JP2006247904A - 記録装置、及び記録装置の位置補正方法 - Google Patents

記録装置、及び記録装置の位置補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006247904A
JP2006247904A JP2005064557A JP2005064557A JP2006247904A JP 2006247904 A JP2006247904 A JP 2006247904A JP 2005064557 A JP2005064557 A JP 2005064557A JP 2005064557 A JP2005064557 A JP 2005064557A JP 2006247904 A JP2006247904 A JP 2006247904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
carriage
pattern
optical sensor
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005064557A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Yokoi
克幸 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005064557A priority Critical patent/JP2006247904A/ja
Publication of JP2006247904A publication Critical patent/JP2006247904A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

【課題】 簡単な構成でセンサの誤差を補正し、より正確に画像をCDのような記録媒体に記録することが可能な記録装置及びその記録装置の位置補正方法を提供することである。
【解決手段】 所定の方向に往復移動するキャリッジに記録ヘッドと光学センサとを搭載し、光学センサにより記録媒体の位置を特定して、記録ヘッドにより記録媒体に記録が可能な記録装置において、所定の方向に関するキャリッジの位置を検出しながら、キャリッジを走査して記録媒体に記録パターンをテスト記録し、そのキャリッジを走査して光学センサによりテスト記録された記録パターンを読取り、記録パターンをテスト記録した時に検出される第1のキャリッジ位置と、その記録パターンを読み取った時に検出される第2のキャリッジ位置とから記録ヘッドと光学センサとの間の距離を求め、その算出された距離に基づいて、光学センサの位置を補正して記録媒体の位置を特定する。
【選択図】 図12

Description

本発明は記録装置、及び記録装置の位置補正方法に関し、特に、コンピュータ等の情報出力装置であるプリンタや、複写機、ファクシミリなど記録部に用いられ画像を形成する記録装置、及び記録装置の位置補正方法に関する。
従来より、記録媒体の記録面に着色されたトナーやインクを付着させて画像を形成し、その画像が記録された記録媒体を排出するプリントシステムの出力装置として、電子写真方式、ワイヤドット方式、インクジェット方式など様々な記録方式の記録装置が知られている。
例えば、記録ヘッドから記録媒体に対して直接インクを吐出するインクジェット方式は、記録媒体上に画像を形成するまでに要する工程が少なく、ランニングコストが安価で、カラー記録にも適し、記録動作時の騒音が静かである等の利点を有することから、ビジネス用から家庭用まで幅広い市場で注目されている。そのため、近年においては、インクジェット方式を適用した出力装置が、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機などの多くの出力装置に採用されている。
そして、インクジェット方式は非接触記録が可能ということから、その特長を生かす記録媒体として通常の紙以外に様々な記録媒体が提案されている。
その一つとして、CD−RやDVDやメモリカードのように小型で厚みのある記録媒体がある。以下、これらの記録媒体を総称してCD(コンパクトディスク)という。
CDは厚みがあって剛性が高いこと、および表面に傷が発生しやすいことから、記録用紙のような通常の記録媒体を給紙搬送する機構を使用せず、専用のトレイを設け、それにCDを搭載して、通常とは異なる搬送経路を使用して記録を行っている。
また、CDに記録する場合は、CDの中心の穴に対して同心円上の記録範囲を設定して記録する場合が多く、同心上の記録範囲である故に記録媒体であるCDの中心に対して記録がずれた場合に、そのずれがより目に付きやすいという特性がある。
従って、CDを搭載して搬送するトレイ上に位置検出用のマーカを配置し、インクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を搭載して走査するキャリッジ上に光学センサを備え、トレイ上のマーカの位置を検出してCDの位置を正確に把握する方法が特許文献1で提案されている。
また、キャリッジ上に記録ヘッドと光学センサという2つの部品を組み立てて製品を構成するため、設計上の記録ヘッドと光学センサの設計上の寸法に対して、組み立て上の誤差が発生しやすい。これが記録ズレの発生要因ともなるため、例えば、特許文献2で提案されているように、記録ヘッドの代わりに、その記録ヘッドの位置に光学センサが付いた治具を使用し、キャリッジに搭載された光学センサと治具の光学センサで同じマーカの位置を読み取ることにより、仮想的に記録ヘッドを搭載するキャリッジに搭載された光学センサの距離を補正する方法がとられている。
特開2004−42372号公報(第6頁、図13) 特開2004−42376号公報(第3頁、第4頁、図21)
しかしながら、上述した従来の製品の製造工程で治具を使用して補正を行う方法では、高価な治具を生産の規模に応じて準備する必要があり、設備投資額が大きくなるという欠点があった。
そして、製品が販売された後、記録装置が故障して補正値を保持している素子が搭載された回路基板が交換された場合には、再度補正を行う必要がある。そのためには高価な治具をサービス拠点にも準備する必要があり、これにも非常に大きな投資が必要であった。
