JP2006253339A - 発光素子の放射角測定方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板上に実装された複数のLEDチップの放射角を簡単に測定する。
【解決手段】 LEDアレイを備えたLEDモジュールの照度むらを測定する測定装置には、透明板の一方の面が荒らされたフロスト型拡散板が設けられている。測定に際しては、拡散板を光路から退避させた状態で、LEDモジュールを点灯させ、LEDアレイからの出力光を直接CCDイメージセンサに結像させて、各LEDチップの配光データ(直接光データ)を得る。次に、フロスト型拡散板を光路へ挿入して、LEDアレイからの出力光が拡散板を透過した透過光をCCDイメージセンサに結像させて、各LEDチップの透過光出力分布を表す透過光データを得る。これらの2種類のデータに基づいて、LEDチップ毎の放射角を求める。
【選択図】 図9

Description

本発明は、基板上に配列された複数の発光素子の放射角を測定する発光素子の放射角測定装置及び方法に関するものである。
発光素子であるLED(Light Emitting Diode)チップが複数個配列されたLEDアレイを備えた光源装置(例えば、下記特許文献1〜4参照)が知られており、照明、ディスプレイ、液晶ディスプレイのバックライトなど各種の用途に用いられている。
LEDアレイでは、点光源である複数個のLEDチップがアルミ基板などに並べられてマウントされることにより、フラットな発光面が形成される。各LEDチップは、チップ製造後の単体検査において、その放射角や輝度が測定されて、予め決められた基準に達しているチップとその基準に満たないチップとが選別された後、出荷される。しかし、出荷されたLEDチップの中でも、その放射角や輝度にはバラツキがある。また、各LEDチップは、基板上に所定の配列規則に従ってマウントされるが、実際には、多少の誤差が生じるため、実装位置にもバラツキが生じる。こうした各LEDチップの放射角、輝度、マウント位置などのバラツキがあると、それに起因して、発光面内において照度むらが生じる。そこで、LEDアレイは、例えば、製造時に個々のユニット毎に照度むらが測定され、その測定結果に応じて、照度むらが解消されるように、個々のLEDチップの輝度補正が行われる。
照度むらの測定は、例えば、LEDアレイの発光面からの出力光を、CCDイメージセンサで直接受光して、その発光状況をモニタに表示することによって行われる。そして、その配光(光源の光出力分布)が目視で確認されて、照度むらの有無が調べられ、むらが有る場合には、その発生箇所に対応するLEDチップが特定される。そして、特定したLEDチップの駆動電流値を調整することにより、照度むらが補正される。
特開2002−374004号公報 特開平7−190726号公報 特開2000−36209号公報 特開平11−282097号公報
上述したとおり、LEDチップの放射角には個体差があり、その広狭がLEDアレイの照度むらに影響する。照度むらを適正に補正するには、個々のLEDチップの放射角を考慮して駆動電流値を調整することが好ましい。そのため、照度むら測定の際に、LEDアレイに使用される個々のLEDチップの放射角を把握することが要望されている。しかし、LEDチップを基板にマウントした後では、各LEDチップを単体でセットしてその放射角を測定する測定ツールを使用することはできない。また、LEDアレイを製造する前に、そうした測定ツールを用いて各LEDチップの放射角を調べ、放射角の範囲毎にLEDチップを選別することも考えられるが、こうした作業は非常に手間がかかるので、製造時間増加によるコスト増を考慮すると現実的ではない。
放射角は、個々のLEDチップの配光がその中心位置から周辺位置に至るまで正確にわかれば求めることができる。そこで、LEDアレイ内の複数のLEDチップを同時に点灯させ、それらが放射する各出力光をCCDイメージセンサでダイレクトに受光して、それぞれの配光をまとめて測定することが考えられる。しかし、この方法では、放射角を測定できる程度に良好な配光を測定することが難しい。というのは、LEDチップの配光は、その中心付近の高輝度部分と周辺の低輝度部分の輝度差が大きく、これがCCDイメージセンサのダイナミックレンジに収まらないことが多い。
