スイッチがおこなう経路制御処理をおこなう処理部である。レイヤ3制御パケット多重部1305は、レイヤ2経路情報埋込部1303から出力されたパケットと制御パケット処理部1304から出力されたパケットとを多重化する処理部である。ポート分離部1306は、レイヤ3制御パケット多重部1305から引き渡されたパケットを適切な出力ポートに向けて出力する処理部である。
次に、制御部1300の処理手順について説明する。図9は、図7に示した制御部1300の処理手順を示すフローチャートである。この図は、制御パケットを受信した場合の処理手順を示している。同図に示すように、制御部1300は、入力ポート1101〜1102が受信した制御パケットをポート多重部1301にて多重化する(ステップS101)。
そして、レイヤ3制御パケット分離部1302にてレイヤ3の制御パケットか否かを識別し、レイヤ3の制御パケットであれば(ステップS102肯定)、当該のパケットをレイヤ2経路情報埋込部1303へ送ってレイヤ2の経路情報の埋め込みをおこなう(ステップS103)。レイヤ3の制御パケットでなければ(ステップS102否定)、制御パケット処理部1304にて通常の経路制御処理をおこなう(ステップS104)。
そして、レイヤ2経路情報埋込部1303もしくは制御パケット処理部1304にて処理が完了したパケットを適切な出力ポートへ向けてポート分離部1306から出力する。
このように、本実施例に係るレイヤ2スイッチ1000a〜1000cは、自装置を通過するレイヤ3の制御パケットを識別し、このパケットにレイヤ2の経路情報を埋め込んで転送する。この情報は、ルータ2000a〜2000cが最適経路となるVLANを選択するために利用される。
次に、本実施例に係るルータの構成について説明する。図10は、本実施例に係るルータの構成を示す機能ブロック図である。ルータ2000a〜2000cは、いずれも同様の構成を有するため、ここでは、ルータ2000aを例にして構成を説明する。
同図に示すように、ルータ2000aは、入力ポート2101〜2102と、制御パケット分離部2201〜2202と、制御部2300と、スイッチ2400と、VLAN付与部2501〜2502と、制御パケット多重部2601〜2602と、出力ポート2701〜2702とを有する。入力ポート2101〜2102は、パケットを受信するポートである。ここでは、2つの入力ポートを図示しているが、さらに多数の入力ポートを備えていてもよい。
制御パケット分離部2201〜2202は、入力ポート2101〜2102が受信したパケットが制御パケットか否かを識別し、制御パケットであれば制御部2300へ、制御パケットでない場合はスイッチ2400へ引き渡す処理部であり、入力ポートごとに一つずつ備わっている。通常のルータにおいては、制御パケット分離部は、レイヤ3の制御パケット(たとえば、RIPの制御パケット)のみを制御部に引き渡すが、制御パケット分離部2201〜2202は、レイヤ2の制御パケット(たとえば、MSTPの制御パケット)も制御部2300へ引き渡す。
制御部2300は、ルータ2000aを全体制御する制御部であり、主として、制御パケット分離部2201〜2202が制御パケットと識別したパケットに対応して経路制御などの処理をおこなう。また、処理が完了した制御パケットや、新たに生成した制御パケットを制御パケット多重部2601〜2602に引き渡して出力ポート2701〜2702から出力するように指示する処理もおこなう。この制御部2300の詳しい構成については、図11をもちいて別途説明する。
スイッチ2400は、制御パケット分離部2201〜2202から引き渡されたパケットを適切な出力ポートに向けて出力する切替装置である。VLAN付与部2501〜2502は、スイッチ2400が出力したパケットに必要に応じてVLANタグを付与する処理部であり、出力ポートごとに存在する。具体的には、出力先のネットワークが多面化されたレイヤ2ネットワークである場合に、制御部2300が最短経路となると判断したVLANのVLANタグを付与する処理をおこなう。
制御パケット多重部2601〜2602は、制御部2300から出力された制御パケットと、スイッチ2400から出力され、VLAN付与部2501〜2502を経由した通常のパケットを多重化する処理部であり、出力ポートごとに存在する。出力ポート2701〜2702はパケットを送信するポートである。ここでは、2つの出力ポートを図示しているが、さらに多数の出力ポートを備えていてもよい。