また、補正に使用するのが実際の記録ヘッドではなく治具であるため、製品として実際の記録ヘッドを使用した場合に、治具と記録ヘッドとの寸法違いにより、多少の記録ズレが発生するという欠点もあった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、簡単な構成でセンサの誤差を補正し、より正確に画像をCDのような記録媒体に記録することが可能な記録装置及びその記録装置の位置補正方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の記録装置は以下の構成からなる。
即ち、所定の方向に往復移動するキャリッジに記録ヘッドと光学センサとを搭載し、前記光学センサにより記録媒体の位置を特定して、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録が可能な記録装置であって、前記所定の方向に関するキャリッジの位置を検出する位置検出手段と、前記キャリッジを走査して前記記録媒体に記録パターンを記録するテスト記録手段と、前記キャリッジを走査して前記光学センサにより前記テスト記録手段により記録された前記記録パターンを読取る読取手段と、前記テスト記録手段により前記記録パターンを記録した時に前記位置検出手段により検出される第1のキャリッジ位置と、前記読取手段によって前記記録パターンを読み取った時に前記位置検出手段により検出される第2のキャリッジ位置とから前記記録ヘッドと前記光学センサとの間の距離を求める算出手段と、前記算出手段により算出された距離に基づいて、前記光学センサの位置を補正して前記記録媒体の位置を特定し前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う位置補正記録手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記第2のキャリッジ位置を特定するには、少なくとも以下の3つの態様がある。
(1)第1の態様
前記読取手段は、キャリッジを第1の方向に移動させて、記録パターンの第1の端部を特定し、次に、そのキャリッジの移動方向を第1の方向とは反対の第2の方向に移動させて、その記録パターンの第1の端部とは反対側の第2の端部を特定し、一方、前記算出手段は、第1と第2の端部に対応する、位置検出手段により検出される2つキャリッジ位置の中点を第2のキャリッジ位置とするようにしても良い。
この際、前記読取手段は、キャリッジを第1の方向に移動させたとき、その移動方向に関して記録パターンの両端を特定し、次に、キャリッジを第2の方向に移動させたとき、その移動方向に関して記録パターンの両端を再び特定し、前記算出手段は、第1及び第2の方向にキャリッジを移動させた時に夫々得られる記録パターンの両端に対応する、位置検出手段により検出される各キャリッジ位置から第2のキャリッジ位置を求めるようにしても良い。
(2)第2の態様
前記テスト記録手段は、第1の記録パターンと第2の記録パターンを記録媒体上にキャリッジの移動方向に関して所定の位置から等距離離した位置に記録し、前記読取手段は、キャリッジを第1の方向に移動させて、第1の記録パターンの第2の記録パターンに近い側の第1の端部を特定し、次に、キャリッジの移動方向を第1の方向とは反対の第2の方向に移動させて、第2の記録パターンの第1の記録パターンに近い側の第2の端部を特定し、前記算出手段は、第1と第2の端部に対応する、位置検出手段により検出される2つキャリッジ位置の中点を第2のキャリッジ位置とするようにしても良い。
この際、前記読取手段は、キャリッジを第1の方向に移動させたとき、その移動方向に関して第1の記録パターンの両端を特定し、次に、キャリッジを第2の方向に移動させたとき、その移動方向に関して第2の記録パターンの両端を再び特定し、前記算出手段は、第1及び第2の方向にキャリッジを移動させた時に夫々得られる第1、及び第2の記録パターン夫々の両端に対応する、位置検出手段により検出される各キャリッジ位置から第2のキャリッジ位置を求めるようにしても良い。
上記の態様において、前記記録媒体を前記キャリッジの移動方向とは異なる方向に搬送する搬送手段をさらに有し、前記読取手段は、搬送手段により記録媒体を搬送させて、記録パターンを複数回読取り、前記算出手段は、読取手段によって記録パターンを複数回読み取った時に位置検出手段により検出される複数の第2のキャリッジ位置に基づいて記録ヘッドと光学センサとの間の距離を求めるようにすると良い。
また、第2のキャリッジ位置の特定に関し、上記の態様では、前記読取手段により記録パターンを読取った時に光学センサより出力される信号レベルを所定の閾値と比較し、その比較結果に基づいて、前記記録パターンの端部を判定し、その判定結果を用いて、第2のキャリッジ位置を特定すると良い。
(3)第3の態様
前記テスト記録手段は、第1の記録パターンと第2の記録パターンを記録媒体上にキャリッジの移動方向と記録媒体の搬送方向とに関して所定の位置に関して対称な位置に記録し、前記読取手段は、キャリッジを移動させて第1の記録パターンを読み取ることで得られる光学センサからの出力である第1信号とその時に前記位置検出手段により検出されるキャリッジの第1の位置情報とをメモリに格納し、さらに、キャリッジを移動させて第2の記録パターンを読み取ることで得られる光学センサからの出力である第2信号とその時に前記位置検出手段により検出されるキャリッジの第2の位置情報とをそのメモリに格納しておき、前記算出手段は、そのメモリから前記第1信号、第1の位置情報、第2信号、及び第2の位置情報を読み出して、第1及び第2の位置情報に基づいて、第1の第2の信号レベルが交わる位置を特定し、その特定された位置を第2のキャリッジ位置とすると良い。
また他の発明によれば、所定の方向に往復移動するキャリッジに記録ヘッドと光学センサとを搭載し、前記光学センサにより記録媒体の位置を特定して、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録が可能な記録装置の位置補正方法であって、前記所定の方向に関するキャリッジの位置を検出する位置検出工程と、前記キャリッジを走査して前記記録媒体に記録パターンを記録するテスト記録工程と、前記キャリッジを走査して前記光学センサにより前記テスト記録手段により記録された前記記録パターンを読取る読取工程と、前記テスト記録工程において前記記録パターンを記録した時に前記位置検出工程において検出される第1のキャリッジ位置と、前記読取工程において前記記録パターンを読み取った時に前記位置検出工程において検出される第2のキャリッジ位置とから前記記録ヘッドと前記光学センサとの間の距離を求める算出工程と、前記算出工程において算出された距離に基づいて、前記光学センサの位置を補正して前記記録媒体の位置を特定する位置補正工程とを有することを特徴とする記録装置の位置補正方法を備える。
