JP2006261010A - 面状暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】面状暖房装置において発熱体が短絡したことを検出し、装置を確実に停止させ安全性を高めることを目的とする。
【解決手段】第1の発熱線15又は第2の発熱線16の電流を検出する電流検出手段17を設け、電流検出手段17が検出する電流値が所定の値以上となると二つの発熱線15、16の間で短絡が発生したと判定し、電流遮断手段18を強制的に開放することで装置を停止させる。これにより、発熱線の短絡時に即時に機器を停止させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気カーペット、電気毛布、パネルヒータ等の面状暖房装置に関するものである。
従来の電気カーペットのような面状暖房装置は、発熱体に流れる電流によって商用周波数の磁界が発生していた。そこで、発熱体を第1の発熱線と第2の発熱線に分割し、互いの発熱線に逆位相の電流を流し、かつ第1の発熱線と第2の発熱線を近接することによって双方が発生する磁界を打ち消すことによって外部への磁界の漏洩を防止する構成としたものが知られている。
上記の構成においては近接した発熱線同士が短絡した場合、機器に備えられた電流ヒューズを用い、短絡時に生じるか電流によって電流ヒューズを溶断させる構成が一般的である。しかしながら、発熱線の不特定の部位で短絡が生じた場合で短絡時に機器の電流が電流ヒューズの溶断点まで達しないとき、たとえば電気カーペットの場合、発熱線は数十メートルにも及ぶため短絡部位によってはある程度抵抗値を残したまま発熱線同士が短絡することが考えられ、この場合電流ヒューズが溶断しない。仮に、電流ヒューズが溶断せずに保持されると電源コードの発熱や発熱線そのものの異常発熱など発火に発展する恐れがある。
そこでその対策として図11に示す構成のものが特許文献1として公開されている。この文献によると第1発熱線1と第2発熱線2よりなる発熱体を暖房装置本体に配設し、商用電源3により発熱体に通電加熱し、商用電源3に対して過電流により溶断する電流ヒューズ4と、第1発熱線1と、発熱体の温度に応じて開閉する電流遮断器5と、第2発熱線2および外部より加熱されることにより溶断する温度ヒューズ6とを直列に接続し、温度ヒューズ6の両端間に、温度ヒューズ6を加熱し溶断させる発熱抵抗7と、この発熱抵抗7への通電をオン・オフさせるスイッチング素子(トライアック)8を直列接続し、第1発熱線1と第2発熱線2とを互いに電流が逆方向に流れるように電流遮断器5を折り返し点とし、発熱体が不特定箇所で短絡したとき、温度ヒューズ6を溶断して回路部品等の発熱・発火に対する安全性を高めることができる。
特開2004−293932号公報
しかしながら、上記従来の構成では第1および第2の発熱線同士の短絡を直接検出しているものではない。すなわち、電流遮断器5の開閉によって発熱線の温度を制御する際に、電流遮断器5が開状態のときに発熱線が短絡していることによってトライアック8を通じて発熱抵抗7に通電し、温度ヒューズ6を溶断し短絡の状態を保持させない動作をするため、電流遮断器5が閉状態では短絡を検出し、機器を停止させることはできない。このため短絡の検出に遅れが生じ、発熱・発火を完全に防止することはできないという課題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、不特定部位での発熱線同士の短絡を検出し発熱体への電流供給を即時に遮断することで発熱・発火に対する安全性を飛躍的に高めた面状暖房装置を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の面状暖房装置は、第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体の電流を検出する電流検出手段と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記電流検出手段は前記発熱体が短絡した場合の過電流を検出すると前記制御部に信号を伝達し、前記制御部は前記電流遮断手段を開放状態とし、前記発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置としたものである。
これによって発熱線同士が短絡した際に商用電源から見た発熱体の抵抗値低下するため過電流が発生し、この過電流を電流検出手段によって検出し、制御部が電流遮断手段を開放状態とすることで発熱線への電流供給を遮断できるため発熱線が短絡し電流を供給し続けることを防止することができる。
また、第1又は第2いずれかの発熱線の一方の端子に第1の電流検出手段、他方の端子側に第2の電流検出手段を設け、第1の電流検出手段と第2の電流検出手段の出力に差が生じた場合、電流遮断手段を開放状態にすることで発熱体への電流供給を遮断する構成としたものである。
これによって第1の電流検出手段と第2の電流検出手段の出力差から発熱線の短絡を検出することができるので発熱線の不特定の部位で第1の発熱線と第2の発熱線が短絡しても、発熱線へ電流を供給し続けることを防止することができる。
