JP2006251192A - 電子機器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】FPCと外部接続端子との接触抵抗値が基準値を超えたものの接触抵抗値を基準値以下に簡単に修復することができる電子機器の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に形成された外部接続端子とFPC(フレキシブルプリント基板)とを電気的に接続した後、前記外部接続端子とFPCの配線との接続部の接触抵抗値が基準値を超えているか否かを検査する。そして、前記接触抵抗値が前記基準値を超えている場合、FPCの前記接続部に静電気を印加(放電)する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子機器の製造方法に関する。詳しくは、フレキシブルプリント基板接続工程を備えた電子機器の製造方法に関する。
液晶パネル、有機エレクトロルミネッセンス素子パネル等のパネルにおいては、ガラス基板や樹脂基板上に外部接続端子が形成されている。そして、これらの基板は一般に1mm以下と薄いため、前記外部接続端子と、前記パネルを駆動する駆動回路等とをフレキシブルプリント基板(以下、単にFPCという)を介して接続することが行われている(例えば、特許文献1等参照)。外部接続端子に対するFPCの固着は、ACF(異方性導電フィルム)を間に挟んで熱圧着することにより行われる。
特開2000−250435号公報(明細書の段落[0002]〜[0004]、図1,図3)
ところが、FPCを外部接続端子に固着した際、FPCと外部接続端子との接触抵抗値が製品の基準範囲を上回る状態となる場合がある。前記接触抵抗値を基準値以下となるように修復できれなければ、不良品の数が多くなり、製品の歩留まりが低くなる。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的はFPCと外部接続端子との接触抵抗値が基準値を超えたものの接触抵抗値を基準値以下に簡単に修復することができる電子機器の製造方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、基板上に形成された外部接続端子とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続するフレキシブルプリント基板接続工程を備えた電子機器の製造方法である。そして、前記外部接続端子とフレキシブルプリント基板との接続部に静電気を印加する静電気印加工程を備えている。
この発明では、何らかの原因で外部接続端子と前記フレキシブルプリント基板の配線との接続部の接触抵抗値が基準値を超えた場合でも、静電気の印加により接続不良が解消されて、接触抵抗値が基準値以下に低下する。
請求項2に記載の発明は、基板上に形成された外部接続端子とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続するフレキシブルプリント基板接続工程を備えた電子機器の製造方法である。そして、前記外部接続端子と前記フレキシブルプリント基板との接続部の接触抵抗が基準値を超えているか否かを検査する接触抵抗検査工程と、前記接触抵抗検査工程において、前記接続部の接触抵抗が基準値を超えている場合に、前記接続部に静電気を印加する静電気印加工程とを備えている。
この発明では、前記接続部の接触抵抗値が基準値を超えている場合のみ静電気の印加が行われる。即ち、全ての製品については静電気の印加が行われず、静電気の印加を必要とするものについてのみ静電気の印加が行われるため、無駄な静電気の印加作業を行う必要がなくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記静電気印加工程の後に、前記外部接続端子と前記フレキシブルプリント基板との接続部の接触抵抗が基準値を超えているか否かを検査する静電気印加後接触抵抗検査工程を備えている。従って、この発明では、静電気印加工程の後に、接触抵抗が基準値よりも低くなったものと基準値よりも低くならなかったものとを区別できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記接続部に対する静電気の印加は、静電破壊試験器(ESD試験器)を使用して行われる。従って、この発明では、既存の機器を使用して所望の電圧の静電気を印加することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記外部接続端子は、有機エレクトロルミネッセンス素子の基板上に形成された外部接続端子である。即ち、本発明が有機エレクトロルミネッセンス素子パネルを製造する製造工程に適応されている。
