JP2006260327A - ブレード型コンピュータ、ブレード管理装置、及びブレード管理プログラム - Google Patents

ブレード型コンピュータ、ブレード管理装置、及びブレード管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 定期的な保守を必要としない部品によって、誤った抜去によるサービス停止を回避できるようにする。
【解決手段】 ブレード110がバックプレーン101から抜き取られると、抜去検出回路114によって、抜き取られたことが検出される。すると、電源切替回路115は、大容量キャパシタ112から供給される電源を、ブレード110内の回路に供給する。また、CPU動作周波数制御回路116は、CPU117の動作周波数を、最大値よりも低く設定する。これにより、CPU117は、大容量キャパシタ112に蓄えられている電気を消費しながら、最大周波数よりも低い周波数でデータ処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は複数のスロットが設けられたバックプレーンに接続して使用されるブレード型コンピュータ、そのブレード型コンピュータを管理するブレード管理装置、及びブレード型コンピュータをコンピュータに管理させるためのブレード管理プログラムに関し、特に保守作業中にも運用を継続するブレード型コンピュータ、ブレード管理装置、及びブレード管理プログラムに関する。
コンピュータシステムの大規模化により、サーバの高機能化と共にサーバ1台当たりの設置面積の低減が求められている。そこで、ブレードサーバが登場した。ブレードサーバは、1枚の基盤(ブレード)にコンピュータとして必要な要素(CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory))を実装し、必要な枚数のブレードをシャーシ内に実装したものである。これにより、電源ユニット等の共有化が図れ、処理能力に対する設置面積を少なくすることができる。このようなブレードサーバによって、単位スペース当たりのCPU密度が向上する。
その一方、ブレードの数が多くなるにつれ、保守管理が困難となってきている。例えばシャーシの保守(電源の交換やファンの交換等)のために、運用中のシャーシを止める必要が生じる場合がある。この場合、シャーシ内の各ブレードで動作している処理を異なるシャーシのブレードに移す作業が必要になる。
なお、電力を消費する負荷ユニットを交換するとき、他の負荷ユニットへ供給される電源電圧が変動する。そのような電源電圧の変動を抑制する技術も考えられている(例えば、特許文献1参照)。
ブレードで動作している機能を移動する場合、通常は移動先のブレードを新規に立ち上げる。その後、移動元のブレードで実行されているユーザの処理を中断し、新規に立ち上げたブレードで処理を再起動する。このようにして、ブレードで動作している機能の移動が可能となる。
ただし、複数のブレードが搭載されているブレードサーバでは、各々のブレードを異なるユーザが使用していることも想定される。そのため、それぞれのユーザの移設作業のスケジュール調整が必要となる。このように新規シャーシへの移設で再起動をすることは、サーバを使用するユーザ及び管理者にとって大きな負担となる。
このような問題を解決する方法として、ノードマイグレーション技術がある。ノードマイグレーションは、移動元のブレードで実行中の処理を移動先のブレードに移行する技術である。ノードマイグレーションを用いて、ユーザの処理を移動先のブレードに移すことで、ユーザの処理に影響を与えずに、保守管理を実行できる。
ノードマイグレーションの応用技術としては、例えば、プログラムのノードマイグレーションの後、データアクセスの速度を低下せずに、データアクセスすることができる計算機システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、システムの仮想化による保守管理を軽減する技術も開発されてきている。これは、スロット/シャーシ単位でユーザ管理を行うのではなく、仮想的にプールされたブレードからユーザは必要な数のブレードを割り当ててもらい、ブレードの処理が不足した場合や、ブレードが故障した場合は、プールされたブレードから新規にブレード割り当てを受けるといった方法である。
特開2003−316489号公報 特開2004−246702号公報
ところで、シャーシの保守作業においては、ノードマイグレーション技術を用いれば、ユーザへのサービスを継続しつつ、別のブレードに処理機能を移行することができる。ノードマイグレーションを行う場合、移動先のブレードを確保し、動作環境を整えた後、移動元から移動先へノードマイグレーションを実行し、その後、作業車が保守対象のブレードの抜去作業を行う。このように、ノードマイグレーションによる移設では、移動先のブレードを用意しなければならず、人手による作業が入る。そのため、ヒューマンエラーが発生しやすい。例えば、保守対象のブレードとは異なるブレードが誤って抜かれる場合があり得る。
また、システムの仮想化技術により、ブレードサーバの保守管理技術は向上しているが、故障したブレードの交換や、シャーシの電源やファンの交換などの物理的な保守作業は、最終的に人の手で行うことになる。このため、誤り抜去などの事故も発生しやすくなる。
この問題の解決案としては、ブレードにバッテリを搭載することが考えられる。これにより、抜去してもブレード内の処理を継続させることができる。その結果、ブレードが誤って抜かれても、そのブレードを再度シャーシに挿入すれば、ブレード内の処理が中断されずに済む。また、ブレードのシャーシ間の移動も自由に行うことが可能となる。
しかし、ブレードにバッテリを搭載した場合、バッテリには耐用年数に制限があるため、定期的に保守する必要がある。信頼性が必要なサーバに保守部品を搭載するのは、信頼性維持の観点から問題となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、定期的な保守を必要としない部品によって、誤った抜去によるサービス停止を回避できるブレード型コンピュータ、ブレード管理装置、及びブレード管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなブレード型コンピュータが提供される。このブレード型コンピュータは、複数のスロットが設けられたバックプレーンのスロットに接続して使用されるものであり、バックプレーンを介して供給される電源ラインに接続されたキャパシタと、電源ラインと前記キャパシタとの少なくとも一方から電源供給を受けて動作するCPUとを有している。
このようなブレード型コンピュータによれば、ブレードがバックプレーンに挿入されている間、電源ラインを介してキャパシタに電気が蓄えられる。その後、ブレードがバックプレーンから抜き取られるとキャパシタに蓄えられた電源でCPUが動作する。
また、上記課題を解決するために、複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータを管理するためのブレード管理装置において、無線によって前記ブレード型コンピュータと通信を行う無線通信回路と、前記バックプレーンの前記スロットから前記ブレード型コンピュータが抜き取られたことを検出し、割り込み信号を出力するインサート信号検出回路と、前記インサート信号検出回路から前記割り込み信号が出力されると時間計測を開始し、前記ブレード型コンピュータが再挿入される前に、計測された時間が所定の再挿入タイムアウト時間を超えると、前記無線通信回路を介して前記ブレード型コンピュータと無線通信を行い、前記ブレード型コンピュータで実行されている処理を、前記バックプレーンに接続されたテンポラリ用ブレード型コンピュータに移行するノードマイグレーション処理を実行するCPUと、を有することを特徴とするブレード管理装置が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータを管理するためのブレード管理プログラムにおいて、コンピュータを、前記バックプレーンの前記スロットから前記ブレード型コンピュータが抜き取られたことを検出すると、時間計測を開始するタイマ、前記ブレード型コンピュータが再挿入される前に、前記タイマで計測された時間が所定の再挿入タイムアウト時間を超えたか否かを判断するブレード状態管理手段、前記ブレード状態管理手段において前記タイマの値が前記再挿入タイムアウト時間を超えたと判断された場合、前記ブレード型コンピュータと無線通信を行い、前記ブレード型コンピュータで実行されている処理を、前記バックプレーンに接続されたテンポラリ用ブレード型コンピュータに移行するノードマイグレーション処理を実行するノードマイグレーション手段、として機能させることを特徴とするブレード管理プログラムが提供される。