従って本発明によれば、記録装置が備えている各構成と記録装置が通常使用する記録媒体を使用して、キャリッジに搭載された光学センサ位置を補正することができ、高品位な画像を記録できるという効果がある。これにより、従来のように高価な治具を準備することなく、各装置に最適な補正を行うことが可能となる。
また、製品使用途中で偶発的に設定された補正値が消滅しても、使用を中断してサービスセンタに修理に出すということをしないで、ユーザが自分で再補正を実施することが出来る、使い勝手の良い製品を提供することができるという利点もある。
さらに、サービスセンタに修理メンテナンスのために高価な冶具を備える必要がなく、この点の経費削減にも資する。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を用いて記録を行うプリンタの外観斜視図である。
図1において、19は電源スイッチなどの操作部、21は記録する記録媒体を積載するための給紙スタッカ、20は記録が終了した記録媒体をスタックするための排紙トレイ、16は給紙スタッカ21の一部に設けられた記録媒体を給紙するための圧板である。
図2は図1で示したプリンタのカバーを取り外した状態で、その機構部を示す斜視図である。
図2において、2は記録ヘッドを搭載して矢印A方向(主走査方向)に往復走査するキャリッジ、3は記録ヘッド(不図示)にインクを供給するためにインクタンク、18はキャリッジ2に搭載された記録媒体表面の光の反射レベルを検知するための光学センサ、4はキャリッジがガイドされるガイドシャフト、5はガイドシャフト4と同様にキャリッジ2をガイドするためのガイドレール、6はキャリッジモータ(不図示)の駆動力をキャリッジ2に伝達して主走査を行うためのキャリッジベルト、7はキャリッジ2の主走査方向の位置をキャリッジ上に搭載したキャリッジ位置センサであるエンコーダ(不図示)で検知するためのコードストリップ、8は記録媒体をその搬送方向(副走査方向)に搬送するための搬送ローラ、9は搬送ローラの対向して設けられた記録媒体を搬送ローラ8に押圧して搬送力を発生するためのピンチローラ、10は記録された記録媒体を排紙するための第一の排紙ローラ、11は記録された記録媒体を排紙するための第二の排紙ローラ、22は記録ヘッドのインク吐出ノズル(以下、ノズル)を密閉するためのキャップである。
図3は図2で示したプリンタの機構部をキャリッジの走査方向に垂直な断面で切った断面図である。
図3において、14は給紙スタッカ21に積載された記録媒体を給紙時に圧板16と共に記録媒体を押圧して摩擦力により給紙するための給紙ローラ、15は記録媒体を1枚ずつ分離するための分離ローラ、17は圧板16の押圧力を発生させる圧板バネ、12〜13は夫々、第一の排紙ローラ10と第二の排紙ローラ11に記録媒体を押圧して搬送力を発生させるための従動ローラである。
図4はキャリッジ2周辺を図3における矢印B方向に見た図である。
図4において、1はキャリッジ2に搭載され記録媒体にインクを吐出して記録を行うための記録ヘッドであり、記録ヘッド1にはインクを吐出するためのノズル1aが設けられている。
図5は図1に示したプリンタを制御するための制御構成を示すブロック図である。
図5において、26はマイクロプロセッサ形態からなるCPUであり、CPU26はインタフェース27を介してホストコンピュータ(以下、ホストという)25に接続されている。また、CPU26は、プログラムを格納するROM28からそのプログラムを読み出して実行し、RAM29で構成されるバッファメモリに格納されたホスト25から転送される記録データに基づき記録動作を制御する。
また、30は情報の書き換えが可能な不揮発性メモリであり、例えば、バックアップ電源を備えたSD−RAMや、電源が切られても情報を記憶し続ける不揮発性メモリであるNVRAM、31はタイマである。
CPU26はCRモータドライバ33、LFモータドライバ34を介してCRモータ35、LFモータ36をそれぞれ制御すると共に、RAM29に格納された記録情報に基づき記録ヘッドドライバ32を介して記録ヘッド1を制御する。
さらに、37は副走査方向に記録媒体を搬送制御するために記録媒体の紙端の通過を検知するための紙端センサ、39はキャリッジ2の位置をコードストリップ7と協働して検知するためのエンコーダ等からなるキャリッジ2上に搭載されたキャリッジ位置センサである。
図6はキャリッジ2に搭載された記録ヘッド1のノズル列1aと光学センサ18とキャリッジ位置センサ39の主走査方向に関する位置関係を示した図である。
上述したように、キャリッジ位置センサ39はコードストリップ7と協働してキャリッジの位置を制御するのに使用されている。キャリッジの位置基準として、この実施例では図2に示したキャップ22に対してキャリッジ2に搭載した記録ヘッド1のノズル列1aが対向する位置を使用する。
キャリッジ2の走査方向に関する位置を決めるために用いるキャリッジ位置センサ39から記録ヘッド1のノズル列1aまでの距離は“Lh”、記録ヘッド1のノズル列1aと光学センサ18との距離は“L0”として設計上は配置されている。
図7はCDに記録を行う場合に使用するトレイの上面図である。
図7において、40がトレイ、41はCD−R、42はトレイの位置をキャリッジ2上に設けられた光学センサ18により検知するためのマーカである。
CD−Rのセット位置とマーカの位置は所定の寸法公差内で製作されており、マーカの位置を正確に検知できれば記録のズレがほとんど目立たないように構成されている。
図8はトレイを装着したプリンタの外観斜視図である。
図8に示すように、CD−R41を搭載したトレイ40をトレイガイド43でガイドしながらプリンタの排紙口側から挿入する。そして、トレイ40の位置を光学センサ18で検知してCD−Rの位置を決定して印刷を行う。
次に以上のような構成のプリンタを用いたCDへの記録とその記録に伴う位置補正についてのいくつかの実施例について説明する。