この発明では、従来では、外部接続端子とフレキシブルプリント基板との接触不良等により前記接続部の接触抵抗が増大し、不良品として扱われていた有機エレクトロルミネッセンス素子パネルを減らすことができるため有機エレクトロルミネッセンス素子パネルの製造工程における歩留まりが向上する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記接触抵抗値が基準値を超えているか否かは、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を予め設定された輝度で発光させるのに必要な印加電圧の値が予め設定された基準電圧を超えているか否かで行われる。
本発明によれば、FPCと外部接続端子との接触抵抗値が基準値を超えたものの接触抵抗値を基準値以下に簡単に修復することができる。
以下、本発明を電子機器としてのバックライト用の有機エレクトロルミネッセンス素子パネル(以下、エレクトロルミネッセンスをELと称す。)の製造方法に具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。図1(a)は有機EL素子パネルの模式平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線における模式断面図である。図2(a)はFPCを端子部に接続した状態を示す模式平面図、図2(b)は断面図である。図3は有機EL素子パネルの製造方法を示すフローチャートである。なお、図1(a),(b)は、有機EL素子の構成を模式的に示したものであり、図示の都合上、一部の寸法を誇張して分かり易くするために、それぞれの部分の幅、長さ、厚さ等の寸法の比は実際の比と異なっている。
図1(a),(b)に示すように、有機EL素子パネル10は、基板11上に有機EL素子12が設けられている。有機EL素子12は、基板11上から順に、第1電極13、有機EL層14及び第2電極15が積層されている。第1電極13は有機EL層14より大きく、第2電極15は有機EL層14より小さく形成されている。
第1電極13の一辺の外側には、図示しない外部駆動回路に接続するための外部接続端子として二つの端子部13a,13bを備えている。端子部13a,13bは、第1電極13と同一部材で形成され、かつ、第1電極13と一体的に形成されている。第2電極15は、同じく外部接続端子として一つの端子部15aを備えている。端子部15aは、第1電極及び端子部13a,13bと同一材料で形成され、第2電極15の一辺の一部が外側に延出した第2電極延出部分15bと接続されている。二つの端子部13a,13b及び第2電極15の端子部15aは、基板11の一辺に沿って並び、かつ端子部15aが端子部13a,13bの間に存在するように配置されている。
第1電極13の有機EL層14より外側となる領域上には、第1電極13より体積抵抗率が低い材料で形成された補助電極16が、端子部13a,13bの一部分上から連続して延びるように設けられている。
有機EL素子12は、有機EL層14が水分(水蒸気)及び酸素の悪影響を受けないように、有機EL素子12、第1電極13の補助電極16が形成されている部分及び第2電極延出部分15bが保護膜17で被覆されている。保護膜17は公知のパッシベーション膜、例えば、窒化ケイ素等のセラミック膜で構成されている。
この実施の形態では、第1電極13が陽極を構成し、第2電極15が陰極を構成する。有機EL素子は、有機EL層14からの光が基板11側から取り出される(出射される)所謂ボトムエミッションタイプに構成されている。そして、基板11には可視光透過性を有する基板が使用され、例えば、ガラス基板が使用される。
第1電極13は公知の透明な導電性材料で形成されており、例えば、ITO(インジウム錫酸化物)や、IZO(インジウム亜鉛酸化物)、ZnO(酸化亜鉛)、SnO(酸化錫)等を用いることができる。
第2電極15は、従来用いられている公知の陰極材料や第1電極13と同様の材料等が使用でき、例えば、アルミニウム、金、銀、銅、クロム等の金属やこれらの合金が用いられる。なお、この実施の形態では、第2電極15及び補助電極16に同様の材料(アルミニウム)が使用されている。
有機EL層14は、公知の有機EL材料を用いて形成され、有機EL素子12の目的とする発光色に応じて構成されている。この実施の形態では、白色発光を行うように構成されており、有機EL素子12を液晶表示装置のバックライトとして使用する場合、カラーフィルタを使用したフルカラー表示に対応できるようになっている。
図2(a),(b)に示すように、基板11上に形成された端子部13a,13b,15aは、FPC(フレキシブルプリント基板)20を介して図示しない外部駆動回路に電気的に接続される。FPC20は、端子部13a,13bに対応する端子部20a及び配線21aと、端子部15aに対応する端子部20b及び配線21bとを備えている。配線21aは、途中で分岐されて2個の端子部20aに接続されるとともに配線21bと短絡しないように、スルーホール21cを備えている。FPC20はACF(異方性導電フィルム)22を介して基板11に固着されている。ACF22は、端子部13a,13b,15a全体を覆う状態で基板11に貼付されている。端子部20a,20bは、端子部13a,13b,15aとFPC20の配線との接続部を構成する。なお、図2(a)は、保護膜17の図示を省略するとともに、有機EL素子12を構成する第1電極13、有機EL層14及び第2電極15を省略している。