本発明では電源ラインにキャパシタを接続し、キャパシタからの電源供給を受けてCPUが動作できるようにしたため、ブレード型コンピュータがバックプレーンから抜き取られてもCPUはキャパシタからの電源で処理を続行することができる。しかも、キャパシタは定期的な保守が不要であるため、高い信頼性を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態のブレードを示すブロック図である。ブレード110は、シャーシ内のバックプレーン101に接続されている。具体的には、バックプレーン101に設けられたコネクタ102に、ブレード110のコネクタ111が接続されている。これにより、それぞれのコネクタ102,111内に配置された端子によって、ブレード110とバックプレーン内に設けられたバスとが電気的に接続される。
ブレード110は、大容量キャパシタ112を有している。大容量キャパシタ112には、コネクタ111を介して、バックプレーン101からの電源が供給されている。ここで、大容量キャパシタ112に蓄えられた電気は、電源切替回路115に供給されている。
また、大容量キャパシタ112には、キャパシタ蓄電量監視回路113が接続されている。キャパシタ蓄電量監視回路113は、大容量キャパシタ112の端子間の電圧を測定し、キャパシタに蓄えられている電気量を監視する。キャパシタ蓄電量監視回路113は、大容量キャパシタ112に蓄電されている電気量が所定値以下になると、CPU117に対してサスペンド信号を出力する。
コネクタ111には、さらに抜去検出回路114が接続されている。抜去検出回路114は、コネクタ111がバックプレーン101側のコネクタ102に接続されているか否かを検出する。すなわち、抜去検出回路114は、ブレード110がブレードサーバのシャーシに接続されているか否かを検出する。抜去検出回路114は、コネクタ111がバックプレーン101のコネクタ102から抜き去られたことを検出すると、抜去検出信号を、電源切替回路115とCPU動作周波数制御回路116とに出力する。
電源切替回路115は、バックプレーン101から供給される電源と、大容量キャパシタ112から供給される電源との一方を選択し、ブレード110内の各回路に電源を供給する。電源切替回路115による電源の選択は、抜去検出回路114から入力される抜去検出信号の有無に応じて決定される。具体的には、電源切替回路115は、抜去検出信号が入力されていない間は、バックプレーン101から供給される電源を選択する。また、電源切替回路115は、抜去検出信号が入力された場合、大容量キャパシタ112から供給される電源を選択する。
CPU動作周波数制御回路116は、CPU117に接続されており、CPU117の動作周波数を制御する。具体的には、CPU動作周波数制御回路116は、抜去検出回路114からの抜去検出信号が入力されていない場合、CPU117の動作周波数を所定の最大値とする。また、CPU動作周波数制御回路116は、抜去検出回路114からの抜去検出信号が入力された場合、CPU117の動作周波数を最大より低い値に下げる。
CPU117は、CPU動作周波数制御回路116で設定された周波数で動作する。また、CPU117は、キャパシタ蓄電量監視回路113からサスペンド信号が入力されると、システムをサスペンド状態に移行する。ここで、サスペンド状態への移行とは、揮発性メモリ内のデータの不揮発性記憶媒体への移動等、現在の状態を再現するために必要な情報の待避処理を行い、その後電源を遮断する処理である。
このような構成のブレード110において、ブレード110がバックプレーン101に差し込まれた状態で動作している場合、抜去検出回路114は、抜去検出信号を出力しない。すると、電源切替回路115は、バックプレーン101から供給される電源を、ブレード110内の回路に供給する。
このとき、大容量キャパシタ112には、バックプレーン101から供給される電源により、電気が蓄電される。キャパシタ蓄電量監視回路113は、大容量キャパシタ112の電気量が所定値以上であると判断し、サスペンド信号の出力は行わない。
また、CPU動作周波数制御回路116は、抜去検出信号が入力されていないため、CPU117の動作周波数を、最大の動作周波数に設定する。これにより、CPU117は、バックプレーン101から供給されている電源によって、最大の動作周波数でデータ処理を実行する。
ここで、ブレード110がバックプレーン101から抜き取られると、抜去検出回路114によって、抜き取られたことが検出される。そして、抜去検出回路114が抜去検出信号を、電源切替回路115とCPU動作周波数制御回路116に対して出力する。
すると、電源切替回路115は、大容量キャパシタ112から供給される電源を、ブレード110内の回路に供給する。また、CPU動作周波数制御回路116は、CPU117の動作周波数を、最大値よりも低く設定する。これにより、CPU117は、大容量キャパシタ112に蓄えられている電気を消費しながら、最大周波数よりも低い周波数でデータ処理を実行する。
ブレード110が抜き取られてしばらくの間は、大容量キャパシタ112には、所定値以上の電気量が蓄えられている。しかし、CPU117がデータ処理を継続することで、大容量キャパシタ112内の電気量が減少する。そして、その電気量が所定値未満になると、キャパシタ蓄電量監視回路113によってサスペンド信号がCPU117に対して出力される。サスペンド信号を受け取ったCPU117は、サスペンド処理を行い、ブレード110内への電源供給を停止する。
次に、抜去検出回路114の詳細について説明する。
図2は、抜去検出回路の内部構造を示す図である。抜去検出回路114には、ドライバ114aによって、所定電圧の信号が抜去検出信号出力回路114bに供給されている。また、ドライバ114aの出力とコネクタ111内の接続用のピン111aとを接続する配線114cが設けられている。
抜去検出信号出力回路114bは、ドライバ114aからの入力信号の電圧に応じて、抜去検出信号を出力する。具体的には、抜去検出信号出力回路114bは、入力がハイレベルであれば抜去検出信号を出力し、入力がローレベルであれば抜去検出信号の出力は行わない。また、抜去検出回路114には、コネクタ111内の接続用のピン111bを接地させる配線114dが設けられている。
一方、バックプレーン101には、ブレード110側のピン111aに合致するソケット102aと、ブレード110側のピン111bに合致するソケット102bとの間を接続する配線101aが設けられている。
このような構成により、ブレード110がバックプレーン101に実装されている間は、ドライバ114aの出力端子は、配線114c,101a,114dを介して、グラウンドに接続される。その結果、抜去検出信号出力回路114bには、ローレベルの信号が入力される。その結果、抜去検出信号出力回路114bからは、抜去検出信号は出力されない。
また、ブレード110がバックプレーン101から抜き取られると、ブレード110側のコネクタ111内のピン111aとピン111bとの間の電気的な接続が遮断される。すると、ドライバ114aからの出力端子がグラウンドに接続されず、ドライバ114aの出力信号がハイレベルのまま抜去検出信号出力回路114bに入力される。その結果、抜去検出信号出力回路114bから抜去検出信号が出力される。その結果、抜去検出回路114によって、ブレード110の抜去が検出される。