また、CCDイメージセンサの受光面は複数の受光セルからなり、これら複数の受光セルからの出力を統合して、個々のLEDチップの配光が得られる。しかし、点光源であるLEDチップから放射される出力光を受光する受光角度は、個々の受光セル毎に異なり、これら各受光セルの受光感度は、受光角度に依存する。このため、仮に輝度差がCCDイメージセンサのダイナミックレンジに収まった場合でも、取得された個々のLEDチップの配光には誤差が含まれてしまう。
本発明は、複数の発光素子を基板に実装した状態で各発光素子のそれぞれの放射角をまとめて測定することができる発光素子の放射角測定装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の発光素子の放射角測定装置は、基板上に配列された複数の発光素子の放射角を測定する発光素子の放射角測定装置において、前記複数の発光素子が配列された発光面から発光される光を、受光面で受光して前記発光面の配光を表す配光データを取得する撮像手段と、前記配列面から前記受光面へ至る光路に挿抜自在に設けられ、透明板の少なくとも一方の面を荒らしたフロスト型拡散板とを備え、前記フロスト型拡散板を光路から退避させた状態で、前記発光面からの光を前記撮像手段で受光することにより、前記各発光素子のそれぞれの配光の中心位置を特定するための第1配光データを取得するとともに、前記フロスト型拡散板を光路へ挿入した状態で、前記発光面から発光され前記フロスト型拡散板を透過した透過光を前記撮像手段で受光することにより、各発光素子のそれぞれの透過光出力分布を表す第2配光データを取得することを特徴とする。
前記第1配光データと前記第2配光データの2種類の配光データを解析して放射角を求める解析手段を設けることが好ましい。
前記解析手段は、前記撮像手段の受光面のアドレス位置に基づいて、前記第2配光データから得られる各発光素子の透過光出力分布と、前記第1配光データから得られる各発光素子の配光の中心位置とを対応させるとともに、前記配光の中心位置から、透過光出力分布の光出力がピーク値の1/2となる半減位置までの距離と、前記発光面と前記フロスト型拡散板の光拡散面との間隔とに基づいて、前記各発光素子の放射角を求めることが好ましい。
さらに、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記発光面全体の照度むらが解消されるように、前記各発光素子の駆動電流の補正値を算出する補正値算出手段を設けることが好ましい。
前記第1及び第2の各配光データに基づいて、それぞれの前記発光面全体の配光を映像化して表示するモニタを設けることが好ましい。
前記フロスト型拡散板を前記光路に挿入する挿入位置と、この挿入位置から退避される退避位置との間で移動させる移動機構を設けることが好ましい。
本発明の発光素子の放射角測定方法は、基板上に配列された複数の発光素子の放射角を測定する発光素子の放射角測定装置において、前記複数の発光素子が配列された発光面から撮像手段の受光面へ至る光路から、透明板の少なくとも一方の面を荒らしたフロスト型拡散板を退避させた状態で、前記発光面から発光される光を前記撮像手段で受光して前記各発光素子のそれぞれの配光の中心位置を特定するための第1配光データを取得する第1ステップと、前記フロスト型拡散板を光路へ挿入した状態で、前記発光面から発光され前記フロスト型拡散板を透過した透過光を前記撮像手段で受光することにより、各発光素子のそれぞれの透過光出力分布を表す第2配光データを取得する第2ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、基板上に複数の発光素子が配列された発光面から撮像手段の受光面へ至る光路から、透明板の少なくとも一方の面を荒らしたフロスト型拡散板を退避させた状態で、前記発光面から発光される光を前記撮像手段で受光して前記各発光素子のそれぞれの配光の中心位置を特定するための第1配光データを取得し、前記フロスト型拡散板を光路へ挿入した状態で、前記発光面から発光され前記フロスト型拡散板を透過した透過光を前記撮像手段で受光することにより、各発光素子のそれぞれの透過光出力分布を表す第2配光データを取得するようにしたから、複数の発光素子を基板に実装した状態で、各発光素子の放射角をまとめて測定することができる。