また、さらに、電流検出手段を第1の発熱線と第2の発熱線の接続点に設ける構成としたものである。
これによって発熱線が不特定部位で短絡した際に電流検出手段を通過する電流がなくなるため、電流検出手段の出力が所定値以下になると発熱線の短絡と検出し電流遮断手段を開放状態とすることで発熱線への電流供給を停止することができる。
また、さらに、第1又は第2の発熱線のいずれか一方の発熱線の両端における電流の不平衡を検出する不平衡電流検出手段を設けたものである。
これにより、発熱線が不特定部位で短絡することによって発熱線の端子部における電流が不等となったことを不平衡電流検出手段で検出できるので、発熱線の不特定部位で第1の発熱線と第2の発熱線が短絡しても、発熱線へ電流を供給し続けることを防止することができる。
本発明の面状暖房装置によれば第1の発熱線と第2の発熱線が不特定部位で短絡したことを電流検出手段によって検出し、電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱線の短絡時に即時に機器を停止させることができる。
第1の発明は、第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体の電流を検出する電流検出手段と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記電流検出手段は前記発熱体が短絡した場合の過電流を検出すると前記制御部に信号を伝達し、前記制御部は前記電流遮断手段を開放状態とし、前記発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置とすることによって、第1の発熱線と第2の発熱線が不特定部位で短絡したことを電流検出手段によって検出し、電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上することが可能となる。
第2の発明は、第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体の電流を検出する電流検出手段と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記第1の発熱線の一方の端子側に第1の電流検出手段、他方の端子側に第2の電流検出手段を設け、前記第1の電流検出手段と第2の電流検出手段の出力を比較する比較器によって前記第1の電流検出手段と前記第2の電流検出手段の出力に差が生じた際は前記制御部が前記電流遮断手段を開放状態とし、前記発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置とすることによって、第1の発熱線と第2の発熱線が不特定部位で短絡したことを電流検出手段によって検出し、電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上することが可能となる。
第3の発明は、第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体の電流を検出する電流検出手段と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記第1の発熱線と前記第2の発熱線の接続点に電流検出手段を設け、前記電流検出手段の検出する電流値が所定の値以下になると前記制御部は前記電流遮断手段を開放状態とし、前記発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置とすることにより、発熱線が不特定部位で短絡した際に電流検出手段を通過する電流がなくなるため、電流検出手段の出力が所定値以下になると発熱線の短絡と検出し電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上することが可能となる。
第4の発明は、特に第3の発明の電流検出手段はカレントトランスと、整流部と、平均化回路とを有し、前記整流部は前記カレントトランスの出力を整流し、前記平均化回路は前記整流部の出力を平均化する構成とすることにより、発熱線が不特定部位で短絡した際に電流検出手段を通過する電流がなくなるため、電流検出手段の出力が所定値以下になると発熱線の短絡と検出し電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上することが可能となる。
第5の発明は、特に第3の発明の電流検出手段はカレントトランスと、前記カレントトランスの出力が正あるいは負の時にパルスを出力するパルス出力手段とを有し、制御部は前記パルス出力手段の出力パルスが所定時間以上出力されなかったとき電流遮断手段を開放状態とし、発熱体への電流供給を遮断する構成とすることによって、発熱線が不特定部位で短絡した際に電流検出手段を通過する電流がなくなるため、パルス出力手段が検出電流によるパルスを出力しなくなり、所定の時間パルスの出力が来ない状態になると発熱線の短絡と検出し電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上することが可能となる。