このように、ブレード110に大容量キャパシタ112が搭載されことで、ブレード110を抜去しても、ブレード110が動作を継続することが可能となる。そのため、例えば、シャーシに障害が発生した場合、そのシャーシ内の全てのブレードを動作させたまま、他のシャーシに移動させることが可能となる。
しかも、大容量キャパシタ112は、バッテリと異なり、耐用年数は、ほぼ無限である。そのため、大容量キャパシタ112は、保守管理の必要はなく、サーバの信頼性を劣化させることはない。
また、CPU117は、抜去されたことをトリガとして、動作周波数が低下する。これにより、動作時間を延ばすことも可能である。
さらに、キャパシタ蓄電量監視回路113により大容量キャパシタ112の残電力をモニタすることで、抜去状態が継続し、大容量キャパシタ112に蓄えられた電気が完全に枯渇する前に、サスペンド状態とすることができる。その結果、大容量キャパシタ112の蓄電量の枯渇によるデータ消失を防ぐことができる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、抜き取るべきではないブレードが抜き取られた場合には、警告音が出力されるものである。
図3は、第2の実施の形態に係るブレードを示すブロック図である。なお、図3に示すブレード120の構成要素のうち、コネクタ121、大容量キャパシタ122、抜去検出回路123、および電源切替回路124については、図1に示した第1の実施の形態の同名の構成要素と同じ機能を有している。そこで、第1の実施の形態と同じ機能の構成要素については説明を省略し、異なる機能を有している構成要素について説明する。
第2の実施の形態では、抜去検出回路123からの抜去検出信号が、CPU125に割り込み信号として入力される。また、CPU125は、CPU125によるシステムの動作状態を示す状態フラグ125aを有している。CPU125は、OSを起動している間は、状態フラグ125aに動作中を示す値を設定する。また、CPU125は、OSをシャットダウンした場合、状態フラグ125aに、停止中を示す値を設定する。なお、状態フラグ125aとしては、例えば、CPU125内の汎用レジスタを利用することができる。
CPU125は、OSのシャットダウン後も、ROMベースのプログラムによって動作している。そして、CPU125は、抜去検出回路123から抜去検出信号が割り込み信号として入力されると、状態フラグ125aの値をチェックする。状態フラグ125aに動作中と設定されている場合、CPU125は、アラーム出力信号をCODEC(COder-DECoder)126に対して出力する。CODEC126は、CPU125からのアラーム出力信号を受けると、警告用のアラーム音をスピーカ127から出力させる。
このような構成のブレード120によれば、ブレードが抜去可能(シャットダウン)状態かそうでないかが、大容量キャパシタ122を搭載したブレード120内の状態フラグ125aに保持される。そして、ブレード120が抜去可能でない状態のときに、バックプレーン101からブレード120が抜去された場合にも、CPU125は大容量キャパシタ122の電力で動作し続ける。
そして、ブレード120がバックプレーン101から抜去されたことを、抜去検出回路123が検出し、抜去検出信号が出力される。出力された抜去検出信号は、CPU125に対して割り込み信号として入力される。
割り込み信号を受けたCPU125は、状態フラグ125aを確認し、動作中であれば、CODEC126に対して、アラーム出力信号を出力する。すると、CODEC126は、スピーカ127を介して警告音を出力する。
このように、CPU125に状態フラグ125aを設けたことで、システムが動作している場合にのみ警告音を出力し、ブレード120の再挿入を促すことが可能となる。具体的には、ブレードサーバの保守等の作業者が誤ったブレードを抜去した場合、間違ったブレードが抜去されたことが、その場で警告音によって告知される。作業者は、警告音が発せられた場合、そのブレード120をバックプレーン101に差し直すことで、元の状態に戻すことができる。その間、ブレード120は、大容量キャパシタ122によって動作し続けているため、データが消失することもない。すなわち、誤抜去による、データ消失が防止される。
なお、図3の例では、誤抜去の差異に警告音により、誤抜去であることを作業者に通知しているが、他の方法で通知することもできる。例えば、警告用のLEDを用い、光によって誤抜去を通知することもできる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、ブレードに大容量キャパシタを搭載することで、ブレードサーバ全体の設定消費電力(ブレードサーバの電源で供給可能な消費電力)を低くしたものである。すなわち、ブレードに大容量キャパシタを搭載することで、システムの消費電力が瞬間的に設定消費電力を超えても、その電源負荷変動に耐えることができる。
すなわち、ブレードの消費電力は、処理の内容により変動する。通常、システムの最大消費電力をもとにブレードサーバの電源設計が行われる。しかし、通常状態では、最大値を継続的に消費するわけではない。すなわち、一時的な最大消費電力のための電源容量を有する電源が利用され、無駄な投資が必要となる。そこで、第3の実施の形態では、ブレードに大容量キャパシタを搭載することにより、ブレードの電源設計を最大消費電力値より低い値に設定可能とする。これにより、過剰な電源設備をブレードサーバのシャーシに搭載する必要がなくなり、コストダウンが可能となる。
図4は、消費電力の遷移例を示す図である。図4では、横軸に時間、縦軸に消費電力を示している。図中、消費電力の時間遷移を実線で示し、最大消費電力を点線で示し、設定消費電力を破線で示している。
図4に示すように、ブレードの消費電力が設定消費電力を超える場合がある。その場合、大容量キャパシタから電源を供給することで、ブレードにおける消費電力を賄うことができる。その結果、ブレードサーバにおける電源の最大電力を、各ブレードに対して設定消費電力が供給できるだけの電力とすることができる。
なお、大容量キャパシタからの電源供給を長時間続けると、大容量キャパシタ内の電気が枯渇してしまう。そこで第3の実施の形態では、大容量キャパシタの蓄電量を計測し、その電気量が所定値以下になると、CPUの動作周波数を低減する。これにより、大容量キャパシタによる電源の供給時間の長期化が可能となる。
図5は、第3の実施の形態に係るブレードを示す図である。第3の実施の形態のブレード130は、コネクタ131を介してバックプレーン101からの電源がブレード130内に供給されている。その電源のラインには、大容量キャパシタ132が接続されている。大容量キャパシタ132は、バックプレーン101から消費電力よりも大きな電力が供給されている間は、余った電力により電気を蓄える。そして、大容量キャパシタ132は、バックプレーン101から供給される電力を消費電力が上回った場合、蓄えていた電気をブレード130内の回路に供給する。
また、大容量キャパシタ132には、キャパシタ蓄電量監視回路133が接続されている。キャパシタ蓄電量監視回路133は、大容量キャパシタ132に蓄えられている電気量を監視し、その電気量を示すキャパシタ蓄電量(Pcur)をCPU134に対して出力する。
CPU134には、動作周波数切替の閾値となる電気量下限値(PLth)が設定された閾値データ134aが設定されている。CPU134は、キャパシタ蓄電量監視回路133から送られるキャパシタ蓄電量(Pcur)と電気量下限値(PLth)を比較する。そして、CPU134は、キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)未満になると、CPU134自身の動作周波数を、定常値よりも低い値に低減する。ここで定常値とは、CPU134の安定動作が保証されている最も高い周波数である。その後、キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)以上に回復すると、CPU134は、CPU134自身の動作周波数を定常値に戻す。
