JP2006251038A - 平面表示装置及び平面表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 平面表示装置において走査方向の切替により切替直後のフレームで発生する画素電極の電位異常を防止する。
【解決手段】 格子状に設けられた複数の走査線Gn及び複数の信号線Smに格子毎に複数のスイッチ素子7を介して各々接続された複数の画素電極10及び複数の補助容量9と、複数の走査線Gnに対応させて複数の画素電極10に複数の補助容量9を介して各々接続された複数の補助容量線Cnと、複数の走査線Gnに走査信号を1走査線毎に順次出力する走査線駆動回路14と、極性信号に基づいて複数の信号線Smに画像信号を走査信号に同期させて各々出力する信号線駆動回路5と、極性信号に基づいて複数の補助容量線Cnに補助容量信号を走査信号に同期させて各々出力する補助容量線駆動回路15と、走査方向の切替に応じて切替直後のフレームの極性信号を切替直前のフレームの極性信号と同相にする極性制御回路6とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 格子状に設けられた複数の走査線Gn及び複数の信号線Smに格子毎に複数のスイッチ素子7を介して各々接続された複数の画素電極10及び複数の補助容量9と、複数の走査線Gnに対応させて複数の画素電極10に複数の補助容量9を介して各々接続された複数の補助容量線Cnと、複数の走査線Gnに走査信号を1走査線毎に順次出力する走査線駆動回路14と、極性信号に基づいて複数の信号線Smに画像信号を走査信号に同期させて各々出力する信号線駆動回路5と、極性信号に基づいて複数の補助容量線Cnに補助容量信号を走査信号に同期させて各々出力する補助容量線駆動回路15と、走査方向の切替に応じて切替直後のフレームの極性信号を切替直前のフレームの極性信号と同相にする極性制御回路6とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、平面表示装置及び平面表示装置の駆動方法に関する。
従来、平面表示装置としては、表示層として液晶層を用いた液晶表示装置が様々な分野で使用されている。この液晶表示装置の中でも、アクティブマトリクス型の液晶表示装置が広く用いられている。一般的に、アクティブマトリクス型の液晶表示装置としては、消費電力の低減等を実現する容量結合駆動方式の液晶表示装置が用いられることが多い(特許文献1参照)。
容量結合駆動方式の液晶表示装置は、格子状に設けられた複数の走査線及び複数の信号線、それらの走査線及び信号線に格子毎にそれぞれ接続された複数のスイッチ素子、複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極及び複数の補助容量、及び複数の走査線に対応させて複数の画素電極に複数の補助容量を介してそれぞれ接続された複数の補助容量線等を備えている。
一般的に、液晶表示装置では、焼き付きを防止するため、1フレーム(1画面)毎に画素電極に印加する電圧の極性を反転させる必要がある。このとき、容量結合駆動方式の液晶表示装置では、画素電極に印加する電圧の極性に対応させて補助容量線の電位を変化させる必要がある。また、液晶表示装置では、フリッカ(ちらつき)を軽減するため、画素電極に印加する電圧の極性を走査線毎に反転させるライン反転表示(行反転表示)を実行する場合がある。
このような液晶表示装置において、複数の走査線の走査方向を切り替える際の表示動作について説明する。
図7に示すように、液晶表示装置は、スタート信号STVがハイレベルになった場合、スイッチ素子を駆動させる走査信号Gsn(n=1,2,…,2a−1,2a[a:整数])を走査方向信号UDに基づいて順方向(Gs1からGs2aへの方向)又は逆方向(Gs2aからGs1への方向)に順次ハイレベルにする。なお、図7では、走査方向を指示する走査方向信号UDはロウレベル(Low)で順方向を指示し、ハイレベル(High)で逆方向を指示する。
次いで、液晶表示装置は、画素電極に印加する電圧の極性を1走査線毎及び1フレーム毎に反転させる極性信号POLに基づいて、画素電極に印加する電圧を与える画像信号を各走査信号Gsnの立ち上がりに同期させて複数の画素電極に書き込む。同時に、液晶表示装置は、極性信号POLに基づいて、補助容量線の電位、すなわち補助容量を介して画素電極の電位を変化させる補助容量信号Csn(n=1,2,…,2a−1,2a[a:整数])を走査信号Gsnに同期させてハイレベル又はロウレベルにする。
このとき、液晶表示装置は、極性信号POLがハイレベルである場合、補助容量信号Csnをハイレベルにし、その逆に極性信号POLがロウレベルである場合、補助容量信号Csnをロウレベルにする。これにより、画像信号の極性と同じ方向に画素電極の電位がシフトするため、画像信号の振幅を小さく設定することが可能になり、消費電力を抑えることができる。
