JP2006246271A - ホーンアンテナ - Google Patents

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武尚 和田
Shigeru Matsumoto
茂 松本
Yasuhiro Kazama
保裕 風間
Shoji Ishizaki
庄治 石崎
Katsutoshi Nihei
勝利 仁平
Tetsuya Shiromizu
哲也 白水
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Abstract

【課題】 ホーンアンテナにおいて、簡単な構造付加により、垂直面指向性における主要nullのレベルアップを行う。
【解決手段】 ホーンアンテナの開口端縁部のうち電界面と交わる端部に開口外側へ向け折り曲げ部を設ける。折り曲げ部の端部では端部電流が流れ回折波を生じる。この回折波を2次波源として、ホーンからの主放射に干渉させ合成して、折り曲げ部がないときの垂直面指向特性中の或る俯仰角におけるレベル落ち込みを少なくすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロ波、ミリ波帯において用いられるホーンアンテナ(例えば、導波管アンテナ、電界面セクトラルホーン、ピラミダルホーン、バイコニカルホーン等)の技術分野に属する。
FWA(Fixed
Wireless Access System)などの基地局のアンテナとして、広帯域特性を有する、導波管アンテナ、セントラルホーン、ピラミダルホーン、バイコニカルホーン等のホーンアンテナを電界面が垂直面(垂直偏波)になるようにして用いている。
特開2000−134033号公報(図1) 和田、松本、風間、馬場、「広帯域FWA基地局用アンテナ」(B−1−90)、電子情報通信学会2004年総合大会講演論文集、電子情報通信学会、平成16年3月8日、ISSN 1349−1377、P.130 電子通信学会、「アンテナ工学ハンドブック」、第1版、オーム社、昭和55年10月30日、P.154〜156
一般にホーンアンテナでは、電界面と交わる端部に電流が集中して回折が生じる。
従って、ホーンアンテナを垂直偏波で用いた場合に、前記ホーン端部の回折効果によって、アンテナの垂直面内指向特性にリップルや回り込みによる後方へ放射が生じる。FWAなどの基地局用アンテナには、加入者局の位置に依ることなく受信電力が一定となるコセカント自乗曲線に沿った放射パータンが求められるが、このリップルの極少点(null点)では受信電力が低下し、このnull点に相当する俯仰角では通信の安定性が低下するという問題があった。また、後方への放射が大きいと後方の他局との間で通信干渉するという問題があった。
本発明の課題は、簡単な構造の改良によりnull点における受信電力の低下を減少、または後方への放射を抑圧したホーンアンテナを提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明の基本構成(第1の構成)は、ホーンアンテナの、電界面と交わる開口端縁部に開口外側へ向けての折り曲げ部を設ける構成としたものである。
第2の構成は、ホーンアンテナとしての導波管アンテナの開口端のH面端部に、上記折り曲げ部を設けたものである。
第3の構成は、電界面セクトラルホーンアンテナの開口端のH面端部に上記折り曲げ部を設けたものである。
第4の構成は、ピラミダルホーンアンテナの開口端のH面端部に上記折り曲げ部を設けたものである。
第5の構成は、バイコニカルホーンアンテナの円形端部に上記折り曲げ部を設けたものである。
一般にホーンのE面(電界面)端部では、電流が集中し、回折が生じる。そこで、ホーン端部を折り曲げ、その折り曲げた部分の先端部で生ずる回折波を2次波源とすることで、ホーンからの主放射と折り曲げ部先端部からの2次放射を合成させることにより全体の指向性を形成する。
本発明のホーンアンテナは、電界面と交わる開口端縁部に開口外側へ向けて折り曲げ部を有しているので、この折り曲げ部分先端で2次放射が生じ、これが主放射に合成されることにより、全体としての指向特性を変えることができる。
この場合、折り曲げ部の幅や折り曲げ角度を変えると、2次放射が主放射に与える影響も変化するので望ましい指向性、例えば第2null点のレベル低下を少なくした指向性や、後方への放射を抑圧した指向性が得られるように調整することができるという利点がある。
このように、折り曲げ部の端部電流からの放射を干渉(合成)させることによって、主放射の部分的な改善を図ろうとするときには、端部電流による放射レベルと干渉(合成)される部分の放射レベルが同程度である方が効果が上がり望ましい。
この点、まず寸法が小さい低利得用のアンテナでは、ビーム幅が大きく各方向に放射されるエネルギーが小さいので、端部電流が相対的に大きなものとなるためこの端部電流を使用して指向性を操作する自由度が与えられる。一方で高利得を得るためにアンテナの寸法(開口)を大きくしていくと、端部の電流は開口部に比べて相対的に小さくなるため、主放射方向においては端部の影響は小さくなる。しかし、高利得のアンテナにおいては主放射方向にエネルギーが集中する一方でその他の方向は急峻にレベルが低下するため、端部電流からの放射と同程度のエネルギーになる角度が存在し、その方向において干渉による改善効果が期待できる。
いずれにしても、折り曲げ部を設けることにより指向特性を改善できるという利点がある。
本発明の実施の形態としては、ホーン開口形状が、導波管アンテナ、E面セクトラルホーン、又は、ピラミダルホーンのように矩形であるか、或いはバイコニカルホーンのように円筒状になっているホーンアンテナが、折り曲げ部を設け易く最良である。