このようなブレード130によれば、ブレード130での消費電力がバックプレーン101から供給される電力以下であれば、ブレード130は、バックプレーン101から供給される電力のみで動作する。その間、大容量キャパシタ132には、バックプレーン101から供給される電力により、電気が蓄えられる。
その後、ブレード130での消費電力が上昇し、バックプレーン101からの供給電力を超えると、大容量キャパシタ132に蓄えられていた電気がブレード130内の回路に供給される。
また、大容量キャパシタ132に蓄えられている電気量は、キャパシタ蓄電量監視回路133で監視され、検出されたキャパシタ蓄電量(Pcur)がCPU134に渡される。CPU134は、キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)以上の間は、定常周波数で動作するが、キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)未満になると、CPU134の動作周波数が低減する。
図6は、CPUの動作周波数制御処理の手順を示すフローチャートである。以下、図6に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS1]CPU134は、キャパシタ蓄電量監視回路133から送られるキャパシタ蓄電量(Pcur)をチェックする。
[ステップS2]CPU134は、キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)未満かどうかを判断する。キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)未満の場合、処理がステップS3に進められる。そうでない場合、処理がステップS1に進められ、キャパシタ蓄電量Pcurのチェックが繰り返される。
[ステップS3]CPU134は、動作周波数を予め設定された低電力モードでの周波数まで低減する。
[ステップS4]CPU134は、キャパシタ蓄電量監視回路133から送られるキャパシタ蓄電量(Pcur)をチェックする。
[ステップS5]CPU134は、キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)未満かどうかを判断する。キャパシタ蓄電量(Pcur)が電気量下限値(PLth)未満の場合、処理がステップS6に進められる。そうでない場合、処理がステップS4に進められ、キャパシタ蓄電量Pcurのチェックが繰り返される。
[ステップS6]CPU134は、動作周波数を定常値に戻す。
[ステップS7]CPU134は、シャットダウン処理が行われていなければ、処理をステップS1に進める。シャットダウン処理が行われた場合、周波数制御処理を終了する。
このようにして、大容量キャパシタ132に蓄えられた電気量に応じてCPU134の動作周波数を変更することができる。
以上のように、第3の実施の形態によれば、通常時には、大容量キャパシタ132に電力を保存し、電源消費ピーク時、設定消費電力を超えた電力は、大容量キャパシタ132の電力を使用することができる。このような処理は、補助電源として、バッテリではなく大容量キャパシタ132を用いたことで実現可能となっている。
すなわち、バッテリの場合、充電に時間がかかるため、一旦放電すると充電完了するまで、次の電源消費ピークに対応できない。一方、大容量キャパシタ132を用いることにより、バースト的な電源変動に対しても対応することができる。
また、第3の実施の形態では、設定消費電力を超えた処理が継続する場合のため、大容量キャパシタ132の残容量を監視し、残容量が少なくなると、CPU134の動作周波数を下げる。CPU134の動作周波数を下げることで消費電力を下げることができ、突然のシステムダウンを防止できる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、抜去されたブレードで実行されている処理を、抜去後に無線通信を用いたノードマイグレーションにより、他のブレードに移行するものである。すなわち、第1〜第3の実施の形態に示したブレード110,120,130では、短時間での抜去に対しては、有効であるが、長時間にわたる抜去では、ユーザへのサービス提供が中断することになる。この問題を解決するために、第4の実施の形態では、ブレードに大容量キャパシタとUWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)等の無線LANモジュールを搭載し、抜去された状態でのノードマイグレーションを可能とする。
図7は、第4の実施の形態に係るブレードサーバの例を示す図である。ブレードサーバ200には、複数のユーザ用スロット211〜225とマイグレーションテンポラリスロット226とが設けられている。なお、図7示されていないが、複数のユーザ用スロット211〜225やマイグレーションテンポラリスロット226の反対側に、管理用スロットが設けられている。
ユーザ用スロット211〜225には、ユーザに対してサービスを提供するサーバブレードが実装される。マイグレーションテンポラリスロット226には、任意のサーバブレードの機能を、ノードマイグレーションによって移行させるための予備のサーバブレードが実装される。管理用スロットには、ブレードサーバ200全体を管理するための管理ブレードが実装される。
図8は、第4の実施の形態に係るサーバブレードを示すブロック図である。なお、図8に示すサーバブレード230の構成要素のうち、コネクタ231、大容量キャパシタ232、抜去検出回路233、および電源切替回路234については、図1に示した第1の実施の形態の同名の構成要素と同じ機能を有している。そこで、第1の実施の形態と同じ機能の構成要素については説明を省略し、異なる機能を有している構成要素について説明する。
第4の実施の形態では、抜去検出回路233からの抜去検出信号が、CPU235に割り込み信号として入力される。CPU235は、割り込み信号が入力されると、タイマのカウントを開始する。そして、CPU235は、タイマで示される経過時間が、一定時間を超えたとき、無線LANモジュール236を介したノードマイグレーション処理を開始する。
CPU235には無線LANモジュール236が接続されている。無線LANモジュール236には、アンテナ239が接続されている。無線LANモジュール236は、アンテナ239を介して管理ブレードと無線通信することができる。
また、CPU235には、ブレードID記憶部237が接続されている。ブレードID記憶部237には、ブレードサーバ200内でサーバブレード230を一意に識別するための識別番号が設定されている。
さらに、ネットワークインタフェース(I/F)238が、CPU235に接続されている。ネットワークインタフェース238は、コネクタ231を介してバックプレーン201に接続され、ブレードサーバ200内の他のブレードと通信を行う。
図9は、管理ブレードを示すブロック図である。管理ブレード240は、コネクタ241によって、バックプレーン201の管理用スロットに設けられたコネクタ203に接続されている。コネクタ241には、ネットワークインタフェース(I/F)242がインサート信号検出回路243を介して接続されている。ネットワークインタフェース242は、バックプレーン201内のバスを介して他のブレードと通信する。
また、コネクタ241には、インサート信号検出回路243が接続されている。インサート信号検出回路243は、バックプレーン201に設けられたバスを介して、各スロットにブレードが実装されているか否かを検出する。そして、インサート信号検出回路243は、サーバブレードがスロットに挿入された場合、および抜去された場合、挿入または抜去を示す割り込み信号をCPU244に対して出力する。その際、インサート信号検出回路243は、挿入されたのか、抜去されたのかの情報と、挿入または抜去されたスロットの番号とをCPU244に通知する。