第6の発明は、第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記第1あるいは第2いずれか一方の発熱線の一方の端子側の電流と他方の端子側の電流が不平衡となったときに出力を発する不平衡電流検出手段を設け、前記不平衡電流検出手段が出力を発すると前記制御部は前記電流遮断手段を開放状態とし、発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置とすることによって、発熱線が不特定部位で短絡した際に第1ないし第2のいずれかの発熱線の端子部の電流が不等になると発熱線の短絡と検出し、電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上することが可能となる。
第7の発明は、特に第6の発明の不平衡電流検出手段は環状の磁性体と、前記磁性体に巻線を巻回するとともに前記環状の磁性体に発熱線の一方の端子側と他方の端子側の配線を互いに電流の向きが逆方向となるように貫通してなる構成とすることにより、発熱線が不特定部位で短絡した際に第1ないし第2のいずれかの発熱線の端子部の電流が不等になると発熱線の短絡と検出し、電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上することが可能となる。
第8の発明は、特に第1ないし第7の発明の面状暖房装置に表示部を設け、電流検出手段あるいは不平衡電流検出手段によって制御部が電流遮断手段を開放状態としたときは前記表示部にこの情報を表示する構成することにより、発熱線の短絡を検出した際に電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上するとともに使用者が面状暖房装置の異常状態を視認できるので誤使用を防止することが可能となる。
第9の発明は、特に第1ないし第7の発明の綿羊暖房装置に通報手段を設け、電流検出手段あるいは不平衡電流検出手段によって制御部が電流遮断手段を開放状態としたときは前記通報手段によってこの情報を通報する構成とすることにより、発熱線の短絡を検出した際に電流遮断手段を開放状態とすることで発熱体への電流供給を遮断することができるので、発熱・発火に対する安全性を飛躍的に向上するとともに使用者が面状暖房装置の異常状態を音声などで確認できるので誤使用を防止することが可能となる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について電気カーペットへの応用例として図面を用いて説明する。図1は本発明による電気カーペットの概略外観図である。
カーペット本体は断熱性に優れた素材(たとえばポリエステルのフェルト生地など)からなる裏生地10上に通電によって発熱する発熱体11を蛇行させて配設し、この発熱体11の上からタフト生地等からなる表生地12を接着固定する。さらに外周部はオーバーロック縫製し構成される。このカーペット本体の周縁部には発熱体11の通電量を制御し温度調整機能や安全保護機能を有したコントローラ13が接続されており、コントローラ13には商用電源3からの給電用のプラグ14が接続されている。
発熱体11は芯材に銅合金からなる第1の発熱線15を螺旋状に巻回し、この第1の発熱線15をポリエステル又はポリアミドなどの耐熱性の絶縁物で被覆し、さらにこの外周に第1の発熱線15と同様の第2の発熱線16を螺旋状に巻回し、再び耐熱性の絶縁物で被覆するいわゆる同軸上に第1の発熱線15および第2の発熱線16を配置し、双方の発熱線を隣接して配置する構成や芯材に銅合金からなる第1の発熱線15を螺旋状に巻回し、この第1の発熱線15をポリエステルやポリアミドなどの耐熱性の絶縁物で被覆し、同様の構成の第2の発熱線16を隣接して平行に配置する構成又は双方の発熱線を対撚りにすることによって隣接配置する構成となっている。
図2は本発明による電気カーペットの要部回路図である。ここに示すように商用電源3に対して第1の発熱線15、第2の発熱線16、電流遮断装手段18を順次直列に接続し、第1の発熱線15あるいは第2の発熱線16の通過電流を検出する電流検出手段17が設けられている。制御部19は第1の発熱線15および第2の発熱線からなる発熱体11の発熱量を制御するため電流遮断手段18をオンオフ制御するとともに、電流検出手段17が過電流を検出すると電流遮断手段18を強制的に遮断するように働く。また、表示手段20は制御部19が発熱体11の短絡を検出し、電流遮断手段18を強制的に遮断するとこの状態を表示する。
図3は電流検出手段17の検出する電流を示した波形図である。第1の発熱線1と第2の発熱線16がともに正常な状態で動作している時刻T1までは各々の発熱線の抵抗値で決まる所定の電流値が観測される。例えば、時刻T1において図1中A1−A2間で発熱線同士が短絡すると商用電源3側から見た発熱体11の抵抗値が減少するためか電流が発生し、正常時はI1であった電流ピーク値がI2まで上昇する。