前記のように構成された有機EL素子パネル10は、例えば、液晶表示装置のバックライトとして使用される。有機EL素子パネル10は、図示しない外部駆動回路からFPC20を介して端子部13a,13bと端子部15aとの間に直流駆動電圧が印加されると、補助電極16を介して第1電極13、有機EL層14、第2電極15へと電流が流れる。この時、有機EL層14が発光し、その光は透明電極である第1電極13を経て基板11側から外部に取り出される。
有機EL素子パネル10の端子部13a,13b,15aと、FPC20の端子部20a,20bとの接続が良好に行われないと、接触抵抗が増大する状態となる。そして、接触抵抗値が予め設定された値以上になると、有機EL素子パネル10を所定輝度で発光させるのに必要な消費電力が大きくなりすぎるため不良品となる。そのため、有機EL素子パネル10の製造工程において、FPC20の圧着工程後に全ての有機EL素子パネル10に対して、FPC20の圧着不良の有無、即ち端子部13a,13b,15aとFPC20の配線21a,21bとの接続部の接触抵抗値が基準値を超えているか否かを検査する。そして、前記接触抵抗値が基準値を超えている場合、接続不良を修復する処理を行う。
次に上記のように形成された有機EL素子パネル10の製造方法(工程)を図3のフローチャートに従って説明する。
ステップS1において、基板11上に、蒸着法等により有機EL素子12を形成する。
ステップS2において、有機EL素子パネル10の端子部13a,13b,15aとFPC20とをACF22を介して熱圧着等の公知の圧着技術を用いて電気的に接続するFPC接続工程を行う。
ステップS3において、有機EL素子12を所定輝度で発光させるための印加電圧を測定する。印加電圧の測定は、例えば4端子測定にて行う。次にステップS4において、測定された印加電圧が基準電圧V以上か否かを判断する接触抵抗検査工程を行う。印加電圧が基準電圧V未満であれば、当該有機EL素子パネル10は端子部13a,13b,15aとFPC20との圧着が良好に行われたものとして工程を終了する。
ステップS4において、印加電圧が基準電圧V以上であれば、当該有機EL素子パネル10は端子部13a,13b,15aとFPC20との圧着不良であると判断して、ステップS5に進む。そして、ステップS5において、FPC20の端子部20a,20bにESD試験器(静電破壊試験器)を使用して静電気を印加(放電)する。静電気の電圧は、静電気を印加した際に、端子部13a,13b,15aを介して接続されている回路、即ち有機EL素子12に支障を来さない大きさである。静電気の印加は、ESD試験器のプラス端子及びマイナス端子をFPC20の配線21a,21bに接続した状態で行う。
次にステップS6に進み、有機EL素子12を所定輝度で発光させるための印加電圧を測定した後、ステップS7に進む。ステップS7において、測定された印加電圧が基準電圧V以上か否かを判断する静電気印加後接触抵抗検査工程を行う。印加電圧が基準電圧V未満であれば、FPC20の圧着不良が修復されたものとして工程を終了する。また、印加電圧が基準電圧V以上であれば、端子部13a,13b,15aとFPC20の圧着不良の修復ができなかったものとしてステップS8に進み、ステップS8で当該有機EL素子パネル10を不良品に区分けした後、処理を終了する。
ステップS5において、接続不良の製品に対する静電気の印加を行うESD試験器として、阪和電子工業株式会社製HED−5000シリーズを使用して行った。印加電圧は、マシンモデル:容量=200μF、抵抗=0Ω、電圧=±200Vと、人体帯電モデル:容量=100μF、抵抗=1500Ω、電圧=±1500Vとで行った。ステップS2において測定された印加電圧が基準電圧V未満であった製品と、印加電圧が基準電圧V以上で静電気の印加により圧着不良の修復がなされた製品について、有機EL素子12を駆動した際の輝度の状態と、色の状態を観察したが、いずれも予め設定された製品の規格を満たした。
FPC20の端子部20a,20bに静電気を印加することにより接続不良(圧着不良)の修復ができる理由としては次のことが考えられる。
ACF22は、加熱加圧により、端子部13a,13b,15a及びFPC20の端子部20a,20bで挟まれている箇所が潰されて、図2(b)に示すようにACF22を構成している導電粒子23同士が互いに接触する状態となる。圧着不良の原因としては、保護膜17を蒸着法等で形成する際、マスクを回り込んで一部が端子部13a,13b,15aの表面に薄い膜として付着した場合や、導電粒子23同士の接触が完全ではなく、一部に樹脂が膜状で存在する状態となる場合が考えられる。