CPU244は、インサート信号検出回路243から割り込み信号を受け取ると、ネットワークインタフェース242を介して、ブレードが実装されたスロットの番号を受け取ることで、脱着されたサーバブレードを認識する。そして、CPU244は、実装されていたサーバブレードが抜去されたことを検出すると、再挿入待ちタイマを起動する。所定時間のうちにそのサーバブレードが再挿入されなかった場合、CPU244は、そのサーバブレードのノードマイグレーションを実行する。ノードマイグレーションは、CPU244に接続された無線LANモジュール245を介した無線通信によって行われる。
無線LANモジュール245は、アンテナ246が接続されており、アンテナ246を介して各サーバブレードと通信することができる。
次に、管理ブレード240のCPU244が有する処理機能を機能ブロック図を用いて説明する。
図10は、管理ブレードのCPUが有する処理機能を示すブロック図である。CPU244は、ブレード状態管理部244a、タイマ244b、ノードマイグレーション部244c、およびブレード状態管理テーブル244dを有している。ブレード状態管理部244aは、インサート信号検出回路243からの割り込み信号に応じて、サーバブレードの脱着を検出し、各サーバブレードの状態をブレード状態管理テーブル244dを用いて管理する。また、ブレード状態管理部244aは、動作中のブレードサーバがバックプレーン201から抜去されたことを検出すると、タイマ244bに時間を計測させる。そして、所定時間以内に抜去されたサーバブレードが何れかのスロットに挿入されない場合、ブレード状態管理部244aは、ノードマイグレーション部244cに対してノードマイグレーションを依頼する。
タイマ244bは、ブレード状態管理部244aからの要求に応じて時間を計測する。
ノードマイグレーション部244cは、ブレード状態管理部244aからの要求に応じて、抜去されたサーバブレードで実行されている機能を、ノードマイグレーションによってマイグレーションテンポラリスロット226に挿入されているサーバブレードに移行させる。
具体的には、ノードマイグレーション部244cは、無線LANモジュール245を介して、抜去されたサーバブレード内のデータ(サーバブレード内のメモリデータ等)を取得する。そして、ノードマイグレーション部244cは、抜去されたサーバブレードから取得したデータを、ネットワークインタフェース242を介して、マイグレーションテンポラリスロット226に挿入されたサーバブレードに転送する。そして、ノードマイグレーション部244cは、データ転送完了後、マイグレーションテンポラリスロット226に挿入されたサーバブレードに対して起動指示を出力する。
ブレード状態管理テーブル244dは、サーバブレードの状態を管理するためのデータテーブルである。ブレード状態管理テーブル244dは、CPU244が制御するメモリ(CPU244の内蔵メモリまたは外部に接続されたメモリ)に格納されている。
ブレード状態管理テーブル244dには、スロット(slot)、状態(status)、およびブレードID(BladeID)の各欄が設けられている。各欄の横方向に並べられたデータ同士が互いに関連づけられ、スロット毎のブレード管理情報を構成している。
スロットの欄には、管理対象のスロットの識別番号が設定される。
状態の欄には、該当するスロットに挿入されたサーバブレードの状態が設定される。状態には、「Mount」、「Pool」、「PullOut」、「Temp」、「UnMount」がある。「Mount」は、そのスロットにサーバブレードが実装され、そのサーバブレードが運用中であることを示している。「Pool」は、予備のサーバブレードが実装されていることを示している。「PullOut」は、実装されていたサーバブレードが抜去されたことを示している。「Temp」は、そのスロットに実装されているサーバブレードは、一時的にサービス提供を行っていることを示している。「UnMount」は、そのスロットに実装されるべきサーバブレードが設定されていないことを示している。
次に、ブレードサーバ200におけるサーバブレードの抜去時、および再挿入時の動作について説明する。
図11は、運用中のブレードサーバを示す図である。図11に示すように、管理ブレード240と他のサーバブレード230,・・・,230nとが管理ネットワーク209を介して接続されている。この例では、ブレードサーバ200に16個のスロットが設けられており、1番目〜15番目のスロットがユーザ用スロットであり、16番目のスロットがテンポラリ用スロットである。
サーバブレード230は、1番のスロットに挿入されており、ユーザに対するサービスを提供している。また、サーバブレード230nは、16番目のスロットに挿入されており、テンポラリ用に用意された物である。
なお、サーバブレード230n内の大容量キャパシタ232n、抜去検出回路233n、CPU235n、無線LANインタフェース(I/F)236n、ブレードID記憶部237n、およびネットワークインタフェース(I/F)238nは、それぞれサーバブレード230内の同名の構成要素と同じ機能を有している。ただし、サーバブレード230のブレードID記憶部237には「xxx01」がブレードIDとして格納されており、サーバブレード230nのブレードID記憶部237nには「xxx16」がブレードIDとして格納されている。
管理ネットワーク209は、バックプレーン201内に設けられたシステム管理用のネットワークであり、ユーザに対する処理の提供に利用するネットワークとは個別に設けられている。この管理ネットワーク209経由で、管理ブレード240からサーバブレード230,・・・,230nの設定や、状態の監視が行われる。
ここで、システムからサーバブレードが抜去可能状態でない場合(シャットダウンされていない状態)に抜去されると、管理ブレード240は、そのサーバブレードが挿入されていたスロットの状態を「PullOut」に変更する。そして、規定時間以内(キャパシタで安全動作可能な範囲の時間内)に抜去されたブレードが別のスロットに挿入されると、管理ブレード240は、元のスロットのブレードステータスを「UnMount」とし、挿入されたスロットのブレードステータスを「Mount」状態とする。
一方、抜去されたまま規定時間を越えた場合、管理ブレード240は無線LANを介してサーバブレードからのノードマイグレーションデータを受け付けて、テンポラリ用ブレードに処理を移動させる。そして、テンポラリ用として用意されたサーバブレードに処理が引き継がれる。
図12は、サーバブレードが抜去されたときのブレードサーバを示す図である。図12の例では、サーバブレード230が抜去されている。サーバブレード230が抜去されたことにより、ブレード状態管理テーブル244dの1番目のスロットの状態が「PullOut」に変更されている。
そして、サーバブレード230が抜去されたまま再挿入されずに所定時間が過ぎると、管理ブレード240の制御によって、サーバブレード230からサーバブレード230nへ、ノードマイグレーションが実行される。このとき、サーバブレード230が管理ネットワーク209に接続されていないため、サーバブレード230から管理ブレード240へは、無線LANでデータが渡される。そして、管理ブレード240からサーバブレード230nへ、管理ネットワーク209を介してサーバブレード230内のデータが渡される。
これにより、サーバブレード230n内にサーバブレード230と同じ処理の実行環境が構築され、サーバブレード230nがサーバブレード230の代わりにユーザに対するサービスを提供する。
その後、再度サーバブレード230がスロットに挿入されると、管理ブレード240は、管理ネットワーク209を介して、サーバブレード230のブレードIDを収集する。そして、管理ブレード240は、取得したブレードIDを、ブレード状態管理テーブル244dに保存されたブレードIDと比較する。ここで、ブレードIDが一致した場合、管理ブレード240は、テンポラリ用のサーバブレード230nで実行していた処理を、再挿入したサーバブレード230に対してノードマイグレーションによって移行し、テンポラリ用のサーバブレード230nを開放する。