ここでは、図9〜図11を参照して、記録媒体を使用してキャリッジ2に搭載した記録ヘッド1のノズル列1aと光学センサ18との位置補正する例について説明する。
図9は補正方法の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS101では、キャリッジ2に搭載した記録ヘッド1で記録できる位置まで記録媒体を給紙搬送する。次にステップS102において、記録媒体の所定の位置にキャリッジ2に搭載した記録ヘッド1により所定の記録パターンを記録する。この処理は以下のように行う。
図10は位置補正に係る装置の構成部品の位置関係を示す図である。
図10に示すように、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド1により記録可能な位置にセットされた記録媒体50に対して、キャリッジ2に搭載されたキャリッジ位置センサ39により検知される主走査方向の基準位置からの距離P2を中心として幅2Dの範囲で記録ヘッド1を使用して長方形の記録パターン51を記録する。
次にキャリッジ2に搭載した光学センサ18により、先に記録した記録パターンの反射レベルを測定する。
これについては図11を参照して説明する。
図11は光学センサの出力レベルと記録パターン位置との関係を示す図である。
図11(a)に示すように記録媒体50に記録された記録パターン51を光学センサ18で、その反射レベルを測定した場合は、曲線52に示すように、何も記録されていない記録媒体表面を測定している時は一定の反射レベルを維持していて、記録パターン51が存在する場所においては、その部分だけ一定のレベルで反射レベルが低くなる。
記録パターン51の境界部における反射レベルは、光学センサ18の測定スポット径が有る程度の大きさを持つため、境界部で反射レベルが、例えば、1から0に瞬時に切り替わるのではなく、光学センサ18による測定反射レベルが記録媒体50の反射レベルから記録パターン51の反射レベルに変化するにはキャリッジ位置に対してある程度の傾斜を持って変化する。
それ故、光学センサ18の受光能力のばらつき、記録媒体表面の反射レベルのばらつきを考慮し、記録媒体50の反射レベルと記録パターン51の反射レベルとの間に所定の閾値を設定しておけば、記録パターンの境界部において必ず閾値となる位置が存在する。
この実施例では、同一の光学センサ18を使用して測定するので、所定の閾値に到達する位置は記録パターン51の境界部から一定距離の地点として再現性良く測定できる。
さらに、ステップS103〜S104では以下のような処理を行う。
ステップS103では、図11(a)に示すように、記録媒体50に記録された記録パターン51の左側から右側方向にキャリッジ2を走査して、キャリッジ位置センサによりキャリッジ位置に対してキャリッジ2に搭載された光学センサ18により記録媒体上の反射レベルを測定する。測定を開始して最初に設定した閾値になった場所のキャリッジ位置センサによるキャリッジ位置が主走査方向の“A”と特定できる。
次にステップS104では、図11(b)に示すように、記録媒体50に記録された記録パターン51の右側から左側方向にキャリッジ2を走査し、キャリッジ位置センサによりキャリッジの位置に対してキャリッジ2に搭載された光学センサ18により記録媒体上の反射レベルを測定する。測定を開始して最初に設定した閾値になった場所のキャリッジ位置センサによるキャリッジ位置が主走査方向“B”と特定できる。
位置Aは記録パターン51の図11(a)における左側境界部から主走査方向に一定距離移動した位置であり、位置Bは記録パターン51の図11(b)における右側境界部から主走査方向に逆向きに等距離移動した位置であるため、その中間点が、記録媒体50に記録された記録パターン51の中心に対向する位置にキャリッジ2に搭載された光学センサ18が来たときのキャリッジ位置を表していることになる。ステップS105では、これを位置P1とする。
最後に、ステップS106において、図10に示すように、記録媒体50を媒介としてキャリッジ2に搭載された記録ヘッド1のノズル1aの位置を実際に記録媒体上に記録される位置として、キャリッジ2に搭載された光学センサ18で読むことになり、その間に移動した距離Lをキャリッジ2に搭載された記録ヘッド1のノズル1aと光学センサ18の記録媒体への記録時における実際の距離とする。
従って以上説明した実施例に従えば、キャリッジ2への記録ヘッド1と光学センサ18の組み立て公差、及び記録ヘッドのインク吐出方向を含めた位置補正を行うことができ、より記録ズレの少ないCD記録を実施することが可能となる。
なお、以上説明した実施例では、光学センサ18による測定時において、キャリッジの往復走査における各方向で最初に閾値に達した位置を位置A、位置Bとし、その中間位置を取って位置P1としていたが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、最初に閾値に達した位置と最後に閾値に達した位置を主走査方向のキャリッジ往路方向と復路方向各向きにおいて測定し、最初の位置同士、最後の位置同士の中間位置をそれぞれ取り、その2つの中間位置のまた中間位置をP1としてもよい。こうすることにより、より測定時の誤差が入る余地を低減することができる。
同様な趣旨で、図9におけるステップS103〜S105を搬送ローラ8を用いた記録媒体の搬送制御により記録パターン51の副走査方向の測定ポイントをずらしながら複数回繰り返し、そこで得られた複数の中間位置の平均位置をP1として、測定をより正確に実行する方法を採用しても良い。
ここでは、実施例1とは異なる記録パターンを用いて位置補正を行う例について説明する。
図12はこの実施例に従う補正方法の手順を示すフローチャートである。なお、図12において図9で説明したのと同じ処理ステップについては同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
図13は光学センサの出力レベルと記録パターン位置との関係を示す図である。
この実施例では、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド1により記録可能な位置にセットされた記録媒体50に対して、図13に示すように、キャリッジ2に搭載されたキャリッジ位置センサ39により検知される主走査方向の基準位置からの距離P2を中心としてその基準位置方向とその反対方向に夫々距離(D)だけ離れた位置に境界部を持ち、主走査方向に左右反転した形状を持つ記録パターンL(53a)、R(53b)を記録する。
