JP2006256207A - 多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マーク - Google Patents

多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マーク Download PDF

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田 卓 也 坂
Naonobu Kimura
村 尚 伸 木
Atsushi Kaneda
田 篤 金
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Abstract

【課題】 各版胴の表面に網目状の窪み(セル)が形成されている場合であっても、印刷の見当合わせを精度良く行うことができる多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークを提供すること。
【解決手段】 各印刷手段10a、10b、10c、10dは印刷基板Wに見当マーク40a、40b、40c、40dを付ける。各見当マーク40a、40b、40c、40dは、各版胴の表面に形成された窪み15のピッチの整数倍だけ離間した第1および第2の送り方向端縁と、前記窪み15のピッチの整数倍だけ離間した第1および第2の幅方向端縁とをそれぞれ有する。見当合わせ手段30は、各見当マーク40a、40b、40c、40dにおける、第1および第2の送り方向端縁の中線と、第1および第2の幅方向端縁の中線との交点43a、43b、43c、43d間の位置関係をそれぞれ一定に保つよう印刷の見当合わせを行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、グラビア印刷等の多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークに関し、とりわけ各版胴の表面に網目状の窪み(セル)が形成されている場合であっても、印刷の見当合わせを精度良く行うことができる多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークに関する。
従来より、フィルム、紙等の印刷基板に対して複数の版胴により多色の印刷を行う多色刷り印刷装置が知られている。
このような従来の多色刷り印刷装置について図1、図2、図6および図7を用いて説明する。
図1に示すように、多色刷り印刷装置は、矢印方向に連続的に搬送されるフィルム、紙等の印刷基板Wに対して最初に印刷を行う第1色目の印刷手段10aと、第1色目の印刷手段10aの下流側に設けられ、各々が印刷基板Wに対して順次異なる色の印刷を行う複数、例えば3つの印刷手段10b、10c、10dとを備えている。この場合、印刷基板Wの送り方向における第1番目の印刷手段10aは印刷基板Wに対して第1色目(ブラック)の印刷を行い、第2番目の印刷手段10bは第2色目(シアン)の印刷を行い、第3番目の印刷手段10cは第3色目(マゼンタ)の印刷を行い、第4番目の印刷手段10dは第4色目(イエロー)の印刷を行うようになっている。
具体的には、各印刷手段10a、10b、10c、10dは印刷基板Wに当接する版胴11a、11b、11c、11dをそれぞれ有し、これらの版胴11a、11b、11c、11d上のインクが印刷基板Wに転写されることにより各色の印刷が行われる。
直列に設けられた各印刷手段10a、10b、10c、10dの各版胴11a、11b、11c、11dは印刷基板Wに対して各色の同形の見当マーク50a、50b、50c、50dをそれぞれ付けるようになっている。これらの各見当マーク50a、50b、50c、50dは、図6に示すように印刷基板Wの送り方向(図6の矢印方向)に沿って縦方向に並ぶよう当該印刷基板Wに付けられる。
第4色目の印刷手段10dの更に下流側には、これらの見当マーク50a、50b、50c、50dを検出する例えば光電センサ等の見当マーク検出手段20が設けられており、また、見当マーク検出手段20により検出された複数の見当マーク50a、50b、50c、50dの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行う見当合わせ手段60が設置されている。
このような多色刷り印刷装置によれば、各見当マーク50a、50b、50c、50dが見当マーク検出手段20の光電センサ等により検出され、それぞれの見当マーク50a、50b、50c、50d間の位置関係、具体的には例えば図6に示す縦方向の離間距離Dが見当合わせ手段60において算出される。見当合わせ手段60は、それぞれの見当マーク50a、50b、50c、50d間の位置関係が一定に保たれるよう、具体的には例えば図6に示す縦方向の離間距離Dが所望の大きさに維持されるよう、印刷の見当合わせを行う(例えば、特許文献1参照)。
また、見当マーク検出手段20としては光電センサが用いられるものに限られず、CCDカメラ(CCDエリアセンサカメラ)により印刷基板Wの各見当マーク50a、50b、50c、50dを含む画像を撮像するものであってもよい。見当合わせ手段60は、この撮像された画像により各見当マーク50a、50b、50c、50dの印刷基板W上の位置座標を算出し、これらの位置関係が一定に保たれるよう印刷の見当合わせを行う(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−230169号公報 特開平9−1785号公報