図13は、サーバブレードが再挿入されたときのブレードサーバを示す図である。図13に示すように、サーバブレード230が再挿入されると、管理ブレード240の制御により、テンポラリのサーバブレード230nから再挿入されたサーバブレード230へ、管理ネットワーク209経由でノードマイグレーションが行われる。その結果、サーバブレード230によるサービスが再開される。
以下、管理ブレード240で行われる処理を詳細に説明する。管理ブレードが実行する処理には、システム立ち上げ時に実行する初期化処理、サーバブレード抜去時に実行する抜去検出時処理、およびサーバブレードが挿入された時に実行する挿入検出時処理がある。
まず、初期化処理について説明する。初期化処理は、ブレードサーバ200起動時に、各スロットに挿入されたサーバブレードの状態をブレード状態管理テーブル244dに登録する処理である。
図14は、初期化処理の手順を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。この処理は、ブレードサーバ200に電源が投入され、システムが起動されたときに実行される。
[ステップS11]CPU244におけるブレード状態管理部244aは、システム起動時に、例えばスロット番号を指定して、少なくとも1つをテンポラリブレードとして指定する。どのスロットをテンポラリ用に設定するのかは、例えば、システム管理ポリシーに基づいて予め設定された設定情報を参照して判断する。ブレード状態管理部244aは、その設定情報を参照して、テンポラリブレードの枚数や、そのスロット位置などの情報を認識することができる。
[ステップS12]ブレード状態管理部244aは、インサート信号検出回路243から現在実装されているサーバブレードの情報を読み出す。
[ステップS13]ブレード状態管理部244aは、ブレードサーバ200のスロットを、スロット番号が小さい順に1つずつ選択する。
[ステップS14]ブレード状態管理部244aは、ステップS13で選択したスロットにサーバブレードが実装されているか否かを判断する。実装されていれば、処理がステップS15に進められる。実装されていなければ、処理がステップS16に進められる。
[ステップS15]ブレード状態管理部224aは、ネットワークインタフェース242を介して、ステップS13で選択したスロットに実装されているサーバブレードのブレードIDを読み出す。
[ステップS16]ブレード状態管理部244aは、ステップS13〜S15で調べたスロットの状態を、ブレード状態管理テーブル244dに設定する。具体的には、ブレード状態管理部244aは、ステップS13で選択したスロットにサーバブレードが実装されていれば、ステップS15で読み出したブレードIDを、ブレード状態管理テーブル244d内の対応するスロット番号のレコードに登録する。登録したサーバブレードがユーザ用のブレード(テンポラリブレード以外)であればブレード状態管理部244aは、該当するスロットの状態を「Mount」に設定する。また、登録したサーバブレードがテンポラリブレードであればブレード状態管理部244aは、該当するスロットの状態を「Pool」に設定する。
また、ブレード状態管理部244aは、ステップS14でサーバブレードが実装されていないと判断された場合、該当するスロットの状態を「UnMount」に設定する。
[ステップS17]ブレード状態管理部244aは、ステップS13で選択したスロットが最終スロットか否かを判断する。最終スロットでなければ、処理がステップS13に進められる。最終スロットであれば、初期化処理が終了する。
このようにして、ブレード状態管理部244aは、システム管理ポリシーに基づく設定情報を読み出し、そこから、テンポラリブレードの枚数や、スロット位置などの情報を認識することができる。また、ブレード状態管理部244aは、インサート信号検出回路243からサーバブレードのインサート情報を読み出し、ブレード状態管理テーブル244dに全てのスロットの状態を示すデータベースを構築できる。
ブレード状態管理テーブル244dに各スロットの状態と、挿入されているサーバブレードのブレードIDが登録された状態で、ブレードサーバ200による運用が開始される。そして、運用を継続しながら保守作業が行われる。保守作業中に、任意のサーバブレードが抜き取られると、CPU244において抜去検出時処理が行われる。
図15は、抜去検出時処理の手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。この処理は、ブレードサーバ200からサーバブレードの1つが抜去され、インサート信号検出回路243から抜去を示す割り込み信号が出力された際に開始される。
[ステップS21]ブレード状態管理部244aは、インサート信号検出回路243からの割り込み信号を検出する。
[ステップS22]ブレード状態管理部244aは、再挿入までの時間を計測するためタイマ244bを起動し、時間の計測を開始させる。
[ステップS23]ブレード状態管理部244aは、タイマ244bでの計測値が所定の再挿入タイムアウト時間に達したか(タイムアウトが発生したか)否かを判断する。タイムアウトが発生した場合、処理がステップS25に進められる。タイムアウトが発生していない場合、処理がステップS24に進められる。
[ステップS24]ブレード状態管理部244aは、サーバブレードの再挿入によってタイマ244bが停止されたか否かを判断する。タイマ244bが停止された場合、処理が終了する。停止されていない場合、処理がステップS23に進められる。
[ステップS25]ブレード状態管理部244aは、抜去されたサーバブレードのブレードIDを指定して、ノードマイグレーション部244cに対してノードマイグレーションを指示する。すると、ノードマイグレーション部244cは、抜去されたサーバブレードをブレードIDによって特定し、無線LANモジュール245経由でそのサーバブレードとの間のリンクを確立する。
[ステップS26]ノードマイグレーション部244cは、抜去されたサーバブレードの機能を、テンポラリ用に設けられたサーバブレードに移行させるためのノードマイグレーション処理を実行する。ノードマイグレーション部244cは、ノードマイグレーションが完了すると、その旨をブレード状態管理部244aに通知する。
[ステップS27]ブレード状態管理部244aは、ブレード状態管理テーブル244dにアクセスし、スロットの状態を更新する。具体的には、ブレード状態管理部244aは、サーバブレードが抜去されたスロットの状態を「Mount」から「PullOut」に更新する。また、ブレード状態管理部244aは、ノードマイグレーションによって処理が移行された先のスロットの状態を「Pool」から「Temp」に更新する。
このように、動作中(シャットダウン状態でない)のサーバブレードが抜去された場合、管理ブレードのインサート信号検出回路243から、管理ブレード240のCPU244に対して割り込みが出力される。これにより、ブレード状態管理部244aは、動作中のサーバブレードが抜去されたことが検出され、再挿入待ちタイマが起動される。そして、タイマがタイムアウトする前に、ブレードが再挿入された場合は、正常動作が継続するので、抜去検出時処理は終了する。
一方、タイマがタイムアウトした場合、サーバブレードの大容量キャパシタで処理を継続できない可能性があるので、ブレード状態管理部244aにより、抜かれたサーバブレードで動作している処理が、テンポラリ用ブレードに対してノードマイグレーションされる。
図16は、再挿入検出時処理の手順を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。この処理は、ブレードサーバ200にサーバブレードが再挿入され、インサート信号検出回路243から再挿入を示す割り込み信号が出力された際に開始される。
[ステップS31]ブレード状態管理部244aは、インサート信号検出回路243からの割り込み信号を検出する。
[ステップS32]ブレード状態管理部244aは、再挿入されたサーバブレードのブレードIDを読み出す。
[ステップS33]ブレード状態管理部244aは、ブレード状態管理テーブル244dを検索し、ステップS32で読み出したブレードIDが設定されたスロットを検索する。