ステップS101の後、ステップS1202では、まず記録パターンLを記録し、ステップS1203では、記録媒体を所定搬送し、ステップS1204では記録パターンLを記録する。
なお、記録パターンL、Rを記録する際に、ステップS1203の処理を省略し、記録媒体を搬送させずに、例えば、記録ヘッドの複数のノズルの内、上半分と下半分とにより距離D>0の時は同一走査でそれぞれの記録パターンを記録しても良い。また、距離D<0で、記録パターンL、Rの主走査方向の位置がオーバラップする形状でも良い。
次に、キャリッジ2に搭載した光学センサ18により、先に記録した記録パターンL、Rの反射レベルをそれぞれ測定する。
ステップS1206では、図13に示すように、記録媒体50に記録された記録パターンL(53a)の右側から左側にキャリッジ2を走査し、キャリッジ位置センサによりキャリッジの位置に対してキャリッジ2に搭載された光学センサ18により記録媒体上の反射レベルを測定する。測定を開始して最初に設定した閾値になった場所のキャリッジ位置センサによるキャリッジ位置を“A1”とする。
その後、ステップS1207では、光学センサ18により記録媒体50を記録パターンRを測定可能な位置まで搬送する。
さらに、ステップS1208では、図13における記録媒体50に記録された記録パターンR(53b)の左側から右側にキャリッジ2を走査し、キャリッジ位置センサによりキャリッジの位置に対してキャリッジ2に搭載された光学センサ18により記録媒体上の反射レベルを測定する。測定を開始して最初に設定した閾値になった場所のキャリッジ位置センサによるキャリッジ位置が“B1”とする。
図13から明らかなように、位置A1は記録パターンL(53a)の右側境界部から主走査方向基準位置側に一定距離移動した位置であり、位置B1は記録パターンR(53b)の左側境界部から、主走査方向基準位置から離れる方向に等距離移動した位置であるため、その中間点をとると記録媒体50に記録された記録パターンL、Rの中心に対向する位置にキャリッジ2に搭載された光学センサ18が来たときのキャリッジ位置を表していることになる。
従って、ステップS105ではこれを位置P1とする。
最後に、ステップS106を実行して、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド1のノズル1aと光学センサ18の記録媒体への記録時における実際の距離を求める。
従って以上説明した実施例に従えば、実施例1と同様に、キャリッジ2への記録ヘッド1と光学センサ18の組み立て公差、及び記録ヘッドのインク吐出方向を含めた位置補正を行うことができ、より記録ズレの少ないCD記録を実施することが可能となる。加えて、この実施例に従えば、記録位置の異なる記録パターンを複数使用して補正を行うことになるため、記録ヘッドによる記録位置の誤差を平均化してその影響を少なくすることが出来、より精度の高い補正をすることが可能となる。
またこの実施例でも実施例1のように、光学センサ18による測定時において、光学センサによる測定のためにキャリッジを移動させる際、その走査方向で最初に閾値に達した位置を位置A1、位置B1とし、その中間位置を取って位置P1としていたが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、最初に閾値に達した位置A1、B1と、図13に示すように、最後に閾値に達した位置A2、B2を測定し、最初の位置同士、最後の位置同士の中間位置をそれぞれ取り、その2つの中間位置のまた中間位置をP1としてもよい。こうすることにより、より測定時の誤差が入る余地を低減することができる。
同様な趣旨で、図12におけるステップS1206、S1208を搬送ローラ8を用いた記録媒体の搬送制御により記録パターン51の副走査方向の測定ポイントをずらしながら複数回繰り返し、そこで得られた複数の中間位置の平均位置をP1として、測定をより正確に実行する方法を採用しても良い。
ここでは、閾値を用いることなく記録パターンを使用して位置補正を行う例について説明する。
図14はこの実施例に従う補正方法の手順を示すフローチャートである。なお、図14において図9で説明したのと同じ処理ステップについては同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
図15はこの実施例で用いる記録パターンを示す図である。
また、図16はこの実施例に従う位置補正に係る装置の構成部品の位置関係を示す図である。
ステップS101の処理の後、ステップS1402〜S1404では、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド1により記録可能な位置にセットされた記録媒体50に対して、図16に示すように、キャリッジ2に搭載されたキャリッジ位置センサ39により検知される主走査方向の基準位置からの距離P2の位置に記録境界を持つ、図15に示すような、2つの記録パターンL(53a)、R(53b)を記録する。
なお、これら2つの記録パターンを記録する際に、図14に示すフローチャートでは、記録パターンLを記録後に、記録媒体を搬送して記録パターンRを記録する処理を行っているが、同一走査で記録ヘッドの使用ノズルを切り分けて2つの記録パターンL、Rを記録しても良い。
次にキャリッジ2に搭載した光学センサ18により、先に記録した記録パターンL、Rの反射レベルをそれぞれ測定する。そのため、ステップS1405では、記録パターンLを光学センサ18で読み取り可能な位置まで記録媒体を通常の記録動作とは反対の方向に搬送する。
図17は光学センサの出力レベルと記録パターンL、R夫々との関係を示す図である。
まず、ステップS1406では、図17(a)に示すように、記録媒体50に記録された記録パターンL(53a)の右側から左側方向にキャリッジ2を走査して、キャリッジ位置センサによりキャリッジの位置に対してキャリッジ2に搭載された光学センサ18により記録媒体上の反射レベルを測定し、キャリッジ位置センサ39に対する反射レベルを記憶する。