これは、例えば発熱線15,16が何らかの異常で部分的に加熱し、相互の発熱線の間に介在する絶縁物が融解した場合や使用者が誤って押しピンなどを電気カーペットに貫通させてしまい、偶然、発熱線同士を短絡してしまった場合などに起こりうる現象である。通常、過電流に対する保護対策としては電流ヒューズ(図示せず)を発熱体11に直列に接続することで保護するが、電気カーペットの場合、発熱体11の全体長が数十メートルにも及ぶため短絡する部位によっては電流ヒューズの溶断電流に達しない場合がある。
この場合、電流ヒューズによる保護ではいつまでも発熱線の短絡状態が保持されてしまうため、安全性に問題があるが、本実施の形態のように過電流を検出する電流検出手段17を設けることによって電流ヒューズの溶断電流に達しないような短絡電流であっても異常を検出できるため発熱体11の異常過熱を防止することができる。同時に、表示手段20によって異常を検出し電流遮断手段18によって強制的に停止していることを使用者に通報することができ、使用者の誤使用を未然に防ぐことができる。
図4は電流検出手段17のより具体的な構成を示した回路例である。発熱線の電流を検出するカレントトランス21とカレントトランス21の出力に負荷抵抗22を接続し、カレントトランス21の出力を整流する整流器23を介してカレントトランス21の出力を一旦直流化し、その直流化した電圧出力を平均化回路24で平均化する。比較器26は基準電圧25と平均化回路24の出力を比較し、正常な状態では出力を出さないが、発熱線11の短絡によってカレントトランス21の検出出力が増加すると、基準電圧25(Vref)を超えることで信号を発生する。制御部19はこの信号によって電流遮断手段18を開放状態とし、発熱体11への電流供給を遮断する。このため発熱体11での短絡を短時間で検出し、商用電源3からの電流供給を遮断することができるので、発熱体11が異常に高温になることがなく電気カーペットの安全性を高めることが可能となる。
また、本実施の形態では第1および第2の発熱線15、16の抵抗値についてなんら制限していないが、例えば2つの発熱線が互いにほぼ等しい抵抗値の場合、2つの発熱線の抵抗値がアンバランスな場合、一方の発熱線のみが発熱し、他方の発熱線は発熱しないいわゆるリード線の場合であっても本実施の形態の効果を発揮できる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施形態について図5および図6を用いて説明する。図6は本発明によるホットカーペットの要部回路図である。ここに示すように商用電源3に対して第1の発熱線15、第2の発熱線16、電流遮断装手段18を順次直列に接続し、第2の発熱線16の商用電源3側に第1の電流検出手段27を設け、他方の端子側に第2の電流検出手段28を設けている。第1および第2の電流検出手段27,28は比較器29に入力され、比較器29は2つの電流検出手段の検出出力に差が生じると制御部19に信号を伝達する。制御部19は第1の発熱線15および第2の発熱線からなる発熱体11の発熱量を制御するため電流遮断手段18をオンオフ制御するとともに、比較気29が2つの電流検出手段の差が一定以上になったことを検出すると電流遮断手段18を強制的に遮断するように働く。また、通報手段20は制御部19が発熱体11の短絡を検出し、電流遮断手段18を強制的に遮断するとこの状態を使用者に音声で通報する。
図6は第1の電流検出手段27と第2の電流検出手段28の検出電流を示した波形図である。時刻T2において第1の発熱線15と第2の発熱線16がB1−B2間で何らかの要因で短絡した状態を示している。発熱線が互いに短絡していない正常な状態では第1の電流検出手段27と第2の電流検出手段28に流れる電流は相等しいため、その出力も等しい値I1が出力される。しかしながら、時刻T2においてB1−B2間で短絡が発生すると商用電源3から第1の発熱線15に流れ込んできた電流はB1−B2でショートカットして第2の電流検出手段を通らずに第2の発熱線16に流れ込む。そして、第1の電流検出手段27を通って商用電源3へもどる経路で電流が流れる。
したがって電流が流れる経路の発熱体11の抵抗値が低下するため、第1の電流検出手段27で検出される電流は正常な状態よりも大きな値I3が検出される。電流の増加の割合は発熱線同士が短絡する位置によって変わり、商用電源3に近い方で短絡した場合は増加の割合が大きく、逆に第1の発熱線15と第2の発熱線16の接続部に近づくにしたがって電流の増加の割合は減少する。一方、第2の電流検出手段28の検出電流は短絡が発生すると、ゼロとなる。これは発熱線同士がいずれの箇所で短絡してもこの状態となる。
したがって発熱線同士の短絡が発生すると第1の電流検出手段27と第2の電流検出手段28の検出電流値に大きな差が生じ、その出力にも大きな差が発生する。比較器29はこの差を検出することで発熱線の短絡を判定し、制御部19に発熱線の短絡を検出した信号を伝達する。制御部19はこの信号を受信すると電流遮断手段18を強制的に遮断し、発熱線11が短絡している状態で商用電源3から電流が供給され続けることを防止する。