ここで、図7に示すように、走査方向の切替直前のフレームで走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POLがハイレベルである場合には、正極性で画素電極に画像信号を書き込み、補助容量信号Cs1をハイレベルにする。また、走査信号Gs2がハイレベルになったときに極性信号POLがロウレベルである場合には、負極性で画素電極に画像信号を書き込み、補助容量信号Cs2をロウレベルにする。
一方、走査方向の切替直後のフレームで走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POLがハイレベルである場合には、正極性で画素電極に画像信号を書き込み、補助容量信号Cs1をハイレベルのまま維持する。また、走査信号Gs2がハイレベルになったときに極性信号POLがロウレベルである場合には、負極性で画素電極に画像信号を書き込み、補助容量信号Cs2をロウレベルのまま維持する。
このような補助容量信号Csnのレベル反転は、他の補助容量信号Csnでも同様に極性信号POLに基づいて、画像信号の極性と同じ方向に画素電極の電位をシフトさせるように行われる。
特開2001−255851公報
前述したような焼き付き防止の観点から、極性信号POLは、図7に示すように、切替直後のフレームと切替直前のフレームとで画像信号の極性を反転させるため、通常逆相になっている(図7中で示す丸線参照)。一方、例えば走査方向の画素数が偶数である場合、すなわち走査線の数が偶数である場合には、走査方向が切り替わると、切替直後のフレームの奇数番の走査線は切替直前のフレームの偶数番の走査線に対応し、切替直後のフレームの偶数番の走査線は切替直前のフレームの奇数番の走査線に対応することになる。
このため、切替直後のフレームと切替直前のフレームとで同じ走査線に着目すると、その走査線に対応する走査信号Gsnがハイレベルになったときの極性信号POLは、切替直後のフレームと切替直前のフレームとで同相になってしまう。これにより、極性信号POLに基づいてレベル反転する補助容量信号Csn(補助容量線の電位)は、切替直後のフレームと切替直前のフレームとでレベル反転しなくなるため、画素電極の電位は切替直後のフレームでシフトせずに異常な電位になってしまう。その結果として、切替直後のフレームでは、フラッシング(点滅)と呼ばれる症状が発生し、表示画像が乱れてしまう。
本発明の目的は、走査方向の切替により切替直後のフレームで発生する画素電極の電位異常を防止することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、平面表示装置において、格子状に設けられた複数の走査線及び複数の信号線と、前記複数の走査線及び前記複数の信号線に格子毎にそれぞれ接続された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極及び複数の補助容量と、前記複数の走査線に対応させて前記複数の画素電極に前記複数の補助容量を介してそれぞれ接続された複数の補助容量線と、前記複数の画素電極に対向する対向電極と、前記複数の画素電極と前記対向電極との間に設けられた表示層と、前記複数の走査線の偶数本に対し、前記スイッチ素子を駆動させる走査信号を1走査線毎に順次出力する走査線駆動回路と、前記画素電極に印加する電圧の極性を1走査線毎及び1フレーム毎に反転させる極性信号に基づいて、前記複数の信号線に対し、前記画素電極に印加する電圧を与える画像信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力する信号線駆動回路と、前記極性信号に基づいて、前記複数の走査線の偶数本に対応する前記複数の補助容量線に対し、前記補助容量を介して前記画素電極の電位を変化させる補助容量信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力する補助容量線駆動回路と、前記複数の走査線の走査方向の切替に応じて、切替直後のフレームの前記極性信号を切替直前のフレームの前記極性信号と同相にする極性制御回路とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、平面表示装置の駆動方法において、格子状に設けられた複数の走査線及び複数の信号線のうち複数の走査線の偶数本に対し、それらの走査線及び信号線に格子毎にそれぞれ接続されたスイッチ素子を駆動させる走査信号を1走査線毎に順次出力するステップと、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極に印加する電圧の極性を1走査線毎及び1フレーム毎に反転させる極性信号に基づいて、前記複数の信号線に対し、前記画素電極に印加する電圧を与える画像信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力するステップと、前記極性信号に基づいて、前記複数の走査線に対応させて前記複数の画素電極に複数の補助容量を介してそれぞれ接続された複数の補助容量線のうち前記複数の走査線の偶数本に対応する補助容量線に対し、前記補助容量を介して前記画素電極の電位を変化させる補助容量信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力するステップと、前記複数の走査線の走査方向の切替に応じて、切替直後のフレームの前記極性信号を切替直前のフレームの前記極性信号と同相にするステップとを有することである。
