JP2006261567A - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天候がよく、直射日光が強いときであっても、搭載されているバッテリーの温度上昇を抑えることが可能であり、従って、搭載されているバッテリーへの充電電流の低下や満充電量の低下等を抑制可能な太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】それぞれ別体で独立して形成されたパネル状の太陽電池モジュール1と電力供給モジュール2とで太陽光発電装置を構成すると共に、電力供給モジュール2は、太陽電池モジュール1で発電される電力を充電可能な蓄電部25と、該蓄電部25への充電及び外部への給電を制御する制御部26と、該制御部26及び蓄電部25を少なくとも内部に備えると共に、垂直に、又は、第1の仰角で傾斜させて設置される筐体21とで構成し、太陽電池モジュール1を、該太陽電池モジュール1の上面1eが太陽光に向くように、第2の仰角で傾斜させて、電力供給モジュール2の筐体21に立て掛けて設置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池セルを上面に備えたパネル状の太陽電池モジュールと、該太陽電池モジュールで発電される電力を充電する等の機能を有する電力供給モジュールとで構成される太陽光発電装置に関する。
太陽電池は太陽光を電力に変換するものであり、二酸化炭素等の有害排出物を排出することのないクリーンなエネルギー発生源として注目されている。この太陽電池を用いた太陽光発電装置は、出力が小さなものから大きなものまでさまざまなタイプが存在し、大型のものは、家屋の屋根や外壁等に固定されて使用されるものも存在するが、最近では、中、小型で可搬型の太陽光発電装置も製作されている。
太陽電池は、太陽光を電力に変換するものであることから、発電できる量は天候に左右される。そこで、充電式のバッテリーが搭載されている太陽光発電装置が種々提案され、使用されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の太陽光発電装置は、フレームの表面側に太陽電池パネルを配設し、裏面側に充電式のバッテリー等を配設した可搬型の太陽光発電装置である。
特開2002−305317号公報
ところで、上述したように、太陽電池は、太陽光を電力に変換するものであるから、直射日光が強ければ強いほど、発電量が増加するので、この状態は、太陽光発電装置にとって好ましい状態である。しかしながら、直射日光が強ければ強いほど、この直射日光の熱による温度上昇が生じやすい。これは、充電式のバッテリーを搭載した従来の太陽光発電装置においても例外ではない。
ところが、充電式のバッテリーは、一般に、鉛、ニッケル水素、リチウム等で構成されている化学電池が用いられており、バッテリーの動作温度が上昇すると、充電電流の低下や満充電量の低下等の性能低下が発生する。そこで、充電式のバッテリーを搭載した従来の太陽光発電装置では、天候がよく、直射日光が強いときには、発電量は増加するものの、搭載されているバッテリーの温度も上昇しやすく、その結果、充電電流の低下や満充電量の低下等で、増加した発電量を十分に充電できないおそれが生じていた。
そこで、この発明は、上記のような状況に対処するためになされたものであって、天候がよく、直射日光が強いときであっても、搭載されているバッテリーの温度上昇を抑えることが可能であり、従って、搭載されているバッテリーへの充電電流の低下や満充電量の低下等を抑制可能な太陽光発電装置を提供しようとするものである。
本発明の太陽光発電装置は、それぞれ別体で独立して形成された太陽電池モジュールと電力供給モジュールとで構成される太陽光発電装置である。この太陽光発電装置では、太陽電池モジュールは、太陽電池セルを上面に備えたパネル状である。又、電力供給モジュールは、太陽電池モジュールで発電される電力を充電可能な蓄電部と、該蓄電部への充電及び外部への給電を制御する制御部と、該制御部及び蓄電部を少なくとも内部に備えると共に、垂直に、又は、第1の仰角で傾斜させて設置される筐体と、で構成されている。
上記の太陽光発電装置は、太陽電池モジュールと電力供給モジュールとが電気的に接続されて充電が行われると共に、太陽電池モジュールを、該太陽電池モジュールの上面が太陽光に向くように、第2の仰角で傾斜させて、電力供給モジュールの筐体に立て掛けて設置されることを特徴としている。
又、上記の太陽光発電装置は、傾斜させた前記太陽電池モジュールの上端部の下面が、前記電力供給モジュールの筐体の上面に当接するように、前記太陽電池モジュールが前記電力供給モジュールに立て掛けて設置する構造が好ましい。
又、上記の太陽光発電装置は、太陽電池モジュールの一部に、第1の係合手段を形成すると共に、電力供給モジュールの筐体の一部に、第2の係合手段を形成し、太陽電池モジュールを電力供給モジュールに立て掛けた状態で、第1の係合手段と第2の係合手段とを係合することにより、太陽電池モジュールを電力供給モジュールの筐体に保持するようにするのが好ましい。
又、上記の太陽光発電装置は、前記太陽電池モジュールと前記電力供給モジュールとが電気的に接続されるのにケーブルが用いられると共に、前記太陽電池モジュールが前記電力供給モジュールの筐体に立て掛けられて設置されるときに、傾斜した前記太陽電池モジュールの上端部における下面の所定の位置が、前記電力供給モジュールの筐体における上面の所定の位置に当接し、且つ、前記太陽電池モジュールと前記電力供給モジュールとのなす角度が所定の角度を保持して、前記第1の係合手段と前記第2の係合手段とが係合される状態に規制するように該ケーブルを配設する。