次に、ステップS1407では、記録パターンLを光学センサ18で読み取り可能な位置まで記録媒体を搬送する。そして、ステップS1408において、図17(b)に示すように、記録媒体50に記録された記録パターンR(53b)の左側から右側方向にキャリッジ2を走査して、キャリッジ位置センサによりキャリッジ位置に対してキャリッジ2に搭載された光学センサ18により記録媒体上の反射レベルを測定し、キャリッジ位置センサ39に対する反射レベルを記憶する。
図18は2つ記録パターンL、Rと、夫々のパターンに関する光学センサの出力レベルを重ね合わせた出力レベル変化との関係を示す図である。
2つのキャリッジ位置に対する光学センサ18の反射レベルの特性を測定後、ステップS1409では、図18に示すようにキャリッジ位置に対して2つの特性を重ね合わせ、2つの特性が交差するところをP1とする。これは同一の光学センサで左右対称の記録パターンの特性をとればその特性も左右対称になり、対称軸を求めることが可能であることによる。
最後に、ステップS1410では、図16に示すように、記録媒体50を媒介としてキャリッジ2に搭載された記録ヘッド1のノズル1aの位置を実際に記録媒体上に記録される位置として、キャリッジ2に搭載された光学センサ18で読み取ることになるので、その間に移動した距離(L)をキャリッジ2に搭載された記録ヘッド1のノズル1aと光学センサ18の記録媒体記録時における実際の距離とする。
従って以上説明した実施例に従えば、実施例1と同様に、キャリッジ2への記録ヘッド1と光学センサ18の組み立て公差、及び記録ヘッドのインク吐出方向を含めた位置補正を行うことができ、より記録ズレの少ないCD記録を実施することが可能となる。加えて、この実施例に従えば、記録位置の異なる記録パターンを複数使用して補正を行うことになるため、記録ヘッドによる記録位置の誤差を平均化してその影響を少なくすることが出来、より精度の高い補正をすることが可能となる。
さらにこの実施例は、実施例1、2とは異なり、記録媒体によって光学反射特性の異なる閾値を用いることなく補正ができるため、様々な記録媒体に対して適用可能であり、また記録パターンの記録デューティの選択幅も大きくとることが可能である。
また実施例1、2と同様に、より測定時の誤差が入る余地を低減する趣旨で、図14におけるステップS1406、S1408を搬送ローラ8を用いた記録媒体の搬送制御により記録パターン51の副走査方向の測定ポイントをずらしながら複数回繰り返し、そこで得られた複数の特性曲線に対し、その交点の平均位置をP1として、測定をより正確に実行する方法を採用しても良い。
以上説明した実施例1〜3に基づいて、記録ヘッド1のノズル1aと光学センサ18の実際の距離が求められるので、その距離に基づいて、装置に設定されている公称の距離を補正し、その補正結果を光学センサによるCDの位置検出に反映させ、このようにして検出されたCD位置に基づいて、記録ヘッドによりそのCDに記録を行うことができる。
これによりより正確にCDの位置を特定し、高品位な記録を行うことができる。
また、以上説明した補正には高価な特別な冶具を必要とはしないので、手軽に位置補正を行うことが可能になる。そして、従来のように、高価な冶具をサービスセンタなどに設置する必要もなくので、メンテナンスのための設備投資費用を大幅に削減することができる。さらに、ユーザが手軽に補正を実施することができるので、使い勝手の良い製品の提供にもつながるするという利点もある。
さらに加えて、本発明の記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力装置として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能とプリンタ機能とを組み込んだ複合機の形態を採るもの等であってもよい。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッドを用いて記録を行うプリンタの外観斜視図である。 図1で示したプリンタのカバーを取り外した状態で、その機構部を示す斜視図である。 図2で示したプリンタの機構部をキャリッジの走査方向に垂直な断面で切った断面図である。 キャリッジ周辺を図3における矢印B方向に見た図である。 図1に示したプリンタを制御するための制御構成を示すブロック図である。 キャリッジに搭載された記録ヘッドのノズル列と光学センサとキャリッジ位置センサの主走査方向に関する位置関係を示した図である。 CDに記録を行う場合に使用するトレイの上面図である。 トレイを装着したプリンタの外観斜視図である。 実施例1に従う補正方法の手順を示すフローチャートである。 位置補正に係る装置の構成部品の位置関係を示す図である。 光学センサの出力レベルと記録パターン位置との関係を示す図である。 実施例2に従う補正方法の手順を示すフローチャートである。 光学センサの出力レベルと記録パターン位置との関係を示す図である。 実施例3に従う補正方法の手順を示すフローチャートである。 実施例3で用いる記録パターンを示す図である。 実施例3に従う位置補正に係る装置の構成部品の位置関係を示す図である。 光学センサの出力レベルと記録パターンL、R夫々との関係を示す図である。 2つ記録パターンL、Rと、夫々のパターンに関する光学センサの出力レベルを重ね合わせた出力レベル変化との関係を示す図である。
符号の説明
1 インクジェット記録ヘッド
2 キャリッジ
3 インクタンク
4 ガイドシャフト
5 ガイドレール
6 キャリッジベルト
7 コードストリップ
8 搬送ローラ
9 ピンチローラ
10 第一の排紙ローラ
11 第二の排紙ローラ
12、13 従動ローラ
14 給紙ローラ
15 分離ローラ
16 圧板
17 圧板バネ
18 光学センサ
19 操作部
20 排紙トレイ
21 給紙スタッカ
22 キャップ
25 ホストコンピュータ
26 CPU
27 インタフェース
28 ROM
29 RAM
30 不揮発性メモリ
31 タイマ
32 記録ヘッドドライバ
33 CRモータドライバ
34 LFモータドライバ
35 CRモータ
36 LFモータ
37 紙端センサ
39 位置センサ
40 CD−Rトレイ
41 CD−R
42 マーカ
43 トレイガイド
50 記録媒体
51、53 記録パターン
52 反射レベル特性

Claims (10)

  1. 所定の方向に往復移動するキャリッジに記録ヘッドと光学センサとを搭載し、前記光学センサにより記録媒体の位置を特定して、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録が可能な記録装置であって、