本発明によれば、走査方向の切替直後のフレームの極性信号を切替直前のフレームの極性信号と同相にすることによって、補助容量信号(補助容量線の電位)は切替直後のフレームでもレベル反転し、画素電極の電位が正常にシフトするようになるので、走査方向の切替により切替直後のフレームで発生する画素電極の電位異常を防止することができる。
本発明を実施するための最良の一形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る平面表示装置1は、格子状(マトリクス状)に設けられた複数の走査線Gn(n=1,2,…,2a−1,2a[a:整数])と複数の信号線Sm(m=1,2,…,b−1,b[b:整数])との交差点毎に複数の画素2を有する表示画素部3、複数の走査線Gnを駆動制御する水平線駆動回路4、複数の信号線Smを駆動制御する信号線駆動回路5、さらに、各部を駆動制御する制御部である液晶コントローラ(図示せず)から水平線駆動回路4に入力される極性信号POLに対して極性制御処理を行う極性制御回路6等を備えている。
表示画素部3は、格子状に設けられた複数の走査線Gn及び複数の信号線Sm、それらの走査線Gn及び信号線Smに格子毎にそれぞれ設けられた複数の画素2、及び、複数の走査線Gnに対応させて複数の画素2にそれぞれ接続された複数の補助容量線Cn(n=1,2,…,2a−1,2a[a:整数])等から構成されている。
複数の走査線Gn及び複数の補助容量線Cnは水平線駆動回路4にそれぞれ接続され偶数本設けられている。また、複数の信号線Smは信号線駆動回路5にそれぞれ接続され偶数本又は奇数本設けられている。
画素2は、走査線Gn及び信号線Smにそれぞれ接続されたスイッチ素子7、さらに、そのスイッチ素子7に接続された画素容量8及び補助容量9等から構成されている。
スイッチ素子7は、例えば3端子を有するトランジスタであり、そのゲート電極を走査線Gnに接続し、そのソース電極を信号線Smに接続し、さらに、そのドレイン電極を画素容量8に接続して設けられている。なお、スイッチ素子7としては、例えば薄膜トランジスタが用いられている。
画素容量8は、スイッチ素子7に接続された画素電極10、その画素電極10に対向する対向電極11、及び、画素電極10と対向電極11との間に設けられた表示層12等から構成されている。対向電極11には、一定の電圧Vcomが印加される。なお、表示層12としては、例えば液晶層が用いられている。
補助容量9は、スイッチ素子7と補助容量線Cnとの間に接続されて設けられている。この補助容量9は、画素電極10に印加された電圧を保持するための容量である。なお、補助容量9としては、例えばコンデンサ(キャパシタ)が用いられている。
ここで、複数の走査線Gn、複数の信号線Sm、複数の補助容量線Cn、複数のスイッチ素子7、複数の補助容量9及び複数の画素電極10は、光が透過するガラス基板等の透明基板13に設けられている。また、対向電極11は、透明基板13に対向する対向基板(図示せず)に設けられている。さらに、表示層12は、透明基板13と対向基板との間にそれらの周囲をシール材等によりシールすることで設けられている。なお、透明基板13には、水平線駆動回路4、信号線駆動回路5及び極性制御回路6も設けられている。
水平線駆動回路4は、複数の走査線Gnを駆動制御する走査線駆動回路14及び複数の補助容量線Cnを駆動制御する補助容量線駆動回路15を備えている。走査線駆動回路14には、複数の走査線Gnがそれぞれ接続されている。また、補助容量線駆動回路15には、複数の補助容量線Cnがそれぞれ接続されている。
走査線駆動回路14は、液晶コントローラから入力されるクロック信号CKV、スタート信号STV及び走査方向信号UD等に基づいて、複数の走査線Gnに1走査線Gn毎(1水平走査期間毎)に走査信号Gsn(n=1,2,…,2a−1,2a[a:整数])を順次出力する回路である。このような走査線駆動回路14はシフトレジスタやバッファ等から構成されている。
ここで、スタート信号STVは複数の走査線Gnの駆動開始タイミングを指示する信号である。また、走査方向信号UDは複数の走査線Gnの走査方向を指示する信号である。走査信号Gsnはスイッチ素子7を駆動(オン)させる信号である。なお、複数の走査線Gnの走査方向とは、1走査線Gn毎に走査信号Gsnを順次出力していく方向である。ここでは、走査線G1からG2aへの走査方向を順方向とし、逆に、走査線G2aからG1への走査方向を逆方向とする。