次に、制御部2300の構成について説明する。図11は、図10に示した制御部2300の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、制御部2300は、ポート多重部2301と、レイヤ2(L2)制御パケット分離部2302と、使用VLAN解析部2303と、レイヤ2(L2)網通過パケット分離部2304と、最適VLAN選択部2305と、レイヤ2(L2)経路情報除去部2306と、レイヤ2(L2)網通過パケット多重部2307と、経路制御プロトコル処理部2308と、パケット複製部2309と、ポート分離部2310とを有する。
ポート多重部2301は、入力ポート2101〜2102が受信し、制御パケット分離部2201〜2202が制御パケットと識別したパケットを多重化し、レイヤ2制御パケット分離部2302へ引き渡す処理部である。レイヤ2制御パケット分離部2302は、引き渡されたパケットがレイヤ2の制御パケットか否かを識別し、レイヤ2の制御パケットであれば使用VLAN解析部2303へ、レイヤ2の制御パケットでない場合はレイヤ2網通過パケット分離部2304へ引き渡す処理部である。
使用VLAN解析部2303は、レイヤ2の制御パケットを基にして、当該の制御パケットを受信した入力ポートに接続されているレイヤ2ネットワークのVLANの状態を解析し、その結果を最適VLAN選択部2305とパケット複製部2309へ通知する処理部である。
本実施例に係る経路選択方式においては、レイヤ2ネットワークに設定された各VLANに経路制御のための制御パケットを送信し、受信した制御パケットに含まれるレイヤ2の経路情報から最適経路となるVLANを選択する。したがって、各VLANに送信する制御パケットを複製するパケット複製部2309と、各VLANを通過して到着する制御パケットを比較する最適VLAN選択部2305とは、レイヤ2ネットワークにどのようなVLANが設定されているのかを予め知っておく必要がある。
レイヤ2網通過パケット分離部2304は、引き渡されたパケットがレイヤ2ネットワークを通過してきたものか否かを識別し、レイヤ2ネットワークを通過してきたものであれば最適VLAN選択部2305へ、レイヤ2ネットワークを通過してきたものでない場合はレイヤ2網通過パケット多重部2307へ引き渡す処理部である。レイヤ2ネットワークを通過してきたパケットには、レイヤ2スイッチによってレイヤ2の経路情報が埋め込まれており、最適VLAN選択部2305にて最適経路の判断をおこなう必要がある。
最適VLAN選択部2305は、制御パケットに埋め込まれたレイヤ2の経路情報から、当該のパケットを受信した入力ポートに接続されているレイヤ2ネットワークにおいて最適経路となるVLANを選択し、VLAN付与部2501〜2502に通知する処理部である。
また、最適VLAN選択部2305は、受信した制御パケットのうち、最適経路と判断したVLANを通過してきた制御パケットのみをレイヤ2経路情報除去部2306へ引き渡す。本実施例に係る経路選択方式においては、レイヤ3の経路制御パケットをVLANの数だけ複製して送信するが、最適VLAN選択部2305が最適経路となるVLANを通過してきた制御パケット以外を破棄することにより、経路制御プロトコル処理部2308が処理する制御パケットの数を当初と同じ数に抑えることができる。
レイヤ2経路情報除去部2306は、制御パケットに含まれるレイヤ2の経路情報を除去する処理部である。本実施例に係る経路選択方式においては、レイヤ3の経路制御パケットの未使用部分にレイヤ2の経路情報を埋め込むこととしているが、これをそのまま残しておいた場合、既存の経路制御処理に不具合が発生する可能性がある。そこで、レイヤ2経路情報除去部2306においてレイヤ2の経路情報を除去し、通常の制御パケットに戻してやる。
レイヤ2網通過パケット多重部2307は、レイヤ2経路情報除去部2306から出力されたパケットとレイヤ2網通過パケット分離部2304から出力されたレイヤ2ネットワークを通過していないパケットとを多重化する処理部である。経路制御プロトコル処理部2308は、一般的なルータがおこなう経路制御処理をおこなう処理部である。
パケット複製部2309は、経路制御プロトコル処理部2308から引き渡された制御パケットの送信先がVLANにより多面化されたレイヤ2ネットワークである場合に、VLANの数だけ当該の制御パケットを複製し、複製した各パケットにVLANタグを付与する処理部である。ポート分離部2310は、パケット複製部2309から引き渡されたパケットを適切な出力ポートに向けて出力する処理部である。
次に、制御部2300の処理手順について説明する。図12は、図10に示した制御部2300の処理手順を示すフローチャートである。この図は、制御パケットを受信した場合の処理手順を示している。同図に示すように、制御部2300は、入力ポート2101〜2102が受信した制御パケットをポート多重部2301にて多重化する(ステップS201)。