又、上記の太陽光発電装置において、電力供給モジュールの筐体内部に備えられた蓄電部と制御部とを、筐体を傾斜させる側の面に沿って左右方向に並列に配設するのが好ましい。
又、上記の太陽光発電装置において、蓄電部は、電力供給モジュールの筐体内部の中央に配設するのが好ましい。
又、上記の太陽光発電装置において、電力供給モジュールの筐体を、太陽電池モジュールの傾斜方向と反対方向に傾斜させて設置するのが好ましい。
又、上記の太陽光発電装置において、電力供給モジュールは、該電力供給モジュールの筐体を傾斜させる側の面の下端部に、該傾斜させる側の面と筐体の設置される面とのなす角度が、上記の第1の仰角に保持されるような設置部材を備えるのが好ましい。
又、上記の太陽光発電装置において、電力供給モジュールに、制御部の制御状態を表示する表示部を備えると共に、該表示部を、電力供給モジュールの筐体の傾斜される側の面とは反対側の面に配設するのが好ましい。
本発明の太陽光発電装置によれば、電力供給モジュールの筐体に立て掛けて設置する太陽電池モジュールにより、電力供給モジュールの一部もしくは全体が直接太陽光から遮られ電力供給モジュールの筐体に直接太陽光が照射される量を相対的に減らし筐体の温度上昇を防ぐことができる。また、電力供給モジュールの一部のみが太陽電池モジュールと接触し設置され、電力供給モジュールの熱を放熱することができる。
従って、電力供給モジュールの筐体の温度上昇を抑制することができることから、電力供給モジュールの筐体内に備えられている蓄電部の温度上昇も抑制することができ、蓄電部のへの充電電流の低下や満充電量の低下等を抑制することができる。
以下、本実施の形態における太陽光発電装置について、図面を参照しながら詳しく説明する。
<実施の形態1>
実施の形態1における太陽光発電装置は、それぞれ別体で独立して形成された太陽電池モジュールと電力供給モジュールとで構成されている。図1(a)は太陽電池モジュール1の平面図(上面図)、(b)は側面図(長辺側)、(c)は側面図(短辺側)、(d)は底面図(下面図)であり、図2(a)は電力供給モジュール2の正面図、(b)は平面図(上面図)、(c)は側面図である。又、図3は、実施の形態1における太陽光発電装置の使用状況を示した斜視図である。実施の形態1における太陽光発電装置は、図3に示すように、太陽電池モジュール1を、この太陽電池モジュールの上面1eが太陽光に向くように傾斜させて、電力供給モジュール2の筐体21に立て掛けて使用される。
図1(a)〜(d)において、太陽電池モジュール1は、図1(a)の下辺から上辺までの長さよりも左辺、右辺間の幅の方が長い長方形をしたパネル状であり、上面1eに太陽電池セル11を備えていると共に、その周囲には枠がはめ込まれている。この枠において、図1(a)の上辺の枠の部分を上端部1aと称し、この上端部1aの上面である上端部上面1bと下面である上端部下面1cとに連なる端面を上端面1dと称する。この太陽電池モジュール1は、図1(a)の下辺から上辺にかけての方向を傾斜方向として傾斜させて使用される。
上端面1dの左右両端間には、紐状のバンド12が架設されていると共に、このバンド12の中央部付近にはマジックテープ(登録商標)13が巻き付けられている。このバンド12の中央部付近に巻き付けるものとしては、このマジックテープ(登録商標)13のほか、金属製のホック等を用いるようにしてもよい。紐状のバンド12は、後述するように、電力供給モジュール2との係合の役割を担うほか、太陽電池モジュール1の運搬時に、人の手で握持するのに用いられる。そして、このマジックテープ(登録商標)13、バンド12、及び、太陽電池モジュール1の上端部1aで、前述の第1の係合手段を構成している。
つまり、実施の形態1における太陽光発電装置において、傾斜させた太陽電池モジュール1の上端面1dの左右両端間にバンド12を架設すると共に、該バンド12の略中央部にマジックテープ(登録商標)13を巻回する。そして、該マジックテープ(登録商標)13、バンド12、及び、太陽電池モジュールの上端部1aで、上記の第1の係合手段を構成するのである。
太陽電池モジュール1の下面には、図1(d)に示すように、この下面に向かって左端の中央付近に、端子ボックス16が備えられており、この端子ボックス16から充電用ケーブル15が引き出されている。又、この充電用ケーブル15の先端には、充電用プラグ14が装着されている。この充電用ケーブル15の長さについては、後述する。
電力供給モジュール2は、図2(a)〜(c)において、筐体21、設置部材22、押圧部材23、表示部24、蓄電部25、制御部26、インバータ部27、充電用リセプタクル端子28、DC出力端子29b、AC出力端子29c、及び、外部電源入力端子29aで構成されている。筐体21は、奥行が短く、且つ、高さよりも幅が長い直方体形状をしており、この筐体21の幅は、少なくとも太陽電池モジュール1の長辺の幅よりも短く形成されている。
筐体21の内部には、蓄電部25、制御部26、及び、インバータ部27が内蔵されている。筐体21の前面である筐体上面21aの上部右側には、表示部24が備えられている。筐体21の背面である筐体背面21cの下端部には、設置部材22が備えられている。筐体前面21bの左側には、取り外し可能なカバーで覆われた切欠部21dが形成されており、この切欠部21dに充電用リセプタクル端子28、DC出力端子29b、AC出力端子29c、及び、外部電源入力端子29aが備えられている。そして、筐体21の上面である筐体上面21aには、押圧部材23が備えられている。
筐体21の内部に内蔵されている蓄電部25は、蓄電池で構成されており、太陽電池モジュール1で発電された電力を充電する機能を有している。この蓄電部25は、電力供給モジュールの筐体内部の略中央に配設されている。制御部26は、蓄電部25への充電及び外部への給電を制御する機能を有している。インバータ部27は、太陽電池モジュール1で発電された電力及び蓄電部25に充電された直流電力を、交流電力に変換する機能を有している。又、上記の蓄電部25、インバータ部27、及び、制御部26は、筐体21の筐体背面21cに沿って左右方向に並列に配設されている。