補助容量線駆動回路15は、極性制御回路6から入力される極性信号POL´に基づいて、複数の補助容量線Cnに対して補助容量信号Csn(n=1,2,…,2a−1,2a[a:整数])を走査信号Gsnに同期させてそれぞれ出力する回路である。このような補助容量線駆動回路15はシフトレジスタやバッファ等から構成されている。
ここで、極性信号POL´は、極性制御回路6により相が制御された極性信号POLである。極性信号POLは、画素電極10に印加する電圧の極性を1走査線Gn毎及び1フレーム毎に反転させる信号である。また、補助容量信号Csnは、補助容量線Cnの電位、すなわち補助容量9を介して画素電極10の電位を変化させる信号である。詳しくは、補助容量信号Csnは、補助容量線Cnの電位を変えることで補助容量9を介して画素電極10の電位を変化させて、画素電極10の電圧に重畳成分を与える信号である。
信号線駆動回路5は、液晶コントローラから入力されるクロック信号CKH、スタート信号STH及び極性信号POL´に基づいて、複数の信号線Smに対して画像信号Ssm(m=1,2,…,b−1,b[b:整数])を走査信号Gsnに同期させてそれぞれ出力する回路である。このような信号線駆動回路5はシフトレジスタやスイッチ等から構成されている。
ここで、スタート信号STHは走査信号Gsnに同期して複数の信号線Smの駆動開始タイミングを指示する信号である。また、画像信号Ssmは画像データに基づいて画素電極10に印加する電圧を与える信号である。
極性制御回路6は、走査方向信号UDの変化に応じて、すなわち複数の走査線Gnの走査方向の切替に応じて、切替直後のフレームの極性信号POLを切替直前のフレームの極性信号POLと同相にするように極性信号POLを極性信号POL´として変更する極性制御処理を行い、その極性信号POL´を信号線駆動回路5及び補助容量線駆動回路15に出力する回路である。
図2に示すように、極性制御回路6は、2つの極性スイッチ素子21a,21b及び3つのNOT回路22a,22b,22cから構成されている。2つの極性スイッチ素子21a,21bは、例えば3端子を有するトランジスタである。なお、極性スイッチ素子21a,21bとしては、例えば薄膜トランジスタが用いられている。
極性スイッチ素子21aのゲート電極には、NOT回路22aを介して走査方向信号UDが入力され、そのソース電極には、2つのNOT回路22b,22cを介して極性信号POLが入力され、そのドレイン電極からPOL´信号が出力される。また、極性スイッチ素子21bのゲート電極には、走査方向信号UDが入力され、そのソース電極には、NOT回路22bを介して極性信号POLが入力され、そのドレイン電極からPOL´信号が出力される。
このような極性制御回路6において、走査方向信号UDがロウレベル(Low)である場合には、極性スイッチ素子21aが駆動(オン)し、極性信号POLが2つのNOT回路22b,22cを介してそのまま極性信号POL´として出力される。また、走査方向信号UDがハイレベル(High)である場合には、極性スイッチ素子21bが駆動(オン)し、極性信号POLがNOT回路22bを介して極性信号POL´として出力される。
これにより、複数の走査線Gnの走査方向が順方向である場合には、極性信号POLはそのまま極性信号POL´として出力される。一方、複数の走査線Gnの走査方向が切り替わった場合には、極性信号POLは逆相になり極性信号POL´として出力される。このとき、極性信号POL´は切替直後のフレームと切替直前のフレームとで同相になる。
このような構成において、平面表示装置1が行う表示動作について説明する。
平面表示装置1は、画素電極10に印加する電圧の極性を1走査線Gn毎及び1フレーム毎に反転させて画像を表示する表示動作を行う。また、平面表示装置1は、走査方向信号UDに基づくタイミングで複数の走査線Gnの走査方向を切り替えて表示動作を行う。
図3に示すように、平面表示装置1は、例えば、複数の走査線Gnの走査方向を順方向から逆方向に切り替えたり、逆方向から順方向へ切り替えたりする。なお、ここでは、走査方向信号UDはロウレベルで順方向を示し、ハイレベルで逆方向を示す。
平面表示装置1は、走査線駆動回路14により、クロック信号CKV、スタート信号STV及び走査方向信号UDに基づいて、複数の走査線Gnに対して1走査線Gn毎に走査信号Gsnを順方向又は逆方向に順次出力し、1走査線Gn毎に複数のスイッチ素子7を駆動させる。次いで、平面表示装置1は、信号線駆動回路5により、クロック信号CKH、スタート信号STH及び極性信号POL´に基づいて、スイッチ素子7が駆動状態(オン状態)にある走査線Gnに接続された複数の画素電極10に画像信号Ssmを走査信号Gsnに同期させて1走査線Gn毎に順次書き込む。同時に、平面表示装置1は、補助容量線駆動回路15により、極性信号POL´に基づいて複数の補助容量線Cnに対して補助容量信号Csnを走査信号Gsnに同期させてそれぞれ出力する。なお、平面表示装置1は、画素電極10の電圧を1フレーム期間だけ画素容量8及び補助容量9により保持する。