そして、レイヤ2制御パケット分離部2302にてレイヤ2の制御パケットか否かを識別し、レイヤ2の制御パケットであれば(ステップS202肯定)、使用VLAN解析部2303にて使用されているVLANの解析をおこない(ステップS203)、解析結果を最適VLAN選択部2305とパケット複製部2309へ通知する(ステップS204)。
レイヤ2の制御パケットでない場合は(ステップS202否定)、レイヤ2網通過パケット分離部2304にてレイヤ2ネットワークを通過してきたパケットか否かを識別する。そして、レイヤ2ネットワークを通過してきたパケットでなければ(ステップS205否定)、パケットをレイヤ2網通過パケット多重部2307へ引き渡す。
パケットが、レイヤ2ネットワークを通過してきたものであれば(ステップS205肯定)、最適VLAN選択部2305にて当該のパケットに含まれるレイヤ2経路情報を取得して最適経路となるVLANの判定をおこない(ステップS206)、判定結果をVLAN付与部2501〜2502へ通知する(ステップS207)。
ここで、当該のパケットが、最適経路と判定したVLANを通過してきたものでなければ(ステップS208否定)、パケットをどこにも送らずにそのまま破棄する。当該のパケットが、最適経路と判定したVLANを通過してきたものであれば(ステップS208肯定)、レイヤ2経路情報除去部2306にてレイヤ2の経路情報を除去した後に(ステップS209)、パケットをレイヤ2網通過パケット多重部2307へ引き渡す。
レイヤ2網通過パケット多重部2307では、レイヤ2網通過パケット分離部2304から引き渡されたパケットとレイヤ2経路情報除去部2306引き渡されたパケットとを多重化して経路制御プロトコル処理部2308へ引き渡す。そして、経路制御プロトコル処理部2308にて通常の経路制御処理をおこない(ステップS210)、処理したパケットをパケット複製部2309へ引き渡す。
そして、パケット複製部2309にて出力先がVLANで多面化されたレイヤ2ネットワークであるかどうかを判断し、多面化されたレイヤ2ネットワークであれば(ステップS211肯定)、VLANの数だけパケットを複製しVLANタグを付与する(ステップS212)。多面化されたレイヤ2ネットワークでなければ(ステップS211否定)、パケットの複製はおこなわない。そして、ポート分離部2310へパケットを引き渡して適切な出力ポートから出力させる(ステップS213)。
このように、本実施例に係るルータ2000a〜2000cは、自装置を通過するレイヤ2の制御パケットを識別し、このパケットからレイヤ2ネットワークのVLANの状態を解析し、各VLANに経路制御のための制御パケットを送信する。そして、各VLANを通過してきた制御パケットを受信したならば、それらのパケットに埋め込まれたレイヤ2の経路情報を基にして最適経路となるVLANを判定し、以後そのレイヤ2ネットワークにデータを送信する場合は、最適経路と判定したVLANに向けてパケットを送信する。
上述してきたように、本実施例では、レイヤ2スイッチ1000a〜1000cがレイヤ3の制御パケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込み、ルータ2000a〜2000cがレイヤ3の制御パケットに埋め込まれたレイヤ2ネットワークの経路制御情報から最適経路となるVLANを判断するように構成したので、レイヤ2ネットワークにおいて常に最適経路を選択することができる。
なお、上記の実施例では、レイヤ3の通信装置をルータとして説明したが、レイヤ3の通信装置は、レイヤ3スイッチであってもよい。また、上記の実施例では、レイヤ3の通信装置が最適経路の選択をおこなうものとして説明したが、レイヤ2スイッチに最適VLAN選択機能、L2経路情報除去機能、パケット複製機能等を具備し、レイヤ2網のエッジに位置するレイヤ2の通信装置が最適経路の選択をおこなうように構成してもよい。
(付記1)多面化されたレイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置と、前記多面化されたレイヤ2ネットワークを介して通信をおこなうレイヤ3通信装置とを備えるネットワークシステムであって、
前記レイヤ2通信装置は、
自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別手段と、
前記識別手段がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込手段と
を備え、
前記レイヤ3通信装置は、
前記レイヤ2通信装置がレイヤ3の制御パケットに埋め込んだレイヤ2ネットワークの経路制御情報に基づいて、前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択手段と、