ところで、上述の多色刷り印刷装置を用いて例えばグラビア印刷(凹版印刷)を行う場合には、各印刷手段10a、10b、10c、10dの版胴11a、11b、11c、11dとしては写真製版法によって刷版された凹版の版胴が用いられ、これらの版胴11a、11b、11c、11dの表面には印刷基板Wの送り方向に対して一定の角度で斜めに延びる細かい網目状の窪み(セル)15が形成されている(図2参照)。この網目状の窪み15は印刷基板Wの送り方向に対して一定の角度で斜めに延びて網目を形成するようになっている(例えば、特開2003−63160号公報参照)。そして、この窪み15によって各版胴11a、11b、11c、11dの表面にインク層の圧薄が形成され、このインク層の圧薄を印刷基板Wに転写させることにより写真や絵画等の階調を再現している。
しかしながら、この場合には各版胴11a、11b、11c、11dの表面に窪み15が形成されていることにより、当該版胴11a、11b、11c、11dにより印刷基板Wに付けられる各見当マーク50a、50b、50c、50dの端縁51a、51b、51c、51dは直線状のものとはならず例えば図7に示すような凹凸形状のものとなる。この見当マーク50a、50b、50c、50dの端縁51a、51b、51c、51dの凹凸の形状は、各版胴11a、11b、11c、11dの表面に形成された網目状の窪み15に対する各見当マーク50a、50b、50c、50dのそれぞれの位置関係(すなわち、窪み15と各見当マーク50a、50b、50c、50dの端縁51a、51b、51c、51dとの間の相対距離)により大きく異なっている(図7参照)。
ここで、各版胴11a、11b、11c、11dの表面に形成された網目状の窪み15間のピッチ(網点ピッチ)は約145μm程度の大きさとなっているので、印刷の見当合わせの際に印刷位置の精度を±50μm程度まで合わせようとすると、端縁51a、51b、51c、51dの凹凸の形状の差異による影響を大きく受けてしまい所望の印刷の見当合わせを行うことができないという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、各版胴の表面に網目状の窪み(セル)が形成されている場合であっても、印刷の見当合わせを精度良く行うことができる多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークを提供することを目的とする。
本発明は、連続的に送られる印刷基板に対して印刷を行うとともに見当マークをこの印刷基板に付ける版胴を有する複数の直列に設けられた印刷手段と、前記各印刷手段の版胴により印刷基板に付けられた複数の見当マークを検出する見当マーク検出手段と、前記見当マーク検出手段により検出された複数の見当マークの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行う見当合わせ手段と、を備え、前記各印刷手段により印刷基板に付けられる各見当マークは、版胴の表面に形成された網目状のセルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁と、前記セルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁とをそれぞれ有し、前記見当合わせ手段は、前記見当マーク検出手段により検出された各見当マークにおける、第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の中線と第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の中線との交点間の位置関係をそれぞれ一定に保つよう印刷の見当合わせを行うことを特徴とする多色刷り印刷装置である。
また、本発明は、版胴により、連続的に送られる印刷基板に対して印刷を行うとともに、版胴の表面に形成された網目状のセルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁と前記セルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁とをそれぞれ有する見当マークをこの印刷基板に付ける印刷工程であって、複数回順次行われる印刷工程と、前記各印刷工程により印刷基板に付けられた複数の見当マークを検出する見当マーク検出工程と、前記見当マーク検出工程により検出された各見当マークにおける、第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の中線と、第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の中線との交点間の位置関係をそれぞれ一定に保つよう印刷の見当合わせを行う見当合わせ工程と、を備えたことを特徴とする多色刷り印刷方法である。