このようにして、1走査線Gn毎に複数のスイッチ素子7を順次駆動させ、そのスイッチ素子7に接続された画素容量8及び補助容量9に画像信号Ssmを書き込むことで、所定の画像データに基づく画像信号Ssmが全ての画素2に書き込まれ、1フレーム分(1画面分)の画像が表示される。
次に、平面表示装置1が順方向に表示動作を行う場合について詳しく説明する。ここでは、極性信号POL´は、1フレーム毎に画素電極10に書き込む画像信号Ssmの極性を反転させるため、連続する2つのフレームで逆相になっている(図4中で示す丸線参照)。また、本実施の形態では、極性信号POL´はハイレベルで正極性であり、ロウレベルで負極性である。
図4に示すように、最初のフレームでは、平面表示装置1は、スタート信号STVがハイレベルになった場合、走査信号Gsnを順方向(走査線G1から走査線G2aへの方向)に順次ハイレベルにし、各走査信号Gsnの立ち上がりに応じて、各走査線Gnに接続された複数の画素電極10に対して極性信号POL´に基づく極性で画像信号Ssmを書き込む。同時に、平面表示装置1は、極性信号POL´がハイレベルである場合、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をハイレベルにし、その逆に極性信号POL´がロウレベルである場合、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をロウレベルにする。次のフレームでも同様に、平面表示装置1は、スタート信号STVがハイレベルになった場合、前のフレームと同じ表示動作を繰り返す。なお、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をレベル反転させることで、その補助容量信号Cs1のレベル反転が画像信号Ssmの書き込みに影響を与えることを防ぐことができる。
ここで、最初のフレームにおいて、走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POL´がハイレベルである場合には、正極性で画素電極10に画像信号Ssmを書き込み、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をハイレベルにする。また、次のフレームにおいて、走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POL´がロウレベルである場合には、負極性で画素電極10に画像信号Ssmを書き込み、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をロウレベルにする。
したがって、極性信号POL´がハイレベルである場合には、補助容量信号Cs1もハイレベルになり、画素電極10の電位は画像信号Ssmの極性と同じ方向、すなわち正極性の方向に補助容量9に比例する値だけシフトする。逆に、極性信号POL´がロウレベルである場合には、補助容量信号Cs1がロウレベルになり、画素電極10の電位は画像信号Ssmの極性と同じ方向、すなわち負極性の方向に補助容量9に比例する値だけシフトする。
このように補助容量信号Csnにより画像信号Ssmの極性と同じ方向に画素電極10の電位をシフトさせることで、画素容量8が必要とする駆動電圧より画像信号Ssmの振幅を小さく設定した場合でもその駆動電圧を得ることができる。これにより、画像信号Ssmの振幅を駆動電圧より小さく設定することが可能になるため、消費電力を抑えることができる(以下の表示動作でも同様である)。
次いで、平面表示装置1が逆方向に表示動作を行う場合について詳しく説明する。ここでは、極性信号POL´は、1フレーム毎に画素電極10に書き込む画像信号Ssmの極性を反転させるため、連続する2つのフレームで逆相になっている(図5中で示す丸線参照)。
図5に示すように、最初のフレームでは、平面表示装置1は、スタート信号STVがハイレベルになった場合、走査信号Gsnを逆方向(走査線G2aから走査線G1への方向)に順次ハイレベルにし、各走査信号Gsnの立ち上がりに同期させて、各走査線Gnに接続された複数の画素電極10に対して極性信号POL´に基づく極性で画像信号Ssmを書き込む。また、平面表示装置1は、極性信号POL´がハイレベルである場合、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をハイレベルにし、その逆に極性信号POL´がロウレベルである場合、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をロウレベルにする。次のフレームでも同様に、平面表示装置1は、スタート信号STVがハイレベルになった場合、前のフレームと同じ表示動作を繰り返す。