前記選択手段が選択したレイヤ2ネットワークへ伝送されるようにパケットを設定する設定手段と
を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
(付記2)前記レイヤ3通信装置は、前記多面化されたレイヤ2ネットワークに制御パケット送信する場合に、多面化されたレイヤ2ネットワークの数だけ前記制御パケットを複製する複製手段をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載のネットワークシステム。
(付記3)多面化されたレイヤ2ネットワークに接続されたレイヤ3通信装置であって、
通信先に応じて前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択手段と、
前記選択手段が選択したレイヤ2ネットワークへ伝送されるようにパケットを設定する設定手段と
を備えたことを特徴とするレイヤ3通信装置。
(付記4)受信したレイヤ2の制御パケットの情報からレイヤ2ネットワークの多面化状態を解析する解析手段をさらに備えたことを特徴とする付記3に記載のレイヤ3通信装置。
(付記5)レイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置であって、
自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別手段と、
前記識別手段がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込手段と
を備えたことを特徴とするレイヤ2通信装置。
(付記6)前記埋込手段は、前記制御パケットに埋め込まれたレイヤ2通信装置の段数を自装置の分だけ加算することを特徴とする付記5に記載のレイヤ2通信装置。
(付記7)前記埋込手段は、出力経路ごとに定められた値を前記制御パケットに埋め込むことを特徴とする付記5に記載のレイヤ2通信装置。
(付記8)前記埋込手段は、RIPのアップデートメッセージのメトリックフィールドの未使用ビットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込むことを特徴とする付記5に記載のレイヤ2通信装置。
(付記9)前記埋込手段は、OSPFのLSAのメトリックフィールドの未使用ビットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込むことを特徴とする付記5に記載のレイヤ2通信装置。
(付記10)多面化されたレイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置と、前記多面化されたレイヤ2ネットワークを介して通信をおこなうレイヤ3通信装置とを備えたネットワークシステムにおける経路選択方法であって、
前記レイヤ2通信装置において、自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別工程と、
前記識別工程がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込工程と
前記レイヤ3通信装置において、前記埋込工程がレイヤ3の制御パケットに埋め込んだレイヤ2ネットワークの経路制御情報に基づいて、前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択工程と
を含んだことを特徴とする経路選択方法。
以上のように、本発明にかかるネットワークシステム、レイヤ3通信装置、レイヤ2通信装置および経路選択方法は、レイヤ2ネットワークにおける経路選択に有用であり、特に、レイヤ2ネットワークにおいて常に最適経路を選択して通信をおこなうことが必要な場合に適している。
多面化されたレイヤ2ネットワークにおける通信経路について説明するための説明図である。 RIPを利用した最適経路選択方式について説明するための説明図である。 RIPのアップデートメッセージのフォーマットを示す構成図である。 OSPFを利用した最適経路選択方式について説明するための説明図である。 コスト値を変動させた場合の最適経路選択結果の変化について説明するための説明図である。 OSPF制御パケット中のLSA情報のフォーマットを示す構成図である。 本実施例に係るレイヤ2スイッチの構成を示す機能ブロック図である。 図7に示した制御部の構成を示す機能ブロック図である。 図7に示した制御部の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例に係るルータの構成を示す機能ブロック図である。 図10に示した制御部の構成を示す機能ブロック図である。 図10に示した制御部の処理手順を示すフローチャートである。 レイヤ2ネットワークの構成について説明するための説明図である。