筐体21の切欠部21dに備えられた充電用リセプタクル端子28は、太陽電池モジュール1で発電された電力を蓄電部25へ充電するために、太陽電池モジュール1から引き出されている充電用ケーブル15の充電用プラグ14を接続する端子である。又、この電力供給モジュール2の蓄電部25への充電は、太陽電池モジュール1が発電する電力を充電するのを基本としているが、ACアダプタを用いた商用の交流電源からの充電や、カーアダプタを用いた自動車等からの充電も可能である。この場合には、筐体21の切欠部21dに備えられた外部電源入力端子29aが用いられる。又、DC出力端子29bは直流電力を出力するための端子であり、AC出力端子29cは交流電力を出力するための端子である。又、筐体上面21aに配設されている表示部24は、電源スイッチや、表示用素子等を備えており、充放電状態や出力状態等の制御部26の制御状態を表示する機能を有している。
筐体背面21cの下端部に備えられている設置部材22は、支持片22aとこの支持片22aの基端部に形成されたヒンジ22bとで構成されており、ヒンジ22bは、筐体背面21cの下端に固着されている。この設置部材22は、電力供給モジュール2の筐体21を、後述するように、電力供給モジュール2の設置面に対して筐体背面21cが斜め下方を向くように、傾斜させて設置する際に、筐体21を支持するための部材である。即ち、支持片22aは、電力供給モジュール2の筐体21を傾斜させて設置する際に、この支持片22aの外側の面が、電力供給モジュール2の設置面に接着して載置される。そして、ヒンジ22bを中心にして、支持片22aと筐体背面21cとのなす角度が、電力供給モジュール2の筐体21を傾斜させる際の傾斜角度となり、この角度を、第1仰角と称する。又、この設置部材22は、電力供給モジュール2の運搬時には、筐体背面21cに接面するように折りたたみ可能な構造となっている。尚、この電力供給モジュール2の筐体21では、筐体背面21cが、前述した電力供給モジュールの筐体における「傾斜させる側の面」に該当する。
筐体上面21aに備えられている押圧部材23は、太陽電池モジュール1を保持するのに用いられる。即ち、上述したように、実施の形態1における太陽光発電装置は、図3に示すように、太陽電池モジュール1を、電力供給モジュール2の筐体21に立て掛けて使用されるが、押圧部材23は、この際に、太陽電池モジュール1を筐体21に立て掛けた状態を維持するために用いられる。この押圧部材23は、1対のL形アーム23a,23a、押圧片取付用ロッド23b、押圧片23c、係合用ロッド23d、及び、1対の取付片23e,23eで構成されている。
押圧部材23の1対のL形アーム23a,23aは、くの字形をしており、基端は、筐体上面21aに固着された1対の取付片23e,23eのそれぞれに、回動自在に蝶着されている。又、L形アーム23a,23aの屈曲部分の相互間には係合用ロッド23dが架設されている。又、L形アーム23a,23aの先端の相互間には、押圧片取付用ロッド23bが架設されており、その略中央部に、円柱状の押圧片23cが、この押圧片23cの中心軸部分を嵌着して装着されている。この押圧片23cはゴムやスポンジ状の柔らかい樹脂等で形成されている。又、押圧部材23は、押圧片23cが筐体上面21aを押圧するように、L形アーム23a,23aの基端部分でバネ等により付勢されている。そして、この押圧部材23と電力供給モジュール2の筐体21の筐体上面21aとで前述の第2の係合手段を構成している。
つまり、傾斜させた太陽電池モジュール1を立て掛けて、該太陽電池モジュール1の上端部1aの上端部下面1cを電力供給モジュール2の筐体21の筐体上面21aに当接させた状態で、太陽電池モジュール1の上端部1aの上端部上面1bを下方に押圧する押圧片23cと、該押圧片23cに備えられており筐体21の筐体上面21aと略平行な係合用ロッド23dと、で構成される押圧部材23を、電力供給モジュール2の筐体21の筐体上面21aに備える。そして、該筐体上面21aと押圧部材23とで上記の第2の係合手段を構成するのである。
この押圧部材23の押圧片23cは、上述した太陽電池モジュール1のバンド12と同様、後述するように、太陽電池モジュール1との係合の役割を担うほか、電力供給モジュール2の運搬時に、人の手で握持するのに用いられる。即ち、押圧部材23は、L形アーム23a,23aの基端を中心にして回動可能であることから、電力供給モジュール2の運搬時には、押圧片23cを上方に移動させて押圧片23cを握持することにより、電力供給モジュール2を運搬するのである。
次に、実施の形態1における太陽光発電装置の使用方法について図3〜図5を参照しながら説明する。上述したように、実施の形態1における太陽光発電装置は、図3に示すように、太陽電池モジュール1を、この太陽電池モジュール1の上面1eが太陽光に向くように、電力供給モジュール2の筐体21に立て掛けると共に、太陽電池モジュール1と電力供給モジュール2とを係合して使用される。図4は、太陽電池モジュール1と電力供給モジュール2とを係合した部分の部分断面図、そして、図5は、同じく太陽電池モジュール1と電力供給モジュール2とを係合した部分の部分斜視図である。
図3において、この太陽光発電装置の太陽電池モジュール1は、上述したように、この太陽電池モジュール1の上面1eが太陽光に向くように、設置される。太陽電池モジュール1はその発電能力を最大限に活かすためには、太陽光の入射方向に正確に向けて設置するのが望ましいが、常に太陽の方角に正確に向けるのは煩雑である。そこで、北半球で使用する場合には、太陽電池モジュール1はその受光面が真南から±90度の範囲の方向となるように設置すれば、概ね良好な状態を確保できると考えられる。