ここで、最初のフレームにおいて、走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POL´がロウレベルである場合には、負極性で画素電極10に画像信号Ssmを書き込み、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をロウレベルにする。また、次のフレームにおいて、走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POL´がハイレベルである場合には、正極性で画素電極10に画像信号Ssmを書き込み、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をハイレベルにする。
最後に、平面表示装置1が順方向から逆方向に表示動作を行う場合について詳しく説明する。ここでは、極性信号POL´は、極性制御回路6により切替直後のフレームと切替直前のフレームとで同相になっている(図6中で示す丸線参照)。
図6に示すように、切替直前のフレームでは、平面表示装置1は、スタート信号STVがハイレベルになった場合、走査信号Gsnを順方向(走査線G1から走査線G2aへの方向)に順次ハイレベルにし、各走査信号Gsnの立ち上がりに同期させて、各走査線Gnに接続された複数の画素電極10に対して極性信号POL´に基づく極性で画像信号Ssmを書き込む。同時に、平面表示装置1は、極性信号POL´がハイレベルである場合、補助容量信号Cs1を走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させてハイレベルにし、その逆に極性信号POL´がロウレベルである場合、補助容量信号Cs1を走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させてロウレベルにする。また、切替直後のフレームでは、平面表示装置1は、スタート信号STVがハイレベルになった場合、走査信号Gsnを逆方向(走査線G2aから走査線G1への方向)に順次ハイレベルにし、切替直前のフレームと同じ表示動作を繰り返す。
ここで、切替直前のフレームにおいて、走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POL´がハイレベルである場合には、正極性で画素電極10に画像信号Ssmを書き込み、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をハイレベルにする。また、切替直後のフレームにおいて、走査信号Gs1がハイレベルになったときに極性信号POL´はロウレベルである場合には、負極性で画素電極10に画像信号Ssmを書き込み、走査信号Gs1の立ち上がりから1クロック周期遅延させて補助容量信号Cs1をロウレベルにする。これにより、補助容量信号Cs1は切替直後のフレームでもレベル反転する。
このように本実施の形態によれば、偶数本の走査線Gnを駆動させる場合に、極性制御回路6により、走査方向の切替に応じて切替直後のフレームの極性信号POL´を切替直前のフレームの極性信号POL´と同相にすることによって(図6中で示す丸線参照)、補助容量信号Csn(補助容量線Cnの電位)は切替直後のフレームでもレベル反転し、画素電極10の電位が正常にシフトするようになるので、走査方向の切替により切替直後のフレームで発生する画素電極10の電位異常を防止することができる。その結果として、フラッシングを抑え正常な画像表示を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、極性制御回路6を薄膜トランジスタにより構成し透明基板13上に設けることで、スイッチ素子7等を透明基板13上に設ける場合等、それらと同時に透明基板13に設けることが可能になるため、製造工程の短縮化を実現することができ、加えて、薄型化や小型化等を実現することができる。
なお、本実施の形態においては、スイッチ素子7として薄膜トランジスタを用いているが、これに限るものではなく、同様に、極性スイッチ素子21a,21bとして薄膜トランジスタを用いているが、これに限るものではない。
また、本実施の形態においては、補助容量9としてコンデンサを用いているが、これに限るものではない。
最後に、本実施の形態においては、表示層12として液晶層を用いているが、これに限るものではなく、例えば電圧印加により発光する性質を有する有機物質(発光体)を用いてもよい。
1 平面表示装置
5 信号線駆動回路
6 極性制御回路
7 スイッチ素子
9 補助容量
10 画素電極
11 対向電極
12 表示層
13 透明基板
14 走査線駆動回路
15 補助容量線駆動回路
Cn 補助容量線
Csn 補助容量信号
Gn 走査線
Gsn 走査線信号
Sm 信号線
Ssm 画像信号
5 信号線駆動回路
6 極性制御回路
7 スイッチ素子
9 補助容量
10 画素電極