    前記所定の方向に関するキャリッジの位置を検出する位置検出手段と、
    前記キャリッジを走査して前記記録媒体に記録パターンを記録するテスト記録手段と、
    前記キャリッジを走査して前記光学センサにより前記テスト記録手段により記録された前記記録パターンを読取る読取手段と、
    前記テスト記録手段により前記記録パターンを記録した時に前記位置検出手段により検出される第1のキャリッジ位置と、前記読取手段によって前記記録パターンを読み取った時に前記位置検出手段により検出される第2のキャリッジ位置とから前記記録ヘッドと前記光学センサとの間の距離を求める算出手段と、
    前記算出手段により算出された距離に基づいて、前記光学センサの位置を補正して前記記録媒体の位置を特定し前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う位置補正記録手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記読取手段は、前記キャリッジを第1の方向に移動させて、前記記録パターンの第1の端部を特定し、次に、前記キャリッジの移動方向を前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させて、前記記録パターンの前記第1の端部とは反対側の第2の端部を特定し、
    前記算出手段は、前記第1と第2の端部に対応する、前記位置検出手段により検出される2つキャリッジ位置の中点を前記第2のキャリッジ位置とすることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記読取手段は、前記キャリッジを前記第1の方向に移動させたとき、前記移動方向に関して前記記録パターンの両端を特定し、次に、前記キャリッジを前記第2の方向に移動させたとき、前記移動方向に関して前記記録パターンの両端を再び特定し、
    前記算出手段は、前記第1及び第2の方向に前記キャリッジを移動させた時に夫々得られる前記記録パターンの両端に対応する、前記位置検出手段により検出される各キャリッジ位置から前記第2のキャリッジ位置を求めることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記テスト記録手段は、第1の記録パターンと第2の記録パターンを前記記録媒体上に前記キャリッジの移動方向に関して所定の位置から等距離離した位置に記録し、
    前記読取手段は、前記キャリッジを第1の方向に移動させて、前記第1の記録パターンの前記第2の記録パターンに近い側の第1の端部を特定し、次に、前記キャリッジを前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させて、前記第2の記録パターンの前記第1の記録パターンに近い側の第2の端部を特定し、
    前記算出手段は、前記第1と第2の端部に対応する、前記位置検出手段により検出される2つキャリッジ位置の中点を前記第2のキャリッジ位置とすることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記読取手段は、前記キャリッジを前記第1の方向に移動させたとき、前記移動方向に関して前記第1の記録パターンの両端を特定し、次に、前記キャリッジを前記第2の方向に移動させたとき、前記移動方向に関して前記第2の記録パターンの両端を再び特定し、
    前記算出手段は、前記第1及び第2の方向に前記キャリッジを移動させた時に夫々得られる前記第1、及び第2の記録パターン夫々の両端に対応する、前記位置検出手段により検出される各キャリッジ位置から前記第2のキャリッジ位置を求めることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記記録媒体を前記キャリッジの移動方向とは異なる方向に搬送する搬送手段をさらに有し、
    前記読取手段は、前記搬送手段により前記記録媒体を搬送させて、前記記録パターンを複数回読取り、
    前記算出手段は、前記読取手段によって前記記録パターンを複数回読み取った時に前記位置検出手段により検出される複数の第2のキャリッジ位置に基づいて、前記記録ヘッドと前記光学センサとの間の距離を求めることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記読取手段により前記記録パターンを読取った時に前記光学センサより出力される信号レベルを所定の閾値と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記記録パターンの端部を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を用いて、前記第2のキャリッジ位置を特定する特定手段とをさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 前記テスト記録手段は、第1の記録パターンと第2の記録パターンを前記記録媒体上に前記キャリッジの移動方向と前記記録媒体の搬送方向とに関して所定の位置に関して対称な位置に記録し、
    前記読取手段は、前記キャリッジを移動させて前記第1の記録パターンを読み取ることで得られる前記光学センサからの出力である第1信号とその時に前記位置検出手段により検出されるキャリッジの第1の位置情報とをメモリに格納し、
    さらに、前記キャリッジを移動させて前記第2の記録パターンを読み取ることで得られる前記光学センサからの出力である第2信号とその時に前記位置検出手段により検出されるキャリッジの第2の位置情報とを前記メモリに格納することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  9. 前記算出手段は、前記メモリから前記第1信号と前記第1の位置情報と前記第2信号と前記第2の位置情報とを読み出して、前記第1及び第2の位置情報に基づいて、前記第1の第2の信号レベルが交わる位置を特定し、該特定された位置を前記第2のキャリッジ位置とすることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 所定の方向に往復移動するキャリッジに記録ヘッドと光学センサとを搭載し、前記光学センサにより記録媒体の位置を特定して、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録が可能な記録装置の位置補正方法であって、