[ステップS34]ブレード状態管理部244aは、ステップS33で検出したスロットの状態が「PullOut」か否かを判断する。状態が「PullOut」であれば、抜去されたサーバブレードが再挿入されたものと判断され、処理がステップS35に進められる。状態が「PullOut」でなければ、新規にサーバブレードが挿入されたものと判断され、処理がステップS37に進められる。
[ステップS35]ブレード状態管理部244aは、再挿入されたサーバブレードのブレードIDを指定して、ノードマイグレーション部244cに対してノードマイグレーションを指示する。すると、ノードマイグレーション部244cは、テンポラリ用に設けられたサーバブレードで実行している機能を再挿入されたサーバブレードに移行させるためのノードマイグレーション処理を実行する。ノードマイグレーション部244cは、ノードマイグレーションが完了すると、その旨をブレード状態管理部244aに通知する。
[ステップS36]ブレード状態管理部244aは、ブレード状態管理テーブル244dにアクセスし、状態を更新する。具体的には、ブレード状態管理部244aは、再挿入されたサーバブレードが、元のスロットに戻された場合、挿入されたスロットの状態を「PullOut」から「Mount」に更新する。ブレード状態管理部244aは、再挿入されたサーバブレードが、抜去されたスロットとは異なるスロットに挿入された場合、挿入されたスロットの状態を「UnMount」から「Mount」に更新し、元のスロットの状態を「PullOut」から「UnMount」に更新する。
また、ブレード状態管理部244aは、テンポラリ用のサーバブレードが実装されたスロットの状態を「Temp」から「Pool」に更新する。その後、処理が終了する。
[ステップS37]ブレード状態管理部244aは、ブレード状態管理テーブル244dにアクセスし、状態を更新する。具体的には、ブレード状態管理部244aは、新規にサーバブレードが挿入されたと判断すると、そのサーバブレードが挿入されたスロットの状態を「Mount」に変更し、そのスロットに挿入されたサーバブレードのブレードIDを登録する。その後、処理が終了する。
このように、動作中に抜去されたサーバブレードが再度挿入された場合(挿入されるスロットは、同じスロットでも、異なるスロットでもよい)、インサート信号検出回路から、管理ブレード240のCPU244に対して割り込みがある。これにより、ブレード状態管理部244aにおいて、「PullOut」状態で挿入されたサーバブレードと同一のブレードIDが存在するかが検索される。検索によって同一のブレードが見つかった場合、ブレード状態管理部244aにより、動作中に抜去されたサーバブレードが再挿入されたものと判断される。再挿入と判断されることで、ノードマイグレーション部244cにより、テンポラリ用ブレードで動作している処理が、再挿入されたサーバブレードにノードマイグレーション処理によって移行される。
以上説明したように、システム単位でブレード機能を移動するためのテンポラリ用ブレードを用意しておくことで、抜去されたサーバブレードの機能をテンポラリ用ブレードにノードマイグレーションし、ユーザに対するサービスを継続させることができる。すなわち、抜去されて一定時間を越えた場合、無線LANを用いてテンポラリ用ブレードにノードマイグレーションが実行される。この時、転送元のブレードID情報がブレード情報管理テーブルに保存される。ブレードを再度挿入した場合、挿入したブレードのブレードIDとデータベースのブレードID情報を比較して一致した場合、テンポラリ用ブレードで実行していた処理を、再度挿入したブレードにノードマイグレーションが行われる。これらの動作により、保守者がサーバブレードを抜き挿しても、継続してサービスを提供することが可能となる。
なお、図10に示すブレード状態管理テーブル244dでは、図7に示した1つのシャーシ内のブレードを管理しているが、複数のシャーシそれぞれのブレードを1つのブレード状態管理テーブル244dで管理することもできる。その場合、各シャーシに実装された管理ブレードを管理ネットワークで接続し、所定の1つの管理ブレードにブレードの管理情報を集めればよい。複数のシャーシのブレードを一元管理することで、抜去されたサーバブレードが、抜去元と異なるシャーシに挿入された場合でも、再挿入されたサーバブレードへノードマイグレーションによって処理を移行させることができる。
なお、上記の管理ブレードが行う処理機能は、ソフトウェアによって提供することができる。その場合、管理ブレードが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
以上説明した実施の形態の主な技術的特徴は、以下の付記の通りである。
(付記1) 複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータにおいて、
前記バックプレーンを介して供給される電源ラインに接続されたキャパシタと、
前記電源ラインと前記キャパシタとの少なくとも一方から電源供給を受けて動作するCPUと、
を有することを特徴とするブレード型コンピュータ。
(付記2) 前記バックプレーンから抜き取られたことを検出し、抜去検出信号を出力する抜去検出回路と、
前記抜去検出回路から前記抜去検出信号が出力されると前記CPUの動作周波数を低下させる動作周波数制御回路と、
をさらに有することを特徴とする付記1記載のブレード型コンピュータ。
(付記3) 前記キャパシタに蓄えられている電気量を監視し、前記電気量が所定の閾値未満になるとサスペンド信号を出力するキャパシタ蓄電量監視回路をさらに有し、
前記CPUは、前記キャパシタ蓄電量監視回路から前記サスペンド信号が出力されると、メモリ内のデータを不揮発性の記録媒体に待避させるサスペンド処理を実行することを特徴とする付記1記載のブレード型コンピュータ。
(付記4) 前記バックプレーンから抜き取られたことを検出し、抜去検出信号を出力する抜去検出回路と、
前記抜去検出回路から前記抜去検出信号が出力されると、前記CPUへの電源供給元を、前記電源ラインから前記キャパシタに切り替える電源切替回路と、
をさらに有することを特徴とする付記1記載のブレード型コンピュータ。
(付記5) 前記バックプレーンから抜き取られたことを検出し、抜去検出信号を出力する抜去検出回路をさらに有し、
前記CPUは、前記抜去検出回路から前記抜去検出信号が出力された場合、オペレーティングシステムが動作中か否かを判断し、前記オペレーティングシステムが動作中であれば警告音をスピーカから出力させることを特徴とする付記1記載のブレード型コンピュータ。
(付記6) 前記CPUは、消費電力が前記電源ラインから供給される電力を超えたとき、前記電源ラインと前記キャパシタとから電源供給を受けることを特徴とする付記1記載のブレード型コンピュータ。
(付記7) 前記キャパシタに蓄えられている電気量を監視し、前記電気量を前記CPUに通知するキャパシタ蓄電量監視回路をさらに有し、
前記CPUは、前記キャパシタ蓄電量監視回路から通知された前記電気量が所定の値以下になった場合、動作周波数を低下させることを特徴とする付記1記載のブレード型コンピュータ。
(付記8) 無線でデータ通信を行う無線通信回路をさらに有し、
前記CPUは、前記無線通信回路を介した無線通信により接続されたブレード管理装置からの要求に従い、無線通信によるノードマイグレーション処理を実行することを特徴とする付記1記載のブレード型コンピュータ。
(付記9) 複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータを管理するためのブレード管理装置において、
無線によって前記ブレード型コンピュータと通信を行う無線通信回路と、
前記バックプレーンの前記スロットから前記ブレード型コンピュータが抜き取られたことを検出し、割り込み信号を出力するインサート信号検出回路と、