また、本発明は、互いに異なる版胴により印刷基板に付けられる複数の印刷見当マークであって、版胴の表面に形成された網目状のセルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁と、前記セルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁とをそれぞれ有し、第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の中線と、第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の中線との交点間の位置関係をそれぞれ一定に保つよう印刷の見当合わせを行うために用いられることを特徴とする印刷見当マークである。
このような多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークによれば、第1の送り方向端縁と第2の送り方向端縁との間の離間距離が版胴の表面に形成されたセルのピッチの整数倍の大きさとなっているので、これらの端縁がセルに対してどの位置にあっても第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の凹凸の形状を平均化して送り方向に延びる中線の位置を求めることができ、また、第1の幅方向端縁と第2の幅方向端縁との間の離間距離も版胴の表面に形成されたセルのピッチの整数倍の大きさとなっているので、第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の凹凸の形状を平均化して幅方向に延びる中線の位置を求めることができる。
このため、これらの凹凸の形状の差異による影響を考慮する必要がなくなるので、複数の見当マークにおける各交点(中心部分)間の位置関係に基づいて印刷の見当合わせを精度良く行うことができる。
本発明の多色刷り印刷装置においては、前記各印刷手段により印刷基板に付けられる各見当マークの形状は各々正方形または長方形となっていることが好ましい。
また、本発明の多色刷り印刷方法においては、前記各印刷工程において印刷基板に付けられる各見当マークの形状は各々正方形または長方形となっていることが好ましい。
このような多色刷り印刷装置および多色刷り印刷方法によれば、第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の凹凸の形状をより確実に平均化させることができるとともに、第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の凹凸の形状をより確実に平均化させることができるので、印刷の見当合わせの精度をより向上させることができる。
本発明の多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークによれば、第1の送り方向端縁と第2の送り方向端縁との間の離間距離が版胴の表面に形成されたセルのピッチの整数倍の大きさとなっているので、これらの端縁がセルに対してどの位置にあっても第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の凹凸の形状を平均化して送り方向に延びる中線の位置を求めることができ、また、第1の幅方向端縁と第2の幅方向端縁との間の離間距離も版胴の表面に形成されたセルのピッチの整数倍の大きさとなっているので、第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の凹凸の形状を平均化して幅方向に延びる中線の位置を求めることができる。
このため、これらの凹凸の形状の差異による影響を考慮する必要がなくなるので、複数の見当マークにおける各交点(中心部分)間の位置関係に基づいて印刷の見当合わせを精度良く行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図5は、本発明による多色刷り印刷装置の実施の形態を示す図である。このうち、図1は、一般的な多色刷り印刷装置の構成を示す構成図であり、図2は、図1の多色刷り印刷装置の各版胴に形成された窪み(セル)の構成を示す斜視図である。
また、図3は、本発明の実施の形態の多色刷り印刷装置の各印刷手段が印刷基板に付けた各見当マークを示す説明図であり、図4は、図3における各見当マークのうちの一つであって、各版胴の版面上のセルの中心を各端縁が通るような見当マークを示す説明図であり、図5は、図3における各見当マークのうちの一つであって、各版胴の版面上のセルの中心から外れた部分を各端縁が通るような見当マークを示す説明図である。
図1に示す多色刷り印刷装置は、矢印方向に連続的に搬送されるフィルム、紙等の印刷基板Wに対して最初に印刷を行う第1色目の印刷手段10aと、第1色目の印刷手段10aの下流側に設けられ、各々が印刷基板Wに対して順次異なる色の印刷を行う複数、例えば3つの印刷手段10b、10c、10dとを備えたインライン型のものである。この場合、印刷基板Wの送り方向における第1番目の印刷手段10aは印刷基板Wに対して第1色目(ブラック)の印刷を行い、第2番目の印刷手段10bは第2色目(シアン)の印刷を行い、第3番目の印刷手段10cは第3色目(マゼンタ)の印刷を行い、第4番目の印刷手段10dは第4色目(イエロー)の印刷を行うようになっている。ここで、印刷基板Wは供給ロール18から送り出され、各印刷手段10a、10b、10c、10dを経て巻取ロール19により巻き取られるようになっている。
