JP2006254346A - 無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報端末装置本体のバッテリとは別のバッテリで動作する内部時計を情報端末装置本体に備えておき、この内部時計を用いて情報端末装置の電源オフの期間を測定し、電源オフの期間に応じて、自動接続実施の有無の設定、接続失敗時の再試行回数の設定、あるいは、接続処理に進む前の時点でデバイス検索を実施して相手装置の存在を再確認し、または、相手装置によって接続失敗時の再試行回数や接続手順を変えるようにし、ユーザビリティが高く、無駄なバッテリ消費を抑えるようにした。
【選択図】図4
Description
この中でもBluetooth(登録商標)の無線送受信装置を搭載したデジタルカメラの場合、撮影した画像をプリンタへ無線で送信してダイレクト印刷を行ことができる。
このように、デジタルカメラでは、撮影画像送信以外に、画像の付加情報の送受信に関してもBluetooth(登録商標)の利用が検討されている。
このようなBluetooth(登録商標)の接続手順の煩わしさに関する問題は、デジタルカメラとGPS装置という組み合わせに限らず、Bluetooth(登録商標)機能を利用した多くの装置に当てはまる課題でもある。
このサーバチャネルとは、SDP(サービスディスカバリプロファイル)を使ってRFCOMMクライアント(本例の場合はデジタルカメラに相当する)がRFCOMMサーバから取得するものである。多くのBluetooth(登録商標)装置は、RFCOMMサーバチャネル番号は固定であるため、一度、取得すれば、その後は同じ値を使用すればBluetooth(登録商標)接続は可能である。つまり、相手装置情報として相手装置のBluetooth(登録商標)アドレスに加えてRFCOMMサーバチャネル番号を保存しておけば、自動接続時に毎回SDPを行わなくてもBluetooth(登録商標)接続は可能となる。
つまり、相手装置に応じて自動接続時のSDPの実行の有無を変えなければ、Bluetooth(登録商標)接続に失敗する機会が増えたり、バッテリを無駄に消費する可能性がある。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の無線通信システムにおいて、電源オフの期間に応じて接続試行回数を段階的に変えるように、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の無線通信システムにおいて、電源オフの期間に応じて接続する前にデバイス検索を実施するか否かに、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の無線通信システムにおいて、接続相手の装置に応じて接続する前にデバイス検索を実施するか否かに、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の無線通信システムにおいて、接続相手の装置に応じて接続する前にサービス検索を実施するか否かに、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする。
ROM14およびフラッシュROM16は、デジタルカメラ本体の電源を落としてもこの領域の値は保存される。
このような構成において、デジタルカメラは外部装置(GPS装置2や情報端末装置3等)から取得した情報を画像付加情報として、SDRAM15へ一時的に保存し、画像撮影時に画像データへ付加して保存するようになっている。
このシナリオ例として、ある程度の期間だけGPS装置と接続させてデジタルカメラを使用し、その期間が終わったら、しばらくGPS装置と接続させないという、前述したハイキングの例を用いる。
このBluetooth(登録商標)の自動接続処理を図4のフローチャートを用いて説明する。
この自動接続有無フラグ19は、ユーザがユーザインターフェース21を介してデジタルカメラのセットアップメニューで予め設定しておく。セットアップメニューにおいて図5に示す画面を開き、ユーザが「はい」51を選択すれば自動接続処理を行うというフラグがオンになり、「いいえ」52を選択すると自動接続を行うというフラグがオフに設定される。
相手装置情報保存部18は、次のようなデータ項目を保存している。
前回接続フラグ:前回にBluetooth(登録商標)を接続していたか否かのフラグであり、CPU11が前回のBluetooth(登録商標)切断時にフラグを設定する。
BDアドレス:Bluetooth(登録商標)通信するときの相手装置のアドレスであり、デバイス検索でデバイスが見つかったときに、相手装置から送信されたBDアドレスが設定される。