又、図3において、太陽電池モジュール1は、設置面に対して傾斜させて使用されるが、この太陽電池モジュール1の設置面に対する太陽電池モジュール1の傾斜角度を、第2仰角と称する。
そこで、図3〜図5において、太陽電池モジュール1の第2仰角を例えば約20度として太陽電池モジュール1を傾斜させて、太陽電池モジュール1の表面1eが太陽光に向くように電力供給モジュール2の筐体21に立て掛ける。即ち、電力供給モジュール2の筐体21を、この筐体21の第1仰角が後述する角度になるように、且つ、太陽電池モジュール1の傾斜方向と反対方向に傾斜するように傾斜させて設置する。そして、電力供給モジュール2の筐体21の筐体上面21aに、太陽電池モジュール1の上端部1aの上端部下面1cが当接するように太陽電池モジュール1を筐体21に立て掛ける。
その上で、押圧部材23の押圧片23cにより、太陽電池モジュール1の上端部上面1bを下方に押圧すると共に、太陽電池モジュール1のバンド12のマジックテープ(登録商標)13を一旦外して、バンド12と押圧部材23の係合用ロッド23dとを一体で束ね、この束ねたバンド12と係合用ロッド23dとに、外したマジックテープ(登録商標)13を再度巻回することにより、太陽電池モジュール1と電力供給モジュール2との係合を行う。この係合が、前述した第1の係合手段と第2の係合手段との係合に該当する。この使用状態を、第1正規使用状態と称する。
つまり、電力供給モジュール2の筐体21の筐体上面21aに、太陽電池モジュール1の上端部1aの上端部下面1cが当接するように太陽電池モジュール1を立て掛けて、押圧部材23の押圧片23cにより、該太陽電池モジュール1の上端部1aの上端部上面1bを下方に押圧すると共に、太陽電池モジュール1のバンド12のマジックテープ(登録商標)13を一旦外して、バンド12と押圧部材23の係合用ロッド23dとを一体で束ねて、該束ねたバンド12と係合用ロッド23dとに、外したマジックテープ(登録商標)13を再度巻回することにより、第1の係合手段と第2の係合手段との係合を行うのである。
尚、上記の実施の形態1における太陽光発電装置では、電力供給モジュール2の筐体21は直方体の形状をしている。又、上記の第1正規使用状態では、筐体21は、前記太陽電池モジュール1の傾斜方向と反対方向に傾斜させて設置している。又、太陽電池モジュール1を、この太陽電池モジュール1の上端部下面1cが筐体上面21aに当接するように、筐体21に立て掛けている。本実施例では例えば電力供給モジュール2の筐体21と太陽電池モジュール1とがなす角度は、直角となるようにした場合を示しており、太陽電池モジュール1の第2仰角が、約20度である場合は、筐体21の第1仰角は約70度となる。図3〜図5は、上記の太陽電池モジュー1ルと電力供給モジュール2とのなす角度が直角の場合を示している。
上述のようにして、実施の形態1の太陽光発電装置を上記の第1正規使用状態で設置した後は、電力供給モジュール2の筐体21に設けられている切欠部21dのカバーを外して、太陽電池モジュール1の充電用ケーブル15の充電用プラグを、切欠部21dに備えられている充電用リセプタクル端子28に接続する。このとき、太陽電池モジュール1の充電用ケーブル15は、ほとんど弛まない状態になるように張設された状態となる。具体的には、図1(b)、(d)に示すように、束縛端子ボックス16の出口から出た充電用ケーブル15を、太陽電池モジュール1の下面で一部固定する等して、予め屈曲した形にして、充電用ケーブル15の途中まで太陽電池モジュール1の下面に固定して束縛すると共に、途中から太電池モジュール1の下面による束縛から解放して、ケーブル15の充電用プラグ14を充電用リセプタクル端子28に接続するようにして配設して張設された状態を実現している。そして、ケーブル15の長さを上記の配設ルートに対して略過不足のない長さとすることで、充電用ケーブル15により太陽光発電装置の設置状態が上記の第1正規使用状態になるように規制している。
つまり、充電用ケーブル15の配設は太陽電池モジュールと電力供給モジュールとを電気的に接続するとともに、実施の形態1における太陽光発電装置の設置状態を上記の第1正規使用状態となるように規制するような配設としているのである。即ち、充電用ケーブル15の配設は、上記の太陽光発電装置の設置状を、傾斜した太陽電池モジュール1における上端部下面1cの所定の位置が、電力供給モジュール2における筐体上面21aの所定の位置に当接し、且つ、太陽電池モジュール1と電力供給モジュール2とのなす角度が所定の角度を保持して、第1の係合手段と第2の係合手段とが係合される状態に規制するような所定の配設とするのである。
上記の実施の形態1における太陽光発電装置では、充電用ケーブル15を引き出す端子ボックス16は、図1(d)に示すように、太陽電池モジュール1の下面に向かって左端の中央付近に設置されているが、電源供給モジュール2との充電用ケーブル15の長さがもっと短くなるような方向に、端子ボックス16をずらすようにしてもよい。
又、上記の実施の形態1における太陽光発電装置では、予め屈曲した形にして、充電用ケーブル15の途中まで太陽電池モジュール1の下面に固定して束縛すると共に、途中から太電池モジュール1の下面による束縛から解放して、ケーブル15の充電用プラグ14を充電用リセプタクル端子28に接続するようにして配設して張設された状態を実現している。しかし、ケーブル15の配設についてはこれには限られず、上記の太陽光発電装置の設置状態が、第1正規使用状態になるように規制するようなケーブル15の配設であればどのような配設でもよい。