直列に設けられた各印刷手段10a、10b、10c、10dは印刷基板Wに対して各色の同形の見当マーク(印刷見当マーク)40a、40b、40c、40dをそれぞれ付けるようになっている。ここで、第4色目の印刷手段10dの更に下流側には、これらの見当マーク40a、40b、40c、40dを検出する見当マーク検出手段20が設けられており、また、見当マーク検出手段20により検出された複数の見当マーク40a、40b、40c、40dの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行う見当合わせ手段30が設置されている。
このような多色刷り印刷装置の各構成要素について以下に詳述する。
第1色目の印刷手段10aは、印刷用の版胴11aと、版胴11aとの間で印刷基板Wを挟持して印刷を行う圧胴12aと、版胴11aに連結され、この版胴11aを回転駆動させるレジスタモータ13aとを備えている。第1色目の印刷手段10aにおいて印刷基板Wに対して第1色目の印刷を行う際に、版胴11aは印刷基板Wに見当マーク40aを付けるようになっている。
また、第2色目の印刷手段10b、第3色目の印刷手段10c、第4色目の印刷手段10dも第1色目の印刷手段10aと略同一の構成を有しており、各々印刷用の版胴11b、11c、11dと、版胴11b、11c、11dとの間で印刷基板Wを挟持して印刷を行う圧胴12b、12c、12dと、版胴11b、11c、11dに各々連結され、この版胴11b、11c、11dを回転駆動させるレジスタモータ13b、13c、13dとをそれぞれ有している。各々の印刷手段10b、10c、10dにおいて印刷基板Wに対して第2、第3、第4色目の印刷を行う際に、版胴11b、11c、11dはそれぞれ印刷基板Wに対して見当マーク40b、40c、40dを付けるようになっている。
各版胴11a、11b、11c、11dとしては、写真製版法によって刷版された凹版の版胴が用いられ、これらの版胴11a、11b、11c、11dの表面には細かい網目状の窪み(セル)15が形成されている。この網目状の窪み15は印刷基板Wの送り方向に対して一定の角度で斜めに延びておりスクリーン角度は設定されていない(ヘリオ彫刻方式、図2参照)。そして、この窪み15によって各版胴11a、11b、11c、11dの表面にインク層の圧薄が形成され、このインク層の圧薄を印刷基板Wに転写させることにより写真や絵画等の階調を再現することができるようになっている。
各版胴11a、11b、11c、11dの表面に形成された窪み15の形状は版胴毎に互いに異なるものとなっており、このことによりモアレ(点または線が幾何的に規則正しく分布されたものを重ね合わせるときに生じる干渉模様)の発生を抑止している。また、各版胴11a、11b、11c、11dにおける窪み15間の印刷基板送り方向および印刷基板幅方向に係るピッチ(網点ピッチ)はそれぞれ約145μm程度の大きさとなっている。
図3に示すように、各印刷手段10a、10b、10c、10dの版胴11a、11b、11c、11dは長方形の各見当マーク40a、40b、40c、40dを印刷基板Wの送り方向に沿って順に並ぶよう当該印刷基板Wにそれぞれ付けるようになっている。ここで、各見当マーク40a、40b、40c、40dの形状は長方形のものに限られず、例えば正方形のものを用いてもよい。
図4および図5に示すように、第1色目の印刷手段10aにより印刷基板Wに付けられた見当マーク40aは、印刷基板Wの送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aと、印刷基板Wの幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aとを有している。
第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aは見当マーク40aの長方形の形状の一対の辺から構成され、その離間距離は版胴11aの表面に形成された網目状の窪み15の印刷基板幅方向のピッチの整数倍の大きさ、すなわち例えば145μm×N(Nは整数)となっている。
また、第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aも見当マーク40aの長方形の形状の一対の辺から構成され、その離間距離は版胴11aの表面に形成された網目状の窪み15の印刷基板送り方向のピッチの整数倍の大きさ、すなわち例えば145μm×n(nは整数)となっている。
また、第1色目の印刷手段10aにより印刷基板Wに付けられる見当マーク40aと同様に、第2、第3、第4色目の印刷手段10b、10c、10dにより印刷基板Wに付けられる見当マーク40b、40c、40dも、印刷基板Wの送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁41b、41c、41dおよび第2の送り方向端縁41b、41c、41dと、印刷基板Wの幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁42b、42c、42dおよび第2の幅方向端縁42b、42c、42dとを有している。ここで、第1の送り方向端縁41b、41c、41dと第2の送り方向端縁41b、41c、41dとの間の離間距離は版胴11b、11c、11dの表面に形成された網目状の窪み15の印刷基板幅方向のピッチの整数倍の大きさとなっており、また、第1の幅方向端縁42b、42c、42dと第2の幅方向端縁42b、42c、42dとの間の離間距離も版胴11b、11c、11dの表面に形成された網目状の窪み15の印刷基板送り方向のピッチの整数倍の大きさとなっている。