    前記所定の方向に関するキャリッジの位置を検出する位置検出工程と、
    前記キャリッジを走査して前記記録媒体に記録パターンを記録するテスト記録工程と、
    前記キャリッジを走査して前記光学センサにより前記テスト記録手段により記録された前記記録パターンを読取る読取工程と、
    前記テスト記録工程において前記記録パターンを記録した時に前記位置検出工程において検出される第1のキャリッジ位置と、前記読取工程において前記記録パターンを読み取った時に前記位置検出工程において検出される第2のキャリッジ位置とから前記記録ヘッドと前記光学センサとの間の距離を求める算出工程と、
    前記算出工程において算出された距離に基づいて、前記光学センサの位置を補正して前記記録媒体の位置を特定する位置補正工程とを有することを特徴とする記録装置の位置補正方法。
JP2005064557A 2005-03-08 2005-03-08 記録装置、及び記録装置の位置補正方法 Withdrawn JP2006247904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005064557A JP2006247904A (ja) 2005-03-08 2005-03-08 記録装置、及び記録装置の位置補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005064557A JP2006247904A (ja) 2005-03-08 2005-03-08 記録装置、及び記録装置の位置補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006247904A true JP2006247904A (ja) 2006-09-21

Family

ID=37088897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005064557A Withdrawn JP2006247904A (ja) 2005-03-08 2005-03-08 記録装置、及び記録装置の位置補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006247904A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229921A (ja) * 2007-03-17 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 液体吐出装置、画像形成装置、液滴着弾位置ずれ補正方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229921A (ja) * 2007-03-17 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 液体吐出装置、画像形成装置、液滴着弾位置ずれ補正方法
US8157342B2 (en) 2007-03-17 2012-04-17 Ricoh Company, Ltd. Liquid-jet device, image forming apparatus, and method for adjusting landing positions of liquid droplets

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5067017B2 (ja) システム、プリンター、及びプリンターにおいて実行される方法。
US11840079B2 (en) Inkjet printing apparatus and control method thereof
JP2009137136A (ja) 記録装置、搬送量補正方法、及び、プログラム
JP4652929B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2009083130A (ja) 液体吐出装置、及び、搬送方法
JP2008028737A (ja) 媒体上のパターンの印刷位置の算出方法
JP4162022B2 (ja) 搬送量補正装置、搬送量補正方法、及び、プログラム
JP2006181842A (ja) 記録装置及び記録素子の不良検出方法
JP2006247904A (ja) 記録装置、及び記録装置の位置補正方法
JP4192977B2 (ja) 記録装置、搬送量補正方法、及び、プログラム
JP4967816B2 (ja) 搬送方法及び記録装置
JP2002127521A (ja) エッジ検出装置およびプリンタ装置
US6938975B2 (en) Method of reducing printing defects in an ink jet printer
JP4900042B2 (ja) 記録方法
JP2008119951A (ja) 搬送量補正評価方法、搬送量補正評価装置、及び、プログラム
JP2008036882A (ja) ライン位置算出方法、補正値取得方法及びプログラム
JP7336216B2 (ja) 画像記録装置、読取り装置、画像記録方法および記録媒体搬送方法
JP4192978B2 (ja) 記録装置、搬送量補正方法、及び、プログラム
JP2008034950A (ja) 媒体上のパターンの印刷位置の算出方法
JP2013212655A (ja) 検査装置、検査方法及び検査用プログラム
JP2021066088A (ja) 記録装置
JP2008105345A (ja) 記録装置、記録方法、及び、プログラム
JP2008036840A (ja) 治具
US8746831B2 (en) Image recording apparatus including judging portion for judging whether image has been already recorded onto medium
JP2006168110A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513