例えば、束縛端子ボックス16の出口から出た充電用ケーブル15を、太陽電池モジュール1の下面に束縛するようなことをしないで、充電用ケーブル15の充電用プラグ14が充電用リセプタクル端子28に接続する地点まで、略直線となるように配設する。そして、充電用ケーブル15の長さを、上記の配設ルートに対して略過不足のない長さとすることで、充電用ケーブル15により上記の第1正規使用状態を規制するようにしてもよい。
上記の第1正規使用状態で設置して使用される実施の形態1における太陽光発電装置によれば、太陽電池モジュール1を、この太陽電池モジュール1の上面1eが太陽光に向くように、第2仰角で傾斜させて、電力供給モジュール1の筐体21に立て掛けて設置されるので、電力供給モジュール2の筐体21が、太陽電池モジュール1の背後に位置することになる。従って、電力供給モジュール2の筐体21に直接太陽光が照射されるのが防ぐことができる。又、太陽電池モジュール1の幅より電力供給モジュール2の幅が狭いので、太陽光が斜陽時の直射日光が電力供給モジュールに照射される量を相対的に減らすことができる。
又、パネル状の太陽電池モジュール1が、電力供給モジュール2の筐体21に立て掛けられると、電力供給モジュール2の筐体21は、その筐体21の一部である筐体21の筐体上面21aのみが太陽電池モジュール1と接触するだけで、他の大部分は太陽電池モジュール1と非接触である。そのため、直射日光により太陽電池モジュール1の温度が上昇しても、太陽電池モジュール1の熱は、電力供給モジュール2の筐体21には伝わりにくい。更に、電力供給モジュール2の筐体21と太陽電池モジュール1とは、太陽電池モジュール1及び電力供給モジュール2の筐体21が設置されている設置面との間で、これらで囲まれる三角形状の空間を形成する。そこで、この三角形状の空間に接面している電力供給モジュール2の筐体21の筐体背面21cが、この三角形状の空間の空気により空冷されることになり、この空冷によって、電力供給モジュール2が発生する熱を放熱することができる。
従って、電力供給モジュール2の筐体21の温度上昇を抑制することができることから、電力供給モジュール2の筐体21内に備えられている蓄電部25の温度上昇も抑制することができ、蓄電部25への充電電流の低下や満充電量の低下等を抑制することができる。
又、電力供給モジュール2の筐体21には、設置部材22が備えられているので、電力供給モジュール2の設置を容易に行うことができる。又、設置部材22の支持片22aが折りたたみ可能であるので、電力供給モジュール2の運搬を容易にすることができる。
又、太陽電池モジュール1の一部に形成された第1の係合手段と、電力供給モジュール2の筐体21の一部に形成された第2の係合手段とを係合することにより、太陽電池モジュール1を電力供給モジュール2の筐体21に保持している。従って、太陽電池モジュール1を電力供給モジュール2の筐体21と確実に結合することができ、上記の太陽光発電装置の使用中に、太陽電池モジュール1が電力供給モジュール2から外れるのを防止することができる。又、太陽電池モジュール1の軽量化を図って、例えば、太陽電池モジュール1を2kg程度とした場合に、太陽電池モジュール1を単独で設置すると、強風時に飛ばされる恐れも生じるが、電力供給モジュール2は、重量が3kg程の重い蓄電部25を備えているので、太陽電池モジュール1の第1の係合手段と電力供給モジュール2の第2の係合手段とを、上述したように係合することにより、このような事態を防止することができる。
又、上記の太陽光発電装置において、太陽電池モジュールを電力供給モジュールに立て掛ける際、傾斜させた太陽電池モジュールの上端部の下面が、電力供給モジュールの筐体の上面に密着するように当接するのが好ましい。このようにすることにより、太陽電池モジュールを電力供給モジュールの筐体と確実に結合することができ、上記の太陽光発電装置の使用中に、太陽電池モジュールが電力供給モジュールから外れるのを防止することができる。
又、太陽電池モジュール1のバンド12を、太陽電池モジュール1の運搬時に人による把持が可能なようにしていると共に、電力供給モジュール2の押圧部材23を、この電力供給モジュール2の運搬時に人による把持が可能なようにしている。従って、太陽電池モジュール1を電力供給モジュール2の筐体21と確実に結合するのに用いる太陽電池モジュール1のバンド12や、電力供給モジュール2の押圧部材23を用いて、太陽電池モジュール1や電力供給モジュール2の運搬を容易にすることができる。
又、電力供給モジュール2の筐体21に内蔵されている蓄電部25は、筐体21の筐体内部の略中央に配設している。この蓄電部25は上述したように一般に重いことから、電力供給モジュールの2筐体21の内部における重量比率が高い蓄電部25を、電力供給モジュール2の筐体21の内部の略中央に配設することにより、電力供給モジュール2の左右の重量バランスを安定させて、電力供給モジュール2の運搬を容易にすることができる。また、斜陽時において蓄電部が配設される箇所への直射日光が照射される量を相対的に減らすことができる。
又、電力供給モジュール2の筐体21の内部に備えられた蓄電部25とインバータ部27と制御部26とを、筐体背面21c、即ち、筐体21を傾斜させる側の面に沿って左右方向に並列に配設している。従って、蓄電部25や制御部26が、共に筐体を傾斜させる側の面に面することになり、蓄電部25や制御部26を前後方向に配設する場合に比べて、蓄電部25や制御部26の放熱を、効率よく行わせることができる。