このため発熱線11の不特定部位での短絡による異常な温度上昇を未然に防ぐことができ、電気カーペットの安全性を飛躍的に高めることが可能となる。同時に、通報手段30によって異常を検出し電流遮断手段18によって強制的に停止していることを使用者に音声などによって通報することができ、使用者の誤使用をより確実に未然に防ぐことができる。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態について図7、図8を用いて説明する。図7は本発明の第3の実施の形態における要部回路図である。ここに示すように商用電源3に対して第1の発熱線15、第2の発熱線16、電流遮断装手段18を順次直列に接続し、電流検出手段31は第1の発熱線15と第2の発熱線16の接続点に配置している。電流検出手段31は検出電流が所定の値以下になると制御部19に信号を伝達する。制御部19は第1の発熱線15および第2の発熱線からなる発熱体11の発熱量を制御するため電流遮断手段18をオンオフ制御するとともに、検出電流が所定の値以下になったことを電流検出手段31が検出すると電流遮断手段18を強制的に遮断するように働く。
例えば正常に電流が流れている状態からある時刻で第1および第2の発熱線15、16同士が何らかの要因で短絡すると、商用電源3から第1の発熱線15に流れ込んできた電流は短絡箇所でショートカットして電流検出手段31を通らずに第2の発熱線16に流れ込む。このため発熱線11のいずれかの箇所で短絡が発生すると電流検出手段31は電流を検出できなくなり、この状態を短絡発生と判定する。具体的な回路構成は実施の形態1でも述べた図4の構成でカレントトランス21の出力を整流し、その整流出力を平均化しこの平均値が所定の値を下回ったときに短絡と判定する信号を制御部19に送る構成や、図9の様にカレントトランス21の出力を単に整流器32(ダイオード)によって整流し、この出力を比較器26によって比較し、所定の値以上の時にHiの信号を出力するように構成してもよい。この場合、発熱体11が正常に動作しているとカレントトランス21は電流を検出するので比較器26は商用電源3の周波数のパルス列を出力する。発熱体11の任意の箇所で短絡が発生するとカレントトランス21には電流が流れなくなるのでカレントトランス21の出力は常にLowレベルとなり基準電圧24Vrefを超えることがなくなる。したがって、比較器26はパルス列を出力しなくなる。制御部19は比較器26からパルス列が来なくなった状態が所定の時間継続すると短絡が発生したと判定し、電流遮断手段18を強制的に遮断するように動作する。このため発熱線11の不特定部位での短絡による異常な温度上昇を未然に防ぐことができ、電気カーペットの安全性を飛躍的に高めることが可能となる。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態について図9、図10を用いて説明する。図7は本発明の第4の実施の形態における要部回路図である。ここに示すように商用電源3に対して第1の発熱線15、第2の発熱線16、電流遮断装手段18を順次直列に接続し、不平衡電流検出手段33によって商用電源3から第1の発熱線15へ流れ込む電流と、第1の発熱線15から第2の発熱線16へ流れ込む電流のアンバランスを検出する構成となっている。図面では第1の発熱線15の電流のアンバランスを検出する構成で記載しているが、当然のことながら第2の発熱線16の電流のアンバランスを検出する構成であってもなんら変わらない。不平衡電流検出手段33は検出電流のアンバランスが所定の値以上になると制御部19に信号を伝達する。制御部19は第1の発熱線15および第2の発熱線からなる発熱体11の発熱量を制御するため電流遮断手段18をオンオフ制御するとともに、不平衡電流検出手段33からの出力を検出すると電流遮断手段18を強制的に遮断するように働く。
このように機能する不平衡電流検出手段33は図10に示す構成で実現することができる。環状の磁性体コア34に検出巻線35を巻回し、環状コア34に電流検出する電流線36、37を貫通させる。このとき電流線36と37の電流の流れる向きは互いに反対方向になっていなければならない。このように構成することで電流線36と37に図示のよう方向に電流が流れかつI1=I2の条件であると各々の電流線が作る磁界は互いに打ち消しあうため磁性体コア34に磁束は発生しない。このため検出巻線35の出力はゼロである。しかしながらI1≠I2となると磁性体コア34に磁束が発生し、検出巻線35に電圧が出力される。制御部19はこの検出巻線35に出力電圧が発生すると電流遮断手段18を強制的に遮断し、機器を停止させる。
ここである時刻で第1の発熱線15と第2の発熱線16が任意の箇所で短絡した場合を考えると、商用電源3から第1の発熱線15に流れ込む電流は、一旦、不平衡電流検出手段33を通って第1の発熱線15に流れ込み、短絡箇所を介して第2の発熱線16へと流れ込み、再び商用電源3へ戻る経路で流れる。したがって不平衡電流検出手段33の一方の電流線にはまったく電流が流れないことになる。このため、不平衡電流検出手段33の電流線36、37に不平衡が生じ、磁性体コア34に磁束が発生することで検知巻線35に出力電圧が発生する。発熱線同士の短絡がいかなる箇所で発生してもこの現象は必ず起こるので本実施の形態においては発熱線同士の短絡を不平衡電流検出手段33によって確実に検出することができる。このため発熱線11の不特定部位での短絡による異常な温度上昇を未然に防ぐことができ、電気カーペットの安全性を飛躍的に高めることが可能となる。