図1に示すように、LEDモジュール10は、例えば、放熱性の高いアルミニウム製の基板11と、この基板11上にマウントされる、LEDアレイ12と、このLEDアレイ12を駆動するためのドライバIC14とからなる。LEDアレイ12は、複数個のLEDチップ13をライン状に配列して形成される。基板11には、導体パターンが形成されており、各LEDチップ13と、ドライバIC14の端子は、ワイヤによって基板11にボンディングされて導体パターンを介して電気的に接続される。LEDチップ13の発熱量は大きいため、基板11には、チップ実装面と反対側の面にヒートシンク16が取り付けられる。このLEDモジュール10は、例えば、全LEDチップ13を同時に点灯させることで、被照射体の受光面を一様な照度で露光する。
図2は、このLEDモジュール10の照度むらを測定する測定装置21である。測定装置21は、CCDカメラ22と、装置本体23とからなる。CCDカメラ22は、撮像手段であるCCDイメージセンサ24と、このCCDイメージセンサ24の前方に配置されたレンズユニット26とからなる。CCDイメージセンサ24は、受光面24aに入射した光を光電変換して電気的な撮像信号として出力する。LEDモジュール10は、その発光面10aと前記受光面24aとが平行になるようにセットされる。また、LEDモジュール10の発光面10aを下向きにセットすることで、ヒートシンク16が基板11よりも上に位置することになるので、良好な放熱性が得られる。
もちろん、発光面10aから前記受光面24aへ至る光路は、本例のように直線でなくてもよく、光路内に反射ミラーなどの光学部品を配置して、屈曲させてもよい。その場合には、発光面10aと前記受光面24aとは必ずしも平行になるとは限らない。このように、光路を屈曲させれば、LEDモジュール10やCCDイメージセンサ24のレイアウトの自由度が増すので、例えば、測定装置21の小型化などに寄与する。
レンズユニット26は、発光面10aから出力される出力光を受光面24aに結像させる。LEDモジュール10を点灯させると、その出力光が、CCDイメージセンサ24の受光面24aに入射して、発光面10aの配光が受光面24aに投影される。CCDイメージセンサ24は、その発光状況を表す撮像信号を装置本体23へ出力する。
図3に示すように、このCCDイメージセンサ24の受光面24aは、周知のとおり、フォトセンサからなる複数の受光セル25がマトリックス状に配列されて構成される。そして、1個のLEDチップ13に対して、例えば、4個の受光セル25を割り当てられるように、CCDイメージセンサ24の画素数が決定される。というのは、各LEDチップ13の個々の配光は、その中心と周辺の輝度差(出力差)が大きい。そのため、例えば、周辺の輝度を捉えられる程度に感度を高くすると、中心付近が白飛びしてしまうというように、光出力の輝度範囲がCCDイメージセンサ24のダイナミックレンジに収まらないことが多く、LEDチップ13の最大輝度を捉えにくい。そこで、1個のLEDチップ13に対して複数の受光セル25を割り当てて、各受光セル25で検知した光量信号を平均処理することで、各LEDチップ13の最大輝度を比較できるようにしている。
なお、1個のLEDチップ13に対する受光セル25の割り当て数は、4個以上でもよい。LEDチップ13は、所定の配列規則にしたがって基板11上に実装されるが、実装時に発生する誤差により、図3に示すとおり、LEDチップ13の実装位置は、上下左右にばらつく。そのため、受光セル25の割り当て数を増やせば、それだけ1個のLEDチップ13に割り当てられる受光領域Aの面積が大きくなるので、各LEDチップ13をその受光領域A内に収めやすくなるという効果が得られる。
装置本体23は、コントローラ31,モニタ32,HDD33,A/D変換器34,データ解析部36,補正値算出部37からなる。コントローラ31は、CPU,メモリなどからなり、装置各部を制御する。A/D変換器34は、CCDイメージセンサ24から出力されたアナログの撮像信号をデジタルな撮像データに変換する。この撮像データは、LEDアレイ12内の各LEDチップ13のそれぞれの配光を表す配光データとして、データストレージデバイスであるHDD(ハードディスクドライブ)33に記憶される。モニタ32には、配光データに基づいて、CCDイメージセンサ24の受光面24aに投影された各LEDチップ13の配光を映像化した映像や、照度分布を示すグラフ等が表示される。