符号の説明
1000a、1000b、1000c レイヤ2スイッチ
1101、1102 入力ポート
1201、1202 制御パケット分離部
1300 制御部
1301 ポート多重部
1302 レイヤ3制御パケット分離部
1303 レイヤ2経路情報埋込部
1304 制御パケット処理部
1305 レイヤ3制御パケット多重部
1306 ポート分離部
1400 スイッチ
1501、1502 制御パケット多重部
1601、1602 出力ポート
2000a、2000b、2000c ルータ
2101、2102 入力ポート
2201、2202 制御パケット分離部
2300 制御部
2301 ポート多重部
2302 レイヤ2制御パケット分離部
2303 使用VLAN解析部
2304 レイヤ2網通過パケット分離部
2305 最適VLAN選択部
2306 レイヤ2経路情報除去部
2307 レイヤ2網通過パケット多重部
2308 経路制御プロトコル処理部
2309 パケット複製部
2310 ポート分離部
2400 スイッチ
2501、2502 VLAN付与部
2601、2602 制御パケット多重部
2701、2702 出力ポート
3000a、3000b、3000c IPネットワーク

Claims (5)

  1. 多面化されたレイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置と、前記多面化されたレイヤ2ネットワークを介して通信をおこなうレイヤ3通信装置とを備えるネットワークシステムであって、
    前記レイヤ2通信装置は、
    自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別手段と、
    前記識別手段がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込手段と
    を備え、
    前記レイヤ3通信装置は、
    前記レイヤ2通信装置がレイヤ3の制御パケットに埋め込んだレイヤ2ネットワークの経路制御情報に基づいて、前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択したレイヤ2ネットワークへ伝送されるようにパケットを設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 多面化されたレイヤ2ネットワークに接続されたレイヤ3通信装置であって、
    通信先に応じて前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択したレイヤ2ネットワークへ伝送されるようにパケットを設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とするレイヤ3通信装置。
  3. 受信したレイヤ2の制御パケットの情報からレイヤ2ネットワークの多面化状態を解析する解析手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のレイヤ3通信装置。
  4. レイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置であって、
    自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別手段と、
    前記識別手段がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込手段と
    を備えたことを特徴とするレイヤ2通信装置。
  5. 多面化されたレイヤ2ネットワークを構成するレイヤ2通信装置と、前記多面化されたレイヤ2ネットワークを介して通信をおこなうレイヤ3通信装置とを備えたネットワークシステムにおける経路選択方法であって、
    前記レイヤ2通信装置において、自装置を通過するパケットからレイヤ3の制御パケットを識別する識別工程と、
    前記識別工程がレイヤ3の制御パケットと識別したパケットにレイヤ2ネットワークの経路制御情報を埋め込む埋込工程と
    前記レイヤ3通信装置において、前記埋込工程がレイヤ3の制御パケットに埋め込んだレイヤ2ネットワークの経路制御情報に基づいて、前記多面化されたレイヤ2ネットワークから最適な通信経路となるネットワークを選択する選択工程と
    を含んだことを特徴とする経路選択方法。
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