自動接続処理情報:この情報には接続試行回数、デバイス検索実行フラグ、サービス検索実行フラグの3種類の情報を保持する。ここで、接続試行回数は、接続が失敗したときに接続試行を繰り返す上限回数である。デバイス検索実行フラグは、自動接続するときに指定されたデバイスの存在を検索するか否かのフラグである。サービス検索実行フラグは、デバイスと当該装置間がサービス状態にあるかを検索するか否かのフラグである。
GPS装置などをBluetooth(登録商標)接続して使用する場合、Bluetooth(登録商標)の仕様におけるシリアルポートプロファイルという通信プロトコルが使用される場合が多い。
このシリアルポートプロファイルを使用する場合、Bluetooth(登録商標)接続時に、接続元の装置(例えば、デジタルカメラ)は、接続先の装置(例えば、Bluetooth(登録商標)対応GPS装置)のRFCOMMサーバチャネル情報を使って接続を行う必要がある。言い換えると、Bluetooth(登録商標)接続をする場合、接続元の装置は、接続相手の装置のサーバチャネル情報を取得することが必要不可欠である。
サーバチャネルが固定値の装置に対しては、一度、SDPを実行してサーバチャネルをフラッシュROMに保存しておき、次回以降、そのサーバチャネル情報を使用して、Bluetooth(登録商標)接続を行えばよいが、サーバチャネルを動的に設定する装置に対しては、Bluetooth(登録商標)接続を実施する度に、毎回、SDPを実施してサーバチャネルを取得してからBluetooth(登録商標)接続をする必要がある。
自動接続設定に使用する情報としては、電源オフ期間情報と相手装置情報があり、どの情報を使うかは、ユーザが予め設定しておく。このため、ユーザはユーザインターフェース21を介してデジタルカメラのセットアップメニューにおいて図7に示す画面を開き、「電源オフ期間情報」71あるいは「相手装置情報」72のいずれかを選択し、「OK」73を押す。この設定を行うことによって、CPU11はユーザが設定した内容に基づき何の情報を使用するかを決める。
図8は、次回以降電源オン時に自動接続処理を実施するか否かをユーザに対して問合せる時の画面例である。ここで、次回以降も自動接続処理させたいときには「はい」81、自動接続しないときには「いいえ」82を選択する。
ユーザは、ある程度、写真撮影を行い、一度、デジタルカメラの電源をオフにする。そして、その10分後に、再度デジタルカメラの電源をオンすると、ステップS3でCPU11は電源オフ期間を計算し、ステップS5で電源オフ期間情報を使用した自動接続処理に入る。
CPU11は、電源オフ期間は予め設定された自動接続実施判定期間よりも長い期間か否かを判定する(ステップS11)。
自動接続実施判定期間は、ユーザがデジタルカメラのセットアップメニューにおいてユーザインターフェース21を介して予め設定しておく値である。このとき、図10の画面が表示され、電源オフまでの時間を「値」101とその「単位」102に設定し、「OK」103を押す。
この設定方法は、例えば、図12に示すように、予め電源オフ期間と接続試行回数との関係を示したテーブルをROM14やフラッシュROM16に記憶しておき、このテーブルを参照することによって設定する。
電源オフ期間が短い場合は、接続に失敗する理由としては、デバイス間の電波強度の問題や、周囲で使用している同じ周波数帯の無線装置の影響等が考えられ、よって、何度か接続の再試行を行うと接続に成功する可能性が高い。
一方、電源オフ期間が長くなれば、周囲に存在するBluetooth(登録商標)装置の構成自体が変わっている可能性があり、よって、接続の再試行を行っても接続に成功する可能性が低い。このような理由から、電源オフの期間が短いほど、接続の再試行回数を多く設定し、逆に電源オフの期間が長いほど、再試行数を少なく設定すれば、無駄に再接続を繰り返さずに済み、接続処理の時間軽減およびバッテリの節約にもつながる。
デバイス検索実施判定期間に関しても、自動接続実施判定期間と同様の理由から、ユーザがデジタルカメラのセットアップメニューにおいてユーザインターフェース21を介して予め設定できた方が望ましい。図13は、このときのデジタルカメラのセットアップメニューの画面例であり、電源オフまでの時間を「値」131とその「単位」132に設定し、「OK」133を押す。
また、デバイスが検索されなかった場合(ステップS15のNO)、CPU11はユーザインターフェース21を介して失敗の旨を通知し(ステップS19)、接続処理は終了する。
ユーザは、デジタルカメラの電源を入れる。このときCPU11はROM14に格納されたデジタルカメラの起動処理を実施し、起動処理においてBluetooth(登録商標)自動接続処理が実施される。