見当マーク検出手段20は、印刷基板Wにおける印刷が行われる面に対向する例えばCCDカメラ20aから構成されており、印刷基板Wに付けられた各見当マーク40a、40b、40c、40dを含む画像を撮像するようになっている。
見当合わせ手段30は、図1に示すように、見当マーク検出手段20のCCDカメラ20aに接続された制御器31と、第2、第3、第4色目の印刷手段10b、10c、10dの版胴11b、11c、11dの上流側にそれぞれ設けられたコンペンローラ32b、32c、32dと、各コンペンローラ32b、32c、32dにそれぞれ接続されたコンペンモータ33b、33c、33dとを有している。
各コンペンローラ32b、32c、32cは、その位置が変化することにより版胴11b、11c、11dに送られる印刷基板Wに与えるテンションの大きさを調整し、印刷基板Wの送り方向の見当合わせを行うようになっている。
これらのコンペンローラ32b、32c、32dは、各々コンペンモータ33b、33c、33dにより駆動されてその位置が変化するようになっており、コンペンモータ33b、33c、33dは、制御器31から送り方向見当合わせ信号が送られてその駆動が制御されるようになっている。
また、制御器31は、印刷手段10a、10b、10c、10dの各レジスタモータ13a、13b、13c、13dに幅方向見当合わせ信号をそれぞれ送り、これらのレジスタモータ13a、13b、13c、13dによる版胴11a、11b、11c、11dの駆動を制御して印刷基板Wの幅方向の見当合わせを行うようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、供給ロール18から送り出された印刷基板Wはまず第1色目の印刷手段10aに送られる。このときに版胴11aはレジスタモータ13aにより回転駆動されており、第1色目の印刷手段10aに送られた印刷基板Wは回転駆動する版胴11aと圧胴12aとの間で挟持されて第1色目(ブラック)の印刷が行われる。この際に、図3および図4に示すように形状が長方形であり印刷基板Wの送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aと印刷基板Wの幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aとを有する見当マーク40aが版胴11aにより印刷基板Wに付けられる。
第1色目の印刷手段10aによって印刷が行われた印刷基板Wは、次に第2色目の印刷手段10bに送られる。このときに、版胴11bはレジスタモータ13bにより回転駆動されており、第2色目の印刷手段10bに送られた印刷基板Wは回転駆動する版胴11bと圧胴12bとの間で挟持されて第2色目(シアン)の印刷が行われる。この際に、図3および図4に示すように形状が長方形であり印刷基板Wの送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁41bおよび第2の送り方向端縁41bと印刷基板Wの幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁42bおよび第2の幅方向端縁42bとを有する見当マーク40bが版胴11bにより印刷基板Wに付けられる。
ここで、図3に示すように、第2の見当マーク40bが第1の見当マーク40aに対して印刷基板Wの送り方向に離間して並ぶよう、第2色目の印刷手段10bは印刷基板Wに対して見当マーク40bを付けている。
第2色目の印刷手段10bにおいて印刷が行われた印刷基板Wは、次に第3色目(マゼンタ)の印刷手段10cに送られて印刷が行われる。印刷基板Wに対する第3色目の印刷手段10cの作用は、前述の第2色目の印刷手段10bの作用と略同一となっている。
同様に、第3色目の印刷手段10cにおいて印刷が行われた印刷基板Wは、次に第4色目(イエロー)の印刷手段10dに送られて印刷が行われる。印刷基板Wに対する第4色目の印刷手段10dの作用は、前述の第2、第3色目の印刷手段10b、10cの作用と略同一となっている。
ここで、第2色目の印刷手段10bにより印刷基板Wに付けられた見当マーク40bと同様に、第3、第4色目の印刷手段10c、10dの版胴11c、11dにより印刷基板Wに付けられた見当マーク40c、40dは形状が長方形であり印刷基板Wの送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁41c、41dおよび第2の送り方向端縁41c、41dと印刷基板Wの幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁42c、42dおよび第2の幅方向端縁42c、42dとを有している。また、図3に示すように、第3、第4色目の見当マーク40c、40dが順次第2色目の見当マーク40bに対して印刷基板Wの送り方向に離間して並ぶよう、第3、第4色目の印刷手段10c、10dは印刷基板Wに対して見当マーク40c、40dをそれぞれ付けている。