又、電力供給モジュール2に備えられた表示部24が、電力供給モジュール2の筐体21の筐体前面21b、即ち、筐体21の傾斜される側の面とは反対側の面に配設している。従って、筐体に直接太陽光が照射されるのを防がれた状態で表示部の視認性が向上する。特に太陽光発電装置を地面など使用者の視線が低い位置に設置された場合においては、太陽電池モジュール1を電力供給モジュール2の筐体21に立て掛けて設置した状態で、表示部24が斜め上に傾斜した状態となるので、視認性が向上し、表示部24を容易に目視することができる。好ましくは表示部分を直接太陽光が照射しないように配置する。例えば太陽電池モジュール1に近い側、本実施例では上側に配置することで斜陽時においても直射日光が照射が回避される。
又、上記の太陽光発電装置では、太陽電池モジュール1と電力供給モジュール2とを電気的に接続する充電用ケーブル15の配設は、上記の太陽光発電装置の設置状態を第1正規使用状態になるように規制するような配設としている。
これは、即ち、上記の太陽光発電装置を第1正規使用状態以外の設置状態で使用するのを困難にするものであり、上記の太陽光発電装置は、上記の第1正規使用状態で設置することにより、上述したようなさまざまな効果や利点を得ることができるが、充電用ケーブル15の配設を上記のようにすることにより、上記の第1正規使用状態で設置する以外の方法で使用するのを防止して、上述したようなさまざまな効果が得られなくなるのを防止する。
又、上記の実施の形態1における太陽光発電装置では、太陽電池モジュール1の第2仰角を20度としているが、この角度には限られず、これ以外の角度を採用することもできる。
又、上記の実施の形態1における太陽光発電装置では、電力供給モジュール2の筐体21を、太陽電池モジュール1の傾斜方向と反対方向に傾斜するように傾斜させて設置しているが、筐体21を垂直に設置して使用することもできる。
<実施の形態2>
実施の形態2における太陽光発電装置は、実施の形態1における太陽光発電装置とほとんど同じであり、実施の形態1における太陽光発電装置と異なるのは、第1の係合手段と第2の係合手段及び、これらの第1の係合手段と第2の係合手段との係合方法のみである。図6(a)は太陽電池モジュール1の平面図(上面図)、(b)は側面図(長辺側)、(c)は側面図(短辺側)、(d)は底面図(下面図)であり、図7(a)は電力供給モジュール2の正面図、(b)は平面図(上面図)、(c)は側面図である。又、図8は、実施の形態2における太陽電池モジュール1に形成された第1の係合手段と、電力供給モジュール2に形成された第2の係合手段を示した部分斜視図であり、図9は、実施の形態2における太陽光発電装置の第1の係合手段と第2の係合手段との係合状態を示した部分断面図である。
図6〜図9において、実施の形態2における太陽光発電装置では、太陽電池モジュール1の上端部1aで上記の第1の係合手段を構成する。又、電力供給モジュール2の筐体21の筐体上面21aに掴持部材31が備えられている。この掴持部材31は、屈曲板31aとこの屈曲板31aの基端部に備えられたバネヒンジ31bとで構成されており、このバネヒンジ31bは、筐体上面21aに固着されている。
又、屈曲板31の先端部は、筐体上面21aから外方向(図8、図9では上方向)に押上可能に筐体上面21aに向けて付勢されて筐体上面21aに当接されている。この屈曲板31は、屈曲板31の先端部を筐体上面21aから外方向(図8、図9では上方向)に押開いて太陽電池モジュール1の上端部1aを挿入すると、この上端部1aを筐体上面21aとの間で掴持することができる。そして、この電力供給モジュール2の筐体上面21aと掴持部材31とで上記の第2の係合手段を構成している。
実施の形態2における第1の係合手段と第2の係合手段との係合は、次のようにして行われる。即ち、太陽電池モジュール1を傾斜させると共に、電力供給モジュール2の筐体21に備えられた掴持部材31の先端部を筐体上面21aから外方向(図8、図9では上方向)に押開いて、太陽電池モジュール1の上端部1aを挿入して、この上端部1aを掴持部材31で掴持することにより、第1の係合手段と第2の係合手段との係合を行うのである。この設置状態を、第2正規使用状態と称する。この第2正規使用状態で設置して使用される実施の形態2における太陽光発電装置においても、上述した実施の形態1における太陽光発電装置と略同様の作用、効果を有している。
この実施の形態2では、実施の形態2における第1の係合手段と第2の係合手段とは、1対が使用されているが、複数対、用いるようにしてもよい。
又、この実施の形態2では、傾斜させた太陽電池モジュール1の上端部1aが掴持部材31で掴持される部分の上面1bに、三角形状のシールを貼る等して、掴持位置表示マーク32を表示している。このようにすることにより、太陽電池モジュール1の上端部1aを、電力供給モジュール2の筐体上面21aに備えられた掴持部材31で掴持するのを、容易、且つ、正確に行うことができる。
この表示としては、このほか、上記の三角形状のシールの貼付けに代えて、掴持部材31の屈曲板31aの幅と同じ幅の色付シールを貼ったり、或いは、掴持部材31の屈曲板31aの幅と同じ幅の突起や凹部を備えたりするようにしてもよい。
<実施の形態3>
実施の形態3における太陽光発電装置も、実施の形態2における太陽光発電装置と同様、実施の形態1における太陽光発電装置とほとんど同じであり、実施の形態1における太陽光発電装置と異なるのは、第1の係合手段と第2の係合手段及び、これらの第1の係合手段と第2の係合手段との係合方法のみである。図10(a)は太陽電池モジュール1の平面図(上面図)、(b)は側面図(長辺側)、(c)は側面図(短辺側)、(d)は底面図(下面図)であり、図11(a)は電力供給モジュール2の正面図、(b)は平面図(上面図)、(c)は側面図である。又、図12は、実施の形態3における太陽電池モジュール1に形成された第1の係合手段と、電力供給モジュール2に形成された第2の係合手段を示した部分斜視図、図13は、実施の形態3における太陽光発電装置の第1の係合手段と第2の係合手段との係合状態を示した部分断面図、そして、図14(a)は実施の形態3における太陽光発電装置の使用状態を示した平面図、(b)は同じく側面図である。