前記インサート信号検出回路から前記割り込み信号が出力されると時間計測を開始し、前記ブレード型コンピュータが再挿入される前に、計測された時間が所定の再挿入タイムアウト時間を超えると、前記無線通信回路を介して前記ブレード型コンピュータと無線通信を行い、前記ブレード型コンピュータで実行されている処理を、前記バックプレーンに接続されたテンポラリ用ブレード型コンピュータに移行するノードマイグレーション処理を実行するCPUと、
を有することを特徴とするブレード管理装置。
(付記10) 前記CPUは、抜き取られた前記ブレード型コンピュータが前記バックプレーンの何れかのスロットに再挿入されると、前記テンポラリ用ブレード型コンピュータで実行されている処理を再挿入された前記ブレード型コンピュータへ移行するノードマイグレーション処理を実行することを特徴とする付記9記載のブレード管理装置。
(付記11) 複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータを管理するためのブレード管理プログラムにおいて、
コンピュータを、
前記バックプレーンの前記スロットから前記ブレード型コンピュータが抜き取られたことを検出すると、時間計測を開始するタイマ、
前記ブレード型コンピュータが再挿入される前に、前記タイマで計測された時間が所定の再挿入タイムアウト時間を超えたか否かを判断するブレード状態管理手段、
前記ブレード状態管理手段において前記タイマの値が前記再挿入タイムアウト時間を超えたと判断された場合、前記ブレード型コンピュータと無線通信を行い、前記ブレード型コンピュータで実行されている処理を、前記バックプレーンに接続されたテンポラリ用ブレード型コンピュータに移行するノードマイグレーション処理を実行するノードマイグレーション手段、
として機能させることを特徴とするブレード管理プログラム。
第1の実施の形態のブレードを示すブロック図である。 抜去検出回路の内部構造を示す図である。 第2の実施の形態に係るブレードを示すブロック図である。 消費電力の遷移例を示す図である。 第3の実施の形態に係るブレードを示す図である。 CPUの動作周波数制御処理の手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るブレードサーバの例を示す図である。 第4の実施の形態に係るサーバブレードを示すブロック図である。 管理ブレードを示すブロック図である。 管理ブレードのCPUが有する処理機能を示すブロック図である。 運用中のブレードサーバを示す図である。 サーバブレードが抜去されたときのブレードサーバを示す図である。 サーバブレードが再挿入されたときのブレードサーバを示す図である。 初期化処理の手順を示すフローチャートである。 抜去検出時処理の手順を示すフローチャートである。 再挿入検出時処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
110 ブレード
111 コネクタ
112 大容量キャパシタ
113 キャパシタ蓄電量監視回路
114 抜去検出回路
115 電源切替回路
116 CPU動作周波数制御回路
117 CPU

Claims (10)

  1. 複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータにおいて、
    前記バックプレーンを介して供給される電源ラインに接続されたキャパシタと、
    前記電源ラインと前記キャパシタとの少なくとも一方から電源供給を受けて動作するCPUと、
    を有することを特徴とするブレード型コンピュータ。
  2. 前記バックプレーンから抜き取られたことを検出し、抜去検出信号を出力する抜去検出回路と、
    前記抜去検出回路から前記抜去検出信号が出力されると前記CPUの動作周波数を低下させる動作周波数制御回路と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載のブレード型コンピュータ。
  3. 前記キャパシタに蓄えられている電気量を監視し、前記電気量が所定の閾値未満になるとサスペンド信号を出力するキャパシタ蓄電量監視回路をさらに有し、
    前記CPUは、前記キャパシタ蓄電量監視回路から前記サスペンド信号が出力されると、メモリ内のデータを不揮発性の記録媒体に待避させるサスペンド処理を実行することを特徴とする請求項1記載のブレード型コンピュータ。
  4. 前記バックプレーンから抜き取られたことを検出し、抜去検出信号を出力する抜去検出回路と、
    前記抜去検出回路から前記抜去検出信号が出力されると、前記CPUへの電源供給元を、前記電源ラインから前記キャパシタに切り替える電源切替回路と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載のブレード型コンピュータ。
  5. 前記バックプレーンから抜き取られたことを検出し、抜去検出信号を出力する抜去検出回路をさらに有し、
    前記CPUは、前記抜去検出回路から前記抜去検出信号が出力された場合、オペレーティングシステムが動作中か否かを判断し、前記オペレーティングシステムが動作中であれば警告音をスピーカから出力させることを特徴とする請求項1記載のブレード型コンピュータ。
  6. 前記CPUは、消費電力が前記電源ラインから供給される電力を超えたとき、前記電源ラインと前記キャパシタとから電源供給を受けることを特徴とする請求項1記載のブレード型コンピュータ。
  7. 前記キャパシタに蓄えられている電気量を監視し、前記電気量を前記CPUに通知するキャパシタ蓄電量監視回路をさらに有し、
    前記CPUは、前記キャパシタ蓄電量監視回路から通知された前記電気量が所定の値以下になった場合、動作周波数を低下させることを特徴とする請求項1記載のブレード型コンピュータ。
  8. 無線でデータ通信を行う無線通信回路をさらに有し、
    前記CPUは、前記無線通信回路を介した無線通信により接続されたブレード管理装置からの要求に従い、無線通信によるノードマイグレーション処理を実行することを特徴とする請求項1記載のブレード型コンピュータ。
  9. 複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータを管理するためのブレード管理装置において、
    無線によって前記ブレード型コンピュータと通信を行う無線通信回路と、
    前記バックプレーンの前記スロットから前記ブレード型コンピュータが抜き取られたことを検出し、割り込み信号を出力するインサート信号検出回路と、
    前記インサート信号検出回路から前記割り込み信号が出力されると時間計測を開始し、前記ブレード型コンピュータが再挿入される前に、計測された時間が所定の再挿入タイムアウト時間を超えると、前記無線通信回路を介して前記ブレード型コンピュータと無線通信を行い、前記ブレード型コンピュータで実行されている処理を、前記バックプレーンに接続されたテンポラリ用ブレード型コンピュータに移行するノードマイグレーション処理を実行するCPUと、
    を有することを特徴とするブレード管理装置。
  10. 複数のスロットが設けられたバックプレーンの前記スロットに接続して使用されるブレード型コンピュータを管理するためのブレード管理プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記バックプレーンの前記スロットから前記ブレード型コンピュータが抜き取られたことを検出すると、時間計測を開始するタイマ、
    前記ブレード型コンピュータが再挿入される前に、前記タイマで計測された時間が所定の再挿入タイムアウト時間を超えたか否かを判断するブレード状態管理手段、
    前記ブレード状態管理手段において前記タイマの値が前記再挿入タイムアウト時間を超えたと判断された場合、前記ブレード型コンピュータと無線通信を行い、前記ブレード型コンピュータで実行されている処理を、前記バックプレーンに接続されたテンポラリ用ブレード型コンピュータに移行するノードマイグレーション処理を実行するノードマイグレーション手段、
    として機能させることを特徴とするブレード管理プログラム。

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