また、折り曲げ部の寸法や折り曲げ角度は最終的には実験によって得られた望ましい数値で、ホーンと一体的に作成するのが最良である。
以下、2,3の実施例について図面を参照して説明する。
図1はE面セクトラルホーン2の例である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のyz断面で見た断面図である。
即ち、矩形導波管からH面の幅は同じままで、E面のみ扇形に開いた形状のホーンである。ホーン開口部のE面と交わる上側端部に折り曲げ部1Aを設け、下側端部に折り曲げ部1Bが設けられている。
図2は、図1のE面セクトラルホーン2を周波数25GHzで、図1の(b)の長さLを4.5λ、高さHを3λとし、折り曲げ部1A,1Bの高さ寸法dを0、λ/4(3mm)、λ/2(6mm)としたときの、φ=90度方向における、垂直面(E面)指向性図である。
横軸は、図1の(b)における俯仰角θの度数である。
縦軸は、θ=90度のときの電力を0dBとした比較レベル値である。
グラフの細実線は、折り曲げ部1A,1Bがない場合、即ち、d=0mmの場合の曲線である。グラフの太実線は、d=3mmのときの曲線であり、点線はd=6mmのときの曲線である。破線は、比較参考までに示したコセカント2乗特性の曲線である。
この指向性図によれば、細実線(d=0mm)の曲線の45度および135度近くの落ち込み(第2null点)が、折り曲げ部を設けた場合の太実線および点線ではおよそ3dB程上昇しており、改善が認められる。
垂直指向性において、水平方向に対して、仰角45度、俯角45度近傍の利得改善は実用上非常に有益である。
また、後方(270度方向)を見ると、d=0mm、3mm、ではおよそ−25dBの放射レベルがd=6mmでは−35dBと10dBも低減し、折り曲げによる後方放射の抑圧効果が確認できる。すなわち、本セクトラルホーンアンテナの場合、d=6mmとすることで第2null点レベルの改善と後方放射の抑圧を同時に達成できる利点がある。
図3はθ=45度近傍の第2null点の周波数特性図である。
やはり、中心周波数付近の25.5GHz近傍で、d=0mmの場合に較べて、d=3mm、d=6mmの場合はおよそ3dBの改善が認められる。θ=135度近傍の第2null点についてもほぼ同様の結果が得られる。
図4は、バイコニカルホーン3の例である。
(a)は斜視図であり、(b)は、(a)のyz断面で見た断面図である。
円錐形の軸を一致させてその頂点同士を突き合わせた形状であり、上側の円周部に折り曲げ部1Aを設け、下側の円周部に折り曲げ部1Bを設けている。
今、円周部の半径をRとし、円周から円周までの寸法を高さHとする。また、折り曲げ部1A,1Bの寸法を(b)に示すようにdとする。
図5は、図4のバイコニカルホーン3について、周波数25GHzで、半径R=5λ、高さH=3λとしたときの、d=0mm,3mm,6mmの3つの場合についての垂直面(E面)指向性図である。
横軸は、図4の(a)のz軸を基準とする俯仰角θの度数である。
縦軸は、θ=90度又は−90度のときの電力を0dBとした比較レベル値である。
グラフの細実線は折り曲げ部1A,1Bがない場合、即ち、d=0mmの場合の曲線である。グラフの太実線は、d=3mmのときの曲線であり、点線は、d=6mmのときの曲線である。破線は、比較参考までに示したコセカンド2乗特性の曲線である。
この指向性図によれば、細実線(d=0mm)の曲線の±45度近傍に存在する第2null点のレベルが、折り曲げ部を設けた場合の太実線および点線の曲線ではおよそ6dB程上昇しており、改善が認められる。
図6は、θ=45度近傍の第2null点の周波数特性図である。
やはり、折り曲げ部のない場合(d=0mm)には中心周波数近傍の25.6GHzではnullが大幅に落ち込んでいるが、折り曲げ部を設けた(d=3mm,6mm)場合には、同周波数での落ち込みは少なく12〜13dB位の改善が見られ、また広い周波数範囲に渡って改善が認められ、良好な特性のアンテナが得られる。
図7はその他の実施例で、(a)はピラミダルホーン4の斜視図で、E面と交差する開口端部に折り曲げ部1A,1Bを設けた例である。
(b)は導波管アンテナ5の斜視図であり、同じくE面と交差する開口端部に折り曲げ部1A,1Bを設けた例であり、いずれも垂直面指向性の改善に効果を現している。
本発明のE面セクトラルホーンの実施例の構成図である。 図1のE面セクトラルホーンの垂直面指向性図である。 図2の垂直指向性図における第2null点の周波数特性図である。 本発明のバイコニカルホーンの実施例の構成図である。 図4のバイコニカルホーンの垂直面指向性図である。 図5の垂直面指向性図における±45度近傍の第2null点の周波数特性図である。 本発明のピラミダルホーンおよび導波管アンテナの実施例の構成図である。
符号の説明
1A、1B 折り曲げ部
2 E面セクトラルホーン
3 バイコニカルホーン
4 ピラミダルホーン
5 導波管アンテナ

Claims (5)

  1. 電界面と交わる開口端縁部に開口外側へ向けての折り曲げ部を設けたことを特徴とするホーンアンテナ。
  2. ホーンアンテナが導波管アンテナであることを特徴とする請求項1記載のホーンアンテナ。
  3. ホーンアンテナが電界面セクトラルホーンアンテナであることを特徴とする請求項1記載のホーンアンテナ。
  4. ホーンアンテナがピラミダルホーンアンテナであること特徴とする請求項1記載のホーンアンテナ。
  5. ホーンアンテナがバイコニカルホーンアンテナであることを特徴とする請求項1記載のホーンアンテナ。








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