11 対向電極
12 表示層
13 透明基板
14 走査線駆動回路
15 補助容量線駆動回路
Cn 補助容量線
Csn 補助容量信号
Gn 走査線
Gsn 走査線信号
Sm 信号線
Ssm 画像信号
Claims (3)
- 格子状に設けられた複数の走査線及び複数の信号線と、
前記複数の走査線及び前記複数の信号線に格子毎にそれぞれ接続された複数のスイッチ素子と、
前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極及び複数の補助容量と、
前記複数の走査線に対応させて前記複数の画素電極に前記複数の補助容量を介してそれぞれ接続された複数の補助容量線と、
前記複数の画素電極に対向する対向電極と、
前記複数の画素電極と前記対向電極との間に設けられた表示層と、
前記複数の走査線の偶数本に対し、前記スイッチ素子を駆動させる走査信号を1走査線毎に順次出力する走査線駆動回路と、
前記画素電極に印加する電圧の極性を1走査線毎及び1フレーム毎に反転させる極性信号に基づいて、前記複数の信号線に対し、前記画素電極に印加する電圧を与える画像信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力する信号線駆動回路と、
前記極性信号に基づいて、前記複数の走査線の偶数本に対応する前記複数の補助容量線に対し、前記補助容量を介して前記画素電極の電位を変化させる補助容量信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力する補助容量線駆動回路と、
前記複数の走査線の走査方向の切替に応じて、切替直後のフレームの前記極性信号を切替直前のフレームの前記極性信号と同相にする極性制御回路と、
を備えることを特徴とする平面表示装置。 - 前記極性制御回路は薄膜トランジスタを備え透明基板上に設けられていることを特徴とする請求項1記載の平面表示装置。
- 格子状に設けられた複数の走査線及び複数の信号線のうち複数の走査線の偶数本に対し、それらの走査線及び信号線に格子毎にそれぞれ接続されたスイッチ素子を駆動させる走査信号を1走査線毎に順次出力するステップと、
前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極に印加する電圧の極性を1走査線毎及び1フレーム毎に反転させる極性信号に基づいて、前記複数の信号線に対し、前記画素電極に印加する電圧を与える画像信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力するステップと、
前記極性信号に基づいて、前記複数の走査線に対応させて前記複数の画素電極に複数の補助容量を介してそれぞれ接続された複数の補助容量線のうち前記複数の走査線の偶数本に対応する補助容量線に対し、前記補助容量を介して前記画素電極の電位を変化させる補助容量信号を前記走査信号に同期させてそれぞれ出力するステップと、
前記複数の走査線の走査方向の切替に応じて、切替直後のフレームの前記極性信号を切替直前のフレームの前記極性信号と同相にするステップと、
を有することを特徴とする平面表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005063994A JP2006251038A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 平面表示装置及び平面表示装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2006251038A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008129284A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Sony Corp | 表示装置および電子機器 |
JP2013101182A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Japan Display Central Co Ltd | 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 |
US9142174B2 (en) | 2013-04-02 | 2015-09-22 | Samsung Display Co., Ltd. | Method of driving a display panel and a display apparatus for performing the method |
-
2005
- 2005-03-08 JP JP2005063994A patent/JP2006251038A/ja active Pending
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