第4色目の印刷手段10dにおいて印刷が行われた印刷基板Wは、次に見当マーク検出手段20に送られる。この見当マーク検出手段20において、CCDカメラ20aが図3に示すような印刷基板Wに付けられた各見当マーク40a、40b、40c、40dを含む画像を撮像する。その後、印刷基板Wは巻取ロール19により巻き取られる。
一方、CCDカメラ20aにより撮像された画像は見当合わせ手段30の制御器31に送られる。制御器31は、CCDカメラ20aにより撮像された画像における、各見当マーク40a、40b、40c、40d間の位置関係が予め設定された位置関係となっているか否かの判定を行う。
具体的には、制御器31は、例えば第1色目の見当マーク40aについて、対向する第1の送り方向端縁41aと第2の送り方向端縁41aとの中線41aの位置を演算し、また対向する第1の幅方向端縁42aと第2の幅方向端縁42aとの中線42aの位置を演算する。そして、この制御器31は、見当マーク40aにおけるこれらの中線41aと中線42aとの交点(中心部分)43aの印刷基板W上における座標(x、y)を算出する。
座標xは印刷基板Wの幅方向に沿った座標であり、座標yは印刷基板Wの送り方向に沿った座標である。
ここで、版胴11aの表面に網目状の窪み15が形成されていることにより、例えば図3および図4に示すように各送り方向端縁41a、41aおよび各幅方向端縁42a、42aは凹凸形状となっている。しかしながら、見当マーク40aにおける交点(中心部分)43aの座標(x、y)を算出する際に、対向する第1の送り方向端縁41aと第2の送り方向端縁41aとの中線41a、および対向する第1の幅方向端縁42aと第2の幅方向端縁42aとの中線41aを用いているので、中線41aの位置を算出するにあたり第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aの凹凸の形状の影響を平均化させることができ、中線42aの位置を算出するにあたり第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aの凹凸の形状の影響を平均化させることができる(図4、図5の中線41a、中線42a参照)。
すなわち、図4に示すように、各端縁41a、41a、42a、42aが各版胴11a、11b、11c、11dの版面上の菱形のセルの中心を通っている場合には、第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aにおける凹凸の形状は同程度のものとなり、また第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aにおける凹凸の形状も同程度のものとなる。
一方、図5に示すように、各端縁41a、41a、42a、42aが各版胴11a、11b、11c、11dの版面上の菱形のセルの中心から外れた部分を通っている場合には、第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aにおける凹凸の形状に差異が生じる。しかしながら、第1の幅方向端縁42aと第2の幅方向端縁42aとの間の離間距離は窪み15のピッチの整数倍の大きさとなっているので、例えば第1の幅方向端縁42aの凹凸の度合いが大きくなれば第2の幅方向端縁42aの凹凸の度合いが必ず小さくなり、第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aの凹凸の形状を平均化させることができ、第1の幅方向端縁42aおよび第2の幅方向端縁42aにおける凹凸の形状の差異を考慮する必要がなくなる。
また、第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aにおける凹凸の形状にも差異が生じるが、第1の送り方向端縁41aと第2の送り方向端縁41aとの間の離間距離は窪み15のピッチの整数倍の大きさとなっているので、例えば第1の送り方向端縁41aの凹凸の度合いが大きくなれば第2の送り方向端縁41aの凹凸の度合いが必ず小さくなり、第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aの凹凸の形状を平均化させることができ、第1の送り方向端縁41aおよび第2の送り方向端縁41aにおける凹凸の形状の差異を考慮する必要がなくなる。
同様にして、制御器31は、各見当マーク40b、40c、40dにおける交点(中心部分)43b、43c、43dの印刷基板W上における座標(x、y)をそれぞれ算出する。
そして、制御器31において、各見当マーク40a、40b、40c、40dにおける交点(中心部分)43a、43b、43c、43dのx座標の大きさが全て予め設定された値と同一であるときには、印刷の幅方向の見当ずれは発生しておらず印刷の幅方向の見当合わせを行う必要がないことが判定される。
一方、例えば見当マーク40cの中心部分43cのx座標の大きさが予め設定された値と異なっている場合には、制御器31は印刷手段10cのレジスタモータ13cに幅方向見当合わせ信号を送り、版胴11cが印刷基板Wの幅方向の見当ずれを修正して交点(中心部分)43cのx座標の大きさが予め設定された値に復帰するよう、レジスタモータ13cが版胴11cを駆動する。