データ解析部36は、配光データに基づいて各LEDチップ13の放射角を調べるとともに、発光面10a全体の照度むら測定を行う。補正値算出部37は、データ解析部36の解析結果に基づいて、LEDアレイ12の照度むらが解消されるように、予め決められた各LEDチップ13の駆動電流値を補正して、補正駆動電流値を算出する。
また、LEDモジュール10とCCDカメラ22の間の光路内には、発光面10aからの出力光を拡散させるフロスト型拡散板41が、その拡散面が発光面10aと平行になるように挿入される。このフロスト型拡散板41は、光路に挿入される挿入位置とそこから退避する退避位置との間で移動自在に設けられている。図4に示すように、フロスト型拡散板(以下、単に拡散板という)41は、透明なガラス板42の一方の面42aを荒らした拡散板であり、強い光を減光及び散光させる。
この拡散板41は、透明板の内部に光拡散物質を分散させたオパール型拡散板と比較して、光拡散率が低い。そのため、LEDアレイ12内の複数のLEDチップ13を同時に点灯させても、隣接する各LEDチップ13の光出力が重なりあうことはなく、個々のLEDチップ13の配光を識別することができる(図6参照)。この拡散板41の拡散面の粗さとしては、例えば、♯400番程度のものが使用される。もちろん、拡散面の粗さは、LEDチップの大きさや配列ピッチ等によって適宜選択される。
測定装置21には、拡散板41を、前記挿入位置と前記退避位置との間で移動させる移動機構46が設けられている。移動機構46は、コントローラ31によって制御される。各LEDチップ13の配光は、拡散板41を光路に挿入した状態と、退避させた状態の2回に分けて撮影が行われる。そして、これら2種類の配光データに基づいて各LEDチップ13の放射角が測定される。この測定に際しては、後述するように、発光面10aと、拡散板41との間隔が考慮される。また、拡散板41の挿入状態と退避状態の各々の状態の撮影は、それぞれ1回でなくてもよく、複数回撮影を行って、それらを平均してもよい。こうすれば測定精度が向上する。
図5は、拡散板41を光路から退避させて発光面10aからの出力光を、受光面24aで受光して得た配光データを表し、図6は、拡散板41を光路へ挿入して発光面10aからの出力光を拡散板41に照射し、その透過光を受光面24aで受光して得た配光データを表す。ここで、図5に示す配光データを、拡散板41を透過させずに得た配光データであることから、直接光データと呼び、図6に示す配光データを、拡散板41を透過した透過光の出力分布を表す配光データであることから、透過光データと呼ぶ。図5(A)及び図6(A)は、それぞれCCDイメージセンサ24の受光面24aに結像した発光面10aの配光を映像化した配光映像であり、この図において、濃度が高い部分は輝度が低く、濃度が低い部分は輝度が高いことを表す。図5(B)及び図6(B)は、それぞれ、発光面10aの幅方向の中心位置における長手方向の照度分布を表す。
図5に示すように、拡散板41を挿入しない場合には、各LEDチップ13の出力光が拡散されないため、中心付近と周辺付近の輝度差がそのまま反映されるので、配光の領域は点に近くなる。これに対して、図6に示すように、拡散板41を挿入すると、各LEDチップ13が出力する光が拡散板41により減光されるとともに拡散されるので、それによって得られた個々のLEDチップ13の透過光出力分布の領域は、拡散板41を挿入しない場合と比べて大きくなるとともに、透過光出力分布の中心付近と周辺付近の輝度差も小さくなる。この透過光出力分布は、LEDチップ13の直接光から得た配光とは出力レベルでは異なるが、その分布状況は反映されていると考えられる。また、拡散板41を透過させた透過光を受光しているので、受光面24aの各受光セルの受光感度の角度依存性もキャンセルされる。