そして、FPC20の端子部20a,20bに静電気が印加されると、端子部13a,13b,15aの表面に付着した薄い膜や導電粒子23の間に存在する膜が破壊されるため、接続不良の修復がなされると考えられる。静電気の電圧は有機EL素子12を発光させる際に印加される電圧(数V)に比較して高電圧であるが、短時間であるため、有機EL素子12の損傷を招くことはない。
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1)端子部13a,13b,15aとFPC20との接続部(端子部20a,20b)に静電気を印加する静電気印加工程(S5)を備えている。従って、何らかの原因でFPC20と端子部13a,13b,15aとの接触抵抗値が基準値を超えた場合でも、前記静電気の印加により接続不良が解消されて接触抵抗値が基準値以下に低下する。即ち、FPC20と外部接続端子(端子部13a,13b,15a)との接触抵抗値が基準値を超えたものを基準値以下に簡単に修復することができる。その結果、製品の歩留まりが低く(悪く)なるのを防止することができる。
(2)端子部13a,13b,15aとFPC20との接続部(端子部20a,20b)の接触抵抗が基準値を超えているか否かを検査する接触抵抗検査工程(S4)を備えている。また、接触抵抗検査工程(S4)において、接続部(端子部20a,20b)の接触抵抗が基準値を超えている場合に、接続部(端子部20a,20b)に静電気を印加する静電気印加工程(S5)とを備えている。従って、全ての製品について静電気の印加が行われるのではなく、静電気の印加を必要とするものについてのみ静電気の印加が行われるため、無駄な印加作業を行う必要がない。
(3)静電気印加工程(S5)の後に、端子部13a,13b,15aとFPC20との接続部(端子部20a,20b)の接触抵抗が基準値を超えているか否かを検査する静電気印加後接触抵抗検査工程(S7)を備えている。従って、静電気印加工程(S5)の後に、接触抵抗が基準値よりも低くなったものと基準値よりも低くならなかったものとを区別することができる。
(4)FPC20の端子部20a,20bに対する静電気の印加は、静電破壊試験器(ESD試験器)を使用して行われる。従って、既存の機器を使用して容易に所望の電圧の静電気を印加することができる。
(5)端子部13a,13b,15aは、有機EL素子12の基板11上に形成された外部接続端子である。即ち、本発明が有機EL素子パネル10を製造する製造工程に適応されている。従来では、端子部13a,13b,15aとFPC20との接触不良により接続部(端子部20a,20b)の接触抵抗が増大し、不良品として扱われていた有機EL素子パネル10を減らすことができるため有機EL素子パネル10の製造における歩留まりが向上する。
実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成してもよい。
○ 端子部13a,13b,15aとFPC20の配線21a,21bとの接続部(端子部20a,20b)の接触抵抗値が基準値を超えているか否かを判断する接触抵抗検査工程(S4)を設けずに、FPC20を基板11に圧着するFPC接続工程(S2)の後に、全製品に静電気を印加する静電気印加工程(S5)を行ってもよい。また、この場合、有機EL素子12を所定輝度で発光させるための印加電圧を測定する(S3)も必要なくなる。従って、有機EL素子パネル10の製造工程を単純化し得る。
○ 静電気印加工程(S5)が行われた場合、必ず前記接触抵抗が基準値よりも低くなるのであれば、静電気印加工程(S5)の後の静電気印加後接触抵抗検査工程(S7)を省略してもよい。
○ 静電気を印加する回数は1回に限らず、複数回行ってもよい。その場合、必ず静電気の印加を複数回行うのではなく、条件を設けて、例えば、ステップS7において有機EL素子12の発光に必要な印加電圧の測定値が基準電圧V以上のときに、行うようにしてもよい。
○ 端子部13a,13b,15aとFPC20の端子部20a,20bとの接触抵抗値が基準値を超えているか否かの判断を行う場合、有機EL素子12に対する印加電圧を測定する代わりに、接触抵抗値を測定してその値が予め設定された値以上か否かで判断してもよい。
○ 静電気の印加は、ESD試験器を使用する方法に限らない。例えば、静電発電機で発電して得られた静電気を印加するようにしてもよい。静電発電機としては、例えば、摩擦型発電機や誘導型発電機がある。
○ 端子部13a,13b,15aとFPC20とはACFを介して接続されていたが、これに限らず導電用樹脂(導電粒子が分散された樹脂)などを介して接続されていてもよい。