図10〜図14において、実施の形態3における太陽光発電装置では、電力供給モジュール2の筐体21における筐体上面21aの内側に、2個のマグネット41,41が備えられている。そして、このマグネット41,41、及び、筐体上面21aで、上記の第2の係合手段を構成する。
又、太陽電池モジュール1には、2枚の磁性吸着板42,42が備えられている。即ち、太陽電池モジュール1の上端部1aの上端部下面1cが電力供給モジュール2の筐体上面21aに当接した状態で、太陽電池モジュール1の上端部下面1cがマグネット41,41と対向する部分の内側に、磁性吸着板42,42が備えられている。この磁性吸着板42,42は、電力供給モジュール2に備えられたマグネット41,41に吸引されるように、亜鉛鋼板等の鉄の合金で形成されている。そして、この磁性吸着板42,42、及び、太陽電池モジュール1の上端部1aの上端部下面1cで、上記の第1の係合手段を構成している。
実施の形態3における第1の係合手段と第2の係合手段との係合は、次のようにして行われる。即ち、傾斜させた太陽電池モジュール1を立て掛けて、この太陽電池モジュール1の上端部下面1cが電力供給モジュール2の筐体上面21aに当接して、磁性吸着板42,42が、太陽電池モジュール1の上端部下面1cと電力供給モジュール2の筐体上面21aとを介して、マグネット41,41に吸着されるようにすることにより、第1の係合手段と第2の係合手段との係合を行うのである。この使用状態を、第3正規使用状態と称する。この第3正規使用状態で設置して使用される実施の形態3における太陽光発電装置においても、上述した実施の形態1或いは実施の形態2における太陽光発電装置と略同様の作用、効果を有している。
この実施の形態3では、上記のマグネットや磁性吸着板はそれぞれ2個使用しているが、2個ではなく1個、或いは、3個以上としてもよい。
この実施の形態3では、電力供給モジュール2の筐体上面21aに三角形状のシールを貼る等して、電力供給モジュール位置合わせマーク43を表示すると共に、太陽電池モジュール1の上端部上面1bに三角形状のシールを貼る等して、太陽電池モジュール位置合わせマーク44を表示している。これらの電力供給モジュール位置合わせマーク43と太陽電池モジュール位置合わせマーク44との表示は、次のようにして行う。即ち、まず、太陽電池モジュール1の上端部下面1cの内側に備えられた磁性吸着板42,42が、電力供給モジュール2の筐体上面21aの内側に備えられたマグネット41,41と対面するように、太陽電池モジュール1を電力供給モジュール2の筐体21に立て掛けて、太陽電池モジュール1の上端部下面1cを、電力供給モジュール2の筐体上面21aに当接させる。この状態で、電力供給モジュール位置合わせマーク43と太陽電池モジュール位置合わせマーク44とが重なり合うように、これらの電力供給モジュール位置合わせマーク43と太陽電池モジュール位置合わせマーク44のシール等を貼って、表示するのである。
このようにすることにより、太陽電池モジュール1を立て掛ける際、この太陽電池モジュール1の上端部下面1cを電力供給モジュール2の筐体上面21aに当接させると共に、磁性吸着板42,42を、この太陽電池モジュール1の上端部下面1cと電力供給モジュール2の筐体上面21aとを介して、マグネット41,41に吸着させるのを、容易、且つ、正確に行わせることができる。
上記の各実施の形態では、各種の第1の係合手段と第2の係合手段及び、これらの第1の係合手段と第2の係合手段との係合方法について説明しているが、第1の係合手段と第2の係合手段及び、これらの第1の係合手段と第2の係合手段との係合方法についてはこれらには限られず、その他の方法も考えられる。
例えば、第1の係合手段として、太陽電池モジュールの上端部下面に突起部を形成すると共に、第2の係合手段として、上記の突起部と嵌合する凹部を電力供給モジュールの筐体上面に形成する。そして、太陽電池モジュールを電力供給モジュールの筐体に立て掛ける際に、太陽電池モジュールに形成された突起部を電力供給モジュールの筐体上面に形成された凹部に嵌入するのである。この場合、第1の係合手段として太陽電池モジュール側充電端子を兼ねる突起部を太陽電池モジュールに形成すると共に、第2の係合手段として、電力供給モジュール側充電端子を兼ねる凹部を電力供給モジュールの筐体上面に形成することにより、これらを用いて、第1の係合手段と第2の係合手段との係合を行うのみならず、同時に、太陽電池モジュールと電力供給モジュールとの電気的接続を行うようにすることも可能である。
実施の形態1における太陽光発電装置の太陽電池モジュールの、(a)は平面図(上面図)、(b)は側面図(長辺側)、(c)は側面図(短辺側)、(d)は底面図(下面図)である。 実施の形態1における太陽光発電装置の電力供給モジュールの、(a)は正面図、(b)は平面図(上面図)、(c)は側面図である。 実施の形態1における太陽光発電装置の使用状況を示した斜視図である。 実施の形態1における太陽光発電装置の太陽電池モジュールと電力供給モジュールとを係合した部分の部分断面図である。 実施の形態1における太陽光発電装置の太陽電池モジュールと電力供給モジュールとを係合した部分の部分斜視図である。 実施の形態2における太陽光発電装置の太陽電池モジュールの、(a)は平面図(上面図)、(b)は側面図(長辺側)、(c)は側面図(短辺側)、(d)は底面図(下面図)である。 実施の形態2における太陽光発電装置の電力供給モジュールの、(a)は正面図、(b)は平面図(上面図)、(c)は側面図である。 実施の形態2における太陽光発電装置の第1の係合手段と第2の係合手段を示した部分斜視図である。 