データ解析部36は、透過光データと直接光データとを解析して、各LEDチップ13の放射角を算出する。図7は、データ解析部36の放射角算出方法の説明図である。データ解析部36は、受光面24aの各受光セルのアドレスに基づいて、直接光データと透過光データとを重ね合わせて、直接光データから得られる各LEDチップ13のそれぞれの配光の中心位置Pと、透過光データから得られる各LEDチップ13のそれぞれの透過光出力分布(曲線C)とを対応させる。そして、中心位置Pから、透過光出力分布の光出力がそのピーク値(1.0)の1/2となる半減位置(0.5)までの距離Rを求める。拡散板41の光拡散面と発光面10aの間隔をL、放射角をθとすれば、tan(θ/2)=R/Lが成り立つので、この式から放射角θが求められる。この放射角θは、LEDアレイ12に含まれるすべてのLEDチップ13について算出される。
透過光データ及び直接光データは、LEDアレイ12に含まれる複数のLEDチップ13についてまとめて取得されるから、個々のLEDチップ13の放射角を1つずつ測定する場合に比べて、効率的である。
なお、図7では、直接光データから得た中心位置Pと、透過光出力分布のピーク値とが一致している例を示しているが、それらは必ずしも一致するものではない。例えば、LEDチップには、チップ上面が端子接続面となり、側面から発光面となるものも多い。側面からの光出力が強いと、透過光出力分布の中心が必ずしもピークになるとは限らず、その場合には、中心位置Pとピークは一致しない。
補正値算出部37は、こうして求めたLEDチップ13毎の放射角θに基づいて、予め設定されたLEDチップ13の駆動電流値を、照度むらが解消されるように補正する。そして、補正した駆動電流値(補正値)は、LEDチップ13の識別情報とともに、HDD33に格納される。
測定装置21は、この透過光出力分布に基づいて、LEDチップ13の放射角を近似的に算出する。LEDチップ13の放射角は、照度むらに影響を与えるから、この放射角に基づいて、各LEDチップ13の輝度補正がなされる。なお、この輝度補正に際しては、LEDモジュール10から光を照射される被照射体の受光角度依存性を考慮すると、より好ましい。
図8に示すように、LEDモジュール10は、例えば、これを制御するコントローラ61とともに、光源装置62を構成する。この光源装置62には、EEPROM63が設けられる。このEEPROM63には、測定装置21によって補正済みの駆動電流値(I1〜I10)が各LEDチップ13の識別ID(No1〜No10)とともに格納される。コントローラ61は、EEPROM63から駆動電流値を読み出し、その値に基づいてLEDモジュール10を点灯させる。
以下、上記構成による作用について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。LEDモジュール10が組み立てられると、測定装置21にセットされて照度むら測定が行われる。LEDモジュール10を点灯して、まず、拡散板41を光路から退避させて、CCDイメージセンサ24によってLEDアレイ12からの出力光を直接受光して、直接光データを取得する。次に、拡散板41を光路へ挿入して、拡散板41を透過した透過光をCCDイメージセンサ24によって透過光データを取得する。データ解析部36は、直接光データと透過光データを解析して、LEDチップ13毎に放射角を調べる。補正値算出部37は、算出された放射角に応じて、LEDチップ13の補正値(駆動電流値)を算出する。算出された補正値は、光源装置62のEEPROM63に格納される。
上記実施形態では、取得した配光データを、データ解析部で解析して、その解析結果に基づいて補正値算出部により駆動電流値を補正する例で説明しているが、配光データに基づいて、各LEDチップの配光や照度分布をモニタに表示して、それを目視で確認することにより解析を行って、駆動電流値を求めるようにしてもよい。
上記実施形態では、本発明を、発光素子としてLEDチップを例に説明したが、LEDチップに限らず、例えば、EL(Electro Luminescence)素子など他の発光素子に適用することができる。また、LEDアレイの配列ライン数を1列の例で説明したが、もちろん、複数列でもよい。
発光素子アレイは、自動車用のヘッドライト,室内照明,液晶ディスプレイのバックライト,ストロボ装置,信号灯などに用いることが可能である。このような発光素子アレイの照度むらを補正する場合にも、本発明を適用することができる。