○ 有機EL素子12は基板11側から光を出射する構成に限らず、基板11と反対側から光を出射する所謂トップエミッション型の有機EL素子を使用してもよい。この場合、有機EL素子12は、第2電極15が透明電極で構成され、第1電極13は透明電極で構成されても不透明な電極で構成されてもよい。また、基板11は透明基板に限らず、不透明な基板であってもよい。
○ 有機EL層14は白色発光を行うような構成に限らず、例えば、赤や青や緑や黄色などの単色光若しくは、その組み合わせを発光する構成としてもよい。
○ 有機EL素子パネル10はバックライト用に限らず、他の照明装置やディスプレイの発光源として使用してもよい。また、表示装置用、即ちパッシブ型等の有機EL素子12に適用してもよい。
○ 有機EL素子に限らず無機EL素子や、液晶表示装置等の他の電子機器の外部接続端子とFPC20との接続の際に適用してもよい。
○ FPC20の端子部20aに印加される静電気の電圧の大きさは、静電気を印加した際に、外部接続端子を介して接続されている回路に支障を来さない大きさであればよく、前記実施の形態で使用した大きさに限らない。また、電子機器によって印加する静電気の電圧の大きさを変えてもよい。
○ 第1電極13の端子部13a,13bの一方を省略して補助電極16を第1電極13の周囲全体に設けたり、補助電極16を設けずに四角形状の第1電極13の4辺に沿って4個の端子部を設けて、各端子部にそれぞれ外部電源の端子を接続する構成としたりしてもよい。
○ 補助電極16を設けずに、端子部を第1電極13の一辺に設けて、その端子部に外部電源の端子を接続する構成としてもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施の形態から把握できる。
(1)基板上に形成された外部接続端子とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続した後、前記外部接続端子と前記フレキシブルプリント基板の配線との接続部に静電気を印加することを特徴とする外部接続端子とフレキシブルプリント基板との接続不良修復方法。
(2)請求項1〜請求項6及び前記技術的思想(1)のいずれか一つに記載の発明において、前記静電気の印加は複数回行われる。
(a)は有機EL素子パネルの模式平面図、(b)は(a)のA−A線における模式断面図。 (a)はFPCを接続した状態の模式平面図、(b)は端子部の接続状態を示す模式断面図。 有機EL素子パネルの製造方法を示すフローチャート。
符号の説明
10…有機EL素子パネル、11…基板、12…有機EL素子、13a,13b,15a…外部接続端子としての端子部、20…FPC(フレキシブルプリント基板)、20a,20b…外部接続端子とFPCの配線との接続部としての端子部、21a,21b…配線。

Claims (6)

  1. 基板上に形成された外部接続端子とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続するフレキシブルプリント基板接続工程を備えた電子機器の製造方法において、前記外部接続端子とフレキシブルプリント基板との接続部に静電気を印加する静電気印加工程を備えた電子機器の製造方法。
  2. 基板上に形成された外部接続端子とフレキシブルプリント基板とを電気的に接続するフレキシブルプリント基板接続工程を備えた電子機器の製造方法において、前記外部接続端子と前記フレキシブルプリント基板との接続部の接触抵抗が基準値を超えているか否かを検査する接触抵抗検査工程と、前記接触抵抗検査工程において、前記接続部の接触抵抗が基準値を超えている場合に、前記接続部に静電気を印加する静電気印加工程とを備えた電子機器の製造方法。
  3. 前記静電気印加工程の後に、前記外部接続端子と前記フレキシブルプリント基板との接続部の接触抵抗が基準値を超えているか否かを検査する静電気印加後接触抵抗検査工程を備えた請求項1又は請求項2に記載の電子機器の製造方法。
  4. 前記接続部に対する静電気の印加は、静電破壊試験器を使用して行われる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電子機器の製造方法。
  5. 前記外部接続端子は、有機エレクトロルミネッセンス素子の基板上に形成された外部接続端子である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電子機器の製造方法。
  6. 前記接触抵抗値が基準値を超えているか否かは、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を予め設定された輝度で発光させるのに必要な印加電圧の値が予め設定された基準電圧を超えているか否かで行われる請求項5に記載の電子機器の製造方法。
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