実施の形態2における太陽光発電装置の太陽電池モジュールと電力供給モジュールとを係合した状態を示した部分断面図である。 実施の形態3における太陽光発電装置の太陽電池モジュールの、(a)は平面図(上面図)、(b)は側面図(長辺側)、(c)は側面図(短辺側)、(d)は底面図(下面図)である。 実施の形態3における太陽光発電装置の電力供給モジュールの、(a)は正面図、(b)は平面図(上面図)、(c)は側面図である。 実施の形態3における太陽光発電装置の第1の係合手段と、第2の係合手段を示した部分斜視図である。 実施の形態3における太陽光発電装置の太陽電池モジュールと電力供給モジュールとを係合した状態を示した部分断面図である。 実施の形態3における太陽光発電装置の使用状況を示した、(a)は平面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 太陽電池モジュール
1a 上端部
1b 上端部上面
1c 上端部下面
1d 上端面
1e 上面
11 太陽電池セル
12 バンド
13 マジックテープ
14 充電用プラグ
15 充電用ケーブル
16 端子ボックス
2 電力供給モジュール
21 筐体
21a 筐体上面
21b 筐体前面
21c 筐体背面
21d 切欠部
22 設置部材
22a 支持片
22b ヒンジ
23 押圧部材
23a L形アーム
23b 押圧片取付用ロッド
23c 押圧片
23d 係合用ロッド
23e 取付片
24 表示部
25 蓄電部
26 制御部
27 インバータ部
28 充電用リセプタクル端子
29a 外部電源入力端子
29b DC出力端子
29c AC出力端子
31 掴持部材
31a 屈曲板
31b バネヒンジ
32 掴持位置表示マーク
41 マグネット
42 磁性吸着板
43 電力供給モジュール位置合わせマーク
44 太陽電池モジュール位置合わせマーク

Claims (9)

  1. それぞれ別体で独立して形成された太陽電池モジュールと電力供給モジュールとで構成される太陽光発電装置であって、
    前記太陽電池モジュールは、太陽電池セルを上面に備えたパネル状であり、
    前記電力供給モジュールは、少なくとも前記太陽電池モジュールで発電される電力を充電可能な蓄電部と、該蓄電部への充電及び外部への給電を制御する制御部と、該制御部及び前記蓄電部を少なくとも内部に備えると共に、垂直に、又は、第1の仰角で傾斜させて設置される筐体と、で構成されており、
    前記太陽電池モジュールと前記電力供給モジュールとが電気的に接続されて前記充電が行われると共に、前記太陽電池モジュールを、該太陽電池モジュールの上面が太陽光に向くように、第2の仰角で傾斜させて、前記電力供給モジュールの筐体に立て掛けて設置されることを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 傾斜させた前記太陽電池モジュールの上端部の下面が、前記電力供給モジュールの筐体の上面に当接するように、前記太陽電池モジュールが前記電力供給モジュールに立て掛けて設置される請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 前記太陽電池モジュールの一部に、第1の係合手段が形成されていると共に、
    前記電力供給モジュールの筐体の一部に、第2の係合手段が形成されており、
    前記太陽電池モジュールは、前記電力供給モジュールに立て掛けられた状態で、前記第1の係合手段と前記第2の係合手段とが係合されて、前記電力供給モジュールの筐体に保持される請求項1又は2記載の太陽光発電装置。
  4. 前記太陽電池モジュールと前記電力供給モジュールとが電気的に接続されるのにケーブルが用いられると共に、
    該ケーブルの配設は、前記太陽電池モジュールが前記電力供給モジュールの筐体に立て掛けられて設置されるときに、傾斜した前記太陽電池モジュールの上端部における下面の所定の位置が、前記電力供給モジュールの筐体における上面の所定の位置に当接し、且つ、前記太陽電池モジュールと前記電力供給モジュールとのなす角度が所定の角度を保持して、前記第1の係合手段と前記第2の係合手段とが係合される状態に規制する配設とする請求項3記載の太陽光発電装置。
  5. 前記電力供給モジュールの筐体内部に備えられた前記蓄電部と前記制御部とは、前記筐体を傾斜させる側の面に沿って並列に配設されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  6. 前記蓄電部は、前記電力供給モジュールの筐体内部の中央に配設されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  7. 前記電力供給モジュールの筐体は、前記太陽電池モジュールの傾斜方向と反対方向に傾斜させて設置される請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  8. 前記電力供給モジュールは、該電力供給モジュールの筐体を傾斜させる側の面の下端部に、該傾斜させる側の面と前記筐体の設置される面とのなす角度が前記第1の仰角に保持されるような設置部材を備えている請求項1〜7のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  9. 前記電力供給モジュールには、前記制御部の制御状態を表示する表示部が備えられていると共に、該表示部は、前記電力供給モジュールの筐体の傾斜される側の面とは反対側の面に配設されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
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