LEDモジュールの外観図である。 測定装置の構成図である。 CCDイメージセンサの受光面の説明図である。 フロスト型拡散板の説明図である。 直接光データの説明図である。 透過光データの説明図である。 放射角の算出方法の説明図である。 光源装置の説明図である。 測定手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 LEDモジュール
12 LEDアレイ
13 LEDチップ
21 測定装置
22 CCDカメラ
24 CCDイメージセンサ
31 移動機構
36 データ解析部
37 補正値算出部
41 拡散板

Claims (7)

  1. 基板上に配列された複数の発光素子の放射角を測定する発光素子の放射角測定装置において、
    前記複数の発光素子が配列された発光面から発光される光を、受光面で受光して前記発光面の配光を表す配光データを取得する撮像手段と、
    前記配列面から前記受光面へ至る光路に挿抜自在に設けられ、透明板の少なくとも一方の面を荒らしたフロスト型拡散板とを備え、
    前記フロスト型拡散板を光路から退避させた状態で、前記発光面からの光を前記撮像手段で受光することにより、前記各発光素子のそれぞれの配光の中心位置を特定するための第1配光データを取得するとともに、前記フロスト型拡散板を光路へ挿入した状態で、前記発光面から発光され前記フロスト型拡散板を透過した透過光を前記撮像手段で受光することにより、各発光素子のそれぞれの透過光出力分布を表す第2配光データを取得することを特徴とする発光素子の放射角測定装置。
  2. 前記第1配光データと前記第2配光データの2種類の配光データを解析して放射角を求める解析手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の発光素子の放射角測定装置。
  3. 前記解析手段は、前記撮像手段の受光面のアドレス位置に基づいて、前記第2配光データから得られる各発光素子の透過光出力分布と、前記第1配光データから得られる各発光素子の配光の中心位置とを対応させるとともに、前記配光の中心位置から、透過光出力分布の光出力がピーク値の1/2となる半減位置までの距離と、前記発光面と前記フロスト型拡散板の光拡散面との間隔とに基づいて、前記各発光素子の放射角を求めることを特徴とする請求項2記載の発光素子の放射角測定装置。
  4. さらに、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記発光面全体の照度むらが解消されるように、前記各発光素子の駆動電流の補正値を算出する補正値算出手段を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の発光素子の放射角測定装置。
  5. 前記第1及び第2の各配光データに基づいて、それぞれの前記発光面全体の配光を映像化して表示するモニタを設けたことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の発光素子の放射角測定装置。
  6. 前記フロスト型拡散板を前記光路に挿入する挿入位置と、この挿入位置から退避される退避位置との間で移動させる移動機構を設けたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の発光素子の放射角測定装置。
  7. 基板上に配列された複数の発光素子の放射角を測定する発光素子の放射角測定装置において、
    前記複数の発光素子が配列された発光面から撮像手段の受光面へ至る光路から、透明板の少なくとも一方の面を荒らしたフロスト型拡散板を退避させた状態で、前記発光面から発光される光を前記撮像手段で受光して前記各発光素子のそれぞれの配光の中心位置を特定するための第1配光データを取得する第1ステップと、
    前記フロスト型拡散板を光路へ挿入した状態で、前記発光面から発光され前記フロスト型拡散板を透過した透過光を前記撮像手段で受光することにより、各発光素子のそれぞれの透過光出力分布を表す第2配光データを取得する第2ステップとを含むことを特徴とする発光素子の放射角測定装置。
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