CPU11は、フラッシュROM16に保存された自動接続有無フラグ19を読み込み、自動接続処理を実施するか否かを決める。
ここでは、デジタルカメラは前日の使用と同じ設定であるため、自動接続有無フラグ19はオンであり、CPU11は自動接続処理を続行する。
そして、ユーザに対して、ユーザインターフェース21を介して、自動接続をしない旨を通知し、処理を終了し、その後次回以降電源オン時に自動接続処理を実施するか否かをユーザに対して問い合わせる。
ここで、ユーザが電源オン時に自動接続処理を実施しない旨を入力すると、CPU11は自動接続有無フラグ19をオフにし、次回以降電源オン時には自動接続処理を実施しないようになる。
CPU11は、フラッシュROM16の相手装置情報保存部18に記憶された相手装置の前回接続フラグが「YES」であるデバイスがあるか否かを確認する(ステップS21)。
相手装置情報保存部18中の情報は、相手装置に応じた自動接続処理内容を示した情報であり、ユーザがデジタルカメラのセットアップメニューにおいてユーザインターフェース21を介して予め設定しておく値である。このとき、図15の画面が表示され、「相手装置名」151、「接続試行回数」152、「デバイス検索」153、「サービス検索」154を設定し、「OK」155を押す。
CPU11は、ユーザの入力が完了すると、「NO」に設定した「前回接続フラグ」と入力内容をフラッシュROM16の相手装置情報保存部18に保存する。
次に、CPU11は、相手装置の自動接続処理情報の「デバイス検索実行フラグ」が「する」であれば(ステップS23のYES)、CPU11はデバイス検索を実行し(ステップS24)、デバイスが検索された場合(ステップS25のYES)、サービス検索の必要背の有無を確かめるためにステップS26へ進む。
一方、デバイス検索が必要ない場合(ステップS23のNO)、サービス検索の有無を確かめるためステップS26へ進む。
Claims (8)
- 無線送受信装置を備えた情報端末装置間を無線通信によって接続する無線通信システムにおいて、前記情報端末装置は、装置本体の電源をオフにしていても動作可能な内部時計と、装置本体の電源を投入した時に、装置本体の電源のオフの期間に応じて自動接続する手順を記憶する記憶部と、を有し、装置本体の電源を投入した時に、装置本体電源のオフの期間に応じて、前記無線送受信装置によって接続可能な他の装置に自動接続するようにしたことを特徴とする無線通信システム。
- 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、装置本体の電源のオフの期間に応じて自動接続を実施するか否かに、前記自動接続する手順を設定可能であることを特徴とする無線通信システム。
- 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、電源オフの期間に応じて接続試行回数を段階的に変えるように、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする無線通信システム。
- 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、電源オフの期間に応じて接続する前にデバイス検索を実施するか否かに、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする無線通信システム。
- 無線送受信装置を備えた情報端末装置間を無線通信によって接続する無線通信システムにおいて、前記情報端末装置は、装置本体の電源を投入した時に、接続相手の装置に応じて自動接続する手順を記憶する記憶部を有し、装置本体の電源を投入した時に、接続する相手の装置に応じて、前記無線送受信装置によって該相手の装置に自動接続するようにしたことを特徴とする無線通信システム。
- 請求項5に記載の無線通信システムにおいて、接続相手の装置に応じて接続試行回数を変えるように、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする無線通信システム。
- 請求項5に記載の無線通信システムにおいて、接続相手の装置に応じて接続する前にデバイス検索を実施するか否かに、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする無線通信システム。
- 請求項5に記載の無線通信システムにおいて、接続相手の装置に応じて接続する前にサービス検索を実施するか否かに、前記自動接続する手順を設定可能にしたことを特徴とする無線通信システム。
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