以上のように、本発明にかかる面状暖房装置は、発熱線相互の短絡を確実に検出できるので、電気カーペット、電気毛布、パネルヒータ等の面状暖房装置やその他の電熱線加熱を応用した機器の短絡検知に応用することもできる。
本発明の第1の実施の形態における電気カーペットの外観図 同電気カーペットの要部回路図 同電気カーペットの電流検出手段17の検出電流波形図 同電気カーペットの電流検出手段17の具体的例を示す回路図 本発明の第2の実施の形態における電気カーペットの要部回路図 同電気カーペットの第1および第2の電流検出手段27、28の検出電流波形図 本発明の第3の実施の形態における電気カーペットの要部回路図 同電気カーペットの電流検出手段31の具体例を示す回路図 本発明の第4の実施の形態の電気カーペットの要部回路図 同電気カーペットの不平衡電流検出手段34の具体的な構成例を示す図 従来の面状暖房装置の要部回路図
符号の説明
3 商用電源
15 第1の発熱線
16 第2の発熱線
17 電流検出手段
18 電流遮断手段
19 制御部
20 表示手段
21 カレントトランス
23 整流器
24 平均化回路
27 第1の電流検出手段
28 第2の電流検出手段
30 通報手段
31 電流検出手段
33 不平衡電流検出手段
34 磁性体
35 検出巻線

Claims (9)

  1. 第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体の電流を検出する電流検出手段と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記電流検出手段は前記発熱体が短絡した場合の過電流を検出すると前記制御部に信号を伝達し、前記制御部は前記電流遮断手段を開放状態とし、前記発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置。
  2. 第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体の電流を検出する電流検出手段と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記第1の発熱線の一方の端子側に第1の電流検出手段、他方の端子側に第2の電流検出手段を設け、前記第1の電流検出手段と第2の電流検出手段の出力を比較する比較器によって前記第1の電流検出手段と前記第2の電流検出手段の出力に差が生じた際は前記制御部が前記電流遮断手段を開放状態とし、前記発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置。
  3. 第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体の電流を検出する電流検出手段と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記第1の発熱線と前記第2の発熱線の接続点に電流検出手段を設け、前記電流検出手段の検出する電流値が所定の値以下になると前記制御部は前記電流遮断手段を開放状態とし、前記発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置。
  4. 電流検出手段はカレントトランスと、整流部と、平均化回路とを有し、前記整流部は前記カレントトランスの出力を整流し、前記平均化回路は前記整流部の出力を平均化する構成とした請求項3記載の面状暖房装置。
  5. 電流検出手段はカレントトランスと、前記カレントトランスの出力が正あるいは負の時にパルスを出力するパルス出力手段とを有し、制御部は前記パルス出力手段の出力パルスが所定時間以上出力されなかったとき電流遮断手段を開放状態とし、発熱体への電流供給を遮断する構成とした請求項3記載の面状暖房装置。
  6. 第1の発熱線と第2の発熱線を直列接続した発熱体と、前記発熱体への通電を制御する制御部と、前記発熱体への通電を遮断する電流遮断手段とを有し、前記第1あるいは第2いずれか一方の発熱線の一方の端子側の電流と他方の端子側の電流が不平衡となったときに出力を発する不平衡電流検出手段を設け、前記不平衡電流検出手段が出力を発すると前記制御部は前記電流遮断手段を開放状態とし、発熱体への電流供給を遮断する構成とした面状暖房装置。
  7. 不平衡電流検出手段は環状の磁性体と、前記磁性体に巻線を巻回するとともに前記環状の磁性体に発熱線の一方の端子側と他方の端子側の配線を互いに電流の向きが逆方向となるように貫通してなる請求項6記載の面状暖房装置。
  8. 表示部を設け、電流検出手段あるいは不平衡電流検出手段によって制御部が電流遮断手段を開放状態としたときは前記表示部にこの情報を表示する構成とした請求項1〜7いずれか1項に記載の面状暖房装置。
  9. 通報手段を設け、電流検出手段あるいは不平衡電流検出手段によって制御部が電流遮断手段を開放状態としたときは前記通報手段によってこの情報を通報する構成とした請求項1〜7いずれか1項に記載の面状暖房装置。
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