このように、見当合わせ手段30の制御器31から各印刷手段10a、10b、10c、10dの各レジスタモータ13a、13b、13c、13dに幅方向見当合わせ信号を送ることにより、印刷の幅方向の所望の見当合わせを行う。
また、制御器31において、各見当マーク40a、40b、40c、40dの隣り合う中心部分43a、43b、43c、43d間のy座標の差の大きさが全て予め設定された値と同一であるときには、印刷の送り方向の見当ずれは発生しておらず印刷の送り方向の見当合わせを行う必要がないことが判定される。
一方、例えば見当マーク40bの中心部分43bのy座標と見当マーク40cの中心部分43cのy座標との差の大きさが予め設定された値と異なっている場合には、制御器31はコンペンモータ33cに送り方向見当合わせ信号を送り、印刷基板Wの送り方向の見当ずれを修正してy座標の差の大きさが予め設定された値に復帰するよう、コンペンモータ33cがコンペンローラ32cを駆動してこのコンペンローラ32cが印刷基板Wに所望のテンションを与える。
このように、見当合わせ手段30の制御器31から各コンペンモータ33b、33c、33dに送り方向見当合わせ信号を送ることにより、印刷の送り方向の所望の見当合わせを行う。
以上のように本実施の形態の多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークによれば、第1の送り方向端縁41a、41b、41c、41dと第2の送り方向端縁41a、41b、41c、41dとの間の離間距離が版胴11a、11b、11c、11dの表面に形成されたセルのピッチの整数倍の大きさとなっているので、これらの端縁がセルに対してどの位置にあっても第1の送り方向端縁41a、41b、41c、41dおよび第2の送り方向端縁41a、41b、41c、41dの凹凸の形状を平均化して送り方向に延びる中線41a、41b、41c、41dの位置を求めることができ、また、第1の幅方向端縁42a、42b、42c、42dと第2の幅方向端縁42a、42b、42c、42dとの間の離間距離も版胴11a、11b、11c、11dの表面に形成されたセルのピッチの整数倍の大きさとなっているので、第1の幅方向端縁42a、42b、42c、42dおよび第2の幅方向端縁42a、42b、42c、42dの凹凸の形状を平均化して幅方向に延びる中線42a、42b、42c、42dの位置を求めることができる。
このため、これらの凹凸の形状の差異による影響を考慮する必要がなくなるので、複数の見当マーク40a、40b、40c、40dにおける各交点(中心部分)43a、43b、43c、43d間の位置関係に基づいて印刷の見当合わせを精度良く行うことができる。
また、各印刷手段10a、10b、10c、10dにより印刷基板Wに付けられる各見当マーク40a、40b、40c、40dの形状は各々正方形または長方形となっているので、第1の送り方向端縁41a、41b、41c、41dおよび第2の送り方向端縁41a、41b、41c、41dの凹凸の形状をより確実に平均化させることができるとともに、第1の幅方向端縁42a、42b、42c、42dおよび第2の幅方向端縁42a、42b、42c、42dの凹凸の形状をより確実に平均化させることができ、印刷の見当合わせの精度をより向上させることができる。
本実施の形態による多色刷り印刷装置、多色刷り印刷方法ならびに印刷見当マークは、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、見当マーク検出手段20としてはCCDカメラ20aを用いるものに限られず、印刷基板W上の見当マークの位置座標を検出することができるものであれば他のものであってもよい。
また、見当マーク検出手段20は、1つのCCDカメラ20aが最も下流側にある第4番目の印刷手段10dの後段のみに設置されるものに限られることはなく、例えば複数(3つ)のCCDカメラ20aを第2、3、4番目の印刷手段10b、10c、10dの後段にそれぞれ設置してもよい。このことにより、見当マーク検出手段20における各見当マークの検出速度が大きくなり、印刷の見当合わせに関する制御時間を短縮することができる。
また、印刷基板Wの送り方向における印刷の見当合わせを行う見当合わせ手段としてはコンペンローラ32b、32c、32dおよびコンペンモータ33b、33c、33dを用いるものに限られず、例えば制御器31によりレジスタモータ13a、13b、13c、13dを介して版胴11a、11b、11c、11dの駆動を制御することにより印刷の幅方向の見当合わせのみならず印刷の送り方向の見当合わせをも行うようになっていてもよい。この場合には、制御器31からレジスタモータ13a、13b、13c、13dに送り方向見当合わせ信号および幅方向見当合わせ信号の両方が送られるようになる。
一般的な多色刷り印刷装置の構成を示す構成図である。 図1の多色刷り印刷装置の各版胴に形成された窪み(セル)の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の多色刷り印刷装置の各印刷手段が印刷基板に付けた各見当マークを示す説明図である。 図3における各見当マークのうちの一つであって、各版胴の版面上のセルの中心を各端縁が通るような見当マークを示す説明図である。 図3における各見当マークのうちの一つであって、各版胴の版面上のセルの中心から外れた部分を各端縁が通るような見当マークを示す説明図である。 従来の多色刷り印刷装置の各印刷手段が印刷基板に付けた各々の見当マークを示す説明図である。 図6の見当マークの詳細を示す拡大図である。
符号の説明
10a、10b、10c、10d 印刷手段
11a、11b、11c、11d 版胴
12a、12b、12c、12d 圧胴
13a、13b、13c、13d レジスタモータ
15 窪み(セル)
18 供給ロール
19 巻取ロール
20 見当マーク検出手段
20a CCDカメラ
30 見当合わせ手段
31 制御器
32b、32c、32d コンペンローラ
33b、33c、33d コンペンモータ
40a、40b、40c、40d 見当マーク
41a、41b、41c、41d 第1の送り方向端縁
41a、41b、41c、41d 第2の送り方向端縁
41a、41b、41c、41d 中線
42a、42b、42c、42d 第1の幅方向端縁
42a、42b、42c、42d 第2の幅方向端縁
42a、42b、42c、42d 中線
43a、43b、43c、43d 交点(中心部分)
50a、50b、50c、50d 見当マーク
51a、51b、51c、51d 端縁
60 見当合わせ手段

Claims (5)

  1. 連続的に送られる印刷基板に対して印刷を行うとともに見当マークをこの印刷基板に付ける版胴を有する複数の直列に設けられた印刷手段と、
    前記各印刷手段の版胴により印刷基板に付けられた複数の見当マークを検出する見当マーク検出手段と、
    前記見当マーク検出手段により検出された複数の見当マークの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行う見当合わせ手段と、
    を備え、
    前記各印刷手段により印刷基板に付けられる各見当マークは、版胴の表面に形成された網目状のセルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁と、前記セルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁とをそれぞれ有し、
    前記見当合わせ手段は、前記見当マーク検出手段により検出された各見当マークにおける、第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の中線と第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の中線との交点間の位置関係をそれぞれ一定に保つよう印刷の見当合わせを行うことを特徴とする多色刷り印刷装置。
  2. 前記各印刷手段により印刷基板に付けられる各見当マークの形状は各々正方形または長方形となっていることを特徴とする請求項1記載の多色刷り印刷装置。
  3. 版胴により、連続的に送られる印刷基板に対して印刷を行うとともに、版胴の表面に形成された網目状のセルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁と前記セルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁とをそれぞれ有する見当マークをこの印刷基板に付ける印刷工程であって、複数回順次行われる印刷工程と、
    前記各印刷工程により印刷基板に付けられた複数の見当マークを検出する見当マーク検出工程と、
    前記見当マーク検出工程により検出された各見当マークにおける、第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の中線と、第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の中線との交点間の位置関係をそれぞれ一定に保つよう印刷の見当合わせを行う見当合わせ工程と、
    を備えたことを特徴とする多色刷り印刷方法。
  4. 前記各印刷工程において印刷基板に付けられる各見当マークの形状は各々正方形または長方形となっていることを特徴とする請求項3記載の多色刷り印刷方法。
  5. 互いに異なる版胴により印刷基板に付けられる複数の印刷見当マークであって、
    版胴の表面に形成された網目状のセルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の送り方向に各々延びる第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁と、前記セルのピッチの整数倍の距離だけ離間し印刷基板の幅方向に各々延びる第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁とをそれぞれ有し、
    第1の送り方向端縁および第2の送り方向端縁の中線と、第1の幅方向端縁および第2の幅方向端縁の中線との交点間の位置関係をそれぞれ一定に保つよう印刷の見当合わせを行うために用いられることを特徴とする印刷見当マーク。
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